JP2011156736A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被記録媒体を支持する部材によって、被記録媒体の挿入や搬送が阻害されることがない画像記録装置を提供する。
【解決手段】被記録媒体の搬送路65と、被記録媒体に画像を記録する記録部24と、記録部24の下側に対向されて被記録媒体を支持する支持部材42と、記録部24の上流側に配置された第1ローラ対58と、記録部24の下流側に配置された第2ローラ対59と、第2ローラ対59の下流側に配置された第3ローラ対44と、各ローラ対59、44の間に配置されて被記録媒体を支持するガイド部材80とを備える。第1ローラ対58及び第2ローラ対59のニップ位置90、91は支持部材42の支持面42Aより高く、第3ローラ対44のニップ位置92は第2ローラ対59のニップ位置より高い。ガイド部材80は、先端部89が第2ローラ対59のニップ位置91より高い位置及び同等の高さの位置で回動可能である。
【選択図】図2
【解決手段】被記録媒体の搬送路65と、被記録媒体に画像を記録する記録部24と、記録部24の下側に対向されて被記録媒体を支持する支持部材42と、記録部24の上流側に配置された第1ローラ対58と、記録部24の下流側に配置された第2ローラ対59と、第2ローラ対59の下流側に配置された第3ローラ対44と、各ローラ対59、44の間に配置されて被記録媒体を支持するガイド部材80とを備える。第1ローラ対58及び第2ローラ対59のニップ位置90、91は支持部材42の支持面42Aより高く、第3ローラ対44のニップ位置92は第2ローラ対59のニップ位置より高い。ガイド部材80は、先端部89が第2ローラ対59のニップ位置91より高い位置及び同等の高さの位置で回動可能である。
【選択図】図2
Description
本発明は、被記録媒体に画像を記録可能であり、特にCDやDVDなどの剛性の高い被記録媒体に画像を記録可能な画像記録装置に関する。
従来より、入力信号に基づいてインクを吐出して被記録媒体に画像記録を行う画像記録装置が知られている。このような画像記録装置は、一般に「インクジェットプリンタ」と称される。インクジェットプリンタにおける画像記録は、記録ヘッドに複数設けられたノズルからインクが吐出されることによって実現される。
インクジェットプリンタにおいては、被記録媒体の搬送向きにおける記録ヘッドの上流側に第1のローラ対が設けられている。給紙トレイなどから給送された被記録媒体は、第1のローラ対に挟持されて記録ヘッドの直下へ搬送され、記録ヘッドからのインクの吐出によって画像が記録される。被記録媒体は、画像が記録される際に、記録ヘッドに対向して設けられたプラテンに支持される。一方、搬送向きにおける記録ヘッドの下流側には第2のローラ対が設けられている。画像が記録された被記録媒体は、第2のローラ対に挟持されて搬送向きの更に下流側、例えば排紙トレイに搬送される。
特許文献1には、上述したような画像記録装置の一例としてのインクジェット記録装置が開示されている。当該インクジェット記録装置は、搬送向きにおける記録ヘッドの上流側に、搬送ローラとピンチローラよりなる第1のローラ対が設けられている。また、搬送向きにおける記録ヘッドの下流側に、排紙ローラと拍車よりなる第2のローラ対が設けられている。また、搬送向きにおける第2のローラ対の下流側に、排紙ローラと拍車よりなる第3のローラ対が設けられている。また、第1のローラ対と第2のローラ対の間の記録ヘッドに対向する位置、つまり被記録媒体の搬送経路の下側には第1のプラテンが設けられている。また、第2のローラ対と第3のローラ対の間における搬送経路の下側には第2のプラテンが設けられている。
当該インクジェット記録装置において、記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に画像を記録する場合、画像の記録中に被記録媒体の前後左右及び高さの位置がずれてしまうと被記録媒体に記録される画像の画質が劣化する可能性が高くなる。そのため、被記録媒体を第1のプラテンに押しつけて、画像の記録中の被記録媒体の前後左右及び高さの位置を安定させることが望ましい。
被記録媒体を第1のプラテンに押しつけるためには、第1のローラ対のうち、上側に配置されたローラを、下側に配置されたローラよりも下流側に配置し、更に、第1のローラ対による被記録媒体の挟持位置が第1のプラテンよりも上側となるように、第1のローラ対が配置されればよい。この際、第1のプラテンを搬送された被記録媒体は、斜め上方に搬送される傾向がある。そのため、第2のローラ対による被記録媒体の挟持位置が、第1のプラテンよりも上側となるように、第2のローラ対が配置されると尚良い。更に、この際、第2のローラ対によって搬送される被記録媒体は、斜め上方に搬送される傾向がある。そのため、第3のローラ対による被記録媒体の挟持位置が、第2のローラ対による被記録媒体の挟持位置よりも上側となるように、第3のローラ対が配置されると尚良い。更に、第2のローラ対から第3のローラ対への被記録媒体の搬送の更なる円滑化のため、第2のプラテンは、第3のローラ対側が第2のローラ対側よりも上側となるように配置されると尚良い。
しかし、上述のような構成が、CDやDVDなどの剛性の高い被記録媒体への画像の記録が可能な画像記録装置に適用された場合、以下で説明するような問題が生じる。
一般に、剛性の高い被記録媒体に画像が記録される際、当該被記録媒体は専用のトレイにセットされる。当該トレイは画像記録装置に設けられた挿入口から挿入され、画像記録装置内を搬送される。なお、画像記録装置によっては、剛性の高い被記録媒体自体が、上記挿入口から挿入され、画像記録装置内を搬送される場合もある。以下においては、被記録媒体がトレイにセットされる場合について説明する。
このとき、このようなトレイは用紙などの剛性の低い被記録媒体よりも厚みがあるため、各ローラ対はトレイを挟持できない。その解決策として、トレイの搬送経路上に位置するローラ対を構成するローラを離間させることが考えられる。
しかし、当該インクジェット記録装置のような構成において、第3のローラ対及び第2のローラ対を構成するローラが離間され、トレイが搬送向きにおける下流側の挿入口から挿入される場合に、トレイの挿入側の先端が第2のプラテンに衝突してしまい、それ以上挿入方向へ送ることができないおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被記録媒体を支持する部材によって、被記録媒体の挿入や搬送が阻害されることがない画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明の画像記録装置は、被記録媒体を案内する第1搬送路と、上記第1搬送路において上側に配置されており、被記録媒体に画像を記録する記録部と、上記第1搬送路において上記記録部と対向されて下側に設けられており、被記録媒体を支持する支持面を有する支持部材と、被記録媒体を挟持して搬送する一対のローラで構成されており、上記第1搬送路において上記記録部より被記録媒体の搬送向きの上流側に設けられており、一対のローラのうち上側に配置された上側ローラの方が下側に配置された下側ローラよりも被記録媒体の搬送向きの下流側