JP2011235809A - 車両用制御装置および車両用制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセルペダルおよびブレーキペダルの両方が踏み込まれた場合であって、かつ、車速が急速に減少した場合に、内燃機関の回転数を速やかに低下させる。
【解決手段】エンジンECUは、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両方が踏み込まれた場合に(S100にてYES)、第2MGの回転数の変化量ΔNmを算出するステップ(S102)と、変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きい場合に(S104にてYES)、第2フューエルカットラインを選択するステップ(S106)と、選択されたフューエルカットラインを超過した場合に(S108にてYES)、フューエルカット制御を実行するステップ(S110)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図7
【解決手段】エンジンECUは、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両方が踏み込まれた場合に(S100にてYES)、第2MGの回転数の変化量ΔNmを算出するステップ(S102)と、変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きい場合に(S104にてYES)、第2フューエルカットラインを選択するステップ(S106)と、選択されたフューエルカットラインを超過した場合に(S108にてYES)、フューエルカット制御を実行するステップ(S110)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図7
Description
本発明は、内燃機関と駆動用の回転電機とを搭載した車両の制御に関し、特に、駆動用の回転電機の回転数の変化量に応じて内燃機関のフューエルカット制御を実行する技術に関する。
近年、環境問題対策の1つとして、内燃機関および駆動用回転電機からの駆動力により走行するハイブリッド車などが注目されている。このような車両において、車速が急減速する場合に、内燃機関の燃料供給を停止させて内燃機関の回転数を速やかに低下させるフューエルカット制御が行われる。フューエルカット制御は、車速とエンジン回転数とについて実行条件が成立した場合に実行されるが、触媒の劣化等を抑制するために禁止される場合がある。
たとえば、特開2007−084034号公報(特許文献1)は、内燃機関への燃料の供給カットが禁止されている最中に制動力が要求されたときに内燃機関の運転を維持しながら内燃機関の回転数を迅速に低下させ、その際のエネルギ効率を向上させる動力出力装置を開示する。この動力出力装置は、内燃機関の爆発燃焼を継続する爆発燃焼継続条件が成立していないときには設定された要求駆動力に基づいて内燃機関の間欠運転を含めて内燃機関の目標運転状態を設定し、爆発燃焼継続条件が成立しているときには設定された要求駆動力に基づいて内燃機関の運転継続をもって内燃機関の目標運転状態を設定する目標運転状態設定手段と、爆発燃焼継続条件が成立している最中に駆動軸に制動力または軽負荷を出力する所定の駆動状態ではないときには内燃機関が設定された目標運転状態で運転されると共に設定された要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する中高負荷燃焼継続制御を実行し、所定の駆動状態のときには内燃機関の爆発燃焼の継続を伴って内燃機関が設定された目標運転状態で運転されると共に設定された要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう内燃機関と電力動力入出力手段と電動機とを制御する低負荷燃焼継続制御を実行する制御手段とを備える。
上述した公報に開示された動力出力装置によると、内燃機関の爆発燃焼を継続しながら内燃機関の回転数を低下させて内燃機関を目標運転状態で運転することができ、無駄な燃料の消費を抑制することができる。この結果、装置のエネルギ効率を向上させることができる。
ところで、ハイブリッド車両としては、内燃機関と、発電用回転電機と、駆動用回転電機とをプラネタリギヤを用いて連結する構成が公知である。このようなハイリッド車両においては、内燃機関、発電用回転電機および駆動用回転電機の回転数の各々は、他の回転数と相互に関連している。
このような構成を有するハイブリッド車両において、たとえば、アクセルペダルを大きく踏み込んで車輪がスリップ状態となった後にアクセルペダルを踏み込んだ状態でブレーキペダルが並行して踏み込まれた場合に車輪がグリップ状態に復帰して、車速(すなわち、駆動用回転電機の回転数)が急速に減少することとなる。このような場合に、内燃機関の回転数が維持あるいは上昇する場合には発電用回転電機が過回転状態になる場合がある。
発電用回転電機が過回転状態になることを抑制するために車速の低下に対して早い時点でフューエルカット制御が実行されるように実行条件を設定することも考えられるが、そのように実行条件を設定した場合には、フューエルカット制御の実行頻度が大きくなるという問題がある。
