JP2010273136A - Earphone - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、音響機器として使用されるイヤホンに関し、さらに詳しくは音響特性改善のために筐体が設けられたイヤホンに関する。 The present invention relates to an earphone used as an acoustic device, and more particularly to an earphone provided with a casing for improving acoustic characteristics.
従来、音響機器として使用されるイヤホンにおいて、音響特性の改善の方法として、上記イヤホンのハウジングの一部に孔や音響抵抗材を設けて音響特性を調整するものがあった。例えば、従来の上記イヤホンは、一般的に図10に示すように構成されている。図10において、ハウジング102は、椀状の形状をしており、この内部にドライバーユニット103が備えられ、前面に放音をするための開口部110が形成されている。ドライバーユニット103は、一般的にヨーク104を有し、その内部に円状のマグネット105を介して円盤状のポールピース106が装着されている。ポールピース106との対向面側にボイスコイル108が装着された振動板107が取り付けられている。ハウジング102の背面には、孔109が設けられ、孔109のハウジング102内面側には、音響抵抗材111が設けられている。
Conventionally, in an earphone used as an acoustic device, as a method for improving acoustic characteristics, there has been a method of adjusting acoustic characteristics by providing a hole or an acoustic resistance material in a part of the earphone housing. For example, the above-described conventional earphone is generally configured as shown in FIG. In FIG. 10, the
また、低域限界周波数を拡張するための手段として、図11に示すように、低音補償用パイプ112を付加したイヤホンが知られている。その基本構成は、図10に示す例と同様であり、所定長及び所定径を有した低音補償用パイプ112を、ドライバーユニット103を有したハウジング102の内部空間と連通させてハウジング102と一体に設けたものである。このようにすることで、低音補償用パイプ112の空間の作用によって、上記振動板における低域限界周波数を拡張することができる。しかしながら、このような構成では、振動板の厚みや、上記低音補償用パイプの形状、内部容積に制限が発生し、音響特性の改善には限界があった。
As a means for extending the low frequency limit frequency, as shown in FIG. 11, an earphone to which a
そこで、図12に示すようなイヤホンが特許文献1によって提案されている。図12に示すイヤホンは、第1のハウジング201と、第2のハウジング202が連結路203を介して連通した構成を用いている。第1のハウジング201には、図10、図11に記載したものと同様のドライバーユニット103が設けられている。第2のハウジング202は中空になっていて、図11に示す例における低音補償用パイプ112の空間と同様の機能を担っている。さらに上記第2のハウジング202の内部空間に低音補償手段として機能する低音補償用振動板204が配置されている。このように構成することにより、イヤホンは中高音域の特性に影響を及ぼすことなく低域特性を改善できる。また、上記発明は、使用時に第一のハウジング201を耳孔に挿入できるようにしてあるので、低域の音響特性改善が可能なイヤホンの構成になっている。
Therefore, an earphone as shown in FIG. The earphone shown in FIG. 12 uses a configuration in which a
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、音響特性を改善するためには上記孔を第1のハウジング201に設けざるを得ず、加工に手間がかかり、さらに低音補償振動板や音響抵抗材を設けることによってコストが高騰するという問題があった。また、上記第一、第二のハウジング201,202、連結路203からなる筐体の大きさを増減することで音響特性を改善しようとすると、イヤホンの大きさが使用者の耳介の大きさに合わなくなるという問題があった。例えば、低域の周波数応答を改善するために上記筐体を大きくすると、使用者の耳孔に嵌まりにくくなって耳から外れやすくなるため、筐体の大きさの増減による音響特性の改善には限界があった。
However, in the invention described in
本発明は、コスト高騰の要因である低音補償板や音響抵抗材などを設けることなく音響特性を改善することができ、また、音響特性を改善するために筐体を大きくしても耳から外れにくく、使用者の耳への装着感が向上するイヤホンの提供を目的とする。 The present invention can improve the acoustic characteristics without providing a low-frequency compensator or an acoustic resistance material, which is a cause of cost increase, and can be removed from the ear even if the casing is enlarged to improve the acoustic characteristics. It is an object of the present invention to provide an earphone that is difficult and improves the user's feeling of wearing in the ear.
