JP2010101691A - 樹脂成型品の外観検査装置及びその外観検査方法 - Google Patents
樹脂成型品の外観検査装置及びその外観検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010101691A JP2010101691A JP2008272049A JP2008272049A JP2010101691A JP 2010101691 A JP2010101691 A JP 2010101691A JP 2008272049 A JP2008272049 A JP 2008272049A JP 2008272049 A JP2008272049 A JP 2008272049A JP 2010101691 A JP2010101691 A JP 2010101691A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inspection
- resin molded
- appearance
- inspection object
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】被検査物の外観検査にあまり複雑な機構を用いず、設置スペースをコンパクトに抑える。
【解決手段】外観検査装置は、被検査物となるキャップCを透明板12上に行列状にして載置し、各横列分をプッシャロッド14cで押しながら透明板12の上面に沿って搬送する。この間に透明板12の下方から内面検査カメラ16でキャップCの内面が撮像される。次にキャップCは第1ベルトコンベア18、第2ベルトコンベア20を通じて移送部30のターレットテーブル32まで搬送され、1個ずつポケット34内に受け入れられる。移送部30は、キャップCの内面を保持した状態でターレットテーブル32の回転方向に移送し、検査位置でキャップCを突き上げた状態で回転させる。このとき側方からキャップCを外周面検査カメラ42で撮像する。また、キャップCの上方からは天面検査カメラ40で撮像する。
【選択図】図1
【解決手段】外観検査装置は、被検査物となるキャップCを透明板12上に行列状にして載置し、各横列分をプッシャロッド14cで押しながら透明板12の上面に沿って搬送する。この間に透明板12の下方から内面検査カメラ16でキャップCの内面が撮像される。次にキャップCは第1ベルトコンベア18、第2ベルトコンベア20を通じて移送部30のターレットテーブル32まで搬送され、1個ずつポケット34内に受け入れられる。移送部30は、キャップCの内面を保持した状態でターレットテーブル32の回転方向に移送し、検査位置でキャップCを突き上げた状態で回転させる。このとき側方からキャップCを外周面検査カメラ42で撮像する。また、キャップCの上方からは天面検査カメラ40で撮像する。
【選択図】図1
Description
本発明は、樹脂成型品を被検査物として、その外観の検査を行う樹脂成型品の外観検査装置及びその外観検査方法に関する。
従来、例えば射出成形された成形容器の内面や外面をカメラで撮像し、その画像を用いて成形容器の外観検査を行う各種の先行技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。これら先行技術は、射出成型機から取出機で取り出した成形容器を搬送部に移し替え、搬送部により保管部へ搬送するまでの過程で成形容器の内面や縁部、外面等の検査を行うものである。
例えば一方の先行技術(特許文献1)では、射出成型器から複数の成形容器を一度に取り出したときの横向きの姿勢で先ず各成形容器の内面を複数台のカメラで撮像しておき、この後、取出機全体を90°回転させて各成形容器を下向きの姿勢に変換すると、これら成形容器を第1の搬送テーブルから第2の搬送テーブル、さらに検査用固定テーブルへと順番に移し替えながら搬送し、この間に側面検査カメラで各成形容器の外面を撮像する。そして、検査固定テーブル上に移し替えられた各成形容器は、保持具に保持された状態で回転し、この間に縁部分の形状を検査されるものとなっている。
また他方の先行技術(特許文献2)では、取出機で成形容器を取り出した状態では検査を行わず、一対の循環ベルト上に成形容器を移し替えて搬送しながら、これら一対の循環ベルトの間に配置された複数台のカメラで各成形容器の内面を撮像している。
またその他の先行技術として、アルミ成型品のキャップを直交2軸の回転ターレットで順に搬送しつつ、キャップの側面、内面及び天面を検査するものがある(例えば、特許文献3参照。)。この先行技術では、先ず1軸目の回転ターレットの切り欠き内に1個ずつキャップを受け入れると、切り欠き内に保持した状態のキャップを回転させてその側面及び内面を2台のカメラで撮像し、次にキャップを2軸目の回転ターレットに移し替えると、その外周からキャップの天面を別のカメラで撮像している。
いずれにしても、上述した各種の先行技術によれば、成形容器やアルミ成形キャップといった被検査物を順に移動させたり搬送したりする過程で、色々な角度から被検査物の外観を撮像して外観不良を検査することができる。
特開2007−315795号公報(図1、図2)
特開2007−313671号公報(図1、図2、図3)
特開2004−361223号公報(図1、図2、図3)
しかしながら、最初に挙げた先行技術(特許文献1)は、取出機ごと成形容器の姿勢を大きく回転させるための反転機構が必要であり、それだけ装置の構造が大掛かりなものとなっている。また、取出機と搬送テーブルとの間に複数台のカメラを設置する必要があるため、それだけ設置スペースが大きくなるという問題がある。
また次の先行技術(特許文献2)は、取出機から循環ベルト上に成形容器を移し替えた後で成形容器の内面を撮像しているが、一対の循環ベルトの間でカメラを上下移動させる機構を用いることから、その分、装置が複雑化するという問題がある。
最後に挙げた先行技術(特許文献3)は、キャップの搬送に回転ターレットを用いているため、全体的な設置スペースは比較的小さくなっている。しかしながら、互いに回転軸が直交する2系統の回転ターレットを用いるため、やはり装置の複雑化という問題は避けられない。
そこで本発明は、被検査物の外観検査にあまり複雑な機構を用いず、設置スペースをコンパクトに抑えることができる技術の提供を課題としたものである。
本発明は、軸線上でみて一端が開口し、他端が閉塞した略中空形状の樹脂成型品を被検査物として、その外観検査を行う樹脂成型品の外観検査装置であって、以下の構成を備える。
すなわち本発明の外観検査装置は、所定の搬送面上に一端の開口を下向きにした状態で被検査物を載置し、搬送面に沿って被検査物を搬送する搬送手段と、搬送手段による被検査物の搬送過程で、搬送面の下方位置から被検査物の内面を含む外観を検査する内面検査手段と、搬送手段により搬送面上から送出された被検査物を所定の検査位置を経由して延びる移送経路に沿って移送し、この移送過程で被検査物をその内面にて保持する移送手段と、移送手段により被検査物が検査位置まで移送されると、その内面にて保持された状態の被検査物を軸線の周りに回転させる回転手段と、回転手段による検査位置での被検査物の回転に伴い、移送経路の側方位置から被検査物の外周面を含む外観を検査する外周検査手段と、移送手段による移送過程で、移送経路の上方位置から被検査物の上面を含む外観を検査する上面検査手段とを備えている。
上記のように本発明の外観検査装置は、先ず被検査物をその一端の開口を下向きにした状態で搬送面上に載置し、この搬送面に沿って被検査物を搬送する過程で搬送面の下方位置から内面検査を行い、この後、被検査物をその内面で保持しながら移送する過程において、検査位置で被検査物を軸線の周りに回転させながら外周検査を行う。また上面検査については、被検査物の移送過程の中(いずれの位置でもよい)で行うことができる。
このため本発明の外観検査装置によれば、搬送面上に被検査物を載置した後は、特にその姿勢を変化させることなく、その内面や外面、上面を含む外観の検査を行うことができる。このため、被検査物の搬送及び移送に関して特に大掛かりな機構を用いる必要がないので、構造の簡素化や設置スペースのコンパクト化を実現することができる。
また本発明の外観検査装置は、さらに以下の構成を備えてもよい。すなわち外観検査装置は、移送経路の終端から被検査物を排出する排出手段と、各検査手段による検査結果に基づいて、排出手段により排出された被検査物を良品と不良品とに選別する選別手段とを備えている。
このような構成であれば、搬送面上から送出された被検査物の移送手段による受け取り、移送、外周検査及び上面検査、そして排出という一連の動作を流れ作業で効率よく行うことができる。また排出後は、検査結果に基づいて被検査物が良品と不良品とに選別されるので、検査後の樹脂成型品の管理を容易に行うことができる。
本発明の外観検査装置において、搬送手段は以下の構成を有する。すなわち搬送手段は、上面が搬送面として形成され、複数の被検査物を行列状に並べた状態で載置させる透明板と、透明板上に載置された複数の被検査物を、搬送方向と直交する方向に並んだ横列ごとに透明板上を滑らせながら押して搬送し、透明板の端縁から一列分ずつ送出する複数本のプッシャロッドとを有する。また内面検査手段は、透明板の下方に設置され、透明板を通じて被検査物を下方位置から撮像する内面検査カメラを有するものである。
上記の構成であれば、透明板上に複数の被検査物を一度に載置すると、その全体を複数本のプッシャロッドで横列ごとに搬送していくことができるので、それだけ搬送効率を向上することができる。なお、このときプッシャロッドの本数は、被検査物の列数と同じであればよい。また、例えば1つの金型内で複数の樹脂成型品が行列状に成型される態様であっても、1つの金型から取り出された複数の樹脂成型品を被検査物として、これらを一度に透明板上に載置することができるため、その後の検査効率を向上することができる。また透明板を用いているので、その上面に被検査物を載置した状態であっても、その下方位置から内面検査カメラを用いて容易に内面を含む外観の検査を行うことができる。
上記のように搬送手段が透明板を有する場合、本発明の外観検査装置は以下の構成を有することが好ましい。
すなわち本発明の外観検査装置は、透明板の終端縁に隣接した位置に設けられて搬送方向と直交する方向に延び、プッシャロッドにより送出された一列分の被検査物をその配列状態のまま受け取って列方向に搬送する第1のコンベアと、第1のコンベアの終端からその搬送方向と直交する方向に延び、第1のコンベアの終端から列の並び順に送出された被検査物を1個ずつ受け取って移送手段に引き渡す第2のコンベアとをさらに備えるものである。