上述した公報に開示された動力出力装置においては、このような問題について何ら考慮されておらず解決することはできない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両方が踏み込まれた場合であって、かつ、車速が急速に減少した場合に、内燃機関の回転数を速やかに低下させる車両用制御装置および車両用制御方法を提供することである。
この発明のある局面に係る車両用制御装置は、内燃機関と、アクセルペダルと、ブレーキペダルとを含む車両の車両用制御装置である。この車両用制御装置は、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両方が踏み込まれたという条件を含む選択条件が成立するか否かを判定するための判定部と、選択条件が成立しない場合に、内燃機関に対してフューエルカット制御を実行するための第1実行条件を選択し、選択条件が成立した場合に、車両の速度が低下したときに第1実行条件よりも早い時点でフューエルカット制御が実行される第2実行条件を選択するための選択部と、第1実行条件および第2実行条件のうち選択部によって選択されたいずれか一方の条件が成立した場合にフューエルカット制御を実行するための制御部とを含む。
好ましくは、車両は、車輪に駆動力を発生させるための駆動用回転電機をさらに含む。選択条件は、駆動用回転電機の回転数の変化量の絶対値が予め定められた値よりも大きいという条件をさらに含む。
さらに好ましくは、内燃機関の回転数と車速とが示された座標平面上に、第1フューエルカットラインと、第1フューエルカットラインに対して車両の速度が増加する方向にオフセットした位置の第2フューエルカットラインとが設定される。第1実行条件は、車両の動作点が座標平面上において第1フューエルカットラインを車両の速度が低下する方向に横切ったという条件である。第2実行条件は、動作点が座標平面上において第2フューエルカットラインを車両の速度が低下する方向に横切ったという条件である。
さらに好ましくは、車両は、内燃機関の動力を用いて発電するための発電用回転電機と、内燃機関と駆動用回転電機と発電用回転電機とを連結する遊星歯車機構とをさらに含む。遊星歯車機構は、内燃機関に連結されるプラネタリキャリアと、駆動用回転電機に連結されるリングギヤと、発電用回転電機に連結されるサンギヤと、リングギヤとサンギヤとに噛合い、プラネタリキャリアによって自転および公転可能に支持されるピニオンギヤとを含む。
この発明の他の局面に係る車両用制御方法は、内燃機関と、アクセルペダルと、ブレーキペダルとを含む車両の車両用制御方法である。この車両用制御方法は、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両方が踏み込まれたという条件を含む選択条件が成立するか否かを判定するステップと、選択条件が成立しない場合に、内燃機関に対してフューエルカット制御を実行するための第1実行条件を選択し、選択条件が成立した場合に、車両の速度が低下したときに第1実行条件よりも早い時点でフューエルカット制御が実行される第2実行条件を選択するステップと、第1実行条件および第2実行条件のうち選択されたいずれか一方の条件が成立した場合にフューエルカット制御を実行するステップとを含む。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る車両用制御装置が搭載された車両40の構成について説明する。
車両40は、エンジン120と、第1モータジェネレータ140(以下、第1MG140と記載する)と、第2モータジェネレータ142(以下、第2MG142と記載する)と、駆動輪160と、リダクションギヤ180と、動力分割機構200と、走行用バッテリ220と、インバータ240と、コンバータ242と、電池監視ユニット260と、エンジンECU(Electronic Control Unit)280と、MG−ECU300と、HV−ECU320と、車速センサ330と、アクセルペダル400と、アクセルペダルポジションセンサ402と、ブレーキペダル404と、ブレーキスイッチ406とを含む。
エンジン120は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する内燃機関であって、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を電気的に制御できるように構成されている。その制御は、たとえば、マイクロコンピュータを主体とするエンジンECU280によって行なわれる。
エンジン120は、吸気通路122と、排気通路124と、燃料噴射装置130と、エンジン回転数センサ380とを含む。
吸気通路122には、吸入空気のほこりを捕捉するためのエアクリーナ122Aと、エアクリーナ122Aを通ってエンジン120に吸入される空気量を検知するためのエアフローメータ122Bと、エンジン120に吸入される空気量を調整するためのバルブである電子スロットルバルブ122Cとが設けられている。電子スロットルバルブ122Cには、スロットルポジションセンサ122Dが設けられている。