本発明は、ドライバーユニットと、上記ドライバーユニットを収納し、放音面である正面と椀状に形成された背面を有するハウジングと、上記ハウジングとは別の中空の筐体と、上記ハウジングの背面上部と、上記筐体の端面を連結する連結路と、を備え、上記筐体は、上記ハウジングの背面と正面の中心を結ぶ線に対して、斜めにシフトしていることを最も主要な特徴とする。 The present invention includes a driver unit, a housing that houses the driver unit and has a front surface that is a sound emitting surface and a rear surface that is formed in a bowl shape, a hollow housing that is separate from the housing, and a rear surface of the housing And a connecting path that connects the end face of the housing, and the housing is shifted obliquely with respect to a line connecting the back surface and the front center of the housing. And
本発明にかかるイヤホンによれば、上記筐体空間の増減によって音響特性を容易に改善あるいは調整することができ、特に低中音域の音質を向上させ、高音域を安定させることができる。また、上記筐体が、上記ハウジングの背面と正面の中心を結ぶ線に対して斜めにシフトしていることにより、筐体の荷重によってハウジングを回転させようとする力が弱く、使用者の耳から外れにくいという効果があり、さらに、ハウジングの形状および大きさの自由度が増大するため、使用者の耳への装着感を向上させることができる。ハウジングに必要とされていた孔の加工の手間がいらず、低音補償用の振動板などを必要としないためコストを低減することができる。 According to the earphone according to the present invention, the acoustic characteristics can be easily improved or adjusted by increasing or decreasing the housing space, and particularly the sound quality in the low to mid range can be improved and the high range can be stabilized. Further, since the housing is obliquely shifted with respect to the line connecting the center of the back surface and the front surface of the housing, the force to rotate the housing due to the load of the housing is weak, and the user's ear Since the degree of freedom of the shape and size of the housing is increased, it is possible to improve the user's feeling of wearing the ear. Costs can be reduced because there is no need for processing the holes required for the housing and no diaphragm for compensating for the low frequency is required.
以下、本発明にかかるイヤホンの実施例について図面を参照しながら説明する。
図1において、イヤホンは、主要な構成部分として、ハウジング2、筐体1、これらハウジング2と筐体1を一体に連結する連結路5、放音管3、イヤーピース4を有してなる。ハウジング2は、中空状に形成されてこの中空状の内部に図示しないドライバーユニットが収納され、椀状に形成されている背面2−2と、平面形状が円形に形成されている正面2−1を有している。筐体1は、ハウジング2とは別の中空の部材で、両端面が塞がれた円筒状に形成されている。上記連結路5は、円筒状に形成されていて、ハウジング2の背面2−2と、筐体1の一端面を連結し、ハウジング2と筐体1の内部空間を連通している。筐体1からは、リード引き出し部6が棒状に突出して形成されている。ハウジング2は、正面2−1から後述する図7における使用者の外耳道14に向けて突出して形成されている放音管3を備えている。放音管3の先端部外周にはイヤーピース4が嵌合されている。図示の実施例では、筐体1、連結路5、ハウジング2、放音管3が樹脂等によって一体成形されているが、これらの部品の全部または一部を別部品として制作し、最終的に一体に組み立てるようにしてもよい。
Hereinafter, embodiments of an earphone according to the present invention will be described with reference to the drawings.
