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JP2011182130A - 固体撮像装置及び駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置及び駆動方法 Download PDF

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JP2011182130A JP2010043289A JP2010043289A JP2011182130A JP 2011182130 A JP2011182130 A JP 2011182130A JP 2010043289 A JP2010043289 A JP 2010043289A JP 2010043289 A JP2010043289 A JP 2010043289A JP 2011182130 A JP2011182130 A JP 2011182130A
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Abstract

【課題】転送ゲート直下のトラップに捕獲された正孔と電荷との再結合に起因する画質劣化を低減する固体撮像装置を提供する。
【解決手段】行走査部12は、第1の電位V1の転送パルスの供給によってフォトダイオードからフローティングディフュージョンへの信号電荷を転送させる転送動作の駆動前に、転送信号の電位を第2の電位V2から第3の電位V3に変化させ、第1の電位V1は、転送トランジスタをオン状態にするための正の電位であり、第2の電位V2は、転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングし、かつ、転送トランジスタをオフ状態にするための電位であり、第3の電位V3は、転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングせず、かつ、転送トランジスタをオフ状態にするための、第1の電位V1より低く第2の電位V2より高い電位である。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像装置、及びその駆動方法、固体撮像装置を撮像デバイスとして用いた撮像装置に関する。
図14は、特許文献1に開示された従来技術の固体撮像装置であり、フォトダイオード(PD)104、転送トランジスタ105、フローティングディフュージョン(FD)107、リセットトランジスタ106、増幅トランジスタ108から構成され、読出し動作はまずFDを高い電位にリセットし、PDで検出された光電荷は転送トランジスタ105のゲートに正の電位が印加され、転送トランジスタ105がオン状態になることにより、FDに転送される。結果として電荷量に応じてFD電位は変化し、このFDの電位変化を画素信号として出力する技術を開示されている。
また、特許文献1ではデバイスの微細化が進むと、PウェルとN+層との境界にかかる電界が強くなるために、GIDIによってFD部との境界でリーク電流が発生しノイズ源となるため、転送トランジスタのゲート電極を3値駆動とし、特に、前記リセットトランジスタを駆動するリセットパルスの立下がりと同時もしくはそれよりも前に負電位であることを特徴とする中間電位を与えることにより、GIDL(Gate Induced Drain Leakage)によるリーク電流の画素信号への影響を抑える技術を開示している。
特開2007−166240号公報
しかし、特許文献1に開示された従来技術では、MOSのゲート下界面近傍に存在する電荷捕獲前のトラップに電荷が捕獲されとノイズ源となる。特に、転送トランジスタのゲート下に正孔がトラップに捕獲されていた場合、信号電荷をフォトダイオード(PD)からフローティングディフュージョン(FD)に転送する際に、転送チャネルに存在するトラップに捕獲されていた正孔と信号電荷が再結合するため、信号電荷が消失し、低照度の出力が十分得られない低照度リニアリティの劣化や、画素毎の再結合量のばらつきによるザラの発生など、いずれも画質の劣化を引き起こすという課題を有している。
本発明は、転送トランジスタのゲート直下のトラップに捕獲された正孔と信号電荷との再結合に起因する画質劣化を低減する固体撮像装置、カメラおよびその駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する固体撮像装置は、行列状に配列された複数の単位セルと、前記複数の単位セルの行走査を駆動するためにリセット信号および転送信号を生成する行走査部とを備え、前記複数の単位セルの各々は、入射光を信号電荷に変換するフォトダイオードと、信号電荷を保持するフローティングディフュージョンと、前記転送信号に従って前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送トランジスタと、前記リセット信号に従って前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセットトランジスタと、前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷を電圧に変換する増幅トランジスタとを備え、前記行走査部は、第1の電位の転送パルスの供給によって前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンへの信号電荷を転送させる転送動作の駆動前に、前記転送信号の電位を第2の電位から第3の電位に変化させ、前記第1の電位は、前記転送トランジスタをオン状態にするための正の電位であり、前記第2の電位は、前記転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングし、かつ、前記転送トランジスタをオフ状態にするための電位であり、前記第3の電位は、前記転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングせず、かつ、前記転送トランジスタをオフ状態にするための、前記第1の電位より低く前記第2の電位より高い電位である。
この構成によれば、前記転送信号の電位を第2の電位(V2)から第3の電位(V3)に変化させることにより、転送トランジスタのゲート下界面近傍のトラップに捕獲されている正孔が放出される。転送動作時には、このような正孔と信号電荷との再結合による信号電荷の消失を低減することができる。これにより、画質劣化を低減するという効果がある。
ここで、前記第2の電位は負の電位であり、前記第3の電位はグラウンド電位であってもよい。
ここで、前記単位セルは、前記増幅トランジスタに接続され、前記増幅トランジスタで変換された電圧を列信号線に出力するか否かを選択する選択トランジスタを備える構成としてもよい。
ここで、前記第3の電位は、前記転送トランジスタが形成されるウェル領域の電位と同電位である構成としてもよい。