第1MG140は、三相交流回転電機であって、エンジン120を用いて発電するジェネレータとしての機能と、エンジン120を始動させるモータとしての機能とを有する。第2MG142は、三相交流回転電機であて、車両40を駆動させるモータとしての機能と、回生制動により発電するジェネレータとしての機能を有する。
エンジン120と、第1MG140と、第2MG142とは、動力分割機構200を経由して接続される。動力分割機構200は、たとえば、プラネタリギヤであって、エンジン120の発生する動力を駆動輪160への経路と第1MG140への経路との2経路に分配する。動力分割機構200は、第1MG140の回転数を制御することによって無段変速機として機能する。
リダクションギヤ180は、動力分割機構200と第2MG140との間に設けられる。リダクションギヤ180は、動力分割機構200を経由して伝達されるエンジン120の動力あるいは第2MG142で発生した動力を駆動輪160に伝達する。リダクションギヤ180は、駆動輪160を経由して伝達される路面からの反力を動力分割機構200を経由してエンジン120に伝達したり、第2MG142に伝達したりする。
インバータ240は、MG−ECU300から受信する制御信号に応じて直流電力と交流電力とを相互に変換する。たとえば、インバータ240は、コンバータ242を経由して供給される走行用バッテリ220の直流電力を交流電力に変換して第1MG140または第2MG142に供給したり、第1MG140または第2MG142を用いた発電によって発生した交流電力を直流電力に変換してコンバータ242に供給したりする。MG−ECU300は、車両40の状態に応じて第1MG140、第2MG142、インバータ240を制御する。
MG−ECU300には、モータ回転数センサ408が接続される。モータ回転数センサ408は、第2MG142の回転数Nmを検出する。モータ回転数センサ408は、第2MG142の回転数Nmを示す信号をMG−ECU300に送信する。なお、モータ回転数センサ408は、第2MG142の回転数Nmを示す信号を直接HV−ECU320に送信するようにしてもよい。
コンバータ242は、走行用バッテリ220とインバータ240との間に設けられる。コンバータ242は、走行用バッテリ220から供給される電圧を車両40の状態に応じた目標電圧に昇圧してインバータ240に供給する。また、コンバータ242は、第1MG140または第2MG142を用いて発電された電力を降圧して走行用バッテリ220に供給することによって走行用バッテリ220を充電する。コンバータ242は、平滑コンデンサを含み、昇圧動作を行なう際に、平滑コンデンサに電荷が蓄えられる。コンバータ242は、MG−ECU300から受信する制御信号に応じて作動する。
走行用バッテリ220は、第1MG140または第2MG142を駆動するための電力を蓄える蓄電装置であって、たとえば、二次電池やキャパシタ等である。電池監視ユニットは、走行用バッテリ220の電圧、電流および温度を検出して、HV−ECU320に送信する。
エンジンECU280には、エアフローメータ122Bと、スロットルポジションセンサ122Dと、エンジン回転数センサ380とが接続される。
エアフローメータ122Bは、吸気通路122への吸入空気量を検出する。エアフローメータ122Bは、検出された吸入空気量を示す信号をエンジンECU280に送信する。
スロットルポジションセンサ122Dは、電子スロットルバルブ122Cの開度(以下、スロットル開度と記載する)を検出する。スロットルポジションセンサ122Dは、検出されたスロットル開度を示す信号をエンジンECU280に送信する。
エンジン回転数センサ380は、エンジン120の回転数を検出する。エンジン回転数センサ380は、検出されたエンジン120の回転数を示す信号をエンジンECU280に送信する。
エンジンECU280は、エアフローメータ122Bと、スロットルポジションセンサ122Dと、エンジン回転数センサ380と、HV−ECU320とから入力された情報に基づいてエンジン120の動作状態を制御する。
HV−ECU320には、車速センサ330と、アクセルペダルポジションセンサ402と、ブレーキスイッチ406とが接続される。
車速センサ330は、車両40の速度を検出する。車速センサ330は、検出された車両40の速度を示す信号をHV−ECU320に送信する。なお、車速センサ330に代えて、駆動輪160の回転数を検出する車輪速センサを用いてもよい。
アクセルペダルポジションセンサ402は、アクセルペダル400の踏み込み量を検出する。アクセルペダルポジションセンサ402は、検出されたアクセルペダル400の踏み込み量を示す信号をHV−ECU320に送信する。
ブレーキスイッチ406は、ブレーキペダル404の踏み込み量が予め定められた量以上になる場合にオンされ、予め定められた量よりも小さい場合にオフされるスイッチである。ブレーキスイッチ406は、オンあるいはオフを示す信号をHV−ECU320に送信する。なお、ブレーキスイッチに代えて、ブレーキペダル404の踏み込み量を検出するストロークセンサを用いてもよいし、あるいは、マスタシリンダ圧センサ等のブレーキペダル404の踏込みの有無が検出できるセンサを用いてもよい。