In FIG. 1, the earphone includes a
図2において、筐体1は、その使用態様すなわち使用者の耳に装着された態様において、筐体1がハウジング2の斜め上方に位置するように、上記連結路5がハウジング2の背面2−2に連結されている。より具体的には、ハウジング2の椀状に形成された背面2−2のうち、使用者の頭部側に位置する部分の傾斜面に連結路5の一端が連結され、連結路5の他端に筐体1が連結されている。上記連結路5は、使用者の頭部側に位置するハウジング2の上記傾斜面の接線に略直交する方向に延び出ることにより、筐体1は、上記のように、使用態様においてハウジング2の斜め上方に位置するように構成されている。なお筐体1の位置は、ハウジング2の背面2−2と正面2−1の中心を結ぶ線Aに対して、筐体1の中心Bが、上方または下方にシフト(例えばB´に移動)していればよく、上方または下方にシフトさせるかは任意である。また、図3に示すように筐体1の位置は、ハウジング2の背面2−2と正面2−1の中心を結ぶ点A乃至線Aに対して、筐体1の中心Bを、使用者の前方また後方にシフト(例えばC´に移動)させてもよい。使用者の前方または後方にシフトさせるかは任意である。さらに、筐体1の中心をD´、E´に移動してもよい。すなわち、筐体1は、ハウジング2の背面2−2と連結路5によって連結されている限りにおいて、ハウジング2の背面2−2と正面2−1の中心を結ぶ線Aに対して、任意の位置に斜めにシフトしていればよい。また、例えば使用者の前方かつ下方あるいは、使用者の後方かつ上方に筐体1をシフトすることが可能である。さらに、筐体1を線Aを中心にして回転させる適宜の構造にしてもよい。例えば、ハウジングの正面2−1を別体でハウジングの背面2−2に嵌め合わせる構造にし、ハウジングの背面2−2を正面2−1に対して回転させると、筐体1の位置は線Aを中心として回転させることができる。上記ように筐体1を、ハウジング2の背面2−2と正面2−1の中心を結ぶ線Aに対して斜めにシフトさせて位置構成すれば、筐体1の荷重によってハウジング2を回転させようとする力が弱くすることができ、使用者の耳から外れにくいという効果を得ることができる。また、連結路5の連結位置は任意である。図2から判るように、使用態様において、ハウジング2に対し斜め上方の位置関係で筐体1が設けられていると、使用者の耳への装着感をより好ましい状態にできる。
In FIG. 2, the
上記実施例にかかるイヤホンは、装着時に筐体1が使用者の耳介の外部に突出し、筐体1を大きくしても使用者の耳介に接触しにくい構成となっている。また、上記のように使用者の耳介から脱落しにくく、筐体1の内部容積の増減によって音響特性を容易に改善することができる。加えて、音響特性の改善は筐体1の内部容積の増減によって行うことができるため、使用者の耳への装着感を好ましい状態に保ったまま音響特性を改善することができる。
The earphone according to the above embodiment has a configuration in which the
なお、図示しない前記ドライバーユニットの構成は、目的に応じて適宜のものを選択することができる。例としては、図10に示した一般的なドライバーユニット103と同様の構成のドライバーユニットを採用してもよい。筐体1及び連結路5の形状は任意であるが、使用者の装着感を考慮すると円筒状など角張らない形状にすることが好ましい。
The configuration of the driver unit (not shown) can be selected as appropriate according to the purpose. As an example, a driver unit having the same configuration as the
図2において、筐体1からは、リード引き出し部6が形成されている。リード引き出し部6は、イヤホンの使用態様において使用者の耳介の珠間切痕に嵌るように、筐体1の下部外周から珠間切痕側に棒状に突出している。リード引き出し部6の内面は空洞になっており、その空洞から図示しない配線が外部へ出て、外部からの適宜の音声信号を受け取ることができる。リード引き出し部6の長さ方向の寸法は任意であるが、できるだけ長めにしておくと配線が傷みにくくなるため好ましい。なお、図示の実施例は、使用者の右耳に装着することを想定した実施例である。左耳に装着するイヤホンは、図示の実施例に対し左右対称形になる。左右のイヤホンをリード線などの適宜の方法で電気的に導通して音声信号を送信できるように構成すれば、一般的なステレオイヤホンとすることができる。
In FIG. 2, a
図3において、筐体1の前記連結路3とは反対側の端面は、デザイン画、彫刻などを施すことができる平面形状が円形である意匠面1aになっている。イヤホンの使用時において、上記意匠面1aが、使用者の矢状面(人体を正面としたときにその正面を左右対称に分ける面)と平行になるように、筐体1は上記ハウジング2の背面2−2と連結路5を介して連結されている。このように形成することにより、その意匠面1aは人の目によって認識されやすくなっているため、意匠面1aに画像や彫刻、商標などを施せば、広告効果が期待できる。意匠面1aの形状は任意で、例えば、円形状、四角形状、ひし形、多角形、楕円形など適宜の形状を選択することができる。
