JP2010137945A - トラバースガイド及びこのトラバースガイドを備える糸巻取機 - Google Patents
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Abstract
【課題】糸ガイドを確実に保持するとともに、糸ガイドの破損を効果的に防止できる糸ガイドの支持構造を備えるトラバースガイドを提供する。
【解決手段】トラバースガイド60は、糸をトラバースさせるための糸ガイド11と、糸ガイド11を支持するために対面するように配置される第1プレート61及び第2プレートと、を備える。糸ガイド11は、対面配置される第1プレート61及び第2プレートによって、当該糸ガイド11の正面側及び背面側の一部が覆われた状態で挟み込まれて固定される。
【選択図】図5
【解決手段】トラバースガイド60は、糸をトラバースさせるための糸ガイド11と、糸ガイド11を支持するために対面するように配置される第1プレート61及び第2プレートと、を備える。糸ガイド11は、対面配置される第1プレート61及び第2プレートによって、当該糸ガイド11の正面側及び背面側の一部が覆われた状態で挟み込まれて固定される。
【選択図】図5
Description
本発明はトラバースガイドの糸ガイドを保持する構造に関するものである。
糸をトラバースするための糸ガイドと、この糸ガイドを支持するためのトラバースアームと、からなるトラバースガイドを駆動手段によって往復動(回動)させることで、糸をトラバースしながらパッケージに巻き取る糸巻取機が従来から知られている。このような糸巻取機を開示するものに特許文献1がある。特許文献1には、糸ガイドとトラバースアームが一体的に構成されるトラバースガイドや、糸ガイドがトラバースアームに埋め込まれた状態で接着剤やネジ等で固定されるトラバースガイド等が開示されている。
特表2002−518276号公報
上記のように糸ガイドで糸を綾振る構成においては、糸ガイドと糸との接触面積を小さくすることで、糸ガイドの接触による巻取テンションへの影響を抑えることができる。従って、糸ガイドの厚みはできるだけ薄くすることが好ましい。しかし、特許文献1のように糸ガイドとトラバースアームとが一体的に構成されるトラバースガイドの場合、糸ガイドの厚みが薄くなればそれだけ糸ガイドの剛性が低下することになり、糸張力の作用等が原因となって糸ガイドが破損するおそれがあった。また、糸ガイドがトラバースアームに埋め込まれた状態で接着剤やネジ等で固定される構成では、その固定箇所が糸張力や慣性力等による負荷に耐え切れなくなって糸ガイドがトラバースアームから抜け、糸ガイドを破損させてしまうおそれもあった。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、糸ガイドを確実に保持するとともに、糸ガイドの破損を効果的に防止できる糸ガイドの支持構造を備えるトラバースガイドを提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成のトラバースガイドが提供される。即ち、このトラバースガイドは、糸をトラバースさせるための糸ガイドと、前記糸ガイドを支持するために対面するように配置される少なくとも1組の支持部材と、を備える。前記糸ガイドは、対面配置される前記支持部材によって、当該糸ガイドの少なくとも一部が挟み込まれて固定される。
これにより、糸ガイドと支持部材の接触面積が大きくなり、支持部材による糸ガイドの保持力を効果的に向上させることができる。また、支持部材が糸ガイドを覆って衝撃等から保護する役割も果たすので、糸ガイドの破損を良好に防止できる。更に、糸ガイドと支持部材が別部材であるので、支持部材及び糸ガイドの材料を用途や状況に応じてそれぞれ適宜選択することができる。
前記のトラバースガイドにおいては、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記糸ガイドは糸を引っ掛けるための糸掛け部を有する。そして、前記支持部材が前記糸ガイドを挟み込む方向でトラバースガイドを見たときに、少なくとも前記糸掛け部が前記支持部材から露出するように構成されている。
これにより、トラバース作業中に糸が支持部材に接触することを防止できる。また、糸掛け部で糸切れが生じた場合でも、糸ガイドと支持部材の間に糸の端部が入り込むような事態を防止できる。
前記のトラバースガイドにおいては、前記糸ガイドはフック状に構成されていることが好ましい。
これにより、糸が糸ガイドから抜ける動きを規制し、トラバース中に糸が糸ガイドから外れてしまうことを防止できる。また、糸ガイドへの糸掛け作業を容易に行うことができる。
