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JP2011257807A - Rfid機器およびその制御プログラム - Google Patents

Rfid機器およびその制御プログラム Download PDF

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JP2011257807A JP2010129367A JP2010129367A JP2011257807A JP 2011257807 A JP2011257807 A JP 2011257807A JP 2010129367 A JP2010129367 A JP 2010129367A JP 2010129367 A JP2010129367 A JP 2010129367A JP 2011257807 A JP2011257807 A JP 2011257807A
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Abstract

【課題】書き込むべきタグにデータが書き込まれていなかったり、書き込んだはずのデータが書き換わったりする場合に対処する。
【解決手段】実施形態のRFID機器は、その構成要素として、RFIDタグに対して読み取りおよび書き込みを行う読取書込手段を備える。また、前記読取書込手段にRFIDタグのタグIDまたはタグデータを読み取らせ、読み取った前記RFIDタグのタグIDまたはタグデータから書き込み済みであると判定される場合には多重書き込みを防止または警告する制御を行う制御手段を備える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、RFID機器およびその制御プログラムに関する。
近年、ICチップとアンテナを内蔵し、専用のリーダライタとアンテナを介して非接触で通信を行うことにより、ICチップのメモリに情報が書き込まれたり、同メモリに記憶されている情報が読取られたりする小型の無線タグが開発されている。この無線タグは、予め製造段階で固有の識別情報いわゆるタグIDが書換え不能に記憶されており、リーダライタは、このタグIDを基に媒体を個々に認識して情報の読取りや書込みを行う。そこで、この無線タグを、認識が必要な対象物に付すとともに、この対象物に関する情報をICチップで記憶することによって、リーダライタに接続されたホストは、リーダライタで読取られたタグからの情報により当該タグが付された対象物を特定することができる。この種のタグは、RFID(Radio Frequency Identification)タグとも称され、物流情報管理や個人情報管理などの様々な情報管理システムでの利用が提案されている。
RFIDタグは、従来のバーコードシステムのように、1つ1つの荷札にリーダライタをあてる必要がないため、離れた場所から複数の荷札をまとめて読み込むことができ、かつ、複数の荷札に対してまとめて書き込むことができる。
しかしながら、通信距離の長いUHF帯RFIDタグを使用した場合、状況によってはタグデータの書き込みを行いたいタグ以外のタグに誤って書き込む場合があり、これにより、書き込むべきタグにデータが正しく書き込まれていなかったり、書き込んだはずのデータが書き換わったりする場合があった。
上述した課題を解決するために、実施形態のRFID機器は、その構成要素として、RFIDタグに対して読み取りおよび書き込みを行う読取書込手段を備える。また、前記読取書込手段にRFIDタグのタグIDまたはタグデータを読み取らせ、読み取った前記RFIDタグのタグIDまたはタグデータから書き込み済みであると判定される場合には多重書き込みを防止または警告する制御を行う制御手段を備える。
図1は、一般的なRFIDタグの要部構成を示す図である。 図2は、RFID機器の一実施形態であるRFIDタグリーダライタの要部構成を示すブロック図である。 図3は、RFIDタグ、RFIDタグリーダライタおよびホストを含むシステム全体の概略構成を示す図である。 図4は、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御1について説明するフローチャートである。 図5は、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御2について説明するフローチャートである。 図6は、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御3について説明するフローチャートである。 図7は、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御4について説明するフローチャートである。 図8は、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御5について説明するフローチャートである。 図9は、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御6について説明するフローチャートである。
