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JP2010278515A - カメラモジュール、及びそれを備えた電子機器 - Google Patents

カメラモジュール、及びそれを備えた電子機器 Download PDF

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JP2010278515A
JP2010278515A JP2009126359A JP2009126359A JP2010278515A JP 2010278515 A JP2010278515 A JP 2010278515A JP 2009126359 A JP2009126359 A JP 2009126359A JP 2009126359 A JP2009126359 A JP 2009126359A JP 2010278515 A JP2010278515 A JP 2010278515A
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Riichi Hirata
利一 平田
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Abstract

【課題】カメラモジュールを小型化する
【解決手段】被写体像を形成するレンズ6と、上記被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子3が実装された配線基板2と、上記レンズ6を保持して上記配線基板2の上面の外周に固着されたレンズホルダ4とを備えるカメラモジュール1であって、上記配線基板2の上面の外周には、上記レンズホルダ4と嵌合する基板嵌合部2aが形成され、上記レンズホルダ4の上記配線基板2に固着される面には、上記基板嵌合部2aに嵌合する保持部材嵌合部4aが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラモジュールに関し、特に小型のカメラモジュールの信頼性を向上させる構造に関する。
昨今、携帯端末の小型化に伴い、携帯端末に搭載されるカメラモジュール(固体撮像装置)についても同様に小型化が要望されている。カメラモジュールの小型化を図るためには、撮像素子が設置された配線基板とレンズホルダとの固着面積を小さくすることが有効な手段である。しかし、配線基板とレンズホルダとの固着面積を小さくすると、固着強度が低下するため、カメラモジュールに衝撃又は物理的付加が加わった際に、配線基板とレンズホルダとが剥離する等の信頼性の低下を招く虞がある。
そこで、特許文献1には、配線基板とレンズホルダとの接着強度を確保するために接着フィレットを用いたカメラモジュール構造が開示されている。図7(a)は、特許文献1に記載のカメラモジュール101を示す上面図である。また、図7(b)は、図7(a)に示すカメラモジュール101のA−A’断面図である。図7(b)に示すように、カメラモジュール101では、配線基板102のレンズホルダ104との固着面108は、接着面108aと、接着フィレット形成面108bとからなる。接着面108aには、基板102とレンズホルダ104とが対面する部分に接着層109aが形成され、接着フィレット形成面108bには、接着フィレット形成面108bとレンズホルダ104の側壁部分とに亘って、接着フィレット109bが形成されている。カメラモジュール101では、接着フィレット109bを形成することにより、配線基板102上の接着フィレット形成面108bとレンズホルダ104の側壁部分とを接着させることにより、固着面積を増大させている。これにより、配線基板102とレンズホルダ104との固着部に所定の固着強度を確保しつつカメラモジュール101の小型化を実現している。
特開2006-332814号公報(2006年12月7日公開)
しかしながら、図7(a)に示すように、特許文献1の従来の技術では、接着フィレット109bを形成するために、レンズホルダ104よりも配線基板102を大きくする必要があるため、カメラモジュールを効果的に小型化することができない。また、平面状の配線基板102の上面にレンズホルダ104を固着させる構成であるため、充分な固着強度が得ることができず、特に横方向の衝撃又は物理的付加が加わった際に、位置ズレが生じる蓋然性があるという問題を有している。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型で信頼性の高いカメラモジュール、及びそれを備えた電子機器を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のカメラモジュールは、被写体像を形成する光学構造体と、上記被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子が実装された基板と、上記光学構造体を保持して上記基板の上面の外周に固着された保持部材とを備えるカメラモジュールであって、上記基板の上面の外周には、上記保持部材と嵌合する基板嵌合部が形成され、上記保持部材の上記基板に固着される面には、上記基板嵌合部に嵌合する保持部材嵌合部が形成されていることを特徴としている。