前記のトラバースガイドにおいては、前記糸ガイドには、先端側が開放された凹部が形成されていることが好ましい。
これにより、糸を係止する構造をシンプルにできるので、糸ガイドの製造工程を簡素化できる。
本発明の第2の観点によれば、前記トラバースガイドを備える糸巻取機が提供される。
これにより、糸ガイドの破損によって巻取作業の中断が発生することを抑制し、生産効率を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る糸巻取機としての自動ワインダが備えるワインダユニット10の概略的な構成を示した模式図及びブロック図である。
図1に示すワインダユニット10は、給糸ボビン21から解舒される糸20をトラバースさせながらコーン形状の巻取ボビン22に巻き付けて、所定長で所定形状のパッケージ30とするものである。なお、巻取ボビン22の形状としては、コーン形状に限らず、円筒形状であっても良い。本実施形態の自動ワインダ(糸巻取機)は、並べて配置された複数のワインダユニット10と、その並べられた方向の一端に配置された図略の機台制御装置と、この機台制御装置の正面に備えられた図略の設定器と、を備えている。
それぞれのワインダユニット10は、巻取ユニット本体16と、ユニット制御部50と、を備えている。
ユニット制御部50は、例えば、CPUと、RAMと、ROMと、I/Oポートと、を備えて構成されている。前記ROMには、巻取ユニット本体16の各構成を制御するためのプログラムが記録されている。前記I/Oポートには、前記設定器のほか、当該巻取ユニット本体16が備える各構成(後述)が接続されており、制御情報の通信が可能に構成されている。
前記巻取ユニット本体16は、給糸ボビン21と接触ローラ29との間の糸走行経路中に、給糸ボビン21側から順に、糸解舒補助装置12と、テンション付与装置13と、スプライサ装置14と、クリアラ(糸品質測定器)15と、を配置した構成となっている。
糸解舒補助装置12は、給糸ボビン21の芯管に被さる規制部材40を給糸ボビン21からの糸の解舒と連動して下降させることにより、給糸ボビン21からの糸の解舒を補助するものである。規制部材40は、給糸ボビン21から解舒された糸の回転と遠心力によって給糸ボビン21上部に形成されたバルーンに対し接触し、当該バルーンを適切な大きさに制御することによって糸の解舒を補助する。規制部材40の近傍には前記給糸ボビン21のチェース部を検出するための図略のセンサが備えられており、このセンサがチェース部の下降を検出すると、それに追従して前記規制部材40を例えばエアシリンダ(図略)によって下降させることができる。
テンション付与装置13は、走行する糸20に所定のテンションを付与するものである。テンション付与装置13としては、例えば、固定の櫛歯36に対して可動の櫛歯37を配置するゲート式のものを用いることができる。可動側の櫛歯37は、櫛歯同士が噛み合わせ状態又は解放状態になるように、例えばロータリ式に構成されたソレノイド38により回動することができる。このテンション付与装置13によって、巻き取られる糸20に一定のテンションを付与し、パッケージ30の品質を高めることができる。なお、テンション付与装置13には、上記ゲート式のもの以外にも、例えばディスク式のものを採用することができる。
スプライサ装置14は、クリアラ15が糸欠点を検出して行う糸切断時、又は給糸ボビン21からの解舒中の糸切れ時等に、給糸ボビン21側の下糸と、パッケージ30側の上糸とを糸継ぎするものである。このような上糸と下糸とを糸継ぎする糸継装置としては、機械式のものや、圧縮空気等の流体を用いるもの等を使用することができる。
クリアラ15は、糸20の太さを検出するための図略のセンサが配置されたクリアラヘッド49と、このセンサからの糸太さ信号を処理するアナライザ52と、を備えている。クリアラ15は、前記センサからの糸太さ信号を監視することにより、スラブ等の糸欠陥を検出するように構成されている。前記クリアラヘッド49の近傍には、前記クリアラ15が糸欠点を検出したときに直ちに糸20を切断するためのカッタ39が設けられている。
前記スプライサ装置14の下側及び上側には、給糸ボビン21側の下糸を捕捉してスプライサ装置14に案内する下糸案内パイプ25と、パッケージ30側の上糸を捕捉してスプライサ装置14に案内する上糸案内パイプ26と、が設けられている。また、下糸案内パイプ25と上糸案内パイプ26は、それぞれ軸33,35を中心にして回動可能に構成されている。下糸案内パイプ25の先端には吸引口32が形成され、上糸案内パイプ26の先端にはサクションマウス34が備えられている。下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26には適宜の負圧源がそれぞれ接続されており、前記吸引口32及びサクションマウス34に吸引流を発生させて、上糸及び下糸の糸端を吸引捕捉できるように構成されている。
