JP2011132868A - Vane pump - Google Patents
Vane pump Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011132868A JP2011132868A JP2009292321A JP2009292321A JP2011132868A JP 2011132868 A JP2011132868 A JP 2011132868A JP 2009292321 A JP2009292321 A JP 2009292321A JP 2009292321 A JP2009292321 A JP 2009292321A JP 2011132868 A JP2011132868 A JP 2011132868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- return
- suction
- pump chamber
- annular passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
Description
本発明は、流体圧機器の流体圧供給源として用いられるベーンポンプに関するものである。 The present invention relates to a vane pump used as a fluid pressure supply source of a fluid pressure device.
ベーンポンプは、駆動軸の回転に伴って回転するロータに保持された複数のベーンが、吸込領域と吐出領域とを有するカムリングの内周を摺動しながら回転することで、カムリングとベーンとによって画成されるポンプ室に作動流体を吸込んで吐出するものである。 In the vane pump, a plurality of vanes held by a rotor that rotates with the rotation of a drive shaft rotate while sliding on the inner periphery of a cam ring having a suction region and a discharge region. The working fluid is sucked into and discharged from the pump chamber.
特許文献1には、作動流体の吐出量を切り換え可能な容量切換型作動油供給装置、いわゆる二段可変容量形ベーンポンプが開示されている。
二段可変容量形ベーンポンプでは、駆動軸を挟んで対向する二つの吐出領域のうち一方の吐出領域から吐出される作動流体を吐出油路内に常時供給する。そして、他方の吐出領域から吐出される作動流体を吐出油路内に供給するか、又は吸込側に還流するかを切り換え可能である。これにより、作動流体の吐出容量を二段階に切り換えることができる。 In the two-stage variable displacement vane pump, the working fluid discharged from one of the two discharge areas facing each other across the drive shaft is constantly supplied into the discharge oil passage. Then, it is possible to switch between supplying the working fluid discharged from the other discharge region into the discharge oil passage or returning to the suction side. Thereby, the discharge volume of a working fluid can be switched in two steps.
ところで、特許文献1の二段可変容量形ベーンポンプでは、吸込側に還流される作動流体は、吸込通路に臨んで形成されるリターン通路からポンプ室に直接流入するように流れる。このリターン流は、ポンプから吐出された作動流体であり高圧であるため、再びポンプ室に供給されると、吸込通路からの作動流体と合流するときに流れを妨げる抵抗となる乱流等を発生し、ポンプの吸込効率が低下するおそれがある。
By the way, in the two-stage variable displacement vane pump of
そこで、本発明は、リターン流が吸込通路からの作動流体と合流するときの乱流等の発生を抑制可能なベーンポンプを提供することを目的とする。 Then, an object of this invention is to provide the vane pump which can suppress generation | occurrence | production of a turbulent flow etc. when a return flow merges with the working fluid from a suction passage.
本発明は、駆動軸に連結されるロータと、前記ロータに、径方向に往復動可能に支持されるベーンと、前記ロータの回転に伴って内周を前記ベーンが摺動するカムリングと、前記カムリングと前記ベーンとによって画成されるポンプ室と、前記ポンプ室に作動流体を導くための吸込通路と、前記ポンプ室から吐出される作動流体を流体圧機器に供給するための供給通路と、前記供給通路を流れる作動流体の一部を選択的に前記吸込通路に還流するリターン流が流れるリターン通路と、を備えるベーンポンプであって、前記吸込通路は、前記カムリングの外周に沿って形成され前記ポンプ室に作動流体を導く環状通路を備え、前記リターン通路は、前記環状通路に接続され、前記リターン流が前記環状通路を流れる作動流体の流れに沿って合流するように形成されることを特徴とする。 The present invention includes a rotor coupled to a drive shaft, a vane supported by the rotor so as to be capable of reciprocating in a radial direction, a cam ring in which the vane slides on an inner periphery as the rotor rotates, A pump chamber defined by a cam ring and the vane, a suction passage for guiding a working fluid to the pump chamber, a supply passage for supplying the working fluid discharged from the pump chamber to a fluid pressure device, A return passage through which a return flow for selectively returning a part of the working fluid flowing through the supply passage to the suction passage flows, wherein the suction passage is formed along the outer periphery of the cam ring. An annular passage for guiding the working fluid to the pump chamber; the return passage is connected to the annular passage, and the return flow joins along the flow of the working fluid flowing through the annular passage Characterized in that it is formed so that.