ここで、前記行走査部は、前記リセット信号による前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセット動作よりも前に、前記転送信号の電位を第2の電位から第3の電位に変化させる構成としてもよい。
もし、リセット動作後かつ転送動作の前に第2の電位から第3の電位に変化させた場合は、フローティングディフュージョンに、ゲート下界面近傍のトラップに捕獲されている正孔が放出され、正孔がリセットレベルに対するノイズ源となる可能性がある。
ところが、上記の構成によれば、リセット動作の前に、ゲート下界面近傍のトラップに捕獲されている正孔が放出されるので、リセットレベルのノイズを低減することができる。
ここで、第2の電位から第3の電位に変化させるタイミングについては、当該変化からリセット動作開始までの時間が第3の電位により正孔が放出されるまでの時定数よりも長いことを満たす最小時間が望ましい。
ここで、前記行走査部は、前記リセット動作の開始よりも所定時間前に前記転送信号の電位を第2の電位から第3の電位に変化させ、前記所定時間は、第3の電位によって前記転送トランジスタのゲート下に存在するトラップから正孔が放出されるのに要する時間を示す時定数より長い時間であるようにしてもよい。
この構成によれば、正孔が捕獲されたトラップから放出される時定数よりも長く転送トランジスタのゲートを第3の電位にしておくことで正孔を十分かつ確実に放出することができ、再結合による電荷消失をより確実に低減することができる。
さらに、正孔が捕獲されたトラップから放出される時定数が第n行目の駆動時間を超える長さの場合には、1行前からn行目の転送トランジスタのゲートを第3の電位にしておくことで正孔を十分かつ確実に放出することができ、再結合による電荷消失をより確実に低減することができる。これにより、主に低照度時の画質の向上が可能となる。
ここで、前記固体撮像装置は、さらに、前記複数の画素セルの列毎に、前記増幅トランジスタから出力される電圧をサンプルホールドするサンプルホールド部を備え、前記行走査部は、前記転送動作の完了から前記サンプルホールドの完了まで前記第2の電位を維持し、サンプルホールドの完了後に前記第2の電位から前記第3の電位に変化させるようにしてもよい。
この構成によれば、読出時のフローティングディフュージョンの状態をリセット動作時の状態と同じに保つことで、信号レベルをリセットレベルに対して同相に保ち、半導体素子固有のノイズ成分の除去が期待できる。
ここで、前記固体撮像装置は、さらに、前記複数の画素セルの列毎に、前記増幅トランジスタから出力される電圧をAD変換するAD変換部を備え、前記行走査部は、前記転送動作の完了から前記AD変換の完了まで前記第2の電位を維持し、前記AD変換の完了後に前記第2の電位から前記第3の電位に変化させるようにしてもよい。
この構成によれば、読出時のフローティングディフュージョンの状態をリセット動作時の状態と同じに保つことで、信号レベルをリセットレベルに対して同相に保ち、半導体素子固有のノイズ成分の除去が期待できる。
上記目的を達成する固体撮像装置の駆動方法は、行走査において、前記転送信号の電位を前記第2の電位から前記第3の電位に変化させるステップと、行走査において、前記フォトダイオードから前記フローティングディフュージョンへの信号電荷を転送させるために前記第1の電位の転送パルスを供給するステップとを有する。
また、上記目的を達成するカメラは、上記の固体撮像装置を備える。
本発明によれば、転送トランジスタのゲート直下のトラップに捕獲された正孔が読出し駆動中に放出され、信号電荷と再結合することにより発生する画質劣化を第3の電位を用いて、トラップされた正孔を放出することで低減するという効果がある。
本発明の第1の実施形態における固体撮像装置を示す図である。 本発明の第1の実施形態における垂直走査バッファ回路内の一行に対応する単位回路の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における垂直走査バッファの構成例及び駆動タイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の駆動手法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態における固体撮像装置を示す図である。 本発明の実施形態に係る固体撮像装置における転送トランジスタのゲート下界面近傍での電荷の動きを示す模式図である。 本発明の第2の実施形態における垂直走査バッファの構成例示す図である。 本発明の第2の実施形態における垂直走査バッファの駆動タイミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態における垂直走査バッファの他の構成例示す図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の駆動手法を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態における周辺回路例を示す図である。 本発明の第4の実施形態における垂直走査バッファ回路の構成例である。 本発明の第5の実施形態に撮像装置に関する図面である。 本発明の実施形態の比較例に係る固体撮像装置の駆動手法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態の比較例に係る固体撮像装置の駆動手法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態の比較例に係る固体撮像装置の駆動手法を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態の比較例に係る固体撮像装置における転送トランジスタのゲート下界面近傍での電荷の動きを示す模式図である。 従来技術を示した図である。
(第1の実施形態)
まず、本実施の形態における固体撮像装置の概要について説明する。本実施の形態における固体撮像装置は、行列状に配列された複数の単位セルと、前記複数の単位セルの行走査を駆動するためにリセット信号および転送信号を生成する行走査部とを備える。
前記複数の単位セルの各々は、入射光を信号電荷に変換するフォトダイオードと、信号電荷を保持するフローティングディフュージョン(FD)と、前記転送信号に従って前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送トランジスタ(105)と、前記リセット信号に従って前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセットトランジスタ(106)と、前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷を電圧に変換する増幅トランジスタ(108)とを備える。