前記巻取ユニット本体16は、巻取ボビン(紙管、芯管)22を着脱可能に支持するクレードル23と、巻取ボビン22の周面又はパッケージ30の周面に接触して従動回転可能な接触ローラ29と、を備えている。また、巻取ユニット本体16は、糸20をトラバースさせるためのアーム式のトラバース装置27をクレードル23近傍に備えており、このトラバース装置27によって糸20を綾振りしながらパッケージ30に糸20を巻き取ることが可能に構成されている。
前記クレードル23は回動軸48を中心に回動可能に構成されており、巻取ボビン22への糸20の巻取に伴う糸層径の増大を、クレードル23が回動することによって吸収できるように構成されている。また、クレードル23及びトラバース装置27は、図1に示すようにコーン形状のパッケージ30を形成可能に構成されている。なお、円筒形状の巻取ボビンを使用して、チーズ形状のパッケージを形成することもできる。
前記クレードル23の巻取ボビン22を挟持する部分にはパッケージ駆動モータ41が取り付けられており、このパッケージ駆動モータ41によって巻取ボビン22を回転駆動して糸20を巻き取るように構成されている。パッケージ駆動モータ41のモータ軸は、巻取ボビン22をクレードル23に支持させたときに、当該巻取ボビン22と相対回転不能に連結されるようになっている(いわゆるダイレクトドライブ方式)。このパッケージ駆動モータ41の動作はパッケージ駆動制御部42により制御され、このパッケージ駆動制御部42はユニット制御部50からの運転信号を受けて前記パッケージ駆動モータ41の運転/停止を制御するように構成している。
また、前記クレードル23にはパッケージ回転センサ43が取り付けられており、このパッケージ回転センサ43は、クレードル23に取り付けられた巻取ボビン22の回転(巻取ボビン22に形成された糸層31の回転)を検出するように構成している。この巻取ボビン22の回転検出信号は、パッケージ回転センサ43から、前記パッケージ駆動制御部42や前記ユニット制御部50へ送信される。更に、前記回転検出信号は、後述するトラバース制御部46に入力される。
また、前記回動軸48には、クレードル23の角度(回動角)を検知するための角度センサ(パッケージ径取得部)44が取り付けられている。この角度センサ44は例えばロータリエンコーダからなり、クレードル23の角度に応じた角度信号をユニット制御部50に対して送信するように構成されている。クレードル23はパッケージ30が巻き太るに従って角度が変化するので、クレードル23の回動角を前記角度センサ44によって検出することにより、パッケージ30の糸層の径を検知することができる。これにより、トラバース装置27をパッケージ糸層径に応じて制御することで、糸の綾振りを適切に行うことができる。また、前記角度センサ44で取得された糸層31の径は、ユニット制御部50からパッケージ駆動制御部42へ転送される。
前記トラバース装置27は、トラバースガイド60と、トラバースガイド駆動モータ(駆動手段)45と、を主要な構成として備えている。トラバースガイド60は、トラバースアーム28と、糸ガイド11と、備える。トラバースアーム28は、支軸のまわりに旋回可能に構成した細長状のアームとして構成されている。糸ガイド11は、前記トラバースアーム28の先端に保持されており、フック状に構成される。トラバースガイド駆動モータ45は、トラバースアーム28を駆動するためのものであって、サーボモータにより構成されている。トラバース装置27は、トラバースアーム28を図1の矢印のように往復旋回運動させることにより、糸20の綾振りを行う構成になっている。なお、トラバースアーム28及び糸ガイド11の詳細な構成については後述する。
このトラバースガイド駆動モータ45の作動はトラバース制御部46により制御される。このトラバース制御部46は、専用のマイクロプロセッサによるハードウェア等から構成されており、ユニット制御部50からの信号を受けてトラバースガイド駆動モータ45の運転/停止を制御するように構成されている。
また、トラバース装置27にはロータリエンコーダからなるトラバースガイド位置センサ47が備えられている。トラバース装置27は、このトラバースガイド位置センサ47によって、トラバースアーム28の旋回位置(ひいては、糸ガイド11の位置)を検出し、位置信号をトラバース制御部46へ送信できるように構成されている。