In FIG. 3, the end surface of the
使用時においてハウジング2の椀状の背面2−2は、図7に示す使用者の耳珠11内側(奥側)面と対珠12内側(奥側)面に接合し、ハウジング2の正面2−1は、図7に示す耳甲介13に接合し、ハウジング2は、使用者の耳珠11及び対珠12と、耳甲介13によって押圧される。このようにして、ハウジング2は、使用者の耳珠内側11、対珠内側12と、耳甲介13によって形成されている使用者の耳介の腔に適合し、上記耳介の弾性力によって脱落しにくい形状となっている。
In use, the bowl-shaped rear surface 2-2 of the
図2に示すように、ハウジング2は、その正面2−1から図7における使用者外耳道14方向に突出するように形成された放音管3を備えている。また、上記放音管3にはイヤーピース4が嵌合されている。イヤーピース4は、放音管3の外周に嵌合する円筒状の部分と、この円筒状の部分の先端から折り返されて半球状に形成されかつ柔軟性を有する部分からなる。このイヤーピース4の柔軟性を有する部分は外耳道内周面に密着する。このように構成されていることにより、イヤーピース4とハウジング2は、使用者の耳介に適合し易くなっており、装着感を向上させている。また、筐体1が存在することにより、ハウジング2を含めた内部容積を十分に確保することができるため、音響特性を調節するための孔をハウジング2に設ける必要がなく、加工の手間や音響抵抗材などのコストを抑えることができる。
As shown in FIG. 2, the
図4に示すように、図示しないドライバーユニットを内部に有するハウジング2と筐体1の内部空間が連結路5を介して空間的に連通されている。筐体1の内部構造は中空となっており、上述のような位置関係で、ハウジング2と筐体1を設けることで、筐体1の中空の大きさを適度に増減して音響特性を調整することができる。この音響特性調整手段は、イヤホンの装着性を決定するハウジング2の大きさや形状に依存するものではないから、装着性を損なうことなく音響特性を調整することができる。
As shown in FIG. 4, the
連結路5の長さは任意であるが、あまり長くなると音響特性が劣化するため、短いことが好ましい。このように、図示の実施例に係るイヤホンは、筐体1の中空、連結路5の空洞、およびハウジング2の空洞が連通していて内部容積が増大しているため、ドライバーユニットの振動板に対する背圧を軽減し、特に中低音の音響特性を調節し向上させることができる。また、高音の音響特性も維持することができる。上記筐体1、連結路5、およびハウジング2の内部空間の形状としては、図示の形状に限らず、音響特性を向上できるならば、適宜の形状を採り入れることができる。
The length of the connecting
図5において、イヤーピース4は、使用者の外耳道に適合するようにシリコーンなどの柔軟な素材でできており、放音管3の外周に嵌合するために円筒状に形成された基部4−1と、この基部4−1の先端外周から折り返して一体に形成された外耳道への装着部4−2を有してなる。この装着部4−2は、半径方向の面に沿って切断された中空の球体すなわち半球状に形成されている。イヤーピース4の基部4−1は、放音方向の中心孔を有し、上記基部4−1の後端部内周は径が小さくなっていて、この小径部が放音管3への嵌合部4−3となっている。
In FIG. 5, the
放音管3の先端部外周は小径部となっていて、この小径部がイヤーピース4の嵌合部3−1となっている。嵌合部3−1には、その周面に沿って2つの突起3−2,3−3が嵌合部3−1の中心軸線方向に所定の距離をおいて設けられている。突起3−2,3−3の間隔はイヤーピース4の嵌合部4−3の中心軸線方向の寸法とほぼ同じまたはそれよりも僅かに短くなっている。突起3−2,3−3は、放音管3の中心軸線を含む面での断面において、上記中心軸線に直交する面と、この面に交わり上記中心軸線に対して傾斜した面を有してなる。突起3−2,3−3は、それぞれの上記中心軸線に直交する面が互いに対向し、これらの面から互いに外側に向かって上記中心軸線に対して傾斜した面が形成されている。図5に示す態様では、上記突起3−2,3−3間にイヤーピース4の嵌合部4−3が嵌合していて、イヤーピース4が放音管3から比較的大きく突出している。図6に示す態様では、イヤーピース4の嵌合部4−3の一部が上記突起3−3を乗り越え、イヤーピース4の後端が放音管3の嵌合部3−1の後端の段部に当接してイヤーピース4が後退している。このイヤーピース4の後退位置では、柔軟性のあるイヤーピース4の嵌合部4−3に上記突起3−3が食い込み、イヤーピース4の後退位置を維持するようになっている。放音管3に対してイヤーピース4を、図5に示すように大きく突出させるか、または図6に示すように後退させるかは、使用者の好みに応じて選択すればよい。このようにイヤーピース4の位置は、2段階に調整可能とすることができる。放音管3の嵌合部3−1に形成する突起の数を増やすことにより、イヤーピース4の突出量を調整可能な段数が増える。ゆえに、上記突起の段数を増減することで、上記位置調整の調節段階を適宜の数とすることができる。
The outer periphery of the distal end portion of the