以下に、本発明にかかる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(RFIDタグ)
はじめに、RFIDタグの構成について図1を用いて説明する。図1は、RFIDタグの主要部の構成を示すブロック図である。図1に示すように、RFIDタグ100は、アンテナ101と、ICチップ102とで構成されている。図1では、アンテナ101をRFIDタグ100に含めて図示しているが、アンテナ101は、RFIDタグ100に内蔵しても、外付けとしてもよい。
ICチップ102は、アンテナ101で受信した変調波の整流と安定化を行うことによりICチップ102の各部に電源を供給する電源生成部111、上記変調波を復調して制御部113へ送出する復調部112、制御部113から送出されたデータを変調してアンテナ101に送出する変調部114、復調部112で復調されたデータを記憶部115に書込んだり、記憶部115からデータを読み出して変調部114へ送出したりする制御部113、及びフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性の書換え可能な記憶部115等で構成されている。記憶部115には、当該RFIDタグ100の製造段階で製造業者により割当て設定された固有の識別情報であるタグIDが予め記憶されている。また、ユーザが任意のデータを書込むことができるユーザ領域が確保されている。なお、図1の例では、アンテナ101は、ICチップ102に外付けされているが、ICチップ102内の復調部112および変調部114からなる無線通信部の一部としてICチップ102に内蔵される形態としてもよい。
(RFIDタグリーダライタ)
次に、RFIDタグリーダライタの構成について図2を用いて説明する。図2は、RFIDタグ100に対しデータの読み取り/書き込みを行うためのRFIDタグリーダライタ200の主要部の構成を示すブロック図である。図2に示すように、RFIDタグリーダライタ200は、無線通信部を構成するRFIDリーダライタ部201およびアンテナ部202と、操作パネル203と、通信インターフェイス204と、記憶部205と、制御部206等を備えている。
アンテナ部202は、RFIDリーダライタ部201の制御により読取/書込信号としての変調波を発信し、この変調波を受信したRFIDタグ100から発信される変調波を受信するものである。読取/書込信号は、RFIDタグの読み取りまたは書き込みを行う際、RFIDタグへ送信する信号である。この信号により、RFIDリーダライタ部201は、アンテナ部202から発信される変調波が到達し得る交信領域内に存在する前述のRFIDタグ100の記憶部115からそこに格納されているデータを非接触で読取ったり、この記憶部115にデータを非接触で書き込んだりする。
操作パネル203には、各種キーや表示部等が設けられている。通信インターフェイス204には、各種外部装置が接続可能である。管理者は、この操作パネル203や、通信インターフェイス204に接続されたホスト装置(図示せず)を使用して、当該RFIDタグリーダライタ200を操作することができる。
記憶部205には、RFIDタグリーダライタ200を制御するための制御プログラムやRFID書込データ等が記憶されている。ここで、RFID書込データは、RFIDタグ100の記憶部115に書き込むべき情報(タグデータ)である。この記憶部205は、例えばフラッシュメモリやSRAM(Static Random Access Memory)等のメモリデバイスからなる。
制御部206は、RFIDリーダライタ部201、操作パネル203、通信インターフェイス204、記憶部205をそれぞれ制御するものである。制御部206は、ホスト装置(図示せず)から通信インターフェイス204を介してRFID発行ジョブを受信すると、このジョブに含まれているRFID書込データを記憶部205に記憶する。
(システムの概要)
