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JP2010223975A - レンズアレイの製造方法及びレンズアレイ - Google Patents

レンズアレイの製造方法及びレンズアレイ Download PDF

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Abstract

【課題】簡単にレンズ配置精度が高く個々のレンズの光学的性能が高くかつ揃っている三次元画像用レンズアレイ及びその製法を提供する。
【解決手段】レーザープロッタや電子ビーム露光装置を利用して製作された直径も形状も配置精度も精巧な複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板の該円板状凸部の各々に一定量の液状樹脂を滴下し、該液状樹脂の表面張力でできたドーム形状の状態で該液状樹脂を硬化させることで表面張力による精巧な球面が得られ個々のレンズが光学特性に優れるとともに光学特性が揃いかつ配置精度に優れた三次元画像用レンズアレイを得る。
【選択図】図10

Description

本発明は、特に、インテグラルフォトグラフィー(IP)やインテグラルビデオグラフィー(IV)に重要な微小凸レンズアレイを高精度かつ容易に製作する方法に関する。
三次元画像表示方法の一つである「インテグラルフォトグラフィー(IP)」や、その画像群の表示を電子化し動画にも対応させた「インテグラルビデオグラフィー(IV)」においては、微小凸レンズを二次元的に並べた凸レンズアレイとその焦点面に配した画像群を組み合わせることにより、1.特殊なメガネを掛けることなく裸眼で三次元像が観察できる。2.複数の観察者が同時に観察できる。3.観察者が上下左右前後に移動しても空間に定位した三次元像が得られ、かつ三次元像に歪が無い、といった優れた特長をもつ三次元画像が得られる。
この方式は約100年前に提案されていて、理論的に優れた三次元像を記録再生可能な優れた方式であるにもかかわらず、現在でも未だ広く実用に供されるには至っていない。その大きな原因はこのレンズアレイの製造の難しさにある。
個々のレンズが結像レンズであるため、光学的に優れたレンズであることと、焦点距離等がよく揃っていること、レンズの配置精度が優れていること等が要求されるが、例えば樹脂板を直接切削や研削で加工しようとしても、凸面が並んでいる面を製作しなければならないことから、切削工具が隣のレンズ表面と干渉し、加工できない。樹脂板を熱プレス成形する金型であれば、凹面が並んだ形状なのでその加工時に隣のレンズ表面が切削工具と干渉することは避けられるが、高画質の三次元像を得るためのレンズアレイなら、レンズの個数が数万個から数十万個必要で、これだけの個数の精密な窪みを欠陥無く加工することは極めて困難であった。
簡単な製造方法として、光硬化インクをスクリーン印刷する方法が知られている。この製法を簡単に説明すると、円形開口が規則正しく配列された厚みのあるスクリーンと透明な光硬化インクを用いて透明基板に印刷し、透明インクが厚く塗られた円形部分が規則正しく並んだ印刷物が作られる。印刷して数秒から数十秒経つと、透明インクはそれ自身の表面張力で表面が球面に近くなるので、その頃を見計らって光を当て透明インクを硬化させると、透明基板に凸レンズが規則正しく並んだもの(レンズアレイ)ができる。
この製法で製作されたレンズアレイが三次元画像用として用いられることも多いが、印刷時にスキジーの移動に伴うスクリーンの移動により、レンズの配置精度を高精度にすることが難しく、また、厚く印刷された円形状のインクは硬化させるまで徐々に周囲に広がり、出来上がる各レンズの半径を安定させにくい。さらに、個々のレンズの外形が細かい凹凸のある円形で真円ではなく、印刷の僅かな条件の変化で、インクの付着量が変化し、出来上がるレンズの直径が揃わないこともしばしば生じ、レンズアレイ全域に特性の揃った高精度の光学レンズが並んだレンズアレイを得るのが困難な製法であった。
三次元画像の記録再生に使用するレンズアレイは、高性能なものは製作が非常に困難であったし、スクリーン印刷を用いた簡単な製法では高性能なものが製作できなかった。
