JP2011210662A - 積層式電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】可撓性を有する外装体を用いて構成される場合に、減圧封止時に外装体に皺や歪みが発生するのを効果的に抑制することが可能な積層式電池を提供すること。
【解決手段】積層式電池において、正負極集電端子15、16と正負極板との間の位置で、積層された正負極リードタブ11、12同士を接合し、正負極リードタブ11、12を正負極板から途上で折り畳みながら延出させ、積層電極体10を可撓性を有する外装体18に収容し、正負極リードタブ11、12において折り畳まれることにより形成された拡開側端部と外装体18との間に、第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52)を配置する。
【選択図】 図11
【解決手段】積層式電池において、正負極集電端子15、16と正負極板との間の位置で、積層された正負極リードタブ11、12同士を接合し、正負極リードタブ11、12を正負極板から途上で折り畳みながら延出させ、積層電極体10を可撓性を有する外装体18に収容し、正負極リードタブ11、12において折り畳まれることにより形成された拡開側端部と外装体18との間に、第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52)を配置する。
【選択図】 図11
Description
本発明は、ロボット、電気自動車、バックアップ電源などに使用される積層式電池に関し、特に、電池要素をコンパクトに収容することができ、かつ、減圧封止時に外装体に皺や歪みが発生するのを抑制することができる積層式電池に関する。
可撓性を有するラミネート製の外装体に積層電極体を収容して構成される積層式電池においては、電解液を電極体の内部まで十分に浸透させるために外装体の内部を真空引きしながら封止(減圧封止)することが従来よりなされている。この際に、電極体と外装体との間、特に集電取出部分には隙間が形成されやすく、この隙間の形成部分で、真空引きにともなう内圧変化により外装体に皺や歪みが発生するという問題があった。
そこで、特許文献1から3に開示されているように、上記皺や歪みの防止その他の目的で、電極体と外装体との間における隙間の形成部分にスペーサを配置することがなされている。
ところで、積層式電池においては、各極板から延出した極板リードタブが複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子にそれぞれ超音波溶接により接合される構造となっているが、大容量でハイレートでの充放電を必要とする積層式電池の場合、大容量化のために積層枚数が増加する傾向にあり、また、集電端子は大電流を流すためには厚くなる。したがって、厚い金属板よりなる集電端子に金属箔よりなる極板リードタブを多数超音波溶接することが必要となるが、この場合、厚みの相違により、金属箔同士の溶接部よりも金属箔と金属板との溶接部の溶着性が劣悪となりやすく、溶着性が劣悪となると、各極板と集電端子との接続抵抗値が不均一となり、特にハイレートでの使用時に各極板に流れ込む電流値にバラツキを生じて、電池内で充放電状態の偏在を生じてしまい、部分的に過放電や過充電となることで、サイクル特性が低下することとなる。
そこで、特許文献4に開示されているように、極板リードタブを集電端子に接合するのとは別に、集電端子と極板との間の位置、即ち極板リードタブのみが存在する位置で、積層された極板リードタブ同士を超音波溶接等により接合し、これにより極板と集電端子との接続抵抗値を均一化して各極板に流れ込む電流値にバラツキを生じるのを抑制することがなされている(本明細書においては、このような接続構造を「2段階接続構造」とも称す)。
ところが、積層式電池においては、特に大容量の充放電を必要とする場合、電池をできるだけ高エネルギー密度とするため、積層電極体を外装体になるべく効率よく収容する必要があるが、上記2段階接続構造とすると、集電端子と極板との間に極板リードタブのみの接合部を確保する必要があるため、必然的にその分だけ極板リードタブが長くならざるを得ず、そのままでは極板リードタブの占有スペースが増大して電池の体積エネルギー密度を低下させることとなってしまう。そこで、上記2段階接続構造とする場合、極板リードタブを側面視鉤形状となるように折り曲げて延出方向に対しほぼ直角方向に(即ち厚み方向に)延出させ、さらにその延出端で折返し、最初の折り曲げ位置で再度直角方向に折り曲げて再度もとの延出方向に沿って延出させるようにし、これにより極板リードタブを全体として延出途上で折り畳んで延出方向に短縮することによって、極板リードタブの占有スペースの増大を抑制するようにしている(本明細書においては、このような極板リードタブの折り曲げ構造を「折り畳み構造」とも称す)。
さて、本発明者等は、上記2段階接続構造としてこれにともない極板リードタブを折り畳み構造とした場合、前述のように外装体を減圧封止すると、折り畳まれた極板リードタブをおしひろげるようにしながらその間にラミネート製の外装体が入り込んできて、その結果この部分で外装体が内側に凹むようにして皺が形成されることを新たに知見するに至った。つまり、上記のように極板リードタブを折り畳み構造とする場合、極板リードタブを隙間なく密着するように折り畳んでおいたとしても、この折り畳み部が側面視V字形状に拡開し得るようになっているため、外装体が減圧によりこの極板リードタブの拡開可能な部分をおしひろげながらその間に入り込んできて内側へ凹むこととなる。即ち、もともと隙間のなかった極板リードタブの折り畳み位置に、外装体が減圧により食い込んできて隙間を形成し、これによりこの部分で外装体に皺が発生するのである。
本発明は、可撓性を有する外装体を用いて構成される場合に、減圧封止時に外装体に皺や歪みが発生するのを効果的に抑制することが可能な積層式電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明に係る積層式電池は、
複数枚の正極板と負極板とがセパレータを介して交互に積層されて積層電極体が構成され、
前記各極板から延出した極板リードタブが複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子にそれぞれ接合され、
前記集電端子と極板との間の位置で、積層された前記極板リードタブ同士が接合され、
前記極板リードタブが前記各極板から途上で折り畳まれながら延出し、
前記積層電極体が可撓性を有する外装体に収容された積層式電池であって、
前記極板リードタブにおいて少なくとも1回二つ折り式に折り畳まれることにより形成された、折り目側と反対側の拡開側の端部と前記外装体との間に、第1スペーサが配置されていることを特徴とする。
複数枚の正極板と負極板とがセパレータを介して交互に積層されて積層電極体が構成され、
前記各極板から延出した極板リードタブが複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子にそれぞれ接合され、
前記集電端子と極板との間の位置で、積層された前記極板リードタブ同士が接合され、
前記極板リードタブが前記各極板から途上で折り畳まれながら延出し、
前記積層電極体が可撓性を有する外装体に収容された積層式電池であって、
前記極板リードタブにおいて少なくとも1回二つ折り式に折り畳まれることにより形成された、折り目側と反対側の拡開側の端部と前記外装体との間に、第1スペーサが配置されていることを特徴とする。