本実施形態の一態様では、書き込み対象のRFIDタグ100に対してRFIDタグリーダライタ200が必要な読み取りを行い、書き込み対象のRFIDタグ100のタグIDまたは書き込み済みの(若しくは書き込み予定の)タグデータの一方または両方が、RFIDタグリーダライタ200から外部装置であるホスト(サーバ)へ送られる。そして、これらのデータが、実際に書き込みが行われた場合または書き込みが行われる場合にそのデータが登録されるこのホストのデータベース(ホストDB)に既に登録されている場合には所定の応答がなされ、この応答に応じてRFIDタグリーダライタ200側にて、多重書き込みを防止または警告するための制御が行われる(詳細は後述)。図3は、このような、RFIDタグ100、RFIDタグリーダライタ200およびホスト300を含むシステム全体の概略構成を示している。また、他の態様として、外部装置のホスト300に依らず、RFIDタグリーダライタ200において、タグデータが書き込み済みか否かに応じて多重書き込みを防止するための制御を行う(詳細は後述)。
(RFIDタグリーダライタおよびRFIDタグ間の動作の概要)
次に、RFIDタグリーダライタ200およびRFIDタグ100間で行われる動作の概要について説明する。
RFIDタグリーダライタ200により、RFIDタグ100の記憶部115に対するデータの読み取り/書き込みの際、RFIDリーダライタ部201とRFIDタグ100間で、所定の規格(例えば、EPCTM無線周波数識別プロトコル Class−1 Generation−2 UHF RFID 860MHz−960MHz周波数帯における通信プロトコル)に基づく通信制御がなされる。
RFIDタグ100は、RFIDリーダライタ部201からの読み取り/書き込みのためのコマンドデータを受信すると、RFIDタグ100の制御部113が、このコマンドデータに対する所定の処理を実行する。そして、RFIDタグ100における処理が終了すると、RFIDタグ100は、RFIDリーダライタ部201からのコマンドデータを正常に受け付けたこと(処理が正常に終了したこと)を通知するACK(Acknowledgement)をRFIDリーダライタ部201へ返信する。このような動作が、RFIDタグリーダライタ200およびRFIDタグ100間の基本的な動作として行われる。
続いて以下に、本実施形態において特徴的な諸制御について説明する。なお、以下で参照するフローチャートにおいて、“[RFIDタグリーダライタ]”はRFIDタグリーダライタ200による処理を示すために、また、“[ホスト]”はホスト300による処理を示すために付加している。
(RFIDタグへのデータ書き込み時の制御1)
まず、図4を参照し、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御1について説明する。
タグデータ書き込みの際、RFIDタグリーダライタ200は、まずRFIDタグ100から、そのタグIDを読み取り(ステップS401)、タグデータの書き込みを行う(ステップS402)。
タグデータの書き込みが完了すると、RFIDタグリーダライタ200は、ステップS401で読み取ったタグIDと、書き込んだタグデータの組をホストに送信する(ステップS403)。
ホストは、RFIDタグリーダライタ200から受けたタグIDについて、このホスト300に備わるホストDBを検索する(ステップS404)。このホストDBには、タグデータ書き込み済みのRFIDタグ100のタグIDおよびタグデータが登録され管理されている。
続いて、ホストは、当該タグIDが、ホストDBに登録済みであるかどうか判断する(ステップS405)。
当該タグIDがホストDBに登録済みである場合(ステップS405でYes)、多重書き込みが生じたことを示す多重書き込み警告をRFIDタグリーダライタ200に返送する(ステップS406)。
この多重書き込み警告を受けたRFIDタグリーダライタ200は、多重書き込み警告の情報を操作パネル203に表示したり警告音を発したりして、ユーザに通知する(ステップS407)。なお、プリンタ機能を有するRFIDタグリーダライタでは、当該警告を印字するようにしてもよい。
一方、当該タグIDがホストDBに登録されていない場合(ステップS405でNo)、当該タグIDとタグデータをホストDBに登録する(ステップS408)。
以上で、本制御は終了する。本制御では、書き込み対象のRFIDタグ100にタグデータの書き込みを行った上で、RFIDタグ100から読み取ったタグIDを基に判定を行い、このタグがすでに書き込み済みであった場合には、ユーザに多重書き込みが生じたことを知らせる警告を行っている。なお、上記では、ホストDBにはタグIDとタグデータを登録する構成としているが、少なくともタグIDが登録されておれば本制御を実施することができる。
(RFIDタグへのデータ書き込み時の制御2)
次に、図5を参照し、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御2について説明する。
はじめに、RFIDタグリーダライタ200は、RFIDタグ100から、そのタグIDを読み取る(ステップS501)。