この場合、プッシャロッドにより一列分の被検査物が透明板の終端縁から送出されると、一列分の被検査物は第1のコンベア上に載せ替えられた状態となる。このとき第1のコンベアは、受け取った被検査物を列方向に搬送していくので、その搬送時に被検査物はプッシャロッドに干渉せず、列の状態を保ったままプッシャロッドの長手方向へ運び出されていくことになる。このため、続いて次のプッシャロッドが次の一列分の被検査物を送出しても、これらはまた第1のコンベア上に載せ替えられた状態となるので、プッシャロッドによる搬送と透明板からの送出、そして第1のコンベアによる搬送といった一連の動作が流れ作業で効率よく行われる。
また第1のコンベア及び第2のコンベアは、先ず第1のコンベアが一列分ずつ被検査物を受け取って搬送方向を直交方向に変換し、さらに第2のコンベアが搬送方向を直交方向に変換して次の移送手段に引き渡す搬送経路を構成する。したがって、搬送経路が一直線上に長く延びることがなく、全体的な設置面積を小さく抑えることができる。このように、搬送手段に続いて2つのコンベアを直交方向に配置することにより、搬送効率の向上と設置スペースのコンパクト化を実現することができる。
また本発明の外観検査装置において、移送手段及び回転手段はそれぞれ以下の構成を備えてもよい。すなわち移送手段は、周縁部に複数のポケットが一定の間隔をおいて形成され、移送経路上の受入位置でポケット内に被検査物を1個ずつ受け入れながら移送経路に沿って周方向へ間欠的に回転するターレットテーブルと、複数のポケットにそれぞれ対応する位置に設けられてターレットテーブルとともに間欠的に周回移動し、上端に被検査物の内面を吸着して保持するサクションヘッドが形成された複数の保持体と、移送経路上の少なくとも受入位置では保持体を下降させてサクションヘッドをポケットよりも下方へ退避させる一方、少なくとも検査位置では保持体を上昇させてサクションヘッドを被検査物の内側に進入させ、この進入に伴い被検査物をサクションヘッドに保持させた状態でポケットに対して上方向へ突き出させるリフト機構とを有するものである。
また回転手段は、上記の保持体に対し、被検査物を保持した状態でその軸線と略合致する回転軸線の周りにサクションヘッドを回転自在に支持する支持機構と、検査位置でサクションヘッドに回転力を伝達する動力伝達機構とを有するものである。
このような構成であれば、ターレットテーブルの周縁部に沿って円弧形状の移送経路を構成することができるので、それだけ設置スペースのコンパクト化を図ることができる。また、被検査物は単にターレットテーブルのポケット内に収容されただけの状態ではなく、サクションヘッドにより内面を保持された状態で移送されていくので、移送中の被検査物の姿勢を安定化させることができる。
さらに、検査位置では保持体が被検査物を保持したまま上方向へ突き上げることにより、被検査物をターレットテーブルから引き離した状態で良好に回転させ、その外周面を含む外観検査を良好に行うことができる。
この場合、外面検査手段は、検査位置で突き上げられた状態にある被検査物をサクションヘッドとともに側方位置から撮像する側面検査カメラを有しており、サクションヘッドの外面には、側面検査カメラによる撮像時に被検査物の外周面よりも奧に位置した状態で、被検査物の下端縁のコントラストを強調する色彩が付されていることが好ましい。
すなわち保持体は、サクションヘッドを被検査物の内側に進入させて内面を保持するものであるが、検査位置で側方から被検査物の側面を撮像する際には、その画像内で被検査物の背景(バック)となるものである。このため本発明では、背景として相応しい色彩をサクションヘッドの外面に付すことで、得られた画像内で被検査物の下端縁のコントラストを強調し、これによって外観検査の精度をさらに向上することができる。
また本発明は、軸線上でみて一端が開口し、他端が閉塞した略中空形状の樹脂成型品を被検査物として、その外観検査を行う樹脂成型品の外観検査方法を提供する。本発明の外観検査方法は、以下の工程を有するものである。
(1)搬送工程
この工程は、所定の搬送面上に一端の開口を下向きにした状態で被検査物を載置し、搬送面に沿って被検査物を搬送する工程である。
この工程は、所定の搬送面上に一端の開口を下向きにした状態で被検査物を載置し、搬送面に沿って被検査物を搬送する工程である。
(2)内面検査工程
この工程では、上記(1)の搬送工程を通じて被検査物を搬送しつつ、搬送面の下方位置から被検査物の内面を含む外観を検査する。
この工程では、上記(1)の搬送工程を通じて被検査物を搬送しつつ、搬送面の下方位置から被検査物の内面を含む外観を検査する。
(3)移送工程
この工程では、上記(1)の搬送工程を経て搬送面上から送出された被検査物を所定の検査位置を経由して延びる移送経路に沿って移送しつつ、被検査物をその内面にて保持する。
この工程では、上記(1)の搬送工程を経て搬送面上から送出された被検査物を所定の検査位置を経由して延びる移送経路に沿って移送しつつ、被検査物をその内面にて保持する。
(4)回転工程
この工程では、上記(3)の移送工程の間に被検査物が検査位置まで移送されると、その内面にて保持された状態の被検査物を軸線の周りに回転させる。
この工程では、上記(3)の移送工程の間に被検査物が検査位置まで移送されると、その内面にて保持された状態の被検査物を軸線の周りに回転させる。
(5)外周検査工程
この工程では、上記(4)の回転工程を通じて被検査物を回転させつつ、移送経路の側方位置から被検査物の外周面を含む外観を検査する。
この工程では、上記(4)の回転工程を通じて被検査物を回転させつつ、移送経路の側方位置から被検査物の外周面を含む外観を検査する。
(6)上面検査工程
この工程は、上記(3)の移送工程の間に移送経路の上方位置から被検査物の上面を含む外観を検査するものである。なお、ここでの検査は上記の検査位置で行ってもよいし、その他の位置で行ってもよい。
この工程は、上記(3)の移送工程の間に移送経路の上方位置から被検査物の上面を含む外観を検査するものである。なお、ここでの検査は上記の検査位置で行ってもよいし、その他の位置で行ってもよい。
本発明の外観検査方法によれば、被検査物の搬送工程の中で内面検査を実行し、その後の移送工程の中で外面及び上面の検査を効率よく実行することができる。また、搬送工程から移送工程にかけて被検査物の姿勢を大きく変換する必要がないので、これらの工程を自動装置により実行する場合であっても、装置全体の構造が複雑化することはない。
本発明の樹脂成型品の外観検査装置及び外観検査方法によれば、特に大掛かりな機構を用いることなく検査を効率よく実行することができ、また、そのための作業スペースをコンパクト化することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔外観検査装置及び方法の概要〕
図1は、一実施形態の外観検査装置及び外観検査方法の概要を示す流れ図である。先ず、被検査物と検査装置の構成及び検査方法の概要について説明する。
図1は、一実施形態の外観検査装置及び外観検査方法の概要を示す流れ図である。先ず、被検査物と検査装置の構成及び検査方法の概要について説明する。
〔樹脂成型品〕
本実施形態では、例えば樹脂成型品であるキャップCを被検査物としている。キャップCは、例えばペットボトル容器やチューブ容器等の口に蓋をするための部品として利用される。図1では外形を簡略化して示しているが、キャップCは、成型金型からの抜き勾配を有するため外形が略円錐台形状をなしており、その内部は中空に成型されている。また、キャップCはその軸線上でみて一端(ここでは下端)が開口しており、他端(上端)は天面として閉塞されている。
本実施形態では、例えば樹脂成型品であるキャップCを被検査物としている。キャップCは、例えばペットボトル容器やチューブ容器等の口に蓋をするための部品として利用される。図1では外形を簡略化して示しているが、キャップCは、成型金型からの抜き勾配を有するため外形が略円錐台形状をなしており、その内部は中空に成型されている。また、キャップCはその軸線上でみて一端(ここでは下端)が開口しており、他端(上端)は天面として閉塞されている。
さらに詳しくは、キャップCの天面は角に丸みを帯びた略六角形状に成形されている。このためキャップCの上端部分では、その横断面が略六角形状を有しており、その内面もまた天面に合わせて略六角形状をなしている。またキャップCの下端部分には、その外周面に縦方向の細かな凹凸が筋目状をなして施されている。このような筋目状の凹凸は、キャップCの使用時におけるグリップ性を高めるものである。さらにキャップCの内側には、例えば容器の口に嵌め込むためのインナーキャップ部分Ciが一体に成型されており、このインナーキャップ部分Ciは、天面の裏から下方へ向けて延びている。
〔検査項目〕
本実施形態では、キャップCについて、例えば成型時の形状不良(陥没、バリ、欠け等)や異物の混入の有無、材料の焼損(焼け異物)の有無、汚れの有無等を外観から検査している。なお外観検査は、キャップCの外面だけでなく、縁部分や内面についても行うものとする。
本実施形態では、キャップCについて、例えば成型時の形状不良(陥没、バリ、欠け等)や異物の混入の有無、材料の焼損(焼け異物)の有無、汚れの有無等を外観から検査している。なお外観検査は、キャップCの外面だけでなく、縁部分や内面についても行うものとする。
〔搬送工程〕
外観検査装置は先ず、図示しない樹脂成型機から取り出された複数のキャップCを受け取って搬送する。このため外観検査装置は搬送部10を備えており、この搬送部10には透明板12及びロッド搬送機構14が設けられている。例えば、図示しないロボットハンドにより樹脂成型機から取り出されたキャップCは、その取出状態において4×4の行列状に配列されている。透明板12は、このときのキャップCの行列全体を載置できるだけの大きさ(面積)を有しており、図示しないロボットハンドは、取り出してきたキャップCをその配列のまま透明板12上に載せ替える動作を行う。なお、このときキャップCは、その下端の開口を下向きに伏せた状態で透明板12上に載置される。
外観検査装置は先ず、図示しない樹脂成型機から取り出された複数のキャップCを受け取って搬送する。このため外観検査装置は搬送部10を備えており、この搬送部10には透明板12及びロッド搬送機構14が設けられている。例えば、図示しないロボットハンドにより樹脂成型機から取り出されたキャップCは、その取出状態において4×4の行列状に配列されている。透明板12は、このときのキャップCの行列全体を載置できるだけの大きさ(面積)を有しており、図示しないロボットハンドは、取り出してきたキャップCをその配列のまま透明板12上に載せ替える動作を行う。なお、このときキャップCは、その下端の開口を下向きに伏せた状態で透明板12上に載置される。
ロッド搬送機構14はスライダ部14aを有しており、このスライダ部14aは、例えばリニアアクチュエータ(図1には示していない)の動力により、透明板12の一辺縁に沿って往復移動する。またスライダ部14aには、その長手方向に一定間隔で4本のプッシャロッド14bが平行に取り付けられており、各プッシャロッド14bは、その基端部がスライダ部14aに固定されている。なおプッシャロッド14bの配置間隔は、上述したキャップCの配列間隔に合わせて設定されており、また各プッシャロッド14bは、キャップCの配列の幅よりも長い全長を有している。