に設けられており、被記録媒体の挟持位置が上記支持部材による被記録媒体の上記支持面より上側に位置する第1ローラ対と、被記録媒体を挟持して搬送する一対のローラで構成されており、上記第1搬送路において上記記録部より被記録媒体の搬送向きの下流側に設けられており、被記録媒体の挟持位置が上記支持部材による被記録媒体の上記支持面より上側に位置し、被記録媒体の挟持位置において一対のローラが接触する第1姿勢、及び一対のローラが離間する第2姿勢に姿勢変化可能な第2ローラ対と、被記録媒体を挟持して搬送する一対のローラで構成されており、上記第1搬送路において上記第2ローラ対より上記搬送向きの下流側に設けられており、被記録媒体の挟持位置が上記第2ローラ対による被記録媒体の挟持位置より上側に位置し、被記録媒体の挟持位置において一対のローラが接触する第3姿勢、及び一対のローラが離間する第4姿勢に姿勢変化可能な第3ローラ対と、上記第1搬送路において上記第2ローラ対及び上記第3ローラ対の間に設けられており、上記第3ローラ対側の先端部が上記第2ローラ対による被記録媒体の挟持位置より上側となり、かつ上記先端部が上記第3ローラ対による被記録媒体の挟持位置より下側となる第5姿勢、及び上記先端部が上記第2ローラ対による被記録媒体の挟持位置と同等の高さとなる第6姿勢に姿勢変化可能であり、被記録媒体を支持可能なガイド部材と、を備える。
ガイド部材が第5姿勢のとき、ガイド部材の先端部が第2ローラ対による被記録媒体の挟持位置より上側となる。よって、第3ローラ対と第2ローラ対間の第1搬送路を搬送される被記録媒体の先端がガイド部材に衝突してしまうおそれがある。しかし、上述の構成においては、ガイド部材が第6姿勢に姿勢変化するため、被記録媒体の先端がガイド部材に衝突することが防止可能である。
(2) 上記ガイド部材は、上記第2ローラ対に近接する側を軸として、上記第5姿勢と上記第6姿勢とに姿勢変化可能に設けられている。
上述の構成においては、軸を回転させるだけで、ガイド部材の姿勢変化が可能である。つまり、ガイド部材の姿勢変化が簡易な構成で実現可能である。
(3) 本発明の画像記録装置は、被記録媒体を保持可能なトレイと、上記ガイド部材を上記第5姿勢側へ付勢する付勢部材と、上記第3ローラ対より被記録媒体の搬送向きの下流側に設けられており、上記トレイの第1搬送路への挿入をガイドするトレイガイドと、を更に備える。上記トレイガイドの搬送向きのガイド面は、上記第5姿勢の上記ガイド部材の先端側よりも下側に設けられている。上記トレイの搬送される向きの先端側に設けられ、上記ガイド部材と当接することで、上記ガイド部材を上記第5姿勢から上記第6姿勢に姿勢変化させる案内部を備える。
ガイド部材は付勢部材によって第1姿勢側に付勢されている。また、トレイガイドの搬送向きのガイド面は、第5姿勢のガイド部材の先端側よりも下側に設けられている。このため、トレイガイドにガイドされつつ挿入されるトレイの先端はガイド部材と接触する。しかし、トレイとガイド部材が接触しても、ガイド部材はトレイの下面と当接することで第6姿勢側へ回動されるため、トレイの搬送がガイド部材によって阻害されることが防止可能である。また、トレイは、第5姿勢側に付勢されているガイド部材によって支持されるため、トレイの搬送が安定する。
(4) 上記案内部は、上記トレイが搬送される向きの先端面が下側に向いており、かつ厚みが先端から後端に向かって次第に大きくなる形状である。
トレイの先端面が先端から後方に向かって下側に傾斜している。このため、トレイの先端面とガイド部材が当接した場合に、ガイド部材は第5姿勢から第6姿勢へ円滑に姿勢変化可能である。
(5) 本発明の画像記録装置は、上記第1搬送路における上記ガイド部材及び上記第3ローラ対の間において上記第1搬送路と連結されており、上記支持部材の下側へ延出されて被記録媒体を案内する第2搬送路と、上記第1搬送路において上記ガイド部材と対向されて上側に設けられており、上記ガイド部材と当接する第7姿勢、及び、上記第1搬送路を上記搬送向きに搬送される被記録媒体の上面に押されることによって上記第7姿勢より上側に位置する第8姿勢に、上記記録部に近接する側を軸として回動可能な経路切換部と、を更に備える。上記第3ローラ対は、一方向に回転することで被記録媒体を上記搬送向きの下流側へ搬送可能であるとともに、上記経路切換部が被記録媒体に接触した状態で上記第7姿勢のときに一方向と逆向きへ回転することで当該被記録媒体を上記第1搬送路から上記第2搬送路へスイッチバック搬送可能に構成されている。
上述の構成においては、経路切換部は、被記録媒体の上面に押されることによって、第8姿勢へ回動される。つまり、被記録媒体が経路切換部を通過した後、経路切換部は被記録媒体によって支持されなくなり、第7姿勢へ回動される。このような第7姿勢への回動の際、経路切換部は、ガイド部材と衝突することによって、破損するおそれがある。しかし、上述の構成においては、ガイド部材は付勢部材によって付勢されているため、上記衝突による衝撃を緩和することができる。これにより、経路切換部の破損の可能性を低くできる。
(6) 上記第2ローラ対における下側のローラは、上側のローラと当接して被記録媒体を挟持可能な第9姿勢、及び上記第9姿勢より下側に位置して上記トレイを挟持可能な第10姿勢に姿勢変化するように移動可能である。上記第3ローラ対における下側のローラは、上側のローラと当接して被記録媒体を挟持可能な第11姿勢、及び上記第11姿勢より下側に位置する第12姿勢に姿勢変化するように移動可能である。上記支持部材は、上記支持部材と上記記録部の間を被記録媒体が通過可能な第13姿勢、及び上記第13姿勢より下側に位置して上記支持部材と上記記録部の間を上記トレイが通過可能な第14姿勢に姿勢変化するように移動可能である。上記ガイド部材は、上記支持部材に支持されており、姿勢を維持しつつ、上記支持部材の姿勢変化に応じて移動する。
被記録媒体は支持部材に押しつけられた状態で記録部によって画像を記録される。そのため、支持部材と記録部との間隔、つまり支持部材の高さには高精度が求められる。上述の構成においては、ガイド部材は支持部材に支持されているため、ガイド部材の高さも支持部材と同様の高精度を維持できる。また、上述の構成においては、ガイド部材は、トレイが第1搬送路を搬送される際に支持部材と一体に下降される。これにより、トレイを搬送させるために必要なガイド部材の第5姿勢から第6姿勢への回動量を減少させることができる。
本発明においては、ガイド部材が第6姿勢に姿勢変化するため、被記録媒体の先端がガイド部材に衝突することが防止可能である。つまり、被記録媒体を支持する部材である支持部材によって、被記録媒体の挿入や搬送が阻害されることがない。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7を定義し、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8を定義し、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9を定義する。
[複合機10]
