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JP2011130272A - 画像処理装置,管理装置,情報処理システム,配信設定方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents

画像処理装置,管理装置,情報処理システム,配信設定方法,プログラム,および記録媒体 Download PDF

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JP2011130272A JP2009288029A JP2009288029A JP2011130272A JP 2011130272 A JP2011130272 A JP 2011130272A JP 2009288029 A JP2009288029 A JP 2009288029A JP 2009288029 A JP2009288029 A JP 2009288029A JP 2011130272 A JP2011130272 A JP 2011130272A
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Abstract

【課題】 配信設定を行う際に、その設定に必要な情報をユーザに選択させる煩わしさと手間を軽減させ、操作性を高める。
【解決手段】 MFPは、操作部上の操作によって予め設定された認証情報と一致する認証情報が入力された場合に、認証成功と判定して配信設定項目の送信要求を認証情報と共にサーバへ送信する。サーバは、その送信要求を認証情報と共に受けると、その認証情報に基づいてHDD内の操作履歴情報を解析して、配信設定に利用する操作履歴情報を選択し、その操作履歴情報から配信設定項目(配信設定項目毎の配信設定情報)を決定して、それを送信要求元のMFPへ送信する。MFPは、その配信設定項目を取得し、それに基づいて配信設定を行う。つまり、その配信設定情報による配信設定を反映させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像形成装置(デジタル複合機,デジタル複写機,ファクシミリ装置,プリンタ等)や画像読取装置(スキャナ装置等)等の画像処理装置、サーバ等の管理装置、上記画像処理装置と上記管理装置とからなる情報処理システム、上記画像処理装置における配信設定方法、上記画像処理装置を制御するコンピュータに必要な機能(本発明に係わる機能)を実現させるためのプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
例えば、デジタル複合機(以下「MFP」と略称する)等の画像処理を行う画像処理装置には、文書や画像をメール等で外部へ配信する機能を備えたものがある。
このような画像処理装置において、配信を行うには、利用者(ユーザ)による操作部上の操作により、あて先や解像度、カラー/白黒モード等の配信に関する条件設定やモード設定等の各種設定(通常「配信設定」という)を行う必要がある。
しかし、一度行った配信設定は、その画像処理装置でのみ有効であり、他の画像処理装置で同じ配信設定を行いたい場合でも、その都度設定を行う必要があるという煩わしさがあった。
そこで、このような課題を解決するため、画像処理装置が、ネットワーク上のサーバに保存された操作履歴情報を用いて、過去に行った配信設定を簡単な操作によって現在の設定に反映させる技術が考えられ、既に知られている。
例えば、特許文献1には、MFPが、ユーザによる操作部上の操作によってログ管理サーバからネットワーク経由で操作履歴情報を取得して、その操作履歴情報が示す操作による過去の設定(配信設定等)を現在の設定に反映させる構成が開示されている。
しかしながら、今までの過去の配信設定を反映させる技術では、ユーザ自身が画像処理装置の操作部上の操作によって過去の操作履歴情報を外部から取得・選択することにより、その操作履歴情報が示す操作による過去の配信設定を現在の配信設定に反映させているにすぎず、配信を行う度に配信設定のための操作を行う必要がある。
具体的に説明すると、外部から取得した操作履歴情報は操作部上に表示されるため、その操作履歴情報をユーザが操作部上の操作によって選択し、その選択した操作履歴情報が示す操作による過去の配信設定が現在の配信設定に反映される。
この場合、ユーザが過去の操作履歴情報から配信設定に必要な情報を検索する必要がある。特に、操作履歴情報が多い場合、その中から検索して配信設定に必要な情報を選択する操作は、煩わしさと手間がかかり、操作性が低いという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、画像処理装置が、配信設定を行う際に、その設定に必要な情報をユーザに選択させる煩わしさと手間を軽減させ、操作性を高めることを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、以下に示す画像処理装置、管理装置、それらからなる情報処理システム、上記画像処理装置における配信設定方法、上記画像処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム,およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明による画像処理装置は、操作部上の操作によって配信設定を行う配信設定手段と、その配信設定手段による配信設定に従って配信を行う配信手段とを有する画像処理装置であって、当該画像処理装置又は/および他の画像処理装置における上記配信設定時の操作履歴情報を利用者識別情報に対応付けて記憶し、管理する管理装置と通信可能であり、利用者を識別する利用者識別情報の入力を受け付ける受付手段と、上記配信設定手段が上記配信設定を行う際に、その配信設定に利用する情報の送信要求を上記受付手段が入力を受け付けた上記利用者識別情報と共に上記管理装置へ送信することにより、その利用者識別情報に対応する上記操作履歴情報を解析させ、上記配信設定に利用する上記操作履歴情報(例えば利用頻度が最も高い配信設定又は最も新しい配信設定を行うための操作履歴情報)又はその操作履歴情報に対応する配信設定情報を取得する配信関連情報取得手段とを設け、上記配信設定手段に、上記配信関連情報取得手段によって上記操作履歴情報又は上記配信設定情報を取得できた場合に、その操作履歴情報又はその配信設定情報に基づいて上記配信設定を反映させる手段を備えたものである。
なお、上記操作部上の操作により、あるいはICカード等の情報記録媒体との通信により入力され、上記受付手段が入力を受け付けた利用者識別情報を、この画像処理装置の利用者毎に予め設定されている利用者識別情報と照合することにより、利用者の認証を行う認証手段を備え、上記配信関連情報取得手段が、上記認証手段において上記入力を受け付けた利用者識別情報による認証が成功した場合に、その利用者識別情報に対応する上記操作履歴情報を解析させ、上記配信設定に利用する上記操作履歴情報又はその操作履歴情報に対応する配信設定情報を取得するとよい。
本発明による管理装置は、上記のような画像処理装置と通信可能な管理装置であって、操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、上記画像処理装置より、その画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、その画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、それによって上記利用者識別情報と共に取得した上記操作履歴情報をその利用者識別情報に対応付けて上記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、上記画像処理装置より、上記操作履歴情報の送信要求を上記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、その利用者識別情報に基づいて上記操作履歴情報記憶手段に保存されているその利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析して、上記配信設定に利用する操作履歴情報(例えば最も利用頻度が高い操作履歴情報又は最も新しい操作履歴情報)を選択する操作履歴情報解析手段と、それによって選択された上記操作履歴情報を上記送信要求元の画像処理装置へ送信する操作履歴情報送信手段とを設けたものである。
あるいは、操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、上記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、その画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、それによって上記利用者識別情報と共に取得した上記操作履歴情報を該利用者識別情報に対応付けて上記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、上記画像処理装置より、上記操作履歴情報の送信要求を上記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、その利用者識別情報に基づいて上記操作履歴情報記憶手段に保存されているその利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析して、上記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、それによって選択された上記操作履歴情報に基づいて、配信設定項目毎の配信設定情報を決定する配信設定情報決定手段と、それによって決定された上記配信設定情報を上記送信要求元の画像処理装置へ送信する配信設定情報送信手段とを設けた管理装置を提供する。