HV−ECU320は、エンジンECU280と、MG−ECU300とを相互に管理制御して、車両40が最も効率良く運行できるようにハイブリッドシステム全体を制御する。
なお、図1においては、各ECUを別構成しているが、2個以上のECUを統合したECUとして構成してもよい(たとえば、図1に、点線で示すように、MG_ECU300とHV_ECU320とを統合したECUとすることがその一例である)。
HV_ECU320は、アクセルペダル400の踏込み量等に基づく要求パワーに応じて、第1MG140および第2MG142の出力や発電量を制御したり、エンジンECU280にエンジン120の出力を制御させたりする。
図1に示すようなハイブリッドシステムを搭載する車両40において、HV−ECU320は、発進時や低速走行時等であってエンジン120の効率が悪い場合には、エンジン120を停止させた状態で第2MG142の動力を用いて走行を行なうように第2MG142を制御する。
HV−ECU320は、通常走行時には、第1MG140の制御によって、たとえば、エンジン120の動力を動力分割機構200によって駆動輪160に直接伝達する経路と発電用の第1MG140に伝達する経路との2経路に分配する。この時、HV−ECU320は、第1MG140において発生する電力を用いて第2MG142を駆動して駆動輪160の駆動補助を行なう。
また、HV−ECU320は、高速走行時には、さらに走行用バッテリ220からの電力を第2MG142に供給して第2MG142の出力を増大させて駆動輪160に対して駆動力の追加を行なう。
一方、HV−ECU320は、減速時には、駆動輪160により従動する第2MG142をジェネレータとして機能させて回生発電を行ない、回収した電力を走行用バッテリ220に蓄える。
なお、HV−ECU320は、走行用バッテリ220の充電量が低下し、充電が特に必要な場合には、エンジン120の出力を増加させて第1MG140を用いた発電量を増やして走行用バッテリ220に対する充電量を増加させる。
また、HV−ECU320は、低速走行時でも必要に応じてエンジン120の駆動力を増加させる制御を行なう場合もある。たとえば、上述のように走行用バッテリ220の充電が必要な場合や、エアコン等の補機を駆動する場合や、エンジン120の冷却水の温度を所定温度まで上げる場合等である。
さらに、HV−ECU320は、車両の運転状態や走行用バッテリ220の状態によっては、燃費を向上させるために、エンジン120を停止させる。その後、HV−ECU320は、車両の運転状態や走行用バッテリ220の状態に応じてエンジン120を再始動させる。
図2に示すように、動力分割機構200は、サンギヤ202と、リングギヤ206と、サンギヤ202とリングギヤ206とに噛合う複数のピニオンギヤ208と、ピニオンギヤ208を自転および公転可能に保持するプラネタリキャリア204とを含む遊星歯車機構である。サンギヤ202は、第1MG140の回転軸に接続される。リングギヤ206は、第2MG142の回転軸に接続される。プラネタリキャリア204は、エンジン120の出力軸に接続される。そのため、エンジン120、第1MG140および第2MG142の回転数の各々は、他の回転数と相互に関連している。
第2MG142およびリングギヤ206が一体的に回転する回転軸にはさらにチェーンドライブスプロケット(1)216が接続される。チェーンドライブスプロケット(1)216における動力は、チェーン210を介してチェーンドライブスプロケット(2)212に伝達され、チェーンドライブスプロケット(2)212は、カウンタドライブギヤ214からリダクションギヤ180に動力を伝達する。
エンジン120の回転力はプラネタリキャリア204に入力される。プラネタリキャリア204に入力されたエンジン120の回転力は、サンギヤ202を経由して第1MG140に伝達される。また、プラネタリキャリア204に入力されたエンジン120の回転力は、さらに、リングギヤ206を経由して第2MG142および出力軸(駆動輪160側)に伝達される。このようにして、エンジン120の回転力は、動力分割機構200によって駆動輪160への経路と第1MG140への経路との2経路に分配される。
以上のような車両40がエンジン120を作動させた状態で加速する場合を想定する。運転者がアクセルペダルを大きく踏み込む場合には、第2MG142の出力が上昇し、スリップ状態となる場合がある。このとき、第2MG142の回転数Nmは上昇するため、図3の共線図において、エンジン120と第1MG140と第2MG142の各々の回転数を結ぶ直線は、図3の実線に示す状態となる。
運転者がアクセルペダルを踏み込んだ状態でブレーキペダルを並行して踏み込む場合には、ブレーキの作動によって駆動輪160の回転が制限される。また、駆動輪160の回転数の低下によって第2MG142の回転数Nmが低下して、駆動輪160がスリップ状態からグリップ状態に復帰することとなる。
このとき、エンジン120と第1MG140と第2MG142の各々の回転数を結ぶ直線は、図3の実線に示す状態から図3の破線に示す状態へと変化する。
