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JP2011140981A - 歯車伝動装置 - Google Patents

歯車伝動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内歯歯車の歯の間に多くの潤滑剤を保持することのできる歯車伝動装置を提供する。
【解決手段】歯車伝動装置は、内歯歯車5と、内歯歯車5に噛み合いながら内歯歯車5に対して相対的に偏心回転する外歯歯車2を備える。内歯歯車5は、ケース4の内周面に周方向に並んで形成されている第1窪み36と、その第1窪み36に挿入される内歯ピン6で構成されている。ケース4の内周面に、第1窪みの中心から、周方向に沿って外歯歯車2の歯のピッチに相当する範囲内に、第2窪み38が形成されている。第2窪み38に潤滑剤が保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は偏心揺動型の歯車伝動装置に関する。特に、相対的に偏心回転する外歯歯車に噛み合う内歯歯車の構造に関する。
内歯歯車と外歯歯車が噛み合いながら、一方が他方に対して偏心回転する構造を有する歯車伝動装置が知られている。そのような歯車伝動装置は、偏心揺動型と呼ばれることがある。偏心揺動型の歯車伝動装置では、内歯歯車の歯数と外歯歯車の歯数が異なる。外歯歯車が偏心回転するタイプの場合、外歯歯車はキャリアに支持される。両者が噛み合いながら外歯歯車が偏心回転すると、両者の歯数差に応じて、キャリアが内歯歯車に対して相対的にゆっくり回転する。そのような歯車伝動装置の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に例示されているように、内歯歯車は、ケースの内周面に周方向に形成された複数の溝と、各溝に挿入される円柱状部材で構成されることが多い。なお、内歯歯車が偏心回転するタイプの歯車伝動装置では、内歯歯車がキャリアに支持される。内歯歯車の偏心回転に伴って、キャリアが内歯歯車に対して相対的にゆっくり回転する。
特開平5−180278号公報
歯車伝動装置では、内歯歯車と外歯歯車の磨耗を抑制するために、ケース内に潤滑剤が封入される。外歯歯車が完全に潤滑剤に浸っているタイプもあるが、外歯歯車の一部のみが潤滑剤に浸っているタイプもある。後者の場合、外歯歯車と内歯歯車の相対回転に伴って、潤滑剤がケース内を移動し、潤滑剤が歯車全体に行き渡る。
特許文献1の図3によく示されているように、外歯歯車と内歯歯車が噛み合う箇所では、外歯歯車の歯先とケースの内周面との隙間が狭まる。そのため、内歯歯車と外歯歯車の間から潤滑剤が押し出される。その結果、ケース内周面(内歯歯車の歯の間)に残る潤滑剤の量は多くはない。一般に、偏心揺動型の歯車伝動装置はギア比が高いので、潤滑剤に浸っている部分(内歯歯車の歯、あるいは、外歯歯車の歯)が一周するスピードが極めて遅い。すなわち、潤滑剤の供給スピードが遅い。偏心揺動型の歯車伝動装置では、内歯歯車の歯の間(ケース内周面)に、より多くの潤滑剤を保持することができる構造が望まれる。
上記したように、偏心揺動型の歯車伝動装置では、外歯歯車が偏心回転するタイプと内歯歯車が偏心回転するタイプとがある。以下の説明では、外歯歯車が偏心回転するタイプについて説明する。また、外歯歯車が偏心回転するタイプの場合、外歯歯車が偏心回転しつつキャリアが回転するタイプと、外歯歯車の偏心回転に伴って内歯歯車が回転するタイプがある。以下の説明では、外歯歯車が偏心回転しつつキャリアが回転するタイプについて説明する。なお、本発明が開示する技術は、上記した全てのタイプの歯車伝動装置に適用することができる。
本明細書が開示する技術は、従来の歯車伝動装置と比較して、より多くの潤滑剤を保持することができる歯車伝動装置を提供する。その歯車伝動装置は、内歯歯車と、内歯歯車に噛み合いながら内歯歯車に対して相対的に偏心回転する外歯歯車を備える。内歯歯車は、ケースの内周面に周方向に並んで形成されている第1窪みと、第1窪みに挿入される円柱状部材とで構成される。さらに、ケースの内周面に、第1窪みの中心から、周方向に沿って外歯歯車の歯のピッチに相当する範囲内に、第2窪みが形成されている。このような歯車伝動装置では、内歯歯車と外歯歯車が噛み合っている箇所においても、潤滑剤を第2窪み内に保持することができる。