本発明において、極板リードタブを延出途上で折り畳む方式としては、少なくとも1回二つ折り式に折り曲げることにより折り目側とその反対側の拡開側とが形成される構造を含むものであれば任意のものが可能であり、例えば前述のように、極板リードタブを折り曲げて延出方向に対しほぼ直角方向に(即ち厚み方向に)延出させ、さらにその延出端で折返し、最初の折り曲げ位置で再度直角方向に折り曲げて再度もとの延出方向に沿って延出させるようにするものや、あるいは、これと同様の折り畳みを2回以上繰り返してジグザグ状に折り畳むようにするもの等がいずれも含まれる。
また、「スペーサ」としては、外装体を減圧封止する際の内圧変化によっても形状を保持し得るものであれば、例えば、ゴムや、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などの樹脂の材質を使用する。なおまた、本発明において「スペーサ」とは、間隔や隙間を一定に維持するもの、間隔や隙間を充填する(埋める)もの、間隔や隙間が形成されるものを予め防止するもの、等のいずれも含意するものとする。
また、「スペーサ」としては、外装体を減圧封止する際の内圧変化によっても形状を保持し得るものであれば、例えば、ゴムや、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などの樹脂の材質を使用する。なおまた、本発明において「スペーサ」とは、間隔や隙間を一定に維持するもの、間隔や隙間を充填する(埋める)もの、間隔や隙間が形成されるものを予め防止するもの、等のいずれも含意するものとする。
上記本発明の構成によれば、外装体を減圧封止する際に、極板リードタブにおいて少なくとも1回二つ折り式に折り畳まれることにより形成された拡開側の端部に外装体が減圧により食い込もうとしても、この極板リードタブの拡開側端部と外装体との間に配置された第1スペーサにより阻止されて食い込んでいくことができず、したがって外装体がこの部分で内側へ凹むことができないため、皺や歪みが発生するのが抑制される。
またこのとき、電池構成をあまり複雑化させることなく、極板リードタブの拡開側端部と外装体との間に第1スペーサを配置するという簡略な構成により、外装体に皺や歪みが発生するのを効果的に抑制することができる。
前記第1スペーサが、前記極板リードタブにおいて拡開側端部の間に予め挿入するようにして配置されていることが望ましい。
極板リードタブにおいて少なくとも1回二つ折り式に折り畳まれることにより形成された拡開側端部は、前述の通りおしひろげられると容易に隙間が形成されるが、上記構成によれば、この拡開側端部に第1スペーサが予め挿入されていることにより、この部分に隙間が形成されることがより効果的に抑制される。換言すれば、そのままであれば極板リードタブにおいて拡開側端部に形成され得るところであった隙間が、第1スペーサにより予め埋められる(充填される)こととなり、これにより隙間の形成がより効果的に抑制される。
前記極板リードタブを間に挟んで前記第1スペーサが配置された側と反対側に、別のスペーサである第2スペーサが配置されていることが望ましい。
極板リードタブを間に挟んで第1スペーサが配置された側とは反対側の位置は、集電取出部分となる位置であり、前述の通り隙間が形成されやすい位置であるから、この位置に第2スペーサを配置することにより、外装体に皺や歪みが発生するのをより効果的に抑制することができる。
また、極板リードタブの拡開が、第1スペーサによってのみならず、反対側から第2スペーサによっても阻止されることとなり、これにより外装体の皺や歪みがさらに効果的に抑制される。換言すれば、極板リードタブの拡開が主として第1スペーサによって抑止されるのに加えて、補助的に第2スペーサによっても抑止されることとなる。
前記第2スペーサが、前記積層電極体の周縁部に重複して厚みを補填し得る重複部を有することが望ましい。
積層電極体においては、正極板が負極板よりも一回り小さく成形されていることから、その周縁部には正極板が存在せず、したがって積層電極体の周縁部はこれより中央側部に比して正極板の分だけ薄くなっている。このため、外装体を減圧封止すると、この積層電極体の周縁部においても外装体が減圧により内側に凹むように(段差をなすように)変形して皺や歪みが発生しやすい。そこで、上記のように第2スペーサに重複部を設けておくことにより、積層電極体の周縁部における厚みの不足が補填され、これにより外装体が内側に凹むように変形することが抑制される。
前記第1スペーサと第2スペーサとが一体となっていることが望ましい。
本発明において、「第1スペーサと第2スペーサとが一体となっている」とは、第1スペーサと第2スペーサとが一体成形により一体的に形成された態様と、個別に成形された第1スペーサと第2スペーサとが溶着、接着、ネジ止め等の適宜な方法により接合されて一体化した態様とのいずれも含意する。
第1スペーサと第2スペーサとが別体となっていて個別に配置されていると、減圧封止による内圧変化や落下等による衝撃等によってこれら第1スペーサないし第2スペーサの位置がズレやすく、この位置ズレが外装体の皺や歪みの原因となりやすい。これに対し、上記構成のように第1スペーサと第2スペーサとを一体とすることにより、このような位置ズレが生じ難い構成とすることができる。
前記スペーサ(第1スペーサないし第2スペーサ)が絶縁性を有するものであることが望ましい。
スペーサとしては、前述の通り、ゴムや樹脂のような絶縁性を有するものが望ましい。ゴムや樹脂はスペーサを所望の硬さに成形しやすく、加工が容易で、さらにこれら両極に対応するスペーサを一体的に構成することもできる。
前記スペーサのビッカース硬さが、100HV以上200HV未満であることが望ましい。
スペーサとしては、形状や厚さにもよるが、100HV以上のビッカース硬さを有するものであれば、スペーサとしての形状保持性を十分とすることができ、一方、ビッカース硬さが200HV未満であれば、減圧封止の際にスペーサが硬すぎて角部等で外装体を損傷するということが生じ難く、また、適度に変形することができて取付や設置が容易であり、特に前記のように第1スペーサと第2スペーサとが一体となっている場合にはスペーサの変形性が不十分であると取付や設置が困難となりやすいことから、200HV未満の硬さとすることがとりわけ有効である。
また、上記目的を達成する為に、本願の第2発明に係る積層式電池は、
複数枚の正極板と負極板とがセパレータを介して交互に積層されて積層電極体が構成され、
前記各極板から延出した極板リードタブが複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子にそれぞれ接合され、
前記積層電極体が可撓性を有する外装体に収容された積層式電池であって、
前記極板リードタブと前記外装体との間にスペーサが配置され、
前記スペーサが、前記積層電極体の周縁部に重複して厚みを補填し得る重複部を有することを特徴とする。
複数枚の正極板と負極板とがセパレータを介して交互に積層されて積層電極体が構成され、
前記各極板から延出した極板リードタブが複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子にそれぞれ接合され、
前記積層電極体が可撓性を有する外装体に収容された積層式電池であって、
前記極板リードタブと前記外装体との間にスペーサが配置され、
前記スペーサが、前記積層電極体の周縁部に重複して厚みを補填し得る重複部を有することを特徴とする。
上記本願の第2発明の構成によれば、極板リードタブと外装体との間にスペーサが配置されることにより、外装体が内側へ凹むことが阻止されて皺や歪みが発生するのが抑制されるが、さらに、スペーサが重複部を有することにより、積層電極体の周縁部において外装体に皺や歪みが発生するのが抑制される。
