JP2011225792A - ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
ゴム成分として脱蛋白質化天然ゴムを使用して変性した芳香族ビニル系樹脂組成物であって、耐衝撃性や成形品表面外観に優れたものを提供する。
【解決手段】
下記成分(A1)及び下記成分(A2)を含有してなるゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物。
成分(A1):窒素含有率が0.1質量%以下の脱蛋白質化天然ゴム(a1)の存在下に、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体を含有してなるビニル系単量体(b1)を重合して得られるグラフト共重合体。
成分(A2)合成ゴム(a2)の存在下に、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体を含有してなるビニル系単量体(b2)を重合して得られるグラフト共重合体。
さらに、ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物は、ビニル系単量体(b3)の(共)重合体(B)を含有してもよい。
【選択図】なし
Description
成分(A1):窒素含有率が0.1質量%以下の脱蛋白質化天然ゴム(a1)の存在下に、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体を含有してなるビニル系単量体(b1)を重合して得られるグラフト共重合体。
成分(A2):合成ゴム(a2)の存在下に、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体を含有してなるビニル系単量体(b2)を重合して得られるグラフト共重合体。
該ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物は、さらに、ビニル系単量体(b3)の(共)重合体(B)を含有してもよい。
本発明で使用するグラフト共重合体(A1)は、窒素含有率が0.1質量%以下の脱蛋白質化天然ゴム(a1)からなるゴム質重合体(a)の存在下に、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体を含有してなるビニル系単量体(b1)を重合して得られる。
成分(A1)におけるビニル系単量体(b1)の好ましい組み合わせは、スチレン/アクリロニトリル、スチレン/メチルメタクリレート、または、スチレン/アクリロニトリル/メチルメタクリレートである。
本発明で使用するグラフト共重合体(A2)は、合成ゴム(a2)の存在下に、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体を含有してなるビニル系単量体(b2)を重合して得られる。すなわち、グラフト共重合体(A2)は、上記成分(a1)、の代わりに合成ゴム(a2)を使用する以外、上記グラフト共重合体(A1)と同様の方法で調製することができる。
また、グラフト共重合体(A2)のグラフト率、アセトン(ゴム質重合体(a)がアクリル系ゴムの場合、アセトニトリル)可溶分の固有粘度[η]、重合方法についても、グラフト共重合体(A1)について上記した記述が全て当てはまる。
但し、グラフト共重合体(A2)のビニル系単量体(b2)の組成は、グラフト共重合体(A1)のビニル系単量体(b1)と同一であっても異なってもよい。
本発明のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物は、上記グラフト共重合体(A1)及び(A2)以外に、(共)重合体(B)を含有した所謂グラフト−ブレンド型の組成物であってもよい。
(共)重合体(B)は、上記成分(a1)及び(a2)のようなゴム質重合体の非存在下に、ビニル系単量体(b3)を重合して得られる。このビニル系単量体(b3)としては、上記成分(b1)及び(b2)で記載したビニル系単量体の1種または2種以上を適宜選択して使用することができ、上記ビニル系単量体(b3)は、上記ビニル系単量体(b1)及び/又は(b2)の組成と同一であっても異なってもよい。好ましいビニル系単量体(b3)は、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体からなるものである。芳香族ビニル化合物の使用量は、ビニル系単量体(b3)全体に対し、好ましくは50〜95質量%、より好ましくは60〜90質量%、さらに好ましくは65〜85質量%である。芳香族ビニル化合物の使用量がこの範囲内にあることが、本発明のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物の成形性や、得られる成形品の成形外観の点から好ましい。
成分(B)におけるビニル系単量体(b3)の好ましい組み合わせは、スチレン/アクリロニトリル、スチレン/メチルメタクリレート、または、スチレン/アクリロニトリル/メチルメタクリレートである。
