JP2010272035A - 交通機関の再入場管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
輸送混乱発生時の混雑緩和のため、駅外で待つ利用者にインセンティブを付与することで、駅外で待つ利用者を増加させることにより、その結果として駅内の混雑を解消させることを目的とする。これを実現するためには、乗車記録と事故状況情報とを処理する必要があるが、従来技術では、センタで処理していたため、ネットワーク負荷がかかる、処理に時間がかかる、という課題があった。
【解決手段】
SF乗車券に輸送混乱時に出場した情報と再入場の情報を記録し、改札機で利用者が輸送混乱時に駅外で待機した者かどうか判定し、事故影響度と駅外にて待機した待機時隔と乗車距離とをもとに割引処理やポイント付与を行うインセンティブ付与方法及びインセンティブ付与システム。
【選択図】 図1
輸送混乱発生時の混雑緩和のため、駅外で待つ利用者にインセンティブを付与することで、駅外で待つ利用者を増加させることにより、その結果として駅内の混雑を解消させることを目的とする。これを実現するためには、乗車記録と事故状況情報とを処理する必要があるが、従来技術では、センタで処理していたため、ネットワーク負荷がかかる、処理に時間がかかる、という課題があった。
【解決手段】
SF乗車券に輸送混乱時に出場した情報と再入場の情報を記録し、改札機で利用者が輸送混乱時に駅外で待機した者かどうか判定し、事故影響度と駅外にて待機した待機時隔と乗車距離とをもとに割引処理やポイント付与を行うインセンティブ付与方法及びインセンティブ付与システム。
【選択図】 図1
Description
本発明は交通機関利用者へのインセンティブ付与方法に関し、特に列車内や駅内の混雑解消を目的とした、駅外にて待機する利用者へのインセンティブ付与方法に関する。
鉄道などの交通機関においては、事故や故障などが原因で遅延や運休といった輸送混乱が発生した場合、列車内、ホーム、駅構内は大変混雑してしまう。この問題を解消する一手法として、駅係員を介さず遅延証明書や振替輸送券を発行するシステムがある。
しかし利用者の中には、急いでいないので混雑を避けたいという者や、復旧を待ちながら簡単な用事を済ませてしまいたいので駅外に出たいという者も存在する。このような、輸送混乱の際に駅外で待っていたいというニーズを持つ利用者に対して、駅外へ出場することを支援する仕組みがあれば、結果として駅内や列車内の混雑を緩和することができる。
利用者の出場を促す従来の仕組みとしては、まず定期券がある。利用者が定期券を所持しており且つ定期区間内であれば、利用者は改札機を通り自由に駅を出入りすることができた。また、乗車券に予め運賃を貯めておくSF(ストアドフェア)乗車券で入場した利用者が同じ駅から出場する場合、通常は駅係員に出場処理をして貰わなければならなかったが、輸送混乱が発生している場合は改札機に事故設定をすることで改札機にて入場取消処理を行えるようにし、利用者が有人窓口に並ばずに出場できるようにする技術がある(非特許文献1)。
しかし、SF乗車券で列車に乗車した場合は、一度改札外に出てしまうとその時点で行程が完結し、次回入場時に初乗り料金が発生してしまう。これを解決する一手法として、出場した利用者が改札外の店舗での買い物により乗り継ぎ情報を取得することで、利用者の入場を乗り継ぎ扱いの再入場として処理するシステム(特許文献1)が提案されている。
他に利用者の行動によって料金を割り引く仕組みとしては、センタサーバに記憶された乗車区間や使用回数等の履歴情報を用いて、利用者にとって有利な後払い料金を算出するシステム(特許文献2)が提案されている。
"2007年3月18日にSuicaとPASMOは相互利用サービスを開始します。"、[online]、東日本旅客鉄道株式会社、[平成21年2月2日検索]、インターネット<URL:http://www.jreast.co.jp/press/2006_2/20061215.pdf>
しかし、上記の従来の提案には次のような課題があった。
特許文献1では、交通機関外で情報管理をすることが必要となり、輸送混乱という何時どこで発生するか不明確な事態に対応するためのリソースを整備することは難しい。
また、輸送混乱に関する情報を保持していない。そのため利用者が居る駅で輸送混乱が発生しているかどうかの判断ができない。また、利用者が輸送混乱を避け駅外で待機していた者かどうか判断することができない。