即ち、積層電極体においては、正極板が負極板よりも一回り小さく成形されていることから、その周縁部には正極板が存在せず、したがって積層電極体の周縁部はこれより中央側部に比して正極板の分だけ薄くなっている。このため、外装体を減圧封止すると、この積層電極体の周縁部においても外装体が減圧により内側に凹むように(段差をなすように)変形して皺や歪みが発生しやすい。そこで、上記本願の第2発明のようにスペーサに重複部を設けておくことにより、積層電極体の周縁部における厚みの不足が補填され、これにより外装体が内側に凹むように変形することが抑制される。
本願の第2発明において、前記スペーサが絶縁性を有するものであることが望ましい。
スペーサとしては、前述の通り、ゴムや樹脂のような絶縁性を有するものが望ましい。ゴムや樹脂はスペーサを所望の硬さに成形しやすく、加工が容易で、さらにこれら両極に対応するスペーサを一体的に構成することもできる。
本願の第2発明において、前記スペーサのビッカース硬さが、100HV以上200HV未満であることが望ましい。
スペーサとしては、形状や厚さにもよるが、100HV以上のビッカース硬さを有するものであれば、スペーサとしての形状保持性を十分とすることができ、一方、ビッカース硬さが200HV未満であれば、減圧封止の際にスペーサが硬すぎて角部等で外装体を損傷するということが生じ難く、また、適度に変形することができて取り付けや設置が容易である。
本発明によれば、可撓性を有する外装体を用いて構成される積層式電池において、減圧封止時に外装体に皺や歪みが発生するのを効果的に抑制することが可能となる。
以下、本発明を図面を参照しながら更に詳細に説明するが、本発明は以下の最良の形態になんら限定されるものではなく、その趣旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
〔正極の作製〕
正極活物質としてのLiCoO2を90質量%と、導電剤としてのカーボンブラックを5質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを5質量%と、溶剤としてのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液とを混合して正極用スラリーを調製した後、この正極用スラリーを、正極集電体としてのアルミニウム箔(厚み:15μm)の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで厚み0.1mmにまで圧縮した後、図1(a)に示すように、幅L1=95mm、高さL2=115mmになるように切断して、両面に正極活物質層1aを有する正極板1を作製した。この際、正極板1における幅L1方向に延びる一辺の一方端部(図1(a)では左端部)から幅L3=30mm、高さL4=20mmの活物質未塗布部を延出させて正極リードタブ11とした。
正極活物質としてのLiCoO2を90質量%と、導電剤としてのカーボンブラックを5質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを5質量%と、溶剤としてのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液とを混合して正極用スラリーを調製した後、この正極用スラリーを、正極集電体としてのアルミニウム箔(厚み:15μm)の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで厚み0.1mmにまで圧縮した後、図1(a)に示すように、幅L1=95mm、高さL2=115mmになるように切断して、両面に正極活物質層1aを有する正極板1を作製した。この際、正極板1における幅L1方向に延びる一辺の一方端部(図1(a)では左端部)から幅L3=30mm、高さL4=20mmの活物質未塗布部を延出させて正極リードタブ11とした。
〔負極の作製〕
負極活物質としての黒鉛粉末を95質量%と、結着剤としてのポリフッ化ピニリデンを5質量%と、溶剤としてのNMP溶液とを混合して負極用スラリーを調製した後、この負極用スラリーを負極集電体としての銅箔(厚み:10μm)の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで厚み0.08mmにまで圧縮した後、図2に示すように、幅L7=100mm、高さL8=120mmになるように切断して、両面に負極活物質層2aを有する負極板2を作製した。この際、負極板2の幅方向に延びる一辺において上記正極板1の正極リードタブ11形成側端部と反対側となる端部(図2では右端部)から幅L9=30mm、高さL10=20mmの活物質未塗布部を延出させて負極リードタブ12とした。
負極活物質としての黒鉛粉末を95質量%と、結着剤としてのポリフッ化ピニリデンを5質量%と、溶剤としてのNMP溶液とを混合して負極用スラリーを調製した後、この負極用スラリーを負極集電体としての銅箔(厚み:10μm)の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで厚み0.08mmにまで圧縮した後、図2に示すように、幅L7=100mm、高さL8=120mmになるように切断して、両面に負極活物質層2aを有する負極板2を作製した。この際、負極板2の幅方向に延びる一辺において上記正極板1の正極リードタブ11形成側端部と反対側となる端部(図2では右端部)から幅L9=30mm、高さL10=20mmの活物質未塗布部を延出させて負極リードタブ12とした。
〔正極板が内部に配置された袋状セパレータの作製〕
図1(b)に示すように、幅L5=100mmおよび高さL6=120mmを有する2枚の方形状のポリプロピレン(PP)製のセパレータ3a(厚み30μm)の間に正極板1を配置した後、図1(c)に示すように、セパレータ3aの周辺部を融着部4で熱溶着して、正極板1が内部に収納・配置された袋状セパレータ3を作製した。
図1(b)に示すように、幅L5=100mmおよび高さL6=120mmを有する2枚の方形状のポリプロピレン(PP)製のセパレータ3a(厚み30μm)の間に正極板1を配置した後、図1(c)に示すように、セパレータ3aの周辺部を融着部4で熱溶着して、正極板1が内部に収納・配置された袋状セパレータ3を作製した。
〔積層電極体の作製〕
上記正極板1が内部に配置された袋状セパレータ3を50枚、負極板2を51枚調製し、図3に示すように、該袋状セパレータ3と負極板2とを交互に積層した。その際、両端面部に負極板2が位置するようにした。ついで、図4に示すように、この積層体の両端面を形状保持のための絶縁テープ26で接続して、積層電極体10を得た。
上記正極板1が内部に配置された袋状セパレータ3を50枚、負極板2を51枚調製し、図3に示すように、該袋状セパレータ3と負極板2とを交互に積層した。その際、両端面部に負極板2が位置するようにした。ついで、図4に示すように、この積層体の両端面を形状保持のための絶縁テープ26で接続して、積層電極体10を得た。
〔集電端子の溶接〕
図5に示すように、正極リードタブ11および負極リードタブ12のそれぞれの延出端部に、幅30mm、厚み0.5mmのアルミニウム板よりなる正極集電端子15ならびに幅30mm、厚み0.5mmの銅板よりなる負極集電端子16を、それぞれ超音波溶接法により接合した。
図5に示すように、正極リードタブ11および負極リードタブ12のそれぞれの延出端部に、幅30mm、厚み0.5mmのアルミニウム板よりなる正極集電端子15ならびに幅30mm、厚み0.5mmの銅板よりなる負極集電端子16を、それぞれ超音波溶接法により接合した。
なお、図5およびその他の図面に示す参照符号S1は、後述する外装体18を熱封止する際の密閉性を確保するために正負極集電端子15、16にそれぞれ幅方向に沿って帯状に固着するように成形された樹脂封止材(糊材)を指示する。
〔極板リードタブの溶接〕
