JP2011113708A - 端子付き電線及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】防食性に優れ、更に端子の接続部分に対する流入を防止して接続安定性に優れ、種々の端子形状に対応することが可能であり、製造が容易である、防食処理が施された端子付き電線及びその製造方法を提供する。
【解決手段】導体21がワイヤバレル32に接続され、前記導体21の露出している部分を防食剤4により被覆する際に、防食剤4が電気接続部31に流入するのを防止する流入防止手段として、エア管7から空気71を吹き付けながら防食剤を吐出させて、導体11の露出部分を被覆して端子付き電線を製造した。
【選択図】図3
【解決手段】導体21がワイヤバレル32に接続され、前記導体21の露出している部分を防食剤4により被覆する際に、防食剤4が電気接続部31に流入するのを防止する流入防止手段として、エア管7から空気71を吹き付けながら防食剤を吐出させて、導体11の露出部分を被覆して端子付き電線を製造した。
【選択図】図3
Description
本発明は、防食処理が施された端子付き電線及びその製造方法に関するものである。
従来、例えば車両用ワイヤーハーネスに用いられる端子付き電線として、銅電線からなる導体の端部に銅製の端子が接続されたものが用いられてきた。銅電線をアルミニウム電線に置換する場合、アルミ電線と銅端子の接触部は、異種金属接触腐食の問題があるため、端子と導体の接触部分に防食処理を施す必要がある。
従来の銅電線の場合、電線被覆内への水の浸透を防止する目的で、図13に示すように、端子103と銅電線102を圧着した部分105に、シリコーンゴムを塗布して硬化させたシール材104を設けて自動車ハーネスの防水構造とすることが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載されている防水処理を、アルミ電線の防食対策に利用することが考えられるが、その場合、以下の問題があった。
アルミニウム電線の防食対策としては、導体106が露出している部分を完全に防食剤(シール材)で覆う必要がある。シール材104が導体間の隙間を覆っていても、導体106の先端が外部に露出して端子103と接触している部分が残っていると、その部分から腐食が進行することは避けられない。しかし液状シリコーンゴムのように、非導電性で流動性の良い材料を防食剤として使用すると、防食剤の流動性が高いため、塗工した防食剤が流れ易く、導体の露出部分を完全に覆うことは難しい。
また流動性の高い防食剤を導体106の先端部に塗布する場合、防食剤が端子103側に流入し、端子の接続の妨げとなる可能性がある。これは、特に端子の形状によっては大きな問題となる。特許文献1に記載されているように、端子103の形状がボルト締結型の丸端子形状であれば、接続時にあまり問題にならないかもしれないが、オス−メス嵌合方式の端子を使用する場合には大きな問題となる。例えば防食剤がメス端子嵌合部側に流入すると、接続安定性を損なうことになる。すなわち、メス端子内部に設定されたバネの裏側に防食剤が付着した場合、防食剤がバネの変形を妨げるために、端子の挿入力が増大してしまう。また防食剤が端子の天板側やバネ表面に付着した場合には、オス端子と接触する面積が減少するために、接触抵抗が増加してしまうことになる。
本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決しようとするものであり、防食性に優れ、更に端子の接続部分に対する防食剤の流入を防止して、接続安定性に優れ、種々の端子形状に対応することが可能であり、製造が容易である、防食処理が施された端子付き電線及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の端子付き電線は、導体が絶縁体によって被覆された被覆電線と、相手方端子と接続するための電気接続部と前記導体を接続するための圧着部を備える端子とからなり、前記導体が前記圧着部に接続され、前記導体の露出部分が防食剤により被覆されることで防食処理が施されている端子付き電線において、
前記防食剤による防食処理が、防食剤が電気接続部に流入するのを防止するための流入防止手段を用いてなされたものであり、電気接続部に防食剤が付着していないことを要旨とするものである。
前記防食剤による防食処理が、防食剤が電気接続部に流入するのを防止するための流入防止手段を用いてなされたものであり、電気接続部に防食剤が付着していないことを要旨とするものである。
