Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2010107116A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2010107116A
JP2010107116A JP2008279796A JP2008279796A JP2010107116A JP 2010107116 A JP2010107116 A JP 2010107116A JP 2008279796 A JP2008279796 A JP 2008279796A JP 2008279796 A JP2008279796 A JP 2008279796A JP 2010107116 A JP2010107116 A JP 2010107116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
defrosting
temperature
time
refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008279796A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhisa Tensho
勝久 天生
Juichi Shimazaki
樹一 嶋崎
Isahiro Yoshioka
功博 吉岡
Junichi Fukuoka
純一 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008279796A priority Critical patent/JP2010107116A/ja
Priority to CN2009102076875A priority patent/CN101726149B/zh
Publication of JP2010107116A publication Critical patent/JP2010107116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

【課題】時間を極力かけることなく、しかも、コストを抑えた簡易な構成にて、電源投入後の最初の除霜周期における冷却器の除霜を適切に実行する。
【解決手段】電源投入時に温度検知手段によって検知される冷却器の温度に応じて、電源投入後の最初の除霜周期における除霜用設定時間を初期除霜用設定時間(J1またはJ2)として設定する設定手段を備える。電源投入時に温度検知手段によって検知される冷却器の温度が所定温度Tよりも低い場合(ステップS1にて「YES」)に設定する初期除霜用設定時間J1を、冷却器の温度が所定温度Tよりも高い場合(ステップS1にて「NO」)に設定する初期除霜用設定時間J2よりも短くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、庫内の冷却時間の積算値に応じて冷却器の除霜を実行する冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の動作は、マイクロコンピュータを主体として構成された制御装置によって制御されており、庫内を冷却する冷却器の除霜運転についても、このような制御装置によって制御されている。
具体的には、制御装置は、冷却器による庫内の冷却時間を積算し、その積算値が予め設定された除霜用設定時間に到達すると、冷却器の除霜を実行するようになっている。このような除霜制御において、制御装置は、冷却時間の積算値が除霜用設定時間に到達すると、即ち、冷却器の除霜を実行すると、冷却時間の積算値を初期化するようになっている。従って、冷却器の除霜は、冷却時間の積算値が除霜用設定時間に到達するごとに周期的に実行されるようになっている。
ところで、このような構成の冷蔵庫において、例えば停電などが発生して冷蔵庫への給電が停止すると、制御装置への給電も停止することから、制御装置は、給電停止時までに積算した冷却時間の積算値を保持できなくなる。従って、給電が復帰した後において、制御装置は、冷却器の除霜を実行していないにもかかわらず、冷却器による庫内の冷却時間を初期状態から積算することとなる。この場合、冷却器の除霜が実行される周期(除霜周期)が実質的に延長されることとなるので、冷却器が過着霜状態となり易くなり、冷却不良の発生を招くおそれがある。
このような給電停止による不具合を解決することを目的として、例えば、特許文献1に記載の冷蔵庫は、冷却器の温度を検知する温度センサと、この温度センサからの信号をデジタルデータに変換して制御装置に出力するA/D変換回路とを備えている。そして、電源投入後(給電復帰後)に温度センサによって検知された温度の変化率に基づいて冷却器の着霜量を判定し、この判定結果に応じて、電源投入後の最初の除霜周期における除霜用設定時間を変化させるようになっている。