上記発明によれば、基板の上面に形成された基板嵌合部と、保持部材の基板に固着される面に形成された保持部材嵌合部とを嵌合させた状態で、基板と保持部材とが固着されている。
これにより、従来のカメラモジュールのように、基板と保持部材との固着強度を向上させるための接着フィレットを形成することなく、固着面積を増大させることができるため、高い固着強度を実現することができる。また、基板と保持部材とは、端面方向にも対面する固着面を有するため、基板にレンズホルダを搭載した後の両者の位置ズレを防止することができる。さらに、従来のカメラモジュールのように、基板上に接着フィレットを形成するために、基板を支持部材よりも大きくする必要がないので、カメラモジュールを効果的に小型化することができる。
また、本発明のカメラモジュールでは、上記基板嵌合部は、上記基板の端面に面した切り欠きである構成としてもよい。
上記発明によれば、基板の上面及び端面を切り欠いて形成されタ基板嵌合部に、保持部材嵌合部を嵌合させた状態で、基板と支持部材とが固着されている。
これにより、接着フィレットを形成することなく、固着面積を増大させることができるため、高い固着強度を実現することができる。また、基板と保持部材とは、端面方向にも対面する固着部を有するため、基板にレンズホルダを搭載した後の両者の位置ズレを防止することができる。さらに、基板上に接着フィレットを形成するために、基板を支持部材よりも大きくする必要がないので、カメラモジュールを効果的に小型化することができる。
また、本発明のカメラモジュールでは、上記切り欠きは、上記基板の裏面に達する構成としてもよい。
上記発明によれば、基板の裏面に達する切り欠きである基板嵌合部に、保持部材嵌合部を嵌合させた状態で、基板と支持部材とが固着されている。
これにより、基板と保持部材との端面方向における固着面積が増大するため、基板と保持部材との固着力を向上させることができる。
また、本発明のカメラモジュールでは、上記基板嵌合部は、有底孔である構成としてもよい。
上記発明によれば、有底孔である基板嵌合部に、当該有底孔に嵌合する保持部材嵌合部を嵌合させた状態で、基板と支持部材とが固着されている。
これにより、基板と保持部材との端面方向の固着面積がより増大するため、基板と保持部材との固着強度をより向上させることができる。
また、本発明のカメラモジュールでは、上記基板嵌合部は、貫通孔である構成としてもよい。
上記発明によれば、貫通孔である基板嵌合部に、当該貫通孔に嵌合する保持部材嵌合部を嵌合させた状態で、基板と支持部材とが固着されている。
これにより、基板と保持部材との端面方向における固着面積がさらに増大するため、基板と保持部材との固着力をさらに向上させることができる。
また、本発明のカメラモジュールでは、上記基板嵌合部は、上記固体撮像素子を囲むように形成された溝である構成としてもよい。
上記発明によれば、上記固体撮像素子を囲む溝である基板嵌合部に、当該溝に嵌合する保持部材嵌合部を嵌合させた状態で、基板と支持部材とが固着されている。
これにより、基板と保持部材との端面方向における固着面積が増大するため、基板と保持部材との固着力を向上させることができる。また、基板嵌合部及び保持部材嵌合部の形状が比較的簡略であるため、基板及び保持部材に嵌合構造を付加する工程を簡略化することができる。
また、本発明のカメラモジュールでは、上記基板嵌合部は、上記固体撮像素子を囲むように形成された、上記固体撮像素子が実装された面よりも低い段差である構成としてもよい。
上記発明によれば、上記固体撮像素子が実装された面よりも低い段差である基板嵌合部に、当該段差の上記固体撮像素子が実装された面よりも低い面に嵌合する平坦である保持部材嵌合部を嵌合させた状態で、基板と支持部材とが固着されている。
これにより、基板嵌合部及び保持部材嵌合部の形状がさらに簡略であるため、基板及び保持部材に嵌合構造を付加する工程をさらに簡略化することができる。
また、本発明のカメラモジュールでは、上記基板および上記保持部材の上記基板の上面に垂直な方向から見た寸法は、同一または上記基板のほうが小さい構成としてもよい。
これにより、カメラモジュールを効果的に小型化することができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明の電子機器は、上記カメラモジュールを備えることを特徴としている。