各レンズの配置や特性が悪いと、ボケの大きい三次元像しか得られなかったり、見る方向により異なる歪みを持つ三次元画像となり、高品質の三次元画像が得られない。
そこで、本発明は、スクリーン印刷を用いた簡単な製法の長所を踏襲しながら、レンズ配置精度を高め、個々のレンズの光学的性能を高める方法を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一の発明は、複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板の該円板状凸部の各々に一定量の液状樹脂を滴下し、該液状樹脂の表面張力でできたドーム形状の状態で該液状樹脂を硬化させたことを特徴とする三次元画像用レンズアレイ及びレンズアレイ製造方法である。
また、第二の発明は、液状樹脂として光硬化樹脂を使用し、ドーム形状の状態で光を当て該液状樹脂を硬化させたことを特徴とする三次元画像用レンズアレイ及びレンズアレイ製造方法である。
第三の発明は、複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板として、板ガラスの表面に二次元的に配列した円形部を残して周囲をエッチングした基板を使用したことを特徴とする三次元画像用レンズアレイ及びレンズアレイ製造方法である。
第四の発明は、複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板として、板ガラスあるいは透明樹脂板の表面に感光性樹脂を積層し、該感光性樹脂に二次元的に配列した円形部が硬化するように光を当て、該感光性樹脂板の未露光部分を削除した基板を使用したことを特徴とする三次元画像用レンズアレイ及びレンズアレイ製造方法である。
第五の発明は、複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板として、感光性樹脂の表面に二次元的に配列した円形部を有する乾板を通して光を当てて硬化させ、該感光性樹脂板の未露光部分を削除したものを使用したことを特徴とする三次元画像用レンズアレイ及びレンズアレイ製造方法である。
第一の発明〜第五の発明によれば、レンズアレイの個々の凸レンズ形状を透明樹脂の表面張力でレンズを製作するという点はスクリーン印刷法と同様で金型が不要だという大きな特長を持ちながら、写真製版等の技術でレンズ配置を決めることで配置精度を上げ、ディスペンサ装置を用いることで個々のレンズに必要な光硬化樹脂の量を安定させると共に、直径も形状も配置精度も精巧な円形の凸部に滴下させることで表面張力による球面を精巧なものにできるので、個々のレンズが光学特性に優れ、また光学特性が揃った凸レンズアレイを簡単に製作することができる。
本発明の一実施例によるレンズアレイを製作するための、レンズ形状・寸法・配列パターンが描かれたガラス乾板を示す図 前記ガラス乾板1の断面を示した図 前記ガラス乾板1のパターンを、レンズアレイの基板に転写する工程を示した図 露光、現像、定着、水洗した後のレンズアレイ基板断面図 エッチングしたレンズアレイ基板断面図 エッチング終了後、フォトレジストを除去した後のレンズアレイ基板断面図 エッチング終了後、フォトレジストを除去した後のレンズアレイ基板斜視図 ディスペンサ4を用いてレンズアレイ基板に光硬化樹脂を滴下させている図 ディスペンサが隣の円形台地の上へ移動し、レンズアレイ基板に光硬化樹脂を滴下させている状態を示す図 ディスペンサがさらに隣の円形台地の上へ移動し、レンズアレイ基板に光硬化樹脂を滴下させている状態を示す図 レンズアレイ基板の全ての円形台地に光硬化樹脂を滴下し、光硬化樹脂が円形台地の平坦な頂上全面に拡がるとともに、表面張力で表面が球面の一部になっている状態を示す図 図11に示した光硬化樹脂に光を当て、硬化させている状態を示す図 図12に示したレンズアレイを三次元画像用として使用するために、レンズアレイのレンズ部分以外を遮光する遮光板を組み合わせた状態を示す図 本発明の第二の実施例によるレンズアレイを製作する工程の説明図で、第一実施例の図3の工程に相当する図 図14の状態に光を当て、円形台地にする部分のみ硬化させている状態を示す図 図15に示した工程の後、硬化していない樹脂を水洗により除去した状態を示す図 図16に示した基板の斜視図で、頂部が平坦な円形台地が規則正しく並んだ状態を示す図 本発明の第三の実施例によるレンズアレイを製作する工程の説明図で、第一実施例の図3の工程に相当する図 図18の状態にある程度の拡散性のある光を当て、円形台地群が繋がった形に形成される様子を示す図 図19に示した工程の後、硬化していない樹脂を水洗により除去した状態を示す図 図20に示した基板の斜視図で、頂部が平坦な円形台地が規則正しく並んだ状態を示す図
