JP2011241894A - 二つ割り転がり軸受及びこれを備えた軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】潤滑油の供給量が少量であっても、軸受の耐久性が低下するのを抑制することができる二つ割り転がり軸受及びこれを備えた軸受装置を提供する。
【解決手段】本発明の二つ割り転がり軸受は、円周方向に二つ割りにされた外輪と、外輪の内周面を転動する複数個のころと、各ころを円周方向略等間隔に保持する保持器4とを備える。保持器4の円環部21の外周面24には、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って保持器4の回転方向に対して漸次逆方向に傾斜するとともに、外輪2の内周面との間に存在する潤滑油を保持器4の回転により軸方向内側へ掻き込む溝部25を形成する。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の二つ割り転がり軸受は、円周方向に二つ割りにされた外輪と、外輪の内周面を転動する複数個のころと、各ころを円周方向略等間隔に保持する保持器4とを備える。保持器4の円環部21の外周面24には、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って保持器4の回転方向に対して漸次逆方向に傾斜するとともに、外輪2の内周面との間に存在する潤滑油を保持器4の回転により軸方向内側へ掻き込む溝部25を形成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、二つ割り転がり軸受及びこれを備えた軸受装置に関する。
自動車や船舶などのエンジンにおいて、ピストンの往復動を回転運動に変換するクランクシャフトを支持する支持軸受は、カウンターウェイト間又はカウンターウェイトとコンロッド大端部との間に配置されることから、円周方向に二分割された分割軸受が使用されている。
前記支持軸受としては、従来、回転損失の大きい滑り軸受が使用されている。しかし、近年、より燃料消費量の少ないエンジンに対する要求が益々高まっていることから、回転損失を低減させるために、前記滑り軸受に代えて周方向に二分割された転がり軸受を使用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この分割型の転がり軸受は、例えば、円周方向に二つ割りにされた外輪と、外輪の内周の軌道面を転動する複数個の転動体と、各転動体を円周方向略等間隔に保持する保持器とを備えている。そして、クランクシャフトのジャーナル部が内輪部材として転がり軸受に内嵌されている。保持器は、その外周面が各外輪の内周面に摺接することで、回転が案内されるようになっている。
上記転がり軸受にあっては、軸受内部に供給する潤滑油によって軸受トルクが増大するのを抑制するために、潤滑油の供給量を大幅に減少させる傾向にある。しかし、この場合、クランクシャフトを高速回転させると、軸受内部の潤滑油は、保持器の回転に伴う遠心力によって外輪の内周面と保持器の外周面との間から軸受外部へ漏出し、軸受内部の潤滑油が減少することがある。この場合、潤滑不足によって軸受温度が急激に上昇し、軸受に焼き付きが生じ易くなって、軸受の耐久性が低下するという問題が生じるおそれがある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、潤滑油の供給量が少量であっても、軸受の耐久性が低下するのを抑制することができる二つ割り転がり軸受及びこれを備えた軸受装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、潤滑油の供給量が少量であっても、軸受の耐久性が低下するのを抑制することができる二つ割り転がり軸受及びこれを備えた軸受装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明の二つ割り転がり軸受は、円周方向に二つ割りにされた外輪と、前記外輪の内周の軌道面を転動する複数個の転動体と、軸方向の両端部に配置されている一対の円環部と、両円環部の間で軸方向に延びかつ周方向等間隔に配列されて当該両円環部を連結しているとともに前記転動体を収容するためのポケットを互いの間に形成している複数の柱部とを有し、前記両円環部の外周面を前記外輪の内周面に摺接させることによって回転が案内される保持器とを備え、シャフトが内嵌される二つ割り転がり軸受であって、前記保持器の円環部の外周面には、前記外輪の内周面との間に存在する潤滑油を前記保持器の回転により軸方向内側へ掻き込む溝部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、保持器の円環部の外周面に形成された溝部により、外輪の内周面と円環部の外周面との間に存在する潤滑油を、保持器の回転により軸方向内側へ掻き込むことができる。これにより、軸受内部の潤滑油が外輪と保持器との間から軸受外部へ漏出するのを抑制することができる。この結果、潤滑油の供給量が少量であっても、潤滑不足により軸受に焼き付きが生じるのを抑制することができるため、二つ割り転がり軸受の耐久性を向上することができる。
また、前記溝部は、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って前記保持器の回転方向に対して漸次逆方向に傾斜していることが好ましい。この構成によれば、溝部により潤滑油を軸方向内側へ効率良く掻き込むことができる。
