JP2011020803A - エレベータのリニューアル方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】油圧式エレベータを短期間、低コストで、ロープ式にリニューアルすることができるリニューアル方法を提供する。
【解決手段】油圧ジャッキ11が立設された側方の空間に、釣合錘22用のガイドレール21を立設し、乗りかご1上に必要な資材を搭載し、乗りかご1を油圧ジャッキ11により移動させて運搬し、昇降路100内上部にやぐら23を設置し、巻上機25やそらせシーブ26,27を設置する。工事の作業時間帯以外では、乗りかご1内に乗客を乗せた油圧ジャッキ11による最上階を不停止とした通常の乗降運転を行う。乗りかご1のかご回り用品の改造作業工程に移行すると、乗りかご1の運転を停止し、かご回り用品の改造作業を実行すると共に、プランジャーシーブ12からの既設ロープの撤去、及びガイドレール21への釣合錘22の設置、釣合錘22と乗りかご1とをつるべ式に吊支持する新たなロープの巻上機25への巻き掛けを順次実施する。
【選択図】図1
【解決手段】油圧ジャッキ11が立設された側方の空間に、釣合錘22用のガイドレール21を立設し、乗りかご1上に必要な資材を搭載し、乗りかご1を油圧ジャッキ11により移動させて運搬し、昇降路100内上部にやぐら23を設置し、巻上機25やそらせシーブ26,27を設置する。工事の作業時間帯以外では、乗りかご1内に乗客を乗せた油圧ジャッキ11による最上階を不停止とした通常の乗降運転を行う。乗りかご1のかご回り用品の改造作業工程に移行すると、乗りかご1の運転を停止し、かご回り用品の改造作業を実行すると共に、プランジャーシーブ12からの既設ロープの撤去、及びガイドレール21への釣合錘22の設置、釣合錘22と乗りかご1とをつるべ式に吊支持する新たなロープの巻上機25への巻き掛けを順次実施する。
【選択図】図1
Description
本発明は、既設の油圧式エレベータを、巻上機を用いたロープ式のマシンルームレスエレベータとしてリニューアルするエレベータのリニューアル方法に関する。
油圧式エレベータは機械室の配置に自由度があり、建物上部に機械室を設ける必要が無いことから従来多くの中低層ピルに設置されていた。しかし、十年ほど前から巻上機を用いたロープ式機械室無しエレベータに取って代わられた。ロープ式機械室無しエレベータは油圧式エレベータに比べ消費電力が少ない、昇降行程の高い建物にも対応出来る、機械室が不要、油圧の油を使用しないので環境にも良いといった利点がある。
この利点があるため、最近は既設の油圧式エレベータを機械室無しロープ式エレベータにリニューアルする工事が増加している(例えば、特許文献1参照)。
ここで、油圧式エレベータは昇降路内に、乗りかごをガイドレールにより昇降可能に設置し、この乗りかごの一側面(例えば、背面)と昇降路の内壁との空間に油圧ジャッキを立設し、この油圧ジャッキを用いて、乗りかごを昇降駆動するものである。この油圧ジャッキは、油圧により上下動するプランジャーを有し、このプランジャーの先端に設けられたプランジヤーシーブにロープを巻き掛け、このロープの一端は乗りかごのロープヒッチに接続し、他端は油圧ジャッキの下部基体部に接続している。したがって、油圧ジャッキのプランジャーシーブが上昇することにより、そこに巻き掛けられたロープの一端によって乗りかごを引き上げて上昇させている。
このような油圧式エレベータをロープ式にリニューアルする場合、構造が大きく異なるため、これまでのリニューアル工事はエレベータを全て入れ替える全撤去リニューアルか、出入り口周りを残す準撤去リニューアルに限られていた。
しかし、全撤去リニューアル、及び準撤去リニューアルのいずれであっても、既設品の撤去、新設に多大な費用と時間がかかっていた。特に油圧ジャッキは長大で重量物であるため、その撤去・搬出には、多くの人手と時間を要した。このように工事期間が長くなると、この間、利用者はエレベータを使用出来なくなり、利用者に多大な不便をかけることになる。例えば、マンションなどでは、住民にとってエベーターは生活上不可欠であり、長期間使用できない場合は、リニューアルの必要があっても、これを実施出来ない場合もあった。又、既設のエレベータ設備一式の撤去は、多量の産業廃棄物を出すことになり、環境上も問題があった。
