JP2011090842A - Connector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コネクタハウジング後端から電線が導出されるコネクタに関する。 The present invention relates to a connector from which an electric wire is led out from a rear end of a connector housing.
コネクタに接続された電線が、他の部品と接触して被覆が傷ついたり、芯線が断線したりすることを防止するための電線プロテクタ手段を有するコネクタが知られている(例えば特許文献1参照)。この電線プロテクタ付きコネクタ500は、図7に示すように、後方から入線された複数の電線501の各芯線が各コンタクトに接続されたコネクタ503の外周面にスライド可能に装着され、図8に示すように、コネクタ503を相手側コネクタ505に結合する過程で、その相手側コネクタ505の外周部端面と当接し、押圧されてコネクタ503の外周面に沿い、電線501を覆う位置まで後方にスライドされる電線プロテクタ507を備えた構成になっている。
A connector having a wire protector means for preventing an electric wire connected to the connector from coming into contact with other components and damages the coating or disconnecting the core wire is known (for example, see Patent Document 1). . As shown in FIG. 7, the
しかしながら、プロテクタはコネクタ後端より導出される電線を保護するために設けているが、コネクタハウジングが振動した場合、プロテクタ端部における電線屈曲部での障害(被覆の傷つき、断線など)を防ぐことができない。また、特許文献2には、電線を保護するようにリアホルダがハウジング後端に接続されるコネクタが開示されるが、このコネクタにおいても電線屈曲部における障害は回避できず、電線の負荷軽減には何ら機能しない。
However, the protector is provided to protect the electric wire led out from the rear end of the connector. However, when the connector housing vibrates, the protector's end of the electric wire bend at the end of the protector (scratches, breakage, etc.) is prevented. I can't. Further,
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、電線への負担を軽減できるコネクタを提供することにある。 This invention is made | formed in view of the said condition, The objective is to provide the connector which can reduce the burden on an electric wire.
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) コネクタハウジング内のコンタクトに接続して該コネクタハウジングの後端より導出される電線を案内する案内部材を備えたコネクタであって、
前記案内部材は、電線が係止され、該電線の屈曲により加わる負荷を軽減させるように撓み可能な可撓壁を備えることを特徴とするコネクタ。
The above object of the present invention is achieved by the following configuration.
(1) A connector including a guide member that guides an electric wire connected to a contact in the connector housing and led out from a rear end of the connector housing,
The connector is characterized by comprising a flexible wall that is bent so that an electric wire is locked and a load applied by the bending of the electric wire is reduced.
このコネクタによれば、コネクタハウジングの後端から導出された電線が、案内部材の可撓壁に係止される。コネクタハウジングが振動すると、電線は、可撓壁が一体となって弾性的に変位する。これにより、電線の屈曲部において荷重(応力)が集中しにくい。また、可撓壁の弾性的な変位によって振動も減衰する。 According to this connector, the electric wire led out from the rear end of the connector housing is locked to the flexible wall of the guide member. When the connector housing vibrates, the electric wire is elastically displaced by integrating the flexible wall. Thereby, a load (stress) is hard to concentrate in the bending part of an electric wire. Moreover, vibration is also attenuated by the elastic displacement of the flexible wall.
(2) (1)のコネクタであって、
前記案内部材は、一対の側壁と該側壁間を繋ぐ底壁とによって形成される固定壁と、該固定壁の底壁と撓み空間を設けて対向配置され且つ前記側壁間に位置する前記可撓壁と、を備えることを特徴とするコネクタ。
(2) The connector according to (1),
The guide member is provided with a fixed wall formed by a pair of side walls and a bottom wall connecting the side walls, and a flexible wall located between the side walls and arranged to face the bottom wall of the fixed wall by providing a bending space. And a wall.
このコネクタによれば、可撓壁が、一対の側壁と底壁とに囲まれ、他部材と干渉しにくく、電線と一体の自由な撓みが可能となる。つまり、信頼性の高い可撓構造が得られる。 According to this connector, the flexible wall is surrounded by the pair of side walls and the bottom wall, hardly interferes with other members, and can be freely bent integrally with the electric wire. That is, a highly reliable flexible structure can be obtained.