本発明では、ポンプ室から吐出されて供給通路から流体圧機器に供給される作動流体の一部が選択的に吸込通路に還流されるリターン流は、リターン通路を介して還流される。このリターン通路は、リターン流が環状通路の作動流体の流れに沿って環状通路の外周の開口部から合流するように形成される。したがって、リターン流が吸込通路からの作動流体と合流するときの乱流等の発生を抑制できる。 In the present invention, the return flow in which part of the working fluid discharged from the pump chamber and supplied from the supply passage to the fluid pressure device is selectively returned to the suction passage is returned through the return passage. The return passage is formed such that the return flow merges from the opening on the outer periphery of the annular passage along the flow of the working fluid in the annular passage. Therefore, generation | occurrence | production of the turbulent flow etc. when a return flow merges with the working fluid from a suction passage can be suppressed.
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に係るベーンポンプ100について説明する。本実施形態では、流体圧として油圧を使用する。
Hereinafter, a
ベーンポンプ100は、車両に搭載される油圧機器(図示省略)、例えばパワーステアリング装置や自動変速機等の油圧供給源として用いられるものである。これらの油圧機器が流体圧機器に該当する。
The
ベーンポンプ100は、駆動軸1に連結されて回転するロータ2と、ロータ2に対して径方向に往復動可能に設けられる複数のベーン3と、ロータ2を収容すると共にロータ2の回転に伴って内周のカム面4aにベーン3の先端部が摺動するカムリング4とを備える。
The
ベーンポンプ100は、駆動軸1の端部に動力源としてのエンジン(図示省略)の動力が伝達されてロータ2が回転するものである。ロータ2は、図1で見て反時計回りに回転する。
The
駆動軸1は、ポンプボディ10に挿入された軸受(図示省略)を介してポンプボディ10に回転自在に支持される。駆動軸1は、一端がポンプボディ10の外部へと突出している。ポンプボディ10から突出する駆動軸1の突出部には、ベルトを介してエンジンの動力が伝達されるプーリ(図示省略)が連結される。
The
ロータ2には、外周面に開口部を有するスリット2aが所定間隔をおいて放射状に形成され、ベーン3は、そのスリット2aに摺動自在に挿入される。
In the
カムリング4は、内周のカム面4aが略楕円形状をした環状の部材である。カムリング4の内周には、隣り合うベーン3によって仕切られた複数のポンプ室7が画成される。本実施形態では、十二枚のベーン3によって十二個のポンプ室7が画成されている。
The
カムリング4は、ポンプ室7の容積を拡張する二つの吸込領域4d,4eを左右の対称位置に、ポンプ室7の容積を収縮する二つの吐出領域4b,4cを上下の対称位置に備える。
The
カムリング4は、ポンプボディ10に形成されるポンプ収容凹部10aに収容される。ポンプ収容凹部10aは、カムリング4及びロータ2などの部品を収容するために開口して形成される。
The
カムリング4及びロータ2の一側面(図1では手前側)には、ポンプ収容凹部10aを閉塞するためのポンプカバー(図示省略)が当接して配置され、他側面(図1では奥側)にはポンプ室7から吐出された作動油の流路が形成されるサイドプレート(図示省略)が当接して配置される。このように、ポンプカバーとサイドプレートとは、ロータ2及びカムリング4の両側面を挟んだ状態で配置され、ポンプ室7を密閉している。
A pump cover (not shown) for closing the
サイドプレートとカムリング4とポンプカバーとは、挿通される位置決めピン(図示省略)によって相対位置が固定され、互いの回転が抑制される。ポンプカバーは、締結手段としてのねじ(図示省略)でポンプボディ10に締結されることによって固定される。
The relative positions of the side plate, the
ポンプカバーには、吸込領域4d,4eの各々に、外周からカムリング4の側面を介して作動油を吸込むための吸込凹部(図示省略)が形成される。吸込凹部は、カムリング4と当接するポンプカバーの側面に凹状に形成される。よって、カムリング4とポンプカバーとの間には、作動油をポンプ室7内に供給するための流路が形成される。
In the pump cover, suction recesses (not shown) are formed in each of the
