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JP2012086330A - センタリング方法及び装置 - Google Patents

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JP2012086330A JP2010236990A JP2010236990A JP2012086330A JP 2012086330 A JP2012086330 A JP 2012086330A JP 2010236990 A JP2010236990 A JP 2010236990A JP 2010236990 A JP2010236990 A JP 2010236990A JP 2012086330 A JP2012086330 A JP 2012086330A
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明広 義本
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Abstract

【課題】簡易な構成によって、ワーク両端部にセンタ穴を加工する加工部を同一軸線上に合わせる。
【解決手段】第1ワーククランパをX軸方向に移動させて実ワーク軸心Cを予め与えられた目標ワーク軸心Cに平行にする第1工程(b)と、センタリングドリル12をX軸方向に移動させて実ワーク軸心CのX軸方向位置を目標ワーク軸心CのX軸方向位置に合わせる第2工程(c)と、第2ワーククランパをY軸方向に移動させて実ワーク軸心Cを目標ワーク軸心Cに平行にする第3工程(d)と、センタリングドリル12をY軸方向に移動させて実ワーク軸心CのY軸方向位置を目標ワーク軸心CのY軸方向位置に合わせる第4工程(e)とを備える構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、クランクシャフト等のワークの両端面にセンタ穴を加工する際のセンタリング方法及び装置に関するものである。
自動車エンジンに用いられるクランクシャフト等の回転体においては、その回転時の重量バランスを正確に取ることがエンジン特性、性能を高める上で極めて重要である。このため、この回転体の加工基準となるセンタ穴の加工位置が重要となる。
従来、ワークの両端面に加工用センタ穴を形成するためのセンタ穴加工装置として、特許文献1に記載されたものがある。この文献に記載のセンタ穴加工装置では、ワークとしての素材クランクシャフトを把持して固定するために、両端のメインジャーナルを把持する一対の把持部を有するメインクランパ(ワーククランパ)と、素材クランクシャフトの形状測定のために、メインクランパに把持された状態の素材クランクシャフトの両端部をチャックする求芯チャックと、メイクランパに把持された素材クランクシャフトの両端部にセンタ穴を形成する加工刃具とを備えた構成とされている。
特開2010−29994号公報
ところで、この種のセンタ穴加工装置においては、ワークを一対のワーククランパで強固にクランプし、指定された位置に両側の加工部(ドリル)を割り出してセンタリングを行った際、加工された両側のセンタ穴が同一軸線上に来ない場合がある。すなわち、図7(a)に示されるように、ワークWに対する形状測定に基づき算出されたワーク軸心CがワークWの中心線に対して傾斜していることにより、図7(b)に示されるように、ワークWの一端側のセンタ穴Hの軸線Cと、他端側のセンタ穴Hの軸線Cとが同一軸線上にならない場合があり、このような場合に、図7(c)(d)(図7(d)は図7(c)のA部拡大図)に示されるように、次工程以降の加工機(例えば旋盤)のセンタ部材Pがセンタ穴H,Hに片当たりしてしまい、この片当たり状態のまま加工がなされることにより、ワークWの真円度が悪くなり、加工精度が悪化するという問題点がある。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、簡易な構成によって、ワーク両端部にセンタ穴を加工する加工部を同一軸線上に合わせることのできるセンタリング方法及び装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、第1発明によるセンタリング方法は、