次いで、RFIDタグリーダライタ200は、ステップS501で読み取ったタグIDと、書き込む予定のタグデータの組をホストに送信する(ステップS502)。
ホストは、RFIDタグリーダライタ200から受けたタグIDについてホストに備わるホストDBを検索する(ステップS503)。このホストDBには、タグデータ書き込み済みのRFIDタグ100のタグIDおよびタグデータが登録され管理されている。
そして、ホストは、当該タグIDがホストDBに登録済みであるかどうか判断する(ステップS504)。
当該タグIDがホストDBに登録済みである場合(ステップS504でYes)、書き込み不可通知をRFIDタグリーダライタ200に返送する(ステップS505)。RFIDタグリーダライタ200は、この書き込み不可通知を受けると、RFIDタグ100へのタグデータの書き込みを行わずに本制御を終了する。
一方、当該タグIDがホストDBに登録されていない場合(ステップS504でNo)、当該タグIDとタグデータをホストDBに登録し(ステップS506)、書き込み許可通知をRFIDタグリーダライタ200に返送する(ステップS507)。
ホストから書き込み許可通知を受けたRFIDタグリーダライタ200は、書き込み対象のRFIDタグにタグデータを書き込む(ステップS508)。
以上で、本制御は終了する。本制御では、書き込み対象のRFIDタグ100がすでに書き込み済みであった場合には、タグデータの書き込みを不可とし、そうでない場合にタグデータの書き込みを行う制御を行っている。なお、上記では、ホストDBにはタグIDとタグデータを登録する構成としているが、少なくともタグIDが登録されておれば本制御を実施することができる。
(RFIDタグへのデータ書き込み時の制御3)
次に、図6を参照し、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御3について説明する。
はじめに、RFIDタグリーダライタ200は、RFIDタグ100から、そのタグデータを読み取る(ステップS601)。
次いで、RFIDタグ100から読み取ったタグデータが書き込み済みデータか否か判断する(ステップS602)。ここでは、一例として、読み取ったタグデータが“0000”以外の場合、書き込み済みデータであるとする。
ここで、RFIDタグ100から読み取ったタグデータが書き込み済みデータ(すなわち、“0000”以外)である場合(ステップS602でYes)、多重書き込みが生じることを知らせる多重書き込み警告を操作パネル203に表示したり警告音を発したりして、ユーザに通知する(ステップS603)。なお、プリンタ機能を有するRFIDタグリーダライタ200では、当該警告を印字するようにしてもよい。そして、書き込み対象のRFIDタグ100にタグデータを書き込む(ステップS604)。
一方、RFIDタグ100から読み取ったタグデータが書き込み済みデータでない場合は(ステップS602でNo)、そのまま書き込み対象のRFIDタグ100にタグデータを書き込む(ステップS604)。
以上で、本制御は終了する。本制御では、RFIDタグリーダライタ200において、RFIDタグ100が未書き込みの場合にタグデータの書き込みを行い、書き込み済みの場合は、ユーザに多重書き込みが生じることを知らせる警告行った上でタグデータの書き込みを行っている。
(RFIDタグへのデータ書き込み時の制御4)
次に、図7を参照し、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御4について説明する。
はじめに、RFIDタグリーダライタ200は、RFIDタグ100から、そのタグデータを読み取る(ステップS701)。
次いで、RFIDタグ100から読み取ったタグデータが書き込み済みデータか否か判断する(ステップS702)。ここでは、一例として、読み取ったタグデータが“0000”以外の場合、書き込み済みデータであるとする。
ここで、RFIDタグ100から読み取ったタグデータが書き込み済みデータ(すなわち、“0000”以外)である場合(ステップS702でYes)、多重書き込みが生じることを知らせる多重書き込み警告を操作パネル203に表示したり警告音を発したりして、ユーザに通知する(ステップS703)。なお、プリンタ機能を有するRFIDタグリーダライタでは、当該警告を印字するようにしてもよい。
一方、RFIDタグ100から読み取ったタグデータが書き込み済みデータでない場合は(ステップS702でNo)、書き込み対象のRFIDタグ100にタグデータを書き込む(ステップS704)。
以上で、本制御は終了する。本制御では、RFIDタグ100が未書き込みの場合にタグデータの書き込みを行い、書き込み済みの場合は、ユーザに多重書き込みが生じることを知らせる警告を行いタグデータを書き込まないようにしている。
