JP2011172323A - 永久磁石式回転電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保磁力と磁化方向厚の積が他の永久磁石と異なる2種類以上の永久磁石で形成される磁極を有する回転子と、コイルを有する固定子鉄心から成る固定子から構成される。前記コイルを通電して形成される磁界で前記永久磁石の少なくとも1個の永久磁石の磁化状態を変化させて永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させる機能を有し、前記永久磁石は、磁化が飽和している状態から部分的な磁化状態にするために要する磁界に対して、前記部分的な磁化状態から磁化が飽和している状態に戻すときに要する磁界が小さくなる磁化特性とする。
【選択図】図1
Description
(a):可変磁力磁石3が完全に磁化した状態(仮にN極とする)を初期値。
(b):完全に磁化した状態の可変磁力磁石3に、外部から逆磁界を永久磁石に作用させると、永久磁石の磁化が一定値で推移する。
(c):さらに、外部から逆磁界を作用させると可変磁力磁石の磁化は0になった後、極性は反転し(S極)になる。その後、負の磁界を増すと逆極性方向でほぼ飽和の磁化状態まで変化する。
(d):可変磁力磁石3が逆極性方向(S極)に完全に磁化した状態。
(e):(d)の状態より、正の磁界をかけて増やしていくと、磁化は一定状態で推移する。
(f):さらに正の磁界を増加すると磁化が減少して0になり、その後、極性は反転(N極)して開始時の元の極性方向で磁化が最大となるまで磁化する。
以上のように、可変磁力磁石3に外部から磁界を作用させることにより、(a)〜(f)に変化する。この磁化の変化を磁化のメジャーループとすると、このメジャーループは、図8に示すように可変磁力磁石の増磁時と減磁時において対称な磁化特性を有する。
(a):可変磁力磁石3が完全に磁化した状態(仮にN極とする)を初期値とする。
(b):完全に磁化した状態の可変磁力磁石に、外部から逆磁界を永久磁石に作用させると、永久磁石の磁化が一定値で推移する。
(c):さらに、外部から逆磁界を作用させると可変磁力磁石の磁化は0になった後、永久磁石の極性は反転し(S極)になる。ここで、逆極性方向(S極)の磁化は最大にならない状態までとする。
(d):可変磁力磁石3が逆極性方向(S極)に飽和する手前で部分磁化した状態。
(e):(d)の状態の可変磁力磁石3に、正の磁界をかけると、磁化は一定状態で推移する。(図9の(4)のマイナーループ)
(f):さらに正の磁界を増加すると磁化が減少して0になり、その後、極性は反転(N極)して開始時の元の極性方向で磁化が最大となるまで磁化する。
以上のように、可変磁力磁石3に外部から磁界を作用させることにより、(a)〜(f)に変化する。この磁化の変化を磁化のマイナーループとすると、マイナーループにおいても、図9に示すように可変磁力磁石の増磁時と減磁時において対称な磁化特性を有する。
(1)不可逆変化させる永久磁石は、磁化が飽和している状態から反転させて逆極性で磁化の飽和状態にするために要する磁界に対して、逆極性の磁化状態から再度極性反転させて開始時の磁化が飽和している状態に戻すときに要する磁界が小さくなる磁化特性。
(2)永久磁石を保磁力と磁化方向厚の積が他の永久磁石と異なる2種類以上の永久磁石で形成。
(3)不可逆的に変化する永久磁石は、q軸電流で形成される磁界によって前記永久磁石の一部が磁化される磁気特性。
本発明の実施例1について、図1を用いて説明する。実施例1の回転子1は、回転子鉄心2、保磁力と磁化方向の厚みの積が小となる可変磁力磁石3、保磁力と磁化方向の厚みの積が大となる固定磁力磁石4から構成する。
Sm(Co1−x−y−pFexCuyZrp)Z
(x=0.16〜0.20,y=0.08〜0.1,p=0.01〜0.04,Z=7.2〜7.5)
とからなる組成を有する。この磁性粉末を磁場中プレス成形し、所定の温度で焼結することで焼結体を得る。この焼結体を溶体化処理の後、所定の温度で時効処理を行うことにより、非対称な磁化特性を有する磁石を作製する。
図3は、実施例1の永久磁石式回転電機を電動機として回転駆動するための制御回路の一例を示すブロック図である。この制御回路は、基本的には、前記特許文献2に示す回路と同様な構成を有するものであることから、PWM制御部分に関する構成は省略してある。
(1) 回転子1の回転速度を計測する速度センサ105
(2) 回転電機の駆動制御盤であるインバータの出力電流を計測する電流センサ104
(3) 電源システムの電源電圧(インバータの直流側電圧)を計測する電圧計107
(4) 永久磁石の磁極位置を検出する磁極位置センサ109
(5) 永久磁石の磁束により発生する固定子コイルに流れる誘起電圧を検出する検出器110