本発明のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、目的、用途等に応じて、添加剤を含有してもよい。かかる添加剤としては、流動剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、帯電防止剤、可塑剤、滑剤、難燃剤、抗菌剤、蛍光増白剤、蛍光染料、その他の着色剤、光拡散剤、結晶核剤、流動改質剤、衝撃改質剤、赤外線吸収剤、フォトクロミック剤、光触媒系防汚剤、重合開始剤等が挙げられる。これらは、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。
本発明のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物は、上記成分(A1)及び(A2)を混合することにより得られるが、この混合は、上記成分(A1)の粉体またはペレットなど固形化したもの(以下、粉体等と略記する)と上記成分(A2)の粉体等とを混合して混練りすることで行うことができるが、上記成分(A1)及び(A2)が乳化重合で得られたものである場合は、成分(A1)のラテックスと成分(A2)のラテックスとを混合した後、凝集させてゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物として回収してもよい。
本実施例において用いられる各種評価方法は、以下の通りである。
グラフト重合時のラテックスの様態については、目視で観察した。
ゴム質重合体ラテックス中のラテックス粒子の体積平均粒子径を、HONEYWELL社製「マイクロトラックUPA150」(商品名)を用い、室温で測定した。単位はnmである。なお、ゴム質重合体のラテックス粒子径と、同じゴム質重合体の樹脂組成物中のゴム粒径との間には、実質的な差異は無いことが知られており、前者は後者に符合する。
塩化カルシウム5質量%の水溶液を撹拌しつつゴム質重合体ラテックスを滴下してゴム成分を凝固した。析出したゴムを取り出して十分に水洗し、2mm角の大きさに細断し、真空乾燥機を用いて30℃で2週間乾燥して乾燥ゴムを得た。乾燥ゴムの一定量(r)を100倍量のトルエンに投入し、30℃で48時間静置して浸漬した後、200メッシュ金網でろ過して不溶分を得た。真空乾燥機を用いて60℃で12時間乾燥して、不溶分(s)を得て、下記よりゲル含率を算出した。
ゲル含率(%)=(s/r)×100
凝固時のスラリー(水、樹脂粉体の混合物)の様態については以下の基準にて表示した。
○:粗大粒子の形成や、凝固不十分によるスラリーの濁りがみられない。
△:粗大粒子の形成や、凝固不十分によるスラリーに濁りが多少みられる。
×:粗大粒子の形成や、凝固不十分によるスラリーの濁りが多い。
上記方法で測定した。
上記方法で測定した。
ISO 179に準拠して測定した。荷重は2J、単位はkJ/m2である。
日精樹脂工業(株)製の電動射出成形機「エルジェクト NEX80」(商品名)を用い、80mm×55mm×2.4mmの平板状の成形品を射出成形により得た。成形温度は220℃、金型温度は50℃であった。得られた成形品の表面を目視観察し、判定結果を以下の基準にて表示した。
○:表面外観が良好。フローマークが認められない。
△:表面外観が多少劣る。フローマークが多少認められる。
×:表面外観が劣る。フローマークが認められる。
島津製作所製 高速衝撃試験機 HITS−P10にて、2.4mmの肉厚の平板成形品を用い、台座のポンチ径12.7mm、先端R12.7mmの打撃棒で成形品を打ち抜いた時の破壊形態を0℃の試験条件で観察した。破壊形態の様態については以下の基準にて表示した。
○:打ち抜き箇所が延性的に破壊した。
△:延性的に破壊したが、樹脂成形品の配向方法に亀裂が入った。
×:打ち抜き箇所が脆性的に突き抜けた。
(1)脱蛋白質化天然ゴムラテックス(a1)の製造
天然ゴムラテックスとしてソクテック社(マレーシア国)製の、ゴム分濃度60.2重量%、アンモニア分0.7重量%のハイアンモニアラテックス(HAラテックス、ケルダール法(Kjeldahl's method)による窒素含有率0.38%、以下、「HANR」とも言う)を使用し、これをゴム分の濃度が30重量%となるように希釈した。このラテックスのゴム分100重量部に対して、アニオン界面活性剤ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)1.0重量部を添加し、ラテックスを安定化させた。次いで、このラテックスのゴム分100重量部に対して蛋白質変成剤として尿素0.2重量部を添加し、60℃で60分間静置することによって蛋白質の変成処理を行った。