前記行走査部は、第1の電位(V1)の転送パルスの供給によって前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンへの信号電荷を転送させる転送動作の駆動前に、前記転送信号の電位を第2の電位(V2)から第3の電位(V3)に変化させることを特徴とする。ここで、前記第1の電位は、前記転送トランジスタをオン状態にするための正の電位である。前記第2の電位は、前記転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングし、かつ、前記転送トランジスタをオフ状態にするための電位である。前記第3の電位は、前記転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングせず、かつ、前記転送トランジスタをオフ状態にするための、前記第1の電位より低く前記第2の電位より高い電位である。
この構成によれば、前記転送信号の電位を第2の電位(V2)から第3の電位(V3)に変化させることにより、転送トランジスタのゲート下界面近傍のトラップに捕獲されている正孔が放出される。転送動作時には、このような正孔と信号電荷との再結合による信号電荷の消失を低減することができる。これにより、画質劣化を低減するという効果がある。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の装置構成図である。
図1より、固体撮像装置は、半導体基板上に、各々フォトダイオード(PD)104と、フォトダイオードから信号を読み出す転送トランジスタ105と、信号をリセットするためのリセットトランジスタ106と、増幅トランジスタ108と、列信号線109と、ドレイン線(VDDCELL)112、前記フォトダイオード(PD)104の電荷が読み出され蓄積されるフローティングディフュージョン(FD)107を有する単位セル103の複数を二次元状に配列した撮像領域101を備えている。
また、光信号電荷を発生する前記フォトダイオード(PD)104はアノード側が接地され、カソード側は転送トランジスタ105を介して前記フローティングディフュージョン(FD)107に接続されている。また、前記フローティングディフュージョン(FD)107はこれをリセットするための前記リセットトランジスタ106の一方の電極と、光信号電荷を電圧として出力するための前記増幅トランジスタ108のゲートに接続されている。また、前記リセットトランジスタ106の他方の電極と前記増幅トランジスタ108のドレインは、前記ドレイン線(VDDCELL)112に接続され、前記ドレイン線(VDDCELL)112は他の単位セルと共通に接続され、かつタイミング発生回路に接続される。また、前記増幅トランジスタ108のソースは、垂直方向に配線される前記列信号線109に接続される。
また、列信号線109は同じ列に配置された他の単位セルにも同様に接続され、前記列信号線109は負荷トランジスタの一方の電極に接続される。前記負荷トランジスタの他方の電極は接地され、ゲートは水平方向に配線される負荷ゲート配線(LOADCELL)に接続される。
さらに、前記転送トランジスタ105のゲートは水平方向に配線される転送ゲート配線(TRANS)110に接続され、前記リセットトランジスタ106のゲートは水平方向に配線されるリセット配線(RST)111に接続される。
リセット配線(RST)111は、同じ行に配置された他の単位セルにも同様に接続されて、マルチプレクサ回路に接続されており、後述する駆動タイミングにもとづいて信号電圧が供給される。他方、転送ゲート配線(TRANS)110は垂直走査バッファ回路に接続されており、前記マルチプレクサ回路と同様に、同じ行に配置された他の単位セルにも接続されて、後述する駆動タイミングにもとづいて信号電圧が供給される。
さらに、図1より、タイミング発生回路から送られる垂直シフトレジスタを駆動するタイミングにより垂直シフトレジスタが動作し、その垂直シフトレジスタより出力される信号と、タイミング発生回路から送られる信号とがマルチプレクサ回路に入力されることで、各行に適当なリセットトランジスタを駆動するパルスがリセット配線(RST)111を通じて印加される。また、前記垂直シフトレジスタより出力される信号と、タイミング発生回路から送られる転送タイミング信号(TR)及び電位切り替え信号(SW)とが垂直走査バッファ回路に入力されることで、読出し行及びシャッター行の転送トランジスタのゲートに印加する、適当な転送パルスを生成する。
前記の垂直走査バッファ回路により転送パルスは、3値の電位をもった信号電圧が供給される。また、その3値の転送パルスは転送トランジスタをオンするための正電位(第1電位、例えば3V)とオフするための負電位(第2電位、例えば−2V)の2値を備えており、これにより転送トランジスタをオフする際に負電位を印加するのは暗電流や白キズ対策のためである。
さらに、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置では、転送トランジスタをオン状態にする第1の電位(正電位、例えば3V)と転送トランジスタをオフ状態にする第2の電位(負電位、例えば−2V)、そして第3電位としてゲート下界面近傍に正孔がピンニングを防ぐ負電位ではない電位(例えば0V)を用いて、固体撮像装置を駆動することを特徴としている。なお、この動作は後述で詳細に説明する。
また転送トランジスタのゲート電位が転送トランジスタのウェルの電位と同電位でもゲート下界面近傍に正孔がピンニングせず、かつ、転送トランジスタがオフになるため、第3の電位として、ウェルと同じ電位を用いることも有用である。
上記の駆動により単位セル103から読み出された信号レベルは、各行の単位セル103の列信号線109を通して、画素毎の信号はノイズ信号を除去し、さらにデジタル値へ返還される。その後、タイミング発生回路から送られる水平シフトレジスタを駆動するタイミングにより水平シフトレジスタが駆動され、ADC回路内の画素毎の信号が、デジタルメモリに記録された後、前記デジタルメモリから撮像装置外に出力される。図1では簡単のため2行1列の画素アレイとしているが、このサイズに限定したものではない。
なお、図1に示した固体撮像装置は、上記のような単位セルの構成の他に特許文献1のような選択トランジスタを用いる単位セルの構成(図4参照 選択トランジスタ8E)とすることもできる。
また、図1、図4の固体撮像装置は、画素は半導体基板の表面、すなわち、トランジスタのゲート端子及び配線が形成された面と同じ面側に形成される構造とともに、画素が半導体基板の裏面、すなわちトランジスタのゲート端子及び配線が形成された面に対して裏面側に形成される、いわゆる、裏面照射型イメージセンサ(裏面照射型固体撮像装置)の構造を用いることも出来る。
次に、図2A、図2Bを用いて、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の詳細ではり、具体的には垂直走査バッファ回路の詳細について説明する。図2Aは本発明の第1の実施形態における、垂直走査バッファ回路の一例を示すものである。