ワークを把持して固定する第1ワーククランパ及び第2ワーククランパと、前記第1及び第2ワーククランパに把持された状態のワークの両端部にセンタ穴を加工する加工部と、前記加工部を、装置本体に対し前後方向であるX軸方向及び上下方向であるY軸方向に移動させる加工部移動手段とを備えるワークのセンタリング方法において、
前記第1ワーククランパをX軸方向に移動させて実ワーク軸心を予め与えられた目標ワーク軸心に平行にする第1工程と、前記加工部をX軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のX軸方向位置を前記目標ワーク軸心のX軸方向位置に合わせる第2工程と、前記第2ワーククランパをY軸方向に移動させて実ワーク軸心を前記目標ワーク軸心に平行にする第3工程と、前記加工部をY軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のY軸方向位置を前記目標ワーク軸心のY軸方向位置に合わせる第4工程とを備えることを特徴とするものである。
また、第2発明によるセンタリング方法は、
ワークを把持して固定する第1ワーククランパ及び第2ワーククランパと、前記第1及び第2ワーククランパに把持された状態のワークの両端部にセンタ穴を加工する加工部と、前記加工部を、装置本体に対し前後方向であるX軸方向及び上下方向であるY軸方向に移動させる加工部移動手段とを備えるワークのセンタリング方法において、
前記第2ワーククランパをY軸方向に移動させて実ワーク軸心を予め与えられた目標ワーク軸心に平行にする第1工程と、前記加工部をY軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のX軸方向位置を前記目標ワーク軸心のY軸方向位置に合わせる第2工程と、前記第1ワーククランパをX軸方向に移動させて実ワーク軸心を前記目標ワーク軸心に平行にする第3工程と、前記加工部をX軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のX軸方向位置を前記目標ワーク軸心のX軸方向位置に合わせる第4工程とを備えることを特徴とするものである。
さらに、第3発明によるセンタリング装置は、
ワークを把持して固定する第1ワーククランパ及び第2ワーククランパと、前記第1及び第2ワーククランパに把持された状態のワークの両端部にセンタ穴を加工する加工部と、前記加工部を、装置本体に対し前後方向であるX軸方向及び上下方向であるY軸方向に移動させる加工部移動手段とを備えるワークのセンタリング装置において、
前記第1ワーククランパをX軸方向に移動させる第1ワーククランパ移動手段と、
前記第2ワーククランパをY軸方向に移動させる第2ワーククランパ移動手段と、
予め与えられた目標ワーク軸心を記憶する記憶手段と、
前記第1ワーククランパ移動手段により前記第1ワーククランパをX軸方向に移動させて実ワーク軸心を前記目標ワーク軸心に平行にするとともに、前記加工部移動手段により前記加工部をX軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のX軸方向位置を前記目標ワーク軸心のX軸方向位置に合わせ、かつ、前記第2ワーククランパ移動手段により前記第2ワーククランパをY軸方向に移動させて実ワーク軸心を前記目標ワーク軸心に平行にするとともに、前記加工部移動手段により前記加工部をY軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のY軸方向位置を前記目標ワーク軸心のY軸方向位置に合わせるように前記第1及び第2ワーククランパ移動手段並びに前記加工部移動手段をそれぞれ制御するワーククランパ制御手段及び加工部制御手段
を備えることを特徴とするものである。
第3発明において、前記ワーククランパ制御手段による前記第1及び第2ワーククランパ移動手段の制御と、前記加工部制御手段による前記加工部移動手段の制御とは同時に実行されるのが好ましい(第4発明)。