図3の実線の状態から破線の状態に変化する場合に、第2MG142の回転数Nmが急速に減少することによって、エンジン120の回転数が支点となって第1MG140の回転数が大きく上昇して、第1MG140が過回転状態となる場合がある。
そのため、エンジン120に対してフューエルカット制御を実行することによって、エンジン120の回転数を低下させることによって、図3の破線に示す状態から図3の一点鎖線に示す状態に変化させて第1MG140が過回転状態となることを抑制することができる。
そのため、エンジンECU280は、予め定められた実行条件が成立した場合に、フューエルカット制御を実行する。予め定められた実行条件とは、フューエルカット制御を開始するエンジン回転数と車速とについての条件である。具体的には、図4に示すように、縦軸を車速Vとし、横軸をエンジン回転数Neとした座標平面上に図4の太実線に示すフューエルカットラインを設定する。エンジンECU280は、車両40の実車速および実エンジン回転数Neとに基づく図4の座標平面上の位置A(以下の説明においては動作点ともいう)がフューエルカットラインに対して車速が減少する方向(図4の紙面左方向)に横切る場合に、予め定められた実行条件が成立すると判定する。
なお、フューエルカットラインは、エンジン回転数Neの上限ラインと車速Vの上限ラインとエンジン回転数Neの下限ラインとで囲われる領域内に設定される。
しかしながら、アクセルペダルを踏み込んだ状態でブレーキペダルを並行して踏み込むことに起因して生じる第1MG140の過回転を抑制するようにフューエルカットラインを設定するようにした場合には、第2MG142の回転数Nmの変化量とは関係なくフューエルカット制御が実行されるため、フューエルカット制御の実行頻度が増加する場合がある。
そこで、本実施の形態においては、エンジンECU280が、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両方が踏み込まれたという選択条件が成立しない場合に、エンジン120に対してフューエルカット制御を実行するための第1実行条件を選択し、選択条件が成立した場合に、車両の速度が低下したときに第1実行条件よりも速い時点でフューエルカット制御が実行される第2実行条件を選択して、選択されたいずれか一方の条件が成立した場合にフューエルカット制御を実行する点に特徴を有する。
また、本実施の形態において選択条件は、第2MG142の回転数Nmの変化量ΔNmの絶対値が予め定められた値よりも大きいという条件をさらに含む。
さらに、本実施の形態において、第1実行条件は、車両40の動作点が、エンジン回転数Neと車速Vとの座標平面上において第1フューエルカットラインを車両の速度が低下する方向に横切ったという条件である。
また、第2実行条件は、車両40の動作点が座標平面上において第2フューエルカットラインを車両40の速度が低下する方向に横切ったという条件である。
第1フューエルカットラインは、エンジン120の回転数Neと車速Vとが示された座標平面上に設定される。第2フューエルカットラインは、第1フューエルカットラインに対して車両40の速度が増加する方向にオフセットした位置に設定される。
車両40の動作点は、エンジン回転数センサ380によって検出された実回転数と、車速センサ330によって検出された実車速に基づいて座標平面上において特定される位置をいう。
図5に、本実施の形態に係る車両用制御装置であるエンジンECU280の機能ブロック図を示す。エンジンECU280は、両踏み判定部500と、変化量算出部502と、ライン選択部504と、超過判定部506と、フューエルカット制御部508と、エンジン制御部510とを含む。
両踏み判定部500は、アクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれているか否かを判定する。両踏み判定部500は、たとえば、アクセルペダルポジションセンサ402から受信したアクセルペダル400の踏み込み量が予め定められた値以上である場合に、アクセルペダル400が踏み込まれていると判定する。さらに、両踏み判定部500はブレーキスイッチ406からオン信号を受信した場合に、ブレーキペダル404が踏み込まれていると判定する。なお、両踏み判定部500は、たとえば、アクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれていると判定された場合に両踏み判定フラグをオンするようにしてもよい。
変化量算出部502は、両踏み判定部500によってアクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれていると判定された場合、第2MG142の回転数の変化量ΔNmを算出する。変化量算出部502は、第2MG142の回転数Nmの単位時間当たりの変化量を変化量ΔNmとして算出するようにしてもよいし、エンジンECU280の計算サイクルに対応した予め定められた時間当たりの第2MG142の回転数Nmの変化量を変化量ΔNmとして算出するようにしてもよい。
ライン選択部504は、両踏み判定部500によってアクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれていると判定された場合であって、かつ、変化量算出部502によって算出された第2MG142の回転数の変化量ΔNmが予め定められた値以下である場合に、第1フューエルカットラインを選択する。