特開平1−137184号公報
特許文献1に記載の冷蔵庫によれば、電源投入後(給電復帰後)の最初の冷却器の除霜を、電源投入時に判定された冷却器の着霜量に応じて実行することができ、冷却器が過着霜状態となることによる冷却不良の発生を防止することができる。
しかしながら、冷却器の着霜量を冷却器の温度の変化率に基づいて判定する場合、その変化率を得るために時間を要することから、着霜量の判定に時間がかかるという課題がある。また、冷却器の着霜量を判断するための回路構成(高精度の温度センサやA/D変換回路など)が必要であり、コスト高になるという課題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、時間を極力かけることなく、しかも、コストを抑えた簡易な構成にて、電源投入後の最初の除霜周期における冷却器の除霜を適切に実行することができる冷蔵庫を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の冷蔵庫は、庫内を冷却する冷却器と、前記冷却器による前記庫内の冷却時間を積算する積算手段と、前記積算手段によって積算された前記冷却時間の積算値が除霜用設定時間に到達するごとに周期的に前記冷却器の除霜を実行する除霜制御手段と、前記冷却器の温度を検知する温度検知手段と、電源投入時に前記温度検知手段によって検知される前記冷却器の温度に応じて、電源投入後の最初の除霜周期における前記除霜用設定時間を初期除霜用設定時間として設定する設定手段とを備え、前記設定手段は、電源投入時に前記温度検知手段によって検知される前記冷却器の温度が所定温度よりも低い場合に設定する前記初期除霜用設定時間を、前記冷却器の温度が前記所定温度よりも高い場合に設定する前記初期除霜用設定時間よりも短くすることに特徴を有する。
本発明の冷蔵庫によれば、電源投入後(給電復帰後)の最初の除霜周期における除霜用設定時間(初期除霜用設定時間)が、電源投入時における冷却器の温度に応じて設定される。この場合、初期除霜用設定時間は、電源投入時における冷却器の温度が所定温度よりも低い場合、即ち、冷却器の着霜量が多いと推定される場合の方が、電源投入時における冷却器の温度が所定温度よりも高い場合、即ち、冷却器の着霜量が少ないと推定される場合よりも短く設定される。
これにより、電源投入後(給電復帰後)の最初の除霜周期における冷却器の除霜を、電源投入時において推定される冷却器の着霜量に応じて適切に実行することができ、冷却器が過着霜状態となることによる冷却不良の発生を防止することができる。
また、冷却器の温度そのものに応じて初期除霜用設定時間を設定するように構成したので、冷却器の温度の変化率を得るための時間を不要とすることができる。また、冷却器の着霜量を判断するための回路構成を不要とすることができる。これにより、時間を極力かけることなく、しかも、コストを抑えた簡易な構成とすることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。
図2は、冷蔵庫1の全体構成を概略的に示す縦断側面図である。冷蔵庫1の断熱箱体2は、鋼板製の外箱3とプラスチック製の内箱4との間に、例えば硬質ウレタンフォームや真空断熱材からなる断熱材5が充填された構成となっており、これにより、庫内と庫外とが断熱されている。断熱箱体2内(庫内)は、断熱仕切壁2aによって仕切られており、下段が冷蔵室6、上段が冷凍室7となっている。これら冷蔵室6および冷凍室7の前面部には、ヒンジ開閉式の扉8および扉9がそれぞれ設けられている。
冷蔵室6の後壁面上部には、当該冷蔵室6内の温度を検出するための冷蔵室温度センサ10とダンパ11が設けられている。冷蔵室温度センサ10は、先端部のガス圧が周囲の温度に応じて変化するようになっており、このガス圧の変化に基づいて冷蔵室6内の温度を検知するようになっている。ダンパ11は、冷蔵室6の後壁面上部と後述する冷却室13とを連通する冷蔵用ダクト12の下端部に設けられている。このダンパ11は、上記冷蔵室温度センサ10のガス圧の変化を駆動源としており、冷蔵室6内の温度に応じて変化するガス圧を利用して冷蔵用ダクト12の下端部の開口を開閉するように構成されている。
冷凍室7の後壁部には冷却室13が設けられている。この冷却室13内には、冷凍室7内の温度を検出するための冷凍室温度センサ14と、庫内(冷蔵室6および冷凍室7)を冷却するための冷却器15と、冷却ファン16とが設けられている。冷却器15の下部近傍には、当該冷却器15に付着した霜を溶かすための除霜ヒータ17が設けられている。また、冷却器15には、当該冷却器15の温度を検出するための冷却器温度センサ18(温度検知手段に相当)が取り付けられている。