正負極集電端子15、16と正負極板1、2との間の位置(図5に示す位置P11、P12)、即ち正負極リードタブ11、12のみが存在する位置で、積層された正極リードタブ11同士および負極リードタブ12同士を、それぞれ超音波溶接法により接合した。
正負極集電端子15、16と正負極板1、2との間の位置(図5に示す位置P11、P12)、即ち正負極リードタブ11、12のみが存在する位置で、積層された正極リードタブ11同士および負極リードタブ12同士を、それぞれ超音波溶接法により接合した。
〔集電部の整形〕
図6に示すように、正負極リードタブ11、12を、各極板(正負極板1、2)から途上で折り畳まれながら延出する構成となるように折り曲げた。より具体的には以下のようにした。積層された正負極リードタブ11、12を、各極板(正負極板1、2)から延出する位置でまず積層方向における一端部(図6では上端部)に寄せる(集積する)ようにそれぞれ折り曲げた。即ち、積層された正負極リードタブ11、12の全体を、各極板(正負極板1、2)から延出する位置でまず側面視概略鉤形状となるように一方側(図6では上方側)へ折り曲げて、延出方向に対しほぼ直角方向に(即ち厚み方向に)延出するようにした。ついで、その延出端(図6では上端)で180°(図6では下方へ)折返した。ついで、最初の折り曲げ位置(図6では下端)で、接合されている正負極集電端子15、16ごと、再度直角方向に折り曲げて再度もとの延出方向(図6では左方向)に沿って延出させるようにした。これにより、正負極リードタブ11、12を全体として延出途上で折り畳み、延出方向に短縮して、折り畳み構造となるようにした。この折り畳み構造においては、正負極リードタブ11、12が各極板(正負極板1、2)から延出する位置でまず積層方向における一端部(図6では上端部)に寄せる(集積する)ようにそれぞれ折り曲げられ、その延出端(図6では上端)で180°(図6では下方へ)折返されているが、その一端部(図6では上端部)の側が折り目側に相当し、一方、この折り目側と反対側で、正負極リードタブ11、12が再度直角方向に折り曲げられて再度もとの延出方向(図6では左方向)に沿って延出しているが、その折り目側と反対側の位置(最初の折り曲げ位置;図6では下端)の側が、拡開側に相当する。
図6に示すように、正負極リードタブ11、12を、各極板(正負極板1、2)から途上で折り畳まれながら延出する構成となるように折り曲げた。より具体的には以下のようにした。積層された正負極リードタブ11、12を、各極板(正負極板1、2)から延出する位置でまず積層方向における一端部(図6では上端部)に寄せる(集積する)ようにそれぞれ折り曲げた。即ち、積層された正負極リードタブ11、12の全体を、各極板(正負極板1、2)から延出する位置でまず側面視概略鉤形状となるように一方側(図6では上方側)へ折り曲げて、延出方向に対しほぼ直角方向に(即ち厚み方向に)延出するようにした。ついで、その延出端(図6では上端)で180°(図6では下方へ)折返した。ついで、最初の折り曲げ位置(図6では下端)で、接合されている正負極集電端子15、16ごと、再度直角方向に折り曲げて再度もとの延出方向(図6では左方向)に沿って延出させるようにした。これにより、正負極リードタブ11、12を全体として延出途上で折り畳み、延出方向に短縮して、折り畳み構造となるようにした。この折り畳み構造においては、正負極リードタブ11、12が各極板(正負極板1、2)から延出する位置でまず積層方向における一端部(図6では上端部)に寄せる(集積する)ようにそれぞれ折り曲げられ、その延出端(図6では上端)で180°(図6では下方へ)折返されているが、その一端部(図6では上端部)の側が折り目側に相当し、一方、この折り目側と反対側で、正負極リードタブ11、12が再度直角方向に折り曲げられて再度もとの延出方向(図6では左方向)に沿って延出しているが、その折り目側と反対側の位置(最初の折り曲げ位置;図6では下端)の側が、拡開側に相当する。
〔スペーサの作製〕
JIS K 7171に規定されたプラスチック−曲げ特性の試験方法による曲げ強度35〜55MPa、曲げ弾性率897〜1700MPaのポリプロピレンを成形して、図7に示す一体型スペーサ5を作製した。一体型スペーサ5は、同図に示すように、概略帯状で長く延びる第1被覆部52と、該第1被覆部52と等長で断面鉤形状(L字形状)に延びる第2被覆部51とを有し、第1被覆部52と第2被覆部51の一方片(図7では水平片)とが、間隔をおいて平行に対向配置され、中央部で矩形状の連結片53により上下に連結された縦L11=15.0mm、横L12=100.0mm、高さL13=13.0mmの断面略コ字形状となるように全体として一体的に成形された部材となっている。連結片53の幅は正極集電端子15と負極集電端子16との間隔より僅かに小さい程度となっており、連結片53の両側において、第2被覆部51の他方片(図7では垂直片)の先端縁と第1被覆部52との間には隙間が形成され、これにより連結片53の両側に、正極集電端子15および負極集電端子16をそれぞれ挿通するための正極側スリット54Pおよび負極側スリット54Nが形成されている。第2被覆部51の一方片(図7では水平片)はさらに延出して重複片51Eが形成されている。該重複片51Eは、積層電極体10の集電側端縁において正極板1が存在しない幅約2.5mmの部分に十分に重なる程度まで延出し、また第1被覆部52も該重複片51Eの延出端とほぼ等しい位置まで延出している。第1被覆部52の先端部の内側には、中実の半円柱状で横L12方向に延びる第1充填部52Sが一体的に形成されている。第2被覆部51の内側には、両片(図7では水平片および垂直片)に一体的に連続するように、中実の角柱状で横L12方向に延びる第2充填部51Sが形成されている(図9参照;図7では図示せず)。得られた一体型スペーサ5のビッカース硬さを測定したところ、100HVであった。
JIS K 7171に規定されたプラスチック−曲げ特性の試験方法による曲げ強度35〜55MPa、曲げ弾性率897〜1700MPaのポリプロピレンを成形して、図7に示す一体型スペーサ5を作製した。一体型スペーサ5は、同図に示すように、概略帯状で長く延びる第1被覆部52と、該第1被覆部52と等長で断面鉤形状(L字形状)に延びる第2被覆部51とを有し、第1被覆部52と第2被覆部51の一方片(図7では水平片)とが、間隔をおいて平行に対向配置され、中央部で矩形状の連結片53により上下に連結された縦L11=15.0mm、横L12=100.0mm、高さL13=13.0mmの断面略コ字形状となるように全体として一体的に成形された部材となっている。連結片53の幅は正極集電端子15と負極集電端子16との間隔より僅かに小さい程度となっており、連結片53の両側において、第2被覆部51の他方片(図7では垂直片)の先端縁と第1被覆部52との間には隙間が形成され、これにより連結片53の両側に、正極集電端子15および負極集電端子16をそれぞれ挿通するための正極側スリット54Pおよび負極側スリット54Nが形成されている。第2被覆部51の一方片(図7では水平片)はさらに延出して重複片51Eが形成されている。該重複片51Eは、積層電極体10の集電側端縁において正極板1が存在しない幅約2.5mmの部分に十分に重なる程度まで延出し、また第1被覆部52も該重複片51Eの延出端とほぼ等しい位置まで延出している。第1被覆部52の先端部の内側には、中実の半円柱状で横L12方向に延びる第1充填部52Sが一体的に形成されている。第2被覆部51の内側には、両片(図7では水平片および垂直片)に一体的に連続するように、中実の角柱状で横L12方向に延びる第2充填部51Sが形成されている(図9参照;図7では図示せず)。得られた一体型スペーサ5のビッカース硬さを測定したところ、100HVであった。
