JP2011089679A - 空気調和機の制御装置、冷凍装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空調対象空間1を空調対象として設置された複数の空調機を制御する制御装置10であって、空調能力と消費電力との関係と、空調能力の範囲に関する情報とを含む性能モデルデータD101が記憶されるデータ記憶部102と、全体空調負荷Lを求める全体空調負荷演算部104と、性能モデルデータD101と全体空調負荷Lとに基づいて、複数の空調機の空調能力Qがそれぞれ空調能力の範囲に属し、且つ、複数の空調機の空調能力の和が全体空調負荷Lとなる空調能力であって、複数の空調機の消費電力の和を最小とする複数の空調機のそれぞれの空調能力Qを求める空調能力配分演算部105と、制御信号を送出する制御信号送出部106とを備えた。
【選択図】図1
Description
しかし、容量比による割り当てでは、消費電力をさらに低減する空調能力の配分が存在する、もしくは、必ずしも消費電力を低減する空調能力の決定ができない。
本来は空調能力と消費電力の関係から、消費電力を低減することができる空調能力を決定する必要がある。
このような観点から先行技術を見ると、前記の空調能力の決定と運転台数の選択を統合的に決定する効率的な制御を行うことができない、という問題点があった。
同一空間を空調対象として設置された複数の空気調和機を制御する空気調和機の制御装置であって、
前記複数の空気調和機毎に、空調能力と消費電力との関係と、前記空調能力の範囲に関する情報とを含む性能モデルデータが記憶されるデータ記憶手段と、
前記複数の空気調和機の空調負荷の合計値である全体空調負荷を求める全体空調負荷算出手段と、
前記性能モデルデータと前記全体空調負荷とに基づいて、前記複数の空気調和機のそれぞれの空調能力を求める空調能力配分演算手段と、
前記空調能力に関する制御信号を、前記複数の空気調和機にそれぞれ送出する制御信号送出手段と
を備え、
前記空調能力配分演算手段は、
前記複数の空気調和機の空調能力がそれぞれ前記空調能力の範囲に属し、且つ、前記複数の空気調和機の空調能力の和が前記全体空調負荷となる空調能力であって、前記複数の空気調和機の消費電力の和を最小とする前記複数の空気調和機のそれぞれの空調能力を求めるものである。
同一空間を冷却対象として設置された複数の冷凍装置を制御する冷凍装置の制御装置であって、
前記複数の冷凍装置毎に、冷凍能力と消費電力との関係と、前記冷凍能力の範囲に関する情報とを含む性能モデルデータが記憶されるデータ記憶手段と、
前記複数の冷凍装置の冷凍負荷の合計値である全体冷凍負荷を求める全体冷凍負荷算出手段と、
前記性能モデルデータと前記全体冷凍負荷とに基づいて、前記複数の冷凍装置のそれぞれの冷凍能力を求める冷凍能力配分演算手段と、
前記冷凍能力に関する制御信号を、前記複数の冷凍装置にそれぞれ送出する制御信号送出手段と
を備え、
前記冷凍能力配分演算手段は、
前記複数の冷凍装置の冷凍能力がそれぞれ前記冷凍能力の範囲に属し、且つ、前記複数の冷凍装置の冷凍能力の和が前記全体冷凍負荷となる冷凍能力であって、前記複数の冷凍装置の消費電力の和を最小とする前記複数の冷凍装置のそれぞれの冷凍能力を求めるものである。
このため、複数の空気調和機の空調能力をそれぞれ空調能力の範囲内としつつ、全体空調負荷と空気調和機の空調能力の総和とのバランスを保ちながら消費電力の総和を低減することができる。
このため、複数の冷凍機の冷凍能力をそれぞれ冷凍能力の範囲内としつつ、全体冷凍負荷と冷凍装置の冷凍能力の総和とのバランスを保ちながら消費電力の総和を低減することができる。
図1は実施の形態1に係る空気調和機の全体構成図である。
図1において、本実施の形態における空気調和機の制御装置(以下「制御装置10」という。)は、同一空間(以下「空調対象空間1」という。)を空調対象として設置された複数の空気調和機を制御するものである。
複数の空気調和機(以下「空調機」ともいう。)は、それぞれ、室内機2と室外機3とを備えている。各室内機2は、空調対象空間1の中に配置される。各室外機3は、空調対象空間1の外に配置される。室内機2と室外機3は冷媒配管により接続される。
