JP2010139984A - 定着装置およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の上流側テンションローラ33および下流側テンションローラ34に周回移動可能に巻き掛けられた押圧ベルト31は、加圧ローラ32と離間した状態としたときに、上流側テンションローラ33および下流側テンションローラ34間における相互に対向するベルト部分が外側に突出した湾曲状態で走行する剛性を備えている。押圧ベルト31における上流側テンションローラ33および下流側テンションローラ34間の一方のベルト部分に加圧ローラ32が圧接されることによって、そのベルト部分は加圧ローラ32の外周面に沿って凹状に湾曲した状態で走行する。押圧ベルト31と加圧ローラ32とが圧接された部分によって定着ニップが形成されている。
【選択図】図2
Description
図6は従来の定着装置の一例を示す断面模式図である。図6に示す定着装置70は、周回移動する加圧ベルト72に対して加熱ローラ71を圧接させることによって、定着ニップにおけるニップ圧を高めている。加圧ベルト72は、記録シートSの搬送方向上流側に配置された上流側ローラ73と、記録シートSの搬送方向下流側に配置された下流側ローラ74とに周回移動可能に巻き掛けられている。加熱ローラ71は、加圧ベルト72における上側の周回移動域のベルト部分に圧接されている。加圧ベルト72は、所定のベルトテンションが付与された状態で、矢印Aで示す方向に周回移動される。加熱ローラ71は、上流側ローラ73と下流側ローラ74との間における加圧ベルト72の上側の周回移動域の全域にわたって圧接されており、加圧ベルト72を介して、上流側ローラ73および下流側ローラ74の両方を押圧している。定着ニップは、加圧ベルト72のベルト部分と加熱ローラ71の外周面とが相互に圧接されることによって形成されている。加熱ローラ71の軸心部は、上流側ローラ73の垂直方向の上方に位置しており、その軸心部内に、軸方向に沿って直線状に形成されたヒータランプ75が配置されている。未定着のトナー画像が転写された記録シートSは、定着ニップを通過する間に、ヒータランプ75によって加熱され、これにより、トナー画像が記録シートSに熱定着される。
また、特許文献1には、図7に示すように、周回移動する加圧ベルト81に、定着ベルト83を介して加熱ローラ82を押し付けて定着ニップを形成する定着装置80が開示されている。この定着装置80では、加圧ベルト81は、記録シートSの搬送方向上流側に位置する上流側ローラ84と、記録シートSの搬送方向下流側に位置する下流側ローラ85と、上流側ローラ84の下方に配置された加圧側テンションローラ86とに巻き掛けられて、矢印Mで示す方向に周回移動する。定着ベルト83は、加熱ローラ82と加熱側テンションローラ87とに巻き掛けられて、矢印Nで示す方向に周回移動する。加熱ローラ82は、定着ベルト83を介して、加圧ベルト81における下流側ローラ85に巻き掛けられたベルト部分およびその周回移動方向上流側のベルト部分に押し付けられている。また、加熱ローラ82が定着ベルト83を介して押し付けられた加圧ベルト81のベルト部分は、加圧ベルト81の周回移動域の内部に配置された圧力パッド88によって、定着ベルト83を介して加熱ローラ82に押し付けられている。加熱ローラ82および加熱側テンションローラ87のそれぞれの軸心部には、ハロゲンランプ(ヒータランプ)89および90が設けられている。
好ましくは、前記記録シートの未定着画像が、電磁誘導加熱方式の加熱手段によって加熱されることを特徴とする。
好ましくは、前記加圧ローラは、前記一対のローラの両方に、前記押圧ベルトを介して圧接されていることを特徴とする。
好ましくは、前記加圧ローラは、該加圧ローラと補助ローラとに巻き掛けられて周回移動する補助ベルトを介して、前記押圧ベルトに圧接されていることを特徴とする。
図1に示す画像形成装置は、矢印Aで示す方向に回転駆動される感光体ドラム11を有しており、感光体ドラム11の周囲には、電子写真方式によってトナー画像を記録シートS上に形成するための帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写ローラ15が設けられている。
図2は、定着装置30の概略構成を示す断面模式図である。図2に示すように、定着装置30は、転写ローラ15によってトナー画像が転写されて上方に向って搬送される記録シートSを左右方向から挟むように加圧する押圧ベルト31と加圧ローラ32とを備えている。図3は、押圧ベルト31の構成を説明するための模式図であり、押圧ベルト31と加圧ローラ32とを離間させた状態で示している。押圧ベルト31は、自然状態で横断面円形の円筒状を維持する所定の剛性を有する無端ベルトであり、図3に示すように、記録シートSの搬送方向上流側(下側)に配置された上流側テンションローラ33と、この上流側テンションローラ33に平行な状態で記録シートSの搬送方向下流側(上側)に配置された下流側テンションローラ34とに、所定の引っ張り力(ベルトテンション)が加えられた状態で巻き掛けられることによって、楕円形状を維持して周回移動する剛性を有している。上流側テンションローラ33および下流側テンションローラ34は、相互に等しい半径rをそれぞれ有しており、同じX軸座標位置(水平方向位置)になるようにY軸方向(垂直方向)に並んだ状態で、所定の軸間距離Dをあけて配置されている。上流側テンションローラ33および下流側テンションローラ34に所定のベルトテンションで巻き掛けられた押圧ベルト31は、上流側テンションローラ33と下流側テンションローラ34との間における相互に対向するベルト部分が、張架前の自然状態に戻ろうとする力(復元力)により、上流側テンションローラ33および下流側テンションローラ34の各共通接線L1よりもそれぞれ外側に同じ突出量(撓み量)δで外側に突出した湾曲状態で走行する。押圧ベルト31は、記録シートSのトナー画像が転写された面に対向するように配置されており、例えば、下流側テンションローラ34が駆動モータによって回転駆動されることにより、図2に矢印Mで示す方向に周回移動する。