〔スペーサの配置〕
図8および図9に示すように、上記一体型スペーサ5を積層電極体10の集電側端に嵌着した。このとき、正極集電端子15と負極集電端子16を正極側スリット54Pおよび負極側スリット54Nにそれぞれ挿通するようにし、積層電極体10の集電側端縁において正極板1が存在しない部分に重複片51Eを上から重ねるようにし、正負極リードタブ11、12の折り畳み部に第1充填部52Sが下から食い込むようにして、積層電極体10の集電側端部および正負極リードタブ11、12を一体型スペーサ5が覆うようにし、正極集電端子15および負極集電端子16における樹脂封止材S1付着部およびこれより先端側部のみが一体型スペーサ5から外部に突出するようにした。
図8および図9に示すように、上記一体型スペーサ5を積層電極体10の集電側端に嵌着した。このとき、正極集電端子15と負極集電端子16を正極側スリット54Pおよび負極側スリット54Nにそれぞれ挿通するようにし、積層電極体10の集電側端縁において正極板1が存在しない部分に重複片51Eを上から重ねるようにし、正負極リードタブ11、12の折り畳み部に第1充填部52Sが下から食い込むようにして、積層電極体10の集電側端部および正負極リードタブ11、12を一体型スペーサ5が覆うようにし、正極集電端子15および負極集電端子16における樹脂封止材S1付着部およびこれより先端側部のみが一体型スペーサ5から外部に突出するようにした。
〔外装体への封入〕
図10および図11に示すように、あらかじめ電極体が設置できるように成形したラミネートフィルム17で構成した外装体18に、上記積層電極体10を挿入し、正極集電端子15および負極集電端子16のみが外装体18より外部に突出するよう正極集電端子15および負極集電端子16がある辺を熱融着するとともに、残りの3辺の内、2辺を熱融着した。
図10および図11に示すように、あらかじめ電極体が設置できるように成形したラミネートフィルム17で構成した外装体18に、上記積層電極体10を挿入し、正極集電端子15および負極集電端子16のみが外装体18より外部に突出するよう正極集電端子15および負極集電端子16がある辺を熱融着するとともに、残りの3辺の内、2辺を熱融着した。
〔電解液の封入、密封化〕
上記外装体18の熱溶着していない1辺から、エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)とが体積比で30:70の割合で混合された混合溶媒に、LiPF6が1M(モル/リットル)の割合で溶解された電解液を注入し、最後に熱溶着していない1辺を熱溶着することにより電池を作製した。
上記外装体18の熱溶着していない1辺から、エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)とが体積比で30:70の割合で混合された混合溶媒に、LiPF6が1M(モル/リットル)の割合で溶解された電解液を注入し、最後に熱溶着していない1辺を熱溶着することにより電池を作製した。
上記電解液の封入・密封工程において、外装体18を減圧封止しても、正負極リードタブ11、12より先端側部(集電側端部)や、積層電極体10の集電側端縁部、正負極リードタブ11、12の折り畳み部等で外装体18に皺や歪みが発生することもなく、また一体型スペーサ5に位置ズレが生じることもなかった。
(実施例1)
実施例の積層式電池としては、上記発明を実施する為の形態で説明した積層式電池と同様に作製したものを用いた。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A1と称す。
実施例の積層式電池としては、上記発明を実施する為の形態で説明した積層式電池と同様に作製したものを用いた。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A1と称す。
なお、以下の記述および図面において、上記発明を実施する為の形態(実施例1)ならびに図1ないし図11における部材ないし部位と同様の部材ないし部位には同一の符号を付し、不要な場合にはその説明を基本的に省略する。
(実施例2)
図12に示すように、本発明電池A1の一体型スペーサ5における第1被覆部52および第2被覆部51とそれぞれ同一の構成を有する第1スペーサ56および第2スペーサ55を個別に成形した。第1スペーサ56および第2スペーサ55はそれぞれ、同一の断面形状を有して一端から他端まで延びる横長の部材となっており、言うまでもなく第1スペーサ56および第2スペーサ55のいずれにも、本発明電池A1の一体型スペーサ5における連結片53に相当する部位は形成されていない。本発明電池A1の一体型スペーサ5における第1被覆部52および第2被覆部51の配置位置に第1スペーサ56および第2スペーサ55を個別に配置するようにした点以外は、前記本発明電池A1の場合と全て同様にして積層式電池を構成した。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A2と称す。
図12に示すように、本発明電池A1の一体型スペーサ5における第1被覆部52および第2被覆部51とそれぞれ同一の構成を有する第1スペーサ56および第2スペーサ55を個別に成形した。第1スペーサ56および第2スペーサ55はそれぞれ、同一の断面形状を有して一端から他端まで延びる横長の部材となっており、言うまでもなく第1スペーサ56および第2スペーサ55のいずれにも、本発明電池A1の一体型スペーサ5における連結片53に相当する部位は形成されていない。本発明電池A1の一体型スペーサ5における第1被覆部52および第2被覆部51の配置位置に第1スペーサ56および第2スペーサ55を個別に配置するようにした点以外は、前記本発明電池A1の場合と全て同様にして積層式電池を構成した。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A2と称す。
上記本発明電池A2においては、電解液の封入・密封工程において、外装体18を減圧封止すると、第1スペーサ56および第2スペーサ55に位置ズレが生じ、これに起因して外装体18に多少の皺や歪みが発生したのが認められたものの、正負極リードタブ11、12より先端側部(集電側端部)や、積層電極体10の集電側端縁部、正負極リードタブ11、12の折り畳み部等のそれぞれにおいては、外装体18が食い込んで凹んだりすることは第1スペーサ56および第2スペーサ55により阻止され、したがって実質的な皺や歪みが発生することはなかった。
(比較例1)
第1スペーサを配置しないようにした点以外は前記本発明電池A2の場合と全て同様にして積層式電池を構成した。
このようにして作製した電池を、以下、比較電池Z1と称す。
第1スペーサを配置しないようにした点以外は前記本発明電池A2の場合と全て同様にして積層式電池を構成した。
このようにして作製した電池を、以下、比較電池Z1と称す。
上記比較電池Z1においては、電解液の封入・密封工程において、外装体18を減圧封止すると、正負極リードタブ11、12の拡開側端部に外装体18が食い込んで凹み、これにより外装体18に実質的な皺が発生した。また、第2スペーサ55に位置ズレが生じ、これによっても外装体18に皺が発生しているのが認められた。
〔本発明電池A1、A2の効果〕