搬送部10の初期状態において、スライダ部14aは図1に示される位置で待機している。このとき透明板12上にはキャップCが載置されていない状態であり、4本のプッシャロッド14bだけが透明板12上で待ちかまえている。この状態で、図示しないロボットハンドが4×4行列(合計16個)のキャップCを透明板12上に載置すると、各列で4個分のキャップCが各プッシャロッド14bに沿って並べられた状態となる。キャップCの載置が完了すると、図1中に矢印で示されるようにスライダ部14aが1ピッチ分ずつ間欠的にスライド移動し、各列のキャップCを透明板12上で滑らせながら搬送する。
スライダ部14aが間欠的にスライド移動すると、その都度、搬送方向でみて先頭に位置する一列分(4個)のキャップCが透明板12の一端縁から送出される。スライダ部14aは合計4列分のキャップCを全て送出すると、また待機位置に復帰して新たに次のキャップC(16個)が透明板12上に載置されるまで待ち受ける。
〔下面検査工程〕
透明板12の下方位置には、例えば4台の第1〜第4内面検査カメラ16が設置されている。これら内面検査カメラ16は、搬送方向でみて先頭に位置する一列分(4個)のキャップCにそれぞれ対応する位置に固定されている。上記のように透明板12上にキャップCが載置されると、これら第1〜第4内面検査カメラ16は、透明板12を介して各キャップCの内面を撮像する。外観検査装置は、このとき得られた画像に基づいて各キャップCの内面を含む外観検査を行うことができる。
透明板12の下方位置には、例えば4台の第1〜第4内面検査カメラ16が設置されている。これら内面検査カメラ16は、搬送方向でみて先頭に位置する一列分(4個)のキャップCにそれぞれ対応する位置に固定されている。上記のように透明板12上にキャップCが載置されると、これら第1〜第4内面検査カメラ16は、透明板12を介して各キャップCの内面を撮像する。外観検査装置は、このとき得られた画像に基づいて各キャップCの内面を含む外観検査を行うことができる。
〔中間搬送工程〕
外観検査装置は、搬送部10に続いて第1ベルトコンベア18及び第2ベルトコンベア20を備えている。このうち第1ベルトコンベア18は、透明板12の一側縁の近傍位置に配置されており、その搬送方向(ベルトの走行方向)は、搬送部10による搬送方向に対して直交している。また第1ベルトコンベア18は、その始端領域の一側縁部がわずかに透明板12の下方に潜り込んでおり、このため上記のように透明板12の一端縁からキャップCが送出されると、これらは列の並びを崩すことなく第1ベルトコンベア18上に載せ替えられる。そして第1ベルトコンベア18は、載せ替えられた一列分のキャップCをその並び状態のまま列方向に搬送する。このため、たとえプッシャロッド14bが第1ベルトコンベア18上に位置していたとしても、搬送時にキャップCがプッシャロッド14bに干渉することはない。
外観検査装置は、搬送部10に続いて第1ベルトコンベア18及び第2ベルトコンベア20を備えている。このうち第1ベルトコンベア18は、透明板12の一側縁の近傍位置に配置されており、その搬送方向(ベルトの走行方向)は、搬送部10による搬送方向に対して直交している。また第1ベルトコンベア18は、その始端領域の一側縁部がわずかに透明板12の下方に潜り込んでおり、このため上記のように透明板12の一端縁からキャップCが送出されると、これらは列の並びを崩すことなく第1ベルトコンベア18上に載せ替えられる。そして第1ベルトコンベア18は、載せ替えられた一列分のキャップCをその並び状態のまま列方向に搬送する。このため、たとえプッシャロッド14bが第1ベルトコンベア18上に位置していたとしても、搬送時にキャップCがプッシャロッド14bに干渉することはない。
一方、第2ベルトコンベア20は、第1ベルトコンベア18の終端に隣接して配置されており、その搬送方向はさらに第1ベルトコンベア18の搬送方向に対して直交している。第2ベルトコンベア20は、第1ベルトコンベア18の終端から送出されたキャップCを1個ずつ受け取り、その搬送方向を90°変換する。このとき、第2ベルトコンベア20上でキャップCは一列に整列されて密集し、押せ押せの状態で搬送されていく。
〔移送工程〕
さらに外観検査装置は、移送部30を備えている。移送部30にはターレットテーブル32が設置されており、このターレットテーブル32は、周縁部に一定間隔で形成されたポケット34を有している。またターレットテーブル32は第2ベルトコンベア20の終端に隣接して配置されており、第2ベルトコンベア20から送出されたキャップCは、ターレットテーブル32のポケット34内に受け入れられる。
さらに外観検査装置は、移送部30を備えている。移送部30にはターレットテーブル32が設置されており、このターレットテーブル32は、周縁部に一定間隔で形成されたポケット34を有している。またターレットテーブル32は第2ベルトコンベア20の終端に隣接して配置されており、第2ベルトコンベア20から送出されたキャップCは、ターレットテーブル32のポケット34内に受け入れられる。
ターレットテーブル32は、ポケット34間のピッチ分ずつ一方向へ間欠的に回転し、この回転に伴い、第2ベルトコンベア20から1個ずつキャップCを受け取っていく。図1には示されていないが、移送部30にはキャップCの保持体がターレットテーブル32とともに設置されており、ポケット34内に受け入れられたキャップCは、この後のターレットテーブル32の回転に伴い、保持体により保持(把持)された状態となる。このとき保持体は、キャップCをその内面にて保持するとともに、保持したキャップCをポケット34に対して上方向へ突き上げる。なお、保持体の具体的な構成についてはさらに後述する。
〔天面検査工程〕
ターレットテーブル32を挟んで第2ベルトコンベア20と反対側の検査位置には、天面検査カメラ40及び側面検査カメラ42がそれぞれ設置されている。なお検査位置は、ターレットテーブル32がキャップCを受け取ってから、ちょうど180°分だけ回転した位置に相当する。天面検査カメラ40は、検査位置まで到達したキャップCをその上方位置から撮像する。外観検査装置は、このとき得られた画像に基づき、キャップCの天面(上面)を含む外観検査を実行することができる。
ターレットテーブル32を挟んで第2ベルトコンベア20と反対側の検査位置には、天面検査カメラ40及び側面検査カメラ42がそれぞれ設置されている。なお検査位置は、ターレットテーブル32がキャップCを受け取ってから、ちょうど180°分だけ回転した位置に相当する。天面検査カメラ40は、検査位置まで到達したキャップCをその上方位置から撮像する。外観検査装置は、このとき得られた画像に基づき、キャップCの天面(上面)を含む外観検査を実行することができる。
〔回転工程〕
また外観検査装置は、移送部30に付属して回転機構(図1には示されていない)を備えている。この回転機構は、上記の検査位置にキャップCが到達すると、保持体ごとキャップCをその軸線の周りに回転(約1回転)させる機能を有している。なお、キャップCの回転方向は図中に示される矢印と反対方向であってもよい。また、回転機構の具体的な構成については後述する。
また外観検査装置は、移送部30に付属して回転機構(図1には示されていない)を備えている。この回転機構は、上記の検査位置にキャップCが到達すると、保持体ごとキャップCをその軸線の周りに回転(約1回転)させる機能を有している。なお、キャップCの回転方向は図中に示される矢印と反対方向であってもよい。また、回転機構の具体的な構成については後述する。
〔外周検査工程〕
上記の側面検査カメラ42は、検査位置でキャップCが約1回転する間にその全周を側方位置から撮像する。外観検査装置は、このとき得られた画像(1周分)に基づいてキャップCの外周面を含む外観検査を実行することができる。
上記の側面検査カメラ42は、検査位置でキャップCが約1回転する間にその全周を側方位置から撮像する。外観検査装置は、このとき得られた画像(1周分)に基づいてキャップCの外周面を含む外観検査を実行することができる。
〔排出工程〕
この後、ターレットテーブル32の回転に伴いキャップCが検査位置を通過して移送されると、上記の搬送体がキャップCの保持を解除する。これにより、キャップCは再びポケット34内に収容された状態となる。そして、ターレットテーブル32の回転に伴い、検査位置から数えて2ピッチ分だけ進んだ排出位置までキャップCが到達すると、そこでキャップCはターレットテーブル32から排出される。
この後、ターレットテーブル32の回転に伴いキャップCが検査位置を通過して移送されると、上記の搬送体がキャップCの保持を解除する。これにより、キャップCは再びポケット34内に収容された状態となる。そして、ターレットテーブル32の回転に伴い、検査位置から数えて2ピッチ分だけ進んだ排出位置までキャップCが到達すると、そこでキャップCはターレットテーブル32から排出される。
〔選別工程〕
排出されたキャップCは、さらに各外観検査の結果に基づいて良品と不良品とに選別される。良品として選別されたキャップCは、例えば図示しない運搬用のストッカボックスに収容された状態で運び出される。また不良品として選別されたキャップCは、例えば図示しない回収経路に送られる。
排出されたキャップCは、さらに各外観検査の結果に基づいて良品と不良品とに選別される。良品として選別されたキャップCは、例えば図示しない運搬用のストッカボックスに収容された状態で運び出される。また不良品として選別されたキャップCは、例えば図示しない回収経路に送られる。
以上が外観検査装置の構成と外観検査方法の概要であるが、以下に外観検査装置の詳細な構成を説明する。
〔各部の配置〕
図2は、外観検査装置の各部の配置を具体的に示す平面図である。外観検査装置は、長方形のテーブル形状に組まれた基台フレーム50を備えており、この基台フレーム50は、図示しない作業場の床上に固定して設置されている。また基台フレーム50の上面には矩形状のベース板52が設置されており、このベース板52上には上記の第2ベルトコンベア20や移送部30、天面検査カメラ40、側面検査カメラ42(図2には示されていない)等が設置されている。
図2は、外観検査装置の各部の配置を具体的に示す平面図である。外観検査装置は、長方形のテーブル形状に組まれた基台フレーム50を備えており、この基台フレーム50は、図示しない作業場の床上に固定して設置されている。また基台フレーム50の上面には矩形状のベース板52が設置されており、このベース板52上には上記の第2ベルトコンベア20や移送部30、天面検査カメラ40、側面検査カメラ42(図2には示されていない)等が設置されている。