本発明の目的は、油圧式エレベータを短期間、低コストで、巻上機を有するロープ式のエレベータにリニューアルすることができるエレベータのリニューアル方法を提供することである。
本発明によるエレベータのリニューアル方法は、昇降路内に昇降可能に設けられた乗りかごの一側面と、この一側面と対向する前記昇降路内壁面との間の、上方から見た投影空間内に油圧ジャッキが立設され、この油圧ジャッキのプランジャー先端に設けられたプランジャーシーブに吊支持用のロープが巻き掛けられ、このロープの一端は昇降路内下部に固定され他端は前記乗りかごに設けられたヒッチに固定され、前記油圧ジャックのプランジャーシーブを上下動させることで前記乗りかごを昇降させる油圧式エレベータを、巻上機を用いたロープ式エレベータにリニューアルする方法であって、前記昇降路内の、油圧ジャッキが立設された側方の空間に、釣合錘用のガイドレールを立設し、また、前記乗りかご上に必要な資材を搭載し、この乗りかごを前記油圧ジャッキにより移動させて前記搭載した資材を昇降路内の所定箇所に運搬し、この資材により前記昇降路内上部にやぐらを設置し、このやぐらに昇降駆動用の巻上機やそらせシーブを設置し、かつこの工事の作業時間帯以外では、前記乗りかご内に乗客を乗せた前記油圧ジャッキによる最上階を不停止とした通常の乗降運転を行い、前記乗りかごのかご回り用品の、ロープ式エレベータへの改造作業工程に移行すると、前記油圧ジャッキによる乗りかごの運転を停止し、前記かご回り用品の改造作業を実行すると共に、プランジャーシーブからの既設ロープの撤去、及び前記ガイドレールへの釣合錘の設置、この釣合錘と前記乗りかごとをつるべ式に吊支持する新たなロープの前記巻上機の駆動シーブへの巻き掛けを順次実施することを特徴とする。
本発明によれば、既設エレベータのかご、かごレール、乗場出入口をそのまま使用し、最小限の改造、追加工事で、油圧式のエレベータを、機械室無しロープ式エレベータにリニューアルできる。すなわち、既設の油圧ジャッキを撤去せずにそのまま設置しておく。これにより低コスト 短期間の工事が可能になり、工事期間中であっても、作業時間帯以外では、ある期間エレベータの運転を継続できるので運転停止期間を従来に比べ短縮できる。したがって、従来無理であったリニューアルを実現することが可能となる。また、既設品を極力利用し、残したことにより、廃棄物が少なく、環境に優しい利点がある。
以下、本発明によるエレベータのリニューアル方法の一実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
始に、リニューアル前の油圧式エレベータを図4及び図5により説明する。なお、図4は昇降路内の平面図、図5は図4の右側面図である。ただし、図5では、構造をわかりやすく示すため、図4で示した油圧による駆動部分を、水平方向に90度、向きを変えて示している。
図4及び図5において、油圧式エレベータは、昇降路100内に乗りかご1を、その両側面に立設したガイドレール(かごレールとも呼ぶ)101により昇降可能に設置しており、この乗りかご1の一側面(例えば、図示のように背面)と昇降路100の内壁との空間に立設した油圧ジャッキ11を用いて、乗りかご1を昇降駆動するものである。この油圧ジャッキ11は、油圧により上下動するプランジャー11aを有し、このプランジャー11aの先端に設けられたプランジヤーシーブ12にロープ13を巻き掛けている。このロープ13の一端は乗りかご1のロープヒッチ部15に接続し、他端は油圧ジャッキ11の下部ヒッチ16に接続している。したがって、油圧ジャッキ11によりプランジャーシーブ12が上昇することにより、ロープ13の一端に接続したロープヒッッチ部15と一体の乗りかご1を引き上げて上昇させる。
図1は、このような構造の油圧式エレベータを、巻上機を用いたロープ式のエレベータにリニューアルした、リニューアル後のエレベータを、昇降路の上方から見た平面図である。また、図2は、図1で示したロープ式のエレベータ装置の、正面から見た構造を簡略化して示しており、さらに、図3は図1でロープ式のエレベータ装置の、右側面から見た構造を簡略化して示している。
以下、図4及び図5で示した油圧式エレベータを、図1乃至図3で示す巻上機を用いたロープ式のエレベータにリニューアルする方法を説明する。
