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JP2012064420A - 光源装置及び光源装置の製造方法 - Google Patents

光源装置及び光源装置の製造方法 Download PDF

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JP2012064420A JP2010207427A JP2010207427A JP2012064420A JP 2012064420 A JP2012064420 A JP 2012064420A JP 2010207427 A JP2010207427 A JP 2010207427A JP 2010207427 A JP2010207427 A JP 2010207427A JP 2012064420 A JP2012064420 A JP 2012064420A
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宏之 鈴木
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Abstract

【課題】導光板の厚みを変更しても、フレーム部材を新たに設計及び製造し直すことなく、高い光利用効率を発揮できる光源装置を提供する。
【解決手段】光源装置100は、側面23の所定領域である入射面21から入射した光を射出面22から射出する導光板2と、導光板2の背面24に当接するように配置され、導光板2の外形よりも大きく形成された反射シート5と、反射シート5の正面51であって導光板2が重なっていない領域に設けられ、側面71が導光板2の側面23に対向するフレーム7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置及び光源装置の製造方法に関する。
従来、液晶表示パネルの背面に配置される光源装置は、ケース状の金属製フレームの内側に、反射シートを介して樹脂フレームが収容され、該樹脂フレームの枠内に導光板が設けられて構成される。そしてその導光板の正面側に拡散シート等の光学シートが配置されている(特許文献1参照)。
特開2002−72234号公報
しかしながら上記光源装置においては、金属製フレーム及び樹脂フレーム等の部材が予め所定のサイズに成型されており、導光板の厚みに変更があった場合には、その厚みに合わせて各部材を設計・製造し直す必要があった。
そこで本発明の課題は、導光板の厚みを変更しても、フレーム部材を新たに設計及び製造し直すことなく、高い光利用効率を発揮できる光源装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
側面の所定領域である入射面から入射した光を一対の主面のうちの一方の主面から射出する導光板と、
前記導光板の前記一対の主面のうちの他方の主面に当接するように配置され、前記導光板の外形よりも大きく形成された底板シートと、
前記底板シートの前記導光板が配置された側の面であって導光板が重なっていない領域に設けられ、側面が前記導光板の側面に対向するシート状部材と、を備えることを特徴とする光源装置が提供される。
上記光源装置において、好ましくは、前記シート状部材は前記導光板の前記入射面以外の全ての側面を囲むように連続して形成されている。
上記光源装置において、好ましくは、前記シート状部材は前記導光板の所定の側面の長手方向に沿って、且つ前記所定の側面全長に亘って形成されている。
上記光源装置において、好ましくは、前記シート状部材は、前記導光板の前記入射面以外の全ての側面のそれぞれの長手方向に沿って、且つ前記側面のそれぞれの全長に亘って形成されている。
上記光源装置において、好ましくは、前記シート状部材の側面に反射率を高める加工が施されている。
上記光源装置において、好ましくは、前記シート状部材が複数積層して設けられ、前記各シート状部材のそれぞれの側面が前記導光板の側面に対向している。
上記光源装置において、好ましくは、複数積層された前記シート状部材の前記導光板の側面に対向したそれぞれの側面が面一となっている。
上記光源装置において、好ましくは、前記導光板の側面と前記シート状部材の側面との間には間隙が設けられている。
上記光源装置において、好ましくは、前記底板シート又は前記シート状部材は、反射シートである。
また、本発明の他の態様によれば、
側面の所定領域である入射面から入射した光を一対の主面のうちの一方の主面から射出する導光板を準備する第一工程と、