上記本発明電池A1、A2は、50枚の正極板1と51枚の負極板2とが袋状セパレータ3を介して交互に積層されて積層電極体10が構成され、上記各極板1、2から延出した正負極リードタブ11、12がそれぞれ複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子15、16にそれぞれ接合され、上記正負極集電端子15、16と正負極板1、2との間の位置で、積層された上記正極リードタブ11同士および上記負極リードタブ12同士がそれぞれ接合され、上記正負極リードタブ11、12が上記各極板1、2から途上で折り畳まれながら延出し、上記積層電極体10が可撓性を有する外装体18に収容された積層式電池であって、上記正負極リードタブ11、12において折り畳まれることにより形成された、折り目側と反対側の拡開側の端部と上記外装体18との間に、第1スペーサとして、一体型スペーサ5の第1被覆部52(本発明電池A1)ないし第1スペーサ56(本発明電池A2)が配置された構成となっている。
上記本発明電池A1、A2は、50枚の正極板1と51枚の負極板2とが袋状セパレータ3を介して交互に積層されて積層電極体10が構成され、上記各極板1、2から延出した正負極リードタブ11、12がそれぞれ複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子15、16にそれぞれ接合され、上記正負極集電端子15、16と正負極板1、2との間の位置で、積層された上記正極リードタブ11同士および上記負極リードタブ12同士がそれぞれ接合され、上記正負極リードタブ11、12が上記各極板1、2から途上で折り畳まれながら延出し、上記積層電極体10が可撓性を有する外装体18に収容された積層式電池であって、上記正負極リードタブ11、12において折り畳まれることにより形成された、折り目側と反対側の拡開側の端部と上記外装体18との間に、第1スペーサとして、一体型スペーサ5の第1被覆部52(本発明電池A1)ないし第1スペーサ56(本発明電池A2)が配置された構成となっている。
上記本発明電池A1、A2の構成によれば、外装体18を減圧封止する際に、正負極リードタブ11、12において折り畳まれることにより形成された拡開側の端部に外装体18が減圧により食い込もうとしても、この正負極リードタブ11、12の拡開側端部と外装体18との間に配置された第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56)により阻止されて食い込んでいくことができず、したがって外装体18がこの部分で内側へ凹むことができないため、皺や歪みが発生するのが抑制されるようになっている。
またこのとき、電池構成をあまり複雑化させることなく、正負極リードタブ11、12の拡開側端部と外装体18との間に第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56)を配置するという簡略な構成により、外装体18に皺や歪みが発生するのが効果的に抑制されるようになっている。
また、第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56)が、正負極リードタブ11、12において折り畳まれることにより形成された拡開側の端部の間に予め挿入するようにして配置されている。正負極リードタブ11、12の拡開側端部は、おしひろげられると容易に隙間が形成されるが、上記構成によれば、この拡開側端部に、一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56が、より具体的には第1充填部52Sが、予め挿入されていることにより、この折り畳み部に隙間が形成されることがより効果的に抑制されるようになっている。換言すれば、そのままであれば正負極リードタブ11、12において拡開側端部に形成され得るところであった隙間が、一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56(第1充填部52S)により予め埋められ(充填され)ており、これにより隙間の形成がより効果的に抑制されるようになっている。
また、正負極リードタブ11、12を間に挟んで第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56)が配置された側と反対側に、別のスペーサである第2スペーサとして、一体型スペーサ5の第2被覆部51ないし第2スペーサ55が配置されている。正負極リードタブ11、12を間に挟んで第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56)が配置された側と反対側の位置は、集電取出部分となる位置であり、特に隙間が形成されやすい位置であるから、この位置に第2スペーサ(一体型スペーサ5の第2被覆部51ないし第2スペーサ55)を配置することにより、外装体18に皺や歪みが発生するのがより効果的に抑制されるようになっている。
また、正負極リードタブ11、12の拡開が、第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56)によってのみならず、反対側から第2スペーサ(一体型スペーサ5の第2被覆部51ないし第2スペーサ55)によっても阻止されることとなっており、これにより外装体18の皺や歪みがさらに効果的に抑制されるようになっている。例えば図11に示すように、正負極リードタブ11、12が、第1スペーサである第1被覆部52の第1充填部52Sと、第2スペーサである第2被覆部51の第2充填部51Sとの間に挟まれるような体勢となっており、正負極リードタブ11、12が拡開していこうとしても、その拡開方向に第2被覆部51の第2充填部51Sが配置されていて実質的に拡開していく余地がなく、このため拡開が困難となっている。換言すれば、正負極リードタブ11、12の拡開が主として第1スペーサによって抑止されるのに加えて、補助的に第2スペーサによっても抑止されるようになっている。
また、第2スペーサ(一体型スペーサ5の第2被覆部51ないし第2スペーサ55)が、積層電極体10の周縁部に重複して厚みを補填し得る重複部51Eを有するものとなっている。積層電極体10においては、正極板1(95mm×115mm)が負極板2(100mm×120mm)よりも一回り小さく成形されていることから、その周縁部には正極板1が存在せず、したがって積層電極体10の周縁部はこれより中央側部に比して正極板1の分だけ薄くなっている。このため、このまま外装体18を減圧封止すると、この積層電極体10の周縁部においても外装体18が減圧により内側に凹むように(段差をなすように)変形して皺や歪みが発生しやすい。そこで、上記のように第2スペーサ(一体型スペーサ5の第2被覆部51ないし第2スペーサ55)に重複部51Eを設けておくことにより、積層電極体10の周縁部における厚みの不足が補填され、これにより外装体18が内側に凹むように変形することが抑制されるようになっている。
また、上記本発明電池A1の一体型スペーサ5が、第1スペーサに相当する第1被覆部52と第2スペーサに相当する第2被覆部51とが一体となった構成となっている。第1スペーサと第2スペーサとが別体となっていて個別に配置されていると、減圧封止による内圧変化や落下等による衝撃等によってこれら第1スペーサないし第2スペーサの位置がズレやすく、この位置ズレが外装体の皺や歪みの原因となりやすい。これに対し、上記本発明電池A1の一体型スペーサ5の構成においては第1スペーサ(第1被覆部52)と第2スペーサ(第2被覆部51)とが一体となっているので、このような位置ズレが生じ難い構成となっている。
また、上記本発明電池A1の一体型スペーサ5ならびに上記本発明電池A2の第2スペーサ55および第1スペーサ56がいずれもポリプロピレン製で絶縁性を有するものとなっている。スペーサとしては、必要な形状保持性を有するものであれば、絶縁体であると導体であるとを問わず任意の材質よりなるものを用いることができるが、上記一体型スペーサ5、第2スペーサ55および第1スペーサ56は絶縁性を有するものとなっているので、正極に対応する位置のスペーサと負極に対応する位置のスペーサとを絶縁する必要がなく、その分構成が簡略となっており、さらにはこれら両極に対応するスペーサが一体的となった構成となっている。また、ポリプロピレン樹脂が用いられているので、上記一体型スペーサ5、第2スペーサ55および第1スペーサ56に容易に所望の硬さが付与されるようになっている。