また、前記溝部の底面は、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って漸次径方向外側へ傾斜していることが好ましい。この構成によれば、円環部に溝部を形成することに起因して、円環部の軸方向内側における径方向の厚みが薄くなるのを抑制することができるため、保持器の強度が低下するのを抑制することができる。
本発明の軸受装置は、前述した二つ割り転がり軸受と、この二つ割り転がり軸受の外輪を密嵌して支持する支持孔を有するハウジングと、を備えていることを特徴としている。
本発明の軸受装置では、前述した二つ割り転がり軸受を用いているので、潤滑油の供給量が少量であっても、軸受内部の潤滑不足に起因して軸受に焼き付きが生じるのを抑制することができる。これにより、軸受装置の耐久性を向上することができる。
本発明の軸受装置では、前述した二つ割り転がり軸受を用いているので、潤滑油の供給量が少量であっても、軸受内部の潤滑不足に起因して軸受に焼き付きが生じるのを抑制することができる。これにより、軸受装置の耐久性を向上することができる。
本発明によれば、潤滑油の供給量が少量であっても、軸受内部の潤滑不足に起因して軸受に焼き付きが生じるのを抑制することができるため、二つ割り転がり軸受の耐久性を向上することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の二つ割り転がり軸受及びこれを用いた軸受装置の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る二つ割り転がり軸受を示す断面図である。二つ割り転がり軸受1は、円周方向に二つ割りにされた外輪2と、外輪2の内周の軌道面11を転動する複数個の転動体であるころ3と、円周方向に二つ割りにされた保持器4とを備えている。
図1は本発明の実施形態に係る二つ割り転がり軸受を示す断面図である。二つ割り転がり軸受1は、円周方向に二つ割りにされた外輪2と、外輪2の内周の軌道面11を転動する複数個の転動体であるころ3と、円周方向に二つ割りにされた保持器4とを備えている。
外輪2は、半円筒状に形成された二つの半割外輪2a,2bからなっている。また、保持器4は、各ころ3を円周方向略等間隔に保持するものであり、半円状の一対の半割保持器4a,4bからなっている。シャフト5は、二つ割り転がり軸受1の前記複数個のころ3で囲まれる部分に内嵌されることにより当該転がり軸受1に回転自在に支持されている。このシャフト5は二つ割り転がり軸受1の内輪としても機能している。
図2は図1のA−A断面図である。外輪2の内周面には、その軸方向中央部においてころ3が転動する前記軌道面11と、軌道面11の軸方向両側において径方向内方に突出する保持器4の案内面12とが一体的に形成されている。
図3は保持器4の要部を示す平面図である。図1及び図3において、保持器4は、軸方向の両端部に配置された一対の円環部21と、両円環部21の間で軸方向に延びかつ周方向等間隔に配列されて両円環部21を連結している複数の柱部22とを備えている。隣接する柱部22と一対の円環部21とによって囲まれるポケット23内にころ3を収容し、ころ3を円周方向に沿って所定間隔に保持している(図2参照)。
また、保持器4は、外輪2によって回転が案内されるいわゆる外輪案内式とされており、図2に示すように、外輪2の案内面12に各円環部21の外周面24を摺接させることによって回転が案内される。
図3において、各円環部21の外周面24には、この外周面24と外輪2の案内面12との間に存在する潤滑油を軸方向内側(図2及び図3の矢印A方向)へ掻き込む溝部25が周方向等間隔に複数形成されている。図3の左右の円環部21にそれぞれ形成された溝部25は、保持器4の幅方向の中心線Cを挟んで線対称に形成されている。
具体的には、図3の右側の溝部25は、右側の円環部21の軸方向外側(右側)から軸方向内側(左側)に向かうに従って、保持器4の回転方向(矢印B方向)に対して漸次逆方向に傾斜している。また、図3の左側の溝部25は、左側の円環部21の軸方向外側(左側)から軸方向内側(右側)に向かうに従って、保持器4の回転方向(矢印B方向)に対して漸次逆方向に傾斜している。左右の各溝部25の傾斜角度θは、保持器4の軸線Xに対して例えば30〜40度に設定されている。
図4は、保持器4の円環部21を示す要部拡大断面図である。溝部25は、図4に示すように、円環部21の外周面24の軸方向内端24aより軸方向外側(右側)に少し離反した位置から軸方向外端24bにかけて形成されている。また、溝部25の底面25aは、軸方向外側から軸方向内側(左側)に向かうに従って漸次径方向外側(上側)へ傾斜している。これにより、円環部21の軸方向内側の径方向寸法(肉厚)t1は、軸方向外側の径方向寸法t2よりも長く設定されている。また、溝部25の軸方向外端24bの深さhは、前記径方向寸法t1(1〜3mm)の1/2〜1/3となるように設定されている。
以上の構成の二つ割り転がり軸受1によれば、保持器4の各円環部21の外周面24に形成された溝部25により、前記外周面24と外輪2の案内面12との間に存在する潤滑油を、保持器4が回転することで、軸方向内側(図3の矢印A方向)へ掻き込むことができる。これにより、軸受内部の潤滑油が外輪2と保持器4との間から軸受外部へ漏出するのを抑制することができる。この結果、潤滑油の供給量が少量であっても、潤滑不足により軸受に焼き付きが生じるのを抑制することができるため、二つ割り転がり軸受1の耐久性を向上することができる。
また、溝部25は、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って保持器4の回転方向に対して漸次逆方向に傾斜しているため、溝部25により潤滑油を軸方向内側へ効率良く掻き込むことができる。また、溝部25は、円環部21の外周面24の軸方向内端24aより軸方向外側(右側)に少し離反した位置から形成されている(図4参照)ため、軸方向内端24aよりも軸方向内側へ掻き込まれた潤滑油が円環部21を超えて軸方向外側へ流れるのを抑制することができる。