本発明による情報処理システムは、上記のような画像処理装置と、その画像処理装置と通信可能な管理装置とによって構成される情報処理システムであって、上記管理装置に、操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、上記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、その画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、それによって上記利用者識別情報と共に取得した上記操作履歴情報をその利用者識別情報に対応付けて上記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、上記画像処理装置より、上記操作履歴情報の送信要求を上記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、その利用者識別情報に基づいて上記操作履歴情報記憶手段に保存されているその利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析して、上記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、それによって選択された上記操作履歴情報を上記送信要求元の画像処理装置へ送信する操作履歴情報送信手段とを設けたものである。
あるいは、上記のような画像処理装置と、その画像処理装置と通信可能な管理装置とによって構成される情報処理システムであって、上記管理装置に、操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、上記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、その画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、それによって上記利用者識別情報と共に取得した上記操作履歴情報をその利用者識別情報に対応付けて上記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、上記画像処理装置より、上記操作履歴情報の送信要求を上記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、その利用者識別情報に基づいて上記操作履歴情報記憶手段に保存されているその利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析して、上記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、それによって選択された上記操作履歴情報に基づいて、配信設定項目毎の配信設定情報を決定する配信設定情報決定手段と、それによって決定された上記配信設定情報を上記送信要求元の画像処理装置へ送信する配信設定情報送信手段とを設けた情報処理システムを提供する。
本発明による配信設定方法は、配信設定を行う配信設定工程と、その配信設定工程による配信設定に従って配信を行う配信工程とを有する画像処理装置における配信設定方法であって、当該画像処理装置又は/および他の画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を利用者識別情報に対応付けて記憶し、管理する管理装置と通信可能であり、入力を受け付けた利用者識別情報を、当該画像処理装置の利用者毎に予め設定されている利用者識別情報と照合することにより、利用者の認証を行う認証工程と、その認証工程において上記入力を受け付けた利用者識別情報による認証が成功した場合に、上記配信設定工程が上記配信設定を行う際に、その配信設定に利用する情報の送信要求を上記入力を受け付けた上記利用者識別情報と共に上記管理装置へ送信することにより、その利用者識別情報に対応する上記操作履歴情報を解析させ、上記配信設定に利用する上記操作履歴情報又は該操作履歴情報に対応する配信設定情報を取得する配信関連情報取得工程とを備え、上記配信設定工程が、上記配信関連情報取得工程によって上記操作履歴情報又は上記配信設定情報を取得できた場合に、該操作履歴情報又は該配信設定情報に基づいて上記配信設定を反映させるものである。
本発明によるプログラムは、上記の配信設定方法を、上記画像処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明による記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、画像処理装置(又はそれを制御するコンピュータ)が、利用者を識別する利用者識別情報の入力を受け付け、配信設定を行う際に、その配信設定に利用する情報の送信要求を上記入力を受け付けた利用者識別情報と共に管理装置へ送信することにより、その利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析させ、配信設定に利用する操作履歴情報(利用頻度が最も高い配信設定又は最も新しい配信設定を行うための操作履歴情報)又はその操作履歴情報に対応する配信設定情報を取得し、その操作履歴情報又はその配信設定情報に基づいて配信設定を反映させるので、配信設定を行う際に、その設定に必要な情報をユーザに選択させる煩わしさと手間を軽減させ、操作性を高めることができる。
本発明による画像処理装置および管理装置を使用する情報処理システムの一実施形態であるMFPおよびサーバを使用する情報処理システムのネットワーク構成例を示す概念図である。 図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のサーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のMFP10およびサーバ20の主要機能構成の第1例を示すブロック図である。 図4に示したMFP10の各部がサーバ20の各部と共に過去の操作履歴情報を解析して配信設定を行い、配信を行うための処理の一例を示すフロー図である。
図5のステップS8で図2の操作部107上に表示される配信設定内容を含む配信設定画面の一例を示す図である。 図1のMFP10およびサーバ20の主要機能構成の第2例を示すブロック図である。 図7に示したMFP10の各部がサーバ20の各部と共に過去の操作履歴情報を解析して配信設定を行い、配信を行うための処理の一例を示すフロー図である。 図8のステップS13で図2の操作部107上に表示される解析方法設定画面の一例を示す図である。 図8のステップS17で図2の操作部107上に表示される履歴選択画面の一例を示す図である。
図1のMFP10およびサーバ20の主要機能構成の第3例を示すブロック図である。 図11に示したMFP10の各部がサーバ20の各部と共に過去の操作履歴情報を解析して配信設定を行い、配信を行うための処理の一例を示すフロー図である。 図12のステップS19で図2の操作部107上に表示される警告画面の一例を示す図である。 図2の操作部107上に表示されるグループとプロジェクトを選択させるためのグループ/プロジェクト選択画面の一例を示す図である。 図3に示したサーバ20のHDD306に保存されている各ユーザの操作履歴情報および認証ユーザの操作履歴情報の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
以下の実施形態では、過去の操作履歴情報から配信設定(あて先や解像度、カラー/白黒モード等の配信に関する条件設定やモード設定等の各種設定)を行うのに際して、以下の特徴を有する。要するに、管理装置が、自装置に保存してある複数台の画像処理装置の過去の操作履歴情報を解析して、ユーザ(利用者識別情報)毎に配信設定に利用する操作履歴情報(利用頻度が最も高い配信設定又は最も新しい配信設定を行うための操作履歴情報)を選択し、各画像処理装置がそれぞれ、管理装置から取得した配信設定に利用する操作履歴情報に基づいて配信設定(利用頻度が最も高い配信設定又は最も新しい配信設定)を自動的に現在の配信設定に反映させる構成が特徴になっている。
〔情報処理システムのネットワーク構成例〕
まず、本発明による画像処理装置および管理装置を使用する情報処理システムの一実施形態であるMFP(デジタル複合機)およびサーバを使用する情報処理システムの概要を図1を参照して説明する。なお、MFPの代わりに、デジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、スキャナ等の画像読取装置などの画像処理装置を用いてもよい。また、サーバの代わりに、PC(パーソナルコンピュータ)等による管理装置を用いてもよい。
図1は、その情報処理システムのネットワーク構成例を示す概念図である。