始に、上述した既設の油圧式エレベータの用品のうち、乗りかご1、この乗りかご1を昇降可能に案内するかごレール101、乗場出入口は、それぞれそのまま使用する。リニューアル工事では、まず、昇降路100内における前記投影空間の、油圧ジャッキ11が立設された側方の空間に、釣合錘用として左右一対のガイドレール(C/Wレールとも呼ぶ)21を立設する。また、釣合錘22を、昇降路100内の下部ピット内に仮置きする。なお、釣合錘22としては、その上部に吊支持用のシーブ(C/Wシーブとも呼ぶ)22aを設けたものを用いる。
次に、乗りかご1の、かご上面を資材運搬用に改造する。このとき乗りかご1は、図4及び図5で示したように、油圧ジャッキ11により、昇降路100内において任意の階床間を昇降できるように構成されたままである。この乗りかご1上に必要な資材を搭載して、油圧ジャッキ11により、昇降路100の上部まで移動させて、搭載した資材を昇降路100内の所定箇所に運搬する。そして、この運搬された資材を用いて、昇降路100内の上部にやぐら23を設置する。
この実施の形態では、やぐら23は、左右一対のC/Wレール21の上端部、及び左右一対のかごレール101の一方(図1の右側に設置されたレール)の上端部の相互間に、三角形状に構成されたものとする。すなわち、左右一対のC/Wレール21の上端部間に第1のやぐら材23aを設置し、また、図示右側のC/Wレール21と、同じく図示右側のかごレール101との上端部間に第2のやぐら材23bを設置し、さらに、図示左側のC/Wレール21と、図示右側のかごレール101との上端部間に第3のやぐら材23cを設置して、平面が三角形状のやぐら23を構成する。そして、このやぐら23上に、昇降駆動用の巻上機25や、そらせシーブ26,27を設置する。巻上機25は、図示のように円筒形状のもので、その駆動シーブ25aがやぐら23のコーナ部に位置するように設置する。また、そらせシーブ26,27は、やぐら23の第2のやぐら材23b上に設け、図3で示すように、乗りかご1から立ち上がる後述するロープ28を、巻上機25の駆動シーブ25aまで案内し、かつ、所定のテンションを加えるために用いられる。
このほか、昇降路100内の配線工事や、昇降路100内の新たな設置機器(ガバナ、TC、HMB等)の取り付けを行う。
これら、昇降路100内における各作業は、任意の高さに移動させた乗りかご1の上面を作業用の足場として利用することにより容易に行うことができる。
ここまでの工事期間中では、前述のように、乗りかご1は、図4及び図5で示した油圧ジャッキ11により、昇降路100内において任意の階床間を昇降できるように構成されたままであるので、リニューアル作業時間以外の時間帯では運転可能であり、時間帯を決めて、乗客を乗せた通常の運転を行う。ただし、最上階はやぐらを設置したこともあり、不停止とする。リニューアル工事期間中であっても、1日24時間中作業を行っているわけではないので、リニューアル作業時間以外の時間帯では、例えば、マンションなどであれば、朝夕の通勤時間帯など特定の時間帯を定めて通常運転を行うようにする。この結果、工事期間中であっても、エレベータの使用が可能となるので、利用者に対する利便性を確保できる。
次に、乗りかご1のかご回り用品を、ロープ式エレベータに改造する作業工程に移行すると、前述した油圧ジャッキ11による乗りかご1の運転は困難になるので、運転を停止し、上記改造作業を実行する。かご回り用品としては、例えば、乗りかご1の、図5で示したロープヒッチ部15を撤去すると共に、図1で示すように、乗りかご1の上面と下面に、図1で示すように上梁31と下梁32を取り付け、それらの両端間を乗りかごの両側面に沿う連結材33により一体的に結合する。また、下梁32に図示斜め方向のシーブ梁34を結合し、このシーブ梁34の両端に、それぞれカーシーブ35を回転可能に取り付ける。これらカーシーブ35は、乗りかご1の上方からの投影面に対し、その一部が外方に張り出しており、乗りかご1の両側面に干渉せずに上方からのロープ掛けを可能としている。なお、図2及び図3では、上梁31、下梁32、連結材33の図示を省略している。
この後、ジャッキ11のプランジャーシーブ12から油圧駆動に用いられていた既設のロープ13を撤去する。また、昇降路100内に足場を組み立て、昇降路100内における各種作業を行う。例えば、釣合錘22をC/Wレール21に昇降可能に設置したり、この釣合錘22と乗りかご1とをつるべ式に吊支持するロープ28を、巻上機25の駆動シーブ25aに巻き掛ける。