本明細書が開示する歯車伝動装置の一実施形態では、上記した第2窪みが、第1窪みの中心から外歯歯車の歯のピッチの半分に相当する距離の位置に形成されていてよい。歯車伝動装置が適用される装置によっては、出力回転として正逆両方の回転が要求されることがある。すなわち、外歯歯車(キャリア)が、一方向(正方向)に回転するだけでなく、逆方向に回転することもある。第2窪みが上記した位置に形成されていれば、正逆どちらに回転しても、外歯歯車の歯先と窪みの相対的な動きが同じになる。従って、第2窪み付近での潤滑剤の流れ方に、回転方向に依存した偏りがない歯車伝動装置を実現できる。
本明細書が開示する技術によれば、内歯歯車の歯の間に多くの潤滑剤を保持しておくことができる歯車伝動装置を提供することができる。
歯車伝動装置の断面図を示す。 図1の破線IIで囲った範囲の拡大断面図を示す。
図1は、歯車伝動装置100をその軸方向に直交する面で切った断面図を示している。図面を明瞭にするため、一部の部品については、断面を表すためのハッチングを省略している。歯車伝動装置100は、外歯歯車2と内歯歯車5を備えている。内歯歯車5は、歯車伝動装置100のケース4と内歯ピン6で構成されている。なお、内歯ピン6は、円柱状部材の一例である。内歯ピン6は、ケース4の円柱状の内周面に形成された溝に挿入されている。内歯歯車5の詳細については後述する。
外歯歯車2には貫通孔14、16及び22が形成されている。貫通孔14は3つ形成されており、偏心体12が、夫々の貫通孔14に円筒ころ軸受10を介して係合している。偏心体12は、クランクシャフト8に形成されている。クランクシャフト8は、図面に直交する方向、すなわち、歯車伝動装置100の軸方向に延びている。符号8aがクランクシャフト8の軸線を示している。クランクシャフト8の両端は、キャリアに回転可能に支持されている。キャリアは、外歯歯車2の軸方向の両側に位置する一対の円板(図示省略)と、その一対の円板を連結するシャフト18で構成される。クランクシャフト8の各端は、一対の円板の夫々に支持されている。
貫通孔16は3つ形成されており、夫々の貫通孔16には、上記したシャフト18が通過している。シャフト18はキャリアの一部であるので、以下の説明では、シャフト18をキャリア18と称することもある。シャフト18にはボルト孔20が設けられている。ボルト孔20を利用して、シャフト18が、上記した円板にボルト締めされる。貫通孔22は、歯車伝動装置100を軸方向に貫通している。貫通孔22内には、配線、配管等を通過させることができる。
クランクシャフト8が回転すると、偏心体12が軸線8aの周りを偏心回転する。偏心体12に係合している外歯歯車2が、内歯歯車5に噛み合いながら偏心回転する。歯車伝動装置100では、全ての内歯歯車5の歯(内歯ピン6)は、常に、外歯歯車2に接している。すなわち、外歯歯車2は、内歯歯車5との噛み合いの程度を変化させながら、内歯歯車5に対して偏心回転する。外歯歯車2の歯数と内歯歯車5の歯数(内歯ピン6の数)は異なる。そのため、外歯歯車2が偏心回転すると、外歯歯車2と内歯歯車5の歯数差に応じて、外歯歯車2を支持しているキャリア18が回転する。すなわち、クランクシャフト8が回転すると、キャリア18がケース4に対して相対的に回転する。キャリア18が、歯車伝動装置100の出力軸に相当する。
上記したように、クランクシャフト8の回転に伴って、キャリア18がケース4の内側で回転する。例えば出力軸の軸線が水平となるように歯車伝動装置が配置される場合、外歯歯車2の回転によって潤滑剤が運ばれる。そのため、ケース4内に外歯歯車2の一部が浸る量の潤滑剤が注入されていれば、内歯歯車5の歯の間(ケース4の内周面)の全てに潤滑剤が運ばれる。