次いで、前記導光板の外形よりも大きく形成された底板シート上に前記導光板を配置する第二工程と、
次いで、シート状部材を、該シート状部材の側面が前記導光板の側面と対向するように、前記底板シート上に重ねて前記底板シートに接合する第三工程と、を備えることを特徴とする光源装置の製造方法が提供される。
上記光源装置の製造方法において、好ましくは、前記第三工程において、前記シート状部材のうち前記導光板の側面と対向する側面に反射率を高める加工を施してから前記シート状部材を前記底板シート上に重ねて前記底板シートに接合する。
上記光源装置の製造方法において、好ましくは、前記反射率を高める加工を施す工程は、鏡面加工を施す工程である。
上記光源装置の製造方法において、好ましくは、前記シート状部材は、シート状部材形成用ベース材を型抜きして形成する。
上記光源装置の製造方法において、好ましくは、前記シート状部材は、予め積層させたシート状部材形成用ベース材と接着層とを一括して型抜きして形成する。
上記光源装置の製造方法において、好ましくは、前記第三工程は、前記シート状部材を複数枚積層する工程を含む。
上記光源装置の製造方法において、好ましくは、前記第三工程において、前記シート状部材を前記底板シート上に重ねて接合する前に、前記シート状部材を複数枚積層して、前記シート状部材のうち前記導光板の側面と対向させる側面を研磨し、前記複数枚積層したシート状部材の各側面が互いに面一となるように加工する。
上記光源装置の製造方法において、好ましくは、前記底板シートは、シート状の底板シート形成用ベース材を型抜きして形成する。
本発明によれば、導光板の厚みを変更しても、フレーム部材を新たに設計及び製造し直すことなく、高い光利用効率を発揮できる。
本発明に係る光源装置の全体構成を示した分解斜視図である。 光源装置の一部を示した図であって、図1に示されたII-II線に沿った面の矢視断面図である。 フレームアッシーの構成を示した分解斜視図である。 光源装置の一部を示した図であって、フレームアッシーが厚く形成されている場合を示した模式断面図である。 光源装置の製造工程の一部を示した斜視図である。 フレームアッシーの変形例を示した正面図である。 比較例1に係る光源装置を示した分解斜視図である。 比較例2に係る光源装置を示した分解斜視図である。 比較例3に係る光源装置を示した分解斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態にかかる光源装置100の全体構成を示した分解斜視図である。図2は、光源装置100の一部であって、図1に示したII-II線に沿った面の矢視断面図である。図3は、フレームアッシー1の構成を示した分解斜視図である。
図1に示すように光源装置100は、フレームアッシー1、導光板2及び拡散シート3等を備えている。導光板2は側面の所定領域に設けられた入射面21から入射した光を出射面(一方の主面)22から射出する部材である。ここで、導光板2の入射面21は、矩形板状に形成された導光板2の4つの側面のうちの一つである。4つの側面のうちの入射面21以外の3つの側面をそれぞれ側面23とする。また拡散シート3は、導光板2の出射面22からの出射光を拡散させて輝度を均一にする部材である。
フレームアッシー1は、図2及び図3に示すように、反射シート(底板シート)5と、枠状シート9と、を重ねて形成される。反射シート5は、導光板2の外形よりも大きい略矩形状に形成された平面状のシート状部材であり、導光板2の背面(他方の主面)24から射出される光が導光板2の内側へ反射できるように反射率の高い素材からなる。また反射シート5の長手方向一端部には、その長手方向に延出する基板搭載部52が形成されている。基板搭載部52はその先端部53側に向かって徐々に幅が狭くなるように形成されている。
枠状シート9は、反射シート5の正面51周縁部のうち先端部53以外の領域を覆う枠状に形成されている。この枠状シート9は、フレーム(シート状部材)7の両面に第一両面テープ(接着層)6及び第二両面テープ(接着層)8が貼り付けられて構成されている。即ち、フレーム7の背面に第一両面テープ6が貼り付けられ、フレーム7の正面に第二両面テープ8が貼り付けられている。フレーム7は白色素材等の反射率の高い素材からなり、例えば、ルミラー(登録商標)E60L、E6SL(東レ(株)製、厚さ188〜250μm)が好適に用いられる。これにより、導光板2の側面23から射出される光が導光板2の内側へ反射される。また、フレーム7の枠の内側の側面71には鏡面加工が施されており、反射率が高められている。枠状シート9は第一両面テープ6を介して反射シート5の正面51周縁部に接合されている。なお、反射シート5はフレーム7と同一の素材からなるものであってもよい。