本発明の端子付き電線において、前記端子の電気接続部がオス−メス嵌合端子のメス端子であることや、前記電気接続部の底板に貫通孔が設けられていることや、前記電気接続部の壁面の一部が切り欠かれた切り欠き片が電気接続部の内方に立設され、前記電気接続部への防食剤の流入を防止する堰き止め壁として形成されていることが好ましい。
また上記端子付き電線において、前記切り欠き片が前記電気接続部の底板が切り欠かれたものであり、前記底板の切り欠き部分が貫通孔として形成されていることが好ましい。
本発明の端子付き電線において、前記被覆電線の導体がアルミニウムであることや、前記防食剤が加熱により溶融し、冷却により固化する材料であることが好ましい。
本発明の端子付き電線の製造方法は、導体が絶縁体によって被覆された被覆電線と、相手方端子と接続するための電気接続部と前記導体を接続するための圧着部を備える端子とからなり、前記導体が前記圧着部に接続され、前記導体の露出している部分を防食剤により被覆して防食処理を施して端子付き電線を製造する方法において、
前記導体の露出部分に防食処理を施す際に、前記防食剤が前記電気接続部に流入するのを防止する流入防止手段を用いて、前記防食剤が前記電気接続部に流入しないように前記導体の露出部分を被覆することを要旨とするものである。
前記導体の露出部分に防食処理を施す際に、前記防食剤が前記電気接続部に流入するのを防止する流入防止手段を用いて、前記防食剤が前記電気接続部に流入しないように前記導体の露出部分を被覆することを要旨とするものである。
本発明の端子付き電線の製造方法において、前記流入防止手段は、前記電気接続部側から前記被覆部分に流体を吹き付けながら前記防食剤により前記導体の露出部分を被覆することで、前記電気接続部側に前記防食剤が流入するのを防止する方法を用いることができる。また前記流体は加熱することができる。
本発明の端子付き電線の製造方法において、前記流入防止手段は、前記電気接続部と前記導体の露出部分との間に治具を配置して防食剤により被覆することにより、前記電気接続部側に前記防食剤が流入するのを防止する方法を用いることができる。前記治具の材質がシリコーンゴムであることが好ましい。
本発明の端子付き電線の製造方法において、前記流入防止手段は、前記電気接続部の底面に貫通孔を設けて該貫通孔から前記防食剤を外部に排出することにより、前記電気接続部に前記防食剤が流入するのを防止する方法を用いることができる。
本発明の端子付き電線の製造方法において、前記防食剤が、加熱により溶融し、冷却により固化する材料であり、前記防食剤で被覆する被覆部分を外部から加熱するための加熱手段を用いて、前記被覆部分の防食剤による被覆を行うことが好ましい。
本発明の端子付き電線は、導体の露出部分が防食剤により被覆されることで防食処理が施されているために防食性に優れている。さらに本発明の端子付き電線は、防食剤が電気接続部に流入するのを防止するための流入防止手段を用いて前記防食剤による防食処理がなされたものであり、電気接続部に防食剤が付着していないので、電気接続部に防食剤が付着することによる端子の接続の際の挿入力が増大する虞がない。また本発明の端子付き電線は、電気接続部に防食剤が付着することにより接触面積が減少することもないので、電気的な接続を確実に行うことができるので、接続安定性に優れている。
本発明の端子付き電線の製造方法は、前記導体の露出部分に防食処理を施す際に、前記防食剤が前記電気接続部に流入するのを防止する流入防止手段を用いて、前記防食剤が前記電気接続部に流入しないように前記導体の露出部分を被覆するようにしたので、防食性及び接続安定性に優れた端子付き電線を確実に製造することができ、種々の端子形状に対応することが可能であり、製造が容易であるという効果が得られる
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の端子付き電線の一例の外観を示す斜視図であり、図2は図1の端子付き電線のB−B縦断面図である。図1及び図2に示す態様の端子付き電線1は、アルミニウム線からなる導体21がポリオレフィンやPVC等の絶縁体22によって被覆された被覆電線2と、該被覆電線2の端部に接続されている端子3とから構成されている。被覆電線2は、端部の絶縁体22が皮剥ぎされて、絶縁体22から露出した導体21が、端子3と接続されて導通し電気的に接続されている。被覆電線2は、端部の導体21と絶縁体22が端子3に圧着されている。