図1に示されるように、本発明の画像記録装置の一例である複合機10は、薄型の直方体に概ね形成されており、下部にインクジェット記録方式のプリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。なお、プリント機能以外の機能の有無は任意である。
図1に示されるように、本発明の画像記録装置の一例である複合機10は、薄型の直方体に概ね形成されており、下部にインクジェット記録方式のプリンタ部11が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。なお、プリント機能以外の機能の有無は任意である。
プリンタ部11は、正面に開口13が形成された筐体14を有し、給紙トレイ20及び排紙トレイ21(図2参照)が、開口13から前後方向に挿抜可能である。給紙トレイ20には、所望のサイズの記録用紙(本発明の被記録媒体の一例)が収容される。また、排紙トレイ21は、給紙トレイ20に支持されて、給紙トレイ20の上方に配置される。給紙トレイ20と排紙トレイ21とは、上下二段となって複合機10に装着される。
[プリンタ部11]
図2に示されるように、プリンタ部11は、給紙トレイ20から記録用紙をピックアップして給送する給紙部15と、給送された記録用紙にインク滴を吐出して記録用紙に画像を記録するインクジェット方式の記録部24(本発明の記録部の一例)などを備えている。
図2に示されるように、プリンタ部11は、給紙トレイ20から記録用紙をピックアップして給送する給紙部15と、給送された記録用紙にインク滴を吐出して記録用紙に画像を記録するインクジェット方式の記録部24(本発明の記録部の一例)などを備えている。
プリンタ部11は、外部機器から受信した印刷データなどに基づいて、記録用紙に画像を記録する。また、複合機10は、CD−ROMやDVD−ROMメディアなどの記録メディア(本発明の被記録媒体の一例)の盤面上に記録部24によって画像を記録する機能を有する。この機能については後述する。
[第1搬送路65]
複合機10に装着された給紙トレイ20の奥側には、分離傾斜板22が配設されている。分離傾斜板22は、給紙トレイ20の後端部において左右方向9(図2の紙面に垂直な方向)に渡って後方斜め上方に延設されている。分離傾斜板22は、給紙トレイ20から繰り出された記録用紙を分離して上方へ案内する。
複合機10に装着された給紙トレイ20の奥側には、分離傾斜板22が配設されている。分離傾斜板22は、給紙トレイ20の後端部において左右方向9(図2の紙面に垂直な方向)に渡って後方斜め上方に延設されている。分離傾斜板22は、給紙トレイ20から繰り出された記録用紙を分離して上方へ案内する。
分離傾斜板22の上方には、第1搬送路65(本発明の第1搬送路の一例)が形成されている。第1搬送路65は、分離傾斜板22の上側から上方且つ複合機10の正面側へ曲がって、複合機10の背面側から正面側に延出され、第1ローラ対58による挟持位置、記録部24の下側、及び第2ローラ対59による挟持位置を通過して排紙トレイ21へ至る。記録用紙は、第1搬送路65を搬送向き(図2において矢印付きの一点鎖線で示される向き、本発明の搬送向きに相当)に案内される。第1搬送路65は、所定間隔を隔てて互いに対向する外側ガイド部材18と内側ガイド部材19とによって区画されている。
[給紙部15]
給紙トレイ20の上側には、給紙ローラ25が設けられている。給紙ローラ25は、給紙トレイ20に接離可能に上下動する給紙アーム26の前端で軸支されている。給紙ローラ25は、複数のギアが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、給紙用モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。給紙ローラ25は、給紙トレイ20上に積載された記録用紙を1枚ずつ分離して第1搬送路65へ供給する。
給紙トレイ20の上側には、給紙ローラ25が設けられている。給紙ローラ25は、給紙トレイ20に接離可能に上下動する給紙アーム26の前端で軸支されている。給紙ローラ25は、複数のギアが噛合されてなる駆動伝達機構27によって、給紙用モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。給紙ローラ25は、給紙トレイ20上に積載された記録用紙を1枚ずつ分離して第1搬送路65へ供給する。
[記録部24]
記録部24は、記録ヘッド38を搭載して主走査方向(図2の紙面に垂直な方向)へ往復移動するキャリッジ40を備えている。記録ヘッド38には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド38は、下面に設けられたノズル39から、各インクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ40が主走査方向へ往復動することにより、記録ヘッド38が記録用紙に対して走査され、記録部24の下方に記録部24と対向して設けられているプラテン42上を搬送される記録用紙に画像が記録される。
記録部24は、記録ヘッド38を搭載して主走査方向(図2の紙面に垂直な方向)へ往復移動するキャリッジ40を備えている。記録ヘッド38には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド38は、下面に設けられたノズル39から、各インクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ40が主走査方向へ往復動することにより、記録ヘッド38が記録用紙に対して走査され、記録部24の下方に記録部24と対向して設けられているプラテン42上を搬送される記録用紙に画像が記録される。
プラテン42は、記録用紙を支持し、記録用紙と記録部24との間の間隔を規定する。なお、プラテン42は、後述するように移動可能な支持部材43(本発明の支持部材の一例)に支持されており、支持部材43の一部を構成している。つまり、プラテン42において被記録媒体が支持される面である上面42Aは、本発明の支持面の一例である。以上より、支持部材43は、第1搬送路65において記録部24と対向されて下側に設けられており、被記録媒体を支持する支持面を有する。
[第1ローラ対58、第2ローラ対59及び第3ローラ対44]
記録部24より搬送向きの上流側には、一対のローラ(第1搬送ローラ60及びピンチローラ61)よりなる第1ローラ対58(本発明の第1ローラ対の一例)が設けられている。ピンチローラ61は、図示しないバネなどの弾性部材によって第1搬送ローラ60のローラ面に圧接されている。第1ローラ対58は、搬送されてきた記録用紙を狭持してプラテン42上へ送る。上側のローラである第1搬送ローラ60(本発明の上側ローラに相当)は、中心軸60Aが下側のローラであるピンチローラ61(本発明の下側ローラに相当)の中心軸61Aよりも前方(記録用紙の搬送向きの下流側)となるように配置されている。これにより、記録用紙は斜め下方へ搬送されてプラテン42に押しつけられる。