前記第1発明乃至第3発明によれば、第1ワーククランパは前後方向であるX軸方向に移動され、第2ワーククランパは上下方向であるY軸方向に移動されることにより、ワークはセンタ穴の加工されるべき中心線を両加工部の軸心に平行に合わせることができ、またワークの両端部にセンタ穴を加工する加工部は平行に移動されることにより軸心を合わせることで両センタ穴を同一軸線上に合わせることができ、この同一軸線上を保ったまま両センタ穴を加工することができる。ここで、センタ穴を加工する加工部はワークの端面加工のためにX軸方向及びY軸方向への移動機構を備えていることから、この移動機構をそのまま利用することができ、しかも、第1ワーククランパはX軸方向のみに移動する機構を備え、第2ワーククランパはY軸方向のみに移動する機構を備えるだけで良いので、装置構成を簡素化できるという効果がある。
第4発明の構成によれば、各制御が同時に実行されるので、センタリング時間の短縮化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るセンタリング装置の全体構成図 カッタ駆動台の移動機構を示す図1のA−A線断面図 第1ワーククランパの移動機構を示す図1のB−B線断面図 第2ワーククランパの移動機構を示す図1のC−C線断面図 本実施形態におけるセンタリング方法説明図 他の実施形態におけるセンタリング方法説明図 従来技術の問題点を説明する図
次に、本発明によるセンタリング方法及び装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示されるセンタリング装置の全体構成図において、本実施形態のセンタリング装置1は、ワークとしての素材クランクシャフト(以下、「クランクシャフト」という。)2の両端面にセンタ穴を加工するセンタ穴加工機3と、前記ワークに加工されるセンタ穴の位置を決定する制御装置(コンピュータ)4とを備えて構成されている。ここで、クランクシャフト2は、メインジャーナル2aとピンジャーナル2bとカウンタウェイト2cとを有する形状とされている。
センタ穴加工機3は、図示されていないが、クランクシャフト2の外形形状を例えばレーザ変位計等によって測定する形状測定機を備えている。また、制御装置4は、所定プログラムを実行する中央処理装置(CPU)4Aと、このプログラム及び各種マップを記憶する読出し専用メモリ(ROM)4Bと、このプログラムを実行するに必要なワーキングメモリとして、また各種レジスタとしての書込み可能メモリ(RAM)4C等により構成されている。こうして、前記形状測定機からのワークの形状データ(三次元形状データ)が制御装置4の書込み可能メモリ(RAM)4Cに入力されるようになっている。
前記センタ穴加工機3は、Z軸方向(水平方向)に延設される機台(ベッド)5を有する装置本体を備えている。機台5のZ軸方向の両端部近傍には一対のカッタ駆動台6が設置され、また機台5のZ軸方向の異なる位置には、第1ワーククランパ7及び第2ワーククランパ8よりなる一対のワーククランパが設置されている。
カッタ駆動台6には、クランクシャフト2の端面に対向するように円盤状のフライスカッタ11が回転自在に装着されている。このフライスカッタ11には、その回転軸心を中心とする円周に沿って多数のフライスカッタチップ11aが設けられており、またフライスカッタ11の中心部にはクランクシャフト2の端面にセンタ穴を加工するセンタリングドリル(加工部)12が設けられている。なお、センタリングドリル12によってドリル加工する際には、フライス加工用のフライスカッタチップ11aはクランクシャフト2の端面の外側に被さるように配置されることになり、このフライスカッタチップ11aがクランクシャフト2の端面に干渉することはない。
各カッタ駆動台6には、フライスカッタ11を回転駆動させるモータ(図示せず)が内蔵されている。また、図2に示されるように、カッタ駆動台6を、モータ13の駆動によりボールネジ機構14を介して、機台5の上面に設けられたリニアガイド5Aに沿って装置の前後方向であるX軸方向(矢印D方向)に前進又は後退させる機構と、フライスカッタ11を、モータ15の駆動によりボールネジ機構16を介して、カッタ駆動台6の側面に設けられたリニアガイド6Aに沿って装置の上下方向であるY軸方向(矢印E方向)に上昇又は下降させる機構が内蔵されている。また、各カッタ駆動台6は、図示されない移動機構によってZ軸方向にも移動される。これら各カッタ駆動台6の移動動作は、制御装置4からの指令信号によって制御される。なお、本実施形態におけるモータ13,15、ボールネジ機構14,16等が、本発明における加工部移動手段に対応する。