(RFIDタグへのデータ書き込み時の制御5)
次に、図8を参照し、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御5について説明する。
タグデータ書き込みの際、RFIDタグリーダライタ200は、まず書き込み対象のRFIDタグ100から、タグデータを読み取り保存する(ステップS801)。
次いで、書き込み対象のRFIDタグ100に書き込むべきタグデータの書き込みを行う(ステップS802)。
タグデータの書き込みが完了すると、RFIDタグリーダライタ200は、ステップS801で読み取り保存しているタグデータをホストに送信する(ステップS803)。
ホストは、RFIDタグリーダライタ200から受けたタグデータについて、このホストに備わるホストDBを検索する(ステップS804)。このホストDBには、書き込み済みのタグデータが登録されている。
そして、ホストは、当該タグデータが、ホストDBに登録済みであるかどうか判断する(ステップS805)。
当該タグデータがホストDBに登録済みである場合(ステップS805でYes)、多重書き込みが生じたことを示す多重書き込み警告をRFIDタグリーダライタ200に返送する(ステップS806)。
この多重書き込み警告を受けたRFIDタグリーダライタ200は、多重書き込み警告を操作パネル203に表示したり警告音を発したりして、ユーザに通知する(ステップS807)。なお、RFIDタグリーダライタ200にプリンタ機能を有する場合当該警告を印字するようにしてもよい。
一方、当該タグデータがホストDBに登録されていない場合(ステップS805でNo)、当該タグデータをホストDBに登録する(ステップS808)。
以上で、本制御は終了する。本制御では、書き込み対象のRFIDタグ100にタグデータの書き込みを行った上で、RFIDタグ100から読み取ったタグデータを基に判定を行い、このタグがすでに書き込み済みであった場合には、ユーザに多重書き込みが生じたことを知らせる警告を行っている。
(RFIDタグへのデータ書き込み時の制御6)
次に、図9を参照し、RFIDタグへのデータ書き込み時の制御6について説明する。
はじめに、RFIDタグリーダライタ200は、まずRFIDタグ100から、そのタグデータを読み取り保存する(ステップS901)。
次いで、RFIDタグリーダライタ200は、ステップS901で読み取り保存しているタグデータをホストに送信する(ステップS902)。
ホストは、RFIDタグリーダライタ200から受けたタグデータについてホストに備わるホストDBを検索する(ステップS903)。このホストDBには、書き込み済みのタグデータが登録されている。
そして、ホストは、当該タグデータがホストDBに登録済みであるかどうか判断する(ステップS904)。
当該タグデータがホストDBに登録済みである場合(ステップS904でYes)、書き込み不可通知をRFIDタグリーダライタ200に返送する(ステップS905)。RFIDタグリーダライタ200は、この書き込み不可通知を受けると、RFIDタグ100へのタグデータの書き込みを行わずに本制御を終了する。
一方、当該タグデータがホストDBに登録されていない場合(ステップS904でNo)、当該タグデータをホストDBに登録し(ステップS906)、書き込み許可通知をRFIDタグリーダライタ200に返送する(ステップS907)。
ホストから書き込み許可通知を受けたRFIDタグリーダライタ200は、書き込み対象のRFIDタグにタグデータを書き込む(ステップS908)。
以上で、本制御は終了する。本制御では、RFIDタグ100に対するタグデータの書き込み前に、RFIDタグ100から読み取ったタグデータを基に判定を行い、書き込み対象のRFIDタグ100が既に書き込み済みであった場合には、タグデータの書き込みを不可とし、そうでない場合にタグデータの書き込みを行う制御を行っている。
なお、上述した制御について、タグデータの書き込みを行った上で多重書き込みの警告を行うか、または、多重書き込みとなる場合の書き込みを不可とするかなどの切り替えを、RFIDタグリーダライタ200の操作パネル203や図示しないディップスイッチ等の設定手段を用いた設定により、切り替えられる構成とすることが好ましい。
以上説明した実施形態によれば、読み取った個々のRFIDタグのタグIDまたはタグデータを基に、タグデータの書き込み済みか否かを判定し、書き込み済みのタグに書き込みを行った場合にはユーザに対し多重書き込みの警告を行い、または、書き込み済みの場合にはタグデータの書き込みを行わないようにするので、多重書き込みや誤書き込みを抑止することができる。