記録部24より搬送向きの上流側には、一対のローラ(第1搬送ローラ60及びピンチローラ61)よりなる第1ローラ対58(本発明の第1ローラ対の一例)が設けられている。ピンチローラ61は、図示しないバネなどの弾性部材によって第1搬送ローラ60のローラ面に圧接されている。第1ローラ対58は、搬送されてきた記録用紙を狭持してプラテン42上へ送る。上側のローラである第1搬送ローラ60(本発明の上側ローラに相当)は、中心軸60Aが下側のローラであるピンチローラ61(本発明の下側ローラに相当)の中心軸61Aよりも前方(記録用紙の搬送向きの下流側)となるように配置されている。これにより、記録用紙は斜め下方へ搬送されてプラテン42に押しつけられる。
記録部24より搬送向きの下流側には、一対のローラ(第2搬送ローラ62及び拍車ローラ63)よりなる第2ローラ対59が設けられている。ピンチローラ61と同様、拍車ローラ63は第2搬送ローラ62のローラ面に圧接されている。第2ローラ対59は、記録部24から搬送されてきた記録用紙を狭持して、下流側へ搬送する。
第2ローラ対59より搬送向きの下流側には、一対のローラ(第3搬送ローラ45及び拍車ローラ46)よりなる第3ローラ対44が設けられている。ピンチローラ61と同様、拍車ローラ46は第3搬送ローラ45のローラ面に圧接されている。第3ローラ対44は、第2ローラ対59から搬送されてきた記録用紙を挟持して、排紙トレイ21側または後述する第2搬送路67(本発明の第2搬送路の一例)へ搬送する。
各ローラ対58、59、44は、以下の上下方向7の位置関係を満たすように、配置される。つまり、第1ローラ対58及び第2ローラ対59の各々による記録用紙などの被記録媒体の挟持位置90、91は、プラテン42の上面42Aより上側に位置する。また、第3ローラ対44による記録用紙などの被記録媒体の挟持位置92は、第2ローラ対59による被記録媒体の挟持位置91より上側に位置する。
本実施形態においては、各ローラ対58、59、44のうち、上側に位置する第1搬送ローラ60、拍車ローラ63及び拍車ローラ46は、プリンタ部11のフレーム(不図示)などに回転可能に支持されている。下側に位置するピンチローラ61及び第2搬送ローラ62は、支持部材43に回転可能に支持されており、第3搬送ローラ45は、支持部材43とは別の支持部材(不図示)に回転可能に支持されている。
第1搬送ローラ60、第2搬送ローラ62及び第3搬送ローラ45は、搬送用モータ(不図示)から駆動伝達機構(不図示)を介して回転駆動力が伝達されて回転される。駆動伝達機構は、遊星ギヤなどから構成されており、搬送用モータが正転または逆転の一方(本実施形態では正転とする。)に回転された場合に、被記録媒体を搬送向きに搬送させ、搬送用モータが正転または逆転の他方(本実施形態では逆転とする。)に回転された場合に、被記録媒体を搬送向きと逆向きに搬送させるように、各ローラ60、62、45を回転させる。
[ローラ対58、59、44の姿勢変化]
第1ローラ対58、第2ローラ対59及び第3ローラ対44は、一対のローラが互いに接触する接触姿勢と、一対のローラが互いに離間する離間姿勢とに姿勢変化可能である。第2ローラ対59の接触姿勢は本発明の第1姿勢に相当し、第2ローラ対59の離間姿勢は本発明の第2姿勢に相当し、第3ローラ対44の接触姿勢は本発明の第3姿勢に相当し、第3ローラ対44の離間姿勢は本発明の第4姿勢に相当する。
第1ローラ対58、第2ローラ対59及び第3ローラ対44は、一対のローラが互いに接触する接触姿勢と、一対のローラが互いに離間する離間姿勢とに姿勢変化可能である。第2ローラ対59の接触姿勢は本発明の第1姿勢に相当し、第2ローラ対59の離間姿勢は本発明の第2姿勢に相当し、第3ローラ対44の接触姿勢は本発明の第3姿勢に相当し、第3ローラ対44の離間姿勢は本発明の第4姿勢に相当する。
各ローラ対58、59、44が接触姿勢をとっている場合、記録用紙の挟持が可能であり、記録用紙を第1搬送路65に沿って搬送させる。第1ローラ対58及び第2ローラ対59が離間姿勢をとっている場合、各ローラ対の一対のローラ間の間隔は、後述するメディアトレイ71(本発明のトレイの一例)を挟持するのに適した間隔である。第3ローラ対44が離間姿勢をとっている場合の一対のローラ間の間隔は、第1ローラ対58及び第2ローラ対59が離間姿勢をとっている場合の一対のローラ間の間隔より大きい。
本実施形態においては、第1ローラ対58、第2ローラ対59及び第3ローラ対44の下側のローラであるピンチローラ61、第2搬送ローラ62及び第3搬送ローラ45が下方へ移動することによって、各ローラ対58、59、44は、接触姿勢から離間姿勢へ姿勢変化される。
つまり、記録用紙が第1搬送路65に沿って搬送される場合、ピンチローラ61、第2搬送ローラ62及び第3搬送ローラ45は、図2に実線で示されるように、各々の挟持位置90、91、92において、上側のローラである第1搬送ローラ60、拍車ローラ63、拍車ローラ46と当接して、記録用紙を挟持可能な姿勢をとる。このときの第2搬送ローラ62の姿勢は、本発明の第9姿勢に相当する。また、このときの第3搬送ローラ45の姿勢は、本発明の第11姿勢に相当する。一方、メディアトレイ71が第1搬送路65に沿って搬送される場合、ピンチローラ61、第2搬送ローラ62及び第3搬送ローラ45は、図2に破線で示されるように、上側のローラと当接した姿勢よりも下降する。このとき、ピンチローラ61及び第2搬送ローラ62は、メディアトレイ71の厚さ分だけ下降して、メディアトレイ71を挟持可能な姿勢をとる。また、第3搬送ローラ45は、メディアトレイ71の厚さよりも大きく下降した姿勢をとる。このときの第2搬送ローラ62の姿勢は、本発明の第10姿勢に相当する。また、このときの第3搬送ローラ45の姿勢は本発明の第12姿勢に相当する。
また、プラテン42も下方に移動可能である。プラテン42が下方に移動していない場合、プラテン42と記録部24の間の間隔は、記録用紙が記録部24の下方を通過可能な間隔である。つまり、プラテン42は、下方に移動していない場合に記録用紙を支持可能である。一方、プラテン42が下方に移動している場合、当該間隔は、メディアトレイ71が記録部24の下方を通過可能な間隔である。つまり、プラテン42は、下方に移動している場合にメディアトレイ71を支持可能である。
以上説明したピンチローラ61、第2搬送ローラ62、及びプラテン42の下方への移動は、例えば、ピンチローラ61、第2搬送ローラ62、及びプラテン42の下方に設けられた偏心カム140及び支持部材43によって実行される。偏心カム140は、左右方向9を軸線方向としてプリンタ部11のフレーム(不図示)に回転自在に支持されている。偏心カム140は、軸142からの径が周期的に変化する円盤である。支持部材43は、偏心カム140に載置されるようにして支持されており上下方向7に移動可能である。
本実施形態では、偏心カム140は、図示されていないカムモータから駆動伝達されて回転される。偏心カム140が回転されると、その周面が支持部材43に対して摺動される。偏心カム140の周面は、軸142からの径が周期的に変化するので、この変化によって支持部材43が上下方向7へ移動する。第3ガイド部材141の上下方向7への移動によって、ピンチローラ61、第2搬送ローラ62、及びプラテン42が上下方向7へ移動される。
以上より、支持部材43は、支持部材43と記録部24の間を記録用紙が通過可能な第13姿勢(本発明の第13姿勢に相当)、及び第13姿勢より下側に位置して支持部材43と記録部24の間をメディアトレイ71が通過可能な第14姿勢(本発明の第14姿勢に相当)に姿勢変化するように移動可能である。