具体的には、再入場後の利用者の乗車経路が輸送混乱区間と重なるかどうか、及び前回乗車経路と逆向きであるかを判断することができないため、例えば出場した後に再入場した利用者が輸送混乱の回復を待っていた者なのか元々その駅で用事があった者であるのか区別できない。そのため、輸送混乱には列車不通もしくは遅延か、回復が早いかもしくは遅いかといった程度の違いに応じたインセンティブの付与ができない。
特許文献2は、センタサーバに集積された乗車記録をもとに割引処理を行う技術である。そのため無記名式のSF乗車券のような、センタサーバでID管理されていない乗車券に対してインセンティブを付与することが難しかった。
また、ネットワークを介し乗車記録をセンタサーバに集積する技術であるため、利用者に対し即時にインセンティブを付与することが難しかった。もし輸送混乱時に利用者へインセンティブを付与しようとすると、全ての入出場をセンタサーバでトランザクション処理する必要があり、センタサーバとネットワークの負荷が膨大となり実現が困難であった。
本発明は上記を鑑みてなされたもので、輸送混乱が発生した際に駅外で待っても構わないと考える利用者を増加させることにより、その結果として駅内の混雑を解消し、また利用者の不満を低減する、駅外にて待機する利用者へのインセンティブ付与方法及びインセンティブ付与システムを提供することを目的とする。
そこで本発明は、ストアドフェアを記憶するSF乗車券と、駅に設置された複数の改札機とを含むシステムにおいて、輸送混乱発生時に利用者が途中出場したことを判定し、途中出場した時間や、事故の影響度に応じた、インセンティブを利用者に付与する。
具体的には、利用者が前記SF乗車券を使って改札を通過する際に、前記改札機は前記SF乗車券に記録されている情報を読み取る読取手段と、入出場の種別や通過時刻や駅コードやSF残高を含む履歴情報を書き込む書込手段と、
輸送混乱が発生した場合に事故状況情報を受信して記録する事故状況受信処理手段と、
利用者が出場するとき、輸送混乱が発生している場合は前記SF乗車券に事故時出場情報を書き込む事故時出場処理手段と、
利用者が入場するとき、前記読取手段により前記SF乗車券から事故時出場情報を読み取った場合、直近の出場履歴と今回の入場履歴をもとに、今回の入場が再入場かどうか判定し、再入場と判定した場合前記SF乗車券に再入場情報を書き込む再入場処理手段と、
利用者が出場するとき、前記読取手段により前記SF乗車券から再入場情報を読み取った場合、利用者の乗車経路を判定し駅外待機した者かどうか区別する経路判定処理手段と、
前記経路判定処理手段により駅外待機した者と判定できた利用者にインセンティブを付与するインセンティブ付与処理手段と、とにより、上記課題を解決する。
輸送混乱が発生した場合に事故状況情報を受信して記録する事故状況受信処理手段と、
利用者が出場するとき、輸送混乱が発生している場合は前記SF乗車券に事故時出場情報を書き込む事故時出場処理手段と、
利用者が入場するとき、前記読取手段により前記SF乗車券から事故時出場情報を読み取った場合、直近の出場履歴と今回の入場履歴をもとに、今回の入場が再入場かどうか判定し、再入場と判定した場合前記SF乗車券に再入場情報を書き込む再入場処理手段と、
利用者が出場するとき、前記読取手段により前記SF乗車券から再入場情報を読み取った場合、利用者の乗車経路を判定し駅外待機した者かどうか区別する経路判定処理手段と、
前記経路判定処理手段により駅外待機した者と判定できた利用者にインセンティブを付与するインセンティブ付与処理手段と、とにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、輸送混乱発生時に、利用者が途中出場したことを検知でき、途中出場した時間や、事故の影響度に応じた、利用者へのインセンティブ付与方法及びインセンティブ付与システムを提供できる。それにより、列車内や駅内の混雑を緩和でき、利用者の不満を低減することが可能となる。
以下本発明の実施の一形態について図面を適宜参照し説明する。
図1は本実施形態であるインセンティブ付与システムの構成図である。図1に示すように、本実施形態は各駅に設置された改札機101と、利用者102の持つSF乗車券103と、操作端末104、もしくはネットワーク105を介して改札機101と接続する運行監視サーバ106と、を具備している。
図中、改札機101は各駅の改札口に設置され、後述する読取手段301/書込手段302によりSF乗車券103との間でデータのやり取りを行うことができる自動改札機である。SF乗車券103はデータテーブル107を持ち、ICカードの場合は更に送受信装置を持ち、利用者102が改札機を通過する際に使用する。
