JP2011104812A - 印刷装置の管理装置、課金処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷ジョブの印刷には使用しなかった消耗品分の費用を、印刷処理実行時に適切に割り振ることができる印刷装置の管理装置、課金処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】
印刷装置の消耗品を交換する際に、交換対象の消耗品について印刷部4が実行した印刷ジョブの印刷処理で使用した量の割合に応じて、係数計算部52で補正係数を求める。消耗品が交換された後に、この消耗品を用いて実行した印刷ジョブの印刷処理で使用した消耗品の金額に、上記補正係数を乗じ、当該印刷ジョブの印刷処理に対する課金金額とする。
【選択図】図1
【解決手段】
印刷装置の消耗品を交換する際に、交換対象の消耗品について印刷部4が実行した印刷ジョブの印刷処理で使用した量の割合に応じて、係数計算部52で補正係数を求める。消耗品が交換された後に、この消耗品を用いて実行した印刷ジョブの印刷処理で使用した消耗品の金額に、上記補正係数を乗じ、当該印刷ジョブの印刷処理に対する課金金額とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷装置で実行された印刷処理に対する課金処理の管理を行う管理装置、課金処理方法及びプログラムに関する。
たとえば、インクジェット方式のプリンタにおいて、印刷処理でインクを消費する他に、印刷ヘッドの保守のために定期的に、クリーニング処理することが必要であり、その際にも、インクを消費する。また、インクジェット方式や電子写真方式のプリンタにおいて、印刷の状態が良くない場合、調整印刷を実施し、この場合にも、インクやトナーと用紙とを消費する。また、インク、トナー、用紙等の消耗品を、プリンタが使い切らずに交換する場合もある。
これらのように、通常の印刷ジョブの印刷には使わなかった消耗品について、通常の印刷処理で消費した量と、保守作業で消費した量とを別々に管理することが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記従来例は、たとえば複数部門で共有しているプリンタにおいて、一定期間の消耗品の消費量を集計し、まとめて料金を請求する場合に適している。
しかし、プリントショップ等で不特定の複数のユーザが不定期に印刷する場合や、印刷後に直ちに料金を徴収する場合には適しないという問題がある。
本発明は、印刷ジョブの印刷では使用しなかった消耗品分の費用を、印刷処理実行時に適切に割り振ることができる印刷装置の管理装置、課金処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の管理装置は、印刷装置で実行された印刷処理に対する課金処理の管理を行う管理装置であって、上記印刷装置で印刷ジョブの印刷処理を実行する際に使用する消耗品の単位量あたりの金額を記憶する手段と、上記印刷装置にセットされている消耗品が交換された場合に、消耗品が上記印刷装置に新たにセットされた際における消耗品の量に対する上記印刷装置が印刷ジョブの印刷処理で使用した消耗品の量の割合に応じて、補正係数を求める手段と、上記記憶されている単位量あたりの金額と上記消耗品が交換された後に上記印刷処理で使用した消耗品の量とに応じた費用に、上記求めた補正係数を乗じた金額を、上記消耗品が交換された後に上記印刷装置が印刷ジョブを印刷処理した消耗品の費用であるとする手段とを有することを特徴とする印刷装置の管理装置である。
本発明によれば、印刷ジョブの印刷では使用しなかった消耗品分の費用を、印刷処理実行時に適切に割り振ることができるという効果を奏する。
発明を実施するための形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である印刷装置100を示すブロック図である。印刷装置100は、操作部1と、表示部2と、通信部3と、印刷部4と、制御部5と、記憶部6とを有する。実施例1は、印刷処理に対する課金処理の管理を行う管理装置が、印刷装置自身でもある実施例である。すなわち、印刷装置100で実行された印刷処理に対する課金処理を印刷装置100自身が行う。
操作部1は、印刷指示等の印刷装置100の各種の機能の実行指示を受け、複数個のキー、ボタン、スイッチ等を含む。表示部2は、印刷装置100の状態や操作部1による操作結果を、液晶パネル、LED等を用いてユーザに通知する。
通信部3は、外部の機器と通信を行う通信部であり、パラレルポート、ネットワーク、USB等、各種のインタフェースの1つまたは複数によって構成されている。印刷データを印刷装置100に入力する場合や、操作部1を使用せずに、印刷等の各種操作を行う場合に使用される。