また基台フレーム50には、その一側方に張り出して延びるサポート板54が取り付けられており、このサポート板54は、その基端部が基台フレーム50に接合された状態で片持ち支持されている。そして上記の搬送部10や内面検査カメラ16(図2には示されていない)、第1ベルトコンベア18等は、例えば図示しない脚部材やブラケット等を介してサポート板54に支持されている。
サポート板54は、その全体が作業場の床面からある程度の高さに位置しており、このため床面からサポート板54の下面までには空間が確保されている。一方、サポート板54の下方位置にはストッカボックスBの運搬レール56が敷設されており、ストッカボックスBは、例えば図示しない台車に積載された状態で、サポート板54の下面と床面との間の空間を通じて運搬レール56上を移動することができる。
〔ターレットテーブルの付属物〕
上記のターレットテーブル32には排出機構58が付属して設けられており、この排出機構58はベース板52上に固定されている。また基台フレーム50には、ターレットテーブル32の近傍位置に選別シュート60が取り付けられており、この選別シュート60は基台フレーム50から一側方に張り出している。ターレットテーブル32から排出されたキャップCは、この選別シュート60で良品と不良品とに選別され、このうち良品のみがストッカボックスB内に投入されるものとなっている。ストッカボックスBは、良品のキャップCをある程度までストックすると、運搬レール56上を1箱分のピッチだけ移動する。これに伴い、次のストッカボックスB(空の状態)が選別シュート60の下方に移動し、改めて良品のキャップCを収容する。このようにしてストッカボックスBが順々に移動していくことにより、良品のキャップCがストックされた状態で運搬されていく。なお、排出機構58や選別シュート60についてはさらに後述する。
上記のターレットテーブル32には排出機構58が付属して設けられており、この排出機構58はベース板52上に固定されている。また基台フレーム50には、ターレットテーブル32の近傍位置に選別シュート60が取り付けられており、この選別シュート60は基台フレーム50から一側方に張り出している。ターレットテーブル32から排出されたキャップCは、この選別シュート60で良品と不良品とに選別され、このうち良品のみがストッカボックスB内に投入されるものとなっている。ストッカボックスBは、良品のキャップCをある程度までストックすると、運搬レール56上を1箱分のピッチだけ移動する。これに伴い、次のストッカボックスB(空の状態)が選別シュート60の下方に移動し、改めて良品のキャップCを収容する。このようにしてストッカボックスBが順々に移動していくことにより、良品のキャップCがストックされた状態で運搬されていく。なお、排出機構58や選別シュート60についてはさらに後述する。
また、ターレットテーブル32には回転機構62が付属して設けられている。この回転機構62は、上記のように保持体に保持された状態のキャップCを検査位置で回転させるためのものである。なお、回転機構62の構成についてもさらに後述するものとする。
〔コンベアの付属物〕
上記の第1ベルトコンベア18には、ガイドレール18a,18bが付属して設けられている。このうち一方のガイドレール18aは、その終端から第2ベルトコンベア20のベルト面上にまで突出して延びており、その突出部分は第2ベルトコンベア20による搬送方向に向けて円弧状に湾曲している。このため第1ベルトコンベア18の終端から送出されたキャップCは、ガイドレール18aに案内されて搬送方向を変換されつつ、第2ベルトコンベア20上に載せ替えられる。
上記の第1ベルトコンベア18には、ガイドレール18a,18bが付属して設けられている。このうち一方のガイドレール18aは、その終端から第2ベルトコンベア20のベルト面上にまで突出して延びており、その突出部分は第2ベルトコンベア20による搬送方向に向けて円弧状に湾曲している。このため第1ベルトコンベア18の終端から送出されたキャップCは、ガイドレール18aに案内されて搬送方向を変換されつつ、第2ベルトコンベア20上に載せ替えられる。
また第2ベルトコンベア20には、整列ガイドレール20a,20bが付属して設けられている。これら整列ガイドレール20a,20bは、第2ベルトコンベア20による搬送方向に沿って平行に延び、その終端位置ではターレットテーブル32のポケット34に対向している。整列ガイドレール20a,20bは、上記のようにキャップCを一列に整列させ、押せ押せの状態でターレットテーブル32のポケット34まで案内する。また第2ベルトコンベア20には天面ガイドレール20c(図2中に二点鎖線で示す)が付属しており、この天面ガイドレール20cは、整列ガイドレール20a,20bの間でキャップCの天面を案内している。
〔搬送部〕
図3は、搬送部10の構成をより詳細に示す平面図である。図1には示していないが、上記の透明板12上には、リブ状をなす複数の搬送ガイド12aが設けられている。これら搬送ガイド12aは、キャップCの搬送方向でみて透明板12の上流端から下流端までの全域にわたって延びており、また搬送方向と直交する方向でみると、これらは互いに一定間隔をおいて平行に配置されている。これら搬送ガイド12aは、透明板12上に載置されるキャップCの配列に対し、その両外側と行間にそれぞれ位置する配置(合計5本)となっている。このため透明板12上には、隣り合う搬送ガイド12a同士の間にキャップCの案内路が形成されている。また搬送ガイド12aは、キャップCの搬送方向でみて下流端部が末広状に拡幅されている。このためキャップCは、搬送方向の下流端部で案内路の中央位置に寄せられるので、列の間隔を大きく乱すことなく第1ベルトコンベア18に送出される。
図3は、搬送部10の構成をより詳細に示す平面図である。図1には示していないが、上記の透明板12上には、リブ状をなす複数の搬送ガイド12aが設けられている。これら搬送ガイド12aは、キャップCの搬送方向でみて透明板12の上流端から下流端までの全域にわたって延びており、また搬送方向と直交する方向でみると、これらは互いに一定間隔をおいて平行に配置されている。これら搬送ガイド12aは、透明板12上に載置されるキャップCの配列に対し、その両外側と行間にそれぞれ位置する配置(合計5本)となっている。このため透明板12上には、隣り合う搬送ガイド12a同士の間にキャップCの案内路が形成されている。また搬送ガイド12aは、キャップCの搬送方向でみて下流端部が末広状に拡幅されている。このためキャップCは、搬送方向の下流端部で案内路の中央位置に寄せられるので、列の間隔を大きく乱すことなく第1ベルトコンベア18に送出される。
また搬送ガイド12aは、透明板12の上面からある程度の高さまで突出しており、その上面にてプッシャロッド14bを支持することができる。スライダ部14aの移動に伴いプッシャロッド14bが移動すると、プッシャロッド14bは各搬送ガイド12aの上面に沿ってスライドする。このためプッシャロッド14bは、その先端部分が垂れ下がることなく、透明板12に対して平行な姿勢を維持することができる。
上記のロッド搬送機構14は、スライダ部14a及びプッシャロッド14bの他に、リニアアクチュエータ14c、リニアガイド14d及びスライドブロック14eを有している。リニアアクチュエータ14cは、リニアガイド14dに沿ってスライドブロック14eを水平方向にスライドさせ、上記のようにスライダ部14a及びプッシャロッド14bを駆動する。なおスライダ部14aは、例えばブラケット14fを介してスライドブロック14eに連結されている。
〔移送部〕
図4は、移送部30の構成をより詳細に示す平面図である。なお図4中、基台フレーム50はその図示を省略している。また図5は、移送部30の構造を詳細に示す部分的な縦断面図(図4中のV−V線に沿う断面)である。
図4は、移送部30の構成をより詳細に示す平面図である。なお図4中、基台フレーム50はその図示を省略している。また図5は、移送部30の構造を詳細に示す部分的な縦断面図(図4中のV−V線に沿う断面)である。
ターレットテーブル32は、上記のようにその周縁部に複数のポケット34が形成されているほか、各ポケット34に対応してキャップ支持板34aを有している。このキャップ支持板34aは、ポケット34内に受け入れられたキャップCを載置し、その落下を防止するためのものである。すなわちターレットテーブル32には、キャップ支持板34aを固定するためのベース板52が付属しており、キャップ支持板34aは、その基端部がターレットテーブル32の内周位置で円形板32a上に固定されている。
キャップ支持板34aは、その基端部からポケット34内に向けてターレットテーブル32の径方向に延びており、その先端はわずかにポケット34から径方向に突出している。またキャップ支持板34aには、ポケット34の内側に対応する位置に円形の開口34bが形成されており、この開口34bの直径は、キャップCの下端縁の直径よりもわずかに小さい。このため第2ベルトコンベア20から送出されたキャップCがポケット34内に受け入れられると、キャップCはその外周面をポケット34の内縁に案内されるとともに、下端縁がキャップ支持板34aの上面に接した状態でポケット34内に収容される。
ターレットテーブル32の外周位置には、例えば第2ベルトコンベア20からの受入位置から検査位置までの間と、検査位置から排出位置までの間にそれぞれ外周ガイド36,38が設置されている。これら外周ガイド36,38は、ターレットテーブル32の回転時にキャップCがポケット34内から飛び出すのを防止している。
〔保持体〕
図5に示されているように、移送部30はターレットテーブル32の他に複数の保持体44を有しており、これら保持体44は、ターレットテーブル32の各ポケット34に対応する位置に設けられている。先ず、以下に保持体44の構造について説明する。
図5に示されているように、移送部30はターレットテーブル32の他に複数の保持体44を有しており、これら保持体44は、ターレットテーブル32の各ポケット34に対応する位置に設けられている。先ず、以下に保持体44の構造について説明する。
保持体44は、主に縦長のスリーブ44a、インナーシリンダ44b及びサクションヘッド44cから構成されている。スリーブ44aは全体として円筒形状をなしており、その上端にはフランジ部44dが形成されている。インナーシリンダ44bは、スリーブ44a内に挿通した状態で取り付けられている。インナーシリンダ44bの外径はスリーブ44aの内径よりも小さく、このためスリーブ44a内にインナーシリンダ44bを挿通した状態で、スリーブ44aの内面とインナーシリンダ44bの外面との間には充分なクリアランスが確保されている。この状態で、スリーブ44aの上端及び下端にはそれぞれボールベアリング46が嵌め合わされており、インナーシリンダ44bは、ボールベアリング46を介してスリーブ44aに対して回転自在に支持されている。