ポンプボディ10には、外部から供給される作動油をポンプ室7に導くために、外部に開口する吸込ポート8と、吸込ポート8から吸込まれる作動油を吸込領域4d,4eに導くための環状通路9とが形成される。吸込ポート8と環状通路9とは、ポンプ室7に吸込まれる作動油をタンク(図示省略)から導くための吸込通路11の一部を形成する。
In order to guide the hydraulic oil supplied from the outside to the
環状通路9は、カムリング4の外周とポンプボディ10の内周とによって画成される。環状通路9は、その略中央に位置する吸込ポート8と、ポンプカバーの二つの吸込凹部とを連通するように形成される。環状通路9は、吸込ポート8から左右に分岐し、カムリング4の外周に沿ってカムリング4を略半周に渡って取り囲むように形成される。環状通路9は、両端部において吸込凹部を介して吸込領域4d,4eにそれぞれ接続される。
The
環状通路9の両端部には、環状通路9を流れる作動油の方向を変え、吸込凹部に向けて案内するための案内壁9aが形成される。案内壁9aによって、カムリング4の外周に沿って周方向に流れる作動油は、吸込凹部に向かって径方向に流れるように方向を変えられる。
At both ends of the
以上より、吸込通路11から供給される作動油は、吸込ポート8から流入し、二つに分岐してカムリング4の外周に沿って環状通路9を流れる。作動油は、環状通路9の案内壁9aに沿って二つの吸込凹部にそれぞれ導かれ、吸込領域4d,4eにおいてポンプ室7に供給される。
As described above, the hydraulic oil supplied from the
サイドプレートには、カムリング4の吐出領域4b,4cに対応して開口するように、ポンプ室7から吐出される作動油が導かれる二つの吐出ポート(図示省略)が貫通して形成される。
In the side plate, two discharge ports (not shown) through which hydraulic oil discharged from the
ポンプボディ10には、吐出領域4b,4cにおいて吐出されるポンプ室7の作動油を外部の油圧機器へと供給するための吐出通路(図示省略)が、二つの吐出ポートを連通するように形成される。吐出ポートと吐出通路とは、ポンプ室7から吐出される作動油を油圧機器に供給するための供給通路(図示省略)の一部を形成する。
The
各ポンプ室7は、ロータ2の回転に伴い、カムリング4の吸込領域4d,4eにおいて吸込通路11からポンプ室7に作動油を吸込み、カムリング4の吐出領域4b,4cにおいてポンプ室7から作動油を吐出する。吐出された作動油は、それぞれ吐出ポート及び吐出通路を介して油圧機器に供給される。このように、各ポンプ室7は、ロータ2の回転に伴う拡縮によって作動油を給排する。
Each
ポンプボディ10には、供給通路から油圧機器に供給される作動油の一部をリターン流として選択的に吸込通路11に還流するためのリターン通路20が形成される。作動油の一部は、ベーンポンプ100の下流に設けられる切換弁(図示省略)などの切換装置が切り換えられることによってリターン通路20に還流可能である。
The
リターン通路20は、ベーンポンプ100の吐出領域4b,4cにおいてポンプ室7から吐出される作動油の一部を環状通路9に還流するための通路である。リターン通路20は、開口部23が環状通路9の両端に位置する各々の吸込凹部に対峙するように、即ち開口部23がそれぞれ吸込領域4d,4eに対峙するように二か所に形成される。リターン通路20から還流されるリターン流は、吸込ポート8から吸込まれる作動油と合流して環状通路9を流れ、吸込凹部からポンプ室7に導かれる。リターン通路20は、二つの吸込領域4d,4eでの作動油の圧力に差異が生じないように二か所に形成されるが、二つの吸込領域4d,4eでの作動油の圧力が同等であれば、二か所でなくてもよい。
The
リターン通路20は、駆動軸1と平行に形成される直線通路21と、直線通路21と垂直に交差し、かつ環状通路9に接続するように形成され、直線通路21から還流される作動油を環状通路9の外周側に合流させるためのリターンポート22とを備える。
The
直線通路21は、吐出領域4cにおいてポンプ室7から吐出された作動油を吸込通路11に向けて還流するための通路である。作動油は、ポンプカバー側(図1では手前側)からポンプ室7に吸込まれ、サイドプレート側(図1では奥側)に吐出されている。直線通路21は、その流れとは逆に、サイドプレート側からポンプカバー側に、即ち吐出側から吸込側に作動油を導くために、駆動軸1と平行に直線的に形成される。直線通路21が直線的に形成されることによって、リターン流を最短距離で吐出側から吸込側に導くことができる。
The
リターンポート22は、環状通路9に接線方向から接続するように形成される。リターンポート22は、環状通路9と同一平面上に配置される。同一平面上に配置されないときには、相対角度の分だけリターン流は環状通路9を流れる作動油に斜めに合流するが、同一平面上に配置されれば、環状通路9を流れる作動油にリターン流が合流しやすくなる。
The
リターンポート22は、環状通路9に開口する開口部23を備える。開口部23は、環状通路9を流れる作動油の流れに沿って作動油を合流させるように、環状通路9の外周に開口して形成される。つまり、リターンポート22は、開口部23を通じて環状通路9に接続される。