また、上記本発明電池A1の一体型スペーサ5ならびに上記本発明電池A2の第2スペーサ55および第1スペーサ56のビッカース硬さが100HVとなっているので、スペーサとしての形状保持性が十分となっているとともに、減圧封止の際にスペーサが硬すぎて角部等で外装体18を損傷するということが生じ難くなっている。また、適度に変形することができて取付や設置が容易となっており、特に一体型スペーサ5では第1スペーサと第2スペーサとが一体となっているので、正負極集電端子15、16を正負極側スリット54P、54Nにそれぞれ挿通しながら積層電極体10の終電側端に上下から挟み込むようにして嵌着する必要があり、このとき一体型スペーサ5の変形性が不十分であると取付や設置が困難となりやすいことから、ビッカース硬さが100HVであることがとりわけ有効となっている。
(実施例3)
図13に示すように、正負極リードタブ57、58を2段階接続構造とせず、したがって折り曲げずに正負極集電端子59、60に接続し、第1スペーサを配置しないようにした点以外は前記本発明電池A2の場合と全て同様にして積層式電池を構成した。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A3と称す。
図13に示すように、正負極リードタブ57、58を2段階接続構造とせず、したがって折り曲げずに正負極集電端子59、60に接続し、第1スペーサを配置しないようにした点以外は前記本発明電池A2の場合と全て同様にして積層式電池を構成した。
このようにして作製した電池を、以下、本発明電池A3と称す。
上記本発明電池A3においては、電解液の封入・密封工程において、外装体18を減圧封止すると、第2スペーサ55に位置ズレが生じ、これに起因して外装体18に多少の皺や歪みが発生したのが認められたものの、正負極リードタブ57、58より先端側部(集電側端部)や、積層電極体100の集電側端縁部等のそれぞれにおいては、外装体18が食い込んで凹んだりすることは第2スペーサ55により阻止され、したがって実質的な皺や歪みが発生することはなかった。なお言うまでもなく、本発明電池A3においては、正負極リードタブ57、58には折り畳み部が存在しないため、本来的にこの部分で外装体18が食い込んでくるようなことはない。
〔本発明電池A3の効果〕
上記本発明電池A3は、50枚の正極板と51枚の負極板とが袋状セパレータを介して交互に積層されて積層電極体100が構成され、上記各極板から延出した正負極リードタブ57、58がそれぞれ複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子59、60にそれぞれ接合され、上記積層電極体100が可撓性を有する外装体18に収容された積層式電池であって、上記正負極リードタブ57、58と上記外装体18との間に第2スペーサ55が配置され、上記第2スペーサ55が、上記積層電極体100の周縁部に重複して厚みを補填し得る重複部55Eを有する構成となっている。
上記本発明電池A3は、50枚の正極板と51枚の負極板とが袋状セパレータを介して交互に積層されて積層電極体100が構成され、上記各極板から延出した正負極リードタブ57、58がそれぞれ複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子59、60にそれぞれ接合され、上記積層電極体100が可撓性を有する外装体18に収容された積層式電池であって、上記正負極リードタブ57、58と上記外装体18との間に第2スペーサ55が配置され、上記第2スペーサ55が、上記積層電極体100の周縁部に重複して厚みを補填し得る重複部55Eを有する構成となっている。
上記本発明電池A3の構成によれば、正負極リードタブ57、58と外装体18との間に第2スペーサ55が配置されることにより、外装体18が内側へ凹むことが阻止されて皺や歪みが発生するのが抑制されるようになっているが、さらに、第2スペーサ55が重複部55Eを有することにより、積層電極体100の周縁部において外装体18に皺や歪みが発生するのが抑制されるようになっている。
即ち、積層電極体100においては、正極板(95mm×115mm)が負極板(100mm×120mm)よりも一回り小さく成形されていることから、その周縁部には正極板が存在せず、したがって積層電極体100の周縁部はこれより中央側部に比して正極板の分だけ薄くなっている。このため、このまま外装体18を減圧封止すると、この積層電極体100の周縁部においても外装体18が減圧により内側に凹むように(段差をなすように)変形して皺や歪みが発生しやすい。ここで、上記本発明電池A3においては、第2スペーサ55に重複部55Eが設けられているので、積層電極体100の周縁部における厚みの不足が補填され、これにより外装体18が内側に凹むように変形することが抑制されるようになっている。
また、上記本発明電池A3においては、上記第2スペーサ55がポリプロピレン製で絶縁性を有するものとなっている。また、ポリプロピレン樹脂が用いられているので、上記第2スペーサ55に容易に所望の硬さが付与されるようになっている。
また、上記本発明電池A3においては、上記第2スペーサ55のビッカース硬さが100HVとなっているので、スペーサとしての形状保持性が十分となっているとともに、減圧封止の際にスペーサが硬すぎて角部等で外装体18を損傷するということが生じ難くなっている。また、適度に変形することができて取り付けや設置が容易となっている。
〔その他の事項〕
(1)上記本発明電池A1、A2においては、第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56)が、より具体的には第1充填部52Sが、正負極リードタブ11、12において折り畳まれることにより形成された拡開側の端部の間に予め挿入するようにして配置されているが、第1スペーサは、極板リードタブの拡開側端部と外装体の間に配置されていればよく、例えば図14に示すように、正負極リードタブ61、62の拡開側端部の間に挿入することなく、拡開側端部を外側から覆う構成とするようにしてもよい。同図に示す例では、形状保持性を有する平板状の第1被覆部72が、正負極リードタブ61、62の拡開側端部と外装体18との間に、当該拡開側端部を外側から覆うようにして配置され、前記本発明電池A1における一体型スペーサ5の第2被覆部51と同一構成を有する第2被覆部71と一体的に成形されて、全体として一体型スペーサ70が構成されている。この構成においては、平板状の第1被覆部72に覆われることにより、正負極リードタブ61、62の拡開側端部が閉塞され、これにより外装体18が食い込んでくることが阻止される。また、平板状の第1被覆部72が、第2被覆部71の重複部71Eと同様に、積層電極体110の周縁部に重複する位置まで延びており、これにより、第2被覆部71の重複部71Eとともに上下から積層電極体110の周縁部を挟むようにして、この周縁部における正極板の不在による厚みの不足を補填し得るようになっている。