これにより、小型で信頼性の高い電子機器を実現することができる。
本発明のカメラモジュールは、以上のように、上記基板の上面の外周には、上記保持部材と嵌合する基板嵌合部が形成され、上記保持部材の上記基板に固着される面には、上記基板嵌合部に嵌合する保持部材嵌合部が形成されている構成である。
これにより、小型で信頼性の高いカメラモジュールを提供することができるという効果を奏する。
(a)は、実施形態1に係るカメラモジュールの外観を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すカメラモジュールのA−A’断面図である。 (a)は、図1(b)に示す配線基板の上面図であり、(b)は、(a)に示す配線基板に形成された切欠部を示す拡大斜視図であり、(c)〜(e)は、(a)に示すB−B’、C−C’及びD−D’における、実施形態1に係るカメラモジュールの断面図である。 (a)は、実施形態1に係る配線基板の変形例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示す配線基板に形成された切欠部を示す拡大斜視図であり、(c)〜(e)は、(a)に示すB−B’、C−C’及びD−D’における、実施形態1に係るカメラモジュールの変形例の断面図である。 (a)は、実施形態1に係る配線基板の別の変形例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示す配線基板に形成された段差を示す拡大斜視図であり、(c)及び(d)は、(a)に示すB−B’及びC−C’における、実施形態1に係るカメラモジュールの別の変形例の断面図である。 (a)は、実施形態2に係るカメラモジュールが備える配線基板を示す上面図であり、(b)は、(a)に示す配線基板に形成された有底孔を示す拡大斜視図であり、(c)は、実施形態2に係るカメラモジュールの、(a)に示すC−C’断面図である。 (a)は、実施形態2に係る配線基板の変形例を示す上面図であり、(b)は、(a)に示す配線基板に形成された貫通孔を示す拡大斜視図であり、(c)は、実施形態2に係るカメラモジュールの変形例の、(a)に示すC−C’断面図である。 (a)は、従来のカメラモジュールの外観を示す上面図であり、(b)は、(a)に示すカメラモジュールの、A−A’断面図である。
〔実施形態1〕
本発明のカメラモジュールに関する実施の一形態について、図1〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。本実施形態では、CCD/CMOSカメラモジュールについて説明する。
図1(a)は、本実施形態に係るカメラモジュール1の外観を示す上面図である。また、図1(b)は、図1(a)に示すカメラモジュール1のA−A’断面図である。図1(b)に示すように、カメラモジュール1は、配線基板(基板)2と、固体撮像素子3と、レンズホルダ(支持部材)4と、レンズバレル(光学構造体)5と、レンズ(光学構造体)6とを備え、これらが一体となった構成である。
配線基板2は、合成樹脂等からなり、図1(b)に示すように、配線基板2の上面の中央部には、配線パターン(図示省略)によって電気的に接続された固体撮像素子3が実装されている。なお、配線基板2上には、画像処理をするためのDSP(digital signal processor),プログラムに従って各種演算処理を行うCPU,そのプログラムを格納するROM,各処理過程のデータ等を格納するRAM等の電子部品9a〜9cが配設され、配線基板2の側面又は下面には、外部接続用端子(図示省略)が配設されていてもよい。
固体撮像素子3は、レンズ6が形成する被写体像を電気信号に変換するものである。つまり、固体撮像素子3は、レンズ6から入射された入射光を光電変換するセンサーデバイスである。固体撮像素子3の上面(表面)には、複数の画素がマトリクス状に配置された受光面(図示省略)が形成されている。そして、受光面に結像された被写体像を電気信号に変換して、アナログの画像信号として出力する。固体撮像素子3は、例えば、CCDまたはCMOSセンサーICである。
レンズホルダ4は、樹脂製の筒状部材であり、図1(b)に示すように、下部に固体撮像素子3を収容する空間を配線基板2と共に形成し、上部でレンズバレル5を保持している。また、レンズホルダ4は、レンズバレル5に保持されたレンズ6と固体撮像素子3との間の光路に、IRカットフィルタ7を保持している。また、図1(a)に示すように、配線基板2の上面と垂直な方向から見たときのレンズホルダ4の形状は、略正方形であって、その四隅が傾斜角45度の斜めに切り落とされている。なお、レンズホルダ4の形状及び材料は特に限定されず、必要に応じて適宜変更できるものとする。