第3搬送ローラ45の下方への移動は、例えば第3搬送ローラ45の下方に設けられ第3搬送ローラ45を支持する支持部材43とは別の支持部材(不図示)と、当該支持部材を支持する偏心カム140とは別の偏心カム(不図示)とによって実行される。第3搬送ローラ45を移動させる方法は、上述のプラテン42などの移動と同様である。但し、第3搬送ローラ45の下方への移動距離が、他のローラ61、62やプラテン42の移動距離よりも大きくなるように、偏心カムの直径や軸位置が決定される。例えば、第3搬送ローラ45を移動させる偏心カムの直径は、偏心カム140よりも大きいものが用いられる。
なお、複合機10は、プラテン42が下方に移動する代わりに記録部24が上方に移動することによって、プラテン42と記録部24の間の間隔を変更可能な構成であってもよい。また、各ローラ対58、59、44の姿勢変化は、下側のローラ61、62、45の下方への移動による方法に限らない。例えば、当該姿勢変化は、上側のローラ60、63、46の上方への移動によって行われてもよい。
[経路切換部41]
経路切換部41(本発明の経路切換部の一例)は、第2ローラ対59より搬送向きの下流側であって第3ローラ対44より搬送向きの上流側に設けられている。経路切換部41は、支軸50、フラップ49、補助ローラ47及び補助ローラ48で構成されている。
経路切換部41(本発明の経路切換部の一例)は、第2ローラ対59より搬送向きの下流側であって第3ローラ対44より搬送向きの上流側に設けられている。経路切換部41は、支軸50、フラップ49、補助ローラ47及び補助ローラ48で構成されている。
経路切換部41より搬送向きの下流側であって第3ローラ対44より搬送向きの上流側に分岐口36が形成されている。記録用紙の両面に画像が記録される際、第1搬送路65を搬送された記録用紙は、分岐口36の下流側でスイッチバックされた後に、分岐口36から下方へ延びた後述する第2搬送路67へ向けて搬送される。
図2の紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延びる支軸50が、第1搬送路65の上側のガイド面を構成する外側ガイド部材18に設けられている。フラップ49は、支軸50から概ね搬送向きの下流側へ延出されている。フラップ49は、支軸50に回動可能に軸支されている。つまり、経路切換部41は、記録部24に近接する側を軸として回動可能である。フラップ49には、拍車状に形成された補助ローラ47及び補助ローラ48が軸支されている。
経路切換部41は、姿勢変化可能に構成されており、補助ローラ48の下端が分岐口36よりも上方に位置する第8姿勢(図2に破線で示される姿勢、本発明の第8姿勢に相当)と、補助ローラ48の下端が分岐口36よりも下方へ進入する第7姿勢(図2に実線で示される姿勢、本発明の第7姿勢に相当)との間で回動する。
経路切換部41は、通常状態において、自重によって下方へ回動することにより、第7姿勢を保持している。この状態において、記録部24の下側を通過した記録用紙の先端が経路切換部41に到達すると、経路切換部41は記録用紙の上面に押されることにより、第7姿勢から第8姿勢に姿勢変化される。この状態において、継続して搬送された記録用紙は、第3ローラ対44に挟持される。経路切換部41が第8姿勢に維持された状態で第3搬送ローラ45が正転しているため、記録用紙は排紙トレイ21側へ搬送される。記録用紙の後端部が補助ローラ48よりも上流側である規定位置に到達したときに、記録用紙が経路切換部41を押し上げる力よりも、経路切換部41が自重によって第7姿勢側へ回動する力が強くなる。これにより、経路切換部41が第8姿勢から第7姿勢へ姿勢変化される。これにより、記録用紙の後端部は、補助ローラ48によって下側へ押圧され、第2搬送路67側へ向けられる。
片面記録が行われる場合、第3搬送ローラ45は正転を維持するため、第3ローラ対44は記録用紙を排紙トレイ21へ排出する。一方、両面記録が行われる場合、記録用紙の後端部が第2搬送路67側へ向けられた状態において、第3搬送ローラ45は正転から逆転へ切り換えられる。これにより、第3ローラ対44は記録用紙を第2搬送路67へスイッチバック搬送する。
[第2搬送路67]
第2搬送路67は、分岐口36で第1搬送路65から分岐され、支持部材43の下側かつ給紙アーム26の上側を通って、記録部24よりも搬送向きの上流側の合流部37で第1搬送路65と合流する。記録用紙は、第2搬送路67を分岐口36から合流部37への向きに搬送される。
第2搬送路67は、分岐口36で第1搬送路65から分岐され、支持部材43の下側かつ給紙アーム26の上側を通って、記録部24よりも搬送向きの上流側の合流部37で第1搬送路65と合流する。記録用紙は、第2搬送路67を分岐口36から合流部37への向きに搬送される。
第2搬送路67は、下側傾斜ガイド部材33と支持部材43とによって区画される。下側傾斜ガイド部材33は、プリンタ部11のフレームに取り付けられており、分岐口36から後方斜め下向きに傾斜する傾斜面を有している。
第2搬送路67には、第4搬送ローラ68及び拍車ローラ69が設けられている。拍車ローラ69は、自重若しくはバネなどによって第4搬送ローラ68のローラ面に圧接されている。第4搬送ローラ68は、搬送用モータから回転力が伝達されて回転され、記録用紙を分岐口36から合流点37への向きへ搬送する。
[メディアトレイ71]
上述したように、複合機10は、CD−ROMやDVD−ROMメディアなどの記録メディアの盤面上に画像を記録する機能を有する。記録メディアの盤面上に画像が記録される場合、記録メディアはメディアトレイ71に載置される。メディアトレイ71は後述するトレイガイド76(本発明のトレイガイドの一例)に載置されつつ、開口13から第1搬送路65に沿って、搬送向きと逆向きである矢印77の向きに挿入される。
上述したように、複合機10は、CD−ROMやDVD−ROMメディアなどの記録メディアの盤面上に画像を記録する機能を有する。記録メディアの盤面上に画像が記録される場合、記録メディアはメディアトレイ71に載置される。メディアトレイ71は後述するトレイガイド76(本発明のトレイガイドの一例)に載置されつつ、開口13から第1搬送路65に沿って、搬送向きと逆向きである矢印77の向きに挿入される。
図3(A)に示されるように、メディアトレイ71は、樹脂製で上下方向7の厚さが数ミリ(例えば2mm〜3mm)である。また、メディアトレイ71は、搬送方向(前後方向8)及び幅方向(左右方向9)の長さが厚さ(上下方向7)よりも長く、搬送方向(前後方向8)の長さが幅方向(左右方向9)の長さよりも長い。つまり、メディアトレイ71は、薄型の直方体の樹脂板である。メディアトレイ71の上面72には、円形状の凹みであって記録メディアが載置されるメディア載置部70が設けられている。
図3(B)に示されるように、メディアトレイ71の下面75の一部を構成する先端面73は、メディアトレイ71の先端74からメディアトレイ71の下面75にかけて、所定の角度θ1の勾配を形成している。つまり、メディアトレイ71の先端面73は斜め下方を向いている。また、メディアトレイ71の厚みは、その先端74から前方に向かうにしたがって次第に大きくなる。以上説明したようなメディアトレイ71の先端部分の形状は、本発明の案内部の一例である。