また、ライン選択部504は、両踏み判定部500によってアクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれていると判定された場合であって、かつ、変化量算出部502によって算出された第2MG142の回転数の変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きい場合に、第2フューエルカットラインを決定する。
なお、ライン選択部504は、両踏み判定部500によってアクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれていないと判定された場合には、第1フューエルカットラインを選択する。
第2フューエルカットラインは、車両40の速度が低下した場合に第1フューエルカットラインを用いる場合よりも早い時点でフューエルカット制御が実行されるように設定される。
本実施の形態における第1フューエルカットラインは、図6の実線で示され、第2フューエルカットラインは、図6の破線で示される。なお、第1フューエルカットラインおよび第2フューエルカットラインは、特に、図6の実線および破線で示したものに限定されるものではない。
本実施の形態において、第1フューエルカットラインは、従来のフューエルカットラインと同様に設定される。すなわち、第1フューエルカットラインは、アクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれている場合、および、第2MG142の回転数の変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きくなる場合を考慮せずに設定される。
一方、第2フューエルカットラインは、第1フューエルカットラインに対して車両40の速度が増加する方向に予め定められた値だけオフセットした位置に設定される。第2フューエルカットラインは、アクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれている場合であって、かつ、第2MG142の回転数の変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きい場合に、フューエルカット制御が実行されたときに第1MG140の過回転が抑制されるように設定される。
また、本実施の形態において、第1フューエルカットラインおよび第2フューエルカットラインは、直線形状であるとして説明するが、特に直線であることに限定されるものではない。
さらに、本実施の形態においては、アクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれていないと判定された場合には、第1フューエルカットラインを選択するとして説明したが、特にこれに限定されるものではなく、ライン選択部504は、第1フューエルカットラインおよび第2フューエルカットラインの各々と異なる第3フューエルカットラインを選択するようにしてもよい。
超過判定部506は、車両40の動作点A(すなわち、実車速および実エンジン回転数に基づいて特定される、図6に示した車速とエンジン回転数との座標平面上の位置)がライン選択部504によって選択されたフューエルカットラインを車速が低下する方向に横切るか否かを判定する。超過判定部506は、たとえば、前回の車両40の動作点がフューエルカットラインよりも右側の位置であって、今回の車両40の動作点がフューエルカットラインよりも左側の位置である場合に、車両40の動作点がフューエルカットラインを横切ったと判定する。
なお、超過判定部506は、たとえば、車両40の動作点がライン選択部504によって選択されたフューエルカットラインを車速が低下する方向に横切ったと判定した場合には、超過判定フラグがオンするようにしてもよい。
フューエルカット制御部508は、超過判定部506によって車両40の動作点がライン選択部504によって選択されたフューエルカットラインを車速が低下する方向に横切ったと判定された場合に、フューエルカット制御を実行する。すなわち、フューエルカット制御部508は、燃料噴射装置130による燃料の噴射を停止する。なお、フューエルカット制御部508は、エンジン回転数が下限値以下になる場合には、燃料噴射装置130による燃料の噴射を再開するようにしてもよい。
エンジン制御部510は、超過判定部506によって車両40の動作点がライン選択部504によって決定されたフューエルカットラインを車速が低下する方向に横切っていないと判定された場合に、通常のエンジン制御を実行する。すなわち、エンジン制御部510は、HV−ECU320から受信する要求パワーに基づいて目標回転数および目標トルクを決定して、決定された目標回転数および目標トルクが実現するようにエンジン2を制御する。
本実施の形態において、両踏み判定部500と、変化量算出部502と、ライン選択部504と、超過判定部506と、フューエルカット制御部508と、エンジン制御部510とは、いずれもエンジンECU280のCPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