図2はSF乗車券103の保持するデータの概要図である。SF乗車券103は、事故時出場情報、再入場情報、使用の種別(入場、出場、物販、チャージなど)と使用の日付と使用の時刻と使用の駅コードと使用時点でのSF残高とを含む履歴情報、ポイントの情報を持つ。
図3は改札機101のハードウエア構成図である。改札機101は、利用者102がSF乗車券103を使って改札を通過する際に、SF乗車券103に記録されているデータテーブル107から情報を読み取る読取手段301と、履歴情報を書き込む書込手段302と、乗車経路をもとに料金を計算しSFから料金を精算して入出場情報を作成する精算処理手段303と、輸送混乱が発生した場合に事故状況情報を受信して記録する事故状況受信処理手段304と、利用者102が出場するとき、輸送混乱が発生している場合はSF乗車券103に事故時出場情報を書き込む事故時出場処理手段305と、利用者102が入場するとき、読取手段301によりSF乗車券103から事故時出場情報を読み取った場合、今回の入場が再入場かどうか判定し、再入場と判定した場合SF乗車券103に再入場情報を書き込む再入場処理手段306と、利用者102が出場するとき、読取手段301によりSF乗車券103から再入場情報を読み取った場合、利用者102にインセンティブを付与するインセンティブ付与処理手段307と、時刻を得るためのタイマー308と、磁気乗車券に読み書きしたりIC乗車券と電波などで情報を送受信したりするI/F(インタフェース)310と、演算を行うCPU311と、メモリやHDDで構成される記憶領域312と、を具備する。
ここで、事故状況受信処理手段304が受信する前記事故状況情報は、駅係員が操作端末103から入力してもよいし、運行監視サーバ101がネットワーク102を介して送信してもよいし、運行監視サーバ101及び図示しない駅サーバがネットワーク102を介して送信してもよい。
また事故状況情報には、輸送混乱の各駅ごとの発生時刻と、事故影響度(運転中止、運転休止、遅延大、遅延中、遅延小などレベル分けされる)と、輸送混乱が解消された復旧時刻と、が含まれる。
また上記インセンティブ付与方法において、利用者102が出場するとき、読取手段301によりSF乗車券103から再入場情報を読み取った場合、今回乗車経路が輸送混乱による途中出場かどうかを判定する経路判定処理手段309と、前記途中出場と判定した場合に利用者102へインセンティブを付与するインセンティブ付与処理手段307を具備もすることも本実施例に含まれる。
図4は本実施形態であるインセンティブ付与システムが適用される、鉄道の路線図の例を示す。以下、利用者が路線Aの駅Aから入場した後駅Bで乗り換え、路線Bの駅Eから出場しようとしたときに、路線Bにて輸送混乱が発生したため駅Bで退場した後再入場する場合を例に説明するが、本実施例はそれに限定されるものではない。なお図中駅の下部に記載の文字列は、後述する駅コードを示す。
まず利用者102は駅Aから入場する。利用者は改札口を通過する際はSF乗車券103を改札機101に投入もしくは接近させ、改札機101は読取手段301及び精算処理手段303及び書込手段302により通常時の改札手続きを行う。
次に利用者102は、何らかの方法(メール、放送、無線LAN、情報表示装置など)により路線Bで事故があり、輸送混乱が発生していることを知る。そこで駅Bにて駅外へ出て復旧を待つことにし改札機を通り外へ出る。このとき、改札機101は事故状況受信処理手段により事故状況情報を受信し記録している。
図5は利用者102が駅Bにて輸送混乱発生中に、駅Bから退場する際の処理を示すフローチャートである。改札機は事故状況情報を有する場合(S001)、事故時出場処理手段305により、出場する利用者のSF乗車券103に対し事故時出場情報をONで書き込む(S002)。上記処理を行うとともに改札機101は精算処理を行い、出場履歴を書き込む(S003)。
次に利用者102は駅外で待機した後、駅Bへ入場する。
図6は再入場をする際の処理を示すフローチャートである。改札機101は再入場処理手段306により、SF乗車券の事故時出場情報がONのとき(S011)、前回出場履歴の駅コードと改札機101が所属する駅の駅コードを比較し、同駅であるかどうか判定する(S012)。同駅の場合は、乗車券の再入場情報をON(S013)とするとともに、直近の出場履歴(駅Bの出場履歴)の時刻と、タイマー308より得られる現在時刻もしくは事故状況情報の復旧時刻との差分により算出される出場時隔を再入場情報として書き込む(S014)。その後事故時退場情報をOFF(S015)にして書き込む。同駅でない場合は、再入場情報は書き込まず、事故時退場情報をOFFとする。