図4に示すように、枠状シート9はフレーム7を複数積層して構成されていてもよい。図4は、光源装置100の一部を示した模式断面図であり、導光板2及び枠状シート9の厚みが大きい場合を示している。図4において枠状シート9は、フレーム7と第二両面テープ8が交互に積層されて構成されており、複数のフレーム7は導光板2の側面23に対向した各側面71が面一となるように配置されている。このように枠状シート9は、フレーム7等の積層枚数を変更することで簡単にその厚みを変更することができる。したがって、図4のように厚みの大きい導光板2を設けたとしても、部材の再設計や再製造を行うことなく枠状シート9の厚みを導光板2の厚みに合わせることができる。
導光板2は、反射シート5の正面51上であって枠状シート9の内側に設けられている。つまり、枠状シート9は導光板2の所定の側面23の長手方向に沿って、且つ所定の側面23の全長に亘って配置されるように形成されており、本実施形態では、枠状シート9が連続して導光板2の3つの側面23を囲んでいる。また導光板2は、入射面21が基板搭載部52側を向くように配置され、基板搭載部52には重なっていない。導光板2の背面24は反射シート5の正面51に対向しており、これにより導光板2の背面24から射出される光が導光板2の内側へ反射される。導光板2の側面23は空気層11(間隙)を介してフレーム7の側面71に対向しており、側面23と側面71との間には接着層等は設けられていない。これにより導光板2の側面23から光が射出することを抑制でき、側面23から光が射出してもフレーム7の側面71によって導光板2の内側へ反射させることができる。よって光利用効率を向上させることができる。
拡散シート3は、フレームアッシー1及び導光板2の正面側に設けられている。即ち、拡散シート3は第二両面テープ8を介してフレームアッシー1に接合されている。これにより拡散シート3が反射シート5の正面51のうち基板搭載部52以外の領域を覆うとともに、導光板2の出射面22を覆っている。なお、拡散シート3をフレームアッシー1及び導光板2の正面側に固定することができれば、フレームアッシー1の第二両面テープ8は設けられていなくてもよい。
本実施形態の光源装置100の製造方法について図5を参照して説明する。
図5(a)は、フレームアッシー1に導光板2を組み込んだ状態を示した斜視図であり、図5(b)は、フレームアッシー1及び導光板2の正面側に拡散シート3を接合した状態を示した斜視図であり、図5(c)は、これに更にLED光源用配線基板10を組み込んだ状態を示した斜視図である。
まず、導光板2を準備する(第一工程)。次いで、反射シート形成用ベース材(底板シート形成用ベース材)をプレスして型抜きし、導光板2の外形よりも大きい反射シート5を形成する。反射シート形成用ベース材は、反射シート5を型抜きして形成するための母材である。この反射シート5の正面51上に第一工程で準備した導光板2を配置する(第二工程)。
続いて、予め正面及び背面に両面テープが貼り付けられた枠状シート形成用ベース材(シート状部材形成用ベース材)をプレスして型抜きし、枠状シート9を形成する。枠状シート形成用ベース材は、枠状シート9を型抜きして形成するための母材である。形成した枠状シート9を、両面テープを介して反射シート5の正面51上のうち導光板2が重なっていない領域、つまり正面51周縁部に接合する。この際に、図5(a)に示したように導光板2の側面23とフレーム7の側面71とが対向するように配置する(第三工程)。なお、枠状シート9の形成方法としては、ベース材を型抜きした後に両面テープを貼り付けるものとしてもよい。また、第三工程には、フレーム7を複数枚積層して枠状シート9の厚みを大きくする工程を含んでいてもよい。その場合には、予め複数枚積層した枠状シート形成用ベース材を一括して型抜きしてもよいし、ベース材を型抜きした後に複数枚積層して形成してもよい。また、複数枚積層したフレーム7のうち導光板2の側面23と対向する側面71を研磨し、複数枚積層したフレーム7の側面71のそれぞれを面一になるように加工する工程を含んでもよい。
なお、第三工程において、枠状シート9を導光板に接合する前に、光利用効率を向上させるためにフレーム7の側面71を鏡面加工してもよい。その具体的な方策として、例えばヤスリ等を用いてフレーム7の側面71を研磨して鏡面加工する。なお、側面71の反射率を向上させることができれば、例えば光沢のあるシリコーン等で側面71を塗装加工する等、鏡面加工以外の処理を行うこととしてもよい。