冷却ファン16が駆動されると、冷却器15によって生成された冷気が冷凍室7および冷蔵室6内に循環されるようになっている。この場合、冷却器15によって生成された冷気は、冷却室13から冷凍室7内に供給された後、冷凍室7の底部と冷却室13とを連通する環気ダクト19を通して冷却室13の下部に戻されるようになっている。
また、冷却器15によって生成された冷気は、冷蔵用ダクト12を通って冷蔵室6内に供給された後、当該冷蔵室6の上部から環気ダクト19を通して冷却室13の下部に戻されるようになっている。このようにして、冷蔵室6および冷凍室7は、それぞれ設定された冷蔵温度および冷凍温度に冷却されるようになっている。なお、冷蔵室6内への冷気の供給量は、ダンパ11による冷蔵用ダクト12の開閉量に応じて制御されるようになっている。
図示しないが、冷蔵庫1内には、冷却器15、コンプレッサ20、凝縮器、アキュムレータ、キャピラリチューブなどを冷媒パイプによって閉ループ状に接続した冷凍サイクルが組み込まれている。この冷凍サイクルは、コンプレッサ20の駆動により、冷媒が凝縮器を通った後、キャピラリチューブを通って冷却器15に供給され、コンプレッサ20に戻されるように構成されている。
冷蔵庫1の背面側(後面側)下部には機械室21が設けられており、この機械室21には、上記したコンプレッサ20、凝縮器のほか、これらコンプレッサ20および凝縮器を冷却するための冷却ファン(図示せず)などが配設されている。また、機械室21内の上部には、制御装置22(除霜制御手段,設定手段に相当)が配設されている。
この制御装置22は、制御基板(図示せず)に搭載されたマイクロコンピュータを主体として構成されており、冷蔵庫1の動作全般を制御する制御手段として機能するようになっている。具体的には、図3に示すように、この制御装置22には、上記した冷蔵室温度センサ10、冷凍室温度センサ14、冷却器温度センサ18、タイマ23(積算手段に相当)、庫内灯(図示せず)、扉8,9の開閉を検知するドアスイッチ(図示せず)などが接続されている。タイマ23は、冷却器15による庫内(冷蔵室6内,冷凍室7内)の冷却時間を積算するためのものである。
そして、制御装置22は、これらセンサやスイッチなどから入力される各種信号や予め記憶された運転制御プログラムに従って、冷却ファン16、除霜ヒータ17、コンプレッサ20などの駆動を制御するようになっている。また、制御装置22は、タイマ23によって積算された冷却時間の積算値が、後述する除霜用設定時間に到達するごとに、除霜ヒータ17に通電して周期的に冷却器15の除霜を実行するようになっている(除霜制御手段)。
次に、本実施形態の作用について図1を参照しながら説明する。図1は、制御装置22による除霜制御の内容を示すフローチャートである。
冷蔵庫1の電源が投入されると、制御装置22は、電源投入時における冷却器15の温度を冷却器温度センサ18によって検知し、当該冷却器温度センサ18によって検知された冷却器15の温度が、予め設定された所定温度T(この場合、10℃)以下であるか否かを判断する(ステップS1)。検知された冷却器15の温度が所定温度T以下である場合(ステップS1にて「YES」)、制御装置22は、冷却器15に着霜がある、或いは、着霜量が多いと判断し、ステップS2に移行して、初期除霜用設定時間J1(この場合、2.5時間)を設定する(設定手段)。一方、検知された冷却器15の温度が所定温度Tよりも大きい場合(ステップS1にて「NO」)、制御装置22は、冷却器15に着霜がない、或いは、着霜量が少ないと判断し、ステップS3に移行して、初期除霜用設定時間J2(この場合、5時間)を設定する(設定手段)。
次に、制御装置22は、ステップS4に移行して、タイマ23によって積算された冷却時間の積算値Tsが、設定した初期除霜用設定時間(J1またはJ2)に到達したか否かを判断する。そして、冷却時間の積算値Tsが初期除霜用設定時間(J1またはJ2)に到達すると(ステップS4にて「YES」)、制御装置22は、除霜ヒータ17に通電して冷却器15の初期除霜を実行する(ステップS5)。
初期除霜を終了すると、制御装置22は、冷却時間の積算値Tsを初期化し、その後、ステップS6に移行して、冷却時間の積算値Tsが、予め設定された通常除霜用設定時間J3に到達したか否かを判断する。そして、冷却時間の積算値Tsが通常除霜用設定時間J3に到達すると(ステップS6にて「YES」)、制御装置22は、除霜ヒータ17に通電して冷却器15の除霜を実行する(ステップS7)。
冷却器15の除霜を終了すると、制御装置22は、冷却時間の積算値Tsを初期化し、その後、再びステップS6に移行して、冷却時間の積算値Tsが通常除霜用設定時間J3に到達したか否かを判断する。そして、冷却時間の積算値Tsが再び通常除霜用設定時間J3に到達すると(ステップS6にて「YES」)、再び冷却器15の除霜を実行する(ステップS7)。即ち、制御装置22は、冷却時間の積算値Tsが通常除霜用設定時間J3に到達するごとに冷却器15の除霜を周期的に実行する通常安定状態に入る。