図6は再入場をする際の処理を示すフローチャートである。改札機101は再入場処理手段306により、SF乗車券の事故時出場情報がONのとき(S011)、前回出場履歴の駅コードと改札機101が所属する駅の駅コードを比較し、同駅であるかどうか判定する(S012)。同駅の場合は、乗車券の再入場情報をON(S013)とするとともに、直近の出場履歴(駅Bの出場履歴)の時刻と、タイマー308より得られる現在時刻もしくは事故状況情報の復旧時刻との差分により算出される出場時隔を再入場情報として書き込む(S014)。その後事故時退場情報をOFF(S015)にして書き込む。同駅でない場合は、再入場情報は書き込まず、事故時退場情報をOFFとする。
このようにSF乗車券へ事故時退場情報や再入場情報を書き込む処理手段をとることで、改札機101は他の改札機や上位サーバ(運行監視サーバ106や図示しない駅サーバ)に情報を送信する必要無く利用者102が輸送混乱で駅外待機していた者かどうかを判断することができるようになる。また、改札機101とSF乗車券103の間で処理を完結させられるので、高速に改札処理をすることが可能となる。上記処理を行うとともに改札機101は精算処理を行い、入場履歴を書き込む(S016)。
次に利用者102は目的地である駅Eへ到着し出場する。
図7は再入場後の出場をする際の処理を示すフローチャートである。SF乗車券の再入場情報がONのとき(S021)、改札機101は経路判定処理手段309により、直近の入場履歴(駅Bでの入場履歴)と今回の出場履歴から今回乗車経路を判定し、前回の入場履歴(駅Aでの入場履歴)と直近の出場履歴(駅Bでの出場履歴)から前回乗車経路を判定し、2つの経路を比較して経路の進行方向が逆向きになっていないか、具体的には利用者が駅Bで折り返すような経路となっていないどうかを判定し、利用者102が駅外待機した者かどうか判定する(S022)。駅外待機した者と判定できた場合は、インセンティブ付与処理手段307により利用者に対しインセンティブを付与する(S023)。その後再入場情報をOFFにし(S024)、精算処理をおこない出場履歴を書き込む(S025)。
このように上記の経路判定処理手段309をとることで、各駅の改札機は自分の所属する駅分のみの事故状況情報を保持するだけで処理が可能となる。さらに、事故状況情報を操作端末104から送信すれば、図1における運行監視サーバ106や図示しない駅サーバやネットワーク105が不要な構成で実現が可能となる。
ここで、前記経路判定処理手段309は、前記の前回乗車経路と今回乗車経路の比較と併せて、今回乗車経路が、事故状況情報をもとに算出される輸送混乱区間を含むかどうか判定するようにしても良い。なおこの場合は改札機の保持する事故状況情報は、他駅のものも含まれる。
このように上記の経路判定処理手段309をとることで、利用者が真に輸送混乱による駅外待機をした者かどうか判定できる。具体的には、駅A〜駅B〜(駅外待機)〜駅B〜駅Cの経路を辿った利用者は、たまたま駅Bで用事があり途中出場した者であると区別できる。また、上記の経路判定処理手段309により、後述するインセンティブ付与処理で、木目細やかなインセンティブを付与することが可能となる。
インセンティブ付与処理手段307は、インセンティブは、SF乗車券103の再入場情報から読み取った、出場から再入場までの間隔である出場時隔と、前記前回乗車経路の距離もしくは料金と、前記今回乗車経路の距離もしくは料金と、前記事故状況情報から得られる事故影響度と、のうちいずれかもしくは全てを用いて、割引料金もしくはポイントを算出する。
図8は、改札機101の持つ事故状況情報の一例を示す。事故状況情報801は、路線と駅が一意に決定できる駅コードと、上り下りの区別と、事故影響度(例えば運転中止、運転休止、遅延大、遅延中、遅延小など5段階にレベル分けされる)と、事故影響度のレベルが変更された時刻と、を持つ。
本例では、路線Bの駅Bの上り(駅コード:0BA00B、上下:0)では、8時01分に遅延小が発生し8時05分に運転休止となった。その後9時39分に遅延大となり、その後徐々に回復し10時07分には遅延小まで回復した。駅Dの下り(駅コード00B00D、上下:1)では、例えば駅Bで折り返し運転を行ったことにより9時30分に遅延小となった。
上記のような形態をとれば、図6の再入場処理における待機時間算出ステップ(S014)において、事故状況情報の各駅の復旧時間は事故影響度のレベルが遅延小となった時刻とするように定めても良いし、影響なしとなった時刻とするようにしても良い。それにより、事故影響度がどのレベルになるまで利用者102に駅外で待機していてもらいたいといった、鉄道事業者側の意図を反映できる。