可変磁力磁石と並列に配置された固定磁力磁石の作用について説明する。回転子1の固定磁力磁石4は固定子の電機子巻線に一定の鎖交磁束を発生する。可変磁力磁石3も同様に電機子巻線に鎖交磁束を発生する。可変磁力磁石3は電機子巻線に極短時間のd軸電流を流すことにより磁力を可変でき、磁束を増減できる。さらに可変磁力磁石3と固定磁力磁石4の磁力と逆方向になるように極性を反転もさせることができ。これにより固定磁力磁石と可変磁力磁石の合計の鎖交磁束量を大幅に減少する。
可変磁石と直列に配置された固定磁力磁石4の作用について説明する。前記に述べた並列に配置された固定磁力磁石4は鎖交磁束を大きく変化させる作用がある。しかし、可変磁力磁石3に対しては並列配置された固定磁力磁石4は逆磁界を作用する。したがって、可変磁力磁石3の磁気的な動作点が下がって磁石の磁束密度が低下する。さらに負のd軸電流で可変磁力磁石3を不可逆減磁させた状態から増磁させる場合、極性を反転させた状態から元の極性に戻す場合では、並列に配置された固定磁力磁石4は可変磁力磁石3を変化させようとするd軸電流による磁界に対して逆方向の磁界を形成することになる。したがって、可変磁力磁石の磁力を変化させるときに要する磁化電流(d軸電流)は大きくなる問題が生じる。
次に、前記のような構成を有する本実施例の永久磁石式回転電機では、永久磁石式回転電機を電流位相進み制御した場合において、固定子の電機子巻線に電流位相がq軸基準位置(電流位相角90度)のq軸電流を流すことにより、永久磁石の鎖交磁束とq軸電流に基づくトルク(以下、磁石トルク)を発生させる。永久磁石式回転電機の軽負荷時にはq軸電流は小さく、大きなトルクを発生するときには大きなq軸電流が必要となる。
本実施例の可変磁力磁石3の作用について述べる。図4〜6は、本実施例で使用する可変磁力磁石3の磁気特性(保磁力と磁束密度との関係)を示したグラフである。
図4は、可変磁力磁石3の極性が反転する場合の磁気特性を示す図である。図4の(4)において、可変磁力磁石3の磁気特性は、最大磁化から部分変化までの過程は、メジャーループと同じ軌跡を描く。つぎに正の磁界を増やすと、磁化は一定状態で推移した後、保磁力の絶対値よりも十分に小さな値に達した状態から(実施例では70kA/m以上)磁化は大きく変化し始める。磁化が減少して実施例では磁界が120kA/mで磁化は0になる。さらに正の磁界を大きくすると極性が反転(N極)して磁界が200kA/m程度(h4)で磁化が最大となる。すなわち、可変磁力磁石3が極性反転を含む変化をする場合は、磁化が飽和している状態から部分的な磁化状態にするために要する磁界に対して、前記部分的な磁化状態から磁化が飽和している状態に戻すときに要する磁界が小さくなる磁化特性となる。
図5は、可変磁力磁石3の極性が同一極性で変化する場合の磁気特性を示す図である。図5の(1)〜(3)において、可変磁力磁石3の磁気特性は、最大磁化から部分変化までの過程は、メジャーループと同じ軌跡を描く。図5の(3)のマイナーループでは磁化が0まで変化させた場合、(1)と(2)のマイナーループでは極性は反転せずに磁化が減少する範囲で変化させた場合を示す。いずれも部分的に磁化が変化した状態からほぼ初期の最大値になるときの磁界はh4(200kA/m)以下と小さくし、最大値から磁化を変化させるのに要する磁界h5よりも小さな値になる。
図6は、可変磁力磁石3の磁化の状態が、磁化が飽和している状態に満たない部分的な磁化状態から、さらに磁化量の減少または極性反転した部分的な磁化状態した場合の磁気特性を示す図である。図6では、部分磁化を順次行って磁化を小さくしていく過程の磁化の軌跡(ループ)を示している。この磁化の軌跡では、磁化量の減少または極性反転した部分的な磁化状態から前記の変化前の部分磁化状態に戻すときに要する磁界は、変化前の磁界よりも小さくする。このように磁化を小さくすると必要な磁界も小さくなり、また、磁化を増やすときに要する磁界は磁化を減らすときに要する磁界よりも少なくなる。
次に、永久磁石式回転電機の作用としては、永久磁石式回転電機の永久磁石として、マイナーループの場合に磁化を最大にするために必要な磁界は、最大まで磁化するメジャーループの磁界より小さくなる特性の可変磁力磁石3を使用する。そのため、回転電機においては鎖交磁束を減少後に最大鎖交磁束に戻す動作では、増磁状態になって鉄心が磁気飽和状態になるので磁化電流が増加するが、部分変化後から最大磁化に戻す増磁動作で磁化電流を低減できるので、磁気飽和による磁化電流増加の影響を緩和できる。
この実施例1の効果としては、部分変化時のマイナーループの磁化特性が縦軸と横軸の交点を中心として非対称な磁気特性の可変磁力磁石を用いることで、部分変化後に元の最大磁化に要する磁化電流を大幅に小さくすることができる。これにより、増磁時の磁化電流を抑制することができ、磁化電流用のインバータのパワー素子容量も少なくすることができる。
本発明の実施例2は、実施例1と同様の構成を有する永久磁石式回転電機において、可変磁力磁石3の磁気特性を変更したものである。本実施例の可変磁力磁石3としては、図7に示すような磁気特性を有する磁石を使用する。