印刷部4は、印刷を実行し、紙送り機構や描画機構等によって構成され、制御部5が処理したデータに基づく画像を用紙上に印刷する。実施例1において、印刷部4は、インクジェット方式Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK(ブラック)の4色のインクを用いて画像を印刷する。印刷部4は、通常の印刷ジョブの印刷処理のほか、記録ヘッドの保守のためのインクの吐出や、印刷品質を保つために、操作部1からの指示により印字調整用の印刷を、インクと用紙を用いて行う。また、用紙(記録媒体)として、ロール紙(紙以外でもよい)を用いる。ロール紙は芯に巻かれたものであり、インクは上記4種には限らない。またインクジェット方式以外、消耗品としてトナーを用いる電子写真方式としてもよい。
上記各機構には、各種の検知装置が設けられ、紙なし、紙づまり、インク切れやカバーオープン等、種々の動作エラーを検出することができる。
制御部5は、印刷装置100全体の動作を制御する。制御部5は、CPU、ROM、RAMを含み、ROMに格納されているプログラムをRAMにロードし、そのプログラムをCPUが実行することによって、以下に示す処理を実行する。制御部5によって実行されるプログラムは、費用計算部51、係数計算部52、履歴保存制御部53、印刷処理部54として区別される。なお、これらはプログラム(ソフトウェア)による実現に限らず、一部、または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
費用計算部51は、印刷部4によって行った印刷処理に対する費用を計算する。係数計算部52は、印刷費用の計算時に使用する補正係数を計算する。履歴保存制御部53は、印刷部4によって実行された印刷処理の履歴内容を記憶部6に保存する。ここで保存される履歴内容には、消費した消耗品の量を含む。印刷処理部54は、入力された印刷データに基づく画像の印刷を、印刷部4に実行させる。
記憶部6は、入力された各種情報を記憶し、ハードディスク等で構成されている。記憶部6には、各種記憶部61〜64が含まれている。また、ここには示していないが、印刷装置100に現在セットされている各色のインクの残量と印刷用紙の残量とは、インク、印刷用紙が消費される毎に減ぜられ、記憶部6はその値を逐次記憶する。
消耗品情報記憶部61は、インクや印刷用紙等の消耗品の容量や価格等の情報を記憶する。この記憶内容を、費用計算部51と係数計算部52とが参照することができる。
補正係数記憶部62は、係数計算部52が算出した補正係数を記憶する。補正係数記憶部62が記憶している補正係数を、費用計算部51が参照し、印刷処理に対する費用を計算する。印刷装置100を最初に使用する際、または過去の課金情報を初期化した際における補正係数は1である。
印刷履歴記憶部63は、履歴保存制御部53による指示に従って印刷部4が実行した印刷の処理結果を記憶する。印刷履歴記憶部63が記憶した内容を、費用計算部51と係数計算部52とが参照する。
印刷データ記憶部64は、印刷部4が印刷処理を実行するための印刷データを記憶する。印刷処理部54は、通信部3を介して印刷データを受信した場合、この印刷データを印刷データ記憶部64に一旦記憶し、これを読み出して印刷部4が印刷処理できる形式に変換してから、印刷部4に供給して印刷を実行させる。
図2は、記憶部6に設けられている消耗品情報記憶部61、補正係数記憶部62、印刷履歴記憶部63によって記憶されている情報の一例を示す図である。
記憶部6には、消耗品の種類毎に、個別に値が記憶される。図2は、これを表形式で表現したものであり、列項目に各消耗品の種類を配置し、行項目に各記憶内容を配置している。
図2(a)において、列201は、各行の項目名を示す。各行の記憶内容には、消耗品の最大量情報、各消耗品の単価情報、補正係数、消耗品の印刷総消費量、消耗品のジョブ別の消費量等がある。
列202〜206は、消耗品の種別毎の値を示す。行207、208の各値は、消耗品情報記憶部61が記憶する。行209の各値は、補正係数記憶部62が記憶する。行210〜214の各値は、印刷履歴記憶部63が記憶する。行207は、各消耗品の最大量情報を示す。単位は、インクの最大量がcc(シーシー)、用紙の最大量がcm(センチメートル)である。インクの最大量は、未使用である状態での各色のインクタンクに充填されているインクの容量を示す。また、用紙も未使用である状態(新規使用の状態)での長さを示す。即ち、各消耗品が印刷装置100に新たにセットされた場合の各消耗品の量が最大量と一致している。なお、用紙については、説明を簡単にするために、印刷部4では固定の幅のロール紙を用いるとして説明するが、種々の幅のものをセット可能な場合、幅と長さとを考慮する。そして、最大量や消費量は、使用した用紙の面積(平方センチメートル)でカウントする。行207の各値は、ユーザにより操作部1から入力され、または通信部3を介して接続されている外部装置から入力され、消耗品情報記憶部61に記憶される。