なお、本実施形態のRFIDタグリーダライタ200において実行される、図4〜図9中のRFIDタグリーダライタ200による処理は、このRFIDタグリーダライタ200の制御部206が実行する制御プログラムとして、記憶部205のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに予め組み込まれて提供される。この制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、着脱可能なメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供し、これらのリーダおよびホストを介してRFIDタグリーダライタ200の記憶部205へインストールするように構成してもよい。さらに、上記制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でホスト等を介してダウンロードさせ、RFIDタグリーダライタ200の記憶部205へインストールするように構成しても良い。
100 RFIDタグ
101 アンテナ
102 ICチップ
111 電源生成部
112 復調部
113 制御部
114 変調部
115 記憶部
200 RFIDタグリーダライタ
201 RFIDリーダライタ部(読取書込手段)
202 アンテナ部
203 操作パネル
204 通信I/F(通信手段)
205 記憶部
206 制御部(制御手段)
300 ホスト
特開2006−331106号公報

Claims (6)

  1. RFIDタグに対して読み取りおよび書き込みを行う読取書込手段と、
    前記読取書込手段にRFIDタグのタグIDまたはタグデータを読み取らせ、読み取った前記RFIDタグのタグIDまたはタグデータから書き込み済みであると判定される場合には多重書き込みを防止または警告する制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とするRFID機器。
  2. タグデータ書き込み済みRFIDタグのタグIDが登録される外部装置と通信を行う通信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記読取書込手段にRFIDタグのタグIDを読み取らせ、
    前記通信手段に、前記読取手段により読み取った前記タグIDを前記外部装置へ送信させ、
    前記通信手段から送信された前記タグIDに対する前記外部装置からの応答が、前記RFIDタグが書き込み済みである場合の応答である場合、多重書き込みを防止または警告する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のRFID機器。
  3. タグデータ書き込み済みRFIDタグのタグデータが登録される外部装置と通信を行う通信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記読取書込手段にRFIDタグのタグデータを読み取らせ、
    前記通信手段に前記読取手段により読み取った前記タグデータを前記外部装置へ送信させ、
    前記通信手段から送信された前記タグデータに対する前記外部装置からの応答が、前記RFIDタグが書き込み済みである場合の応答である場合、多重書き込みを防止または警告する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のRFID機器。
  4. 前記制御手段は、前記読取書込手段に前記RFIDタグへのタグデータの書き込みを行わせた後、前記外部装置から前記RFIDタグが書き込み済みである場合の応答を受けた場合、ユーザに警告するための制御を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のRFID機器。
  5. 前記制御手段は、前記応答が、前記RFIDタグが書き込み済みである場合の応答である場合、前記RFIDタグへのタグデータの書き込みを不可とし、そうでない場合、前記読取書込手段に前記RFIDタグへのタグデータの書き込みを行わせることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のRFID機器。
  6. RFIDタグに対して読み取りおよび書き込みを行う読取書込手段と、制御手段とを備えるRFID機器の制御プログラムであって、
    前記制御手段に、前記読取書込手段にRFIDタグのタグIDまたはタグデータを読み取らせるステップ、および、読み取った前記RFIDタグのタグIDまたはタグデータから書き込み済みであると判定される場合には多重書き込みを防止または警告する制御を行うステップを実行させるプログラム。
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