導体21としてアルミニウム線を用いた被覆電線2は、大電力用途の電線として好適であるが、端子3が銅などの異種金属の場合に腐食の虞がある。本発明では、導体21の露出部分を防食剤により完全に被覆してしまうので、腐食防止効果が大きく、アルミニウム線に好適に利用することができる。
端子3は、銅等の金属材料により形成されている。端子3は、電気接続部31と、ワイヤバレル32と、インシュレーションバレル33とが、端子3の軸方向に沿ってこの順に間隔を持って配置されている。電気接続部31と、ワイヤバレル32と、インシュレーションバレル33は、底板部31aによって連結されていて一体に形成されている。ワイヤバレル32により、導体21と端子3を接続する圧着部が形成される。
端子3の電気接続部31は、オス−メス嵌合端子のメス端子として形成されている。電気接続部31は、周囲が底板部31aと左右の側板部31b、31cと天板部31dにより囲まれていて、断面が四角形の筒型に形成されている。端子3は、コネクタハウジング(図示せず)などに装着されて、オス端子を備える相手方コネクタと嵌合した際に、メス端子からなる電気接続部31が相手方コネクタのオス端子と結合して電気的な接続を取ることができる。
メス端子形状の電気接続部31の筒状部分の内部には、オス端子との接合力を高めるために、バネ等の接合補助部品(図示せず)を取り付けることができる。
端子3のワイヤバレル32とインシュレーションバレル33は、被覆電線2を端子に固定するためのものである。ワイヤバレル32は底板31aから起立した起立片として形成され、被覆電線2の導体21の周囲を覆い外側から加締められて導体21に圧着されている。インシュレーションバレル33は底板から起立した起立片として形成され、被覆電線2の絶縁体22の周囲を覆い外側から加締められて、絶縁体22に圧着されている。被覆電線2は、インシュレーションバレル33とワイヤバレル22により圧着されて、端子3に接続されている。
端子3は、被覆電線2を圧着した後で、導体21が外部に露出している部分に防食処理が施されている。導体21は防食剤4により全て被覆されていて、外部に露出している部分がないように形成されている。このように導体21の端部まで、完全に防食剤4により被覆されていて、導体21が外部に露出している部分がないので、良好な防食効果が得られる。アルミニウム線を導体として用いた場合でも、腐食を効果的に抑制できる。
更に防食剤4による防食処理は、流入防止手段を用いて、電気接続部31に防食剤が流入しないように行われている。端子付き電線1は、電気接続部31の内部には、防食剤4が付着しないように形成されている。このように、電気接続部31に防食剤4が存在しないことにより、メス端子からなる電気接続部31を相手方コネクタのオス端子と嵌合させて接合する際に、防食剤によってバネの変形が妨げられて端子の挿入力が増大する虞がなく、コネクタの接合をスムーズに行うことができる。更に、電気接続部31の天板や底板等に防食剤が付着していると、オス端子との接触面積が現象して接触抵抗を増大させる虞があるが、そのような虞がなく、接触抵抗が増加せず安定した接合を図ることができる。
また、端子3の電気接続部31には、後述するが、図9に示すように底板部31aに、防食剤4を流出させるための貫通孔34を設けることができる。また電気接続部31には、図11に示すように、底板部31aの一部を切り欠いて、切り欠き片を電気接続部31の内方に立設させて、電気接続部31に防食剤が流入するための堰き止め壁35として形成してもよい。この場合、切り欠いた部分は、貫通孔34として形成することができる。
防食剤4は、防食処理の際に粘性が低下して流動性が高く、処理を施した後に温度の変化や時間の経過により粘性が上昇して流動性が低下して、導体の露出部分を被覆して防食性を発揮できることが可能な材料であれば、いずれも用いることができる。防食剤としては、例えば、ワックス、シリコーンゴム、金属と配位結合によって金属錯体を形成する配位子に撥水性分子を結合させたキレート剤等が挙げられる。
防食剤4は、特に、加熱した際に粘度が下がり流動性が高くなり、冷却した際に流動性が低下して固化する材料を用いることが好ましい。例えば図12は、このような材料の一例として、キレート剤の温度による粘度変化を示している。図12に示すように、キレート剤が高温の状態で粘度の低い液体である性質を利用して、ディスペンサーを用いて定量塗布を行うことが可能である。キレート剤をディスペンサー内で加熱溶融させ、端子の導体が露出した所定の部分をヒータによって加熱した状態の塗布し、塗布後、素早く端子全体を冷却することによって、薄く一様に塗られたキレート剤が瞬間的に固化し、被覆状態が固定される。このような高温時に流動性が大きく向上し、短時間に広がり易い材料からなる防食剤は最適である。