行208は、各消耗品の単価情報を示し、単位は、円である。単価情報は、各消耗品の単位量(任意に変更可能とする)当たりの価格である。単価は、ユーザによる操作部1または通信部3を介して接続されている外部装置からの入力によって設定される。行209は、各消耗品の単価の補正係数を示し、この補正係数は、印刷部4による印刷処理の課金処理の際に、価格計算に使用される。この補正係数による補正は、通常の印刷以外で使用した消耗品や廃棄される消耗品の料金を、通常の印刷処理時に割り振るために行う。また、この補正値は、消耗品の交換時に計算したものが設定される。また、その他に、操作部1や通信部3を介して、ユーザが入力する値を設定するようにしてもよい。
行210は、各消耗品の印刷総消費量を示す。この印刷総消費量は、各消耗品が印刷装置100に新たにセットされてから、印刷ジョブの印刷で消費した量の合計を示す。単位は、インクの消費量がcc、用紙の消費量がcmである。この値は、消耗品の交換時に初期化され、また、印刷ジョブに基づく印刷処理を行う度に加算される(保守作業のための印刷時には加算されない)。空白レコードとしておき、印刷履歴レコードの検知の際、最上位の空白レコードと行210との間にある履歴レコードの数を検知するようにしてもよい。
図2(b)は、図2(a)に示す状態からBKインクのインクタンクを交換するとともに、新たに1つの印刷ジョブを実行した後の状態を示す図である。
図2(a)に示す状態から、新たに印刷処理が1件行われた場合、空白レコードであった行214の箇所に、履歴レコードが追加され、ジョブ識別子「D4.JPG」と、その印刷で消費したインク量と用紙の長さとが、それぞれ記録され、行301になる。そして、行210の印刷総消費量の値を更新する。具体的には、行301に記録されたインクと用紙の消費量とを、それぞれ行210の値に加算し、記録する。この結果、図2(b)の行302に示す状態になる。ここで、図2(b)に示す例では、本来であればBKインクの総使用量は、「676」に「140」を加え、「816」になる筈である。しかし、行207に記録されているように、BKインクの最大量は「700」であるので、この場合、D4.JPGの印刷処理開始前に、インクタンクを交換するものとする。即ち、D4.JPGの印刷処理を開始する前に、表示部2等にBKインクのインクタンクの交換を促す表示を行う等し、ユーザにBKインクのインクタンクの交換を行わせる。BKインクのインクタンクが交換された場合、行210のBKインクの値が初期化され、「0」とした後に、印刷処理による消費量「140」を加算し、値「140」が記録される。また、消耗品の交換が行われた場合、さらに、行209の補正係数が更新される。このとき、係数計算部52は、交換した消耗品の最大量と、交換前の総消費量の値とを特定し、これらの差分から、補正係数を算出する。
図2(a)に示す例では、BKインクのインクタンクを交換したので、消耗品の最大量「700」から交換前の総消費量の値「676」を引いて得た差分は34である。この値が、1つのインクタンクにおいて印刷装置100の保守等、印刷以外で使用されたインク量及び未使用であった(廃棄される)インク量である。そして、消耗品を交換した後における印刷ジョブの印刷処理の費用に、上記差分の費用を割り振るための補正係数を計算する場合、消耗品の新規セット時の最大量と印刷ジョブの印刷処理に使用した量との関係を求める。即ち、最大量「700」を総消費量「676」で割ると、1.035が求まる。この「1.035」を、行209のBKインクの補正係数として記録し、303に示す状態に更新される。
1つの消耗品について印刷ジョブの印刷処理に使用した割合が高いほど、上記補正係数の値は小さくなる(1に近づく)。逆に、1つの消耗品について印刷ジョブの印刷に使用した割合が低ければ、補正係数が大きくなる。これによって、印刷ジョブの印刷処理で使用しなかった分の消耗品の費用を、消耗品を交換した後における印刷ジョブの印刷処理に割り振る。
この補正係数を、インクタンクが再び交換されるまで、以後の印刷処理の課金処理の際に参照して金額を決定する。これによって消耗品の交換前に印刷ジョブの印刷以外で使用した消耗品と、廃棄された消耗品との金額を、消耗品交換後の印刷ジョブの印刷に割り当てることができる。
即ち、交換前の消耗品の使用に際し、印刷ジョブの印刷以外で消費した量及び使用されず廃棄される量に対応する費用を、交換後の消耗品を用いて実行される印刷ジョブの印刷に割り振ることができる。
