JP2011057195A - 揚力の高い翼 - Google Patents
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Abstract
【課題】 航空機などの翼を、高揚力を発生する形状にすることで、航空機の離着陸時の滑走距離を短くし、燃料消費を減じ、安全性を高めることを目的とする。
【解決手段】 翼型において、上面に窪み(1)を設け、窪みから翼型後端にかけてなだらかな曲線を描く形状を持つ翼であり、上面外皮(2)をフレキシブル構造にすることで、必要に応じて高揚力を発生させることもできる。
【選択図】図1
【解決手段】 翼型において、上面に窪み(1)を設け、窪みから翼型後端にかけてなだらかな曲線を描く形状を持つ翼であり、上面外皮(2)をフレキシブル構造にすることで、必要に応じて高揚力を発生させることもできる。
【選択図】図1
Description
本発明は、飛行機など、翼の揚力を活用する装置への使用に適した、揚力の高い翼の構造に関する。
従来から、ヘリコプターの回転翼や高速で飛行する航空機の主翼を除く航空機の主翼は、その翼型において、前部から三分の一程度の距離で厚みを最大にし、後部になるにしたがい厚みを減ずる形状で、かつ、翼型の中心線は円弧を描く形状であるものが一般的であるが、より高い揚力を得るための翼の形状や構造についての工夫が大切である。
例えば、高揚力発生装置において、後縁フラップの外皮上部をフレキシブルな構造にし、高揚力が必要な時に後縁フラップの外皮上部にジェット気流を噴射させ、コアンダ効果などにより高揚力を発生させる装置が発明されている(特許文献1)。
また、超小型あるいは超低速の飛翔体に用いる翼の翼型において、上面に複数の隆起を設け、下面に複数のへこみを設けることで、翼の上面および下面に渦状の気流を発生させることで高揚力を発生させる翼型が考案されている(特許文献2)。
特許文献1の発明になる高揚力発生装置も効果的であり、本発明になる翼は、高揚力発生装置である後縁フラップを併用することで、更に高い揚力を得られる。
また、本発明になる翼は、超小型あるいは超低速の飛翔体に用いる翼ではなく、かつ地球を遠く離れた空間においての利用を目的としないため、特許文献2の考案になる翼の揚力発生の原理は適用できない。
本発明になる翼は、その翼型において、高揚力を発生させる形状にすることで、航空機の離着陸時の滑走距離を短くし、燃料消費を減じ、安全性を高めることを目的とする。
本発明になる翼は、その翼型において、上面に窪み(1)を設け、窪みから翼型後端にかけてなだらかな曲線を描く形状を持つ。
本発明になる翼は、上面の窪み(1)の上面に気流が生じた際、空間(1a)の気圧が低下することにより、揚力が発生する。
また、高揚力が必要な離陸時、着陸時、低速での飛行時には窪み(1)が生じ、高揚力をそれほど必要としない高速での飛行時には窪み(1)をなくすため、翼上面外皮(2)を上下に動かせるフレキシブル構造にすることもできる。
本発明になる翼は、翼上面外皮(2)を上下に動かせるフレキシブル構造にした場合、必要に応じて揚力を高めたり、抗力を減ずることが容易になり、また、航空機操縦に関する操作選択の余地が広がる。
本発明を実施するにあたり、翼上面の窪み(1)は、位置、深さ、長さなどを多様に形成できるが、図に示す実施例に基づいて具体的に説明する。
[図2]において、翼上面の気流(5)の影響により、空間(1a)が低気圧状態になり、高揚力を発生する。
[図3]において、翼内部に設置した油圧シリンダー(4)により、翼上面外皮(2)は(3)を軸として上下に動く。
高揚力を発生させる翼により、航空機の離陸・着陸、および低速での飛行時における安全性と燃料効率を高め、加えて滑走路の短縮も可能となり、産業および社会の発展に資することができる。
1・・・・・・・窪み
1a・・・・・・窪みの空間
2・・・・・・・可動の翼上皮
3・・・・・・・軸
4・・・・・・・油圧シリンダー
5・・・・・・・気流
1a・・・・・・窪みの空間
2・・・・・・・可動の翼上皮
3・・・・・・・軸
4・・・・・・・油圧シリンダー
5・・・・・・・気流
Claims (2)
- 翼型上皮の20%から60%の長さで、翼型最大厚の20%から60%の深さで、翼長の40%から100%の長さの窪みを翼上面に形成し、窪みから翼型後端にかけてなだらかな曲線となる形状にすることで、気流を受けたときに高揚力を発生することを特徴とする、揚力の高い翼。
- 請求項1記載の、翼型上皮の20%から60%の長さで、翼型最大厚の20%から60%の深さで、翼長の40%から100%の長さの窪みを翼上面に形成するに際して、翼上面の外皮(2)を(3)を軸として上下に動かせる構造にすることで、必要に応じて高揚力を発生させることを特徴とする、請求項1記載の揚力の高い翼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009230964A JP2011057195A (ja) | 2009-09-09 | 2009-09-09 | 揚力の高い翼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009230964A JP2011057195A (ja) | 2009-09-09 | 2009-09-09 | 揚力の高い翼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011057195A true JP2011057195A (ja) | 2011-03-24 |
Family
ID=43945343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009230964A Pending JP2011057195A (ja) | 2009-09-09 | 2009-09-09 | 揚力の高い翼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011057195A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10654557B2 (en) | 2014-09-25 | 2020-05-19 | Bombardier Inc. | Morphing skin for an aircraft |
AU2021203495B2 (en) * | 2015-09-02 | 2023-10-19 | Jetoptera, Inc. | Fluidic propulsive system |
-
2009
- 2009-09-09 JP JP2009230964A patent/JP2011057195A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10654557B2 (en) | 2014-09-25 | 2020-05-19 | Bombardier Inc. | Morphing skin for an aircraft |
AU2021203495B2 (en) * | 2015-09-02 | 2023-10-19 | Jetoptera, Inc. | Fluidic propulsive system |
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