The
吸込ポート8から吸込まれる作動油は、環状通路9を通り吸込領域4d,4eに向かって、図1で見て下方向に流れる。よって、リターンポート22は、図1で見て下方向に向かって、環状通路9の外周に接線方向から斜めに接続するように形成される。リターンポート22は円筒形に形成されるため、リターンポート22の開口部23は、作動油の流れる方向に長軸が位置する楕円形に形成される。
The hydraulic oil sucked from the
リターンポート22は、環状通路9に接線方向から接続するように形成される他にも、環状通路9との角度が鋭角になるように形成されていればよい。これによって、環状通路9を流れる作動油に沿ってリターン流を合流させることが可能である。
The
リターンポート22は、環状通路9の外周側の接線方向から、環状通路9の両端部に形成される案内壁9aに向けて作動油を流入させるように形成される。よって、リターンポート22から合流する作動油がポンプ室7に直接流入することはなく、環状通路9を流れる作動油と合流してからポンプ室7に流入する。
The
リターンポート22の内径は、環状通路9の内径よりも小さく形成される。これにより、リターンポート22から環状通路9へと流入するときに流路が拡大され、リターン流の流速が低下する。リターン流は、流速が低下することに伴って圧力が上昇し、吸込ポート8から吸込まれて環状通路9を流れる作動油は、リターン流の圧力によってポンプ室7に押し込まれるように流れる。よって、吸込凹部からポンプ室7に供給される作動油のチャージ性能が向上する。
The inner diameter of the
以下では、ベーンポンプ100の動作について説明する。
Below, operation | movement of the
まず、吐出領域4b,4cの両方においてポンプ室7から吐出された作動油の全てが油圧機器に供給されるベーンポンプ100の運転状態について説明する。
First, the operation state of the
駆動軸1が回転することによってロータ2が回転させられ、ロータ2のスリット2aに摺動自在に挿入された複数のベーン3が、スリット2aから出入りしながらカムリング4の内周であるカム面4aを摺動する。
The
隣り合うベーン3によって仕切られたポンプ室7がカムリング4の吸込領域4d,4eに差し掛かると、ポンプ室7の容積は徐々に拡張してゆき、内部の圧力が低下したポンプ室7は吸込ポート8から作動油を吸込む。
When the
ポンプ室7がカムリング4の吐出領域4b,4cに差し掛かると、ポンプ室7の容積が徐々に収縮してゆき、内部の圧力が上昇したポンプ室7は、吐出ポート及び吐出通路を介して作動油を吐出する。吐出された作動油は、供給通路を介して油圧機器に供給される。
When the
次に、吐出領域4b,4cにおいてポンプ室7から吐出された作動油の一部がリターン通路20へと導かれるベーンポンプ100の運転状態について説明する。
Next, an operation state of the
吐出領域4b,4cにおいてポンプ室7から吐出された作動油の一部は、切換弁が切り換えられたことによって連通しているリターン通路20へと導かれる。よって、吐出領域4b,4cの両方においてポンプ室7から吐出された作動油が共に油圧機器に供給されるときと比べて、油圧機器に供給される作動油の流量は減少する。
A part of the hydraulic oil discharged from the
吐出領域4b,4cにおいてポンプ室7から吐出された作動油の一部は、直線通路21を流れて吐出側から吸込側に導かれ、リターンポート22の開口部23から環状通路9へと還流される。
Part of the hydraulic oil discharged from the
リターンポート22は、環状通路9の外壁の接線方向から接続されているため、リターンポート22から流入する作動油は、環状通路9を流れる作動油との間で乱流等を発生することなく合流することが可能である。
Since the
また、リターンポート22は、環状通路9の両端部に形成される案内壁9aに向けて作動油を流入させるように形成されているため、リターンポート22から流入する作動油がポンプ室7に直接流入することを防止できる。
Further, since the
リターン通路20からは、吐出領域4bにおいてポンプ室7から吐出された高圧の作動油が還流されている。よって、吸込ポート8から吸込まれて吸込通路11を流れる作動油よりもリターン通路20から合流する作動油の方が高圧である。
From the
また、リターンポート22の径よりも、大きな内径に形成される環状通路9に作動油は流入する。リターンポート22から環状通路9へと流入するときに流路が拡大されるため、リターン流の流速が低下する。リターン流は、流速が低下することに伴って圧力が上昇し、環状通路9を流れる作動油は、その圧力によってポンプ室7に押し込まれるように流れる。よって、吸込凹部からポンプ室7に供給される作動油のチャージ性能が向上する。
Further, the hydraulic oil flows into the
以上の実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。 According to the above embodiment, the following effects are obtained.