制御装置22は、例えば停電などによって冷蔵庫1への給電停止が発生しなければ、上述したように周期的な除霜制御を継続する。ところが、例えば電源事情の劣悪な環境で冷蔵庫1を使用する場合では、上述の除霜制御実行中に停電が発生し冷蔵庫1への給電が停止する場合がある。
例えば、冷却時間の積算値Tsが初期除霜用設定時間(J1またはJ2)に到達する前(ステップS4にて「NO」)に、冷蔵庫1への給電停止が発生した場合(ステップS8にて「YES」)、制御装置22は、給電の復旧に伴いステップS1に戻るようになっている。また、冷却時間の積算値Tsが通常除霜用設定時間J3に到達する前(ステップS6にて「NO」)に、冷蔵庫1への給電停止が発生した場合(ステップS9にて「YES」)、制御装置22は、給電の復旧に伴いステップS1に戻るようになっている。
このように、制御装置22は、除霜制御中に冷蔵庫1への給電が停止した場合には、給電復帰後にステップS1に戻り、給電復帰後における冷却器15の温度に応じて初期除霜用設定時間(J1またはJ2)を設定するようになっている。なお、制御装置22は、冷蔵庫1への給電が停止しなければ(ステップS8にて「NO」、或いは、ステップS9にて「NO」)、ステップS1に戻ることなく、そのまま、上述したように周期的な除霜制御を継続するようになっている。
以上に説明したように本実施形態によれば、電源投入後(給電復帰後)の最初の除霜周期における除霜用設定時間(初期除霜用設定時間J1,J2)が、電源投入時における冷却器15の温度に応じて設定される。この場合、初期除霜用設定時間は、電源投入時における冷却器15の温度が所定温度Tよりも低い場合、即ち、冷却器15の着霜量が多いと推定される場合の方が、電源投入時における冷却器15の温度が所定温度Tよりも高い場合、即ち、冷却器15の着霜量が少ないと推定される場合よりも短く設定される。
これにより、電源投入後(給電復帰後)の最初の除霜周期における冷却器15の除霜を、電源投入時において推定される冷却器15の着霜量に応じて適切に実行することができ、冷却器15が過着霜状態となることによる冷却不良の発生を防止することができる。
また、冷却器15の着霜量が多いと推定される場合には、電源投入後の最初の冷却器15の除霜が早期に行われることから、当該冷却器15が過着霜状態となることを最優先に防止することができる。一方、冷却器15の着霜量が少ないと推定される場合には、電源投入後の最初の冷却器15の除霜が実行されるまでの時間を十分に確保することができ、電源投入後の初期冷却を十分に行うことができる。
また、冷却器15の温度に基づいて演算される温度変化率ではなく、冷却器15の温度そのものに応じて初期除霜用設定時間を設定するように構成したので、冷却器15の温度の変化率を得るための時間を不要とすることができる。また、冷却器15の着霜量を判断するための回路構成を不要とすることができる。これにより、時間を極力かけることなく、しかも、コストを抑えた簡易な構成とすることができる。
また、電源投入後の初期冷却時においては、冷却する庫内の空気は高温で湿度が高いことから、冷却器15に霜が速く堆積し着霜量が多くなり易い。従って、電源投入後の初期除霜において冷却器15に付着した霜を十分に取り除いておくことが、冷却器15の過着霜の防止、ひいては、冷却不良の防止に対して有効である。
本実施形態では、制御装置22は、電源投入後の最初の除霜周期における除霜用設定時間、即ち、初期除霜における除霜用設定時間(初期除霜用設定時間J1,J2)を、それ以降の除霜周期における除霜用設定時間、即ち、通常安定時の除霜周期における除霜用設定時間(通常除霜用設定時間J3)よりも短く設定するように構成した。
これにより、初期冷却時に冷却器15に付着した霜を初期除霜によって十分に取り除いた後に、通常安定状態に入ることができる。従って、冷却器15の過着霜の防止、ひいては、冷却不良の防止に有効であるとともに、通常安定時に冷却器15をむやみに除霜する必要がなく、冷却器15の除霜を必要以上に実行することによる庫内の温度上昇を抑えることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態につき、図4および図5を参照して説明する。上述の第1の実施形態では、冷却器を1つ備えた冷蔵庫1を示したが、本実施形態の冷蔵庫31は、冷却器を2つ備えた構成となっている。
図4は、冷蔵庫31の縦断側面図である。冷蔵庫31の断熱箱体32は、鋼板製の外箱33とプラスチック製の内箱34との間に、例えば硬質ウレタンフォームや真空断熱材からなる断熱材35が充填された構成となっており、これにより、庫内と庫外とが断熱されている。断熱箱体32内(庫内)は、複数の断熱仕切壁32aによって仕切られており、最上段が冷蔵室36、最下段が冷凍室37となっている。