この情報処理システムは、複数のMFP10(10a,10b,10c)と、それらの配信設定時の操作履歴情報(ログ情報)を記憶してまとめて管理する管理装置であるサーバ(ログ管理サーバ)20とを備えている。それらの機器の接続は、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク1を介して行うが、RS−485規格等に準拠したシリアル接続や、SCSI(Small Computer System Interface)規格等に準拠したパラレル接続等によって行ってもよい。
サーバ20は、ネットワーク1上の全てのMFP10の操作履歴情報をまとめて管理するため、ユーザが以前、どのMFP10で操作したかに関係なく、操作履歴情報をネットワーク1上で管理しているどのMFP10にも反映させることができる。
〔MFPのハードウェア構成例〕
次に、図1のMFP10のハードウェア構成例について、図2を参照して具体的に説明する。
図2は、図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,スキャナとしての機能(サービス)、つまりコピー機能,文書蓄積(ドキュメントボックス)機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファクシミリコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,印刷(画像形成),画像情報送受信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
コントローラ11は、当該MFP10の各部を統括的に制御するものである。その制御により、各種機能を実現することができる。
FCU12は、外部機器、例えばファクシミリ装置又はモデム機能(ファクシミリ通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
エンジン14は、原稿の画像を読み取るスキャナ(画像読取手段)、そのスキャナによって読み取られた画像情報(画像データ)あるいは外部機器から受信した印刷情報を可視画像として用紙(他の記録媒体でもよい)上に印刷するプロッタ(画像形成手段)や、原稿をスキャナの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)、プロッタで印刷がなされた用紙に対してソート,スタック,ステープル等の後処理を行う後処理装置などのハードウェアデバイスに相当するものである。なお、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から受信した印刷情報が印刷用の画像情報ではなく、文字コードや描画情報であれば、それらはコントローラ11によって印刷用の画像情報に変換される。
コントローラ11は、CPU101,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102,SDRAM103,ROM104,NVRAM105,HDD(ハードディスクドライブ)106,操作部107,モデム108,USB(Universal Serial Bus)・I/F109,IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394・I/F110,およびMAC(Media Access Controller)・I/F111等によって構成されている。なお、操作部107は実際にはコントローラ11の外側に配置されている。
CPU101は、ASIC102を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインタフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
このASIC102には、エンジン14の操作命令等を受け付ける操作部107が直接的に接続されると共に、モデム108も直接的に接続される。また、USB・I/F109,IEEE1394・I/F110,MAC・I/F111,FCU12,およびエンジンI/F13がPCIバス112を介して接続される。
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
ROM104は、CPU101が実行するプログラム(ソフトウェア)や固定データを記憶している固定メモリである。なお、このROM104に、各種機能を実現するためのアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション」又は「アプリ」と略称する)やミドルウェアを記憶しておくこともできる。
NVRAM105は、変更可能な種々のパラメータ等のデータを記憶する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。このNVRAM105に、配信設定時の操作履歴情報(以下単に「操作履歴情報」ともいう)を記憶することもできる。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
HDD106は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置(不揮発性記録媒体)であり、OS(オペレーティングシステム)を含むプログラムや操作履歴情報等の各種データを記憶保存することができる。なお、このHDD106に、上述したSDRAM103内のデータやNVRAM105内のデータを記憶しておくこともできる。
ここで、CPU101は、当該MFP10の電源投入時に、ROM104内のブートローダ(ブートプログラム)に従い、HDD106内のOSを読み出し、それをSDRAM103にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD106内の他のプログラムを含む各種データも必要に応じてSDRAM103にロードして展開する。そして、SDRAM103内のプログラムを必要に応じて実行し、操作部107を含む装置の制御を行うことにより、本発明に関わる機能である配信設定手段,配信手段,受付手段,認証手段,配信関連情報取得手段,解析方法設定手段,解析方法通知手段,および設定不可通知手段としての機能を実現することができる。
操作部107は、当該MFP10により提供される機能の選択に基づくエンジン14やログ管理サーバ20等の外部機器に対する動作指示等のデータを入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRT等の表示器を有する操作手段である。その表示器は、その表面にタッチパネルを備えている。この実施形態では、そのタッチパネル上に各種機能を利用可能にするための操作画面を表示し、その画面上の各キーを選択的に押下(タッチ)することにより、対応する動作を指示することができる。また、HDD106に蓄積された操作履歴情報をユーザによって参照可能に表示することもできる。
モデム108は、変復調手段であり、外部機器へ公衆回線経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線に流せる形に変調する。また、外部機器から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、ICカードリーダ(ICカード認証機器)等の周辺機器と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
MAC・I/F111は、ネットワーク1を介してサーバ20や他のMFP10を含む各外部機器と通信を行うためのネットワークI/Fである。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
〔サーバのハードウェア構成例〕
次に、図1のサーバ20のハードウェア構成例について、図3を参照して具体的に説明する。
図3は、図1のサーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このサーバ20は、CPU301,ASIC302,SDRAM303,ROM304,NVRAM305,HDD306,モデム307,USB・I/F308,IEEE1394・I/F309,およびMAC・I/F310等によって構成されている。
このサーバ20のハードウェア構成は、図2によって説明したMFP10のコントローラ11のハードウェア構成と略同様であるが、PC等の他の情報処理装置をサーバとして利用してもよい。
HDD306は、OSを含むプログラムおよびMFP10の操作履歴情報(ログ情報)を含む各種データを記憶保存する。よって、このHDD306が、本発明に関わる機能である操作履歴情報記憶手段および解決方法記憶手段としての機能を果たす。
ここで、CPU301は、当該サーバ20の電源投入時に、ROM304内のブートローダに従い、HDD306内のOSを読み出し、それをSDRAM303にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD306内の他のプログラムを含む各種データも必要に応じてSDRAM303にロードして展開する。そして、SDRAM303内のプログラムを必要に応じて実行し、装置の制御を行うことにより、本発明に関わる機能である操作履歴情報取得手段,操作履歴情報保存手段,操作履歴情報解析手段,操作履歴情報送信手段,配信設定情報決定手段,配信設定情報送信手段,および解析方法保存手段としての機能を実現することができる。