(3) (1)又は(2)のコネクタであって、
前記案内部材は、相手方コネクタハウジングとの係合を行うロックアームの係合解除を規制するスペーサーを兼ねていることを特徴とするコネクタ。
(3) The connector according to (1) or (2),
The connector characterized in that the guide member also serves as a spacer for restricting disengagement of a lock arm that engages with a mating connector housing.
このコネクタによれば、相手方コネクタハウジングに対するロックアームの二重ロック構造を、専用部材を用いずに構成でき、部品を増やさずに、嵌合信頼性を高めることができる。 According to this connector, the double lock structure of the lock arm with respect to the mating connector housing can be configured without using a dedicated member, and the fitting reliability can be improved without increasing the number of parts.
(4) (2)又は(3)のコネクタであって、
前記案内部材は、前記撓み空間と反対側の前記可撓壁の面に沿って設けられた電線を、前記固定壁と一括して外周に巻いたハーネステープによって係止することを特徴とするコネクタ。
(4) The connector according to (2) or (3),
The guide member is configured to lock an electric wire provided along a surface of the flexible wall opposite to the bending space by a harness tape wound around the fixed wall together with a harness tape. .
このコネクタによれば、後端から電線の導出されたコネクタハウジングに案内部材を装着することで、電線に沿って可撓壁が配置される。電線と固定壁とをハーネステープを用い一括して巻くことで、可撓自在な可撓壁に簡単な作業で電線を確実に係止できる。 According to this connector, the flexible wall is arranged along the electric wire by attaching the guide member to the connector housing from which the electric wire is led out from the rear end. By winding the electric wire and the fixed wall all together using a harness tape, the electric wire can be reliably locked to the flexible wall by a simple operation.
本発明に係るコネクタによれば、コネクタハウジングの後端より導出される電線を案内する案内部材を備え、案内部材は、電線を係止し、電線の屈曲により加わる負荷を軽減させるように撓み可能な可撓壁を備えるので、可撓壁が荷重の方向に変位して、電線への負担を軽減することができる。 According to the connector of the present invention, the guide member includes a guide member that guides the electric wire led out from the rear end of the connector housing, and the guide member can be bent to lock the electric wire and reduce a load applied by the bending of the electric wire. Since the flexible wall is provided, the flexible wall is displaced in the direction of the load, and the burden on the electric wire can be reduced.
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るコネクタの斜視図である。
本実施の形態に係るコネクタ100は、内部に雌コンタクト11(図6参照)を収容した雌コネクタである。本明細書中、コネクタ100は、相手方コネクタハウジングの嵌合側を前、その反対側を後として説明する。コネクタ100は、コネクタハウジング13と、案内部材15とに大別して構成される。コネクタハウジング13は、上記コンタクト11と、このコンタクト11に接続される電線17を有する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view of a connector according to the present invention.
コネクタハウジング13は、コンタクト11を収容する筒状のハウジング本体19を嵌合中心部に有する。ハウジング本体19は複数の端子収容室21(図6参照)を横並びに有する。端子収容室21は、相手方コネクタの雄コンタクト(図示せず)を受け入れる雄タブ受入口23を前面に開口する。
The
ハウジング本体19の外周には相手方コネクタハウジングの嵌合空間25を隔ててフード部27が位置し、フード部27は後端でハウジング本体19に接続する。ハウジング本体19の上面にはロックアーム29が設けられ、ロックアーム29は中央部がコネクタハウジング13に接続して前後部が上下に揺動自在となる。ロックアーム29は、アーム前部31(図4(b)参照)が相手方コネクタハウジングに係止し、アーム後部33が押下されることで、その係止が解除される。アーム後部33の下方には押下スペース35が設けられる。
A
図2は図1に示したコネクタの平面図、図3は図1に示したコネクタの後端を見た背面図である。
案内部材15は、コネクタハウジング13の後端37(図4参照)に装着される。案内部材15は、図3に示す一対の側壁39a,39bを有する。この側壁39a,39bは、固定壁43の底壁41によって繋がれる。固定壁43の底壁41には、撓み空間45を隔てて可撓壁47が対向配置される。可撓壁47は、側壁39a,39bの間に、両側のスリット49,49を介して位置する。可撓壁47には、電線17が係止される。つまり、可撓壁47は、平板状の前部(基端部)が固定壁43に接続され、後部(先端部)が自由端となる片持ち梁状となっている。可撓壁47は、電線17の屈曲により加わる負荷を軽減させるように撓む。すなわち、可撓壁47は、撓み空間45を狭める方向に、後部47a(図1参照)が弾性変位可能となっている。
2 is a plan view of the connector shown in FIG. 1, and FIG. 3 is a rear view of the rear end of the connector shown in FIG.