スチレン45部及びアクリロニトリル15部を混合してビニル系単量体(b1)を調製した。また、水10部に、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.15部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.75部と、硫酸第一鉄0.015部を溶解した溶液(以下、「RED水溶液−1」と略記する)を調製した。さらに、10部の水に、不均化ロジン酸カリウム1部とt−ブチルヒドロパーオキサイド0.3部を溶解した水溶液(以下、「OXI水溶液−1」と略記する)を調製した。次いで、撹拌装置、原料及び助剤添加装置、温度計、加熱装置などを備えた、容量10Lのガラス製反応器に水600部、上記脱蛋白質化天然ゴムラテックス(a1)を固形分換算で40部を仕込み、さらに不均化ロジン酸カリウム0.5部およびβ―ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩1部を仕込んで、窒素気流下、撹拌しながら内温を40℃まで昇温した。40℃に達した時点でRED水溶液−1のうち85質量%相当量を反応器に添加した。その直後にビニル系単量体(b1)およびOXI水溶液−1の85質量%相当分を、いずれも5時間にわたって連続添加し反応を進めた。重合開始から内温を60℃まで昇温し、その後、この温度で保持した。重合を開始して5時間後、RED水溶液−1の残り15質量%相当分及びOXI水溶液−1の残り15質量%相当分を反応器内に添加し、1時間の間、同じ温度で保持した後に重合を終了し、脱蛋白質化天然ゴムグラフト共重合体(A1)のラテックスを得た。
(1)ジエン系合成ゴムラテックス(a2−1)の製造
撹拌装置、原料及び助剤添加装置、温度計、加熱装置などを備えた容量10Lの耐圧容器の内部を窒素で置換後、水100部、1,3−ブタジエン100部、t−ドデシルメルカプタン0.3部、過硫酸カリウム0.3部、高級脂肪酸ナトリウム石鹸0.5部、不均化ロジン酸カリウム1.5部、β―ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩0.15部、電解質として炭酸水素ナトリウム1部を仕込み、撹拌しつつ50〜70℃で40時間反応させた後、冷却して反応を終了させ、ジエン系合成ゴムのラテックス(a2−1)を得た。このとき重合転化率は95%、体積平均粒子径300nm、ゲル含量80%であった。
スチレン45部、アクリロニトリル15部及びt−ドデシルメルカプタン0.35部を混合してビニル系単量体(b2)を調製した。また、水10部に、ピロリン酸ナトリウム0.25部、デキストローズ0.35部と、硫酸第一鉄0.005部を溶解した溶液(以下、「RED水溶液−2」と略記する)を調製した。さらに、10部の水に、不均化ロジン酸カリウム1部とキュメンヒドロパーオキサイド0.3部を溶解した水溶液(以下、「OXI水溶液−2」と略記する)を調製した。次いで、製造例1で使用した反応器に水70部、上記ジエン系合成ゴムラテックス(a2−1)を固形分換算で40部を仕込み、さらに不均化ロジン酸カリウム0.3部を仕込んで、窒素気流下、撹拌しながら内温を40℃まで昇温した。40℃に達した時点でRED水溶液−2のうち85質量%相当量を反応器に添加した。その直後にビニル系単量体(b2)およびOXI水溶液−2の85質量%相当分を、いずれも5時間にわたって連続添加し反応を進めた。重合開始から内温を60℃まで昇温し、その後、この温度で保持した。重合を開始して5時間後、RED水溶液−2の残り15質量%相当分及びOXI水溶液−2の残り15質量%相当分を反応器内に添加し、1時間の間、同じ温度で保持した後に重合を終了し、合成ゴムグラフト共重合体(A2−1)のラテックスを得た。
(1)スチレン−ブタジエン系合成ゴムラテックス(a2−2)の製造
製造例2にて使用したのと同様の反応器の内部を窒素で置換後、水200部、1,3−ブタジエン90部、スチレン10部、t−ドデシルメルカプタン0.3部、過硫酸カリウム0.3部、高級脂肪酸ナトリウム石鹸3部、不均化ロジン酸カリウム0.1部、β―ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩を0.05部、電解質としてピロリン酸ナトリウム1部を仕込み、撹拌しつつ50〜70℃で20時間反応させた後、冷却して反応を終了させた。このとき重合転化率は95%、体積平均粒子径90nm、ゲル含量90%であった。反応終了を確認したところで、撹拌しつつ内温を40℃まであらためて昇温した。内温が40℃に達した時点で、40部の水に無水酢酸2部をホモジナイザーで分散させた懸濁溶液を反応器に仕込み、反応器内温を40℃に保持しつつ撹拌を停止して粒径肥大処理を行った。10分間の粒径肥大処理の後、28.5部の水に水酸化カリウム1.5部を溶解した水溶液、および22.5部の水にβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩2.5部を溶解した水溶液を添加し、撹拌して肥大処理を完了し、肥大化合成ゴムのラテックス(a2−2)を得た。得られた合成ゴム粒子の体積平均粒子径は700nmであった。
製造例2において、ジエン系合成ゴムラテックス(a2−1)の代わりに肥大化合成ゴムラテックス(a2−2)を用いた以外は、製造例2と同一の操作で重合を実施し、肥大化合成ゴムグラフト共重合体(A2−2)のラテックスを得た。
製造例4(脱蛋白質化されていない天然ゴムグラフト共重合体(A3)のラテックスの製造)
製造例1において、脱蛋白質化天然ゴムラテックス(a1)の代わりにハイアンモニアラテックス(HANR)をそのまま用いた以外は、製造例1と同一の操作で重合を実施した。重合様態は悪く、ラテックス中に凝集物が多量に発生し、重合は困難を極めたが、脱蛋白質化されていない天然ゴムグラフト共重合体(A3)のラテックスを得た。