IRカットフィルタ7は、例えば、ガラスなどの透光性材料からなるものである。IRカットフィルタ7は、少なくとも固体撮像素子3の受光面を覆うようになっている。また、IRカットフィルタ7によって、レンズ6と固体撮像素子3とが分離され、固体撮像素子3はレンズホルダ4の下部の空間に封止される。なお、IRカットフィルタ7には、IRカットコーティング処理が施されている。それゆえ、IRカットフィルタは、外部から固体撮像素子3に入射する赤外線を遮断する機能を有するものであり、例えば、赤外線フィルタ等を用いることができる。
レンズバレル5は、樹脂製の筒状部材であり、図1(b)に示すように、外周面においてレンズホルダ4に螺合して保持されている。また、レンズバレル5は、内周面において2つのレンズ6を保持している。さらに、図1(a)に示すように、レンズバレル5上面には、入射光を取り入れるための絞り孔5aが形成されている。
レンズ6は、絞り孔5aから入射した被写体像を、固体撮像素子3の受光面に結像させるものである。本実施形態では、レンズバレル5とレンズ6とは、いずれも樹脂製であるが、特に限定されず、必要に応じて適宜変更できるものとする。なお、レンズ6の光軸と、レンズバレル5の中心軸とは一致するように構成されている。
このような構成のカメラモジュール1による撮像は、絞り孔5aからの入射光を、固体撮像素子3が取り込むことによって行われる。具体的には、絞り孔5aからの入射光は、レンズ6により集光され、レンズ6により集光された入射光に含まれる赤外線は、IRカットフィルタ7により除去される。次に、固体撮像素子3の受光面に結像された被写体像は、固体撮像素子3により電気信号に変換され、アナログの画像信号として出力される。出力されたアナログの画像信号は、各種処理を経て、画像表示装置等へ出力される。
次に、本実施形態のカメラモジュール1の配線基板2とレンズホルダ4との固着構造について説明する。
図2(a)は、本実施形態に係る配線基板2を示す上面図である。図2(a)に示すように、配線基板2の上面と垂直な方向から見たときの配線基板2の形状は、略正方形であって、その四隅を傾斜角45度の斜めに切り落とされている。また、図2(a)に示す編目部分は、配線基板2にレンズホルダ4を固着させる際、レンズホルダ4が接着剤8によって接着される領域を示している。レンズホルダ4が接着剤8によって接着される領域は、配線基板2の上面の外周に沿って略正方形環状を有しており、4つの長辺には、各3つの切欠部(基板嵌合部)2aが等間隔で形成されている。なお、配線基板2の形状は特に限定されず、必要に応じて適宜変更できるものとする。
図2(b)は、図2(a)に示す配線基板2に形成された切欠部2aを示す拡大斜視図である。図2(b)に示すように、切欠部2aは、配線基板2の上面及び側面を切り欠くように形成されている。切欠部2aは、配線基板2の上面よりも低い底部2bと3つの側壁部2cとを有している。
図2(c)は、図2(a)に示すB−B’における、カメラモジュール1の断面図である。図2(c)に示すように、レンズホルダ4の配線基板2に固着される面には、切欠部2aに嵌合する凸部(保持部材嵌合部)4aが形成されている。カメラモジュール1では、配線基板2の切欠部2aにレンズホルダ4の凸部4aを嵌合させた状態で、配線基板2にとレンズホルダ4とが接着剤8により固着されている。
図2(d)は、図2(a)に示すC−C’における、カメラモジュール1の断面図である。図2(c)に示すように、カメラモジュール1では、レンズホルダ4に形成された凸部4aを、配線基板2に形成された切欠部2aの底部2b及び側壁部2cに嵌合させた状態で、接着剤8により固着さている。
図2(e)は、図2(a)に示すD−D’における、カメラモジュール1の断面図である。図2(e)に示すように、切欠部2aが形成されていないは部分では、固体撮像素子3が実装された配線基板2の上面の外周にレンズホルダ4が固着されている。
このように、カメラモジュール1では、配線基板2の切欠部2aと、レンズホルダ4の凸部4aとを嵌合させて固着させる構成である。それゆえ、従来のカメラモジュールのような、平面状の基板の上面にレンズホルダを搭載し、接着フィレットを形成して固着する構成に比べて、配線基板2とレンズホルダ4とが対面して接着された固着面積が増加するため、固着強度を向上させることができる。また、特に横方向の衝撃又は物理的付加が加わった際にも、配線基板2とレンズホルダ4との位置ズレの発生を効果的に防止することができる。さらに、図1(a)に示すように、従来のカメラモジュールのように接着フィレットを形成するためにレンズホルダよりも配線基板を大きくする必要がないため、配線基板2の上面に垂直な方向から見た、配線基板2とレンズホルダ4との寸法を一致させることができる。これにより、カメラモジュールを効果的に小型化することができる。