The
案内部材15の固定壁43の前部には、コネクタハウジング13の後端37と平行な図3に示すスペーサーとしてのスペーサー板部51が起立する。スペーサー板部51は、案内部材15の装着時、ロックアーム29の押下スペース35に配置される挟入片51a(図4(b)、図5参照)を有する。押下スペース35に配置された挟入片51aは、ロックアーム29のアーム後部33に当たる。つまり、スペーサー板部51は、相手方コネクタハウジングとの係合を行うロックアーム29の係合解除を規制する。案内部材15にスペーサー板部51を設けることで、相手方コネクタハウジングに対するロックアーム29の二重ロック構造を、専用部材を用いずに構成でき、部品を増やさずに、嵌合信頼性を高めている。
At the front portion of the fixed
固定壁43の前部左右には湾曲した係止壁53a,53bが形成される。係止壁53a,53bの内側は、係止壁53a,53bの前部左右で起立する図3に示す支持壁55a,55bに接続される。係止壁53a,53bの前縁には係止受け部57が形成される。
図4(a)は導出電線がハーネステープにて係止されたコネクタの側面図、(b)はその断面図である。また、図5は図1に示したコネクタの分解斜視図で、コネクタハウジング13と案内部材15とが分離した状態を示す。
係止受け部57は、コネクタハウジング13の側壁に突設された位置規制突起59と係合するコ字状の切欠部61を有する。係止受け部57は、この切欠部61の後方に、窓状に開口した係止部63を有する。係止部63は、コネクタハウジング13の側壁に突設された係止突起65を受け入れて係止する。これにより、案内部材15は、コネクタハウジング13の後端37に、位置決め支持されて脱落不能に装着される。
FIG. 4A is a side view of a connector in which a lead-out electric wire is locked with a harness tape, and FIG. 4B is a cross-sectional view thereof. FIG. 5 is an exploded perspective view of the connector shown in FIG. 1 and shows a state where the
The
コネクタハウジング13内のコンタクト11に接続して、コネクタハウジング13の後端37より導出される電線17は、案内部材15によって係止されて案内される。案内部材15は、撓み空間45と反対側の可撓壁47の面に沿って設けられた電線17を、固定壁43と一括して外周に巻いたハーネステープ67によって係止する。
The
ハーネステープ67は、車両、航空機、船舶、家屋、工場などの電気機器に用いられる絶縁性の粘着テープである。ハーネステープ67は、柔軟性と伸長性を有し難燃性、機械的強度、耐熱変形性、電気絶縁性、成形加工性などの点に優れる。例えばポリ塩化ビニル系樹脂製フィルムなどを好適に使用することができる。
The
コネクタ100は、後端37から電線の導出されたコネクタハウジング13に案内部材15を装着することで、電線17に沿って可撓壁47が配置される。電線17と固定壁43をハーネステープ67を用い一括して巻くことで、可撓自在な可撓壁47に簡単な作業で電線17を確実に係止できるようになっている。なお、固定壁43は、底壁41の後部下面に、ハーネステープ67の外れ止め突起69を備えることが好ましい。
In the
次に、上記構成を有するコネクタ100の作用を説明する。
図6(a)は電線の導出されたコネクタハウジングの断面図、(b)は案内部材が装着されたコネクタの断面図、(c)は導出電線に負荷が加えられたコネクタの断面図である。
図6(a)に示すように、コネクタハウジング13には電線17が接続される。電線17には、導体にコンタクト11が接続される。コンタクト11は、端子収容室21の弾性係止片71に係止して離脱不能に装着される。コンタクト11は、雄タブ受入口23から進入する雄コンタクトのタブ(図示せず)と電気接触弾性片83が接触する。端子収容室21の後方には電線導出孔85が連設される。電線17の外周には環状パッキン87が外挿される。環状パッキン87は、電線17と電線導出孔85の間を気密・防水シールする。
Next, the operation of the
6A is a cross-sectional view of the connector housing from which the electric wire is led out, FIG. 6B is a cross-sectional view of the connector to which the guide member is attached, and FIG. 6C is a cross-sectional view of the connector in which a load is applied to the lead-out electric wire. .