この空調機は、制御装置10からの制御により、冷媒配管中を流れる冷媒の圧力を変化させて冷媒の吸熱、放熱により、空調対象空間1の空気調和を行うものである。
なお、ここでは例として、4台の空調機からなる空調機システムの全体構成を示しているが、一般的に、空調機はN(≧2)台でも良い。
なお、以下の説明において、4台の空調機を区別するときは、空調機No1〜No4で示す。
また、制御装置10は、ユーザが設定する空調機に関する設定情報や、当該制御装置10内部で演算した結果データ等を室内機2及び室外機3へ制御信号として送出する。
この制御装置10は、本発明を適用しない場合の通常のコントロール機能も併せ持ったリモコン等により構成しても良いし、通常のリモコンとは別に設けても良い。
なお、制御装置10は、計算機等であっても良い。また、制御装置10と各室内機2との通信は無線通信であっても良い。
図2に示すように、制御装置10は、データ格納部101、データ記憶部102、データ設定部103、全体空調負荷演算部104、空調能力配分演算部105、及び制御信号送出部106を備えている。
なお、「データ記憶部102」は、本発明における「データ記憶手段」に相当する。
また、「全体空調負荷演算部104」は、本発明における「全体空調負荷算出手段」に相当する。
また、「空調能力配分演算部105」は、本発明における「空調能力配分演算手段」に相当する。
また、「制御信号送出部106」は、本発明における「制御信号送出手段」に相当する。
データ記憶部102に記憶されるデータとしては、例えば、空調能力と消費電力との関係を定義した性能モデルを表す関数の係数データ、及び最大空調能力・最小空調能力(以下「性能モデルデータ」という。)などが、各空調機毎に記憶される。データの内容は後述する。
図3に示すように、各空調機は、室内機2と室外機3とが、液接続配管及びガス接続配管を介して接続されている。
なお、ここでは、1つの空調機の室内機2及び室外機3が1台である場合を説明するが、本発明はこれに限らず、複数備える構成であっても良い。
室外機3は、圧縮機31、四方弁32、室外熱交換器33、室外送風機34、絞り装置35を備えている。これら圧縮機31、室外熱交換器33、絞り装置35、室内熱交換器21は環状に接続され、冷媒回路を構成する。
なお、本実施の形態では、圧縮機31が1台のみの場合を説明するが、これに限定されず、室内機2の接続台数等に応じて、2台以上の圧縮機31が並列に接続されたものであっても良い。
次に、データ格納部101、データ記憶部102に格納される各種データについて説明する。
図4は空調能力と消費電力の関係を表す代表的なグラフである。
図5は実施の形態1に係る性能モデルデータのデータ形式を示す図である。
空調機の消費電力は、主に圧縮機消費電力、電子基盤入力電力、室内/室外ファン入力電力などからなる。空調機における空調能力と消費電力の関係は、例えば図4に示すようになり、例えば以下の(数式1)のような二次式で十分に近似できる。
この性能モデルデータは、各空調機毎に、例えば図5に示すデータ形式でデータ記憶部102に記憶される。
運転状態により設定する場合には、例えば、所定の初期値を設定して、運転時間の経過に伴い最大能力値Qmaxを低下させるようにしたり、室外温度の低下に伴い最小能力値Qminを上昇させるようにする。このような運転状態に応じて動的に設定することで、外気温に応じた適正な冷媒の循環量を確保することができる。
図6は実施の形態1に係る運転情報データのデータ形式を示す図である。
各空調機に対する運転情報データは、現在の運転状態と次の制御タイミングにおける外部からの制御情報(ユーザによる主電源OFF等)や空調機による制御判断(空調機のサーモOFF後に機器保護のための強制停止時間がある等)に基づいて設定される次の制御タイミングでの運転状態を表す。
例えば、後述する協調制御により運転する場合に「1」、協調制御により運転を停止する場合に「0」、空調機の電源がOFFの場合に「−1」、協調制御の対象外とする場合に「−2」、と定義して、図6に示すデータ形式でデータ格納部101に格納する。
ある空調機に対する運転情報データが「1」のとき、当該空調機は次の制御タイミングで協調制御により運転させる状態(以下「バランス運転」という。)であり、それ以降に制御機能がサーモON/OFFへ必要に応じて状態を遷移させることができる。