なお、この補正係数の求め方は一例であり、印刷ジョブの印刷処理で使用されなかった消耗品の費用を、消耗品を交換した後における印刷ジョブの印刷処理の費用に割り振ることができれば、その求め方を限ったものではない。即ち、消耗品を新たにセットした際の消耗品の量と、印刷ジョブの印刷処理によって使用した消耗品の量または印刷ジョブの印刷処理によって使用されなかった消耗品の量等を用いて、種々の方法で補正係数を求めればよい。また、補正係数を管理者等が任意に定めた値として消耗品を交換するたびに操作部1から入力するようにしてもよい。
図3は、実施例1において、印刷装置100が印刷データを受信した際の制御手順の概要を示すフローチャートである。このフローチャートは、制御部5内のCPUがROMに格納されているプログラムをRAMに展開して実行する際の処理の流れを示す。なお、下記の説明では、印刷データを、通信部3を介して外部の機器から受信するが、記憶部6に予め記憶されていた印刷データを、操作部1からの指示で読み出して印刷させる場合も同様である。
ステップS401で、通信部3を介して印刷データを受信する。ステップS402では、ステップS401で受信したデータを、印刷データ記憶部64に一時的に保存する。ここで保存された印刷データは、当該印刷データとともに受信したジョブ識別子と対応付けて、ファイルとして管理される。ステップS403では、ステップS402で保存した印刷データを解析する。
具体的には、印刷データ記憶部64に記憶された印刷データをビットマップ画像に展開し、印刷に必要な各色のインクの消費予定量と用紙の消費予定量とを調べる。ステップS404では、ステップS403で調べたインクと用紙との消費予定量に基づいて、印刷装置100のインクまたは印刷用紙の残量が、これからの印刷に十分な量であるかどうかを調べる。不足していれば、ステップS405へ進み、足りていれば、ステップS409へ進む。
インクの残量と印刷用紙の残量とは、印刷部4による印刷処理や保守等で消費する度に、使用分を減じたものである。ステップS404では、この残量と、ステップS403で算出した消費予定量とを比較する。そして、全ての消耗品で使用予定量が残量よりも少ないと判定されれば、十分であると判断する。ステップS405で、インクまたは印刷用紙が不足していることを、ユーザに通知する。不足している消耗品の種別は、ステップS404で不十分と判定されたものであり、その種別を、表示部2や通信部3を通して、ユーザに通知する。
ステップS406で、不足しているインクのインクタンクまたは印刷用紙がユーザによって交換されるのを待つ。ユーザによる新たなインクタンクへの交換または印刷用紙の交換の作業が行われたと判断されると、インクまたは印刷用紙の不足が解消されたかをどうかを調べる。不足が解消されていれば、ステップS407へ進み、不足が解消されていなければ、正しく交換されるまで待つ。正しく交換された場合、記憶部6が記憶している対象となる消耗品の残量値を初期化する(行207の最大量とする)。正しく交換されたかどうかを判断する場合、インクタンクであれば、たとえば、セットされたインクタンクが光を透過するか否か(透過しない場合、正しく交換されている)によって判断する。また印刷用紙であれば、たとえば、ロールの直径に応じて判断する。その他、種々の判断方法で判断するようにしてもよい。
ステップS407では、交換された消耗品の補正係数を計算する。具体的には、係数計算部52は、交換した消耗品の最大量と、交換前の総消費量とを調べ、これらの値から補正係数を算出する。そして、記憶部6に記憶されている印刷総消費量のうちで、ステップS406で交換された消耗品の値を、初期値0に設定する。ステップS408では、ステップS407で算出した補正係数を、記憶部6の補正係数記憶部62に保存する。ステップS409では、ステップS402で保存した印刷データを、印刷処理部54が、印刷部4で扱える形式に変換し、印刷部4に印刷処理を実行させる。
ステップS410では、印刷処理部54が、ステップS409の印刷処理で使用した各色のインクの量と用紙の量とを示す値を、印刷部4から取得し、履歴保存制御部53に渡す。
ステップS411で、履歴保存制御部53が、ステップS410で取得されたインクと用紙との使用量を示す値を、印刷履歴記憶部63に渡し、当該印刷ジョブの履歴情報に追加記憶させる。ここで記憶する項目は、印刷データとともに受信したジョブ識別子と、各色のインクの使用量と、用紙の使用量とである。
ステップS412では、印刷履歴記憶部63が、履歴保存制御部53から受け取ったインクと用紙との使用量を示す値に基づいて、印刷総消費量を更新する。この更新において、ステップS410で取得した各色インクの使用量を、各色のインクの項目へ加算し、ステップS410で取得した用紙の使用量を、用紙の項目へ加算し、それぞれ保存する。ステップS413では、費用計算部51が、ステップS409で行った印刷処理に対する印刷費用を計算する。ここでは、ステップS411で、記憶部6の印刷履歴記憶部63に記憶したインクの使用量と用紙の使用量とに、各消耗品(各色のインク及び用紙)の単価情報と、現在の補正係数とを乗じ、この合計値を算出する。ステップS409で実行した印刷ジョブの印刷処理結果が、図2(b)の行301の例であった場合、次の式で求められる。
