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JP2010234305A - 多彩色塗装方法及び多彩色塗装ユニット - Google Patents

多彩色塗装方法及び多彩色塗装ユニット Download PDF

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Kazuya Manba
和也 万庭
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Abstract

【課題】建築壁面若しくは建築壁面材に対してローラを用いて2色以上の塗装を簡単かつ効果的に施すことを可能にする塗装方法の提供。
【解決手段】表面に凹凸を有する外壁パネル3に対して2色塗装を施すにあたり、周囲が第1の表面材13で覆われたクッション性を有する長毛の基準ローラたる粗めローラR1を用いて凹部3aおよび凸部3bにまんべんなく1色目を塗装する第1の塗装工程と、前記粗めローラR1を第2の表面材となるカバーCaで被包して前記粗めローラR1よりも毛丈の短い第2のローラたる目地出しローラRaを構成し、この目地出しローラRaによって凹部3aを避けつつ凸部3bに2色目を塗装する第2の塗装工程とを実施するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、タイルやサイディング等の貼り合わせなどからなる建築壁面若しくは建築壁面材に対し、ローラを用いて様々な塗装を効率良く効果的に施すことを可能にする多彩色塗装方法及び多彩色塗装ユニットに関するものである。
従来より、タイルやサイディング等の貼り合わせなどからなる建築壁面若しくは建築壁面材には種々の凹凸が施されている。その代表的なものとして、縦横に目地が入ったレンガ模様等を挙げることができる。
このような壁面等に塗装を施す場合、工場などでは殆どの場合吹き付け塗装によっており、目地となる凹部と、周囲を目地で囲まれた凸部とを2色で塗り分けたり、更に凸部にムラ出し状態で3色目を施すようにしている。吹き付けの場合は意匠的な変化を付与し易く、また比較的高効率で作業を行うことができるメリットがある。
特許文献1と2は、本発明の目的と直接関係するものではないが、塗装ローラに関する発明を示すものである。
特開平10−140050号公報 特開2005−288275号公報
ところが、施工中の建築壁面に現場で塗装を施したり、中古の建築物の退色した建築壁面を塗り替えたりする場合には、吹き付けを行うことは難しい。なぜなら現場での吹き付けは霧状の塗料が周辺に飛散して周辺住民に汚損や匂いによる多大な迷惑が及び、環境にも悪影響があるからである。
そこで、このような戸外での塗装にはタイル用の粗めローラを用いることとなるが、粗めローラでは凹凸を一挙に塗りつぶしてしまうため、パネル全体に一色塗りを施すほかはなく、目地等が潰れてパネルそれ自体が本来有している意匠性を犠牲にせざるを得なくなる。
この場合、図5の写真に示すような小径ローラ101を用いてパネルの凹部を避けつつ凸部の表面に2色目を重ね塗りする塗装方法も考えられるが、この種のローラ101は主たる用途が金属板などのような精度の高い平坦面であって、これを塗装するために硬くて小径なものに作られている。このため、広範囲を塗るには不適切である上に、塗料の含浸量が少なく塗料が乾き易いので、このようなローラ101を用いて外壁パネルの凸部に2色目を施す作業は多大な労力と時間を要し、見苦しい塗りムラも出易いものとなる。その上、複数種類のローラ101を使用する場合、ローラ101の塗布部分の製品寿命が尽きると使い捨てられるため、コスト高となって環境面からも望ましいものではない。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、タイルやサイディング等の貼り合わせなどからなる建築壁面若しくは建築壁面材に対し、単一のローラを用いて2色あるいはそれ以上の塗装を高効率かつ効果的に施すことを可能にし、更に施工コストを下げて環境保護にも資する多彩色塗装方法及び多彩色塗装ユニットを新たに提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の多彩色塗装方法は、表面に凹凸を有する建築壁面若しくは建築壁面材に対して塗装を施すための塗装方法であって、周囲が第1の表面材で覆われたクッション性を有する長毛の基準ローラを用いて凹部および凸部にまんべんなく1色目を塗装する第1の塗装工程と、前記ローラを第2の表面材となるカバーで被包して前記基準ローラよりも毛丈の短い第2のローラを構成し、この第2のローラによって凹部を避けつつ凸部に2色目を塗装する第2の塗装工程とを備えることを特徴とする。