このロープ28は、その一端が図示のように昇降路100の上部に設けた第1のロープヒッチ38により固定され、乗りかご1の、図1及び図2で示す左側面に沿って垂下して乗りかご1の下面に設けられた2つのカーシーブ35に巻き掛けられる。その後、乗りかご1の、図1及び図2で示す右側面に沿って上昇し、図3で示すように、2つのそらせシーブ26,27を経て巻上機25の駆動シーブ25aに巻き掛けられる。そして、図1に示す駆動シーブ25aの左側から垂下し、釣合錘22のシーブ22aへ下回りで巻き掛けられ、シーブ22aの図1で示す左側から上昇し、昇降路100の上部に設けられた第2のロープヒッチ39に固定される。
このように、乗りかご1と釣合錘22とを2:1ローピングのロープ28で結ぶ。そして、昇降路100の上部に設けられた巻上機25の駆動シーブ25aでロープ28を摩擦駆動し、乗りかご1を昇降させる。巻上機25の配置上、カーシーブ35側と釣合錘22のシーブ22aとの距離が大きいため、2つのそらせシーブ26,27を使用し、そらせシーブ27により、巻上機25の駆動シーブ25aに掛かるロープ28を押さえ付け、巻付角を増やしてトラクションを確保している。反対に、各機器の配置上、乗りかご1側からのロープ28と巻上機25の駆動シーブ25aとの距離が近く、充分な巻上角が取れる場合は、そらせシーブの数を少なくしたり、場合によってはそらせシーブを用いずに、ロープ28を、直接巻上機25の駆動シーブ25aに巻き掛けてもよい。
上記の実施の形態によれば、既設の油圧式エレベータの乗りかご1の下面に2つのカーシーブ35を平面的に斜めに追加し、油圧ジャッキ11の側方空間にC/Wシーブ22a付きの釣合錘22と、それをガイドするガイドレール21を設け、さらに、昇降路100上部には新たに鋼製のやぐら23を設置し、その上に巻上機25、そらせシーブ26,27を設け、昇降路100の上部にはロープヒッチ38,39を設けている。なお、昇降路100内の、油圧ジャッキ11が設置された部分の上方空間は、油圧ジャッキ11を用いなくなるために空き空間となる。そこで、この部分には、図1で示すように、制御装置41等の、ロープ式にリニューアルしたことにより新たに必要となる各種設備を取り付ける。
この後、不要となった作業足場を昇降路内から撤去し、リニューアル作業を終了する。既設の油圧プランジャー11は新規のエレベータ設備としては使用しないが、プランジャー11aを下げた状態で設置したままにしておく。
このように、長大で撤去に多大な時間と労力を要する油圧ジャッキ11を昇降路100内に残したまま、新たな巻上機25を用いたロープ式のエレベータにリニューアルするので、リニューアル工事期間を従来に比べ大幅に短縮できる。また、撤去される設備が少ないことは産業廃棄物も少ないことであり、環境上も好ましい。さらに、工事期間中であっても、ある期間までは、作業時間以外であれば既設の油圧ジャッキを使用して乗りかごを昇降運転することができるので、利用者がエレベータを使用できなくなる期間を短縮でき、利用者に対するサービス性を維持することができる。
なお、上記実施の形態では、巻上機25として円筒形状のものを用いたが、薄型の巻上機を用いてもよい。また、乗りかご1にカーシーブ35を設け、釣合錘22にもC/Wシーブ22aを設けて2:1ローピングとしたが、これらシーブ35,22aを省略し、より簡素な1:1ローピングとしてもよい。さらに、やぐら23は、かごレール101の一方と、左右一対のC/Wレール21を用いて平面三角形状に形成したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、昇降路100が鉄骨構造のように、支持可能な構造材が存在する場合は、上述のようなガイドレール101,21は用いずに、これら構造材を用いてやぐら23を構成してもよい。
1…乗りかご
11…油圧ジャッキ
12…プランジャーシーブ
13…既設のロープ
15…乗りかごのヒッチ部
21…ガイドレール(C/Wレール)
22…釣合錘
23…やぐら
25…巻上機
25a…駆動シーブ
26,27…そらせシーブ
28…新設のロープ
35…カーシーブ
38,39…ロープヒッチ