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
本発明の一実施形態を、図10に示す。
3はレンズアレイの基板となるガラス板で、片側の表面には円板状の凸部が二次元的に規則正しく並んでいる。5はレンズアレイの個々のレンズになる液状の光硬化樹脂で、4は光硬化樹脂を一定量ずつ滴下させることが可能なディスペンサであり、5’は前記円板状の凸部に既に滴下された光硬化樹脂で、樹脂の表面張力によりその表面はほぼ球面になっている状態を示している。
図10は、このレンズアレイ製造工程の中間段階の一工程を示す図で、詳しく述べると、図1から図13に示した前後の工程がある。
図1は、該ガラス基板3の円板状の凸部を正確な寸法と配列で製作するためのガラス乾板1で、ガラス乾板にレーザープロッタや電子ビーム露光装置を使用して正確な描画をした後、現像、定着、水洗し、図1に示したように二次元状に規則正しく配列された円形部1aが光透過部で、残りの斜線部1bは遮光部である。
図2は、前記ガラス乾板1の断面を示した図で、ガラス基板1cの片面に遮光物が付いた遮光部1bと、遮光部がない光透過部1aからなっている。
図3は、前記ガラス乾板1のパターンを、レンズアレイの基板に転写する工程を示したもので、ガラス基板2cの片面にフォトレジスト2bを塗布した第2のガラス乾板2のフォトレジスト側に乾板1の遮光層が密着するように重ね、ガラス乾板1側から光を当て、フォトレジスト2bを露光する。
図4は、図3で露光した第2の乾板2を現像、定着、水洗した後の断面図である。図に示すように、二次元的に規則正しく配列された円形にフォトレジストが残った部分2b’と、その他のガラス基板の表面が剥き出しになっている部分2c’からなる。
図5は、図4のガラス乾板をエッチングしたもので、フォトレジスト2b’で覆われた部分のガラスはエッチングされず、その他の部分が一様にエッチングされる。
図6は、図5のガラス乾板のエッチング終了後、フォトレジスト2b’を除去した後の断面図である。表面にフォトレジスト2b’の固着していた部分はエッチングされず、表面が平面の円形の台地(メサ台地)状の3mになる。
図7は、図6の形状になったガラス基板3の斜視図で、平らな円形の台地3mが規則正しく並んでいる。
図1〜図7はガラス基板のエッチングという製法で説明したが、ガラス基板を樹脂基板に置き換えてもよい。
図8は、図6及び図7に示したガラス基板3に光硬化樹脂5をディスペンサ4を用いて滴下させている図である。図には記載していないが、円形台地3mの各々の位置で光硬化樹脂を滴下できるように、ガラス基板3とディスペンサ4は相対的に2次元に移動する機構がついている。さらに、意図通り滴下するためにディスペンサ4を上下動させる機構もついている。
図9は、円形台地3mのうち一番左のものに滴下し終え、ディスペンサが一つ右の円形台地の上へ移動した状態を示す図で、滴下された光硬化樹脂5’は円形台地3mの円形の頂上全体に拡がるが、円系の頂上周辺は鋭い稜なので光硬化樹脂はこの稜を越えることができず、光硬化樹脂の拡がる範囲はきれいな円形になるとともに、空気に触れている側の表面は表面張力でほぼ球面になり、光硬化樹脂5’は全体としてドーム状になる。
図10は、図9に示した位置での滴下を終了し、さらに一つ右の円形台地の上に移動した状態を示す図で、次々と光硬化樹脂のドーム5’が形成される様子を説明している。
図11は、図8〜10の動作を繰り返し、ガラス基板3の全ての円形台3mに光硬化樹脂のドーム5’が形成された状態を示す図である。ここに、各円形台地3mの寸法や形状は、レーザープロッタや電子ビーム露光装置を使用して正確な描画をしているために極めてよく揃うし、円形台地3mに滴下される光硬化樹脂5の量もコンピュータ制御の精密なディスペンサを用いることで、よく揃えることができ、全ての光硬化樹脂のドーム5’の形状はよく揃ったものになる。