本発明の実施例の可変磁力用磁石の磁気特性を図7に示す。永久磁石が完全に磁化した状態(仮にN極とする)を初期値とする。この初期値の可変磁力磁石3に、外部から逆磁界を永久磁石に作用させると、永久磁石の磁化が一定値で推移した後に低下する領域に入る。さらに負の磁界が増加すると、減少して磁化は0になった後、永久磁石の極性は反転し(S極)になる。すなわち、負の磁界を増して逆極性方向でほぼ飽和まで磁化させる。
このような実施例2においては、可変磁力磁石3を磁化が飽和している状態から反転させて逆極性で磁化が飽和している状態にした場合においても、最大磁化に要する磁化電流を大幅に小さくすることができる。これにより、増磁時の磁化電流を抑制することができ、インバータのパワー素子容量も低減できる永久磁石式回転電機を得ることができる。
2…回転子鉄心
3…可変磁力磁石
4…固定磁力磁石
5…磁極部
6…リラクタンストルク発生の鉄心の磁極
7…短絡コイル
101… 永久磁石式回転電機
102… 直流電源
103… インバータ
104… 電流センサ
105… 速度センサ
106… 電圧計
107… 電圧計
108… 出力計
109… 磁極位置センサ
110… 誘起電圧検出器
120… 運転制御部
121… 可変磁束制御部
122… 誘導−同期切替制御部
123… PWM回路
Claims (21)
- 固定子鉄心に電機子コイルを設けた固定子と、
回転子鉄心と前記回転子鉄心に設けた永久磁石からなる回転子から構成され、
前記固定子の電機子コイルの電流が作る磁界で永久磁石を磁化させることにより永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させる永久磁石式回転電機において、
前記不可逆変化させる永久磁石は、磁化が飽和している状態から部分的な磁化状態にするために要する磁界に対して、前記部分的な磁化状態から磁化が飽和している状態に戻すときに要する磁界が小さくなる磁化特性であることを特徴とする永久磁石式回転電機。 - 前記不可逆的に変化する永久磁石は、磁化が飽和している状態に満たない部分的な磁化状態からさらに磁化量の減少または極性反転した部分的な磁化状態にするために要する磁界に対して、前記磁化量の減少または極性反転した部分的な磁化状態から、前記の変化前の部分磁化状態に戻すときに要する磁界が小さくなる磁化特性であることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石式回転電機。
- 前記不可逆的に変化する永久磁石は、磁極の磁束が最大になる側の極性を基準として、極性を反転したときの磁化は飽和磁化である最大値よりも小さな範囲とし、
磁化電流を低減する場合は変化させる磁化量を0近傍までとすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の永久磁石式回転電機。 - 固定子鉄心に電機子コイルを設けた固定子と、
回転子鉄心と前記回転子鉄心に設けた永久磁石からなる回転子から構成され、
前記固定子の電機子コイルの電流が作る磁界で永久磁石を磁化させることにより永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させる永久磁石式回転電機において、
前記不可逆変化させる永久磁石は、磁化が飽和している状態から反転させて逆極性で磁化が飽和している状態にするために要する磁界に対して、
前記逆極性の磁化状態から再度極性反転させて開始時の磁化が飽和している状態に戻すときに要する磁界が小さくなる磁化特性であることを特徴とする永久磁石式回転電機。 - 前記永久磁石は、保磁力と磁化方向厚の積が他の永久磁石と異なる2種類以上の永久磁石で形成され、
前記永久磁石のうち少なくとも1個の永久磁石の磁化状態を変化させて永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。 - 前記不可逆的に変化する永久磁石は、q軸電流で形成される磁界によって前記永久磁石の一部が磁化される磁気特性であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 前記不可逆的に変化する永久磁石は、q軸電流で形成される磁界によって永久磁石の磁化はq軸電流で形成する磁界分布の永久磁石の減磁界側では変化なく、増磁界側では増加する磁気特性であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 保磁力と磁化方向厚の積が他の永久磁石と異なる2種類以上の永久磁石で磁極を形成し、前記2種類以上の永久磁石が磁気回路上で直列と並列に配置される回転子であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 保磁力と磁化方向厚の積が他の永久磁石と異なる2種類以上の永久磁石で磁極を形成し、保磁力と磁化方向厚の積が大の磁石が保磁力と磁化方向厚の積が小の磁石に対して磁気回路上では直列回路と並列回路で配置される回転子であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 保磁力と磁化方向厚の積が他の永久磁石と異なる2種類以上の永久磁石で磁極を形成し、前記の複数の磁極において、保磁力と磁化方向厚の積が大の磁石で構成される磁極と、