インナーシリンダ44bには、その内部を軸線方向(長手方向)に貫通するサクション通路44eが形成されており、このサクション通路44eはインナーシリンダ44bの上端面及び下端面にてそれぞれ開口している。またインナーシリンダ44bは、スリーブ44aの上端からさらに上方向へ突出して延びており、その上端部にサクションヘッド44cが被せられるようにして取り付けられている。
サクションヘッド44cは、その先端部分がキャップCの内面形状に合致するテーパー形状を有するとともに、その内部には窪み状のサクション室44fが形成されている。またヘッド44cの内部には軸線方向への貫通路44gが形成されており、この貫通路44gは、サクションヘッド44cをインナーシリンダ44bの上端部に取り付けた状態で、そのサクション室44fをサクション通路44eに連通させている。一方、サクションヘッド44cは、インナーシリンダ44bの上端部に取り付けられた状態でその外周面に密着し、サクションヘッド44cとインナーシリンダ44bとの間を気密にシールしている。
またインナーシリンダ44bの下端部はスリーブ44aから下方に突出して延びており、この下端部には、エルボ型のスイベルジョイント48が接続されている。このスイベルジョイント48は、水平部分48aと垂直部分48bとを回転自在に連結した構造であって、かつ、この連結部分に気密性を有している。またスイベルジョイント48は、その垂直部分48bがインナーシリンダ44bの下端部にねじ込んだ状態で取り付けられる一方、その水平部分48aは図示しないサクションパイプに接続されている。保持体44は、図示しないサクションパイプを通じて吸引を行うことにより、サクション通路44eと連通したサクション室44f内に吸引力を発生させ、キャップCの内面をサクションヘッド44cに吸着(保持)させることができる。
〔リフト機構〕
次に、保持体44をポケット34に対して上下動(昇降)させるリフト機構について説明する。
次に、保持体44をポケット34に対して上下動(昇降)させるリフト機構について説明する。
上記のターレットテーブル32や円形板32a等は、回転ポスト70を介してベース板52に支持されており、回転ポスト70はさらにベース板52の下方位置で、図示しないモータに連結されている。また回転ポスト70には、ターレットテーブル32の下方位置にクラウン部材72が取り付けられており、このクラウン部材72は、ターレットテーブル32と一体にして回転する。
クラウン部材72の外周面には、上記の保持体44にそれぞれ対応して6つの昇降ガイド74が取り付けられている。昇降ガイド74は、ガイドレール74a及び昇降ブロック74bから構成されており、このうちガイドレール74aがクラウン部材72に対して固定されている。一方、昇降ブロック74bにはカムフォロワ76が取り付けられており、このカムフォロワ76に対して上記の保持体44が固定されている。なおカムフォロワ76は、その下端位置に従動節となるローラ76aを有した構造である。また保持体44は、スリーブ44aのフランジ部44dを介してカムフォロワ76に固定されている。
一方、ベース板52上には円環形状のリングカム78が設けられており、上記のカムフォロワ76は、ローラ76aを介してリングカム78の上面に接している。リングカム78は、その周方向で上面の高さが異なっており、例えば図5中の右側に示される断面では上面の位置が低く、右側に示される断面では上面の位置が高い。このため、ターレットテーブル32と一体にクラウン部材72が回転すると、このリングカム78の上面にカムフォロワ76が追従して上下動し、これに伴って保持体44をポケット34に対して上下動(昇降)させることができる。なおカムフォロワ76には、コイルスプリング80によって常時下方向への引き付け力が付与されている。すなわちコイルスプリング80は、その上端がカムフォロワ76に取り付けられている一方、下端はガイドレール74aに取り付けられている。このためカムフォロワ76を下降させる際、コイルスプリング80の引っ張り力でリングカム78に対する迅速な追従性を発揮させることができる。
なお図5中の中央位置には便宜上、保持体44を上昇した位置に示しているが、実際はこの中央位置がキャップCの受取位置に相当することから、この位置で保持体44は上昇しておらず、図5中の右側に示す下降位置でポケット34内から下方に退避した状態にある。したがってリングカム78の上面は、図5中の中央位置では未だその高さが低く、この位置を過ぎてから図5中の左側へ向かうにつれて次第に高さを増している。
ここで、上述したサクションヘッド44cの外径は、キャップ支持板34aの開口34bの直径よりも小さく設計されている。このため図5中の左側に示されているように、保持体44が全体的に上昇した状態では、開口34bを通じてサクションヘッド44cをポケット34内に進入させることができる。また、この状態で上記のようにサクションヘッド44cに吸引力を発生させると、キャップCをその内面で保持しながらポケット34に対して上方向へ突き上げることができる。この突き上げ状態では、それまでキャップ支持板34a上に載置されていたキャップCがキャップ支持板34aから浮き上がり、保持体44(サクションヘッド44c)だけで保持された状態となっている。
したがって、この状態でインナーシリンダ44bを回転させると、サクションヘッド44cとともにキャップCをその軸線の周りに回転させることができる。またインナーシリンダ44bを回転させても、上記のスイベルジョイント48は気密を保った状態で、その垂直部分48bだけを回転させることができるので、回転中もサクションエアによる吸引を継続することができる。なお、図5に示されているように、保持体44のインナーシリンダ44bには、その下端位置に従動プーリ64が取り付けられている。そして上記の回転機構62は、この従動プーリ64を介してインナーシリンダ44bに回転力を伝達し、サクションヘッド44cとともにキャップCを回転させることができる。
〔回転機構〕
次に回転機構62の詳細について説明する。先ず図4に示されているように、回転機構62はドライブプーリ62a及びテンショナプーリ62bを有しており、これらプーリ62a,62b間に無端状のプーリベルト62cが掛け回されている。また回転機構62は駆動モータ62dを有しており、上記のドライブプーリ62aは駆動モータ62dの出力軸に取り付けられている。2つのプーリ62a,62bは、ターレットテーブル32の回転中心と検査位置とを結ぶ中心線を挟んで離れた位置にそれぞれ配置されており、これらの間にプーリベルト62cを張った状態(図4中の二点鎖線)では、プーリベルト62cの一辺がターレットテーブル32の下方にまで潜り込んでいる。
次に回転機構62の詳細について説明する。先ず図4に示されているように、回転機構62はドライブプーリ62a及びテンショナプーリ62bを有しており、これらプーリ62a,62b間に無端状のプーリベルト62cが掛け回されている。また回転機構62は駆動モータ62dを有しており、上記のドライブプーリ62aは駆動モータ62dの出力軸に取り付けられている。2つのプーリ62a,62bは、ターレットテーブル32の回転中心と検査位置とを結ぶ中心線を挟んで離れた位置にそれぞれ配置されており、これらの間にプーリベルト62cを張った状態(図4中の二点鎖線)では、プーリベルト62cの一辺がターレットテーブル32の下方にまで潜り込んでいる。
図6は、検査位置における各部の配置を示す側面図である。ターレットテーブル32の回転に伴い、上述したリフト機構(昇降ガイド74、カムフォロワ76、リングカム78等)により検査位置の手前で保持体44は上昇する。そして、さらにターレットテーブル32の回転に伴い保持体44が検査位置に到達すると、その従動プーリ64がプーリベルト62cを受け入れた状態となる。このときプーリベルト62cは内周側へ撓んだ状態(図4参照)となり、それによって適度なテンションを付与される。そして、この状態で駆動モータ62dを駆動すると、ドライブプーリ62aの回転に伴いプーリベルト62cが一方向に走行し、従動プーリ64を介してインナーシリンダ44bに回転力を付与することができる。このとき、上記のようにサクションヘッド44cに保持された状態のキャップCが軸線の周りに回転する。
〔天面検査カメラ,側面検査カメラ〕
上記の天面検査カメラ40は、例えば固定具41を介して基台フレーム50に固定されている。また側面検査カメラ42は、例えばブラケット43を介してベース板52上に固定されている。これら検査カメラ40,42は、検査位置で保持された状態のキャップCを上方又は側方からそれぞれ撮像できる角度に調整されている。なお、天面検査カメラ40はキャップCが回転してない状態で撮像を行うが、側面検査カメラ42はキャップCを回転させながら撮像を行う。
上記の天面検査カメラ40は、例えば固定具41を介して基台フレーム50に固定されている。また側面検査カメラ42は、例えばブラケット43を介してベース板52上に固定されている。これら検査カメラ40,42は、検査位置で保持された状態のキャップCを上方又は側方からそれぞれ撮像できる角度に調整されている。なお、天面検査カメラ40はキャップCが回転してない状態で撮像を行うが、側面検査カメラ42はキャップCを回転させながら撮像を行う。
〔サクションヘッドの色彩〕
ここで、側面検査カメラ42による撮像範囲には、キャップCの側面とともにサクションヘッド44cの外面が含まれるものとなっている。すなわちサクションヘッド44cは、キャップCから下方にはみ出した部分が側面検査カメラ42による撮像範囲内に位置している。このとき、キャップCが例えば白色(明色)系の樹脂で成型されているとすると、サクションヘッド44cの外面には黒色(暗色)系の色彩が付されている。あるいは、サクションヘッド44cそのものが黒色(暗色)系の材料(例えばカーボンゴム)で形成されている。
ここで、側面検査カメラ42による撮像範囲には、キャップCの側面とともにサクションヘッド44cの外面が含まれるものとなっている。すなわちサクションヘッド44cは、キャップCから下方にはみ出した部分が側面検査カメラ42による撮像範囲内に位置している。このとき、キャップCが例えば白色(明色)系の樹脂で成型されているとすると、サクションヘッド44cの外面には黒色(暗色)系の色彩が付されている。あるいは、サクションヘッド44cそのものが黒色(暗色)系の材料(例えばカーボンゴム)で形成されている。
このため、側面検査カメラ42により撮像して得られた画像内では、サクションヘッド44cをキャップCの下端縁のコントラストを強調する背景(バック)として活用することができる。これにより、キャップCの下端縁の外観検査をより容易化するとともに、その検査精度を向上することができる。
〔排出位置〕