ポンプ室7から吐出される作動油が吸込通路11に還流されるリターン流は、環状通路9の外壁の接線方向から連結して開口するように形成されるリターン通路20を介して還流される。よって、リターンポート22から流入する作動油は、環状通路9を流れる作動油の流れに沿うように合流するため、乱流等の発生を防止できる。
The return flow in which the hydraulic oil discharged from the
したがって、リターン流が吸込通路11を流れる作動油と合流しても、ポンプ室7に供給される作動油に乱流等が発生することを防止でき、ポンプ吸込効率を上昇させられる。
Therefore, even if the return flow merges with the hydraulic oil flowing through the
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is obvious that various modifications can be made within the scope of the technical idea.
例えば、二段可変容量形ベーンポンプにおいて、一方の吐出領域4bにおいてポンプ室7から吐出される作動油を油圧機器に常時供給し、他方の吐出領域4cにおいてポンプ室から吐出される作動油を油圧機器に供給するか、又はリターン通路20に還流するかを切換弁によって切り換え可能な構成にしてもよい。
For example, in a two-stage variable displacement vane pump, hydraulic oil discharged from the
本発明に係るベーンポンプは、車両用のパワーステアリング装置や変速機等の流体圧供給源に適用することができる。 The vane pump according to the present invention can be applied to a fluid pressure supply source such as a power steering device or a transmission for a vehicle.
100 ベーンポンプ
2 ロータ
3 ベーン
4 カムリング
4b 吐出領域
4c 吐出領域
7 ポンプ室
9 環状通路
10 ポンプボディ
11 吸込通路
20 リターン通路
21 直線通路
22 リターンポート
23 開口部
100
Claims (7)
前記ロータに、径方向に往復動可能に支持されるベーンと、
前記ロータの回転に伴って内周を前記ベーンが摺動するカムリングと、
前記カムリングと前記ベーンとによって画成されるポンプ室と、
前記ポンプ室に作動流体を導くための吸込通路と、
前記ポンプ室から吐出される作動流体を流体圧機器に供給するための供給通路と、
前記供給通路を流れる作動流体の一部を選択的に前記吸込通路に還流するリターン流が流れるリターン通路と、を備えるベーンポンプであって、
前記吸込通路は、前記カムリングの外周に沿って形成され前記ポンプ室に作動流体を導く環状通路を備え、
前記リターン通路は、前記環状通路に接続され、前記リターン流が前記環状通路を流れる作動流体の流れに沿って合流するように形成されることを特徴とするベーンポンプ。 A rotor coupled to the drive shaft;
A vane supported by the rotor so as to be capable of reciprocating in a radial direction;
A cam ring in which the vane slides on the inner periphery along with the rotation of the rotor;
A pump chamber defined by the cam ring and the vane;
A suction passage for guiding the working fluid to the pump chamber;
A supply passage for supplying hydraulic fluid discharged from the pump chamber to a fluid pressure device;
A return passage through which a return flow for selectively returning a part of the working fluid flowing through the supply passage to the suction passage flows,
The suction passage includes an annular passage that is formed along the outer periphery of the cam ring and guides the working fluid to the pump chamber.