このように、基準ローラに1色目の塗料が含浸された状態で建築壁面等に1色目が塗装され、次に第2の表面材となるカバーを被せると、基準ローラよりも径の大きい第2のローラが新たに構成され、短毛であっても基準ローラを芯材としてクッション性と含浸性を有するため、2色目の塗料を十分に含浸させた状態で凹部に毛先が進入することを心配することなく凸部の表面のみに効率良く2色目を塗装することができる。しかも、カバーに縫い目等がある場合にはこれが転写されるため、カバーの選択に応じて種々の模様を容易に選択、付与することができ、多様な意匠を追求することが可能となる。その上、使用するローラは粗めローラ1本のみでよいため、複数本を用意する必要がなく、コストパフォーマンスの良い、エコロジーに資する塗装方法としての利用価値を有するものとなる。
3色目を適切に施すためには、前記第2のローラを更に第3の表面材となるカバーで被包して前記基準ローラよりも毛丈が短く且つ前記第2のローラとは毛の形態の異なる第3のローラを構成し、この第3のローラによって凸部の一部にムラ出し状態で3色目を塗装する第3の塗装工程を更に備えることが望ましい。毛の形態とは、織布であれば織り方、繊維の太さ、織り目の粗さ(細かさ)、毛丈の長さ等を言う。以下同様である。
更に4色目を適切に施すためには、前記第3のローラを更に第4の表面材となる凹凸を有するカバーで被包して前記基準ローラよりも毛丈が短く且つ前記第2のローラ及び第3のローラとは毛の形態の異なる第4のローラを構成し、この第4のローラによって凸部の更に一部にゴマ付け状態で4色目を塗装する第4の塗装工程を更に備えることが好ましい。
上記の塗装方法を簡易に実施するためには、クッション性を有する外壁用の粗めローラと、一部に開口を有し前記粗めローラに被包することによって前記粗めローラを異種のローラに変更する、粗めローラよりも毛丈の短い一又は複数種類のカバーとを備え、二以上のカバーに対しては異なる素材を用いて多彩色塗装ユニットを構成しておくことが好適である。
その際、カバーの脱着容易性を確保するためには、当該カバーが巾着状をなしており、ローラの上に被せて緊締することによって当該ローラに着脱可能に定着させ得るようにしていることが望ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから、まず、1色目の塗装後に2色目の塗装をする際に、粗めローラに1色目の塗料が含浸された状態で外壁パネルに1色目が塗装され、次に短毛のカバーを被せると、粗めローラ以上の新たなローラ径となり、しかも粗めローラを芯材としてクッション性のある別異のローラが構成されるため、2色目の塗料を十分に含浸させた状態で凹部に届かないようにして凸部の表面のみに効率良く短時間で2色目を塗装することができる。また、3色目や4色目を塗る際にも同様に、カバーをかぶせることにより別異のローラを構成して効率良く短時間で異なる風合いの塗装を施すことができる。しかも、カバーに縫い目がある場合にはこれが外壁パネルの塗装面に転写されるため、種々の模様を容易に選択、付与することができる。そして、このように吹き付けによらずとも意匠性を追求することができるため、戸外の現場で塗装を行っても周囲の住宅や住民に迷惑を掛けることを有効に回避することができ、ローラを共用することでコストパフォーマンスの良い、エコロジーに資する塗装方法として提供することが可能となる。
本発明の一実施形態で使用する基準ローラを示す斜視図。 本発明の一実施形態における様々な布地を用いて構成されるカバー及びこれを使用したローラを示す斜視図。 本発明の一実施形態による塗装の様子を示す図。 本発明の一実施形態による塗装の様子を示す図。 従来の小径ローラを用いて外壁パネルを塗装する様子を示す写真。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態に係る多彩色塗装方法は、図3及び図4に示すようにサイディングのような建築壁面材たる外壁パネル3に適用され、現場での塗装を従来よりも飛躍的に合理化、適正化するためのものである。そして、そのために、図1及び図2に示すような多彩色塗装ユニットを用いている。