図7は、排出位置における各部の構成を詳細に示す平面図である。上記のようにターレットテーブル32の排出位置には、排出機構58及び選別シュート60が設置されている。上記の検査位置をキャップCが通過すると、サクションヘッド44cによる吸引力は解除される。またターレットテーブル32の回転に伴い、保持体44が下降してキャップCの保持を解除する。このため排出位置では、キャップCの内側からサクションヘッド44cが既に退避しており、キャップCはポケット34内でキャップ支持板34a上に載置されただけの状態にある。したがって排出機構58は、排出位置でキャップCを単純に横方向へ押すだけでよい。
図7は、排出位置における各部の構成を詳細に示す平面図である。上記のようにターレットテーブル32の排出位置には、排出機構58及び選別シュート60が設置されている。上記の検査位置をキャップCが通過すると、サクションヘッド44cによる吸引力は解除される。またターレットテーブル32の回転に伴い、保持体44が下降してキャップCの保持を解除する。このため排出位置では、キャップCの内側からサクションヘッド44cが既に退避しており、キャップCはポケット34内でキャップ支持板34a上に載置されただけの状態にある。したがって排出機構58は、排出位置でキャップCを単純に横方向へ押すだけでよい。
〔排出機構〕
排出機構58は、例えばステッピングモータ58a及び羽根車58bを有している。このうちステッピングモータ58aは、例えばブラケット59を介してベース板52上に固定されており、排出機構58はステッピングモータ58aの動力で羽根車58bを回転させ、キャップCの排出動作を行う。
排出機構58は、例えばステッピングモータ58a及び羽根車58bを有している。このうちステッピングモータ58aは、例えばブラケット59を介してベース板52上に固定されており、排出機構58はステッピングモータ58aの動力で羽根車58bを回転させ、キャップCの排出動作を行う。
羽根車58bは、複数枚のパドル板58cをホイール58dの周方向に等間隔で取り付けた構造であり、ホイール58dにはその中心から放射状に拡がるようにして複数枚のパドル板58cが取り付けられている。すなわち各パドル板58cは、その基端部をホイール58d内に食い込ませるようにして取り付けられており、その先端はホイール58dの外周面から径方向に突出して延びている。またホイール58dは、その中心位置でステッピングモータ58aの出力軸に取り付けられている。なお排出機構58には、ステッピングモータ58aの回転角(回転位置)を検出するためのモータインデックス58e及びフォトスイッチ58fもまた付属している。
ステッピングモータ58aは、ターレットテーブル32の間欠的な停止時間内に、パドル板58cの取り付けピッチに相当する角度分ずつ間欠的に回転する。この回転に伴い、パドル板58cが排出位置にあるキャップCをターレットテーブル32の外周方向へ掻き出す動作を行う。これにより、ポケット32内からキャップCが横方向へ排出され、そのままキャップCは選別シュート60に向かって落下する。
〔選別シュート〕
選別シュート60は滑り台60aを有している。この滑り台60aは、その上端がターレットテーブル32の排出位置の近傍に位置付けられており、そこからストッカボックスBの上面開口に向かって斜め下方に延びている。滑り台60aの両側には一対のガイド板60bが平行にして配置されており、これらガイド板60bは、滑り台60a上に排出されたキャップCを案内する。
選別シュート60は滑り台60aを有している。この滑り台60aは、その上端がターレットテーブル32の排出位置の近傍に位置付けられており、そこからストッカボックスBの上面開口に向かって斜め下方に延びている。滑り台60aの両側には一対のガイド板60bが平行にして配置されており、これらガイド板60bは、滑り台60a上に排出されたキャップCを案内する。
〔選別機構〕
滑り台60aの途中には矩形の選別口60cが形成されており、この選別口60cは滑り台60aの幅方向でみて、その略全域にわたって開口している。また選別口60cの内側には矩形板状のフラッパ60dが設けられており、このフラッパ60dは選別口60c内に収められた状態で、その略全領域を閉塞するだけの大きさを有している。
滑り台60aの途中には矩形の選別口60cが形成されており、この選別口60cは滑り台60aの幅方向でみて、その略全域にわたって開口している。また選別口60cの内側には矩形板状のフラッパ60dが設けられており、このフラッパ60dは選別口60c内に収められた状態で、その略全領域を閉塞するだけの大きさを有している。
選別シュート60にはアクチュエータ90が付属しており、このアクチュエータ90は例えばエアシリンダ90aを用いて上記のフラッパ60dを駆動することができる。以下、フラッパ60dの駆動機構について説明する。
滑り台60aの下方位置(裏面側)には、滑り台60aに対して垂直方向に延びる駆動軸90bが設けられており、この駆動軸90bは上記の選別口60cの開口内で、その下端縁に沿って配置されている。また駆動軸90bは滑り台60aの両側でそれぞれ軸受90cを介して回転自在に支持されており、上記のフラッパ60dは、その一端縁部が選別口60cの内側位置で駆動軸90bに連結されている。このため駆動軸90bを回転させると、フラッパ60dが駆動軸90bを中心として上下方向に旋回し、滑り台60aに対して角度変位する。
図8は、選別シュート60の側面図である。図8に示されているように、アクチュエータ90のエアシリンダ90aは、そのピストンロッド90dを上向きにした姿勢で設置されている。一方、駆動軸90bの一端部には径方向に延びるリンクレバー90eが取り付けられており、このリンクレバー90eはピストンロッド90dの先端部にピン接合されている。
〔良品の選別時〕
図8中に実線で示されるように、エアシリンダ90aがピストンロッド90dを収縮させた状態では、リンクレバー90eが水平方向に寝かされた姿勢となっている。排出機構58により排出されたキャップCが良品である場合、通常、エアシリンダ90aはピストンロッド90dを収縮させている。この状態で、駆動軸90bに連結されたフラッパ60dは、滑り台60aと平行に傾斜した姿勢で停止しており、上記の選別口60cは閉塞された状態にある。このときターレットテーブル32から排出された良品のキャップCは、滑り台60aの上端位置からフラッパ60dを介して滑り落ちていき、そして滑り台60aの下端からストッカボックスBに向けて放出される。
図8中に実線で示されるように、エアシリンダ90aがピストンロッド90dを収縮させた状態では、リンクレバー90eが水平方向に寝かされた姿勢となっている。排出機構58により排出されたキャップCが良品である場合、通常、エアシリンダ90aはピストンロッド90dを収縮させている。この状態で、駆動軸90bに連結されたフラッパ60dは、滑り台60aと平行に傾斜した姿勢で停止しており、上記の選別口60cは閉塞された状態にある。このときターレットテーブル32から排出された良品のキャップCは、滑り台60aの上端位置からフラッパ60dを介して滑り落ちていき、そして滑り台60aの下端からストッカボックスBに向けて放出される。
〔不良品の選別時〕
これに対し、キャップCが不良品であった場合、図8中に二点鎖線で示されているように、エアシリンダ90aはピストンロッド90dを伸長させた状態に変化する。この場合、リンクレバー90eが斜めに起き上がった姿勢に変化する。このときフラッパ60dは鉛直方向に立ち上がった姿勢に切り替わり、それによって選別口60cが開放された状態となる。したがって、排出された不良品のキャップCは、滑り台60aの上端位置からそのまま選別口60c内に落下するか、もしくはフラッパ60dに案内されて選別口60c内に落下する。
これに対し、キャップCが不良品であった場合、図8中に二点鎖線で示されているように、エアシリンダ90aはピストンロッド90dを伸長させた状態に変化する。この場合、リンクレバー90eが斜めに起き上がった姿勢に変化する。このときフラッパ60dは鉛直方向に立ち上がった姿勢に切り替わり、それによって選別口60cが開放された状態となる。したがって、排出された不良品のキャップCは、滑り台60aの上端位置からそのまま選別口60c内に落下するか、もしくはフラッパ60dに案内されて選別口60c内に落下する。
選別シュート60には不良品回収用の回収ダクト60eが付属しており、この回収ダクト60eは選別口60cから下方へ延び、さらにベース板52よりも下方位置で滑り台60aとは反対方向へ屈曲されている。したがって、不良品のキャップCは回収ダクト60eを通じてストッカボックスBとは反対側へ送出され、例えば図示しない回収ボックス内に落下する。
〔制御構成〕
以上が外観検査装置の機械的な構成であるが、以下に外観検査装置の動作を制御するための構成について説明する。
以上が外観検査装置の機械的な構成であるが、以下に外観検査装置の動作を制御するための構成について説明する。
図9は、外観検査装置の制御に関する構成を示すブロック図である。外観検査装置は検査ユニット100を備えており、この検査ユニット100は、例えばマイクロコンピュータとしてのハードウェアリソースを有している。このため検査ユニット100は、プロセッサ機能を有した制御部102をはじめ、信号処理機能を有した画像入力部104や画像処理部106を備えるほか、メモリデバイスとしての画像メモリ108や検査メモリ112を備えている。
また検査ユニット100は制御部102とは別に検査部110を備えており、この検査部110は、例えば本実施形態の外観検査処理に合わせて機能をカスタマイズされている。この他に、検査ユニット100は画像出力部114やモータドライバ116、出力回路118等の外部インタフェースを備えている他、図示しない入力インタフェースを備えている。
外観検査装置の各部に設置されている第1〜第4内面検査カメラ16、天面検査カメラ40及び側面検査カメラ42は検査ユニット100に接続されており、これらカメラ16,40,42により撮像された画像信号は上記の画像入力部104を通じて検査ユニット100に入力される。また画像処理部106は、入力された画像信号を例えばフィルタリング処理し、外観検査に適した画像データに変換する。変換された画像データは、例えばキャップCの個体番号と関連付けられた状態で画像メモリ108に格納される。またこのとき、各画像データにはキャップCの内面画像、外周面(側面)画像、天面画像の別を表すラベル情報が付与される。
検査部110は、画像メモリ108に格納された画像データに基づき、キャップCの個体別に外観検査を行う。なお検査アルゴリズムは、予めプログラムによって規定しておくことができる。そして検査部110は、外観検査の結果(例えば10段階の判定値)をキャップCの個体ごとに検査メモリ112に記憶させる。また、このとき検査結果には、内面検査結果、外周面検査結果、縁部検査結果、天面検査結果の別を表す区別情報が付与される。
制御部102は、上述した一連の動作を集中管理するとともに、検査メモリ112に記録された検査結果に基づき、キャップCの個体ごとに最終的な良否を判定する。なお判定アルゴリズムは、例えば予めプログラムによって規定しておくことができる。