ある空調機に対する運転情報データが「0」のとき、当該空調機は次の制御タイミングで協調制御により運転を停止させる状態(以下「バランス停止」という。)であり、それ以降に制御機能がサーモON/OFFへ必要に応じて状態を遷移させることができる。
なお、バランス停止の状態においては、圧縮機31のみを一時停止状態とするようにしても良い。
以上の2状態が協調制御の対象となる状態である。
ある空調機に対する運転情報データが「−2」のとき、当該空調機は、主電源スイッチは閉路状態でありサーモON/OFFの状態であるが、ユーザによる設定または制御機能による判断により、協調制御対象となる空調機群から離脱し、協調制御の対象外の状態となる。
各空調機に対する空調負荷データは、各空調機に具備されているセンサによる計測情報に基づいて次の制御タイミングで出力すべき空調能力を決定する。
ただし、空調負荷データは、電源OFFの状態にある空調機及び協調制御対象外の状態にある空調機からは得られないものとする。
図7においては、例えば図6に示す運転情報データのもとで得られた空調負荷データであり、電源OFFの状態である空調機No4以外の空調負荷(≧0)を表す。
例えば、ここでは電源OFFの状態である空調機に対しては空調負荷を「−1」と表現する。また、協調制御対象外の状態である空調機に対しては空調負荷を「−2」と表現すれば良い。
上記(数式1)の二次式で表される空調能力と消費電力との関係を使用して、次の制御タイミングで運転している空調機(ここでは空調機No1,2,3,4の4台とする)に対して消費電力を低減する空調能力の割り当ては次のように行う。
ここで、Qmin、Qmaxは空調機の最小能力と最大能力である。
ここでは、例えばラグランジュの未定乗数法を用いる場合を説明する。なお、上記の問題の解を求めるものであればこれに限るものではない。
以下、図8のフローチャートに沿って説明する。
開始処理S101により、制御装置10は、一連の演算処理をフローにしたがって開始する。
まず、初期データ読み込み処理S102において、データ設定部103は、データ記憶部102に予め記憶されている性能モデルデータD101を参照する。
また、データ設定部103は、データ格納部101に格納されている、協調制御対象であり計測可能な状態(バランス運転及びバランス停止の状態)の各空調機が計測した、次の制御タイミングにおける空調負荷データD102を参照する。
また、データ設定部103は、次の制御タイミングにおいて、バランス運転及びバランス停止の状態の空調機の運転情報データD103を参照する。
そして、データ設定部103は、参照した性能モデルデータD101、空調負荷データD102、運転情報データD103を、初期データとして設定して演算の初期化を実行する。
このとき、全体空調負荷Lに対する変数、中間変数μ及び各空調機の空調能力Qk(k=1,2,3…)に対する変数を「0」に初期化しておく。
次に、全体空調負荷演算部104は、空調負荷データD102から全体空調負荷Lを求める。
具体的には次のように演算して求める。
まず、運転情報データD103に基づいて協調制御対象である空調機(バランス運転及びバランス停止の状態の空調機)を得る。そして、空調負荷データD102から、協調制御対象である空調機の空調負荷を得て、その合計値を全体空調負荷Lとして求める。
続いて、空調能力配分演算部105は、性能モデルデータD101と、空調負荷データD102、及び運転情報データD103から、上記(数式5)にしたがって中間変数μを求める。
そして、その結果をデータ格納部101の変数に格納する。
次に、空調能力配分演算部105は、運転している空調機の中で最初の空調機(例えば、空調機Noが最も小さいもの)を一つ選択する。
空調能力配分演算部105は、上記処理S105により選択した空調機に対して、データ格納部101に格納されている中間変数μと性能モデルデータD101とから、上記(数式6)にしたがって空調能力Qkを求める。
そして、その結果をデータ格納部101の変数に格納する。
この場合のリカバー計算について説明する。