この塗装ユニットは、周囲が第1の表面材13aで覆われた基準ローラである粗めローラR1と、この粗めローラR1に被包される、互いに異なる布地を用いた表面材となるカバーCa、Cb、Ccとから構成される。
粗めローラR1は、図1に示すように、つぎ柄と呼ばれる取っ手11の先端11aに取り付けられて取っ手11の長手方向と直交する方向のローラ軸心1aを有する了字状のローラ支持体12と、このローラ支持体12のローラ軸心1aに取り付けられるローラ本体13とを備えてなる。ローラ軸心1aは単一の線材であってもよいが、複数の線材を軸心周りに立体的に配置して内径の大きいローラを支持するものを使用してもよい。粗めローラ本体13の外周面は毛丈が30mm程度の長毛が不規則に植毛されたフェルト状の不織布からなる第1の表面材13aで構成されている。この不織布には、ジョリパット(登録商標第4628366号)と称されるようなアクリル系の壁仕上げ用塗装材を十分に含浸させることができるものである。
一方、第2の工程以降で用いられるカバーCa、Cb,Ccは、図2に示すように、前記ローラ本体1の外周に覆い被せて新たなローラRa、Rb,Rcを構成するもので、開口部C1を紐や糸ゴムなどの緊締具C2で絞ることができる袋状の巾着構造を成している。そして、これらのカバーCa、Cb,Ccに、互いに毛丈や織り目等の態様の異なる布地が用いてある。
2色塗りを行うときは、前記粗めローラR1の上に3種類のカバーCa、Cb,Ccの何れかを、3色塗りを行うときには更にその上に残り2種類のカバーの何れかを、4色塗りを行うときには更にその上に残りのカバーを被せて使用する。この実施形態では、Ca→Cb→Ccの順にカバーを使用する場合について説明する。
具体的に説明すると、カバーCaには、図2(a)に示すように、例えばタオル生地のような毛丈が20mm程度の短毛の織布もしくはこれと同等の毛丈の織布を素材Caxとして用いているもので、この短毛カバーCaを第2の表面材として粗めローラR1に被せることで、いわば目地出しローラRaを構成する。
カバーCbは、図2(b)に示すように、手袋(軍手)のような毛丈が5〜10mm程度の中間毛の織布もしくはこれと同等の毛丈の織布を素材Cbxとして用いているもので、このカバーCbを第3の表面材として前述の第2工程で用いられた目地出しローラRaに被せることで、いわばムラ出しローラRbを構成する。
カバーCcは、図2(c)に示すように、カバー自体に凹凸を有しており、例えば毛糸で編まれたニット地などを素材Ccxとして用いられている。これは毛丈が5mm未満程度の極短毛の毛糸を使用しているもので、この凹凸カバーCcを第4の表面材として前述の第3工程で用いられたムラ出しローラRbに被せることで、いわばゴマ付けローラRcを構成する。
これら粗めローラR1と各カバーCa、Cb、Ccにより構成されるローラRa、Rb、Rcとの毛丈の長さを比較すると、粗めローラR1>目地出しローラRa>ムラ出しローラRb>ゴマ付けローラRcの関係となる。
そして、以上の粗めローラR1と各カバーCa、Cb、Ccとを組み合わせた多彩色塗装ユニットを用いて、凹部(目地)3aと凸部3bが行列状に配列している外壁パネル3に対して、図3及び図4に示す手順で塗装を行う。
図3(a)は、凹部3a及び凸部3bを有する外壁パネル3に対し、粗めローラR1に1色目の塗料を含浸して、まんべんなく塗装を行う第1工程の様子を示している。表面材13aとなるフェルト状の不織布の毛丈は長く、ローラ本体13もクッション性を有するので、凸部3bのみならず凹部3aにも塗り残しなく塗装を行うことができる。
図3(b)は、第1工程完了後、粗めローラR1に第2の表面材となるカバーCaを被せて第2のローラである目地出しローラRaを構成し、このローラRaに2色目の塗料を含浸させて、凸部3bのみにまんべんなく塗装を行う第2の工程の様子を示している。表面材となるカバーCaの毛丈は短いので、凸部3bに対してのみ塗装される結果、凹部3aに最初の塗装がそのまま残って、目地が浮き出る。