11…油圧ジャッキ
12…プランジャーシーブ
13…既設のロープ
15…乗りかごのヒッチ部
21…ガイドレール(C/Wレール)
22…釣合錘
23…やぐら
25…巻上機
25a…駆動シーブ
26,27…そらせシーブ
28…新設のロープ
35…カーシーブ
38,39…ロープヒッチ
Claims (1)
- 昇降路内に昇降可能に設けられた乗りかごの一側面と、この一側面と対向する前記昇降路内壁面との間の、上方から見た投影空間内に油圧ジャッキが立設され、この油圧ジャッキのプランジャー先端に設けられたプランジャーシーブに吊支持用のロープが巻き掛けられ、このロープの一端は昇降路内下部に固定され他端は前記乗りかごに設けられたヒッチに固定され、前記油圧ジャックのプランジャーシーブを上下動させることで前記乗りかごを昇降させる油圧式エレベータを、巻上機を用いたロープ式エレベータにリニューアルする方法であって、
前記昇降路内の、油圧ジャッキが立設された側方の空間に、釣合錘用のガイドレールを立設し、また、前記乗りかご上に必要な資材を搭載し、この乗りかごを前記油圧ジャッキにより移動させて前記搭載した資材を昇降路内の所定箇所に運搬し、この資材により前記昇降路内上部にやぐらを設置し、このやぐらに昇降駆動用の巻上機やそらせシーブを設置し、かつこの工事の作業時間帯以外では、前記乗りかご内に乗客を乗せた前記油圧ジャッキによる最上階を不停止とした通常の乗降運転を行い、
前記乗りかごのかご回り用品の、ロープ式エレベータへの改造作業工程に移行すると、前記油圧ジャッキによる乗りかごの運転を停止し、前記かご回り用品の改造作業を実行すると共に、プランジャーシーブからの既設ロープの撤去、及び前記ガイドレールへの釣合錘の設置、この釣合錘と前記乗りかごとをつるべ式に吊支持する新たなロープの前記巻上機の駆動シーブへの巻き掛けを順次実施する
ことを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167957A JP2011020803A (ja) | 2009-07-16 | 2009-07-16 | エレベータのリニューアル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=43631220
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012224414A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの改修方法、及びエレベータ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07285754A (ja) * | 1994-04-18 | 1995-10-31 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | エレベータの改造作業工法 |
JP2002037563A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 油圧エレベータのリニューアル方法 |
-
2009
- 2009-07-16 JP JP2009167957A patent/JP2011020803A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH07285754A (ja) * | 1994-04-18 | 1995-10-31 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | エレベータの改造作業工法 |
JP2002037563A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 油圧エレベータのリニューアル方法 |
Cited By (1)
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JP2012224414A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの改修方法、及びエレベータ |
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