JP2011011812A - 袋体及び内容物充填体 - Google Patents
袋体及び内容物充填体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011011812A JP2011011812A JP2009160036A JP2009160036A JP2011011812A JP 2011011812 A JP2011011812 A JP 2011011812A JP 2009160036 A JP2009160036 A JP 2009160036A JP 2009160036 A JP2009160036 A JP 2009160036A JP 2011011812 A JP2011011812 A JP 2011011812A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag body
- seal portion
- boundary
- bag
- small chambers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Bag Frames (AREA)
Abstract
【解決手段】可撓性フィルムで形成された袋体であって、袋体を形成する可撓性フィルムの対向しあう内面同士をシールしてなる境界シール部によって袋体の内部が複数の小室に区画されており、前記境界シール部は、当該境界シール部によって隔てられた少なくとも2つの小室の間をつなぐように、可撓性フィルムの内面同士を剥離可能にシールしてなる弱シール部を含み、前記弱シール部の領域内に、可撓性フィルムの片方又は両方を貫通する切断部が設けられていることを特徴とする袋体。
【選択図】図1
Description
特許文献1の容器において、各収容室は、剥離不能な区画部により収容室間の液密状態が保持されていると共に、収容された収容物を排出するための排出孔がそれぞれ独立して設けられており、収容室の間に設けられた折り曲げ部で折り曲げた状態で容器壁を押圧することによって、各排出孔から各収容物をそれぞれ搾り出すことができる。しかし、特許文献1の容器は、各排出孔がそれぞれ独立して設けられているため、各排出孔から排出された内容物がそれぞれ異なる位置に排出されてしまう可能性がある。
袋体を形成する可撓性フィルムの対向しあう内面同士をシールしてなる境界シール部によって袋体の内部が複数の小室に区画されており、
前記境界シール部は、当該境界シール部によって隔てられた少なくとも2つの小室の間をつなぐように、可撓性フィルムの内面同士を剥離可能にシールしてなる弱シール部を含み、
前記弱シール部の領域内に、可撓性フィルムの片方又は両方を貫通する切断部が設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の袋体は、内容物の排出口となる切断部の構造が非常に単純であるため、製造が容易であり、さらには、内容物を無駄なく排出させることが容易である。
また、本発明の袋体において、切断部は前記弱シール部の剥離により排出口として機能し、該切断部は、該弱シール部によって隔てられた複数の小室間で共通の排出口であるため、該切断部から複数の小室内に充填されている内容物が同時に同じ場所に排出される。従って、本発明の袋体では、排出口である切断部から、充填された異なる種類の内容物が同時に同じ場所に排出されるというメリットがある。すなわち、本発明の袋体は、同時に且つ同じ場所に排出させたい、異なる種類の内容物を充填する袋体として適している
また、前記切断部は、前記袋体を前記境界シール部において折り曲げた際に、折り曲げの端部に位置することが好ましい。
袋体を形成する可撓性フィルムの対向しあう内面同士をシールしてなる境界シール部によって袋体の内部が複数の小室に区画されており、
前記境界シール部は、当該境界シール部によって隔てられた少なくとも2つの小室の間をつなぐように、可撓性フィルムの内面同士を剥離可能にシールしてなる弱シール部を含み、
前記弱シール部の領域内に、可撓性フィルムの片方又は両方を貫通する切断部が設けられていることを特徴とするものである。
尚、図1の(1A)、図3〜図6において、ハッチング箇所は、各構成部材のシール部(封止部4、境界シール部2、弱シール部2a)を示している。
弱シール部2aが剥離することによって、各小室1X,1Yと、弱シール部2aに設けられた切断部5とが、それぞれ連通する。その結果、切断部5が、各小室1X,1Yの内部と袋体100の外部とを連通する、小室1X及び小室1Yの共通の排出口として機能するようになる。
従って、弱シール部2aを剥離させた後、折り重ねられた小室1Xと小室1Yとを外側から押圧すれば、各小室1X,1Yに充填された各内容物を、切断部5から同時に押し出し、同じ場所に排出させることができる。このとき、切断部5が、境界シール部2における袋体100の折り曲げの先端部に位置するように、袋体100を折り曲げることが好ましい(図2参照)。このように折り曲げることによって、袋体の折り曲げの先端から内容物が押し出されることになり、円滑に内容物を排出させることができるからである。また、切断部より排出される複数の内容物が、さらに該切断部から同じ場所に排出されやすいというメリットもある。
また、弱シール部の剥離により排出口として機能するようになる切断部は、該弱シール部によって隔てられた複数の小室間に共通の排出口であり、複数の小室内に充填されている内容物が1つの切断部から排出される。従って、本発明の袋体は、充填された異なる種類の内容物が、切断部から同時に同じ場所に排出されるメリットがある。
さらに、本発明の袋体は、内容物の排出口となる切断部の構造が非常に単純であるため、製造が容易であり、且つ、内容物を無駄なく排出させることが容易である。
本発明において、袋体は、図1、図2に示すような三方袋に限定されない。図1、図2に示す袋体は、1枚の可撓性フィルムを折り曲げ、重ね合わされた3辺の端縁部をシールし封止した三方袋であるが、例えば、2枚の可撓性フィルムを重ねあわせ、重ね合わされた4辺の端縁部をシールし封止した四方袋でもよい。また、三方袋や四方袋等の平袋に限らず、例えば、ガゼット構造を有する袋体でもよい。