印刷費用=(78*1.000*1.010)+(52*0.800*1.010)+(14*0.800*1.010)+(140*0.600*1.035)+(80*6.500*1.002)=740.088(円)
なお、小数点以下は、切り捨て、切り上げ、四捨五入等適宜種々の扱いとすればよい。
なお、小数点以下は、切り捨て、切り上げ、四捨五入等適宜種々の扱いとすればよい。
ステップS414では、ステップS413で算出した印刷費用を、表示部2に表示させ、または通信部3を介して出力して印刷ジョブを送信した外部機器の表示装置に表示させることによって、ユーザに通知する。ここで、即時に課金を行わせる場合、この処理の後に、請求処理等を行う。
以上のように、実施例1によれば、印刷ジョブの印刷処理以外で消費した消耗品と使用せずに廃棄してしまう消耗品(印刷装置100では使用しない消耗品)との費用を、消耗品の交換後に行った印刷ジョブの費用に割り振ることができる。割り振る費用の配分は、交換前の消耗品において印刷ジョブの印刷処理以外で消費した消耗品と使用せずに廃棄する消耗品との量が考慮されるので、各消耗品において印刷ジョブの印刷で使用した割合に応じた適切な割り振りが可能である。なお、上記消耗品は、記録剤または用紙を含む。
以上の例では、印刷装置100自身が課金処理の管理を行う管理装置を例にとって説明したが、管理装置を外部に設け、印刷処理は印刷装置が実行し、課金処理は外部の管理装置が実行するようにしてもよい。この場合、少なくとも、費用計算部51、係数計算部52を、外部の管理装置に備えさせる。また、費用計算部51、係数計算部52、履歴保存制御部53、消耗品情報記憶部61、補正係数記憶部62、印刷履歴記憶部63を外部の管理装置に設けるようにしてもよい。どの機能を管理装置に設けるかは、システムの運用形態に応じて適宜変更すればよい。また、外部の管理装置に複数の印刷装置の課金処理を行わせるようにしてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
5…制御部、
51…費用計算部、
52…係数計算部、
6…記憶部、
62…補正係数記憶部。
51…費用計算部、
52…係数計算部、
6…記憶部、
62…補正係数記憶部。
Claims (5)
- 印刷装置で実行された印刷処理に対する課金処理の管理を行う管理装置であって、
上記印刷装置で印刷ジョブの印刷処理を実行する際に使用する消耗品の単位量あたりの金額を記憶する手段と;
上記印刷装置にセットされている消耗品が交換された場合に、消耗品が上記印刷装置に新たにセットされた際における消耗品の量に対する上記印刷装置が印刷ジョブの印刷処理で使用した消耗品の量の割合に応じて、補正係数を求める手段と;
上記記憶されている単位量あたりの金額と上記消耗品が交換された後に上記印刷処理で使用した消耗品の量とに応じた費用に、上記求めた補正係数を乗じた金額を、上記消耗品が交換された後に上記印刷装置が印刷ジョブを印刷処理した消耗品の費用であるとする手段と;
を有することを特徴とする印刷装置の管理装置。 - 請求項1であって、
上記消耗品は、複数の消耗品を含み、上記補正係数を求める手段は、上記複数の消耗品のそれぞれについて求めることを特徴とする印刷装置の管理装置。 - 請求項1または請求項2であって、
上記消耗品は、記録剤または用紙を含むことを特徴とする印刷装置の管理装置。 - 印刷装置で実行された印刷処理に対する課金処理方法であって、
上記印刷装置で印刷ジョブの印刷処理を実行する際に使用する消耗品の単位量あたりの金額を特定し、
上記印刷装置にセットされている消耗品が交換された場合に、消耗品が上記印刷装置に新たにセットされた際における消耗品の量に対する上記印刷装置が印刷ジョブの印刷処理で使用した消耗品の量の割合に応じて、補正係数を求め、
記憶されている単位量あたりの金額と上記消耗品が交換された後に上記印刷処理で使用した消耗品の量とに応じた費用に、上記求めた補正係数を乗じた金額を、上記消耗品が交換された後に上記印刷装置が印刷ジョブを印刷処理した消耗品の費用であるとすることを特徴とする課金処理方法。 - 請求項4に記載の課金処理方法を、コンピュータにより実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2015182374A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | セイコーエプソン株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
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