JP2010279155A - 永久磁石型回転機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
励磁コイル16を巻装した磁極ティース13を有する固定子3と、該固定子3と所定のエアギャップ4を隔てて対向して回転する永久磁石22を有する回転子5とを備えた永久磁石型回転機の製造方法であって、前記固定子3を加熱装置31で回転機駆動時温度に加熱した状態で、前記磁極ティース13の前記回転子5と対向する内周面を精密加工装置32で精密加工する。
【選択図】図2
Description
このコギングトルクの発生要因の一つとして、固定子と回転子間のエアギャップの不均一性が挙げられる。
さらに、本発明の他の形態に係る永久磁石型回転機の製造方法は、前記加熱装置は、前記固定子の外周側から加熱する誘導加熱装置及びバンドヒータの何れかで構成されていることを特徴としている。
さらに、本発明の他の形態に係る永久磁石型回転機の製造方法は、前記精密加工装置は、ブローチ盤であることを特徴としている。
図1は本発明を適用し得る永久磁石型同期回転機を示す断面図である。この図1において、永久磁石型同期回転機1は表面磁石型同期回転機で構成されている。この永久磁石型同期回転機1は、円筒状フレーム2を有する。この円筒状フレーム2の内周側には円筒状の積層鋼板で形成された固定子3が固定され、この固定子3の内周側には所定のエアギャップ4を介して対向する積層鋼板で形成された回転子5が配置されている。この回転子5は回転軸6に支持されて回転自在に配置されている。
磁極ティース13は、ヨーク12に連接する磁脚部13aと、この磁脚部13aの先端から円周方向に突出する楔状の鍔部13bとで構成されている。
各磁極ティース13にはその磁脚部13aに1つの励磁コイル16が巻装された集中巻構成とされている。
そして、分割された9個の固定子コア11を、フレーム2内に、それらのヨーク12の円周方向端部を互いに連結させて配設して嵌合、溶接、接着等の任意の固定方法でフレーム2と固定子コア11とを固定することにより固定子3を組立てた状態で、この固定子3を図2に示すように、恒温槽31内に配設された精密加工装置としての立型ブローチ盤32に装着して、固定子3の回転子5と対向する内周面を内面ブローチ加工を行う。
この状態で、ブローチリフタ33を加工させて、ブローチ35の下端を固定子3の内周面を通過してワーク移動用スライド36の下端側に配置したプルヘッド37に把持させる。ブローチ35の下端がプルヘッド37に把持されるとブローチリフタ33のリトリュービングヘッド34によるブローチ35の上端の把持を解除し、ブローチリフタ33を上端の待機位置に復帰させる。
そして、完成した固定子3の内周側に回転子5を回転軸6で回転自在に配置することにより、永久磁石型同期回転機1を構成することができる。
このように、構成された永久磁石型同期回転機1は、表面永久磁石型回転機の構成を有するので、回転子4の永久磁石22の円周方向の中央部がd軸と隣接する永久磁石22間がq軸となって、励磁コイル16に通電してd−q軸電流制御することにより、回転子4を回転駆動することができる。
ところが、前述したように、固定子3の製造過程で、固定子3の内周面のブローチ盤32によるブローチ加工を回転機駆動時温度に制御された恒温槽31内で行っているので、固定子3が回転機駆動時温度に達した時点で、固定子3の内周面の内径真円度が精密加工時の高精度に維持されることになり、回転子5の外周面との間のエアギャップの均一性を確保することができ、コギングトルクの増大を確実に防止することができる。
この第2の実施形態では、固定子3の内周面を精密加工する際に、恒温槽31に代えて固定子3を非接触状態で加熱するようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図3に示すように、前述したブローチ盤32のワーク移動用スライド36固定子3を支持する支持位置の回りに着脱自在に誘導加熱コイル41を配設し、この誘導加熱コイル41を加熱制御装置42に接続して、この加熱制御装置42で固定子3が回転機駆動時温度になるように加熱制御する。
なお、上記第1及び第2の実施形態においては、固定子3の内周面をブローチ加工する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、固定子3の内周面を回転自在に支持された砥石を使用する研磨加工、超仕上加工、マシニング加工、放電加工等の任意の精密加工方法を適用することができ、要は固定子3の内周面の精密加工時に固定子内周面を回転機駆動時温度に維持するようにすればよいものである。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、回転子5を表面磁石型回転子で構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、永久磁石を回転子コア21内に埋込んだ埋込磁石型回転子で構成することもできる。
Claims (5)
- 励磁コイルを巻装した磁極ティースを有する固定子と、該固定子と所定の空隙を隔てて対向して回転する永久磁石を有する回転子とを備えた永久磁石型回転機の製造方法であって、
前記固定子を加熱装置で回転機駆動時温度に加熱した状態で、前記磁極ティースの前記回転子と対向する内周面を精密加工装置で精密加工するようにしたことを特徴とする永久磁石型回転機の製造方法。 - 前記加熱装置は、前記精密加工装置を内装した恒温槽で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石型回転機の製造方法。
- 前記加熱装置は、前記固定子の外周側から加熱する誘導加熱装置及びバンドヒータの何れかで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石型回転機の製造方法。
- 前記加熱装置は、前記固定子の内周面を外部に臨ませる開口を有する電熱ヒータで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石型回転機の製造方法。
- 前記精密加工装置は、ブローチ盤であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の永久磁石型回転機の製造方法。
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2009
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