これに対し、例えば液状のシリコーンゴムのような防食剤は、硬化前は液状であり、大気中の水分と常温で硬化する。硬化は加熱によって促進される。しかしながら加熱した場合でも、硬化が完了するまでにはある程度の時間が必要である。硬化時間が長いと製造時の工程数が増加して、製造に時間がかかり製造コストが上昇してしまう虞がある。また、硬化途中の製品を保管するためのスペースが必要となるという問題もある。これに対し、加熱した際に粘度が下がり流動性が高くなり、冷却した際に流動性が低下して固化する材料は、加熱して粘性が低下した状態で塗工し、冷却により直ちに粘性を高くして、流動性がない状態として、流動性を向上せしめることができるので、上記のような問題はなく、作業性に優れ、製造コストを低減することができる。
以下、本発明の端子付き電線の製造方法について説明する。本発明の端子付き電線の製造方法は、被覆電線2と端子を圧着して接続した後に、導体21の露出部分に防食処理を施す際に、防食剤が電気接続部31に流入するのを防止する流入防止手段を用いて、防食剤が電気接続部に流入しないように導体の露出部分露出を被覆する点に大きな特徴がある。本発明の製造方法において、防食処理の前に被覆電線2の端部を皮むきし、端子3に圧着する等の圧着工程は、公知の手段を用いることができる。
以下、防食処理の際の流入防止手段の各態様について説明する。図3は本発明の端子付き電線の製造方法の第1実施例の防食処理工程を示す説明図である。図3に示す流入防止手段は、電気接続部31側から前記被覆部分に空気等の流体を吹き付けながら前記防食剤4により前記導体21の露出部分を被覆することで、前記電気接続部31側に前記防食剤4が流入するのを防止するものである。
図3に示すように防食工程では、先ず、圧着後の導体21が露出した部分に、ディスペンサー5を用いて防食剤4を塗工する。導体21が露出した部分は、ワイヤバレル32とインシュレーションバレル33の間と、インシュレーションバレル33と電気接続部31の間の2カ所である。この上方にそれぞれディスペンサー5が一つずつ設置されていて、導体21の上に防食剤4を吐出するように構成されている。
ディスペンサー5は、加熱して流動性が高い状態の防食剤4の吐出量が調節可能であり、所定量の防食剤を塗工することができる。また、端子3の導体21の圧着部分の下側には、加熱装置6が設けられている。加熱装置6は、導体21を加熱及び冷却可能であり、導体4に吐出した防食剤4の温度を調整することができる。防食材4は、加熱装置6により加熱されているので、吐出後直ちに冷却して固化しないようになっている。そのため、防食材4は導体4の隙間を確実に埋めて被覆することができる。
更に図3に示す態様では、防食剤4に対して空気を吹き付けて、端子の電気接続部側に防食剤4が流出するのを防止するためのエア管7が設けられている。エア管7の先端は、導体21の端部と電気接続部31との間に空気を噴射可能な位置に設けられている。エア管7の先端から空気71を吹きつけながら、ディスペンサー5の先端から防食剤4を吐出して、導体21の露出部分を被覆する。導体21の上に吐出された防食剤4が、電気接続部31側に流入してきても、エア管7から吹き付けられた空気71により、防食剤4は導体21側(図中左側)に押し戻されるので、防食剤4の電気接続部31への流入が防止できる。エア管7から吹き付ける空気71としては、加熱した空気を用いることができる。エア管7から加熱した空気71を吹き付けると、防食剤4の温度低下を防止して、導体21の被覆が不均一になるのを防ぐことができる。
図3に示す状態で、防食剤4を冷却して流動性を低下させて固化させて、導体21の露出部分が被覆された端子付き電線1が得られる。防食剤4の冷却方法としては、例えば、加熱装置6の冷却機能を用いて、加熱している状態から冷却状態とすることができる。また、エア管7から加熱した空気を吹き付けている場合には、吹き付ける空気をより温度の低いものとすることで、防食剤4を冷却することができる。
図4は、図3の変形例である。図3に示す態様では、エア管7の先端が、導体21の端部と電気接続部31との間の上方に配置されていた。これに対し、図4に示す態様では、エア管7の先端が、電気接続部31の開口端部に対向する位置に配置されている。エア管7は、電気接続部31の外側から内部に空気を噴射することができる。