As shown in FIG. 6A, an
電線17が導出されたコネクタハウジング13の後端37には、図6(b)に示すように、案内部材15が装着される。案内部材15は、側壁39a,39bの切欠部61を、コネクタハウジング13の位置規制突起59に一致させて前方に向けて押し入れる。すると、切欠部61が位置規制突起59に係合するとともに、係止突起65が係止部63に係止して、案内部材15がコネクタハウジング13に脱落不能に支持される。
As shown in FIG. 6B, the
案内部材15が装着された後、電線17は、図6(b)に示すように、ハーネステープ67によって固定壁43と一括して外周が巻かれて、可撓壁47に係止される。
After the
このようにコネクタ100は、車両等に搭載される使用状態において、コネクタハウジング13の後端37から導出された電線17が、案内部材15の可撓壁47に係止されている。この状態で、例えば車両の走行やエンジンの駆動によってコネクタハウジング13が振動すると、電線17は、可撓壁47の後端で屈曲されようとする。この際、図6(c)に示すように、可撓壁47が引っ張り荷重Fの加わる方向に一体となって弾性的に変位する。これにより、電線17の屈曲部89において荷重(応力)が集中しにくくなる。
As described above, the
また、可撓壁47が弾性的に変位することで、振動エネルギーが可撓壁47を弾性変形させる力に費やされる。これにより、振動も減衰することとなる。つまり、可撓壁47が制振ダンパーとして機能する。
Further, since the
また、可撓壁47は、一対の側壁39a,39bと底壁41とに囲まれている。これにより、可撓壁47は、他部材(他のワイヤーハーネス等)と干渉しにくく、電線17と一体の自由な撓みが可能となる。つまり、信頼性の高い可撓構造が得られるようになっている。
The
したがって、本実施の形態に係るコネクタ100によれば、コネクタハウジング13の後端37より導出される電線17を案内する案内部材15を備え、案内部材15は、電線17を係止し、電線17の屈曲により加わる負荷を軽減させるように撓み可能な可撓壁47を備えるので、可撓壁47が荷重の方向に変位して、電線17への負担を軽減することができる。
Therefore, according to the
11 コンタクト
13 コネクタハウジング
15 案内部材
17 電線
29 ロックアーム
37 後端
39a,39b 一対の側壁
41 底壁
43 固定壁
45 撓み空間
47 可撓壁
51 スペーサー板部
67 ハーネステープ
100 コネクタ
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記案内部材は、電線が係止され、該電線の屈曲により加わる負荷を軽減させるように撓み可能な可撓壁を備えることを特徴とするコネクタ。 A connector provided with a guide member that guides an electric wire connected to a contact in the connector housing and led out from the rear end of the connector housing,
The connector is characterized by comprising a flexible wall that is bent so that an electric wire is locked and a load applied by the bending of the electric wire is reduced.
前記案内部材は、一対の側壁と該側壁間を繋ぐ底壁とによって形成される固定壁と、該固定壁の底壁と撓み空間を設けて対向配置され且つ前記側壁間に位置する前記可撓壁と、を備えることを特徴とするコネクタ。 The connector according to claim 1,
The guide member is provided with a fixed wall formed by a pair of side walls and a bottom wall connecting the side walls, and a flexible wall located between the side walls and arranged to face the bottom wall of the fixed wall by providing a bending space. And a wall.
前記案内部材は、相手方コネクタハウジングとの係合を行うロックアームの係合解除を規制するスペーサーを兼ねていることを特徴とするコネクタ。 The connector according to claim 1 or 2, wherein
The connector characterized in that the guide member also serves as a spacer for restricting disengagement of a lock arm that engages with a mating connector housing.
前記案内部材は、前記撓み空間と反対側の前記可撓壁の面に沿って設けられた電線を、前記固定壁と一括して外周に巻いたハーネステープによって係止することを特徴とするコネクタ。 The connector according to claim 2 or claim 3, wherein
The guide member is configured to lock an electric wire provided along a surface of the flexible wall opposite to the bending space by a harness tape wound around the fixed wall together with a harness tape. .
Priority Applications (1)
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JP2009242483A JP2011090842A (en) | 2009-10-21 | 2009-10-21 | Connector |
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2009
- 2009-10-21 JP JP2009242483A patent/JP2011090842A/en active Pending
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