図7を参照して、本実施の形態に係る車両用制御装置であるエンジンECU280で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、エンジンECU280は、アクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれているか否かを判定する。アクセルペダル400およびブレーキペダル404の両方が踏み込まれている場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでない場合(S100にてNO)、処理はS108に移される。
S102にて、エンジンECU280は、第2MG142の回転数の変化量ΔNmを算出する。S104にて、算出された変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きいか否かを判定する。算出された変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きい場合(S104にてYES)、処理はS106に移される。もしそうでない場合(S104にてNO)、処理はS108に移される。
S106にて、エンジンECU280は、第2フューエルカットラインを選択する。S108にて、エンジンECU280は、第1フューエルカットラインを決定する。
S110にて、エンジンECU280は、車両40の動作点が決定されたフューエルカットラインを車速が低下する方向に横切ったか否かを判定する。動作点が決定されたフューエルカットラインを車速が低下する方向に横切った場合(S110にてYES)、処理はS112に移される。もしそうでない場合(S110にてNO)、処理はS114に移される。
S112にて、エンジンECU280は、フューエルカット制御を実行する。S114にて、エンジンECU280は、通常のエンジン制御を実行する。通常のエンジン制御については上述した通りであるため、その詳細な説明は繰返さない。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両用制御装置であるエンジンECU280の動作について図8を用いて説明する。
たとえば、エンジン120の作動中であって、アクセルペダル400の踏み込み量が100%であって、ブレーキペダル404は操作が解除されており、ブレーキスイッチ406がオフ信号を出力している場合を想定する。
アクセルペダル400の踏み込み量100%に対応する要求パワーが実現されるように車両40がHV−ECU320によって制御される。そのため、第2MG142の回転数Nmが増加し、エンジン回転数Neの上昇とともに、第1MG140の回転数Ngも上昇することとなることによって、駆動輪160がスリップ状態となる。
時間T(0)にて、運転者がアクセルペダル400の踏み込み量を維持した状態で、ブレーキペダル404を踏み込んだ場合(S100にてYES)、駆動輪160の回転がブレーキの作動によって制限されるため、第2MG142の回転数Nmは急速に減少する。第2MG142の回転数Nmの減少とともに、駆動輪160は、スリップ状態からグリップ状態に移行することとなる。このとき、第2MG142の回転数の変化量ΔNmが算出され(S102)、算出された変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きい場合(S104にてYES)、第2フューエルカットラインが選択される(S106)。
時間T(1)にて、車両40の動作点が第2フューエルカットラインを車速が低下する方向に横切ったと判定された場合(S110にてYES)、フューエルカット制御が実行される(S112)。そのため、エンジン回転数Neが低下し、エンジン回転数Neの低下とともに第1MG140の回転数Ngが低下することとなる。
このように第2MG142の回転数の変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きい場合に、第2フューエルカットラインを選択するようにすると、第1フューエルカットラインを用いてフューエルカット制御を実行する場合(図8の細実線)の実行タイミング時間T(2)よりも早い時点の時間T(1)にて、フューエルカット制御が実行される。
第1フューエルカットラインを用いてフューエルカット制御を実行する場合よりもフューエルカット制御の実行タイミングが早められることによって、第1フューエルカットラインを用いてフューエルカット制御を実行する場合よりもエンジン回転数Neを速やかに低下させることができる。その結果、第1フューエルカットラインを用いてフューエルカット制御を実行した場合、図8の細線に示すように第1MG140の回転数が上限値を超えるのに対して、第2フューエルカットラインを用いてフューエルカット制御を実行することによって、第1MG140の回転数Ngが上限値を超えることを抑制することができる。