例えば、運転情報データD103が図6であったとすると、バランス運転の状態の空調機は空調機No1、3である。このとき、上述の処理により、空調機No1の空調能力Q1と、空調機No3の空調能力Q3とが求まる。
例えば図9に示すように、空調能力Q1(点A3)が、Qmin(点A2)からQmax(点A1)の範囲内であったとする。
また、空調能力Q3(点B3)が、Qmin(点B2)からQmax(点B1)の範囲外(Qmin以下)であったとする。
まず、性能モデルデータD103に設定された空調能力の範囲(Qmin≦Q≦Qmax)に属さない空調機の空調能力Qkを、空調能力の範囲の限界値(QminまたはQmax)とする。例えば、空調能力Qkが最小能力値Qminを下回った場合には、空調能力Qkを最小能力値Qminとする。空調能力Qkが最大能力値Qmaxを超えた場合には、空調能力Qkを最大能力値Qmaxとする。
図9の例では、空調機No3の空調能力Q3を、最小能力値Q3 minと同値のQ3’(点B2)に固定する。
このとき、全体空調負荷Lから空調能力の範囲に属さない空調機の空調能力を除いた第2の全体空調負荷L’を求める。
そして、この第2の全体空調負荷L’を用いて、改めて上記(数式5)にしたがって中間変数μ’を求める。この中間変数μ’と性能モデルデータD101とから、上記(数式6)にしたがって、空調能力の範囲に属する空調機の空調能力を求める。
すなわち、空調能力の範囲に属する空調機の空調能力の和が、第2の全体空調負荷L’となり、且つ、空調能力の範囲に属する空調機の消費電力の和が最小となるように、空調能力の範囲に属する空調機の空調能力を求める。
続いて、空調機選択終了判定処理S107において、空調能力配分演算部105は、すべての運転している空調機に対して処理を終了したかどうかを判断する。
終了していない場合には、未選択空調機選択処理S108に進み、空調能力配分演算部105は、未選択の空調機の中から次の空調機を選択して、処理S106に戻り処理を繰り返す。
空調機をすべて選択し空調能力の演算を完了した場合には、制御信号送出処理S109に進む。
制御信号送出処理S109において、制御信号送出部106は、各空調機に対して一連の演算の結果求められた空調能力値を出力データとしてデータ格納部101より読み出す。
そして、当該空調能力値を実現する制御信号を、次の制御タイミングに合わせて通信線を通じて、各空調機に送出する。
終了処理S110により、一連の演算処理を終了する。
このため、空調対象空間1内の全体空調負荷Lと、運転中の空調機の空調能力Qkの総和とのバランスを保ちながら消費電力Wkの総和を低減することができる。
これにより、各空調機の空調能力をそれぞれ空調能力の範囲内としつつ、各空調機の空調能力の和が全体空調負荷となる空調能力であって、各空調機の消費電力の和を最小とする各空調機の空調能力を求めることができる。
したがって、空調能力が各空調機の最小能力値から最大能力値までの範囲を外れた場合であっても、実際の運用状況に対応しつつ、より詳細な省エネルギーを図ることができるという効果がある。
このため、空調機の空調能力の総和が全体空調負荷となり、消費電力の総和が最小となる空調能力を、全体空調負荷Lと性能モデルデータとから算出することができる。
さらには、記録媒体を介することなくプログラム自体を、電気通信回線を介して取得するようにすることもできる。
例えば、冷凍用のショーケース等の内部を、室内熱交換器21により冷却する冷凍装置を複数備えるシステムにおいて、同様に、複数の冷凍装置毎に冷凍能力と消費電力との関係と、冷凍能力の範囲に関する情報とを含む性能モデルデータを記憶させ、複数の冷凍装置の冷凍負荷の合計値である全体冷凍負荷を求める。
そして、性能モデルデータと全体冷凍負荷とに基づいて、複数の冷凍装置の冷凍能力がそれぞれ冷凍能力の範囲に属し、且つ、複数の冷凍装置の冷凍能力の和が全体冷凍負荷となる冷凍能力であって、複数の冷凍装置の消費電力の和を最小とする複数の冷凍装置のそれぞれの冷凍能力を求めることで、上記実施の形態1と同様の協調制御を行うことが可能である。これにより、各冷凍装置の冷凍能力をそれぞれ冷凍能力の範囲内としつつ、全体冷凍負荷と冷凍装置の冷凍能力の総和とのバランスを保ちながら消費電力の総和を低減することができる。