図12は、全ての光硬化樹脂のドーム5’の形状がよく揃った後、全体に光を当て、光硬化樹脂のドーム5’をほぼそのままの形で硬化させている図である。
ここでは、全ての滴下が終了してから光を当てる方法で説明したが、ディスペンサ4で1個の円形台地3mに滴下し、滴下された1個の光硬化樹脂のドーム5’が形成された直後に、その1個の光硬化樹脂のドーム5’のみを硬化させるように光を当てることを、全ての円形台地3mに繰り返していく方法もある。
光を当てて、光硬化樹脂のドーム5’をほぼその形状で硬化させた後は、ガラス基板3と硬化した光硬化樹脂のドーム5’が一体化するとともに形状が安定する。その結果、光硬化樹脂のドーム5’による平凸レンズが二次元的に正確に配列されたレンズアレイ6が得られる。ここに、図1〜図7示の工程を樹脂基板に置き換えた場合は、樹脂基板3と硬化した光硬化樹脂のドーム5’が一体化したレンズアレイ6が得られる。
図13は、このレンズアレイ6を三次元画像用として使用する一例を示したもので、光硬化樹脂で作られたレンズ部分以外はレンズ作用が無いので、この部分を通る光は三次元画像としては不要なので、レンズアレイ6のレンズ配列と同じ配列で。各レンズより若干直径の小さい透明穴が並んだ遮光板7を重ねたものである。このような構造にすることでレンズアレイ6のレンズ作用の無い部分を通る光は無くなり、明瞭な三次元画像の記録再生用として使用することができる。
その他、レンズアレイ6のレンズ作用の無い部分を遮光性の材料で塗りつぶす方法もある。
図1〜図13に示した実施形態では、光硬化樹脂のドームを形成する基礎となる円形台地群をガラスのエッチングで製作する製法であったが、エッチングを用いないで円形台地群を形成する他の製法を図14〜図17に示す。
図14は、ガラス基板9の片側に、非常に粘度の高い光硬化樹脂8を一定の厚さに塗布したもので、図1〜図2に示したと同様の二次元状に規則正しく配列された円形の光透過部群と、その他の部分が遮光部からなるガラス乾板1を、前記光硬化樹脂8と密着させ、ガラス乾板側から光を当てている状態を示す図である。
図15は、光硬化樹脂8の光が当たった部分8a’(白く図示)は硬化し、光の当たらない部分8b’(斜線部)は未硬化のまま残ることを示している。
図16は、図15ように光を当てた後、この光硬化樹脂8’を水洗したものを示していて、未硬化の部分8b’は水洗により除去され、結果として、頂部が平坦な円形の台地9mが並んだ基板9’が得られる。
図17は、図16の基板9’の斜視図で、平らな円形の台地9mが規則正しく並んでいる。図から分かるようにこれは図6〜図7に示した基板とほぼ同様の形状であり、この後図8〜図13と同じ工程を経て三次元画像用レンズアレイが完成する。
ここに基板はガラス基板の場合で説明したが、勿論、ガラス基板9の代わりに透明樹脂の基板を用いることもできる。
図18〜図21に示した実施形態では、図14〜図17図示のガラス基板9を不要にする製法である。
図18は、厚い光硬化樹脂10に、図1〜図2に示したと同様の二次元状に規則正しく配列された円形の光透過部群とその他の部分が遮光部からなるガラス乾板1を、前記光硬化樹脂10と密着させ、ガラス乾板側からある程度の拡散性を持つ光を当てている状態を示す図である。
図19は、図15は、光硬化樹脂10の光が当たった部分10a’(白く図示)は硬化し、光の当たらない部分10b’(斜線部)は未硬化のまま残ることを示している。ある程度の拡散光を当てたので、ガラス乾板近傍は乾板の遮光・透過パターン通りに硬化するが、乾板から遠く(深部)は乾板の透過部より広い範囲に光が届き、結果として硬化部が繋がるので、前述の二つの実施例のガラス基板に相当するものまでこの工程で作られることになる。
図20は、図19ように光を当てた後、この光硬化樹脂10’を水洗したものを示していて、未硬化の部分10b’は水洗により除去され、結果として、頂部が平坦な円形の台地10mが並んだ基板10’が得られる。