第1ワーククランパ7及び第2ワーククランパ8は、図3、図4に示されるように、加工対象であるクランクシャフト2のメインジャーナル2aを横方向(X軸方向)の両側から把持する把持部21,22をそれぞれ有している。把持部21,22は4つのチャック爪21a,22aを有し、これらチャック爪21a,22aによってメインジャーナル2aを把持・固定する。
図3に示されるように、第1ワーククランパ7は、モータ23の駆動によりボールネジ機構24を介して、機台5の上面に設けられたリニアガイド5Bに沿って装置の前後方向であるX軸方向(矢印F方向)に前進又は後退できるようにされている。一方、図4に示されるように、第2ワーククランパ8は、モータ25の駆動によりボールネジ機構26を介して、機台5の側面に設けられたリニアガイド5Cに沿って装置の上下方向であるY軸方向(矢印G方向)に上昇又は下降できるようにされている。これら各ワーククランパ7,8の移動動作は、制御装置4からの指令信号によって制御される。なお、本実施形態におけるモータ23、ボールネジ機構24等が本発明における第1ワーククランパ移動手段に対応し、モータ25、ボールネジ機構26等が本発明における第2ワーククランパ移動手段に対応する。
次に、以上のように構成された本実施形態のセンタリング装置1によるクランクシャフト(ワーク)2のセンタリング動作を図5によって説明する。なお、説明を容易にするために、図5においてクランクシャフト2は円柱形状のものとして模式的に示されている。
制御装置4の書き込み可能メモリ4Cに記憶されたワーク形状データ(形状測定機により測定されたワーク形状データ)において、算出されたワーク軸心(目標ワーク軸心)Cが図5(a)に示されるようにワークの中心線に対して傾斜しているとする。この場合、図5(b)〜(e)に示される4つの工程にしたがってセンタリングドリル12のセンタリングが行われる。なお、図5(b)(c)はX−Z平面における動作を示し、図5(d)(e)はY−Z平面における動作を示している。
[工程1]
最初に、現在のワーク軸心(実ワーク軸心)Cと目標ワーク軸心Cとの前後方向(X軸方向)位置を合わせるために、図5(b)に示されるように、クランクシャフト2を第1ワーククランパ7及び第2ワーククランパ8にて把持した状態で、第1ワーククランパ7をX軸方向に移動させて現在のワーク軸心(実ワーク軸心)Cを目標ワーク軸心Cに平行になるようにする。これにより、実ワーク軸心Cの前後方向(X軸方向)位置が、センタドリル12の前後方向(X軸方向)位置と平行になる。
[工程2]
続いて、図5(c)に示されるように、センタドリル12をX軸方向に移動させて実ワーク軸心CのX軸方向位置を目標ワーク軸心CのX軸方向位置に合わせる。こうして、実ワーク軸心Cの前後方向(X軸方向)位置が、センタドリル12の前後方向(X軸方向)位置と一致する。
[工程3]
次に、実ワーク軸心Cと目標ワーク軸心Cとの上下方向(Y軸方向)位置を合わせるために、図5(d)に示されるように、第2ワーククランパ8をY軸方向に移動させて実ワーク軸心Cを目標ワーク軸心Cに平行になるようにする。これにより、実ワーク軸心Cの上下方向(Y軸方向)位置が、センタドリル12の上下方向(Y軸方向)位置と平行になる。
[工程4]
続いて、図5(e)に示されるように、センタドリル12をY軸方向に移動させて実ワーク軸心CのY軸方向位置を目標ワーク軸心CのY軸方向位置に合わせる。こうして、実ワーク軸心Cの上下方向(Y軸方向)位置が、センタドリル12の上下方向(Y軸方向)位置と一致する。
このように、実ワーク軸心Cと目標ワーク軸心Cとの前後方向(X軸方向)位置を合わせた後、上下方向(Y軸方向)位置を合わせることにより、センタドリル12の位置を目標ワーク軸心Cに一致させることができ、これらセンタドリル12により穿孔される両センタ穴を同一軸線上に合わせることができ、この同一軸線上を保ったまま両センタ穴を加工することができる。ここで、センタ穴を加工するセンタドリル12は通常、ワークの端面加工のためにX軸方向及びY軸方向への移動機構を備えていることから、この移動機構をそのまま利用することができる。また、第1ワーククランパ7はX軸方向のみに移動する機構を備え、第2ワーククランパ8はY軸方向のみに移動する機構を備えるだけで良く、各ワーククランパがX軸方向及びY軸方向の両方に移動する機構を備える必要がないので、装置構成を簡素化することができる。
〔他の実施形態〕