そして、フレームアッシー1の正面側に拡散シート3を対向配置し、第二両面テープ8を介してこれを接合する。これにより反射シート5の正面51のうち基板搭載部52以外の領域及び導光板2の出射面22が覆われて、図5(b)に示した状態となる。
基板搭載部52にLED光源用配線基板10を対向配置し、第二両面テープ8を介してこれを接合する。これにより、基板搭載部52全体が覆われて図5(c)に示した状態となる。上記した通り、導光板2は基板搭載部52には重なっておらず、基板搭載部52の先端部53には枠状シート9が設けられていない。これによりLED光源用配線基板10の背面側に取り付けられたLED光源(図示省略)やその配線が基板搭載部52上に収容される。
以上、本実施形態によれば、枠状シート9は、フレーム7の積層枚数を適宜変更することにより所望の厚みに設定することができる。したがって導光板2の厚みに変更があっても各部材の設計及び製造をし直すことなく容易に対応することができ、生産性の向上及び低コスト化を図ることができる。また、フレームアッシー1の正面側に拡散シート3以外の光学シートを更に設ける場合であっても同様に対応することが可能である。
また、導光板2の側面23が、反射機能を有するフレーム7の側面71に対向配置されるため、導光板2の側面23から射出される光を導光板2の内側へ反射させることができる。これにより光源装置100が高い光利用効率を発揮することができる。
以下、比較のために、本実施形態の光源装置とは異なる3種類の他の光源装置と、本実施形態の光源装置との相違点について説明する。
<比較例1>
図7は比較例1に係る光源装置200を示す分解斜視図である。本比較例の光源装置200は、反射シート202と、反射シート202の上に配置された樹脂フレーム205及び導光板203と、樹脂フレーム205及び導光板203の上に配置された拡散シート204と、金属フレーム201と、を有している。導光板203は樹脂フレーム205の内側に配置されており、反射シート202、導光板203、樹脂フレーム205及び拡散シート204は金属フレーム201の内側に配置されている。また、金属フレーム201には種々の部品と結合する際に用いられる嵌め込み穴206が形成されている。
<比較例2>
図8は比較例2に係る光源装置300を示す分解斜視図である。本比較例の光源装置300は反射シート302と、反射シート302の上に配置された導光板303と、導光板303の上に配置された拡散シート304と、金属フレーム301と、を有している。反射シート302はその側部307が内側に向かって折り曲げられており、導光板303の4つの側部308のうち、3つの側部308が反射シート302の折り曲げられた側部307と対向している。そして、反射シート302、導光板303及び拡散シート304は金属フレーム301の内側に配置されている。また、金属フレーム301には種々の部品と結合する際に用いられる嵌め込み穴306が形成されている。
<比較例3>
図9は比較例3に係る光源装置400を示す分解斜視図である。本比較例の光源装置100は、反射シート402と、反射シート402の上に配置された導光板403と、導光板403の上に配置された拡散シート404と、側面反射シート405と、を有している。側面反射シート405は導光板403の側部408のうちの3つの側部408に接着層(図示省略)を介して貼り付けられている。
例えば比較例1に係る光源装置200や比較例2に係る光源装置300で用いられる金属製フレーム201,301には、他の部品と結合させるための嵌め込み穴206,306が形成されている。したがって、嵌め込み穴206,306から光漏れが発生する虞がある。また、比較例3に係る光源装置400は、導光板403の側部408に複数の側面反射シート405が接着層を介して貼り付けられている。したがって、側面反射シート405と導光板403の側部408との間に形成される隙間から光漏れが発生する虞がある。一方、本実施形態の光源装置100の反射シート5上に設けられた枠状シート9は、同形状のシート状のフレーム7及び両面テープ6,8を積層して構成することにより、導光板2の側面23に沿う全長にわたってつながった形状となるように形成されているため、フレームアッシー1の外周部をシームレスに形成することができる。そのため、本発明ではフレームアッシー1の外周部をシームレスに形成することができ、光源装置100の側面からの光漏れを効果的に抑制することができる。