Claims (6)
- 同一空間を空調対象として設置された複数の空気調和機を制御する空気調和機の制御装置であって、
前記複数の空気調和機毎に、空調能力と消費電力との関係と、前記空調能力の範囲に関する情報とを含む性能モデルデータが記憶されるデータ記憶手段と、
前記複数の空気調和機の空調負荷の合計値である全体空調負荷を求める全体空調負荷算出手段と、
前記性能モデルデータと前記全体空調負荷とに基づいて、前記複数の空気調和機のそれぞれの空調能力を求める空調能力配分演算手段と、
前記空調能力に関する制御信号を、前記複数の空気調和機にそれぞれ送出する制御信号送出手段と
を備え、
前記空調能力配分演算手段は、
前記複数の空気調和機の空調能力がそれぞれ前記空調能力の範囲に属し、且つ、前記複数の空気調和機の空調能力の和が前記全体空調負荷となる空調能力であって、前記複数の空気調和機の消費電力の和を最小とする前記複数の空気調和機のそれぞれの空調能力を求める
ことを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 前記空調能力配分演算手段は、
前記性能モデルデータと前記全体空調負荷とに基づいて、前記複数の空気調和機の空調能力の和が前記全体空調負荷となり、且つ、前記複数の空気調和機の消費電力の和が最小となるように、前記複数の空気調和機のそれぞれの空調能力を求め、
当該各空調能力のうち前記空調能力の範囲に属さない前記空気調和機の空調能力を、前記空調能力の範囲の限界値とし、
前記空調能力の範囲に属さない空気調和機以外の空気調和機について、再度、空調能力を求める
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。 - 前記空調能力配分演算手段は、
前記全体空調負荷から前記空調能力の範囲に属さない前記空気調和機の空調能力を除いた第2の全体空調負荷を求め、
前記空調能力の範囲に属する前記空気調和機の空調能力の和が前記第2の全体空調負荷となり、且つ、前記空調能力の範囲に属する前記空気調和機の消費電力の和が最小となるように、前記空調能力の範囲に属する空気調和機の空調能力を求める
ことを特徴とする請求項2記載の空気調和機の制御装置。 - 前記空調能力配分演算手段は、
前記性能モデルデータに基づき、前記複数の空気調和機の消費電力の和を、各空気調和機の空調能力を変数とした多変数関数として求め、
前記複数の空気調和機の空調能力の和が前記全体空調負荷となる制約条件のもと、前記多変数関数が極値となる前記各空気調和機の空調能力をそれぞれ求める
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気調和機の制御装置。 - 前記空調能力配分演算手段は、
前記多変数関数に前記制約条件を係数とする中間変数を加えた第2の多変数関数において、該第2の多変数関数の各変数が極値となる条件を満たす前記中間変数を求め、
該中間変数と、前記性能モデルデータとに基づき、前記各空気調和機の空調能力をそれぞれ求める
ことを特徴とする請求項4記載の空気調和機の制御装置。 - 同一空間を冷却対象として設置された複数の冷凍装置を制御する冷凍装置の制御装置であって、
前記複数の冷凍装置毎に、冷凍能力と消費電力との関係と、前記冷凍能力の範囲に関する情報とを含む性能モデルデータが記憶されるデータ記憶手段と、
前記複数の冷凍装置の冷凍負荷の合計値である全体冷凍負荷を求める全体冷凍負荷算出手段と、
前記性能モデルデータと前記全体冷凍負荷とに基づいて、前記複数の冷凍装置のそれぞれの冷凍能力を求める冷凍能力配分演算手段と、
前記冷凍能力に関する制御信号を、前記複数の冷凍装置にそれぞれ送出する制御信号送出手段と
を備え、
前記冷凍能力配分演算手段は、
前記複数の冷凍装置の冷凍能力がそれぞれ前記冷凍能力の範囲に属し、且つ、前記複数の冷凍装置の冷凍能力の和が前記全体冷凍負荷となる冷凍能力であって、前記複数の冷凍装置の消費電力の和を最小とする前記複数の冷凍装置のそれぞれの冷凍能力を求める
ことを特徴とする冷凍装置の制御装置。
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