次に、図2から図5までを参照して、トラバースアーム28及び糸ガイド11を備えるトラバースガイド60の構成について説明する。図2は、第1実施形態のトラバースガイド60の様子を示した斜視図である。図3は、トラバースガイド60の様子を示した正面図である。図4は、トラバースガイド60の先端側の様子を示した拡大側面図である。図5は、トラバースガイド60の先端側の様子を示した拡大正面図である。
本実施形態のトラバースアーム28は、CFRP(carbon fiber reinforced plastics)を材料として構成されており、先端側に糸ガイド11を挟み込んだ状態でトラバースガイド駆動モータ45に取り付けられる。このトラバースアーム28は、第1プレート(カバー部材、支持部材)61と、第2プレート(カバー部材、支持部材)62と、ビーム64と、を主要な構成として備えている。
第1プレート61は、図3の正面視において、基端側から先端側に向かうに従って狭まる細長状の板状部材として構成されている。トラバースアーム28の基端側にはトラバースガイド駆動モータ45の出力軸が接続される一方、先端側には糸ガイド11が取り付けられる。この第1プレート61には、略台形状の第1貫通孔69及び第2貫通孔70が上下方向に並んで形成されている。また、第1プレート61の先端側には、糸ガイド11を保持するための保持部が形成されており、この保持部は、フック状に構成される糸ガイド11の形状に応じて略J字状に湾曲するように形成されている。この保持部近傍には、糸ガイド11を固定するときの位置決めに使用される位置決め孔が長手方向に並んで2つ形成されている。
一方、第2プレート62は、第1プレート61と同様に、基端側から先端側に向かうに従って狭まる細長状の板状部材で構成されている。また、第2プレート62には、第1プレート61の貫通孔69,70と形状及び位置を対応させるようにして、略台形状の貫通孔が上下方向に2つ並んで形成されている。
更に、第1プレート61及び第2プレート62の基端側には、トラバースガイド駆動モータ45の出力軸を差し込むための軸孔65と、キー結合のためのキー溝72と、がそれぞれ形成されている。
ビーム64は、適宜の間隔をあけて平行に配置される第1プレート61と第2プレート62とを接続するための部材であり、図2に示すように、トラバースアーム28の幅方向両側の側部に配置されている。この2つのビーム64を介して、第1プレート61及び第2プレート62が相互に結合されている。本実施形態では、ビーム64と第1プレート61及び第2プレート62とによってトラス構造が構成されており、第1プレート61及び第2プレート62が対面する状態で固定されている。
また、図2に示すように、第1貫通孔69と第2貫通孔70との間であって、第1プレート61と第2プレート62との間に中途部ビーム71がトラバースアーム28の幅方向全体にわたって配置されている。この中途部ビーム71と第1プレート61及び第2プレート62とによってもトラス構造が構成されている。
第1プレート61及び第2プレート62は、トラバースガイド駆動モータ45に接続された状態では、トラバースガイド駆動モータ45の出力軸(トラバースアーム28の支軸、回動軸)の方向で対面している。即ち、トラバースアーム28がトラバースガイド駆動モータ45によって駆動されて移動する方向に対して直交する方向で、第1プレート61と第2プレート62とが対面していることになる。
また、トラバースアーム28の軸孔65の近傍(基端側)には、アルミで形成される円板部材63が、第1プレート61及び第2プレート62に挟み込まれる形で固定されている。この円板部材63の中央部には、トラバースアーム28の軸孔65及びキー溝72に対応した形状の貫通孔が形成されている。このように、モータ出力軸との接続部分においてアルミ製の円板部材63を第1プレート61及び第2プレート62とで挟み込んだ状態で配置することによって、回動に伴う負荷(負担)が大きいトラバースアーム28の基端側を効果的に補強することができる。
次に、トラバースアーム28の先端側に把持される糸ガイド11について説明する。糸ガイド11は、セラミック等によってフック状に構成されており、トラバースアーム28の先端側に挟み込まれた状態で保持されている。図5等に示すように、この糸ガイド11は略円弧状に形成されており、その内周側には、糸を引っ掛けるための糸掛け溝(糸掛け部)75が形成されている。この糸掛け溝75は、トラバースアーム28の基端側を開放させるように形成されている。