なお、本実施の形態のカメラモジュール1では、切欠部2aは、配線基板2の上面の外周及び端面の一部を切り欠いた形状である場合について説明したが、切欠部2aの形状及び数は特に限定されず、必要に応じて適宜変更できるものとする。
図3(a)は、本実施形態に係る配線基板2の変形例を示す上面図である。図3(a)に示すように、配線基板12の外周には、配線基板12の裏面まで達する切欠部12aが形成されている。
図3(b)は、図3(a)に示す配線基板12に形成された切欠部12aを示す拡大斜視図である。図3(b)に示すように、切欠部12aは、配線基板12の上面及び側面を、配線基板12の裏面まで達するように切り欠いて形成されている。また、切欠部12aは、3つの側壁部12cとを有している。
図3(c)〜(e)は、図3(a)に示すB−B’、C−C’及びD−D’における本実施形態の変形例であるに係るカメラモジュール12の断面図である。図3(c)〜(e)に示すように、レンズホルダ14の底面には、配線基板12の切欠部12aに嵌合する凸部14aが形成され、切欠部12aと凸部14aとを嵌合させた状態で、接着剤8により配線基板12とレンズホルダ14とが固着されている。これにより、切欠部12aと凸部14aとの、端面方向における固着面積が増大するため、配線基板12とレンズホルダ14との固着力を向上させることができると共に、配線基板12とレンズホルダ14との位置ズレの発生を、より効果的に防止することができる。
図4(a)は、本実施形態に係る配線基板2の別の変形例を示す上面図である。また、図4(b)は、図4(a)に示す配線基板12に形成された段差22aを示す拡大斜視図である。図(a)に示すように、配線基板12の上面の外周に沿って、段差22aが形成されている。また、図4(b)に示すように、段差22aは、配線基板22の上面より低い段差面22bと、側壁部22cを有している。
図4(c)及び(d)は、図4(a)に示すB−B’及びC−C’における、本実施形態の別の変形例であるカメラモジュール21の断面図である。図4(c)及び(d)に示すように、カメラモジュール21は、固体撮像素子3が実装された配線基板22の外周に、固体撮像素子3が実装された面よりも低い段差22aに、レンズホルダ24を嵌合させた状態で、接着剤8により配線基板22とレンズホルダ24とが固着されている。これにより、レンズホルダ24の保持部材嵌合部24aは平坦に形成されていれば足りるため、カメラモジュール21に、嵌合構造を付加する加工工程を簡略化することができる。
なお、本実施の形態のカメラモジュール1、及びカメラモジュール21では、配線基板の上面に切欠部又は段差を形成し、レンズホルダの配線基板に固着される面を配線基板の切欠部又は段差に対応する形状に形成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、配線基板の上面に凸部を形成し、レンズホルダの底面を配線基板の凸部に対応する形状に形成する構成としてもよい。
〔実施形態2〕
本発明のカメラモジュールに関する他の実施形態について、図5及び図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態1にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
上述の実施形態1では、基板嵌合部切欠部が配線基板の上面及び側面を切り欠くように形成されている場合について説明したが、本実施形態では、基板嵌合部が配線基板の上面のみを切り欠くように形成されている場合について説明する。
図5(a)は、本実施形態に係るカメラモジュール31が備える配線基板32を示す上面図である。図5(a)に示すように、配線基板32の4つの長辺には、各3つの有底孔32aが等間隔で形成されている。
図5(b)は、図5(a)に示す配線基板32に形成された有底孔32aを示す拡大斜視図である。また、図5(b)に示すように、有底孔32aは、配線基板32の上面に形成されており、配線基板32の上面よりも低い底部32bと4つの側壁部32cとを有している。
図5(c)は、カメラモジュール31の、図5(a)に示すC−C’断面図である。図5(c)に示すように、レンズホルダ34の配線基板32に固着される面には、配線基板32の有底孔32aに嵌合する凸部34aが形成されている。カメラモジュール31では、配線基板32の有抵抗32aにレンズホルダ34の凸部34aが挿入された状態で、配線基板32とレンズホルダ34とが固着されている。これにより、さらに充分な固着強度が得ることでき、また、位置ズレの発生を防止することができる。
図6(a)は、本実施形態に係る配線基板32の変形例を示す上面図である。図6(a)に示すように、配線基板42の外周には、配線基板42の裏面まで貫通した貫通孔42aが形成されている。