また、本発明の袋体は、各小室を封止している封止部に、各小室に収容されている内容物を個々に排出するための開封口となる切込み部や粗面部が、別途設けられてもよい。
また、図1及び図2の形態においては、掌による握り持ちにより袋体を押圧し、内容物を押し出すことが可能な旨を説明したが、本発明の袋体の大きさに特に限定はない。但し、本発明の袋体は、典型的には、手指による押圧により上記のような内容物の排出が可能な袋体であることが好ましい。
袋体を形成する可撓性フィルムは、一般に袋の製造に用いられる可撓性フィルムであれば、特に限定されず、例えば、単層フィルムであってもよく、最外層としての基材層、中間層、及び最内層としての内面層など、複数の層からなる積層フィルムであってもよい。
封止部のシール強度は、袋体の内部の密封性を確保することができ、且つ、弱シール部のシール強度よりも強く袋体の開封時に付加される押圧によって剥離しない強度であることが要求される。封止部の具体的なシール強度は特に限定されないが、通常、5.0N/15mm以上であることが好ましく、10N/15mm以上であることがより好ましい。
袋体の内部に形成される小室は少なくとも2つ以上であれば、図1、図2のように、2つであってもよいし、3つ以上(図6参照)であってもよい。
本発明の袋体において、小室の大きさ、配置形態等も特に限定されない。例えば、図1においては、袋体100に形成された2つの小室1X,1Yは、袋体の中央部に設けられた境界シール部2により区切られており、ほぼ同じ容量を有しているが、境界シール部の設置位置等の調節により、容量の異なる小室を形成してもよい。また、境界シール部は、図1のように、袋体の長手方向と略垂直に設けられていなくてもよい。
弱シール部は、境界シール部によって隔てられた少なくとも2つの小室の間をつなぐように設けられれば、図3の袋体101のように、境界シール部2の一部のみを弱シール部2aとしてもよいし、図1のように、境界シール部2の全領域を弱シール部2aとしてもよい。
ここで「ヒートシール性の同質材料」とは、加熱により熱融着し、シールが可能な特性を有する材質のことをいう。
尚、図3の袋体101のように、境界シール部2の一部のみを弱シール部2aとする場合、弱シール部2a以外の境界シール部2bのシール強度は、保存時の各小室間の密封性を確保することができれば、特に限定されない。通常は、封止部と同様のシール強度とすることができる。また、境界シール部の形成方法は、特に限定されず、封止部と同様の方法を採用することができる。
切込みとしては、図1の袋体100のように、境界シール部2を境界として並設された複数の小室の並設方向に対して略垂直な直線状の切込みの他、図5の袋体103のような、境界シール部2を境界として並設された複数の小室の並設方向に対して略平行な直線状の切込みであってもよい。
同様の観点から、切断部として孔を設ける場合には、短径と長径を有する孔を、長径が境界シール部を境界として並設された複数の小室の並設方向に対して略垂直となるように、すなわち、袋体の境界シール部における折り曲げ方向と略平行になるように設けることが好ましい。
尚、本発明において、略平行とは、完全に平行な状態の他、±10度程度の角度範囲で平行からずれている状態も含む。また、略垂直とは、完全に垂直な状態の他、±10度程度の角度範囲で垂直からずれている状態も含む。
袋体104において、境界シール部2は、小室1Yと小室1Zとを区切る境界シール部2bと、小室1Xと小室1Y及び小室1Zとを区切る弱シール部2aである境界シール部とからなる。境界シール部2のうち、小室1Xと小室1Y及び小室1Zとを区切る弱シール部2aには、切断部5が設けられている。切断部5は、弱シール部2aにおいて、小室1Xと小室1Yが対向する領域から、小室1Xと小室1Zが対向する領域にわたって、設けられている。
従って、図3と同様、境界シール部である弱シール部2aにおいて袋体104を折り曲げた状態で、袋体104の外側から押圧し、弱シール部2aを剥離させることによって、切断部5を経て、各小室1X,1Y,1Zの内部と袋体の外部とを連通させることができる。すなわち、3つの小室1X〜1Zを同時に開封し、各小室に充填された内容物を切断部5から同時に押し出すことができる。
1Y …小室
1Z …小室
2 …境界シール部
2a …弱シール部
2b …弱シール部以外の境界シール部
3 …可撓性フィルム
4 …封止部
5 …切断部
100…袋体
101…袋体
102…袋体
103…袋体
104…袋体
Claims (4)
- 可撓性フィルムで形成された袋体であって、
袋体を形成する可撓性フィルムの対向しあう内面同士をシールしてなる境界シール部によって袋体の内部が複数の小室に区画されており、
前記境界シール部は、当該境界シール部によって隔てられた少なくとも2つの小室の間をつなぐように、可撓性フィルムの内面同士を剥離可能にシールしてなる弱シール部を含み、
前記弱シール部の領域内に、可撓性フィルムの片方又は両方を貫通する切断部が設けられている
ことを特徴とする袋体。 - 前記切断部は、前記境界シール部を境界として並設された複数の小室の並設方向に対して略垂直な直線状に設けられた切込みである、請求項1に記載の袋体。
- 前記切断部は、前記袋体を前記境界シール部において折り曲げた際に、折り曲げの端部に位置する、請求項1又は2に記載の袋体。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の袋体の各小室に内容物を充填した内容物充填体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009160036A JP2011011812A (ja) | 2009-07-06 | 2009-07-06 | 袋体及び内容物充填体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009160036A JP2011011812A (ja) | 2009-07-06 | 2009-07-06 | 袋体及び内容物充填体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011011812A true JP2011011812A (ja) | 2011-01-20 |