図5にも示すように、冷蔵室36と冷凍室37との間には、左右方向に並ぶ小冷凍室38および製氷室39が設けられている。冷蔵室36の前面部には、観音開き式の扉40が設けられている。また、冷凍室37,小冷凍室38,製氷室39の前面部には、それぞれ引き出し式の扉41,扉42,扉43が設けられている。
図4に示すように、冷蔵室36の左内壁面には、冷蔵温度や冷凍温度などを設定するためのコントロールパネル44が設けられている。また、冷蔵室36の後壁部には、冷蔵用冷却室45が設けられている。冷蔵用冷却室45内には、冷蔵室36を冷却するための冷蔵用冷却器46および冷蔵用冷却ファン47が設けられている。冷蔵用冷却器46の近傍には、当該冷蔵用冷却器46に付着した霜を溶かすための冷蔵用冷却器除霜ヒータ48が設けられている。また、冷蔵用冷却器46には、当該冷蔵用冷却器46の温度を検出するための冷蔵用冷却器温度センサ49(温度検知手段に相当)が取り付けられている。
冷蔵用冷却ファン47が駆動されると、冷蔵用冷却器46により生成された冷気が冷蔵用冷却室45から冷蔵室36内に供給された後、冷蔵用冷却室45に戻されるといった循環を行うようになっている。このようにして、冷蔵室36は、設定された冷蔵温度に冷却されるようになっている。
冷凍室37の後壁部には、冷凍用冷却室50が設けられている。冷凍用冷却室50内には、冷凍室37,小冷凍室38,製氷室39を冷却するための冷凍用冷却器51および冷凍用冷却ファン52が設けられている。冷凍用冷却器51の近傍には、当該冷凍用冷却器51に付着した霜を溶かすための冷凍用冷却器除霜ヒータ53が設けられている。また、冷凍用冷却器51には、当該冷凍用冷却器51の温度を検出するための冷凍用冷却器温度センサ54(温度検知手段に相当)が取り付けられている。
冷凍用冷却ファン52が駆動されると、冷凍用冷却器51により生成された冷気が冷凍用冷却室50から冷凍室37,小冷凍室38,製氷室39内にそれぞれ供給された後、冷凍用冷却室50に戻されるといった循環を行うようになっている。このようにして、冷凍室37,小冷凍室38,製氷室39は、設定された冷凍温度にそれぞれ冷却されるようになっている。
冷蔵庫31の背面側(後面側)下部の機械室55には、冷蔵庫31の動作全般を制御する制御装置56(除霜制御手段,設定手段に相当)が配設されている。この制御装置56は、冷蔵用冷却器46の除霜制御および冷凍用冷却器51の除霜制御を、それぞれ、上述した第1の実施形態と同様に行うようになっている。
即ち、制御装置56は、電源投入時に冷蔵用冷却器温度センサ49,冷凍用冷却器温度センサ54によって検知される冷蔵用冷却器46,冷凍用冷却器51の温度が、予め設定された所定温度よりも低い場合に設定する初期除霜用設定時間を、冷蔵用冷却器46,冷凍用冷却器51の温度が所定温度よりも高い場合に設定する初期除霜用設定時間よりも、それぞれ短くするようになっている。また、制御装置56は、2つの冷却器46,51について、それぞれの初期除霜用設定時間を、それ以降の除霜周期における除霜用設定時間よりも短く設定するようになっている。
本実施形態によれば、冷却器を2つ備えていることから、冷却器を1つだけ備えた冷蔵庫に比べ、冷却器1つあたりの着霜量が少なくなり、冷却器46,51が過着霜状態になり難くなる。また、これら冷却器46,51の着霜量が少なくなることから、電源投入時(給電復帰時)における冷却器46,51の温度は所定温度よりも大きい場合が多い。従って、2つの冷却器46,51について、それぞれの初期除霜用設定時間を長く設定することができ、これら冷却器46,51による初期冷却を十分に行うことができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、上述の各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
所定時間、初期除霜用設定時間、通常除霜用設定時間などは適宜変更して実施することができる。
庫内の温度を検知する温度センサ(上述の冷凍室温度センサ14など)によって検知される庫内の温度に応じて、冷却器の着霜の有無、或いは、着霜量を間接的に判断し、その判断結果に応じて初期除霜用設定時間を設定するようにしてもよい。
本発明は、冷却器を2つ以上備えた冷蔵庫にも適用できる。また、本発明は、上述した冷蔵庫1や冷蔵庫31のように冷蔵機能および冷凍機能を備えた冷蔵庫のみならず、冷蔵専用機や冷凍専用機にも適用することができる。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、制御装置による除霜制御の内容を示すフローチャート 冷蔵庫の全体的構成を概略的に示す縦断側面図 冷蔵庫の電気的構成を概略的に示すブロック図 本発明の第2の実施形態を示す図2相当図 冷蔵庫の正面図