図4(a)は、第2工程完了後、目地出しローラRaに第3の表面材となるカバーCbを被せて第3のローラであるムラ出しローラRbを構成し、このムラ出しローラRbに3色目の塗料を含浸させて、凸部3bの一部にのみムラ付けを行う第3工程の様子を示している。表面材となるカバーCbの毛丈は短いので凹部3aに毛先が入り込むことはなく、ハッチングで表わした第2色の領域の一部に3色目のムラ塗り部分Xが新たに形成され、自然なまだら模様が形成されることとなる。
図4(b)は、第3工程完了後、ムラ出しローラRbに第4の表面材となるカバーCcを被せて第4のローラであるゴマ付けローラRcを構成し、このゴマ付けローラRcに4色目の塗料を含浸させて、凸部3bの更に一部にゴマ付けを行う第4工程の様子を示している。表面材となるカバーCcの毛丈は短いので凹部3aに毛先が入り込むことはなく、ハッチングで表わした第2色の領域や符号Xで示したムラ塗り部分Xの一部に更に4色目の斑点模様のゴマ付け部分Yが新たに形成され、外壁パネル3に更にアクセントが付与されることとなる。
上記において、新たに構成されるローラRa、Rb,Rcの下にあるローラR1、Ra、Rbから塗料が浸透することを回避するには、カバーCa、Cb,Ccを被せる前にローラR1、Ra、Rbに付着した塗料を拭き取ればよい。勿論、自然な色の移ろいを表わすために、敢えて塗料の浸透を積極的に許容することもでき、本実施形態の方法ならではの効果を利用することもできる。
以上のように、本実施形態の多彩色塗装方法は、表面に凹凸を有する外壁パネル3に対して2色塗装を施すにあたり、周囲が第1の表面材13で覆われたクッション性を有する長毛の基準ローラたる粗めローラR1を用いて凹部3aおよび凸部3bにまんべんなく1色目を塗装する第1の塗装工程と、前記粗めローラR1を第2の表面材となるカバーCaで被包して前記粗めローラR1よりも毛丈の短い第2のローラたる目地出しローラRaを構成し、この目地出しローラRaによって凹部3aを避けつつ凸部3bに2色目を塗装する第2の塗装工程とを実施するようにしたものである。
このように、粗めローラR1に1色目の塗料が含浸された状態で外壁パネル3に1色目が塗装され、次に第2の表面材となる短毛のカバーCaを被せると、粗めローラR1よりも径の大きい第2のローラである目地出しローラRaが新たに構成され、短毛であっても粗めローラR1を芯材としてクッション性と含浸性を有するため、図5の従来ローラ101を用いる手法に比べて、2色目の塗料を十分に含浸させた状態で凹部3bに毛先が進入することを心配することなく凸部3aの表面のみに効率良く2色目を塗装することができる。しかも、カバーCaに縫い目等がある場合にはこれが転写されるため、カバーCaの選択に応じて種々の模様を容易に選択、付与することができ、多様な意匠を追求することが可能となる。その上、使用するローラは粗めローラR1本のみでよいため、複数本を用意する必要がなく、コストパフォーマンスの良い、エコロジーに資する塗装方法としての利用価値を有するものとなる。
また、上記2色塗装の上から更に3色目の塗装を施すにあたり、前記目地出しローラRaを更に第3の表面材となるカバーCbで被包して前記粗めローラR1よりも毛丈が短く且つ前記目地出しローラRaとは毛の形態の異なる第3のローラたるムラ出しローラRbを構成し、このムラ出しローラRbによって凸部3bの一部にムラ出し状態で3色目を塗装する第3の塗装工程を実施するようにしており、これによって更にローラ径は大きくなり、しかも粗めローラR1を芯材としてクッション性や含浸性は維持されるので、3色目の塗料を含浸させた状態で凹部3bに毛先が進入することを心配することなく凸部3aの一部のみに3色目を適切にムラ塗りすることができ、外壁パネル3に様々な風合いをもたらすことができる。外壁パネル3の表面がざら目である場合には、そのざら目の凸の部分にのみ3色目が施されるように使用することもできる。カバーCbの種類に応じて意匠を追求できる点、ローラを共用できるためコストや環境に資する点も上記と同様である。