図2を参照し、内歯歯車5について説明する。図2は、図1の破線IIで囲った範囲の拡大図であり、外歯歯車2と内歯歯車5がしっかり噛み合っている箇所を示している。上記したように、内歯歯車5は、ケース4と内歯ピン6によって構成される。ケース4の内周面30に、複数のピン溝36が周方向に並んで形成されている。複数のピン溝36は、内周面30の周方向に等間隔に形成されている。ピン溝36には、内歯ピン6が挿入されている。ピン溝36のピッチ(内歯歯車5の歯のピッチ)Paは、外歯歯車2の歯のピッチPbに等しい。そのため、外歯歯車2と内歯歯車5がしっかり噛み合っている箇所においては、隣り合う内歯ピン6の間に外歯歯車2の歯先が位置する。別言すると、隣り合うピン溝36の間に外歯歯車2の歯先が位置する。
オイル溝38が、隣り合うピン溝36の間でケース4の内周面30に形成されている。ピン溝36は「第1窪み」の一例であり、オイル溝38は「第2窪み」の一例である。オイル溝38は、潤滑剤を溜めるために設けられる。オイル溝38は、円形の窪みであってもよいし、歯車伝動装置100の軸方向に沿って延びる窪みであってもよい。また、ピン溝36及びオイル溝38は、歯車伝動装置100の軸方向に沿って、ケース4の内周面の両端にまで延びていてもよい。オイル溝38は、ケース4の内周面30に形成された窪みであれば、いかなる形状であってもよい。
本実施例のオイル溝38は、ケース4の周方向に沿って、ピン溝36の中心から外歯歯車2のピッチPbの半分に相当する距離の位置に形成されている。すなわち、オイル溝38は、隣り合う2つのピン溝36の中点に形成されている。図2に示すように、外歯歯車2と内歯歯車5がしっかり噛み合っている箇所では、外歯歯車2の歯底は、内歯ピン6の中心(すなわち、ピン溝36の中心)に対向する。外歯歯車2の歯先は、オイル溝38に対向する。外歯歯車2の歯先がケース4の内周面30に接近しても、オイル溝38内に潤滑剤を保持することができる。仮にオイル溝38が形成されていないと、外歯歯車2の歯先がケース4の内周面30に近接したときに、潤滑剤が、隣り合う2本の内歯ピン6とそれらの間のケース内周面30で画定される空間から押し出される。本実施例の歯車伝動装置100では、内歯歯車5の内周面に潤滑剤を保持するためのオイル溝38を形成しているので、内歯歯車5の歯と歯の間に多量の潤滑剤を保持することができる。その結果、従来の歯車伝動装置よりも、内歯歯車5と外歯歯車2の磨耗を抑制することができる。
なお、オイル溝38を形成する位置は、ピン溝36の中心から外歯歯車2のピッチPbに相当する範囲内であればよい。すなわち、オイル溝38は、隣り合うピン溝36の間であれば、どの位置に形成されていてもよい。オイル溝38の位置に関わらず、ケース4の内周面30に潤滑剤を保持することができる。但し、好ましくは、オイル溝38を形成する位置は、上記したとおり、隣り合う2つのピン溝36の中点である。歯車伝動装置100では、外歯歯車2の歯先は、隣り合う2つのピン溝36の中点に対向する。すなわち、隣り合う2つのピン溝36の中点において、外歯歯車2の歯先がケース4の内周面30に最も接近する。そのような位置にオイル溝38を設けることによって、オイル溝38内の潤滑剤が外歯歯車2に供給され易くなり、内歯歯車5と外歯歯車2の間の油膜切れを起こり難くすることができる。
また、歯車伝動装置を適用する装置によっては、歯車伝動装置100の外歯歯車2(キャリア18)がケース4に対して正回転したり、逆回転したりする。例えば歯車伝動装置がロボットの関節に用いられる場合、歯車伝動装置には正逆両方向の回転が要求される。そのため、外歯歯車2の歯先がケース4の内周面30に対して、図2の紙面右側から近づくこともあれば、左側から近づくこともある。オイル溝38が隣り合う2つのピン溝36の中点に形成されていれば、外歯歯車2が正逆いずれの方向に回転しても、左右の方向の違いはあるものの、外歯歯車2の歯先とオイル溝38の相対的な動きが同じになる。すなわち、正逆いずれの方向に回転しても、流れの方向の相違はあるものの、オイル溝38付近での潤滑剤の流れ方が同じになる。オイル溝38を隣り合う2つのピン溝36の中点に形成することによって、オイル溝38に保持される潤滑剤の量に、外歯歯車2の回転方向に依存した偏りが生じることがない。