図6(b)は、図6(a)に示す配線基板42に形成された貫通孔42aを示す拡大斜視図である。図6(b)に示すように、貫通孔42aは、配線基板42の上面に形成されており、4つの側壁部42cを有している。また、貫通孔42aは、配線基板42の上面を、配線基板12の裏面まで達するように切り欠いて形成されている。
図6(c)は、本実施形態の変形例であるカメラモジュール41の、図6(a)に示すC−C’断面図である。図6(c)に示すように、レンズホルダ44の配線基板42に固着される面には、配線基板42の貫通孔42aに対応する凸部44aが形成され、貫通孔42aと凸部44aとを嵌合させた状態で、接着剤8により配線基板12とレンズホルダ14とが固着されている。これにより、貫通孔42aと凸部44aとの、端面方向における固着面積が増大するため、配線基板42とレンズホルダ44との固着力を向上させることができると共に、配線基板42とレンズホルダ44との位置ズレの発生を、より効果的に防止することができる。
なお、本実施の形態のカメラモジュールでは、配線基板の上面に有底孔を形成し、レンズホルダの底面を配線基板の有底孔32aに対応する形状に形成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、配線基板の上面の外周に凸部を形成し、レンズホルダの配線基板に固着される面を、配線基板の凸部に対応する形状に形成する構成としてもよい。
また、上述した各実施形態で説明したカメラモジュールの製造プロセスは、配線基板とレンズホルダとの固着面に嵌合形状を付加する以外は従来のプロセスと同様であるため、詳細な説明は省略するものとする。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、例えば、カメラ付き携帯電話,デジタルスチルカメラ,セキュリティカメラなどの撮影可能な電子機器に好適に用いることができる。これにより、これら電子機器のユーザの幅を広げ、カメラという便利なサービスを広く提供するものである。
1 カメラモジュール
2 配線基板(基板)
2a 切欠部(基板嵌合部)
3 固体撮像素子
4 レンズホルダ(支持部材)
4a 凸部(保持部材嵌合部)
5 レンズバレル(光学構造体)
5a 絞り孔
6 レンズ(光学構造体)
7 IRカットフィルタ
8 固着剤
11 カメラモジュール
12a 切欠部(基板嵌合部)
14a 凸部(保持部材嵌合部)
21 カメラモジュール
22a 段差(保持部材嵌合部)
24a 保持部材嵌合部
31 カメラモジュール
32a 有底孔(基板嵌合部)
34a 凸部保持部材嵌合部)
41 カメラモジュール
42a 貫通孔(基板嵌合部)
44a 凸部保持部材嵌合部)

Claims (9)

  1. 被写体像を形成する光学構造体と、上記被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子が実装された基板と、上記光学構造体を保持して上記基板の上面の外周に固着された保持部材とを備えるカメラモジュールであって、
    上記基板の上面の外周には、上記保持部材と嵌合する基板嵌合部が形成され、
    上記保持部材の上記基板に固着される面には、上記基板嵌合部に嵌合する保持部材嵌合部が形成されていることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 上記基板嵌合部は、上記基板の端面に面した切り欠きであることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 上記切り欠きは、上記基板の裏面に達することを特徴とする請求項2に記載のカメラモジュール。
  4. 上記基板嵌合部は、有底孔であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  5. 上記基板嵌合部は、貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  6. 上記基板嵌合部は、上記固体撮像素子を囲むように形成された溝であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  7. 上記基板嵌合部は、上記固体撮像素子を囲むように形成された、上記固体撮像素子が実装された面よりも低い段差であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  8. 上記基板および上記保持部材の上記基板の上面に垂直な方向から見た寸法は、同一または上記基板のほうが小さいことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のカメラモジュールを備えた電子機器。
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