また、液晶表示パネルの小型化要望が強まり、光源装置も出来るだけ小型化する必要が生じている。その結果、導光板の厚みが非常に薄く形成された光源装置が開発されている。しかしながら、例えば、比較例2に係る光源装置300や比較例3に係る光源装置400の場合、導光板303,403の厚みが所定の厚みよりも薄くなると、導光板303の厚み方向に対する側部308の長さに適合した長さに反射シート302を折り曲げたり、導光板403の厚み方向に対する側部408の長さに適合した側面反射シート405を導光板403の側部408に貼り付けたりすることが困難となる。また、比較例1に係る光源装置200や比較例2に係る光源装置300のように、金属製のフレームを用いて導光板2の側面23にその金属製フレームを対向配置させようとしても、所定の厚みよりも薄く形成された導光板2の厚みに合うように金属製フレームの外側端部を変形させることは、製造、加工の面から困難である。
しかしながら、本実施形態の光源装置100のフレーム7はシート状に形成されているため、導光板2の厚みが例えば上述の所定の厚みよりも薄い場合であっても、各フレーム7の厚みを当該導光板2の厚みよりも薄く形成すれば、各フレーム7を導光板2の側面23に対して側面71を対向させて配置することができる。これにより導光板2の厚みが上述の所定の厚みよりも薄い場合にも、その側面23に対して容易に反射材を設けることができる。
また、例えば、比較例3に係る光源装置400の場合、側面反射シート405が導光板403の側部408のうちの3つの側部408に接着層を介して貼り付けられていたが、本実施形態によれば、導光板2の側面23とフレーム7の側面71とは空気層11を介して対向し、硬化性樹脂等からなる接着層は設けられない。導光板2と空気層11との絶対屈折率の差は、導光板2と硬化性樹脂等からなる接着層との絶対屈折率の差よりも大きいため、透過光として導光板2の側面23から射出される光の割合が硬化性樹脂等からなる接着層を設けた場合に比べて小さくなっている。つまり導光板2の側面23から射出される光の量を低減させることができ、光の利用効率を向上させることができる。更にフレーム7の側面71は鏡面加工されているため光の利用効率が更に向上する。
また、例えば、比較例1に係る光源装置200や比較例2に係る光源装置300では金属又は樹脂でフレームを形成するため、そのフレームを形成するための専用の金型が必要であった。また、フレームの形状が変わった場合には新しい専用の金型が必要となっていた。しかしながら、本実施形態の反射シート5はシート状であるため反射シート形成用ベース材を型抜きすることで容易に形成することができる。同様に、フレーム7もシート状であり、フレーム形成用ベース材を型抜きすることで容易に形成される。また、反射シート5又はフレーム7の形状を変更したい場合には型抜き用の刃を交換するだけで容易に変更することが可能である。したがって各部材を形成するに当たって専用の金型が不要となる。
ここで、本実施形態の変形例について図6を参照して説明する。図6は、フレームアッシー1aの正面図である。本変形例のフレームアッシー1aにおいては反射シート5の正面51の周縁部に枠状シート9が設けられていない。その代わりに反射シート5の正面51周縁部のうちの二つの長辺に枠状シート9a,9aが設けられている。これら二つの枠状シート9a,9aは互いに同一形状及び同一素材の部材であり、上記本実施形態の枠状シート9と同様の構成となっている。
このように、本変形例によれば上記実施形態と同様の効果を奏することができ、更にフレームアッシー1aの低コスト化及び軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の変形例は反射シート5の正面51周縁部のうちの二つの長辺に枠状シート9a,9aが設けられているが、導光板の側面23の全てに対向するように、反射シート5の正面51の周縁部のうちの二つの長辺に加えて反射シート5の短辺の一つに枠状シート9aを追加して設けてもよい。
2 導光板
5 反射シート(底板シート)
6 第一両面テープ(接着層)
7 フレーム(シート状部材)
8 第二両面テープ(接着層)
11 空気層(間隙)
21 入射面
22 出射面(一方の主面)
23 側面
24 背面(他方の主面)
51 正面
71 側面
100 光源装置

Claims (17)

  1. 側面の所定領域である入射面から入射した光を一対の主面のうちの一方の主面から射出する導光板と、