(1)上記本発明電池A1、A2においては、第1スペーサ(一体型スペーサ5の第1被覆部52ないし第1スペーサ56)が、より具体的には第1充填部52Sが、正負極リードタブ11、12において折り畳まれることにより形成された拡開側の端部の間に予め挿入するようにして配置されているが、第1スペーサは、極板リードタブの拡開側端部と外装体の間に配置されていればよく、例えば図14に示すように、正負極リードタブ61、62の拡開側端部の間に挿入することなく、拡開側端部を外側から覆う構成とするようにしてもよい。同図に示す例では、形状保持性を有する平板状の第1被覆部72が、正負極リードタブ61、62の拡開側端部と外装体18との間に、当該拡開側端部を外側から覆うようにして配置され、前記本発明電池A1における一体型スペーサ5の第2被覆部51と同一構成を有する第2被覆部71と一体的に成形されて、全体として一体型スペーサ70が構成されている。この構成においては、平板状の第1被覆部72に覆われることにより、正負極リードタブ61、62の拡開側端部が閉塞され、これにより外装体18が食い込んでくることが阻止される。また、平板状の第1被覆部72が、第2被覆部71の重複部71Eと同様に、積層電極体110の周縁部に重複する位置まで延びており、これにより、第2被覆部71の重複部71Eとともに上下から積層電極体110の周縁部を挟むようにして、この周縁部における正極板の不在による厚みの不足を補填し得るようになっている。
(2)上記本発明電池A1においては、一体型スペーサ5が、第1スペーサに相当する第1被覆部52と第2スペーサに相当する第2被覆部51とが一体成形により一体的に形成された構成となっているが、これにかえて、例えば第1被覆部と第2被覆部とを個別に成形し、これらを溶着、接着、ネジ止め等の適宜な方法により接合して一体化するようにしてもよい。この構成の場合、第1被覆部と第2被覆部とを積層電極体に個別に配置した後にこれらを一体化するようにすることもでき、これによれば、特にスペーサの硬さを大とした場合でも配置はより容易とすることができる。さらにまた、第2充填部や第1充填部等のようなスペーサの一部を個別に成形し、これを適宜な方法により本体部に接合して一体化するようにしてもよい。
(3)正極活物質としては、上記コバルト酸リチウムに限定されるものではなく、コバルト−ニッケル−マンガン、アルミニウム−ニッケル−マンガン、アルミニウム−ニッケル−コバルト等のコバルト、ニッケル或いはマンガンを含むリチウム複合酸化物や、スピネル型マンガン酸リチウム等でも構わない。
(4)負極活物質としては、天然黒鉛、人造黒鉛等の黒鉛以外にも、グラファイト・コークス・酸化スズ・金属リチウム・珪素・及びそれらの混合物等、リチウムイオンを挿入脱離できうるものであれば構わない。
(5)電解液としても特に本実施例で示したものに限定されるものではなく、リチウム塩としては例えばLiBF4、LiPF6、LiN(SO2CF3)2,LiN(SO2C2F5)2,LiPF6―x(CnF2n+1)x[但し、1<x<6、n=1又は2]等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を混合して使用できる。支持塩の濃度は特に限定されないが、電解液1リットル当り0.8〜1.8モルが望ましい。また、溶媒種としては上記ECやMEC以外にも、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン(GBL)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)等のカーボネート系溶媒が好ましく、更に好ましくは環状カーボネートと鎖状カーボネートの組合せが望ましい。
本発明は、例えばロボットや電気自動車等に搭載される動力、バックアップ電源などの高出力用途の電源に好適に適用することができる。
1:正極板
1a:正極活物質層
2:負極板
2a:負極活物質層
3:袋状セパレータ
3a:セパレータ
4:融着部
5:一体型スペーサ
51:第2被覆部(第2スペーサ)
51S:第2充填部
51E:重複片
52:第1被覆部(第1スペーサ)
52S:第1充填部
53:連結片
54P:正極側スリット
54N:負極側スリット
10:積層電極体
11:正極リードタブ
12:負極リードタブ
15:正極集電端子
16:負極集電端子
17:ラミネートフィルム
18:外装体
26:絶縁テープ
55:第2スペーサ
55E:重複部
56:第1スペーサ
57:正極リードタブ
58:負極リードタブ
59:正極集電端子
60:負極集電端子
61:正極リードタブ
62:負極リードタブ
70:一体型スペーサ
71:第2被覆部(第2スペーサ)
71E:重複部
72:第1被覆部(第1スペーサ)
100、110:積層電極体
S1:樹脂封止材(糊材)
1a:正極活物質層
2:負極板
2a:負極活物質層
3:袋状セパレータ
3a:セパレータ
4:融着部
5:一体型スペーサ
51:第2被覆部(第2スペーサ)
51S:第2充填部
51E:重複片
52:第1被覆部(第1スペーサ)
52S:第1充填部
53:連結片
54P:正極側スリット
54N:負極側スリット
10:積層電極体
11:正極リードタブ
12:負極リードタブ
15:正極集電端子
16:負極集電端子
17:ラミネートフィルム
18:外装体
26:絶縁テープ
55:第2スペーサ
55E:重複部
56:第1スペーサ
57:正極リードタブ
58:負極リードタブ
59:正極集電端子
60:負極集電端子
61:正極リードタブ
62:負極リードタブ
70:一体型スペーサ
71:第2被覆部(第2スペーサ)
71E:重複部
72:第1被覆部(第1スペーサ)
100、110:積層電極体
S1:樹脂封止材(糊材)
Claims (10)
- 複数枚の正極板と負極板とがセパレータを介して交互に積層されて積層電極体が構成され、
前記各極板から延出した極板リードタブが複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子にそれぞれ接合され、
前記集電端子と極板との間の位置で、積層された前記極板リードタブ同士が接合され、
前記極板リードタブが前記各極板から途上で折り畳まれながら延出し、
前記積層電極体が可撓性を有する外装体に収容された積層式電池であって、
前記極板リードタブにおいて少なくとも1回二つ折り式に折り畳まれることにより形成された、折り目側と反対側の拡開側の端部と前記外装体との間に、第1スペーサが配置されていることを特徴とする積層式電池。 - 前記第1スペーサが、前記極板リードタブにおいて拡開側端部の間に予め挿入するようにして配置されている、請求項1に記載の積層式電池。
- 前記極板リードタブを間に挟んで前記第1スペーサが配置された側と反対側に、別のスペーサである第2スペーサが配置されている、請求項1または請求項2に記載の積層式電池。
- 前記第2スペーサが、前記積層電極体の周縁部に重複して厚みを補填し得る重複部を有する、請求項3に記載の積層式電池。
- 前記第1スペーサと第2スペーサとが一体となっている、請求項3または請求項4に記載の積層式電池。
- 前記第1スペーサないし第2スペーサが絶縁性を有するものである、請求項1から請求項5のいずれかに記載の積層式電池。
- 前記スペーサのビッカース硬さが、100HV以上200HV未満である、請求項1から請求項6のいずれかに記載の積層式電池。
- 複数枚の正極板と負極板とがセパレータを介して交互に積層されて積層電極体が構成され、
前記各極板から延出した極板リードタブが複数枚積層し重ねるようにして正負極の集電端子にそれぞれ接合され、
前記積層電極体が可撓性を有する外装体に収容された積層式電池であって、
前記極板リードタブと前記外装体との間にスペーサが配置され、
前記スペーサが、前記積層電極体の周縁部に重複して厚みを補填し得る重複部を有することを特徴とする積層式電池。 - 前記スペーサが絶縁性を有するものである、請求項8に記載の積層式電池。
- 前記スペーサのビッカース硬さが、100HV以上200HV未満である、請求項8または請求項9に記載の積層式電池。
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