また上記のような形態をとれば、事故影響度は今回乗車経路に含まれる駅で最大のものを採用するようにしてもよい。それにより、事故発生場所から遠い駅で駅外待機した場合でも、利用者102が輸送混乱により受けた影響をより正確に判定できる。
なお、本実施例におけるインセンティブの付与とは、インセンティブ付与処理手段により算出されたインセンティブが割引料金の場合は、その割引料金を差し引いてSF乗車券の精算を行うことをいう。また、算出されたインセンティブがポイントであった場合は、算出されたポイントをSF乗車券のデータテーブルに格納することをいう。
以上のように、本実施例によれば、輸送混乱時に駅外にて待機した利用者に対して、事故影響度や待機時隔や乗車距離に応じた木目細やかなインセンティブを付与することが可能となる。
101 改札機
102 利用者
103 SF乗車券
104 操作端末
105 ネットワーク
106 運行監視サーバ
107 データテーブル
301 読取手段
302 書込手段
303 精算処理手段
304 事故状況受信処理手段
305 事故時出場処理手段
306 再入場処理手段
307 インセンティブ付与処理手段
308 タイマー
309 経路判定処理手段
310 I/F
311 CPU
312 記憶領域
801 事故状況情報
102 利用者
103 SF乗車券
104 操作端末
105 ネットワーク
106 運行監視サーバ
107 データテーブル
301 読取手段
302 書込手段
303 精算処理手段
304 事故状況受信処理手段
305 事故時出場処理手段
306 再入場処理手段
307 インセンティブ付与処理手段
308 タイマー
309 経路判定処理手段
310 I/F
311 CPU
312 記憶領域
801 事故状況情報
Claims (3)
- ストアドフェアを記憶するSF乗車券と、駅に設置された複数の改札機とにおけるインセンティブ付与方法であって、
前記改札機により入場する前記SF乗車券に記録されている情報を読み取るステップと、
前記改札機により当該SF乗車券が改札機を通過した通過時刻、当該改札機が設置されている駅の駅コードを有する入場情報を書き込むステップと、
輸送混乱が発生した場合に、前記改札機が事故状況情報を受信して記録するステップと、
前記改札機に事故状況情報がある場合は、前記改札機により、前記SF乗車券に対し、事故時出場情報を書き込み出場処理をするステップと、
前記改札機により入場する前記SF乗車券に記録されている情報を読み取るステップと、
前記SF乗車券から事故時出場情報を読み取った場合、前記改札機により直近の出場情報と今回の入場情報をもとに、今回の入場が再入場かどうか判定し、再入場と判定した場合前記SF乗車券に再入場情報を書き込むステップと、
前記SF乗車券の出場に際して、前記改札機により前記SF乗車券から再入場情報を読み取った場合、当該再入場情報に応じたインセンティブを付与するステップと、
を備えることを特徴とするインセンティブ付与方法。 - 請求項1に記載のインセンティブ付与方法において、
利用者が出場するとき、前記改札機により前記SF乗車券から再入場情報を読み取った場合、前記改札機により直近の入場情報と今回の出場情報から今回乗車経路を判定し、前記事故状況情報と比較して今回乗車経路が輸送混乱区間を含むかどうか判定するステップとを更に備え、
前記インセンティブを付与するステップは、今回乗車経路が輸送混乱区間を含むと判定した場合にインセンティブを付与すること特徴とするインセンティブ付与方法。 - 請求項1及び2に記載のインセンティブ付与方法において、
前記インセンティブを付与するステップは、直近の出場情報と直近の入場情報から算出した出場時隔と、前回の入場情報と直近の出場情報から算出した前回料金もしくは前回乗車距離と、直近の入場情報と今回の出場情報から算出した今回料金もしくは今回乗車距離と、前記事故状況情報から得られる事故影響度と事故復旧時刻と、のうちいずれかもしくは全てを用いて、割引料金もしくはポイントを算出し、当該割引料金もしくはポイントをインセンティブとして付与することを特徴とするインセンティブ付与方法。
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-
2009
- 2009-05-25 JP JP2009124844A patent/JP2010272035A/ja active Pending
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