図2に示されるように、トレイガイド76は、第3ローラ対44より記録用紙の搬送向きの下流側に設けられている。トレイガイド76は、上面79(本発明のガイド面に相当)にメディアトレイ71が載置される底板78と、底板78の左右方向9の両端部において底板78の上面から立設され、メディアトレイ71が挿入される方向に沿って配置された右ガイド板(不図示)及び左ガイド板(不図示)とを備えている。右ガイド板と左ガイド板との間の間隔は、メディアトレイ71の幅方向(左右方向9)の長さと同一または若干大きい。これにより、メディアトレイ71が底板78の上面79に載置されながら開口13から挿入される際に、メディアトレイ71は左右方向9にずれない。以上より、トレイガイド76は、メディアトレイ71の第1搬送路65への挿入をガイドする。
トレイガイド76は排紙トレイ21の上方に設けられている。トレイガイド76の上面79の上下方向7の位置は、以下で説明する第5姿勢のガイド部材80の先端側である先端部89よりも下側に設けられている。詳細には、トレイガイド76の上面79は、ガイド部材80において挿入されたメディアトレイ71の下面と当接する箇所、つまりガイド部材80の上面84の最上位置よりも下側に設けられている。
[ガイド部材80]
図2に示されるように、ガイド部材80は、第1搬送路65において第2ローラ対59及び第3ローラ対44の間に設けられている。また、図2に示されるように、ガイド部材80は、経路切換部41の下側に経路切換部41に対向して設けられている。また、図2、図4、図5及び図6に示されるように、ガイド部材80は、ガイド本体81、複数のリブ82及びコイルバネ88(本発明の付勢部材の一例)で構成されている。
図2に示されるように、ガイド部材80は、第1搬送路65において第2ローラ対59及び第3ローラ対44の間に設けられている。また、図2に示されるように、ガイド部材80は、経路切換部41の下側に経路切換部41に対向して設けられている。また、図2、図4、図5及び図6に示されるように、ガイド部材80は、ガイド本体81、複数のリブ82及びコイルバネ88(本発明の付勢部材の一例)で構成されている。
図2、図5及び図6に示されるように、紙面垂直方向(図1の左右方向9)へ延びる支軸83が、支持部材43の前端に近接する位置、つまりガイド部材80において第2ローラ対59に近接する側に設けられている。支軸83は、支持部材43に回転可能に支持されている。ガイド部材80は、支軸83から搬送向きの前方斜め上方へ延出されている。また、ガイド部材80のガイド本体81は、支軸83に回動可能に軸支されている。つまり、ガイド部材80は、第2ローラ対59に近接する側を支持部材43に回動可能に支持されている。
図4に示されるように、リブ82は、前後方向8及び上下方向7の長さが左右方向9の長さよりも長い薄型形状である。リブ82は、ガイド本体81に取り付けられている。詳細には、複数個のリブ82が、ガイド本体81に、左右方向9に所定の間隔をおいて取り付けられている。
図5及び図6に示されるように、リブ82は、前方斜め上方に向かう傾斜面を構成する上面84と、前方斜め上方に向かう傾斜面であって上面84よりも急峻な傾斜面を構成する下面85と、リブ82の先端部89(本発明の先端部の一例)において上面84及び下面85の間に設けられた曲面86とを備えている。
図2、図5及び図6に示されるように、上面84は、第1搬送路65の下側のガイド面となる。つまり、記録部24より搬送向きの下流側において、第1搬送路65は、外側ガイド部材18及びリブ82の上面84によって区画されている。これにより、ガイド部材80は、上面84によって、被記録媒体を支持可能である。下面85は、第2搬送路67の上側のガイド面となる。つまり、第2搬送路67は、合流部37側を下側傾斜ガイド部材33及び支持部材43によって区画され、分岐口36側を下側傾斜ガイド部材33及びリブ82の下面85によって区画されている。
図5(A)に示されるように、ガイド部材80にはコイルバネ88が取り付けられている。コイルバネ88は、一端を支持部材43の前端面43Aに取り付けられ、他端をガイド本体81の後端面87に取り付けられている。
[ガイド部材80の回動]
図6に示されるように、ガイド部材80は、第2ローラ対59に近接する側の支軸83を軸として、第3ローラ対44側の先端部89(詳細には先端部89において被記録媒体を支持する支持位置93)が第2ローラ対59による被記録媒体の挟持位置91より上側となり、かつ先端部89(支持位置93)が第3ローラ対44による被記録媒体の挟持位置92より下側となる第5姿勢(図6に実線で示される姿勢、本発明の第5姿勢に相当)、及び先端部89(支持位置93)が第2ローラ対59による被記録媒体の挟持位置91と同等の高さとなる第6姿勢(図6に破線で示される姿勢、本発明の第6姿勢に相当)に回動可能である。また、ガイド部材80は、後述するようにメディアトレイ71の先端面73と当接することで第6姿勢側へ回動される。
図6に示されるように、ガイド部材80は、第2ローラ対59に近接する側の支軸83を軸として、第3ローラ対44側の先端部89(詳細には先端部89において被記録媒体を支持する支持位置93)が第2ローラ対59による被記録媒体の挟持位置91より上側となり、かつ先端部89(支持位置93)が第3ローラ対44による被記録媒体の挟持位置92より下側となる第5姿勢(図6に実線で示される姿勢、本発明の第5姿勢に相当)、及び先端部89(支持位置93)が第2ローラ対59による被記録媒体の挟持位置91と同等の高さとなる第6姿勢(図6に破線で示される姿勢、本発明の第6姿勢に相当)に回動可能である。また、ガイド部材80は、後述するようにメディアトレイ71の先端面73と当接することで第6姿勢側へ回動される。
また、コイルバネ88は、ガイド部材80を第5姿勢側へ付勢するように、ガイド部材80と支持部材43に取り付けられている。具体的には、自然長のコイルバネ88が、一端を支持部材43に取り付けられ、他端を第5姿勢のガイド部材80に取り付けられる。これにより、ガイド部材80が、第5姿勢から第6姿勢へ回動する際に、コイルバネ88が収縮する。このとき、コイルバネ88は、伸張する向きに弾性力を発生させて、ガイド部材80を上方、つまり第5姿勢側へ付勢する。
また、経路切換部41が第7姿勢をとっている場合、経路切換部41の補助ローラ47が、ガイド部材80のリブ82の上面84、または、ガイド部材80のガイド本体81の上面81A(図4参照)に当接している。本実施形態では、補助ローラ47がリブ82の上面84に当接している。
[記録メディアへの画像記録]
以下、複合機10にメディアトレイ71が挿入され、メディアトレイ71に載置された記録メディアに画像が記録される手順が、図2及び図5に基づいて説明される。
以下、複合機10にメディアトレイ71が挿入され、メディアトレイ71に載置された記録メディアに画像が記録される手順が、図2及び図5に基づいて説明される。