さらに、上記3色塗装の上から更に4色目の塗装を施すにあたり、前記ムラ出しローラRbを更に第4の表面材となる凹凸を有するカバーCcで被包して前記粗めローラR1よりも毛丈が短く且つ前記目地出しローラRaやムラ出しローラRbとは毛の形態の異なる(本実施形態ではより目の粗い)第4のローラたるゴマ付けローラRcを構成し、このゴマ付けローラRcによって凸部3bの更に一部にゴマ付け状態で4色目を塗装する第4の塗装工程を実施するようにしており、これによってローラ径は一層大きくなり、しかも粗めローラR1を芯材としてクッション性や含浸性は維持されるので、4色目の塗料を含浸させた状態で凹部3aに毛先が進入することを心配することなく凸部3bの更に一部のみ、さら目であれば更にその凸の部分のみに4色目を適切にゴマ付けすることができ、外壁パネル3に効果的なアクセントを付与することができる。カバーの種類に応じて意匠を追求できる点、ローラを共用できるためコストや環境に資する点は上記と同様である。
したがって、クッション性を有する外壁パネル3用の粗めローラR1と、一部に開口を有し前記粗めローラR1に被包することによって前記粗めローラR1を異種のローラに変更する一または複数種類のカバーCa、Cb、Ccとからなる多彩色塗装ユニットを用意すれば、上記の多彩色塗装方法を容易に実施できて同塗装方法による優れた効果を享有することができる。
そのカバーCa、Cb、Ccも、巾着構造にして、ローラR1、Ra、Rb、Rcの上に被せて緊締することによって当該ローラR1、Ra、Rb、Rcに着脱可能に定着させ得るようにしておけば、装着が簡単であり、使用後は洗浄して再利用することも容易にできるようになる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では複数のカバーを、順次毛丈が短くなるように被せたが、粗めローラよりも毛丈が短ければ毛丈の短いカバーの上から毛丈の長いカバーを被せることもできる。また、毛丈も適用対象である外壁パネルの凹凸に応じた設定が可能である。さらに、外壁パネルの凹凸は上記のようなレンガ模様に限られないし、パネル状をなしていない建築壁面や建築壁面材にも適用することが可能である。彩色の数も、上記のような4色塗りに限らないのは勿論であり、2色塗り、3色塗りに止どめた利用の態様ができるのは言うまでもない。
R1…基準ローラ(粗めローラ)
Ra…第1のローラ(目地出しローラ)
Rb…第2のローラ(ムラ出しローラ)
Rc…第3のローラ(ゴマ付けローラ)
Ca…第2の表面材となるカバー
Cb…第3の表面材となるカバー
Cc…第4の表面材となるカバー
3…外壁パネル(建築壁面若しくは建築壁面材)
3a…凹部
3b…凸部

Claims (5)

  1. 表面に凹凸を有する建築壁面若しくは建築壁面材に対して塗装を施すための塗装方法であって、周囲が第1の表面材で覆われたクッション性を有する長毛の基準ローラを用いて凹部および凸部にまんべんなく1色目を塗装する第1の塗装工程と、前記ローラを第2の表面材となるカバーで被包して前記基準ローラよりも毛丈の短い第2のローラを構成し、この第2のローラによって凹部を避けつつ凸部に2色目を塗装する第2の塗装工程とを備えることを特徴とする多彩色塗装方法。
  2. 前記第2のローラを更に第3の表面材となるカバーで被包して前記基準ローラよりも毛丈が短く且つ前記第2のローラとは毛の形態の異なる第3のローラを構成し、この第3のローラによって凸部の一部にムラ出し状態で3色目を塗装する第3の塗装工程を更に備えることを特徴とする請求項1記載の多彩色塗装方法。
  3. 前記第3のローラを更に第4の表面材となる凹凸を有するカバーで被包して前記基準ローラよりも毛丈が短く且つ前記第2のローラ及び第3のローラとは毛の形態の異なる第4のローラを構成し、この第4のローラによって凸部の更に一部にゴマ付け状態で4色目を塗装する第4の塗装工程を更に備えることを特徴とする請求項2記載の多彩色塗装方法。
  4. クッション性を有する外壁用の粗めローラと、一部に開口を有し前記粗めローラに被包することによって前記粗めローラを異種のローラに変更する、粗めローラよりも毛丈の短い一又は複数種類のカバーとを備え、二以上のカバーに対しては異なる素材を用いていることを特徴とする多彩色塗装ユニット。
  5. カバーは、巾着状をなしており、ローラの上に被せて緊締することによって当該ローラに着脱可能に定着させ得るようにしている請求項4記載の多彩色塗装ユニット。

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