以下、MFP10およびサーバ20における本発明に関わる機能および処理の各実施例について、図4〜図15の各図面を参照して具体的に説明する。
〔第1実施例〕
まず、第1実施例について、図4〜図6を参照して説明する。
図4は、図1のMFP10(10a,10b,10c)およびサーバ20の主要機能構成の第1例を示すブロック図である。
第1実施例では、MFP10内の前述したソフトウェアを構成する各プログラムが、本発明に関わるユーザインタフェース部201,認証部202,配信設定部203,配信設定取得部204,操作履歴情報送信部205,および配信実行部206としての機能を実現できる。また、サーバ20内の前述したソフトウェアを構成する各プログラムが、本発明に関わる操作履歴情報保存部401,配信設定決定部402,および操作履歴情報解析部403としての機能を実現できる。
図5は、図4に示したMFP10の各部がサーバ20の各部と共に過去の操作履歴情報を解析して配信設定を行い、配信を行うための処理の一例を示すフローチャートである。
MFP10では、ユーザが当該MFP10にログインする際に、ユーザインタフェース部201および認証部202がユーザ認証を行う(S1)。
すなわち、操作部107上のいずれかのキーが押下されると、ユーザインタフェース部201が、操作部107(実際には表示器107a)上に利用者を識別する利用者識別情報(以下「認証情報」ともいう)としてのユーザID(ユーザ情報)およびパスワードの入力を要求するユーザ認証画面を表示する。そして、操作部107上の操作によってユーザIDおよびパスワードが入力され、「認証」キーが押下されると、そのユーザIDおよびパスワードを受け付け、それらを含む認証要求をユーザインタフェース部201が発行する。「キャンセル」キーが押下された場合には、操作部107上の操作画面をユーザ認証画面以前の画面に戻すように、ユーザインタフェース部201に対して要求する。
あるいは、USB・I/F109又はIEEE1394・I/F110に、ユーザIDが記録されているICカードが挿着されたICカードリーダが接続されている場合には、ユーザインタフェース部201が操作部107上にパスワードの入力のみを要求するユーザ認証画面を表示する。そして、操作部107上の操作によってパスワードが入力され、「認証」キーが押下されると、ユーザインタフェース部201が、ICカードリーダによってICカードに記録されているユーザIDを読み込み、そのユーザIDおよび入力されたパスワードを含む認証要求を発行する。なお、ICカード以外の情報記録媒体を用い、その情報記録媒体に記録されているユーザIDを読み込むことにより、同様な認証要求を発行することもできる。
認証要求の発行により、その認証要求中の認証情報であるユーザIDおよびパスワードについての認証処理を認証部202が行う。つまり、その認証情報をNVRAM105(又はHDD106)にユーザ毎に登録(予め設定)されている認証情報と照合することにより、発行された認証要求中の認証情報と一致するものがNVRAM105に登録されているか否かをチェックして、発行された認証要求中の認証情報と一致するものが登録されていればユーザ認証に成功したと判定し、上記認証情報と一致するものが登録されていなければユーザ認証に失敗したと判定する。
そして、ユーザ認証に成功した場合、つまりユーザが当該MFP10にログインした場合、配信設定部203等が配信設定要求処理を行う(S2)。
すなわち、配信設定部203は、配信設定取得部204に対して配信設定の取得を要求する。このとき、上記認証要求中の認証情報を配信設定取得部204へ渡す。
配信設定取得部204は、配信設定部203から配信設定の取得要求を受けると、ネットワーク1経由でサーバ20の配信設定決定部402に対して配信設定項目(配信設定に利用する情報)の送信を要求する。このとき、配信設定項目の取得要求と共に受けた認証情報を配信設定決定部402へ渡す。なお、配信設定項目の送信要求の代わりに、配信設定に利用する他の情報である操作履歴情報の送信要求を行ってもよい。
サーバ20では、配信設定決定部402が、MFP10の配信設定取得部204から配信設定項目の送信要求を受けると、操作履歴情報解析部403に対して操作履歴情報の解析を要求する。このとき、配信設定項目の送信要求と共に受けた認証情報を操作履歴情報解析部403へ渡す。
操作履歴情報解析部403は、配信設定決定部402から操作履歴情報の要求を認証情報と共に受けると、その認証情報に基づいて認証ユーザが過去に行った操作の内容を示す操作履歴情報(以下「認証ユーザの操作履歴情報」という)の有無を確認し(S3)、その操作履歴情報がない場合には、その旨を配信設定決定部402へ通知するが、その操作履歴情報があった場合には、その操作履歴情報の解析を行う(S4)。
すなわち、各ユーザがそれぞれ過去に行った操作の内容を示す各操作履歴情報(以下「各ユーザの操作履歴情報」という)の中から認証ユーザの操作履歴情報のみを検索し、その操作履歴情報を解析して利用頻度が最も高い操作履歴情報、あるいは最も新しい操作履歴情報を選択し、その結果である解析結果(配信設定に利用する操作履歴情報)を配信設定決定部402へ渡す。
ここで、最も新しい操作履歴情報を配信設定決定部402へ渡す場合、操作履歴情報が操作履歴情報保存部401によってHDD306(又はNVRAM305)に保存される際に、その操作履歴情報に時刻情報(年月日時分秒等)が対応付けられている。その時刻情報は、例えば当該サーバ20内の図示しない時計回路(計時手段)あるいは外部から取得することができる。
なお、HDD306に保存できる操作履歴情報の個数又は容量の値が予め設定され、HDD306に次に保存すべき操作履歴情報がその設定値を超えるような場合、最も古い操作履歴情報を自動消去することができる。その場合、操作履歴情報の利用頻度が不明になるため、操作履歴情報解析部403が配信設定に利用する操作履歴情報を配信設定決定部402へ渡す場合、その操作履歴情報の利用回数をインクリメント(+1)し、HDD306(又はNVRAM305)に保存するとよい。
配信設定決定部402は、操作履歴情報解析部403から解析結果を取得した場合には、その解析結果からメール配信等の配信方法やあて先、解像度、カラー/白黒モード等の配信に関する条件設定やモード設定等の配信設定項目(実際には配信設定項目毎の設定内容を示す情報である配信設定情報)を決定し、その配信設定項目をその送信要求元のMFP10の配信設定取得部204へ送信する(S5)。なお、操作履歴情報解析部403から取得した解析結果(配信設定に利用する操作履歴情報)をそのまま送信要求元のMFP10へ送信することもできる。
また、操作履歴情報解析部403から認証ユーザの操作履歴情報がない旨の通知を受けた場合には、図示は省略するが、その通知を配信設定項目の送信要求元のMFP10の配信設定取得部204へ送信する。
MFP10の配信設定取得部204は、サーバ20の配信設定決定部402への配信設定項目の送信要求に対して、その配信設定決定部402から認証ユーザの操作履歴情報がない旨の通知が送られてきた場合には、図示は省略するが、その通知を取得して配信設定部203へ渡す。
また、サーバ20の配信設定決定部402から配信設定項目が送られてきた場合には、その配信設定項目を取得して配信設定部203へ渡す(S6)。
配信設定部203は、配信設定取得部204から配信設定項目を取得すると、その配信設定項目に基づいて配信設定を行い(配信設定を反映させ)、その内容を示す情報をユーザインタフェース部201へ渡す(S7)。なお、サーバ20から配信設定に利用する操作履歴情報を取得した場合には、その操作履歴情報から配信設定項目を決定し、その配信設定項目に基づいて配信設定を行うこともできる。
ユーザインタフェース部201は、配信設定部203から配信設定の内容を示す情報を受けると、その内容を含む配信設定画面を操作部107上に表示する(S8)。なお、その表示の段階では、後で図6によっても説明するが、配信設定の内容として、あて先の内容のみを表示し、ユーザの操作によって他の配信設定項目の内容も表示するようにしてもよい。
配信設定部203は、配信設定取得部204から認証ユーザの操作履歴情報がない旨の通知を受けた場合には、図示は省略するが、その通知をユーザインタフェース部201へ渡す。
ユーザインタフェース部201は、配信設定部203から認証ユーザの操作履歴情報がない旨の通知を受けた場合には、図示は省略するが、デフォルトの設定内容を含むデフォルト配信設定画面を操作部107上に表示する。
配信設定部203は、過去の配信設定の内容を含む配信設定画面又はデフォルト配信設定画面が操作部107上に表示された場合に、ユーザによる操作部107上の操作に応じてユーザインタフェース部201から発行される要求に従って配信設定の内容を決定し、配信実行部206に対して配信実行を要求する(S9)。
すなわち、デフォルト配信設定画面が操作部107上に表示された場合(つまり認証ユーザの操作履歴情報がない場合)には、ユーザインタフェース部201から発行される要求に従って配信設定を項目毎に行い、配信を開始するためのキー操作がなされ、ユーザインタフェース部201から配信開始要求が発行された場合に、配信設定の内容を決定し、配信実行部206に対して配信実行を要求する。