    前記導光板の前記一対の主面のうちの他方の主面に当接するように配置され、前記導光板の外形よりも大きく形成された底板シートと、
    前記底板シートの前記導光板が配置された側の面であって導光板が重なっていない領域に設けられ、側面が前記導光板の側面に対向するシート状部材と、を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 前記シート状部材は前記導光板の前記入射面以外の全ての側面を囲むように連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記シート状部材は前記導光板の所定の側面の長手方向に沿って、且つ前記所定の側面全長に亘って形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記シート状部材は、前記導光板の前記入射面以外の全ての側面のそれぞれの長手方向に沿って、且つ前記側面のそれぞれの全長に亘って形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記シート状部材の側面に反射率を高める加工が施されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の光源装置。
  6. 前記シート状部材が複数積層して設けられ、前記各シート状部材のそれぞれの側面が前記導光板の側面に対向していることを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  7. 複数積層された前記シート状部材の前記導光板の側面に対向したそれぞれの側面が面一となっていることを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
  8. 前記導光板の側面と前記シート状部材の側面との間には間隙が設けられていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の光源装置。
  9. 前記底板シート又は前記シート状部材は、反射シートであることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の光源装置。
  10. 側面の所定領域である入射面から入射した光を一対の主面のうちの一方の主面から射出する導光板を準備する第一工程と、
    次いで、前記導光板の外形よりも大きく形成された底板シート上に前記導光板を配置する第二工程と、
    次いで、シート状部材を、該シート状部材の側面が前記導光板の側面と対向するように、前記底板シート上に重ねて前記底板シートに接合する第三工程と、を備えることを特徴とする光源装置の製造方法。
  11. 前記第三工程において、前記シート状部材のうち前記導光板の側面と対向する側面に反射率を高める加工を施してから前記シート状部材を前記底板シート上に重ねて前記底板シートに接合することを特徴とする請求項10に記載の光源装置の製造方法。
  12. 前記反射率を高める加工を施す工程は、鏡面加工を施す工程であることを特徴とする請求項11に記載の光源装置の製造方法。
  13. 前記シート状部材は、シート状部材形成用ベース材を型抜きして形成することを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載の光源装置の製造方法。
  14. 前記シート状部材は、予め積層させたシート状部材形成用ベース材と接着層とを一括して型抜きして形成することを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載の光源装置の製造方法。
  15. 前記第三工程は、前記シート状部材を複数枚積層する工程を含むことを特徴とする請求項10から14の何れか一項に記載の光源装置の製造方法。
  16. 前記第三工程において、前記シート状部材を前記底板シート上に重ねて接合する前に、前記シート状部材を複数枚積層して、前記シート状部材のうち前記導光板の側面と対向させる側面を研磨し、前記複数枚積層したシート状部材の各側面が互いに面一となるように加工することを特徴とする請求項15に記載の光源装置の製造方法。
  17. 前記底板シートは、シート状の底板シート形成用ベース材を型抜きして形成することを特徴とする請求項10から16の何れか一項に記載の光源装置の製造方法。
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