図2Aより、前記の垂直走査バッファ回路には3種類の電圧が印加されている。すなわち、正の電位1(例えば3V)、負の電位2(例えば−2V)及び電位3(例えば0V)が印加されている。本実施例において電位3は0Vのため、接地することで容易に供給することができ、降圧回路などの回路が不要なことも利点である。また入力される信号は、シフトレジスタ信号(SR[n])とシャッター用シフトレジスタ信号(SHSR[n])と転送タイミング信号(TR)とシャッター時転送タイミング信号(ETR)と電位切り替え信号(SW[n])である。なお図1にもあるように前記シフトレジスタ信号(SR[n])及びシャッター用シフトレジスタ信号(SHSR[n])はシフトレジスタと接続され、該当行が読出し行である場合にはSR[n]にハイレベルが入力され、該当行がシャッター行である場合にはSHSR[n]が印加される。
また電位切り替え信号(SW[n])と転送タイミング信号(TR)とシャッター時転送タイミング信号(ETR)はタイミング発生回路に接続されており次に述べるようなタイミングで駆動され垂直走査バッファに入力される。
垂直走査バッファ回路の出力としては、前記の転送トランジスタ105のゲートに接続される前記の転送ゲート配線(TRANS[n])110と接続されており転送パルス駆動として出力される。
また、図2Bは、垂直走査バッファ回路の駆動(動作)を示した図であり、図のA〜Dの区間はSR[n]がハイレベル、SHSR[n]がローレベルであるから、該当行の駆動は読出し行となる。このときSW[n]にハイレベルが与えられ、さらに転送タイミング信号(TR)がローレベルの場合、図2Aの回路図における出力段バッファのゲートにはハイレベル(3V)の電位が印加されるため前記出力バッファにおけるN−ch型MOSがオンになる、このときマルチプレクサにより、前記出力バッファにおけるN−ch型MOSのソース(配線a)には0Vが印加される。
その結果、TRANS[n]には0Vが出力される(図2BのA期間)。これが前述の転送トランジスタ3値駆動における第3の電位になる。
次に転送タイミング信号(TR)がハイレベルになると出力段バッファのゲートにローレベルが印加され、出力段バッファのP−ch型MOSがオンになるためTRANS[n]には3Vが出力される<図2BのB期間)。これが前述の第1の電位になる。
次に転送タイミング信号(TR)がローレベルになると出力段バッファのゲートがハイレベルになるため、TRANS[n]には再び0Vが出力される<図2BのC期間>)。次にSW[n]がローレベルになり、マルチプレクサが切り替わるため配線aに−2Vが印加され、転送パルス信号(TRANS[n])には−2Vが出力される(図4のD期間)。またこの区間ではETRがハイレベルになるが、TRANS[n]の信号には影響しない(−2Vのままである)。これが前述第2の電位となる。
図2BのEの区間はSR[n]がローレベル、SHSR[n]がローレベルであるから、該当行の駆動は非選択行となり、いかなる信号が入力されても出力である転送パルスは第2の電位(−2V)を出力したままになる。
図2BのF〜Hの区間はSR[n]がローレベル、SHSR[n]がハイレベルであるから、該当行の駆動はシャッター行となる。図Fの区間では入力信号TR、ETR、SW[n]が区間A〜Cと同じように入力されるが、TRANS[n]の信号は変化しない(−2Vのままである)。
次にGの区間でETRがハイレベルになると出力段バッファのゲートにローレベルが印加され、出力段バッファのP−ch型MOSがオンになるためTRANS[n]には第1の電位(3V)が出力される。これがシャッター時の信号電荷転送となる。再びETRがローレベルになると出力段バッファのP−ch型MOSがオフになるためTRANS[n]には第2の電位(−2V)が出力される(区間H)。
次に、図3は本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の動作(駆動手法)を示すタイミングチャートである。
図3より、読出し行以外では転送トランジスタ105のゲートに前記第2の電位である負電位( 例えば、−2V)を与ることでオフ状態となっている。そのため転送トランジスタ105におけるゲート下の界面近傍には正孔が誘起され、さらに誘起された正孔の内のいくつかはトラップに捕獲されている状態である(図5(a))。読出し行ではt1のタイミングで電位切り替え信号(SW)がハイレベルになり、前述の垂直操作レジスタの動作により転送トランジスタ105のゲートには前記第3の電位である0Vが印加される。この効果により、転送トランジスタ105のゲート下界面近傍のトラップに捕獲されていた正孔が放出され始める。
その後、t2においてリセット配線(RST)にハイレベルを印加して読出し行における単位セルのフローティングディフュージョン(FD)107の電位をリセットレベルにして、t4からt5で駆動パルスSHをハイレベルにして、前記のADC回路でリセットレベルを取り込む。この時、区間t1からt2の時間をτとすると、このτは正孔が捕獲されたトラップより放出される時定数より長いことを満たす最短時間にすることが望ましい。
さらに、時定数より長くすることで、ゲート下界面近傍にはトラップに正孔が残らなくなる。そのため、t5からt6の区間で転送トランジスタ105のゲートに前記第1の電位である正電位(例えば3V)を印加して転送トランジスタをオンにしてフォトダイオード(FD)104からフローティングディフュージョン(FD)107へ転送トランジスタ105のゲート下のチャネルで信号電荷を転送する際に、信号電荷が、正孔と再結合して発生する信号電荷の消滅が起こらなくなる。この効果により、低照度時のリニアリティやザラの劣化が抑えられ、特に低照度時における画質の向上を達成できる。また他方、前記時間τを可能な限り短くすることにより、暗電流や白キズによる画質の劣化を抑えることができる。
t7での信号電荷転送終了後、転送トランジスタ105のゲートには第3の電位(0V)を印加し続ける。この理由は、フローティングディフュージョン(FD)107の状態をリセットレベル取り込み時(t4〜t5の区間)と同じに保つことで、信号レベルとリセットレベルを同相に保つことができ、前記2つの信号の差分を実行した際に、十分な半導体素子固有のノイズ成分(vtばらつき等)の除去効果が期待できる。
その後、t8からt9の区間で再び駆動パルスSHをハイレベルにして、信号レベルを前記ADC回路に取り込みが行われるが、この信号レベルの取り込みが完了した段階で、電位切り替え信号(SW)をローレベルにすることで、転送トランジスタ105のゲートにかかる電位を第2の電位(−2V)に切り替える(t10)。これ以降の動作においては、従来例における駆動と変わるところはない。
以上、図面を用いて説明したように、本実施形態に係る固体撮像装置およびその駆動方法は、信号電荷転送前に前記第2の電位から前記第3の電位に切り替える駆動をすることで、信号電子転送前にはゲート下界面近傍でトラップされた正孔は放出され(図5(b))、かつ、フォトダイオード(PD)とフローティングディフュージョン(FD)が電気的に遮断されている。この後、最適な時間が経過した後に転送トランジスタをオンにして信号電荷を転送する(図5(c))。