また、過去の配信設定の内容を含む配信設定画面が操作部107上に表示された場合には、その配信設定の内容でOKであれば、配信を開始するためのキー操作がなされ、ユーザインタフェース部201から配信開始要求が発行された場合に、配信設定の内容を決定し、配信実行部206に対して配信実行を要求する。操作部107上に表示された過去の配信設定の内容でOKでなければ、配信を開始するためのキー操作がなされる前に、ユーザによる操作部107上の操作に応じてユーザインタフェース部201から発行される要求に従って配信設定の内容を修正する。
配信実行部206は、配信設定部203から配信実行の要求を受けると、配信設定の内容に従って配信を実行する(S10)。
配信設定部203は、配信実行部206によって配信が実行された後、操作履歴情報送信部205に対して、今回のユーザによる操作の内容、つまりユーザインタフェース部201から発行された要求の内容を示す情報(認証ユーザの操作履歴情報であればその情報)を今回の操作履歴情報として、上記認証要求中の認証情報と共に操作履歴情報送信部205へ渡すことにより、操作履歴情報送信部205が操作履歴情報の送信を実行する(S11)。
すなわち、操作履歴情報送信部205は、配信設定部203から操作履歴情報を認証情報と共に受けると、その操作履歴情報を認証情報と共にサーバ20の操作履歴情報保存部401へ送信する。
サーバ20の操作履歴情報保存部401は、MFP10の操作履歴情報送信部205から操作履歴情報を認証情報と共に受け取ると、その操作履歴情報をその認証情報に対応付けてHDD306に保存する。このとき、必要に応じて時刻情報も対応付けて保存する。
図6は、図5のステップS8で操作部107上に表示される配信設定内容を含む配信設定画面の一例を示す図である。
この例の配信設定画面では、表示エリア501に配信設定内容が表示される。
その配信設定内容として、図6の例では、あて先(配信先)の内容しか表示されていないが、「詳細」キー501aが押下(タッチ)されることによって、あて先の内容を含む配信設定内容の詳細を表示することができる。
また、「文書名」キー503を押下することにより、配信すべき文書の名称を入力することも可能になる。
さらに、「読み取り設定」キー504を押下することにより、配信すべき文書の読み取り設定、例えば解像度、カラー/白黒モード等の設定を行うこともできる。配信すべき文書とは、エンジン14のスキャナによって読み取る原稿の画像情報に相当する。
配信設定画面は、ユーザが当該MFP10にログインした後、すぐに操作部107上に表示されるので、ユーザが「メール配信」キー502を1回押下するだけで、文書の配信を行わせることができる。なお、HDD106に保存されている画像情報、例えばスキャナによって読み取って保存してある画像情報や外部から受信して保存してある画像情報を、配信すべき文書として選択的に指定して、配信させることも可能である。
このように、異なる複数台のMFPでの配信設定時の操作履歴情報をサーバで管理し、その各MFPがそれぞれ、予め設定された認証情報と一致する認証情報が入力された場合に、認証成功と判定して、その判定時に入力された認証情報と共に配信設定に利用する情報の取得要求をサーバへ送信することにより、その認証情報に対応する操作履歴情報を解析させ、配信設定に利用する操作履歴情報(例えばサーバで過去の操作履歴情報を解析して選択された利用頻度が最も高い操作履歴情報又は最も新しい操作履歴情報)を取得し、その操作履歴情報に基づいて配信設定を反映させることにより、ユーザが異なるMFPを利用する場合、つまりどのMFPを利用する場合でも、配信設定を行う際に、その設定に必要な情報をユーザに選択させる煩わしさと手間を軽減させ、操作性を高めることができる。
また、各MFPがそれぞれ、認証成功と判定した時に入力された認証情報と共に配信設定に利用する情報の取得要求をサーバへ送信することにより、その認証情報に対応する操作履歴情報を解析させ、配信設定に利用する操作履歴情報に対応する配信設定情報(配信設定に利用する操作履歴情報に基づいて決定された配信設定項目毎の配信設定情報)を取得し、その配信設定情報に基づいて配信設定を反映させるようにすれば、配信設定のための処理が容易になるため、処理効率の向上にもつながる。
なお、配信設定の必須項目は配信先(あて先)であり、配信先のみを設定するようにしても構わない。これについては、以降の実施例も同様である。
〔第2実施例〕
次に、第2実施例について、図7〜図10を参照して説明する。
図7は、図1のMFP10(10a,10b,10c)およびサーバ20の主要機能構成の第2例を示すブロック図であり、図4と同じ部分には同一符号を付している。
第2実施例では、MFP10内の前述したソフトウェアを構成する各プログラムが、第1実施例の該当する各部に加え、解析方法設定部207としての機能を実現できる。また、サーバ20内の前述したソフトウェアを構成する各プログラムが、第1実施例の該当する各部に加え、解析方法保存部404としての機能を実現できる。
図8は、図7に示したMFP10の各部がサーバ20の各部と共に過去の操作履歴情報を解析して配信設定を行い、配信を行うための処理の一例を示すフローチャートである。
この第2実施例の処理は、図5によって説明した第1実施例の各処理に、ステップS12,S13,S14,S15,S16,S17の処理が加わった他、ステップS4,S5,S6,S7の処理が変更した点が、第1実施例と異なる。以下に、異なるステップのみ記述する。なお、後述する解析方法とは、操作履歴情報の利用頻度(実際には利用頻度が高い配信設定時の操作履歴情報)、利用履歴(新しい配信設定時の操作履歴情報)の解析方法に、解析の対象日数・件数と、解析結果の履歴表示件数を含めたものを指す。
MFP10の解析方法設定部207は、ユーザ認証に成功した場合、その認証に成功したユーザに対応する解析方法を設定する(S12)。
すなわち、その解析方法の送信を認証要求中の認証情報と共にサーバ20の解析方法保存部404に対して要求する。
サーバ20の解析方法保存部404は、その送信要求を受けると、その送信要求と共に受け取った認証情報に基づいてHDD306に保存されている対応する解析方法を読み込み、それを送信要求元のMFP10の解析方法設定部207へ通知する。
ここで、解析方法は、予めユーザ(認証ユーザ)による操作部107上の操作に応じてユーザインタフェース部201から発行される要求に従い、解析方法設定部207によって設定され、認証情報と共にサーバ20の解析方法保存部404に送信されることにより、その認証情報に対応付けられてHDD306(又はNVRAM305)に保存されている。
図8に戻り、MFP10の解析方法設定部207は、サーバ20の解析方法設定部207から解析方法の通知を受けると、その解析方法を設定してNVRAM105に記憶すると共に、その設定した解析方法をユーザインタフェース部201へ渡す。ここまでが、ステップS12の解析方法設定処理となる。
ユーザインタフェース部201は、解析方法設定部207から解析方法を受けると、その解析方法の内容を含む解析方法設定確認画面を操作部107上に表示して、ユーザに対して解析方法の変更があるかないかの確認を要求し(S13)、ユーザによる解析方法の変更の有無をチェックする(S14)。
そして、解析方法の変更がない場合には、ステップS2へ遷移する。
解析方法の変更がある場合、つまりユーザによる解析方法設定確認画面上の操作によって解析方法が変更された場合、その変更後の解析方法を解析方法設定部207へ通知することにより、解析方法設定部207が解析方法の送信(通知)を含む処理を行う(S15)。
すなわち、解析方法設定部207は、ユーザインタフェース部201から変更後の解析方法を受けると、その解析方法を設定してNVRAM105に記憶すると共に、その設定した解析方法、つまり変更後の解析方法を認証情報と共にサーバ20の解析方法保存部404へ通知して解析方法の変更を行わせた後、ステップS2へ遷移する。
サーバ20の解析方法保存部404は、MFP10の解析方法設定部207から変更後の解析方法を受けると、その解析方法と共に受けた認証情報に基づいて、HDD306に保存されている対応する解析方法を今回受けた解析方法に変更する。
なお、上述したようにHDD306に解析方法が予め保存されているため、図8の処理フローからステップS12〜S15の処理を削除し、解析方法の変更を他の処理フローで行うようにしても構わない。
あるいは、ステップS12〜S15の処理の代わりに、例えば以下に示す処理を行うようにしてもよい。
すなわち、ユーザインタフェース部201が、予め決められたデフォルトの解析方法の内容を含む解析方法設定画面を操作部107上に表示する。
その後、ユーザにより操作部107上で解析方法の設定操作が行われると、その操作に応じた要求を発行する。
解析方法設定部207は、その要求に従い、解析方法の設定を行い、NVRAM105に記憶すると共に、その設定した解析方法を認証情報と共にサーバ20の解析方法保存部404へ通知して解析方法の保存を行わせた後、ステップS2へ遷移する。
サーバ20の解析方法保存部404は、MFP10の解析方法設定部207から設定した解析方法を認証情報と共に受けると、それらを対応付けてHDD306に保存する。