上記実施例に係るイヤホンを耳介に装着すると、図7に示すように、ハウジング2の椀状の背面2−2は、前述のように使用者の耳珠11の内側と対珠12内側に接合し、上記ハウジング2の正面2−1は、耳甲介13に接合している。上記ハウジング2は、使用者の耳珠11及び対珠12の内側と、耳甲介13によって押圧されている。筐体1は、その意匠面1aが、使用者の矢状面(人体を正面から左右対称に割ったときを想定した面)方向と平行になるように上記ハウジング2の背面と連結路5を介して連結されている。従って、上記イヤホンの使用時において、外部から意匠面1aが見え易くなっている。また、上記ハウジング2の正面2−1が耳甲介13に接合していることにより、使用者に装着が適合しているといった安心感を与える効果もある。また、筐体1からは、使用者の耳介の珠間切痕に嵌るようにその位置関係が形成されている棒状のリード引き出し部6が突出しており、リード部引き出し部6は、耳介の形状に適合している。さらに、上記ハウジング2の前面2−1から使用者の外耳道14方向に突出するように形成された放音管3には、イヤーピース4が嵌合され、イヤーピース4は使用者の外耳道14に挿入される。このように図示の実施例に係るイヤホンは、その形状が一般的な人間の耳介に適合するように形成されており、使用者の装着感を向上させ、使用時において脱落しにくくなっている。さらに、イヤーピース4が使用者の耳介に適合して密着することで、音漏れの少ない構成になっている。
When the earphone according to the above embodiment is attached to the auricle, as shown in FIG. 7, the saddle-shaped back surface 2-2 of the
なお、図6に示すように、ハウジング2、連結路5、または筐体1の少なくとも1つに、音響調節のための孔7を少なくとも1つ設けることができる。音響調節孔7が、例えば、意匠面1aに設けられると、意匠面1aに施される装飾あるいは商標などによって音響調節孔を肉眼によってとらえにくくすることができる。上記音響調節孔7にはさらに図示しない音響抵抗材を貼付することもできる。音響調節孔7の数とその位置は、目的に応じて適宜選択でき、音響抵抗材の数も適宜選択できる。
As shown in FIG. 6, at least one hole 7 for acoustic adjustment can be provided in at least one of the
図9は、図10に示した従来のイヤホンと、図1に示した本発明の実施例に係るイヤホンに、1mWの入力を加え、人工耳カップラ内の周波数と音圧を測定したグラフである。線aは、本発明の実施例に係るイヤホンの測定値、点線bは、従来品のイヤホンの測定値を示している。なお、測定方法は、EIAJ(日本電子機械工業会)規格:RC−7502Aに準拠した。上記人工耳カップラ内の形状は、EIAJ(日本電子機械工業会)規格に準拠しB&K 4157相当品を用いた。図9に示す結果から、本発明の実施例に係るイヤホンは、従来のイヤホンと比較して低中音領域の音響特性が改善されていることが判った。 FIG. 9 is a graph obtained by measuring the frequency and sound pressure in the artificial ear coupler by applying 1 mW input to the conventional earphone shown in FIG. 10 and the earphone according to the embodiment of the present invention shown in FIG. . Line a indicates the measured value of the earphone according to the embodiment of the present invention, and dotted line b indicates the measured value of the conventional earphone. In addition, the measuring method was based on EIAJ (Japan Electronic Machinery Manufacturers Association) standard: RC-7502A. The shape of the artificial ear coupler was B & K 4157 equivalent in conformity with EIAJ (Japan Electronic Machinery Manufacturers Association) standard. From the results shown in FIG. 9, it was found that the earphone according to the example of the present invention has improved acoustic characteristics in the low to mid range compared to the conventional earphone.