図4に示すように、この糸ガイド11は、正面側の第1プレート61と背面側の第2プレート62とによって、トラバースガイド60の移動方向に直交し、かつトラバースアーム28の長手方向に直交する方向(即ち、トラバースアーム28の回動軸に平行な方向)で挟み込まれている。このように、糸ガイド11は、第1プレート61及び第2プレート62に挟み込まれた状態で、例えば接合又は接着等によってトラバースアーム28に固定される。糸ガイド11が第1プレート61及び第2プレート62によって挟まれる方向は、糸が前記糸掛け溝75を通過する方向と平行になっている。
図5に示すように、第1プレート61及び第2プレート62が糸ガイド11を挟み込む方向にトラバースガイド60を見た場合、糸ガイド11は、トラバースアーム28(第1プレート61及び第2プレート62)の先端の湾曲状の輪郭から、当該トラバースアーム28の幅方向両側に多少膨らんだような輪郭を有している。そして、円弧状に湾曲して形成される糸ガイド11の内周側に形成される糸掛け溝75及びその近傍は、トラバースアーム28(第1プレート61及び第2プレート62)に隠れることなく露出した状態となっている。
言い換えれば、本実施形態では、糸掛け溝75がトラバースアーム28(第1プレート61及び第2プレート62)の端縁から若干離れた位置になるように糸ガイド11が固定されている。これによって、トラバースガイド60がトラバース駆動されているときに糸は糸掛け溝75の部分にのみ接触し、トラバースアーム28には接触しにくい構造となっている。
また、円弧状に形成されている糸ガイド11は、当該円弧の先端部分までの長さの殆ど全部にわたって、前記第1プレート61及び第2プレート62によって挟み込まれている(覆われている)。これにより、糸ガイド11と第1プレート61及び第2プレート62との接触面積が大きく確保され、糸ガイド11をより確実に保持することができる。
加えて、糸ガイド11は、正面及び背面の両方から押さえ付けられるような形でトラバースアーム28に一体的に固定されている。従って、糸ガイド11に糸の張力等による負荷(衝撃)が加わった場合でも、その負荷の一部をトラバースアーム28側に逃がすことができる。従って、糸ガイド11自体が受ける衝撃が緩和され、糸ガイド11の破損を効果的に防止することができる。
以上により、糸ガイドの厚みを薄く構成しても破損しにくい構成を実現できるので、例えば図4のように糸ガイド11を薄肉化することにより、トラバースされる糸が糸ガイド11に接触する接触面積を小さくすることができる。従って、糸ガイド11と糸との接触によって生じるテンション変動を抑制し、より安定した巻取作業を行うことができる。
また、図4の側面図に示すように、糸ガイド11は側面部分が全面的に露出しており、糸ガイド11の移動方向の端部が開放された状態になっている。言い換えれば、糸ガイド11は、糸が糸掛け溝75を通過する方向(旋回軸方向)においては第1プレート61及び第2プレート62によって挟み込まれているが、その往復移動方向では挟み込まれていない。これにより、糸ガイド11を支持する構造を簡易に形成することができる。
また、糸ガイド11には、正面側に突出する2つの位置決め突起66が、トラバースアーム28の長手方向に並んで形成されている。この2つの位置決め突起66を、第1プレート61に形成されている2つの前記位置決め孔にそれぞれ合わせるようにすることで、糸ガイド11がトラバースアーム28に適切な位置で保持されることになる。
ところで、巻取作業中の糸ガイド11は常に糸と接触した状態で往復動するため、摩擦によって静電気が生じることがある。この静電気は、糸ガイド11への糸屑や埃等の付着の原因になるほか、周辺の電子機器の障害を引き起こすおそれもある。
しかしながら、本実施形態のトラバースアーム28は導電材料であるCFPRで構成されているので、糸と糸ガイド11との接触によって生じた静電気をトラバースアーム28側へ放電することができる。更に、本実施形態では上述のようにトラバースアーム28と糸ガイド11との接触面積が大きくなるように構成されているので、効率的な静電気の放電が可能となっている。従って、上述したような静電気の影響による障害の発生を抑制し、一層効率的な巻取作業を行うことができる。
以上に示したように、本実施形態のトラバースガイド60は以下のように構成される。即ち、トラバースガイド60は、糸をトラバースさせるための糸ガイド11と、糸ガイド11を支持するために対面するように配置される第1プレート61及び第2プレート62と、を備える。糸ガイド11は、対面配置される第1プレート61及び第2プレート62によって、当該糸ガイド11の正面側及び背面側の一部が覆われた状態で挟み込まれて固定される。