図6には、本発明の他の実施形態のセンタリング方法説明図が示されている。図5に示される実施形態では、前後方向を先に合わせた後に上下方向を合わせるようにしたが、本実施形態では、上下方向を先に合わせた後に前後方向を合わせるようにしたものである。以下、本実施形態のセンタリング方法について工程に沿って説明する。なお、図6(b)(c)はY−Z平面における動作を示し、図6(d)(e)はX−Z平面における動作を示している。
[工程1]
最初に、現在のワーク軸心(実ワーク軸心)Cと目標ワーク軸心Cとの上下方向(Y軸方向)位置を合わせるために、図6(b)に示されるように、クランクシャフト2を第1ワーククランパ7及び第2ワーククランパ8にて把持した状態で、第2ワーククランパ8をY軸方向に移動させて現在のワーク軸心(実ワーク軸心)Cを目標ワーク軸心Cに平行になるようにする。これにより、実ワーク軸心Cの上下方向(Y軸方向)位置が、センタドリル12の上下方向(Y軸方向)位置と平行になる。
[工程2]
続いて、図6(c)に示されるように、センタドリル12をY軸方向に移動させて実ワーク軸心CのY軸方向位置を目標ワーク軸心CのY軸方向位置に合わせる。こうして、実ワーク軸心Cの上下方向(Y軸方向)位置が、センタドリル12の上下方向(Y軸方向)位置と一致する。
[工程3]
次に、実ワーク軸心Cと目標ワーク軸心Cとの前後方向(X軸方向)位置を合わせるために、図6(d)に示されるように、第2ワーククランパ8をX軸方向に移動させて実ワーク軸心Cを目標ワーク軸心Cに平行になるようにする。これにより、実ワーク軸心Cの前後方向(X軸方向)位置が、センタドリル12の前後方向(X軸方向)位置と平行になる。
[工程4]
続いて、図6(e)に示されるように、センタドリル12をX軸方向に移動させて実ワーク軸心CのX軸方向位置を目標ワーク軸心CのX軸方向位置に合わせる。こうして、実ワーク軸心Cの前後方向(X軸方向)位置が、センタドリル12の前後方向(X軸方向)位置と一致する。
このように、実ワーク軸心Cと目標ワーク軸心Cとの上下方向(Y軸方向)位置を合わせた後、前後方向(X軸方向)位置を合わせることにより、センタドリル12の位置を目標ワーク軸心Cに一致させることができ、これらセンタドリル12により穿孔される両センタ穴を同一軸線上に合わせることができる。本実施形態においても、先の実施形態と同様の効果を奏するものである。
前記各実施形態においては、工程1〜工程4を工程順に順次実施するものについて説明したが、制御装置4による、カッタ駆動台6のX軸方向及びY軸方向の移動制御、第1ワーククランパ7のX軸方向の移動制御及び第2ワーククランパ8のY軸方向の移動制御は同時に行うことができるので、上記各工程1〜4は同時並行で実施することができる。こうすることで、センタリング時間の短縮化を図ることができる。このように各工程1〜4を同時並行で実施した場合には、実ワーク軸心Cと目標ワーク軸心Cとの前後方向(X軸方向)位置と上下方向(Y軸方向)位置とが同時に合わせられることになるため、上述の2つの実施形態は同じ実施形態となる。
前記各実施形態では、第1ワーククランパ7をX軸方向に移動させ、第2ワーククランパ8をY軸方向に移動させるものについて説明したが、第1ワーククランパ7をY軸方向に移動させ、第2ワーククランパ8をX軸方向に移動させるようにしても良い。また、前記各実施形態では、ワークとしてクランクシャフトを例にして説明したが、ワークとしては、クランクシャフトに限る必要はなく、種々のワークに適用することができる。
前記各実施形態では、センタ穴加工機3に付設された形状測定機からのワークの形状データ(三次元形状データ)に基づき算出されたワーク軸心(目標ワーク軸心)Cを得るものとしたが、この目標ワーク軸心は、オペレータが手入力により制御装置4に入力するようにしても良い。
なお、各実施形態における制御装置4の書き込み可能メモリ4C等が本発明における記憶手段に対応し、各実施形態における制御装置4の中央処理装置(CPU)4A等が本発明におけるワーククランパ制御手段、加工部制御手段に対応する。
本発明は、クランクシャフト加工ラインの初加工工程の際に、ワークの両端にセンタ穴加工を行うセンタリング装置(センタリングマシン)に適用してその実施効果が大である。
1 センタリング装置
2 素材クランクシャフト(ワーク)
3 センタ穴加工機
4 制御装置(コンピュータ)