図4に示すように、エア管7の先端から空気71を吹きつけながら、ディスペンサー5の先端から防食剤4を吐出して、導体21の露出部分を被覆する。防食剤4の吐出の最中は、電気接続部31の内部から導体21の端部に向けて空気71が導体21の被覆部分に吹き付けられる。防食剤4が、電気接続部31側に流入してきても、電気接続部31の内部から吹き付けられた空気71により、導体21側(図中左側)に押し戻されるので、防食剤4の電気接続部31への流入が防止できる。
図5は図4の変形例である。図5に示すように、導体21の被覆部分に加熱装置を設けずに、導体21に防食材を吐出することもできる。
図6は本発明の端子付き電線の製造方法の第2実施例の防食処理工程を示す説明図である。この態様は、図6に示すように、防食処理を行う際に、電気接続部31と導体21端部の露出部分との間に、堰き止め用の治具10を配置した状態で、ディスペンサー5から防食剤4を吐出して、導体21を被覆することにより、電気接続部31側に防食剤4が流入するのを防止するものである。
図7(a)は図6において、防食剤を塗工する前の状態を示す断面図であり、図7(b)は防食剤を塗工した後の状態を示す断面図である。図7(a)に示すように、治具10の先端は、端子3と接した場合に端子の表面形状に対応した形状に形成されている。すなわち、図7(b)に示すように、端子3の形状に追随するように変形して、端子3の表面に対し隙間なく密着するように形成されていて、所定の位置に治具10を配置した際に、防食剤4が電気接続部側に流入するのを堰き止めることができる。
治具10は、端子表面と接触した場合に、隙間ができない弾性を有する材料により形成することが好ましい。このような弾性を有するものとしてはゴムなどが挙げられる。中でも耐熱性が良好で、自身が変形して隙間が出来にくいシリコーンゴムが好ましい。
図7(b)に示すように、電気接続部31と導体21の端部の露出部分との間に治具10を配置して、防食剤4を導体の上から吐出して被覆する。そうすると防食剤4は治具10により堰き止められるため、電気接続部31側への流出が遮断される。この状態で冷却し、防食剤4を固化した後、治具10を取り外すと、防水処理が施された端子付き電線1が得られる。
図8は本発明の端子付き電線の製造方法の第3実施例の防食処理工程を示す説明図である。図9は図8の底面図である。図10は図8の端子付き電線の断面図である。この態様は、図8〜図10に示すように、防食処理を行う際に、電気接続部31の底面31aに貫通孔34を設けた端子3を用い、ディスペンサー5から防食剤4を吐出して導体21を被覆することにより、電気接続部31側に流出した防食剤4を貫通孔34から外部に排出して、電気接続部31側に防食剤4が流入するのを防止するものである。
端子3の電気接続部31の底板31aに設けられる貫通孔34は、流出してきた防食剤4を外部に排出することが可能なものであれば良く、その大きさ、数、形状等は特に限定されない。
図8に示すように、ディスペンサー5の先端から防食剤4を吐出して、導体21の露出部分を被覆する。図10に示すように、電気接続部31側に流入してきた防食剤4は、貫通孔34から外部に排出されるので、電気接続部31への流入が防止できる。この状態で防食剤4を冷却すれば、防食剤4が固化して導体21が防食剤4により被覆された端子付き電線が得られる。
図11は上記第3実施例の変形例の断面図である。図10に示す態様では、電気接続部31の底板31aを切除した状態で貫通孔34を形成している。これに対し、図11に示す態様は、底板31aに切り込みを入れて、切り欠き片として、切り欠き片を電気接続部の内方に折り曲げて立設し、防食剤4の堰き止め壁35として形成した端子3を用いたものである。尚、図11に示す端子3は、上記の底板部31aの切り欠き部分が貫通孔34として形成されている。
図11に示す端子を用いて防食処理を施す場合、図8に示す態様と同様に、電気接続部31に流入する防食剤4は、貫通孔34と通して外部に排出される。更に図11に示す態様では、電気接続部31側に流出する防食剤は、堰き止め壁35によって堰き止められるため、更に防食剤の流入を良好に堰き止めでき、流入防止効果を高めることができる。
本発明の端子付き電線の製造方法は、本発明の効果を阻害しない範囲であれば、上記実施例1〜3を組み合わせて実施してもよい。
本発明の端子付き電線1は、例えば自動車等の車両のワイヤーハーネス等に最適に利用することができる。
1 端子付き電線
2 被覆電線