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両用制御装置によると、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両方が踏み込まれ、かつ、第2MGの回転数の変化量ΔNmが予め定められた値Kよりも大きいという選択条件が成立した場合に、車両の速度が低下したときに第1フューエルカットラインを用いた場合よりも早いタイミングでフューエルカット制御を実行することができるため、速やかにエンジンの回転数を低下させることができる。エンジン回転数を速やかに低下させることにより、第1MGの回転数Ngが過回転状態になることを抑制することができる。したがって、アクセルペダルとブレーキペダルとが並行して踏み込まれた場合であって、かつ、車速が急速に減少した場合に、内燃機関の回転数を速やかに低下させる車両用制御装置および車両用制御方法を提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
40 車両、120 エンジン、122 吸気通路、122A エアクリーナ、122B エアフローメータ、122C 電子スロットルバルブ、124 排気通路、124B 三元触媒コンバータ、124D 消音器、130 燃料噴射装置、140,142 MG、160 駆動輪、180 リダクションギヤ、200 動力分割機構、202 サンギヤ、204 プラネタリキャリア、206 リングギヤ、208 ピニオンギヤ、210 チェーン、214 カウンタドライブギヤ、220 走行用バッテリ、240 インバータ、242 コンバータ、260 電池監視ユニット、280 エンジンECU、300 MG−ECU、320 HV−ECU、330 車速センサ、380 エンジン回転数センサ、400 アクセルペダル、402 アクセルペダルポジションセンサ、402 ブレーキペダル、404 ブレーキペダル、406 ブレーキスイッチ、500 両踏み判定部、502 変化量算出部、504 ライン選択部、506 超過判定部、508 フューエルカット制御部、510 エンジン制御部。
Claims (5)
- 内燃機関と、アクセルペダルと、ブレーキペダルとを含む車両の車両用制御装置であって、
前記車両用制御装置は、
前記アクセルペダルおよび前記ブレーキペダルの両方が踏み込まれたという条件を含む選択条件が成立するか否かを判定するための判定部と、
前記選択条件が成立しない場合に、前記内燃機関に対してフューエルカット制御を実行するための第1実行条件を選択し、前記選択条件が成立した場合に、前記車両の速度が低下したときに前記第1実行条件よりも早い時点で前記フューエルカット制御が実行される第2実行条件を選択するための選択部と、
前記第1実行条件および前記第2実行条件のうち前記選択部によって選択されたいずれか一方の条件が成立した場合に前記フューエルカット制御を実行するための制御部とを含む、車両用制御装置。 - 前記車両は、車輪に駆動力を発生させるための駆動用回転電機をさらに含み、
前記選択条件は、前記駆動用回転電機の回転数の変化量の絶対値が予め定められた値よりも大きいという条件をさらに含む、請求項1に記載の車両用制御装置。 - 前記内燃機関の回転数と車速とが示された座標平面上に、第1フューエルカットラインと、前記第1フューエルカットラインに対して前記車両の速度が増加する方向にオフセットした位置の第2フューエルカットラインとが設定され、
前記第1実行条件は、前記車両の動作点が前記座標平面上において前記第1フューエルカットラインを前記車両の速度が低下する方向に横切ったという条件であって、
前記第2実行条件は、前記動作点が前記座標平面上において前記第2フューエルカットラインを前記車両の速度が低下する方向に横切ったという条件である、請求項2に記載の車両用制御装置。 - 前記車両は、前記内燃機関の動力を用いて発電するための発電用回転電機と、前記内燃機関と前記駆動用回転電機と前記発電用回転電機とを連結する遊星歯車機構とをさらに含み、
前記遊星歯車機構は、前記内燃機関に連結されるプラネタリキャリアと、前記駆動用回転電機に連結されるリングギヤと、前記発電用回転電機に連結されるサンギヤと、前記リングギヤと前記サンギヤとに噛合い、前記プラネタリキャリアによって自転および公転可能に支持されるピニオンギヤとを含む、請求項2に記載の車両用制御装置。 - 内燃機関と、アクセルペダルと、ブレーキペダルとを含む車両の車両用制御方法であって、
前記車両用制御方法は、
前記アクセルペダルおよび前記ブレーキペダルの両方が踏み込まれたという条件を含む選択条件が成立するか否かを判定するステップと、
前記選択条件が成立しない場合に、前記内燃機関に対してフューエルカット制御を実行するための第1実行条件を選択し、前記選択条件が成立した場合に、前記車両の速度が低下したときに前記第1実行条件よりも早い時点で前記フューエルカット制御が実行される第2実行条件を選択するステップと、
前記第1実行条件および前記第2実行条件のうち選択されたいずれか一方の条件が成立した場合に前記フューエルカット制御を実行するステップとを含む、車両用制御方法。
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-
2010
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