また、上記の第3の電位に保持する最適な時間とは、正孔が捕獲されたトラップの放出に対する時定数より長いことを満たした上で、できる限り最短の時間である。前記の時定数より第3の電位に保持する時間を長くすることにより、ゲート下界面近傍には存在した正孔はトラップに捕獲されていた分も含めて存在しなくなるため、信号電荷転送時に正孔と信号電荷の再結合による電荷消失が発生しない状態を作り出し、かつ、第3の電位に保持する時間をできる限り短くすることにより表面トラップを介した暗電流及び白キズの影響を最小にする効果がある。その結果、主に低照度時における画像の劣化を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
図面を参照にして、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下は、第1の実施形態との違いを中心に説明し、それ以外の部分は第1の実施形態と同じである。
すなわち、第1の実施形態では読出し行となる1Hの走査区間のなかで転送トランジスタのゲートに3値電位を印加して駆動する方法の一例を示した。しかし、前述のように第3の電位に保持する時間は、正孔が捕獲されたトラップの放出に対する時定数より長いことを満たす最短時間にすることが望ましいとある。もし前記の正孔が捕獲されたトラップの放出に対する時定数が長い場合、第3の電位に保持する時間を十分に保持しようとすると、1Hの区間では駆動が足りない場合がある。これは使用するシステムのクロック周波数や、フレームレートに左右される。
そこで、本実施形態では、読出し行を走査する複数行前から該当の単位セルの転送トランジスタのゲート電位を第3の電位に保持することを特徴とするものである。
まず、図6Aは本発明の本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置およびその駆動方法であり、具体的には、垂直走査バッファ回路を示すものである。
図6Aより、垂直走査バッファ回路には前記電位1(例えば3V)、前記電位2(例えば−2V)前記電位3(例えば0V)が印加されている。また入力される信号は、前記シフトレジスタ信号(SR[n])前記シャッター用シフトレジスタ信号(SHSR[n])と前記転送タイミング信号(TR)と前記シャッター用転送タイミング信号(ETR)と前記電位切り替え信号(SW[n])があり、さらに本実施例においては該当行の一行前のシフトレジスタ信号(SR[n−1])が入力されている。
また、図6Bは、垂直走査バッファ回路の駆動(動作)を示した図であり、これにより該当行の一行前が読出し行であれば、前記該当行のシフトレジスタ信号(SR[n])はローレベルであるが、前記一行前のシフトレジスタ信号(SR[n−1])がハイレベルになるため、前記電位切り替え信号(SW[n])がハイレベルであれば、マルチプレクサにはハイレベルの信号が入力され、出力段バッファのN−ch型MOSのソース(配線a)が電位3(本実施例では0V)になるため、該当行のTRANS[n]からは前記第3の電位(0V)を出力することができる。
なお、本実施形態垂の直走査バッファ回路による該当行での動作は、シャッター動作含めて、第1の実施形態と同様にパルス発生を行うことが出来る。
なお、図6A、図6Bでは、説明を容易にするため、一行前から第3の電位を与えるようにしている。しかし、本実施形態は、図6Cのように多入力ORゲート602を用い、複数行分のシフトレジスタ信号(図ではSR[n−1]及びSR[n−2])を入力することで、この場合、該当行の2行前の駆動タイミングで、該当行のTRANS[n]より第3の電位を出力することが出来る。また、多入力ORゲート602を更なる多段入力とすることで、使用する半導体における正孔が捕獲されたトラップの放出に対する時定数に対応することが可能となる。
次に、図7は本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の動作(駆動手法)を示すタイミングチャートである。
図7より、t1〜t2の区間は該当行であるn行目に対する1行前(n−1行目)を非選択とするための駆動であり、n−1行目における単位セル103におけるフローティングディフュージョン(FD)107を非選択電位にするためにドレイン線(VDDCELL)112の電位を下げている。その後、t3において電位選択信号SWをハイレベルにすると前記垂直走査バッファよりn行目における転送トランジスタの転送ゲート配線(TRANS[n])にはn−1行目の駆動中に第3の電位(0V)が出力される。
その後、n行目の駆動になり、t4のタイミングでRST[n]がハイレベルになるためn行目の単位セル103が選択状態になる。その後は第1の実施例で述べたようにt6〜t7の区間でリセットレベルを前記ADC回路にサンプルホールドし、t8〜t9の区間で転送トランジスタ105の転送ゲート配線(TRANS[n])を第1の電位にすることでオン状態にして信号電荷の転送を行い、t10からt11の区間で駆動パルスSHをハイレベルにすることで信号レベルのサンプルホールドをする。サンプルホールド完了後、電位切り替え信号(SW[n])をローレベルにして転送トランジスタ105のゲートを第2の電位(−2V)に切り替える。以降の動作は第1の実施形態と同じである。
上記動作により、正孔が捕獲されたトラップの放出に対する時定数がn行目の駆動を超える長さの場合に、1行前からn行目の転送トランジスタ105のゲートを第3の電位にしておくことで正孔を十分に放出でき、再結合による電荷消失を防ぐことができるため、主に低照度時の画質の向上が可能となる。
また、本実施形態では、t3のタイミングで転送トランジスタ105のゲートにかかる電位を第3の電位に切り替えているが、n−1行目の駆動のいずれのタイミングでも電位切り替え信号(SW[n])を切り替えることで、電位の変更を行うことも出来る。
また、例えば図6(b)の様に垂直走査バッファ回路にORゲートを追加することで、さらに前の行からn行目の転送トランジスタ105のゲートにかかる電位を第3の電位にすることができる。これにより、いかなる長さの正孔が捕獲されたトラップの放出に対する時定数にも対応することが出来る。
(第3の実施形態)
図面を参照にして、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下は、第1の実施形態との違いを中心に説明し、それ以外の部分は第1、第2の実施形態と同じである。
図8に示すように、本実施形態は、単位セルが、ひとつのフローティングディフュージョン(FD)に対して複数の転送トランジスタとフォトダイオード(PD)が接続される、いわゆる多画素1セルで構成されている。