図8に戻り、サーバ20の配信設定決定部402は、MFP10の配信設定取得部204から配信設定項目の送信要求を認証情報と共に受けると、解析方法の取得要求をその認証情報と共に解析方法保存部404へ通知することにより、解析方法保存部404が、その認証情報に対応付けられてHDD306に保存されている解析方法を読み出して要求元へ送信するため、その解析方法を取得し、それを操作履歴情報解析部403へ通知する(S16)。
操作履歴情報解析部403は、操作履歴情報の解析処理(S4)として、以下に示す処理を行う。
すなわち、各ユーザの操作履歴情報の中から認証ユーザの操作履歴情報のみを検索し、配信設定決定部402から取得した解析方法に基づいて認証ユーザの操作履歴情報を解析し、その解析結果を配信設定決定部402へ渡す。この例では、履歴表示件数(操作履歴情報を表示できる件数)分の解析結果を配信設定決定部402へ渡すものとする。
例えば、解析方法が利用頻度で、解析対象日数が過去10日、解析対象件数が過去20件、履歴表示件数が3件の場合、過去10日以内かつ20件以内の操作履歴情報を検索した後、カウントして、利用頻度の高い操作履歴情報3件を選択する。
配信設定決定部402は、操作履歴情報解析部403から履歴表示件数分の解析結果を取得した場合には、その解析結果からそれぞれのメール配信等の配信方法やあて先、解像度、カラー/白黒モード等の配信に関する条件設定やモード設定等の配信設定項目(実際には配信設定項目毎の配信設定内容)を決定し、その履歴表示件数分の配信設定項目をその要求元のMFP10の配信設定取得部204へ対応する操作履歴情報と共にそれぞれ送信する(S5)。
MFP10の配信設定取得部204は、サーバ20の配信設定決定部402への配信設定項目の送信要求に対し、履歴表示件数分の配信設定項目が対応する操作履歴情報と共にそれぞれ送られてきた場合には、それらを取得して配信設定部203経由でユーザインタフェース部201へ渡す(S6)。
ユーザインタフェース部201は、配信設定部203から履歴表示件数分の配信設定項目および操作履歴情報を取得すると、それらの操作履歴情報の内容を含む履歴選択画面を操作部上に表示し、ユーザに対して配信設定に利用する操作履歴情報(配信設定させたい履歴)の選択を要求する(S17)。
配信設定部203は、ユーザによる履歴選択画面上の操作により、いずれかの操作履歴情報の選択されると、ユーザインタフェース部201からその選択された操作履歴情報に対応する配信設定項目による配信設定が要求されるため、その配信設定項目に基づいて配信設定を行い、その内容をユーザインタフェース部201へ渡す(S7)。
図9は、図8のステップS13で操作部107上に表示される解析方法設定画面の一例を示す図である。
「解析方法」表示領域601は上述した利用頻度または利用履歴のいずれの方法で行うか、「解析対象日数」表示領域602は過去何日の操作履歴情報を解析するか、「解析対象件数」表示領域603は何件の操作履歴情報を解析するか、「履歴表示件数」表示領域604は操作履歴情報の解析結果(決定された配信設定項目に対応する操作履歴情報)を何件操作部上に表示させるかをそれぞれ示しており、いずれも表示内容の選択を変更できる。
ここでは、過去10日以内かつ20件以内の操作履歴情報のうち、利用頻度の高い配信設定に対応するもの3件を表示させる例を示している。
なお、「解析方法」として、上述した利用頻度および利用履歴の両方を順次選択し、それぞれ「解析対象日数」「解析対象件数」「表示件数」を選択するようにすることもできる。
図10は、図8のステップS17で操作部107上に表示される履歴選択画面の一例を示す図である。
この履歴選択画面では、上記の「履歴表示件数」が3件の場合に、利用頻度が高い3件の配信設定に対応する操作履歴情報の内容と共に、そのいずれかの選択をユーザに対して要求する例を示している。なお、「履歴表示件数」が4件以上なのに、3件の操作履歴情報しか表示できないような場合には、「他の件」キー701の操作により、他の操作履歴情報を表示することができる。
第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、以下に示す効果を得ることもできる。つまり、各MFPがそれぞれ、配信設定に利用する操作履歴情報の候補(利用頻度が高い複数の操作履歴情報又は新しい複数の操作履歴情報)を表示させ、その候補のいずれかをユーザの操作によって選択して配信設定を行うこともできるので、利便性の向上にもつながる。
〔第3実施例〕
次に、第3実施例について、図11〜図13を参照して説明する。
図11は、図1のMFP10(10a,10b,10c)およびサーバ20の主要機能構成の第3例を示すブロック図であり、図4と同じ部分には同一符号を付している。
第3実施例では、MFP10内の前述したソフトウェアを構成する各プログラムが、第1実施例の該当する各部に加え、警告部208としての機能を実現できる。また、サーバ20内の前述したソフトウェアを構成する各プログラムが、第1実施例の該当する各部としての機能を実現できる。
図12は、図11に示したMFP10の各部がサーバ20の各部と共に過去の操作履歴情報を解析して配信設定を行い、配信を行うための処理の一例を示すフローチャートである。
この第3実施例の処理は、図5によって説明した第1実施例の各処理に、ステップS18,S19,S20の処理が加わった他、ステップS7の処理が変更した点が、第1実施例と異なる。以下に、異なるステップのみ記述する。
MFP10の配信設定部203は、配信設定取得部204から配信設定項目を取得すると、その配信設定項目に当該MFP10で設定不可能な設定項目(設定情報)がないかをチェックし、設定不可能な設定項目があったと判定した場合には、その旨を警告部208に通知する(S18)。
警告部208は、配信設定部203から設定不可能な設定項目の通知を受けた場合に、その通知内容を示す警告画面を操作部107上に表示して(設定不可を通知して)、このまま処理を続行するか中止するかの選択をユーザに対して要求し(S19)、ユーザによる処理の続行/中止の選択をチェックする(S20)。
配信設定部203は、ステップS18で設定不可能な設定項目がないと判定された場合には、そのまま第1実施例と同様に配信設定を行い、その内容をユーザインタフェース部201へ渡すが、設定不可能な設定項目があると判定し、且つステップS20でユーザによる操作部107上の操作によって処理の続行が選択され、その旨がユーザインタフェース部201から通知された場合には、当該MFP10で設定可能な設定項目に変更し、その変更後の配信設定項目に基づいて配信設定を行い、その内容をユーザインタフェース部201へ渡す(S7)。
図13は、図12のステップS19で操作部107上に表示される警告画面の一例を示す図である。
設定不可能な設定項目が600dpiの解像度であるため、図13に示す警告画面では、解像度を600dpiに設定できないことと、デフォルトの解像度を設定してよいかをユーザに対して通知する例を示している。この警告画面は、図11の配信設定部203が配信設定を行う際に、当該MFP10に設定不可能な設定項目として600dpiの解像度があるため、操作部107上に表示される。
〔操作履歴情報例〕
次に、操作履歴情報について、図14,図15を参照して説明する。
図14は、図2の操作部107上に表示されるグループとプロジェクトを選択させるためのグループ/プロジェクト選択画面の一例を示す図である。
操作履歴情報には、グループ(Group)とプロジェクト(Project)が含まれる。
プロジェクトとは、あて先や解像度、カラー/白黒モード等の配信設定のことであり、ユーザの用途に合わせて設定される。
グループとは、プロジェクトをまとめたものである。
グループとプロジェクトは、予めユーザ(実際には操作部107上を操作することによって)が設定しており、ユーザがグループを選択した後に、配信設定したいプロジェクトを選択するようにしている。
ただし、前述した各実施例のいずれかにおいて、操作履歴情報を解析し、各ユーザの操作履歴情報の中に認証ユーザの操作履歴情報があり、その操作履歴情報による配信設定を現在の配信設定に反映させた場合には、上述したようなグループ/プロジェクト選択画面は表示されない。このグループ/プロジェクト選択画面は、各ユーザの操作履歴情報の中に認証ユーザの操作履歴情報がなかった場合や、操作部107上の所定の操作によって表示させることができる。
図15は、図3に示したサーバ20のHDD306に保存されている各ユーザの操作履歴情報および認証ユーザの操作履歴情報の一例を示す図である。
図15の(a)は、サーバ20のHDD306に保存されている各ユーザの操作履歴情報を、同図の(b)は、ユーザがMFP10にログインし、認証に成功した場合に操作履歴情報解析部403が解析対象とする配信設定に利用する操作履歴情報、つまり認証ユーザの操作履歴情報をそれぞれ示している。
この例は、ユーザAが認証に成功した場合を示している。
この場合、ユーザAが予め利用頻度(最高頻度)による解析方法を設定していれば、グループ「GroupA−1」のプロジェクト「projectA−1」が、利用履歴(最新履歴)での検索を設定していれば、「GroupA−1」のプロジェクト「projectA−3」が操作履歴情報の解析結果として選択される。