Family
ID=43591095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009160036A Pending JP2011011812A (ja) | 2009-07-06 | 2009-07-06 | 袋体及び内容物充填体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011011812A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016003033A (ja) * | 2014-06-17 | 2016-01-12 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 非透過性包装体および非透過性包装体を付属した製品 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000272674A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-10-03 | Masaaki Nishi | 二液性液体生成ユニット |
JP2002204667A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-23 | Q P Corp | ドレッシングの包装体 |
JP2002255250A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-11 | Material Eng Tech Lab Inc | 可撓性複室容器及びそれを収容したホルダー |
-
2009
- 2009-07-06 JP JP2009160036A patent/JP2011011812A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000272674A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-10-03 | Masaaki Nishi | 二液性液体生成ユニット |
JP2002204667A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-23 | Q P Corp | ドレッシングの包装体 |
JP2002255250A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-11 | Material Eng Tech Lab Inc | 可撓性複室容器及びそれを収容したホルダー |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016003033A (ja) * | 2014-06-17 | 2016-01-12 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 非透過性包装体および非透過性包装体を付属した製品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5473447B2 (ja) | 自立性多室包装袋、及びその製造方法 | |
JP6665942B2 (ja) | 電子レンジ加熱用包装袋 | |
WO2011027860A1 (ja) | スパウト及びスパウト付容器 | |
JP5613460B2 (ja) | 袋体、内容物入り袋体及び内容物入り袋体の使用方法 | |
JPH1179203A (ja) | プラスチックパウチ | |
JP2011068367A (ja) | 多室包装袋、及びその製造方法 | |
WO2018092460A1 (ja) | 自立袋及びその製造方法 | |
JP5473419B2 (ja) | 注出口部材、該注出口部材を取り付けた多室包装袋及び該多室包装袋に内容物を充填した内容物充填体 | |
JP2009286489A (ja) | 二つの収納部を有するパウチ | |
JP2011011812A (ja) | 袋体及び内容物充填体 | |
JP4498828B2 (ja) | 電子レンジ加熱用包装袋 | |
JP7002298B2 (ja) | ブリスターパック用蓋材 | |
JP6064311B2 (ja) | 水切りパック | |
JP2015160630A (ja) | 2室包装体 | |
JP2004168367A (ja) | 自立性袋 | |
JP2017007696A (ja) | 包装袋 | |
JP7229320B2 (ja) | 自立袋 | |
JP2020001760A (ja) | パウチ | |
JP7451204B2 (ja) | パウチ容器 | |
JP2020001759A (ja) | パウチ | |
JP2008132100A (ja) | 液体バッグの包装袋及び液体バッグ包装体 | |
JP2008213903A (ja) | 積層包装材料および外装袋 | |
JP2019089561A5 (ja) | ||
JP6710047B2 (ja) | セパレートシール付収容体 | |
JP3594697B2 (ja) | バッグインボックス用包装袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120424 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130430 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130627 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131126 |