さらに詳しく説明すると、フローティングディフュージョン(FD)107に対して転送トランジスタ105及び105'の一方の電極が共通で接続されており、転送トランジスタ105のもう一方の電極はフォトダイオード(PD)104のカソードと接続されている。また転送トランジスタ105'のもう一方の電極にはフォトダイオード(PD)104'のカソードと接続されている。転送トランジスタ105及び105'のゲートには個別に転送ゲート配線(TRANS)が接続され、垂直走査バッファと接続される。このとき各々のゲートに対して3値の電位、すなわち、正電位で転送トランジスタをオンする第1の電位、負電位で転送トランジスタをオフする第2の電位、そして転送トランジスタのゲート下界面近傍で正孔がピンニングせず、かつ、転送トランジスタをオフにする第3の電位を印加して駆動することを特徴とする固体撮像装置である。なお、図8では説明を容易とするため、2画素を1セルに含む構造にしているが、4画素を1セルに含む構造や、8画素を1セルに含む構造など、すなわちさらに多数の画素を1セルに含む構成を用いることも出来る。
また、駆動タイミングとしては、第1の実施例及び第2の実施例にて述べたタイミングをそのまま使用できる。これにより多画素1セルの構造を持った固体撮像素子においても、信号電荷転送時に転送ゲート下界面近傍におけるトラップに捕獲された正孔と信号電子との再結合による信号電荷の消失を防ぎ、低照度における画質の改善が出来る。
(第4の実施形態)
本実施形態は、転送トランジスタ105のゲートに与える電位として正の第1の電位(3V)、負の第2の電位(−2V)と更に転送トランジスタゲート下界面近傍でピンニングが発生せず、かつ、転送トランジスタをオフする第3の電位として、図9のように、半導体基板上で前記単位セル103を構成するウェルと同じ電位を印加して、転送トランジスタを3値のパルスで駆動する。
実現方法としては、例えば図2Aにおける電位3とウェル電位を取っている配線を短絡すれば容易に実現可能であり、昇降圧回路が不要であるため用意に実現可能である。また駆動方法もこれまで述べてきた上記の実施例と同じ駆動で動作可能である。これにより信号電荷転送時に転送ゲート下界面近傍におけるトラップに捕獲された正孔と信号電子との再結合による信号電荷の消失を防ぎ、低照度における画質の改善することが出来る。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る撮像装置について図10を用いて説明する。図10は、本発明の第5の実施形態に係る撮像装置(カメラ)の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、撮像デバイスとしての本発明の第1〜第4の実施形態に係る固体撮像装置1001、前記固体撮像装置1001の撮像領域101上に被写体の像光を結像させる光学系1002及び、前記光学系1002に含まれるレンズ1003とシャッター1004、さらに固体撮像装置1001の信出力信号を処理する画像信号処理部1006、そして全体を制御する制御系1005を含むカメラモジュールを含むシステムを言う。
レンズ1003は、被写体像を固体撮像装置1001の撮像領域101に結像する。固体撮像装置1001は、レンズ1003によって撮像面に結像された被写体像を画素単位で電気信号に変換して得られる画像信号を出力する。また固体撮像装置1001から画像信号に対して種々の信号処理を行う画像信号処理部1006も持つ。
本実施形態は、ビデオカメラやスチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュールなどの撮像装置において、その撮像装置として先述した上記実施形態における固体撮像装置を用いることで、ゲート下界面近傍でトラップに捕獲された正孔と信号電荷との再結合による消失を抑えることができるために、撮像画像の画質をより向上できる利点がある。
(比較例)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態の比較例に係る固体撮像装置について説明する。図11A、図11Bは、本発明の実施形態の比較例に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。
図11Aより、まず定電圧(例えば3V)をドレイン線(VDDCELL)112に印加して、ドレイン線(VDDCELL)112が3Vの状態で駆動パルスRSTハイレベルをリセットトランジスタ106に印加してリセット配線111を立ち上げると(t1)、リセットトランジスタ106がオン状態になり、フローティングディフュージョンFD107は前記ドレイン線(VDDCELL)112と同じ電位になり、該当の単位セル103が選択状態になる(t1)。
この後、リセット配線111を立ち下げるリセットトランジスタ106をオフ状態にする(t2)。
このFDの電位(FDリセット電位=3V)から増幅トランジスタ108のゲート−ソース間電位差(Vgs)だけ下がった電位が列信号線109のリセットレベルとなる。この時、タイミング発生回路からADC回路に接続されたサンプルホールド線(SH)をハイレベルにすることで列信号線109に接続されている次段のADC回路で列信号線109のリセットレベルを取り込みはじめ、前記駆動パルスSHをローレベルのタイミングでリセットレベルのサンプルホールドを完了する(t3〜t4)。
次に、駆動パルスTRANSにはt5のタイミングまで負電位(例えば−1V)が印加されており、転送トランジスタ105はオフ状態になっている。ここに正電位(例えば3V)のハイレベル電位を転送トランジスタ105に印加することで転送トランジスタ105をオン状態にする(t5〜t6)。このときフォトダイオード(PD)104に光の入射が無く、信号電荷(光電子)が蓄積されていない場合は、転送トランジスタ105がオンしてもフローティングディフュージョンFD107はFDリセット電位のままで変化しない(図11(A)t5〜)。
逆にフォトダイオード(PD)104に光の入射があり、信号電荷(光電子)が蓄積されていた場合は、フォトダイオード(PD)104からフローティングディフュージョン(FD)107に信号電荷(光電子)が転送され、フローティングディフュージョン(FD)107の電位が信号電荷(光電子)に応じて下がり、このFD電位から増幅トランジスタ108のソース−ゲート間電位差(Vgs)だけ下がった列信号線109の電位(信号レベル)も連動して下がる(図11(B)t5〜)。この時、前記駆動パルスSHをハイレベルにすることで列信号線109の電位(信号レベル)を次段のADC回路で取り込み、t4のタイミングで取り込んだリセットレベルと信号レベルの差を取り画素信号とする(t7〜t8)。最終的には画素信号をデジタル値に変換して固体撮像装置より出力する。
t13においてドレイン線(VDDCELL)の信号を立ち下げる。この電位を非選択電位(例えば0V)とする。その後駆動パルスRSTハイレベルをリセットトランジスタ106のゲートに印加すると、リセットトランジスタ106がオン状態になり、フローティングディフュージョンFD107は前記ドレイン線(VDDCELL)112と同じ電位、すなわち非選択電位となり、該当の画素は非選択状態となる(t14〜t15)。