表1に示すそれぞれ2種のグラフト共重合体のラテックスを表1に示す配合量で攪拌下に混合して均一にした後、ラテックスの固形分100部に対して塩化カルシウム3部を水に溶解した水溶液(90℃に維持)中に逐次添加して凝固し、引き続き水洗、脱水、乾燥して、グラフト共重合体の白色粉末を得た。得られたグラフト共重合体のゴム質重合体全体の粒子径、凝固様態、グラフト率及び固有粘度を測定し、結果を表1に示した。
なお、実施例1のゴム質重合体全体の粒子径は、固形分換算で25部の上記脱蛋白質化天然ゴムラテックス(a1)と、固形分換算で75部の上記ジエン系合成ゴムラテックス(a2−1)とを均一に混合したラテックス混合物を別途作成し、該混合物を測定に供することにより得た。同様に、比較例1のゴム質重合体全体の粒子径は、固形分換算で75部の上記ジエン系合成ゴムラテックス(a2−1)と、固形分換算で25部の上記ハイアンモニアラテックス(HANR)とを均一に混合したラテックス混合物を別途作成し、該混合物を測定に供することにより得た。同様に、比較例2のゴム質重合体全体の粒子径は、固形分換算で75部の上記ジエン系合成ゴムラテックス(a2−1)と、固形分換算で25部の上記肥大化合成ゴムラテックス(a2−2)とを均一に混合したラテックス混合物を別途作成し、該混合物を測定に供することにより得た。
B1:テクノポリマー(株)社製AS樹脂「サンレックス SAN−C」(商品名)
(C) 酸化防止剤(安定剤)
C1:城北化学工業(株)製リン系酸化防止剤「JP−650」(商品名)(トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト)
C2:チバスペシャリティケミカルズ社製フェノール系酸化防止剤「イルガノックス1010」(商品名)(ペンタエリスリチル・テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート])
比較例1は、本発明の成分(A1)の代わりに脱蛋白していない天然ゴムグラフト共重合体(A3)を使用したものであるが、衝撃強度が低く、低温衝撃破壊様態, 成形品表面外観も悪い。
比較例2は、本発明の成分(A2)を単独で使用した例であるが、実施例1に比べて衝撃強度が低い。
Claims (8)
- 下記成分(A1)及び下記成分(A2)を含有してなるゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物。
成分(A1):窒素含有率が0.1質量%以下の脱蛋白質化天然ゴム(a1)の存在下に、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体を含有してなるビニル系単量体(b1)を重合して得られるグラフト共重合体。
成分(A2):合成ゴム(a2)の存在下に、芳香族ビニル化合物及び所望により該芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体を含有してなるビニル系単量体(b2)を重合して得られるグラフト共重合体。 - さらに、ビニル系単量体(b3)の(共)重合体(B)を含有する請求項1に記載のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物。
- 上記成分(a1)と上記成分(a2)の含有量の合計がゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物100質量部に対して5〜40質量部である請求項1または2に記載のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物。
- ゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物中のゴム質重合体が、上記成分(a1)3〜90質量%と上記成分(a2)10〜97質量%とからなる(ただし、成分(a1)と成分(a2)の合計を100質量%とする。)請求項3に記載のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物。
- 上記成分(a1)の窒素含有率が0.05質量%以下である請求項1に記載のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物。
- 上記成分(a1)の体積平均粒子径(Mean volume particle diameter)が、300〜1500nmである請求項1に記載のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物。
- 上記成分(a2)の体積平均粒子径(Mean volume particle diameter)が、50〜500nmである請求項1に記載のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のゴム変性芳香族ビニル系樹脂組成物からなる成形品。
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