検査ユニット100には、周辺機器として表示器120を接続することができ、この表示器120には、画像出力部114を通じて検査用の画像を表示させることができる。このため外観検査装置のオペレータは、表示器120を通じて外観検査のプロセスをモニタすることができる。なお表示器120には、検査メモリ112に記録された検査結果の一覧情報等を表示することもできる。
また検査ユニット100には、外観検査装置の作動に必要な各種の駆動部122が接続されている。この駆動部122には、上述したリニアアクチュエータ14cをはじめ、第1,第2ベルトコンベア18,20の駆動用モータ、ターレットテーブル32の駆動用モータ、回転機構62の駆動モータ62d、排出機構58のステッピングモータ58a等が含まれる。
一方、検査ユニット100には、外部信号としてコントロール信号が入力されており、検査ユニット100の制御部102は、このコントロール信号に基づいて各種の駆動部122の作動を制御する。コントロール信号は、外観検査装置と樹脂成型機との同期をとるための信号であり、例えば樹脂成型機の制御装置(特に図示しない)からキャップCの成型状況に応じて検査ユニット100に送信される。したがって、キャップCの成型が一定のタクトタイムで連続的に行われている場合、検査ユニット100の制御部102は、上記のコントロール信号に基づき、樹脂成型機の成型速度に同期して外観検査装置を定常稼働させる。
また検査ユニット100には各種のソレノイド弁124が接続されており、制御部102は、ソレノイド弁124の開閉動作を個々に制御することができる。各種のソレノイド弁124は、例えばエアシリンダ90aにつながる空圧管路を開閉したり、保持体44のサクション通路44eにつながるサクション管路を開閉したりするものが含まれている。
このため制御部102は、キャップCの個体ごとの最終的な良否判定の結果に基づいてソレノイド弁124の開閉状態を切り換え、上記のアクチュエータ90を作動させて良品又は不良品の選別動作を行わせることができる。具体的には、制御部102は不良品のキャップCが排出されるタイミングで、エアシリンダ90aの動作管路を開かせてピストンロッド90dを伸長させる。これにより、フラッパ60dを上記のように立ち上がった姿勢に変化させて、選別シュート60の選別口60cを開放することができる。逆に、良品のキャップCが排出されるタイミングでは、制御部102はエアシリンダ90aの休止管路を開かせてピストンロッド90dを収縮させる。これにより、フラッパ60dを滑り台60aと平行な姿勢に復帰させ、選別口60cを閉塞した状態にすることができる。
上述した一実施形態の外観検査装置によれば、樹脂成型機から受け取ったキャップCを反転させたり、何回も持ち変えて搬送場所を大きく移動させたりすることなく、キャップCの内面、外面、天面及び縁部の外観検査を行うことができる。このため、装置全体として大掛かりな機構を必要とせず、全体の構造を簡素化することができるので、それだけ設置スペースを小型化することができる。
また、内面検査カメラ16の他には検査位置に2台の検査カメラ40,42を設置するだけでよい。このため、カメラの設置台数を少なく抑えることができ、それだけ低コスト化を図ることができる。
本発明は上述した一実施形態に限らず、各種の変形を伴って実施することができる。一実施形態では、検査位置に天面検査カメラ40と外周面検査カメラ42を設置しているが、天面検査カメラ40はターレットテーブル32上の別の位置に設置してもよい。
また一実施形態では、搬送部10に全体が透明な透明板12を使用しているが、この透明板12に代えて、内面検査カメラ16による撮像位置だけに透明材料を用いた搬送板を使用してもよい。
また、一実施形態では搬送部10に続いて第1ベルトコンベア18及び第2ベルトコンベア20を設置しているが、このうち第2ベルトコンベア20を省略し、第1ベルトコンベア18に隣接した位置にターレットテーブル32を設置してもよい。
その他、一実施形態で挙げた各種部品の構成や配置はいずれも好ましい例示であり、本発明の実施に際して各種部品の構成や配置を適宜に変更してもよい。
さらに本発明は、特にキャップCの外観検査だけでなく、例えば樹脂成型容器のように内面や外周面、天面(底面)、縁部等の外観検査が必要な樹脂成型品の外観検査装置として広く実施することができる。
10 搬送部
12 透明板
14 ロッド搬送機構
14b プッシャロッド
16 第1〜第4内面検査カメラ
18 第1ベルトコンベア
20 第2ベルトコンベア
30 移送部
32 ターレットテーブル
34 ポケット
40 天面検査カメラ
42 外周面検査カメラ
44 保持体
44c サクションヘッド
58 排出機構
60 選別シュート
62 回転機構
12 透明板
14 ロッド搬送機構
14b プッシャロッド
16 第1〜第4内面検査カメラ
18 第1ベルトコンベア
20 第2ベルトコンベア
30 移送部
32 ターレットテーブル
34 ポケット
40 天面検査カメラ
42 外周面検査カメラ
44 保持体
44c サクションヘッド
58 排出機構
60 選別シュート
62 回転機構
Claims (7)
- 軸線上でみて一端が開口し、他端が閉塞した略中空形状の樹脂成型品を被検査物として、その外観検査を行う樹脂成型品の外観検査装置であって、
所定の搬送面上に前記一端の開口を下向きにした状態で被検査物を載置し、前記搬送面に沿って被検査物を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段による被検査物の搬送過程で、前記搬送面の下方位置から被検査物の内面を含む外観を検査する内面検査手段と、
前記搬送手段により前記搬送面上から送出された被検査物を所定の検査位置を経由して延びる移送経路に沿って移送し、この移送過程で被検査物をその内面にて保持する移送手段と、
前記移送手段により被検査物が前記検査位置まで移送されると、その内面にて保持された状態の被検査物を軸線の周りに回転させる回転手段と、
前記回転手段による前記検査位置での被検査物の回転に伴い、前記移送経路の側方位置から被検査物の外周面を含む外観を検査する外周検査手段と、
前記移送手段による移送過程で、前記移送経路の上方位置から被検査物の上面を含む外観を検査する上面検査手段と
を備えた樹脂成型品の外観検査装置。 - 請求項1に記載の樹脂成型品の外観検査装置において、
前記移送経路の終端から被検査物を排出する排出手段と、
前記各検査手段による検査結果に基づいて、前記排出手段により排出された被検査物を良品と不良品とに選別する選別手段と
をさらに備えた樹脂成型品の外観検査装置。 - 請求項1又は2に記載の樹脂成型品の外観検査装置において、
前記搬送手段は、
上面が前記搬送面として形成され、複数の被検査物を行列状に並べた状態で載置させる透明板と、
前記透明板上に載置された複数の被検査物を、搬送方向と直交する方向に並んだ横列ごとに前記透明板上を滑らせながら押して搬送し、前記透明板の端縁から一列分ずつ送出する複数本のプッシャロッドとを有し、
前記内面検査手段は、
前記透明板の下方に設置され、前記透明板を通じて被検査物を下方位置から撮像する内面検査カメラを有することを特徴とする樹脂成型品の外観検査装置。 - 請求項3に記載の樹脂成型品の外観検査装置において、
前記透明板の終端縁に隣接した位置に設けられて前記搬送方向と直交する方向に延び、前記プッシャロッドにより送出された一列分の被検査物をその配列状態のまま受け取って列方向に搬送する第1のコンベアと、
前記第1のコンベアの終端からその搬送方向と直交する方向に延び、前記第1のコンベアの終端から列の並び順に送出された被検査物を1個ずつ受け取って前記移送手段に引き渡す第2のコンベアとをさらに備えたことを特徴とする樹脂成型品の外観検査装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の樹脂成型品の外観検査装置において、
前記移送手段は、
周縁部に複数のポケットが一定の間隔をおいて形成され、前記移送経路上の受入位置で前記ポケット内に被検査物を1個ずつ受け入れながら前記移送経路に沿って周方向へ間欠的に回転するターレットテーブルと、
複数の前記ポケットにそれぞれ対応する位置に設けられて前記ターレットテーブルとともに間欠的に周回移動し、上端に被検査物の内面を吸着して保持するサクションヘッドが形成された複数の保持体と、
前記移送経路上の少なくとも前記受入位置では前記保持体を下降させて前記サクションヘッドを前記ポケットよりも下方へ退避させる一方、少なくとも前記検査位置では前記保持体を上昇させて前記サクションヘッドを被検査物の内側に進入させ、この進入に伴い被検査物を前記サクションヘッドに保持させた状態で前記ポケットに対して上方向へ突き出させるリフト機構とを有し、
前記回転手段は、
前記保持体に対し、被検査物を保持した状態でその軸線と略合致する回転軸線の周りに前記サクションヘッドを回転自在に支持する支持機構と、
前記検査位置で前記サクションヘッドに回転力を伝達する動力伝達機構とを有することを特徴とする樹脂成型品の外観検査装置。 - 請求項5に記載の樹脂成型品の外観検査装置において、
前記外面検査手段は、
前記検査位置で上方向へ突き出された状態にある被検査物を前記サクションヘッドとともに側方位置から撮像する側面検査カメラを有しており、
前記サクションヘッドの外面には、前記側面検査カメラによる撮像時に被検査物の外周面よりも奧に位置した状態で、被検査物の下端縁のコントラストを強調する色彩が付されていることを特徴とする樹脂成型品の外観検査装置。 - 軸線上でみて一端が開口し、他端が閉塞した略中空形状の樹脂成型品を被検査物として、その外観検査を行う樹脂成型品の外観検査方法であって、
所定の搬送面上に前記一端の開口を下向きにした状態で被検査物を載置し、前記搬送面に沿って被検査物を搬送する搬送工程と、
前記搬送工程を通じて被検査物を搬送しつつ、前記搬送面の下方位置から被検査物の内面を含む外観を検査する内面検査工程と、
前記搬送工程を経て前記搬送面上から送出された被検査物を所定の検査位置を経由して延びる移送経路に沿って移送しつつ、被検査物をその内面にて保持する移送工程と、
前記移送工程の間に被検査物が前記検査位置まで移送されると、その内面にて保持された状態の被検査物を軸線の周りに回転させる回転工程と、
前記回転工程を通じて被検査物を回転させつつ、前記移送経路の側方位置から被検査物の外周面を含む外観を検査する外周検査工程と、
前記移送工程の間に前記移送経路の上方位置から被検査物の上面を含む外観を検査する上面検査工程と