一方、シャッター行においては駆動パルスRSTハイレベルをリセットトランジスタ106のゲートに印加する(t9)。その後、駆動パルスTRANSハイレベルを転送トランジスタ105のゲートに印加する(t10〜t11)。この状態では前記シャッター行のリセットトランジスタ106がオンになっているためフローティングディフュージョン(FD)107の電位はFDリセット電位(=3V)のまま変化しない。その後、リセット配線111を立ち下げる。
また、図12より、駆動パルスRSTの立下がり(t2)と同時もしくはそれよりも前に、転送トランジスタ105のゲート電位を負電位の第1の電位(例えば、−2V)から前記第1の電位と転送トランジスタ105をオン状態にする正電位(例えば、3V)の第2電位の中間電位で、かつ、負電位である第3の電位(例えば、−1V)を印加する。
その後、転送トランジスタ105のゲートに前記第1の電位(3V)を印加してフォトダイオード(PD)104からフローティングディフュージョン(FD)107に信号電荷(光電子)を転送(図12、t5〜t6)し、さらに転送トランジスタ105のゲートに前記第3の電位を印加し、駆動パルスSHが立ち下がるt8以降に転送トランジスタ105のゲート電位を前記第2の電位に切り替える。
しかし、この動作では、図13に示すように、転送トランジスタをオフにするため転送トランジスタのゲートに負の電位(例えば−2V)を印加すると、転送トランジスタのゲート下には正孔が誘起される。結果、転送トランジスタのゲート下界面近傍に存在するトラップに正孔が捕獲される(図13(a))。この状態でフォトダイオード(PD)に蓄積された信号電荷をフローティングディフュージョン(FD)に転送するため、転送トランジスタのゲートに正の電位(例えば3V)を印加すると、転送トランジスタがオン状態になり、ゲート下にチャネルが形成され、信号電荷がフォトダイオード(PD)からフローティングディフュージョン(FD)に移動するが、この時同時にゲート下界面近傍のトラップに捕獲されていた正孔がチャネルを移動している信号電荷と再結合することで、信号電荷が消滅してしまう(図13(b))。特に信号電荷の少ない低照度の領域では出力の低減によるリニアリティ特性の劣化や画質の劣化が問題となる。
以上説明してきたように、各実施の形態における固体撮像装置は、次の特徴を有している。
(a)前記第2の電位V2は負の電位であり、第3の電位V3はグラウンド電位である。ここで、第3の電位V3は、転送トランジスタが形成されるウェル領域の電位と同電位であってもよい。
(b)前記単位セルは、前記増幅トランジスタに接続され、前記増幅トランジスタで変換された電圧を列信号線に出力するか否かを選択する選択トランジスタを備えていてもよい(図4参照)。
(c)前記行走査部は、前記リセット信号による前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセット動作よりも前に、前記転送信号の電位を第2の電位(V2)から第3の電位(V3)に変化させることが望ましい。
もし、リセット動作後かつ転送動作の前に第2の電位から第3の電位に変化させた場合は、フローティングディフュージョンに、ゲート下界面近傍のトラップに捕獲されている正孔が放出され、正孔がリセットレベルに対するノイズ源となる可能性がある。
ところが、上記の構成によれば、リセット動作の前に、ゲート下界面近傍のトラップに捕獲されている正孔が放出されるので、リセットレベルのノイズを低減することができる。
ここで、第2の電位から第3の電位に変化させるタイミングについては、当該変化からリセット動作開始までの時間が第3の電位により正孔が放出されるまでの時定数よりも長いことを満たす最小時間が望ましい。
(d)前記行走査部は、前記リセット動作の開始よりも所定時間前に前記転送信号の電位を第2の電位(V2)から第3の電位(V3)に変化させることが望ましい。ここで、所定時間は、第3の電位によって前記転送トランジスタのゲート下に存在するトラップから正孔が放出されるのに要する時間を示す時定数より長いことを満たす最小の時間である。この構成によれば、正孔が捕獲されたトラップから放出される時定数よりも長く転送トランジスタのゲートを第3の電位にしておくことで正孔を十分かつ確実に放出することができ、再結合による電荷消失をより確実に低減することができる。
さらに、正孔が捕獲されたトラップから放出される時定数が第n行目の駆動時間を超える長さの場合には、1行前からn行目の転送トランジスタのゲートを第3の電位にしておくことで正孔を十分かつ確実に放出することができ、再結合による電荷消失をより確実に低減することができる。これにより、主に低照度時の画質の向上が可能となる。また第3の電位に保持する時間を、前記転送トランジスタのゲート下に存在するトラップから正孔が放出されるのに要する時間を示す時定数より長いことを満たしたうえで、可能な限り短くすることにより、暗電流や白キズによる画質の劣化を抑えることができる。
(e)前記固体撮像装置は、さらに、前記複数の画素セルの列毎に、前記増幅トランジスタから出力される電圧をサンプルホールドするサンプルホールド部を備え、前記行走査部は、前記転送動作の完了から前記サンプルホールドの完了まで前記第2の電位を維持し、サンプルホールドの完了後に前記第2の電位から前記第3の電位に変化させるようにしてもよい。この構成によれば、読出時のフローティングディフュージョンの状態をリセット動作時の状態と同じに保つことで、信号レベルをリセットレベルに対して同相に保ち、半導体素子固有のノイズ成分の除去が期待できる。
(f)前記固体撮像装置は、さらに、前記複数の画素セルの列毎に、前記増幅トランジスタから出力される電圧をAD変換するAD変換部を備え、前記行走査部は、前記転送動作の完了から前記AD変換の完了まで前記第2の電位を維持し、前記AD変換の完了後に前記第2の電位から前記第3の電位に変化させるようにしてもよい。この構成によれば、読出時のフローティングディフュージョンの状態をリセット動作時の状態と同じに保つことで、信号レベルをリセットレベルに対して同相に保ち、半導体素子固有のノイズ成分の除去が期待できる。
(g)また、本発明の実施の形態における固体撮像装置の駆動方法は、行列状に配列された複数の単位セル(103)と、前記複数の単位セルの行走査を駆動するためにリセット信号および転送信号を生成する行走査部(102)とを備える固体撮像装置の駆動方法であって、行走査において、前記転送信号の電位を第2の電位(V2)から第3の電位(V3)に変化させるステップと、行走査において、前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンへの信号電荷を転送させるために第1の電位(V1)の転送パルスを供給するステップとを有する。
(h)また、本発明の実施の形態における撮像装置(カメラ)は、上記の固体撮像装置を備える。
本発明に係る固体撮像装置及びカメラは、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、車載カメラ、監視カメラ、医療用カメラ等に有用である。