記録メディアへの画像記録指示が図示しない指示手段によって指示されると、図2及び図5(A)に示されるように、図示しない支持部材の下方への移動により第3搬送ローラ45が下方へ移動する。また、支持部材43が下方へ移動される。これにより、ピンチローラ61、第2搬送ローラ62、プラテン42及びガイド部材80が下方へ移動する。
その後、図2に示されるように、メディアトレイ71は、複合機10のユーザによって、複合機10の正面側の開口13(図1参照)から第1搬送路65に沿って、搬送向きと逆向きである矢印77の向きに挿入される。この際、メディアトレイ71はトレイガイド76に載置されつつ挿入される。なお、複合機10には、トレイガイド76が設けられていなくてもよい。例えば、複合機10の筐体14にメディアトレイ71を挿入するための開口であるトレイ挿入口を形成し、メディアトレイ71は、当該トレイ挿入口の底面に載置されつつ、挿入される。つまり、複合機10のトレイ挿入口の底面がトレイガイド76の役割を果たす。メディアトレイ71の挿入が図示しないセンサにより検出されると、第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62が逆転駆動される。
また、経路切換部41が、矢印100で示すように上側へ回動し、第7姿勢(図5(A)に実線で示される姿勢)から第8姿勢(図5(A)に破線で示される姿勢)へ姿勢変化される。当該姿勢変化は、例えば、記録メディアへの画像記録指示をトリガとして経路切換部41がモータなどから駆動伝達されることによって行われる。或いは、トレイガイド76におけるメディアトレイ71の載置面に突起(不図示)が設けられており、当該突起の押圧に連動して経路切換部41の支軸50が回転する構成であってもよい。このような構成の場合、メディアトレイ71がトレイガイド76に載置されると当該突起が押圧されるため、支軸50が回転して経路切換部41が姿勢変化される。
メディアトレイ71がユーザによって挿入される過程において、図5(B)に示されるように、メディアトレイ71の先端面73が、ガイド部材80のリブ82の上面84と当接される。この状態においてメディアトレイ71がユーザによって更に挿入されると、先端面73が上面84に対して摺動される。先端面73は斜め下方に傾斜しているため、ガイド部材80は、矢印101で示すように先端面73に沿いながら下側へ回動する。つまり、メディアトレイ71は、図3(B)に示される形状の先端部分がガイド部材80と当接することで、ガイド部材80を第5姿勢(図5(B)に実線で示される姿勢)から第6姿勢(図5(B)に破線で示される姿勢)へ回動させる。
なお、ガイド部材80が第5姿勢から第6姿勢へ回動すると、コイルバネ88が矢印102で示される向きに収縮される。
その後、メディアトレイ71は、図5(C)に示されるように第2ローラ対59に挟持される。これにより、メディアトレイ71は、ユーザの手を離れ、第2ローラ対59によって搬送される。メディアトレイ71は、記録部24の下側を通過して、記録用紙の搬送向きの下流側から第1ローラ対58に当接する。第1ローラ対58及び第2ローラ対59に挟持されたメディアトレイ71は、記録用紙の搬送向きの更に上流側に搬送される。
これにより、メディアトレイ71に載置された記録メディアは、記録部24より記録用紙の搬送向きの上流側に位置される。すると、各ローラ60、62の回転方向が逆転から正転に切り換えられる。これにより、メディアトレイ71が記録用紙の搬送向きに搬送され、メディアトレイ71に載置された記録メディアがプラテン42上を通る。プラテン42上を搬送される記録メディアに対して、記録ヘッド38からインク滴が吐出される。これにより、記録メディアの盤面上に画像が記録される。その後、メディアトレイ71は排出される。
[実施形態の効果]
ガイド部材80が第5姿勢のとき、ガイド部材80の先端部89が第2ローラ対59による被記録媒体の挟持位置91より上側となる。よって、第3ローラ対44と第2ローラ対59間の第1搬送路65を搬送されるメディアトレイ71の先端74がガイド部材80に衝突してしまうおそれがある。しかし、上述の実施形態においては、ガイド部材80が第6姿勢に回動するため、メディアトレイ71の先端74がガイド部材80に衝突することが防止可能である。つまり、メディアトレイ71を支持する部材であるガイド部材80によって、メディアトレイ71の挿入や搬送が阻害されることがない。
ガイド部材80が第5姿勢のとき、ガイド部材80の先端部89が第2ローラ対59による被記録媒体の挟持位置91より上側となる。よって、第3ローラ対44と第2ローラ対59間の第1搬送路65を搬送されるメディアトレイ71の先端74がガイド部材80に衝突してしまうおそれがある。しかし、上述の実施形態においては、ガイド部材80が第6姿勢に回動するため、メディアトレイ71の先端74がガイド部材80に衝突することが防止可能である。つまり、メディアトレイ71を支持する部材であるガイド部材80によって、メディアトレイ71の挿入や搬送が阻害されることがない。
また、上述の実施形態においては、軸83を回転させるだけで、ガイド部材80の姿勢変化が可能である。つまり、ガイド部材80の姿勢変化が簡易な構成で実現可能である。
また、上述の実施形態においては、ガイド部材80はコイルバネ88によって第5姿勢側に付勢されている。また、トレイガイド76の上面79は、第5姿勢のガイド部材80の先端側よりも下側に設けられている。このため、トレイガイド76にガイドされつつ挿入されるメディアトレイ71の先端74はガイド部材80と接触する。しかし、メディアトレイ71とガイド部材80が接触しても、ガイド部材80はメディアトレイ71の先端面73と当接することで第6姿勢側へ回動されるため、メディアトレイ71の搬送がガイド部材80によって阻害されることが防止可能である。また、メディアトレイ71は、第5姿勢側に付勢されているガイド部材80によって支持されるため、メディアトレイ71の搬送が安定する。
また、上述の実施形態においては、メディアトレイ71の先端面73が先端からメディアトレイ71の後端に向かって下側に傾斜している、つまりテーパ形状である。このため、メディアトレイ71の先端面73とガイド部材80が当接した場合に、ガイド部材80は第5姿勢から第6姿勢へ円滑に姿勢変化可能である。
また、上述の実施形態においては、経路切換部41は、記録用紙の上面に押されることによって、第8姿勢へ回動される。つまり、記録用紙が経路切換部41を通過した後、経路切換部41は記録用紙によって支持されなくなり、第7姿勢へ回動される。このような第7姿勢への回動の際、経路切換部41は、ガイド部材80と衝突することによって、破損するおそれがある。しかし、上述の実施形態においては、ガイド部材80はコイルバネ88によって付勢されているため、上記衝突による衝撃を緩和することができる。これにより、経路切換部41の破損の可能性を低くできる。
また、上述の実施形態においては、記録用紙は支持部材43に支持されたプラテン42に押しつけられた状態で記録部24によって画像を記録される。そのため、プラテン42と記録部24との間隔、つまりプラテン42の高さには高精度が求められる。上述の実施形態においては、ガイド部材80はプラテン42を支持している支持部材43に支持されているため、ガイド部材80の高さもプラテン42と同様の高精度を維持できる。また、上述の実施形態においては、ガイド部材80は、メディアトレイ71が第1搬送路65を搬送される際に支持部材43と一体に下降される。これにより、メディアトレイ71を搬送させるために必要なガイド部材80の第5姿勢から第6姿勢への回動量を減少させることができる。