以上、本発明を配信機能を有するデジタル複合機とサーバを使用する情報処理システムに適用した実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、配信機能を有する各種の画像形成装置(デジタル複合機,デジタル複写機,ファクシミリ装置,プリンタ等)や画像読取装置(スキャナ装置等)等の画像処理装置と、サーバ等の管理装置を使用する情報処理システムに適用可能である。また、画像処理装置の代わりに、配信機能を有するPC等の情報処理装置を使用した情報処理システムにも、本発明を適用することは可能である。
〔本発明に関わるプログラム〕
このプログラムは、画像処理装置を制御するコンピュータであるCPUに、本発明に関わる配信設定手段,配信手段,受付手段,認証手段,配信関連情報取得手段,解析方法設定手段,解析方法通知手段,および設定不可通知手段としての機能を、管理装置を制御するコンピュータであるCPUに、操作履歴情報取得手段,操作履歴情報保存手段,操作履歴情報解析手段,配信設定情報決定手段,操作履歴情報送信手段,および解析方法保存手段としての機能をそれぞれ実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをCPUに実行させることにより、上述したような作用効果を得ることが可能になる。
このようなプログラムは、はじめから画像処理装置および管理装置に備えるROM、あるいは不揮発性メモリ(フラッシュROM,EEPROM等)、あるいはHDDなどの記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROM、あるいはメモリカード,フレキシブルディスク,MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAM等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムを画像処理装置および管理装置にインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそれらの記録媒体からこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、過去の配信設定を簡単な操作によって現在の配信設定に反映できるため、配信設定時の操作性が向上する。したがって、本発明を利用すれば、非常に使い勝手のよい画像処理装置を提供することができる。
1:ネットワーク 10:MFP 11:コントローラ 12:FCU
13:エンジンI/F 14:エンジン 20:サーバ 101,301:CPU
102,302:ASIC 103,303:SDRAM 104,304:ROM
105,305:NVRAM 106,306:HDD 107:操作部
108,307:モデム 109,308:USB・I/F
110,309:IEEE1394・I/F 111,310:MAC・I/F
201:ユーザインタフェース部 202:認証部 203:配信設定部
204:配信設定取得部 205:操作履歴情報送信部 206:配信実行部
207:解析方法設定部 208:警告部 401:操作履歴情報保存部
402:配信設定決定部 403:操作履歴情報解析部 404:解析方法保存部
特開2008−103903号公報

Claims (15)

  1. 操作部上の操作によって配信設定を行う配信設定手段と、該配信設定手段による配信設定に従って配信を行う配信手段とを有する画像処理装置であって、
    当該画像処理装置又は/および他の画像処理装置における前記配信設定時の操作履歴情報を利用者識別情報に対応付けて記憶し、管理する管理装置と通信可能であり、
    利用者を識別する利用者識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記配信設定手段が前記配信設定を行う際に、該配信設定に利用する情報の送信要求を前記受付手段が入力を受け付けた前記利用者識別情報と共に前記管理装置へ送信することにより、該利用者識別情報に対応する前記操作履歴情報を解析させ、前記配信設定に利用する前記操作履歴情報又は該操作履歴情報に対応する配信設定情報を取得する配信関連情報取得手段とを設け、
    前記配信設定手段は、前記配信関連情報取得手段によって前記操作履歴情報又は前記配信設定情報を取得できた場合に、該操作履歴情報又は該配信設定情報に基づいて前記配信設定を反映させる手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記操作部上の操作により、あるいはICカード等の情報記録媒体との通信により入力され、前記受付手段が入力を受け付けた利用者識別情報を、当該画像処理装置の利用者毎に予め設定されている利用者識別情報と照合することにより、利用者の認証を行う認証手段を備え、
    前記配信関連情報取得手段は、前記認証手段において前記入力を受け付けた利用者識別情報による認証が成功した場合に、該利用者識別情報に対応する前記操作履歴情報を解析させ、前記配信設定に利用する前記操作履歴情報又は該操作履歴情報に対応する配信設定情報を取得することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記操作履歴情報の解析方法を設定する解析方法設定手段と、
    前記認証手段において前記入力を受け付けた利用者識別情報による認証が成功した場合に、該利用者識別情報と共に前記解析方法設定手段によって設定された前記解析方法を前記管理装置へ通知する解析方法通知手段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
    前記配信関連情報取得手段によって取得した前記操作履歴情報又は前記配信設定情報に当該画像処理装置で設定不可能な情報が含まれている場合に、その旨を示す情報を通知する設定不可通知手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 画像処理装置と通信可能な管理装置であって、
    操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、
    前記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、該画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、
    該操作履歴情報取得手段によって前記利用者識別情報と共に取得した前記操作履歴情報を該利用者識別情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、
    前記画像処理装置より、前記操作履歴情報の送信要求を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該利用者識別情報に基づいて前記操作履歴情報記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析して、前記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、
    該操作履歴情報解析手段によって選択された前記操作履歴情報を前記送信要求元の画像処理装置へ送信する操作履歴情報送信手段とを設けたことを特徴とする管理装置。
  6. 画像処理装置と通信可能な管理装置であって、
    操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、
    前記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、該画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、
    該操作履歴情報取得手段によって前記利用者識別情報と共に取得した前記操作履歴情報を該利用者識別情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、
    前記画像処理装置より、前記操作履歴情報の送信要求を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該利用者識別情報に基づいて前記操作履歴情報記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析して、前記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、
    該操作履歴情報解析手段によって選択された前記操作履歴情報に基づいて、配信設定項目毎の配信設定情報を決定する配信設定情報決定手段と、
    該配信設定情報決定手段によって決定された前記配信設定情報を前記送信要求元の画像処理装置へ送信する配信設定情報送信手段とを設けたことを特徴とする管理装置。
  7. 前記操作履歴情報解析手段は、前記画像処理装置より、前記操作履歴情報の送信要求を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該利用者識別情報に基づいて前記操作履歴情報記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する前記操作履歴情報を解析して、最も利用頻度が高い操作履歴情報を選択することを特徴とする請求項5又は6に記載の管理装置。