これにより、糸ガイド11と、第1プレート61及び第2プレート62と、の接触面積が大きくなり、第1プレート61及び第2プレート62による糸ガイド11の保持力を効果的に向上させることができる。また、第1プレート61及び第2プレート62が糸ガイド11の正面側及び背面側の一部を覆って衝撃等から保護する役割も果たすので、糸ガイド11の破損を良好に防止できる。また、糸ガイド11とトラバースアーム28(第1プレート61及び第2プレート62)が別部材であるので、トラバースアーム28及び糸ガイド11の材料を用途や状況に応じてそれぞれ適宜選択することができる。本実施形態では、糸ガイド11にセラミックを用い、トラバースアーム28(第1プレート61及び第2プレート62)にCFRPを用いることで、軽量であるとともに、トラバースによって生じる静電気を蓄積させずに効率的に逃がすことができる構成を実現している。
また、本実施形態のトラバースガイド60においては、以下のように構成される。即ち、糸ガイド11は糸を引っ掛けるための糸掛け溝75を有する。第1プレート61及び第2プレート62が糸ガイド11を挟み込む方向でトラバースガイド60を見たときに、糸掛け溝75とその近傍部分がトラバースアーム28に覆われずに露出するように構成されている。
これにより、トラバース作業中に糸がトラバースアーム28に接触することを防止できる。本実施形態では、糸掛け溝75がトラバースアーム28から若干離れた位置になるように(糸道がトラバースアーム28の端縁と所定の間隔を形成するように)糸ガイド11が固定されているので、トラバースアーム28に接触することで生じる糸切れをより効果的に防止できる。また、糸掛け溝75で糸切れが生じた場合でも、糸ガイド11とトラバースアーム28(第1プレート61及び第2プレート62)の間に糸の端部が入り込むような事態を防止できる。
また、本実施形態のトラバースガイド60においては、糸ガイド11はフック状に構成されている。
これにより、糸が糸ガイド11の糸掛け溝75から抜ける動きを規制し、トラバース中に糸が糸ガイド11から外れてしまうことを防止できる。また、糸ガイド11への糸掛け作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態のワインダユニット10(自動ワインダ)は、前記トラバースガイド60を備える。
これにより、糸ガイド11の破損によって巻取作業の中断が発生することを抑制し、生産効率を向上させることができる。
なお、上記第1実施形態の糸ガイドはフック状に構成されているが、糸ガイドの構成は適宜変更することができる。次に、図6を参照して第2実施形態のトラバースガイド260について説明する。図6は、第2実施形態のトラバースガイド260の先端側の様子を示した拡大正面図である。なお、第2実施形態において、糸ガイド及びそれを保持するための構成以外は上記の第1実施形態と同様であるので、図面に同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態のトラバースガイド260は、糸ガイド211とトラバースアーム228とを備えている。本実施形態の糸ガイド211は、本体部212と、2本の棒状部材213と、を有している。本体部212は矩形状の板状部材で構成されており、その先端側端面には2つの差込穴214が形成されている。2本の棒状部材213は、この差込穴214にそれぞれ差し込まれた状態で固定されている。図6に示すように、2本の棒状部材213は互いに平行となるように配置され、この2本の棒状部材213と、本体部212の先端側端面と、によって、正面視で糸ガイド211の先端側に凹部275が形成されている。
一方、トラバースアーム228は、第1実施形態と同様に第1プレート261及び第2プレートを備え、この第1プレート261及び第2プレートは互いに対面するように配置されている。なお、第2プレートは、図6において第1プレート261等の図面奥側に隠れた位置にあるため、描かれていない。この第1プレート261及び第2プレートには、トラバースアーム228の先端側に向かって延びる2つの突出壁215がそれぞれ形成されている。この突出壁215は前記棒状部材213に対応するように配置されている。
本実施形態の糸ガイド211は、この第1プレート261及び第2プレートによって挟み込まれた状態で、接合又は接着等によりトラバースアーム228に固定されている。図6に示すように、本体部212及び2本の棒状部材213の正面部分及び背面部分が略全面にわたって突出壁215によって覆われる形となっている。このように第1プレート261及び第2プレートは、糸ガイド211を保持する支持構造を構成すると同時に、糸ガイド211を覆って保護する保護壁としても機能している。この構成で、2本の棒状部材213の間に形成される凹部(糸掛け部)275に糸が引っ掛けられた状態でトラバース作業が行われることになる。