保磁力と磁化方向厚の積が大の磁石と保磁力と磁化方向厚の積が小の磁石で構成される磁極を有する回転子であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。 - 保磁力と磁化方向厚の積が大の磁石で構成される磁極と、保磁力と磁化方向厚の積が大の磁石と保磁力と磁化方向厚の積が小の磁石で構成される磁極において、
前記2種類の磁極は磁気回路上で直列に構成され、
前記の保磁力と磁化方向厚の積が大の磁石と保磁力と磁化方向厚の積が小の磁石で構成される磁極において、
保磁力と磁化方向厚の積が大の磁石と保磁力と磁化方向厚の積が小の磁石は磁気回路上で並列に構成され、
電機子巻線の電流が作る磁界により少なくとも1個の永久磁石を磁化させて永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。 - 電機子巻線の電流が作る磁界により前記永久磁石の一部を磁化させて永久磁石による鎖交磁束を不可逆的に減少させ、
減少後に電流による磁界を前記と逆方向に発生させて前記永久磁石の一部を磁化させて鎖交磁束量を不可逆的に増加させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。 - 電機子巻線の電流が作る磁界により保磁力と磁化方向厚の積が小の磁石を磁化させて永久磁石による鎖交磁束を不可逆的に減少させ、
減少後に電流による磁界を前記と逆方向に発生させて前記保磁力と磁化方向厚の積が小の磁石を磁化させて鎖交磁束量を不可逆的に増加させることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。 - d軸電流による磁界で永久磁石を磁化させて永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させ、永久磁石を磁化するd軸電流を流すと同時にq軸電流によりトルクを制御することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 運転時にd軸電流による磁界で永久磁石を磁化させて永久磁石の磁束量を不可逆的に変化させる動作、d軸電流で生じる磁束により電流と永久磁石で生じる電機子巻線の鎖交磁束量をほぼ可逆的に変化させる動作を有することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 最大トルク時には永久磁石の全鎖交磁束が大となるように保磁力と磁化方向厚みの積が他よりも小さな永久磁石を磁化させ、トルクの小さな軽負荷時や、中速回転域と高速回転域では、前記の保磁力と磁化方向厚みの積が他よりも小さな永久磁石は、電流による磁界で磁化させて、永久磁石の全鎖交磁束を減少させることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 磁気回路上で直列に配置される保磁力と磁化方向厚の積が小の磁石と、保磁力と磁化方向厚の積が大の磁石において、前記2種類の磁石が重ねて配置されることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 磁気回路上で並列に配置する磁石はほぼ一直線上か、V字上に配置されることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 磁気回路上で並列に配置する磁石において、磁極の側面のほぼq軸上に配置される磁石と、磁極の中央部に配置される磁石から構成されることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 磁極の磁石を不可逆変化させて鎖交磁束を最小にした状態で回転子が最高回転速度になったときに、永久磁石による誘導起電圧が、回転電機の電源であるインバータ電子部品の耐電圧以下とすることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
- 回転子を固定子に挿入して組み立てる時は、永久磁石による回転電機の鎖交磁束量が小になるように、保磁力と磁化方向厚の積が小さな永久磁石を不可逆変化させた状態とすることを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
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