符号の説明
図面中、1,31は冷蔵庫、15は冷却器、18は冷却器温度センサ(温度検知手段)、22,56は制御装置(除霜制御手段、設定手段)、23はタイマ(積算手段)、46は冷蔵用冷却器、49は冷蔵用冷却器温度センサ(温度検知手段)、51は冷凍用冷却器、54は冷凍用冷却器温度センサ(温度検知手段)を示す。

Claims (3)

  1. 庫内を冷却する冷却器と、
    前記冷却器による前記庫内の冷却時間を積算する積算手段と、
    前記積算手段によって積算された前記冷却時間の積算値が除霜用設定時間に到達するごとに周期的に前記冷却器の除霜を実行する除霜制御手段と、
    前記冷却器の温度を検知する温度検知手段と、
    電源投入時に前記温度検知手段によって検知される前記冷却器の温度に応じて、電源投入後の最初の除霜周期における前記除霜用設定時間を初期除霜用設定時間として設定する設定手段とを備え、
    前記設定手段は、電源投入時に前記温度検知手段によって検知される前記冷却器の温度が所定温度よりも低い場合に設定する前記初期除霜用設定時間を、前記冷却器の温度が前記所定温度よりも高い場合に設定する前記初期除霜用設定時間よりも短くすることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記設定手段は、前記初期除霜用設定時間を、それ以降の除霜周期における前記除霜用設定時間よりも短く設定することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷却器は、少なくとも2つ備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
JP2008279796A 2008-10-30 2008-10-30 冷蔵庫 Pending JP2010107116A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008279796A JP2010107116A (ja) 2008-10-30 2008-10-30 冷蔵庫
CN2009102076875A CN101726149B (zh) 2008-10-30 2009-10-29 冰箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008279796A JP2010107116A (ja) 2008-10-30 2008-10-30 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010107116A true JP2010107116A (ja) 2010-05-13

Family

ID=42296740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008279796A Pending JP2010107116A (ja) 2008-10-30 2008-10-30 冷蔵庫

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2010107116A (ja)
CN (1) CN101726149B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101915491B (zh) * 2010-08-03 2012-07-18 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种直冷冰箱化霜的控制方法
CN107504747A (zh) * 2017-08-28 2017-12-22 合肥美的电冰箱有限公司 化霜控制方法、控制系统及冰箱

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62217084A (ja) * 1986-03-19 1987-09-24 株式会社日立製作所 冷凍装置
JPH01137184A (ja) * 1987-11-25 1989-05-30 Toshiba Corp 冷蔵庫
JPH0188289U (ja) * 1987-11-26 1989-06-12
JPH0510654A (ja) * 1991-07-05 1993-01-19 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫の除霜制御装置