図21は、図20の基板10’の斜視図で、平らな円形の台地10mが規則正しく並んでいる。図から分かるようにこれは図6〜図7や、図14〜図17に示した基板とほぼ同様の形状であり、この後図8〜図13と同じ工程を経て三次元画像用レンズアレイが完成する。
第1〜3の実施例では、表面張力で凸レンズを製作する方法として、光硬化樹脂で説明したが、滴下する時は液状で表面張力で球面が形成された後に硬化する透明材料であれば何を用いてもよく、滴下する直前に硬化剤と混合することで時間が経つと硬化する樹脂、熱で硬化する樹脂、常温でも時間が経てば硬化する樹脂等が利用できる。
本発明により、レンズアレイの個々の凸レンズ形状を透明樹脂の表面張力でレンズを製作するという点はスクリーン印刷法と同様で金型が不要だという大きな特長を持ちながら、写真製版等の技術でレンズ配置を決めることで配置精度を上げ、ディスペンサ装置を用いることで個々のレンズに必要な光硬化樹脂の量を安定させると共に、直径も形状も配置精度も精巧な円形の凸部に滴下させることで表面張力による球面を精巧なものにできるので、個々のレンズが光学特性に優れ、また光学特性が揃った凸レンズアレイを簡単に製作することができる。
従って、鮮明な三次画像が得られる静止画や動画表示機器が簡単に安価に製作でき、医用画像表示、機械設計、流れの可視化、等に利用できる他、娯楽、展示会、屋外表示など種々の分野での使用が期待される。
1 ガラス乾板
1a ガラス乾板1の透明円形部
1b ガラス乾板1の遮光部
1c ガラス乾板1のガラス部
2 フォトレジスト付きガラス基板
2b ガラス基板2のフォトレジスト
2c ガラス基板2のガラス部
2’ フォトレジスト付きガラス基板
2b 露光、現像、定着、水洗後に残ったフォトレジスト
2’’ ガラスエッチング後のフォトレジスト付きガラス基板
2c’ エッチング後のガラス部
3 エッチング後にフォトレジストを除去したガラス基板(2c’と同じ)
3m ガラス基板3上のメサ台地形状部
4 ディスペンサ
5 光硬化樹脂
5’ 基板のメサ台地頂部で表面が球面になった光硬化樹脂
6 光硬化樹脂が球面レンズアレイになったガラス基板
7 レンズアレイのレンズ作用の無い部分を遮光するマスク
8 ガラス基板と積層した光硬化樹脂層
8’ 光硬化樹脂層
8a’ 光硬化樹脂層8’の硬化した部分
8b’ 光硬化樹脂層8’の未硬化部分
9 ガラス基板
9’ メサ台地形状群付きガラス基板
9m ガラス基板9’上のメサ台地形状部

Claims (6)

  1. 複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板の該円板状凸部の各々に一定量の液状樹脂を滴下し、該液状樹脂の表面張力でできたドーム形状の状態で該液状樹脂を硬化させたことを特徴とする三次元画像用レンズアレイの製造方法。
  2. 液状樹脂として光硬化樹脂を使用し、ドーム形状の状態で光を当て該液状樹脂を硬化させたことを特徴とする請求項1記載の三次元画像用レンズアレイの製造方法。
  3. 複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板として、板ガラスの表面に二次元的に配列した円形部を残して周囲をエッチングした基板を使用したことを特徴とする請求項1記載の三次元画像用レンズアレイの製造方法。
  4. 複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板として、板ガラスあるいは透明樹脂板の表面に感光性樹脂を積層し、該感光性樹脂に二次元的に配列した円形部が硬化するように光を当て、該感光性樹脂板の未露光部分を削除した基板を使用したことを特徴とする請求項1記載の三次元画像用レンズアレイの製造方法。
  5. 複数の円板状凸部を二次元的に配列した表面を持つ透明基板として、感光性樹脂の表面に二次元的に配列した円形部を有する乾板を通して光を当てて硬化させ、該感光性樹脂板の未露光部分を削除したものを使用したことを特徴とする請求項1記載の三次元画像用レンズアレイの製造方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の方法を用いて製造した三次元画像用レンズアレイ。
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