  8. 前記操作履歴情報解析手段は、前記画像処理装置より、前記操作履歴情報の送信要求を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該利用者識別情報に基づいて前記操作履歴情報記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する前記操作履歴情報を解析して、最も新しい操作履歴情報を選択することを特徴とする請求項5又は6に記載の管理装置。
  9. 画像処理装置と通信可能な管理装置であって、
    操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、
    操作履歴情報の解析方法を記憶する解決方法記憶手段と、
    前記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、該画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、
    該操作履歴情報取得手段によって前記利用者識別情報と共に取得した前記操作履歴情報を該利用者識別情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、
    前記画像処理装置より、該画像処理装置において設定された前記操作履歴情報の解析方法を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該解析方法を該利用者識別情報に対応付けて前記解決方法記憶手段に保存する解析方法保存手段と、
    前記画像処理装置より、前記操作履歴情報の送信要求を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該利用者識別情報に基づいて前記解決方法記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する前記解析方法を読み込み、該利用者識別情報および該解析方法に基づいて前記操作履歴情報記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する前記操作履歴情報を解析して、前記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、
    該操作履歴情報解析手段によって選択された前記操作履歴情報を前記送信要求元の画像処理装置へ送信する操作履歴情報送信手段とを設けたことを特徴とする管理装置。
  10. 画像処理装置と通信可能な管理装置であって、
    操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、
    操作履歴情報の解析方法を記憶する解決方法記憶手段と、
    前記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、該画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、
    該操作履歴情報取得手段によって前記利用者識別情報と共に取得した前記操作履歴情報を該利用者識別情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、
    前記画像処理装置より、該画像処理装置において設定された前記操作履歴情報の解析方法を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該解析方法を該利用者識別情報に対応付けて前記解決方法記憶手段に保存する解析方法保存手段と、
    前記画像処理装置より、前記操作履歴情報の送信要求を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該利用者識別情報に基づいて前記解決方法記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する前記解析方法を読み込み、該利用者識別情報および該解析方法に基づいて前記操作履歴情報記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する前記操作履歴情報を解析して、前記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、
    該操作履歴情報解析手段によって選択された前記操作履歴情報に基づいて、配信設定項目毎の配信設定情報を決定する配信設定情報決定手段と、
    該配信設定情報決定手段によって決定された前記配信設定情報を前記送信要求元の画像処理装置へ送信する配信設定情報送信手段とを設けたことを特徴とする管理装置。
  11. 請求項1に記載の画像処理装置と、該画像処理装置と通信可能な管理装置とによって構成される情報処理システムであって、
    前記管理装置に、
    操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、
    前記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、該画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、
    該操作履歴情報取得手段によって前記利用者識別情報と共に取得した前記操作履歴情報を該利用者識別情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、
    前記画像処理装置より、前記操作履歴情報の送信要求を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該利用者識別情報に基づいて前記操作履歴情報記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析して、前記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、
    該操作履歴情報解析手段によって選択された前記操作履歴情報を前記送信要求元の画像処理装置へ送信する操作履歴情報送信手段とを設けたことを特徴とする情報処理システム。
  12. 請求項1に記載の画像処理装置と、該画像処理装置と通信可能な管理装置とによって構成される情報処理システムであって、
    前記管理装置に、
    操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、
    前記画像処理装置より、該画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を、該画像処理装置において認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、
    該操作履歴情報取得手段によって前記利用者識別情報と共に取得した前記操作履歴情報を該利用者識別情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に保存する操作履歴情報保存手段と、
    前記画像処理装置より、前記操作履歴情報の送信要求を前記認証が成功した際に入力を受け付けた利用者識別情報と共に受けた場合に、該利用者識別情報に基づいて前記操作履歴情報記憶手段に保存されている該利用者識別情報に対応する操作履歴情報を解析して、前記配信設定に利用する操作履歴情報を選択する操作履歴情報解析手段と、
    該操作履歴情報解析手段によって選択された前記操作履歴情報に基づいて、配信設定項目毎の配信設定情報を決定する配信設定情報決定手段と、
    該配信設定情報決定手段によって決定された前記配信設定情報を前記送信要求元の画像処理装置へ送信する配信設定情報送信手段とを設けたことを特徴とする情報処理システム。
  13. 配信設定を行う配信設定工程と、該配信設定工程による配信設定に従って配信を行う配信工程とを有する画像処理装置における配信設定方法であって、
    当該画像処理装置又は/および他の画像処理装置における配信設定時の操作履歴情報を利用者識別情報に対応付けて記憶し、管理する管理装置と通信可能であり、
    入力を受け付けた利用者識別情報を、当該画像処理装置の利用者毎に予め設定されている利用者識別情報と照合することにより、利用者の認証を行う認証工程と、
    該認証工程において前記入力を受け付けた利用者識別情報による認証が成功した場合に、前記配信設定工程が前記配信設定を行う際に、該配信設定に利用する情報の送信要求を前記入力を受け付けた前記利用者識別情報と共に前記管理装置へ送信することにより、該利用者識別情報に対応する前記操作履歴情報を解析させ、前記配信設定に利用する前記操作履歴情報又は該操作履歴情報に対応する配信設定情報を取得する配信関連情報取得工程とを有し、
    前記配信設定工程は、前記配信関連情報取得工程によって前記操作履歴情報又は前記配信設定情報を取得できた場合に、該操作履歴情報又は該配信設定情報に基づいて前記配信設定を反映させることを特徴とする配信設定方法。
  14. 請求項12に記載の配信設定方法を、前記画像処理装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム。
  15. 請求項14記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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