加圧ローラ32は、図2に示すように、上流側テンションローラ33よりも大きな外径を有しており、押圧ベルト31を介して上流側テンションローラ33に圧接されている。加圧ローラ32の軸心位置は、上流側テンションローラ33の軸心位置よりも記録シートS搬送方向下流側に位置しており、従って、上流側テンションローラ33よりも大きな外径を有する加圧ローラ32は、図2に示すように、上流側テンションローラ33と下流側テンションローラ34との間の押圧ベルト31の一方のベルト部分における上流側テンションローラ33に近接した領域を押圧して、この一方のベルト部分を、上流側テンションローラ33と下流側テンションローラ34との各共通接線L1よりもそれぞれ内側において加圧ローラ32の外周面に沿った凹状に湾曲させている。これにより、上流側テンションローラ33と下流側テンションローラ34との間において加圧ローラ32が圧接された押圧ベルト31の一方のベルト部分は、全体にわたって凹状に湾曲した状態で走行する。これに対して、上流側テンションローラ33と下流側テンションローラ34との間の押圧ベルト31の他方のベルト部分は、上流側テンションローラ33および下流側テンションローラ34の各共通接線L1よりもそれぞれ外側に突出した湾曲状態を維持して走行する。
E・t/φ≦2000000(mN/mm2) ・・・(1)
押圧ベルト31は、ヤング率Eおよび厚さtが大きくなると、楕円形状に変形させるために大きなベルトテンションが必要になるが、円筒形状の外径が大きくなると楕円形状に変形させることが容易になる。このことから、押圧ベルト31を所望の楕円形状に変形させるためには、上記(1)式の関係を有していることが好ましい。2000000mN/mm2の値は実験的に求められたものである。
加圧ローラ32は、押圧ベルト31に圧接されることによって定着ニップを形成する構成であるが、押圧ベルト31自体が高剛性であって、外側に突出する湾曲状態になったベルト部分が凹状に湾曲されることによる反力(復元力)によって加圧ローラ32の外周面に圧接されることから、高圧力で押圧ベルト31を押圧する必要がなく、従って、高強度とする必要がない。このことから、例えば、金属部分の厚さが比較的小さな中空ローラを使用することができる。これにより、加圧ローラ32の熱容量を小さくすることができる。
31 押圧ベルト
32 加圧ローラ
33 上流側テンションローラ
34 下流側テンションローラ
35 補助ベルト
36 補助ローラ
37 ヒータランプ
41 ヒータランプ
Claims (8)
- 一対のテンションローラに周回移動可能に巻き掛けられた押圧ベルトと、該押圧ベルトを加圧する加圧ローラとによって形成された定着ニップを記録シートが通過する間に、該記録シート上に形成された未定着画像を加熱および加圧することによって該記録シートに熱定着させる定着装置であって、
前記押圧ベルトは、前記加圧ローラと離間状態としたときに、前記一対のテンションローラの間における相互に対向する2か所のベルト部分のそれぞれが外側に突出した湾曲状態で走行することが可能な剛性を有し、
前記押圧ベルトの一方のベルト部分と前記加圧ローラとが直接または間接的に圧接されて、前記押圧ベルトが前記加圧ローラの外周面に沿った凹状に湾曲した状態で走行することを特徴とする定着装置。 - 前記記録シートの未定着画像が、前記押圧ベルトの周回移動域の内部における前記一対のテンションローラの間に設けられた加熱手段によって加熱されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記記録シートの未定着画像が、電磁誘導加熱方式の加熱手段によって加熱されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記加圧ローラは、前記一対のテンションローラのいずれか一方に、前記押圧ベルトを介して圧接されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記加圧ローラは、前記一対のローラの両方に、前記押圧ベルトを介して圧接されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記加圧ローラは、該加圧ローラと補助ローラとに巻き掛けられて周回移動する補助ベルトを介して、前記押圧ベルトに圧接されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記補助ローラの内部に第2加熱手段が配置されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
- シート上に形成された未定着画像を定着部により熱定着する画像形成装置であって、
前記定着部として、請求項1〜7のいずれか一項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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