JPH0933156A (ja) * 1995-07-21 1997-02-07 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2005207666A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2005226864A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍冷蔵ユニットおよび冷蔵庫
JP2005331239A (ja) * 2005-08-04 2005-12-02 Toshiba Corp 冷蔵庫

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000026590A1 (en) * 1998-10-31 2000-05-11 Daewoo Electronics Co., Ltd. Defrost control method for use in a refrigerator
JP2002081844A (ja) * 2000-09-04 2002-03-22 Toshiba Corp 冷蔵庫
KR100846113B1 (ko) * 2007-03-29 2008-07-15 엘지전자 주식회사 냉장고의 제어 방법

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62217084A (ja) * 1986-03-19 1987-09-24 株式会社日立製作所 冷凍装置
JPH01137184A (ja) * 1987-11-25 1989-05-30 Toshiba Corp 冷蔵庫
JPH0188289U (ja) * 1987-11-26 1989-06-12
JPH0510654A (ja) * 1991-07-05 1993-01-19 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫の除霜制御装置
JPH0933156A (ja) * 1995-07-21 1997-02-07 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2005207666A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2005226864A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍冷蔵ユニットおよび冷蔵庫
JP2005331239A (ja) * 2005-08-04 2005-12-02 Toshiba Corp 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
CN101726149B (zh) 2012-07-18
CN101726149A (zh) 2010-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5625582B2 (ja) 冷凍装置
JP2008075964A (ja) 冷却装置の除霜装置
JP4945395B2 (ja) 冷蔵庫
TWI529359B (zh) 冰箱
KR101658233B1 (ko) 냉장고의 제상 운전 제어방법
US11549740B2 (en) Refrigerator and controlling method for the same
JP2009250598A (ja) 冷蔵庫
JP2010107116A (ja) 冷蔵庫
KR20100085274A (ko) 냉장고 제어 방법
JP2007071520A (ja) 冷却貯蔵庫及びその圧縮機の制御方法
JP6812386B2 (ja) 冷蔵庫
JP6143458B2 (ja) 冷蔵庫
JP5686982B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP5008440B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2015143579A (ja) 冷蔵庫
JP5931606B2 (ja) 冷蔵庫
JP2009127881A (ja) 冷蔵庫
JP2002333251A (ja) 冷蔵庫
JP2009014261A (ja) 冷蔵庫
JP6325273B2 (ja) 冷蔵庫
KR20120134251A (ko) 냉장고의 제상시스템 및 그 제상방법
JP7474113B2 (ja) 冷却庫の除霜制御装置
KR100805673B1 (ko) 간냉 및 직냉 겸용 냉장고의 제상제어방법
JP2007315716A (ja) 冷蔵庫
JP5262245B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130701

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140221