6 カッタ駆動台
7 第1ワーククランパ
8 第2ワーククランパ
11 フライスカッタ
12 センタリングドリル
13,15,23,25 モータ
14,16,24,26 ボールネジ機構
C 目標ワーク軸心
実ワーク軸心

Claims (4)

  1. ワークを把持して固定する第1ワーククランパ及び第2ワーククランパと、前記第1及び第2ワーククランパに把持された状態のワークの両端部にセンタ穴を加工する加工部と、前記加工部を、装置本体に対し前後方向であるX軸方向及び上下方向であるY軸方向に移動させる加工部移動手段とを備えるワークのセンタリング方法において、
    前記第1ワーククランパをX軸方向に移動させて実ワーク軸心を予め与えられた目標ワーク軸心に平行にする第1工程と、前記加工部をX軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のX軸方向位置を前記目標ワーク軸心のX軸方向位置に合わせる第2工程と、前記第2ワーククランパをY軸方向に移動させて実ワーク軸心を前記目標ワーク軸心に平行にする第3工程と、前記加工部をY軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のY軸方向位置を前記目標ワーク軸心のY軸方向位置に合わせる第4工程とを備えることを特徴とするセンタリング方法。
  2. ワークを把持して固定する第1ワーククランパ及び第2ワーククランパと、前記第1及び第2ワーククランパに把持された状態のワークの両端部にセンタ穴を加工する加工部と、前記加工部を、装置本体に対し前後方向であるX軸方向及び上下方向であるY軸方向に移動させる加工部移動手段とを備えるワークのセンタリング方法において、
    前記第2ワーククランパをY軸方向に移動させて実ワーク軸心を予め与えられた目標ワーク軸心に平行にする第1工程と、前記加工部をY軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のX軸方向位置を前記目標ワーク軸心のY軸方向位置に合わせる第2工程と、前記第1ワーククランパをX軸方向に移動させて実ワーク軸心を前記目標ワーク軸心に平行にする第3工程と、前記加工部をX軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のX軸方向位置を前記目標ワーク軸心のX軸方向位置に合わせる第4工程とを備えることを特徴とするセンタリング方法。
  3. ワークを把持して固定する第1ワーククランパ及び第2ワーククランパと、前記第1及び第2ワーククランパに把持された状態のワークの両端部にセンタ穴を加工する加工部と、前記加工部を、装置本体に対し前後方向であるX軸方向及び上下方向であるY軸方向に移動させる加工部移動手段とを備えるワークのセンタリング装置において、
    前記第1ワーククランパをX軸方向に移動させる第1ワーククランパ移動手段と、
    前記第2ワーククランパをY軸方向に移動させる第2ワーククランパ移動手段と、
    予め与えられた目標ワーク軸心を記憶する記憶手段と、
    前記第1ワーククランパ移動手段により前記第1ワーククランパをX軸方向に移動させて実ワーク軸心を前記目標ワーク軸心に平行にするとともに、前記加工部移動手段により前記加工部をX軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のX軸方向位置を前記目標ワーク軸心のX軸方向位置に合わせ、かつ、前記第2ワーククランパ移動手段により前記第2ワーククランパをY軸方向に移動させて実ワーク軸心を前記目標ワーク軸心に平行にするとともに、前記加工部移動手段により前記加工部をY軸方向に移動させて前記実ワーク軸心のY軸方向位置を前記目標ワーク軸心のY軸方向位置に合わせるように前記第1及び第2ワーククランパ移動手段並びに前記加工部移動手段をそれぞれ制御するワーククランパ制御手段及び加工部制御手段
    を備えることを特徴とするセンタリング装置。
  4. 前記ワーククランパ制御手段による前記第1及び第2ワーククランパ移動手段の制御と、前記加工部制御手段による前記加工部移動手段の制御とが同時に実行される請求項3に記載のセンタリング装置。
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