21 導体
22 絶縁体
3 端子
31 電気接続部
31a 底板部
32 ワイヤバレル
33 インシュレーションバレル
34 貫通孔
35 堰き止め壁
4 防食剤
5 ディスペンサー
6 加熱装置
7 エア管
71 空気
10 治具
2 被覆電線
21 導体
22 絶縁体
3 端子
31 電気接続部
31a 底板部
32 ワイヤバレル
33 インシュレーションバレル
34 貫通孔
35 堰き止め壁
4 防食剤
5 ディスペンサー
6 加熱装置
7 エア管
71 空気
10 治具
Claims (14)
- 導体が絶縁体によって被覆された被覆電線と、相手方端子と接続するための電気接続部と前記導体を接続するための圧着部を備える端子とからなり、前記導体が前記圧着部に接続され、前記導体の露出部分が防食剤により被覆されることで防食処理が施されている端子付き電線において、
前記防食剤による防食処理が、防食剤が電気接続部に流入するのを防止するための流入防止手段を用いてなされたものであり、電気接続部に防食剤が付着していないことを特徴とする端子付き電線。 - 前記端子の電気接続部がオス−メス嵌合端子のメス端子であることを特徴とする請求項1記載の端子付き電線。
- 前記電気接続部の底板に貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の端子付き電線。
- 前記電気接続部の壁面の一部が切り欠かれた切り欠き片が電気接続部の内方に立設され、前記電気接続部への防食剤の流入を防止する堰き止め壁として形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の端子付き電線。
- 前記切り欠き片が前記電気接続部の底板が切り欠かれたものであり、前記底板の切り欠き部分が貫通孔として形成されていることを特徴とする請求項4記載の端子付き電線。
- 前記被覆電線の導体がアルミニウムであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の端子付き電線。
- 前記防食剤が加熱により溶融し、冷却により固化する材料であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の端子付き電線。
- 導体が絶縁体によって被覆された被覆電線と、相手方端子と接続するための電気接続部と前記導体を接続するための圧着部を備える端子とからなり、前記導体が前記圧着部に接続され、前記導体の露出している部分を防食剤により被覆して防食処理を施して端子付き電線を製造する方法において、
前記導体の露出部分に防食処理を施す際に、前記防食剤が前記電気接続部に流入するのを防止する流入防止手段を用いて、前記防食剤が前記電気接続部に流入しないように前記導体の露出部分を被覆することを特徴とする端子付き電線の製造方法。 - 前記流入防止手段が、前記電気接続部側から前記被覆部分に流体を吹き付けながら前記防食剤により前記導体の露出部分を被覆することで、前記電気接続部側に前記防食剤が流入するのを防止するものであることを特徴とする請求項8記載の端子付き電線の製造方法。
- 前記流体が加熱されていることを特徴とする請求項9記載の端子付き電線の製造方法。
- 前記流入防止手段が、前記電気接続部と前記導体の露出部分との間に治具を配置して防食剤により被覆することにより、前記電気接続部側に前記防食剤が流入するのを防止するものであることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の端子付き電線の製造方法。
- 前記治具の材質がシリコーンゴムであることを特徴とする請求項11記載の端子付き電線の製造方法。
- 前記流入防止手段が、前記電気接続部の底面に貫通孔を設けて該貫通孔から前記防食剤を外部に排出することにより、前記電気接続部に前記防食剤が流入するのを防止するものであることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の端子付き電線の製造方法。
- 前記防食剤が、加熱により溶融し、冷却により固化する材料であり、前記防食剤で被覆する被覆部分を外部から加熱するための加熱手段を用いて、前記被覆部分の防食剤による被覆を行うことを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の端子付き電線の製造方法。
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