なお、本実施形態においても、正面視において前記糸ガイド211は、第1プレート261及び第2プレートの輪郭から若干膨らんだような輪郭を有している。従って、少なくとも前記凹部275及びその周囲の部分は、第1プレート261及び第2プレートに覆われずに露出しているので、糸を第1プレート261に接触させずにトラバースすることができる。
以上に示したように、第2実施形態のトラバースガイド260が備える糸ガイド211には、先端側が開放された凹部275が形成されている。
これにより、糸を係止する構造をシンプルにできるので、糸ガイド211の製造工程を簡素化できる。
また、上記第1実施形態のトラバースガイドに60おいては、第1プレート61及び第2プレート62がトラス構造を形成しながら互いに機械的に結合されて中空状のトラバースアーム28を構成しているが、トラバースアームの構成は以下のように変更することもできる。次に図7を参照して、第3実施形態のトラバースガイド360について説明する。なお、第3実施形態においても第2実施形態と同様に、前記第1実施形態と同一及び類似する構成には、図面に同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
図7に示すように、本実施形態のトラバースガイド360は、糸ガイド11と、トラバースアーム328と、を備えている。トラバースアーム328は、トラバースアーム本体部361と、第1支持部材362及び第2支持部材363と、を備えている。トラバースアーム本体部361は適宜の厚みを有する細長状の平板部材で構成されており、このトラバースアーム本体部361の長手方向の先端側に第1支持部材362及び第2支持部材363が接続されている。第1支持部材362及び第2支持部材363は、トラバースガイド360の長手方向に直交し、かつトラバースガイド360の移動方向に直交する方向(即ち、トラバースガイド360の回動軸方向と平行な方向)で対面するように、トラバースアーム本体部361に固定されている。
本実施形態の糸ガイド11は、第1支持部材362及び第2支持部材363によって挟み込まれた状態で、接合又は接着等によりトラバースアーム328の先端側に固定されている。図7に示すように、糸ガイド11は、対面配置される第1支持部材362及び第2支持部材363によって、正面側及び背面側の一部が覆われた状態で固定されている。この構成によっても、糸ガイド11を確実に保持することができるとともに、糸ガイド11の破損を効果的に防止することができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は更に以下のように変更することができる。
上記実施形態のトラバースアーム28は、CFRPを材料として構成されているが、トラバースアームの材料として例えば以下の材料を用いることもできる。即ち、トラバースアーム28は、その他の無機繊維(ガラス繊維、セラミック繊維)や有機繊維(アラミド繊維、PBO繊維、超高分子量ポリエチレン)からなる複合材料や、軽量金属(マグネシウム、ベリリウム、アルミ、チタン)を含む合金等を材料として構成することができる。
上記実施形態のトラバースアームの形状は適宜変更することができる。例えば、第1実施形態のトラバースアーム28に形成される貫通孔を3つ以上形成したり、第1貫通孔69及び第2貫通孔70を省略して貫通孔なしの形状にしたりすることもできる。
第2実施形態の糸ガイド211は、2本の棒状部材213によって先端側に凹部275を形成しているが、別個の部品で凹部を形成するのではなく、糸ガイドを一体的に略U字状に形成することによって先端側に凹部を形成する構成とすることもできる。また、2本の棒状部材213は互いに平行でなくても、全体として凹部を形成し、糸を引っ掛けてトラバース作業を行える形状であれば、図6に図示されている形状には限定されない。例えば、2本の棒状部材213は、互いに平行に設けられていなくても良い。また、図6では、2本の棒状部材213は同じ長さであるが、糸を引っ掛けてトラバース作業ができれば、同じ長さである必要はない。
巻取ボビン22をパッケージ駆動モータ41によって直接駆動する構成に代えて、接触ローラ29をモータによって駆動し、パッケージ30側を従動回転する構成としても良い。また、トラバースガイド駆動モータ45はサーボモータとする構成に代えて、例えばボイスコイルモータ、ステップモータとすることができる。