を有する樹脂成型品の外観検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008272049A JP2010101691A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 樹脂成型品の外観検査装置及びその外観検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008272049A JP2010101691A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 樹脂成型品の外観検査装置及びその外観検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010101691A true JP2010101691A (ja) | 2010-05-06 |
Family
ID=42292465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008272049A Pending JP2010101691A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 樹脂成型品の外観検査装置及びその外観検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010101691A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012141491A2 (ko) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | 한국기술교육대학교 산학협력단 | 부품 공급장치 |
KR101399006B1 (ko) * | 2012-07-27 | 2014-05-30 | 주식회사 서울금속 | 대상물 표면 비전 검사 장치 |
CN104494114A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-08 | 东莞市百纳通用机械有限公司 | 一种注吹模具 |
KR101660876B1 (ko) * | 2016-06-28 | 2016-09-28 | 이파트너 주식회사 | 지그 조립체 |
EP3372539A1 (fr) * | 2017-03-08 | 2018-09-12 | Gebo Packaging Solutions France | Dispositif et methode de fourniture fiable d'elements de bouchage conformes |
CN109297994A (zh) * | 2018-08-28 | 2019-02-01 | 郭珊珊 | 一种加工用计算机检测装置 |
CN109396063A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-03-01 | 上海宇田机电设备有限公司 | 瓶盖双面读码装置 |
JP2019219245A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | アイレック技建株式会社 | カップ状の透明な被検査物の内面検査装置で使用されるマンドレル |
CN114313926A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-12 | 深圳市高士达科技有限公司 | 一种便于机械手高效抓取的物料排料振动盘设备 |
KR102520888B1 (ko) * | 2022-07-12 | 2023-04-14 | 배종옥 | 인공지능 입체적 비전검사 시스템 |
WO2024154768A1 (ja) * | 2023-01-19 | 2024-07-25 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | 容器搬送装置、容器搬送方法およびブロー成形装置 |
CN118458226A (zh) * | 2024-07-10 | 2024-08-09 | 常州华阳检验检测技术有限公司 | 一种应用于光伏组件载荷试验机的循环式输料机构 |
-
2008
- 2008-10-22 JP JP2008272049A patent/JP2010101691A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012141491A3 (ko) * | 2011-04-12 | 2013-01-10 | 한국기술교육대학교 산학협력단 | 부품 공급장치 |
KR101242225B1 (ko) * | 2011-04-12 | 2013-03-11 | 한국기술교육대학교 산학협력단 | 부품 공급장치 |
WO2012141491A2 (ko) * | 2011-04-12 | 2012-10-18 | 한국기술교육대학교 산학협력단 | 부품 공급장치 |
KR101399006B1 (ko) * | 2012-07-27 | 2014-05-30 | 주식회사 서울금속 | 대상물 표면 비전 검사 장치 |
CN104494114A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-08 | 东莞市百纳通用机械有限公司 | 一种注吹模具 |
KR101660876B1 (ko) * | 2016-06-28 | 2016-09-28 | 이파트너 주식회사 | 지그 조립체 |
EP3372539A1 (fr) * | 2017-03-08 | 2018-09-12 | Gebo Packaging Solutions France | Dispositif et methode de fourniture fiable d'elements de bouchage conformes |
FR3063717A1 (fr) * | 2017-03-08 | 2018-09-14 | Gebo Packaging Solutions France | Dispositif et methode de fourniture fiable d'elements de bouchage conformes |
US10899559B2 (en) | 2017-03-08 | 2021-01-26 | Sidel Engineering & Conveying Solutions | Device and method for reliable delivery of compliant stopper elements |
JP2019219245A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | アイレック技建株式会社 | カップ状の透明な被検査物の内面検査装置で使用されるマンドレル |
CN109297994A (zh) * | 2018-08-28 | 2019-02-01 | 郭珊珊 | 一种加工用计算机检测装置 |
CN109396063A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-03-01 | 上海宇田机电设备有限公司 | 瓶盖双面读码装置 |
CN109396063B (zh) * | 2018-12-07 | 2024-04-19 | 上海宇田机电设备有限公司 | 瓶盖双面读码装置 |
CN114313926A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-12 | 深圳市高士达科技有限公司 | 一种便于机械手高效抓取的物料排料振动盘设备 |
CN114313926B (zh) * | 2021-12-31 | 2022-11-11 | 深圳市高士达科技有限公司 | 一种便于机械手高效抓取的物料排料振动盘设备 |
KR102520888B1 (ko) * | 2022-07-12 | 2023-04-14 | 배종옥 | 인공지능 입체적 비전검사 시스템 |
WO2024154768A1 (ja) * | 2023-01-19 | 2024-07-25 | 日精エー・エス・ビー機械株式会社 | 容器搬送装置、容器搬送方法およびブロー成形装置 |
CN118458226A (zh) * | 2024-07-10 | 2024-08-09 | 常州华阳检验检测技术有限公司 | 一种应用于光伏组件载荷试验机的循环式输料机构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010101691A (ja) | 樹脂成型品の外観検査装置及びその外観検査方法 | |
EP2969288B1 (en) | Apparatus for inspecting a metallic bottle | |
US8056698B2 (en) | Tray handling apparatus and semiconductor device inspecting method using the same | |
CN112623674B (zh) | 一种基于ccd相机外观检测的输送设备 | |
CN111266305B (zh) | 全自动轴类零件检测分选机及检测分选方法 | |
CN109211927B (zh) | 检测系统及检测方法 | |
CN109531148A (zh) | 一种热力膨胀阀自动装配设备 | |
CN104191232B (zh) | 多种小尺寸、片状零件按顺序自动组装的机械手装置及多种小尺寸、片状零件按序自动组装的方法 | |
CN113567360B (zh) | 一种兼容多款产品的色差光泽检测装置及其操作方法 | |
CN113070230B (zh) | 一种旋转式瓶坯检测机 | |
CN108683053A (zh) | 一种usb连接器全自动装配设备及工艺 | |
CN211756936U (zh) | 一种多工位自动测量设备 | |
CN210664359U (zh) | 一种内径检测机 | |
CN220160595U (zh) | 基于视觉检测的质量检验分拣设备 | |
WO2017002468A1 (ja) | 外観検査装置および外観検査方法 | |
CN112747788A (zh) | 木板检测设备及木板生产线 | |
JP6495118B2 (ja) | 外観検査装置および外観検査方法 | |
CN111085463A (zh) | 一种分选装置 | |
CN117007519A (zh) | 一种半导体芯片框架的外观检测设备 | |
KR101833887B1 (ko) | 제품 분류 장치 | |
CN115101433A (zh) | 一种晶圆表面缺陷检测仪 | |
JP2004269203A (ja) | 物品の移載装置 | |
CN116344424A (zh) | 一种高效硅片检测分选装置 | |
CN116140971A (zh) | 一种用于装配转动架和滚轮的装配系统及装配方法 | |
JP7148128B2 (ja) | 葉状農作物選別装置 |