1 筐体
1a 意匠面
2 ハウジング
2−1 ハウジングの正面
2−2 ハウジングの背面
3 放音管
3−1 嵌合部
4 イヤーピース
4−1 基部
5 連結路
6 リード引き出し部
7 音響調節孔
10 耳甲介
11 耳珠
12 対珠
13 耳甲介
14 外耳道
DESCRIPTION OF
本発明にかかるイヤホンは、ドライバーユニットと、ドライバーユニットを収納し、放音面である正面と椀状に形成された背面を有するハウジングと、ハウジングとは別の中空の筐体と、ハウジングの背面と筐体の端面を連結する連結路と、を備え、筐体は、ハウジングの背面と正面の中心を結ぶ線に対して使用態様において、斜め上方にシフトし、筐体がハウジングの斜め上方に位置するように連結路がハウジングの背面に連結され、連結路は、ハウジングの背面の傾斜面から伸び出ていることを最も主要な特徴とする。 Earphone according to the present invention includes a driver unit, accommodating the de Lai bar unit, a housing having a rear which is formed on the front and cup shape are sound surface, and another hollow housing and housings, C includes a connecting passage for connecting the rear and end face of the housing of the Ujingu, a housing, in embodiments used with respect to a line connecting the centers of the rear and front of the housings, it shifted diagonally upward, housing housing The connecting path is connected to the back surface of the housing so as to be located obliquely above the housing, and the connecting path is characterized by extending from the inclined surface of the back surface of the housing .
本発明にかかるイヤホンは、ドライバーユニットと、上記ドライバーユニットを収納し、放音面である正面と椀状に形成された背面を有するハウジングと、上記ハウジングとは別に、内部容積を増大させてドライバーユニットの振動板の背圧を軽減するために設けられた内部が中空の筐体と、上記ハウジングの背面と上記筐体の端面を連結して上記ハウジングと筐体の内部空間を連通する連結路と、を備え、上記筐体は、上記ハウジングの背面と正面の中心を結ぶ線に対して使用態様において、斜め上方にシフトし、使用態様において上記筐体が上記ハウジングの斜め上方に位置するように上記連結路が上記ハウジングの背面に連結され、上記連結路は、上記ハウジングの背面の傾斜面から伸び出ていることを最も主要な特徴とする。
Earphone according to the present invention includes a driver unit, and housing the driver unit, the housing having a rear which is formed on the front and cup shape are sound surface, to separate from the said housing to increase the internal volume A housing provided in order to reduce the back pressure of the diaphragm of the driver unit, and a connection that connects the rear surface of the housing and the end surface of the housing to communicate the housing and the internal space of the housing. And the housing is shifted obliquely upward in the usage mode with respect to a line connecting the back surface and the front center of the housing, and the housing is positioned diagonally above the housing in the usage mode. Thus, the connection path is connected to the back surface of the housing, and the connection path extends from the inclined surface of the back surface of the housing.
なお、図8に示すように、ハウジング2、連結路5、または筐体1の少なくとも1つに、音響調節のための孔7を少なくとも1つ設けることができる。音響調節孔7が、例えば、意匠面1aに設けられると、意匠面1aに施される装飾あるいは商標などによって音響調節孔を肉眼によってとらえにくくすることができる。上記音響調節孔7にはさらに図示しない音響抵抗材を貼付することもできる。音響調節孔7の数とその位置は、目的に応じて適宜選択でき、音響抵抗材の数も適宜選択できる。
As shown in FIG. 8 , at least one hole 7 for acoustic adjustment can be provided in at least one of the
Claims (11)
上記ドライバーユニットを収納し、放音面である正面と椀状に形成された背面を有するハウジングと、
上記ハウジングとは別の中空の筐体と、
上記ハウジングの背面と、上記筐体の端面を連結する連結路と、を備え、
上記筐体は、上記ハウジングの背面と正面の中心を結ぶ線に対して斜めにシフトしていることを特徴とするイヤホン。 A driver unit,
A housing that houses the driver unit and has a front surface that is a sound emitting surface and a rear surface that is formed in a bowl shape;
A hollow housing separate from the housing;
A rear surface of the housing, and a connecting path connecting the end surfaces of the housing,
The earphone is characterized in that the housing is shifted obliquely with respect to a line connecting the back surface and the front center of the housing.
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