第1実施形態において、ビーム64と中途部ビーム71は、第1プレート61と第2プレート62とは別体として形成されているが、一体成形するようにしても良い。また、中途部ビーム71を省略することもできる。但し、トラバースガイド60の強度を保つという観点からは、中途部ビーム71とビーム64の両方を設けることが望ましい。更に、第1プレート61と第2プレート62の間に設ける部材としては、ビーム64に限定されず、発砲スチロール等の他の軽量部材を用いることもできる。例えば、軽量部材を第1プレート61と第2プレート62とで挟み込むような構成に変更することもできる。
第3実施形態において、トラバースアーム本体部361は、適宜の厚みを有する細長状の平板部材で構成されているが、板状部材は、その内部が空洞に形成されていても良い。
上記実施形態では、トラバースガイドは、2つの位置決め突起によりトラバースアーム(第1プレート、トラバースアーム本体部)に対して位置決めされる構成であるが、位置決め突起は、1つか3つ以上設けるようにしても良い。このように、位置決め突起の構成は適宜変更することができる。例えば、上記第1実施形態において、トラバースガイドの背面側にも位置決め突起を加え、第2プレートに対しても位置決めを行うように構成することもできる。
10 ワインダユニット
11,211 糸ガイド
27 トラバース装置
28,228,328 トラバースアーム
45 トラバースガイド駆動モータ(駆動手段)
60,260,360 トラバースガイド
61 第1プレート(支持部材)
62 第2プレート(支持部材)
75 糸掛け溝(糸掛け部)
275 凹部
11,211 糸ガイド
27 トラバース装置
28,228,328 トラバースアーム
45 トラバースガイド駆動モータ(駆動手段)
60,260,360 トラバースガイド
61 第1プレート(支持部材)
62 第2プレート(支持部材)
75 糸掛け溝(糸掛け部)
275 凹部
Claims (5)
- 糸をトラバースさせるための糸ガイドと、
前記糸ガイドを支持するために対面するように配置される少なくとも1組の支持部材と、
を備え、
前記糸ガイドは、対面配置される前記支持部材によって、当該糸ガイドの少なくとも一部が挟み込まれて固定されることを特徴とするトラバースガイド。 - 請求項1に記載のトラバースガイドであって、
前記糸ガイドは糸を引っ掛けるための糸掛け部を有し、
前記支持部材が前記糸ガイドを挟み込む方向で前記トラバースガイドを見たときに、少なくとも前記糸掛け部が前記支持部材から露出していることを特徴とするトラバースガイド。 - 請求項1又は2に記載のトラバースガイドであって、
前記糸ガイドはフック状に構成されていることを特徴とするトラバースガイド。 - 請求項1又は2に記載のトラバースガイドであって、
前記糸ガイドには、先端側が開放された凹部が形成されていることを特徴とするトラバースガイド。 - 請求項1から4までの何れか一項に記載のトラバースガイドを備えることを特徴とする糸巻取機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008315094A JP2010137945A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | トラバースガイド及びこのトラバースガイドを備える糸巻取機 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011158766A1 (en) | 2010-06-17 | 2011-12-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Fundus image acquiring apparatus and control method therefor |
CN102774694A (zh) * | 2012-07-31 | 2012-11-14 | 太仓仕禾线网制造有限公司 | 导纱器可调的络丝机 |
JP2013006703A (ja) * | 2011-06-25 | 2013-01-10 | Oerlikon Textile Gmbh & Co Kg | フィンガ状ヤーンガイドに用いられるヤーンガイドエレメント |
JP2018002321A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | Tmtマシナリー株式会社 | 糸巻取装置 |
CN111235717A (zh) * | 2020-03-19 | 2020-06-05 | 慈溪市赛美格自动化科技有限公司 | 一种清纱板 |
-
2008
- 2008-12-10 JP JP2008315094A patent/JP2010137945A/ja active Pending
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