101 撮像領域
102 行走査部
103 単位セル
104 フォトダイオード(PD)
105 転送トランジスタ
106 リセットトランジスタ
107 フローティング ディフュージョン(FD)
108 増幅トランジスタ
109 列信号線
110 転送ゲート配線(TRANS)
111 リセット配線(RST)
112 ドレイン線(VDDCELL)
601 ORゲート(論理ゲート)
602 多入力ORゲート(論理ゲート)
1001 固体撮像装置
1002 光学系
1003 レンズ
1004 シャッター
1005 制御系
1006 画像信号処理部

Claims (10)

  1. 行列状に配列された複数の単位セルと、
    前記複数の単位セルの行走査を駆動するためにリセット信号および転送信号を生成する行走査部とを備え、
    前記複数の単位セルの各々は、
    入射光を信号電荷に変換するフォトダイオードと、
    信号電荷を保持するフローティングディフュージョンと、
    前記転送信号に従って前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記リセット信号に従って前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセットトランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷を電圧に変換する増幅トランジスタと
    を備え、
    前記行走査部は、第1の電位の転送パルスの供給によって前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンへの信号電荷を転送させる転送動作の駆動前に、前記転送信号の電位を第2の電位から第3の電位に変化させ、
    前記第1の電位は、前記転送トランジスタをオン状態にするための正の電位であり、
    前記第2の電位は、前記転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングし、かつ、前記転送トランジスタをオフ状態にするための電位であり、
    前記第3の電位は、前記転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングせず、かつ、前記転送トランジスタをオフ状態にするための、前記第1の電位より低く前記第2の電位より高い電位である
    固体撮像装置。
  2. 前記第2の電位は負の電位であり、前記第3の電位はグラウンド電位である
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記単位セルは、前記増幅トランジスタに接続され、前記増幅トランジスタで変換された電圧を列信号線に出力するか否かを選択する選択トランジスタを備える
    請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第3の電位は、前記転送トランジスタが形成されるウェル領域の電位と同電位である
    請求項1、2または3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記行走査部は、前記リセット信号による前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセット動作よりも前に、前記転送信号の電位を第2の電位から第3の電位に変化させる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記行走査部は、前記リセット動作の開始よりも所定時間前に前記転送信号の電位を第2の電位から第3の電位に変化させ、
    前記所定時間は、第3の電位によって前記転送トランジスタのゲート下に存在するトラップから正孔が放出されるのに要する時間を示す時定数より長い時間である
    請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記複数の画素セルの列毎に、前記増幅トランジスタから出力される電圧をサンプルホールドするサンプルホールド部を備え、
    前記行走査部は、前記転送動作の完了から前記サンプルホールドの完了まで前記第2の電位を維持し、サンプルホールドの完了後に前記第2の電位から前記第3の電位に変化させる
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記複数の画素セルの列毎に、前記増幅トランジスタから出力される電圧をAD変換するAD変換部を備え、
    前記行走査部は、前記転送動作の完了から前記AD変換の完了まで前記第2の電位を維持し、前記AD変換の完了後に前記第2の電位から前記第3の電位に変化させる
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 行列状に配列された複数の単位セルと、前記複数の単位セルの行走査を駆動するためにリセット信号および転送信号を生成する行走査部とを備える固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の単位セルの各々は、
    入射光を信号電荷に変換するフォトダイオードと、
    信号電荷を保持するフローティングディフュージョンと、
    前記転送信号に従って前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンに信号電荷を転送する転送トランジスタと、
    前記リセット信号に従って前記フローティングディフュージョンの電位をリセットするリセットトランジスタと、
    前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷を電圧に変換する増幅トランジスタと
    を備え、
    行走査において、前記転送信号の電位を第2の電位から第3の電位に変化させるステップと、
    行走査において、前記フォトダイオードからフローティングディフュージョンへの信号電荷を転送させるために第1の電位の転送パルスを供給するステップと
    を有し、
    前記第1の電位は、前記転送トランジスタをオン状態にするための正の電位であり、
    前記第2の電位は、前記転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングし、かつ、前記転送トランジスタをオフ状態にするための電位であり、
    前記第3の電位は、前記転送トランジスタのゲート下で正孔がピンニングせず、かつ、前記転送トランジスタをオフ状態にするための、前記第1の電位より低く前記第2の電位より高い電位である
    固体撮像装置の駆動方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の固体撮像装置を備えるカメラ。
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