図1に示すように、歯車伝動装置100では、全てのピン溝36に内歯ピン6が嵌め込まれている。そのため、外歯歯車2から内歯歯車5に大きなトルクを伝達することができる。より詳細に説明すると、全てのピン溝36に内歯ピン6が嵌め込まれていれば、外歯歯車2と内歯歯車5とが噛み合う延べ面積が増大する。その結果、外歯歯車2と内歯歯車5の間で大きなトルクを伝達することができる。このことは、同じトルクを伝達する場合、外歯歯車2と内歯ピン6とが噛み合う延べ面積が大きいほど、歯車に加わる負荷が小さくなることを意味する。歯車に加わる負荷が小さいと、例えばノイズが小さくなる。
歯車伝動装置100では、等間隔に形成されているピン溝36の幾つかには内歯ピン6を挿入しない場合がある。そのような場合、隣接する内歯ピン6の間に、外歯歯車2の歯先が2つ以上位置することになる。そのような場合でも、オイル溝38が、ピン溝36の中心から外歯歯車の歯のピッチPbに相当する範囲内に形成されていれば、内歯歯車5と外歯歯車2の間の油膜切れを生じ難くすることができる。
なお、幾つかの内歯ピン6を取り外した場合、潤滑剤は、ピン溝36内にも保持され得る。しかしながら、上記したように、内歯歯車5と外歯歯車2が接近した箇所では、ピン溝36には外歯歯車2の歯底が対向し、オイル溝38には外歯歯車2の歯先が対向する。ケース4の内周面30との隙間が最も小さくなる外歯歯車2の歯先が対向する位置にオイル溝38を設ける方が、内歯歯車5と外歯歯車2の間の油膜切れ発生を効果的に抑制することができる。
なお、隣接するピン溝間の全てにオイル溝を形成することが好ましいが、オイル溝は、隣接するピン溝間の幾つかにだけ形成してもよい。あるいは、鉛直方向に対する内歯歯車(ケース)の向きが予め定められている場合には、内歯歯車の潤滑剤に浸らない部分にだけオイル溝を形成してもよい。上記したように、外歯歯車と内歯歯車は相対的に回転する。隣接するピン溝間の全てにオイル溝を形成しなくても、外歯歯車(キャリア)の回転に伴って、オイル溝から、あるいは、潤滑剤に浸っている部分から、潤滑剤が他の部分へ運ばれる。また、上記実施例では、隣接するピン溝の間に1つのオイル溝が形成されているが、隣接するピン溝の間に複数のオイル溝を形成してもよい。
偏心揺動型の歯車伝動装置についての留意点を述べる。上記したように、歯車伝動装置100では、ケース4の内周面30に形成したピン溝36と、内歯ピン6によって内歯歯車5を形成している。そのようなタイプの内歯歯車を以下、内歯ピン式歯車と称する。内歯ピンは、ピン溝内で回転することができる。そのため、円弧状に湾曲している歯面であっても、内歯歯車と外歯歯車の間ですべりが生じないので、内歯ピン式歯車はトルク伝達特性や静音性に優れている。そのため内歯ピン式歯車は、偏心揺動型の歯車伝動装置に好適であり、よく用いられる。従来、ケース内周面の形状については、ピン溝以外に注意が払われていなかったことに留意されたい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:外歯歯車
4:ケース
5:内歯歯車
6:内歯ピン(円柱状部材)
36:第1窪み(ピン溝)
38:第2窪み(オイル溝)
100:歯車伝動装置

Claims (2)

  1. 内歯歯車と、内歯歯車に噛み合いながら内歯歯車に対して相対的に偏心回転する外歯歯車と、を備える歯車伝動装置であって、
    前記内歯歯車が、ケースの内周面に周方向に並んで形成されている第1窪みと、その第1窪みに挿入される円柱状部材とで構成されており、
    ケースの内周面に、第1窪みの中心から、周方向に沿って外歯歯車の歯のピッチに相当する範囲内に、第2窪みが形成されていることを特徴とする歯車伝動装置。
  2. 前記第2窪みが、第1窪みの中心から前記ピッチの半分に相当する距離の位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯車伝動装置。
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