[実施例の変形例]
上述の実施形態においては、ガイド部材80は、コイルバネ88によって第5姿勢側へ付勢されており、メディアトレイ71の先端面73と当接することによって第6姿勢側へ回動される場合について説明した。
上述の実施形態においては、ガイド部材80は、コイルバネ88によって第5姿勢側へ付勢されており、メディアトレイ71の先端面73と当接することによって第6姿勢側へ回動される場合について説明した。
しかし、ガイド部材80は、コイルバネ88を備えていなくてもよい。例えば、ガイド部材80は、図示しないモータと連結されており、モータからの駆動伝達による軸83の回転によって第5姿勢と第6姿勢の間を回動する構成であってもよい。この場合、ガイド部材80は第5姿勢となるように配置される。メディアトレイ71の挿入が図示しないセンサにより検出されると、モータが駆動してガイド部材80が第6姿勢側へ回動される。
また、ガイド部材80は、回動以外の方法によって第5姿勢と第6姿勢に姿勢変化してもよい。例えば、ガイド部材80は、その下面をコイルバネ(不図示)と接続されており、当該コイルバネの弾性力により、下向きに付勢されていてもよい。この場合、ガイド部材80は、メディアトレイ71の先端面73と当接することで下方に移動する。つまり、ガイド部材80は、回動するのではなく上下方向7に移動する。なお、ガイド部材80は、モータからの駆動伝達によって上下方向7に移動するように構成されていてもよい。
10・・・複合機
24・・・記録部
43・・・支持部材
44・・・第3ローラ対
59・・・第2ローラ対
65・・・第1搬送路
80・・・ガイド部材
24・・・記録部
43・・・支持部材
44・・・第3ローラ対
59・・・第2ローラ対
65・・・第1搬送路
80・・・ガイド部材
Claims (6)
- 被記録媒体を案内する第1搬送路と、
上記第1搬送路において上側に配置されており、被記録媒体に画像を記録する記録部と、
上記第1搬送路において上記記録部と対向されて下側に設けられており、被記録媒体を支持する支持面を有する支持部材と、
被記録媒体を挟持して搬送する一対のローラで構成されており、上記第1搬送路において上記記録部より被記録媒体の搬送向きの上流側に設けられており、一対のローラのうち上側に配置された上側ローラの方が下側に配置された下側ローラよりも被記録媒体の搬送向きの下流側に設けられており、被記録媒体の挟持位置が上記支持部材による被記録媒体の上記支持面より上側に位置する第1ローラ対と、
被記録媒体を挟持して搬送する一対のローラで構成されており、上記第1搬送路において上記記録部より被記録媒体の搬送向きの下流側に設けられており、被記録媒体の挟持位置が上記支持部材による被記録媒体の上記支持面より上側に位置し、被記録媒体の挟持位置において一対のローラが接触する第1姿勢、及び一対のローラが離間する第2姿勢に姿勢変化可能な第2ローラ対と、
被記録媒体を挟持して搬送する一対のローラで構成されており、上記第1搬送路において上記第2ローラ対より上記搬送向きの下流側に設けられており、被記録媒体の挟持位置が上記第2ローラ対による被記録媒体の挟持位置より上側に位置し、被記録媒体の挟持位置において一対のローラが接触する第3姿勢、及び一対のローラが離間する第4姿勢に姿勢変化可能な第3ローラ対と、
上記第1搬送路において上記第2ローラ対及び上記第3ローラ対の間に設けられており、上記第3ローラ対側の先端部が上記第2ローラ対による被記録媒体の挟持位置より上側となり、かつ上記先端部が上記第3ローラ対による被記録媒体の挟持位置より下側となる第5姿勢、及び上記先端部が上記第2ローラ対による被記録媒体の挟持位置と同等の高さとなる第6姿勢に姿勢変化可能であり、被記録媒体を支持可能なガイド部材と、を備えたことを特徴とする画像記録装置。 - 上記ガイド部材は、上記第2ローラ対に近接する側を軸として、上記第5姿勢と上記第6姿勢とに姿勢変化可能に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 被記録媒体を保持可能なトレイと、
上記ガイド部材を上記第5姿勢側へ付勢する付勢部材と、
上記第3ローラ対より被記録媒体の搬送向きの下流側に設けられており、上記トレイの第1搬送路への挿入をガイドするトレイガイドと、を更に備え、
上記トレイガイドの搬送向きのガイド面は、上記第5姿勢の上記ガイド部材の先端側よりも下側に設けられており、
上記トレイの搬送される向きの先端側に設けられ、上記ガイド部材と当接することで、上記ガイド部材を上記第5姿勢から上記第6姿勢に姿勢変化させる案内部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。 - 上記案内部は、上記トレイが搬送される向きの先端面が下側に向いており、かつ厚みが先端から後端に向かって次第に大きくなる形状であることを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
- 上記第1搬送路における上記ガイド部材及び上記第3ローラ対の間において上記第1搬送路と連結されており、上記支持部材の下側へ延出されて被記録媒体を案内する第2搬送路と、
上記第1搬送路において上記ガイド部材と対向されて上側に設けられており、上記ガイド部材と当接する第7姿勢、及び、上記第1搬送路を上記搬送向きに搬送される被記録媒体の上面に押されることによって上記第7姿勢より上側に位置する第8姿勢に、上記記録部に近接する側を軸として回動可能な経路切換部と、を更に備え、
上記第3ローラ対は、一方向に回転することで被記録媒体を上記搬送向きの下流側へ搬送可能であるとともに、上記経路切換部が被記録媒体に接触した状態で上記第7姿勢のときに一方向と逆向きへ回転することで当該被記録媒体を上記第1搬送路から上記第2搬送路へスイッチバック搬送可能に構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の画像記録装置。 - 上記第2ローラ対における下側のローラは、上側のローラと当接して被記録媒体を挟持可能な第9姿勢、及び上記第9姿勢より下側に位置して上記トレイを挟持可能な第10姿勢に姿勢変化するように移動可能であり、
上記第3ローラ対における下側のローラは、上側のローラと当接して被記録媒体を挟持可能な第11姿勢、及び上記第11姿勢より下側に位置する第12姿勢に姿勢変化するように移動可能であり、
上記支持部材は、上記支持部材と上記記録部の間を被記録媒体が通過可能な第13姿勢、及び上記第13姿勢より下側に位置して上記支持部材と上記記録部の間を上記トレイが通過可能な第14姿勢に姿勢変化するように移動可能であり、
上記ガイド部材は、上記支持部材に支持されており、姿勢を維持しつつ、上記支持部材の姿勢変化に応じて移動する請求項1から5のいずれかに記載の画像記録装置。
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