また、溝部25の底面25aは、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って漸次径方向外側へ傾斜しているため、円環部21に溝部25を形成することに起因して、円環部21の軸方向内側における径方向の厚み(径方向寸法t1)が薄くなるのを抑制することができる。これにより、保持器4の強度が低下するのを抑制することができる。
つぎに本発明の軸受装置の実施形態を説明する。図5は本発明の一実施形態に係る軸受装置が適用されるコンロッド(コネクティングロッド)の大端部の断面図である。コンロッド40は、その大端部41がクランクシャフトのクランクピン42に支持され、図示しない小端部側に図示しないピストンがピンを介して取り付けられる。
前記大端部41は、断面略半円形状の凹部を有する本体部43に、断面略半円形状の凹部を有するキャップ部44をボルト45で締結固定することにより断面略円形の支持孔46を形成する構造である。この本体部43とキャップ部44とで形成される断面略円形の支持孔46に、二つ割り転がり軸受51の外輪2が密嵌されている。二つ割り転がり軸受51は、前記二つ割り転がり軸受1と同一の構成であり、クランクピン42は二つ割り転がり軸受51の内輪部材を構成している。なお、本体部43とキャップ部44とによりハウジング47が構成されている。
図6は、軸受装置の他の実施形態を示す断面図である。この軸受装置は、クランクシャフト支持部60の一部を構成するハウジングであるアッパーブロック61とこのアッパーブロック61と一体に結合されるハウジングであるロアブロック62により形成される支持孔65に、二つ割り転がり軸受71の外輪2が密嵌された、クランクシャフト支持用の軸受装置である。二つ割り転がり軸受71は、前記二つ割り転がり軸受1と同一の構成であり、クランクシャフトのジャーナル部64が内輪部材として機能している。なお、アッパーブロック61とロアブロック62とによりハウジング66が構成されている。このアッパーブロック61とロアブロック62とは固定ボルト63により一体化されている。
本発明は、上記の実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、二つ割り転がり軸受の溝部の形状としては、図7(a)〜(c)に示すものであってもよい。図7(a)の溝部81は、円環部21の外周面24の軸方向全長に亘って傾斜して形成されている。図7(b)の溝部82は、円環部21の外周面24に湾曲して形成されている。図7(c)の溝部83は、円環部21の外周面24に2段傾斜して形成されている。なお、溝部82,83は、溝部81と同様に、前記外周面24の軸方向全長に亘って形成されていてもよい。
また、前述した実施形態では、軸受に内嵌されるシャフトとしてクランクシャフトを例示したが、カムシャフトなど他のシャフトにも本発明の軸受装置を適用することができる。
また、前述した実施形態は、転動体としてころを用いたニードル軸受を備えているが、転動体としてボールを用いた玉軸受を採用することもできる。
さらに、保持器は、二つ割り構造に限らず、周方向の1箇所で分断されたリング構造とし、この分断された箇所を拡げてシャフトの外周側に取り付けるように構成してもよい。
また、前述した実施形態は、転動体としてころを用いたニードル軸受を備えているが、転動体としてボールを用いた玉軸受を採用することもできる。
さらに、保持器は、二つ割り構造に限らず、周方向の1箇所で分断されたリング構造とし、この分断された箇所を拡げてシャフトの外周側に取り付けるように構成してもよい。
1,51,71:二つ割り転がり軸受、2:外輪、3:ころ(転動体)、4:保持器、5:シャフト、11:軌道面、21:円環部、22:柱部、23:ポケット、24:外周面、25,81〜83:溝部、25a:底面、46,65:支持孔、47,66:ハウジング
Claims (4)
- 円周方向に二つ割りにされた外輪と
前記外輪の内周の軌道面を転動する複数個の転動体と、
軸方向の両端部に配置されている一対の円環部と、両円環部の間で軸方向に延びかつ周方向等間隔に配列されて当該両円環部を連結しているとともに前記転動体を収容するためのポケットを互いの間に形成している複数の柱部とを有し、前記両円環部の外周面を前記外輪の内周面に摺接させることによって回転が案内される保持器とを備え、シャフトが内嵌される二つ割り転がり軸受であって、
前記保持器の円環部の外周面には、前記外輪の内周面との間に存在する潤滑油を前記保持器の回転により軸方向内側へ掻き込む溝部が形成されていることを特徴とする二つ割り転がり軸受。 - 前記溝部が、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って前記保持器の回転方向に対して漸次逆方向に傾斜している請求項1に記載の二つ割り転がり軸受。
- 前記溝部の底面が、軸方向外側から軸方向内側に向かうに従って漸次径方向外側へ傾斜している請求項1又は2に記載の二つ割り転がり軸受。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の二つ割り転がり軸受と、
前記二つ割り転がり軸受の外輪を密嵌して支持する支持孔を有するハウジングと、を備えていることを特徴とする軸受装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140708 |