The return passage is connected to the annular passage, and is formed so that the return flow merges along the flow of the working fluid flowing through the annular passage.
前記環状通路は、前記ポンプボディ内周と前記カムリング外周とによって画成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のベーンポンプ。 A pump body in which the cam ring is housed;
The vane pump according to any one of claims 1 to 4, wherein the annular passage is defined by an inner periphery of the pump body and an outer periphery of the cam ring.
前記リターンポートは、前記環状通路と同一平面上に配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のベーンポンプ。 The return passage includes a return port connected to the annular passage through the opening,
The vane pump according to any one of claims 1 to 5, wherein the return port is disposed on the same plane as the annular passage.
前記環状通路は、両端部において前記二つの吸込領域の各々に接続され、
前記リターン通路は、前記二つの吸込領域の各々に対峙するように二つ形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のベーンポンプ。 The cam ring is formed with two suction areas for sucking working fluid into the pump chamber,
The annular passage is connected to each of the two suction regions at both ends,
The vane pump according to any one of claims 1 to 6, wherein two return passages are formed to face each of the two suction regions.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009292321A JP2011132868A (en) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | Vane pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009292321A JP2011132868A (en) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | Vane pump |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011132868A true JP2011132868A (en) | 2011-07-07 |
Family
ID=44345873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009292321A Pending JP2011132868A (en) | 2009-12-24 | 2009-12-24 | Vane pump |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011132868A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103711692A (en) * | 2014-01-15 | 2014-04-09 | 王光明 | Piston control type variable displacement vane pump |
CN108700072A (en) * | 2016-03-04 | 2018-10-23 | 黄光宣 | Centrifuge suction-type hybrid blade fluid machinery |
WO2022211760A1 (en) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | Vatandas Hasim | Turbulence-free pump and motor |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5874887A (en) * | 1981-10-28 | 1983-05-06 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | Vane pump |
JPS6463675A (en) * | 1987-09-03 | 1989-03-09 | Nippon Denso Co | Pump device |
JP2006177278A (en) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Calsonic Compressor Inc | Variable displacement gas compressor |
-
2009
- 2009-12-24 JP JP2009292321A patent/JP2011132868A/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5874887A (en) * | 1981-10-28 | 1983-05-06 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | Vane pump |
JPS6463675A (en) * | 1987-09-03 | 1989-03-09 | Nippon Denso Co | Pump device |
JP2006177278A (en) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Calsonic Compressor Inc | Variable displacement gas compressor |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103711692A (en) * | 2014-01-15 | 2014-04-09 | 王光明 | Piston control type variable displacement vane pump |
CN108700072A (en) * | 2016-03-04 | 2018-10-23 | 黄光宣 | Centrifuge suction-type hybrid blade fluid machinery |
CN108700072B (en) * | 2016-03-04 | 2019-11-29 | 黄光宣 | It is centrifuged suction-type hybrid blade fluid machinery |
WO2022211760A1 (en) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | Vatandas Hasim | Turbulence-free pump and motor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6608673B2 (en) | Vane pump device | |
CN106884791B (en) | Vane pump device | |
JP2011132868A (en) | Vane pump | |
CN106968944B (en) | Vane pump device | |
WO2017141478A1 (en) | Vane pump | |
JP6615579B2 (en) | Vane pump device | |
JP5204739B2 (en) | Vane pump | |
CN106640632B (en) | Vane pump device and hydraulic equipment | |
JP2018035773A (en) | Vane pump | |
CN106939885B (en) | Vane pump device | |
JP6707339B2 (en) | Hydraulic device, hydraulic continuously variable transmission | |
US20170175739A1 (en) | Vane pump device | |
WO2017217223A1 (en) | Vane pump | |
CN106884790B (en) | Vane pump device | |
JP2011122528A (en) | Vane pump | |
US10655624B2 (en) | Vane pump device for controlling deviation of a force applied to the vanes | |
US20170184105A1 (en) | Vane pump device | |
US20210095665A1 (en) | Vane pump | |
JP2017115840A (en) | Vane pump device | |
JP2009079553A (en) | Vane pump | |
JP2020041465A (en) | Vane pump | |
JP2019218939A (en) | Vane pump | |
JP2009293522A (en) | Vane pump | |
JP2017053310A (en) | Vane pump |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130705 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131224 |