JP2010178757A - オリゴヌクレオチド媒介核酸組換え - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記課題は、核酸のオリゴヌクレオチド補助シャッフリングを提供することによって解決された。これらのオリゴヌクレオチド補助アプローチは、ファミリーシャッフリング手順を特に容易にして、実質的に単純化されたシャッフリングプロトコルを提供する。このプロトコルは、全長の相同核酸を単離またはクローニングすることなく、ファミリーシャッフリングされた核酸を生成するために用いられ得る。
【選択図】なし
Description
本出願は、Crameriらによる1999年9月28日出願の米国特許出願第09/408,392号「OLIGONUCLEOTIDE MEDIATED NUCLEIC ACID RECOMBINATION」の一部継続出願である。米国特許出願第09/408,392号は、Crameriらによる1999年2月5日出願の米国特許出願第60/118,813号「OLIGONUCLEOTIDE MEDIATED NUCLEIC ACID RECOMBINATION」の非仮出願であり、そしてまたCrameriらによる1999年6月24日出願の米国特許出願第60/141,049号「OLIGONUCLEOTIDE MEDIATED NUCLEIC ACID RECOMBINATION」の非仮出願である。
CHARACTER STRINGS,POLYNUCLEOTIDES AND POLYPEPTIDES HAVING DESIRED CHARACTERISTICS」の非仮出願であり、そしてまたSelifonovおよびStemmerによる1999年2月5日出願の米国特許出願第60/118,854号「METHODS FOR MAKING CHARACTER STRINGS,POLYNUCLEOTIDES AND POLYPEPTIDES HAVING DESIRED CHARACTERISTICSの非仮出願である。
STRUCTURES FOR USE IN EVOLUTIONARY SIMULATIONS」の一部継続出願である。
SHUFFLING」に関連する。
米国特許法施行規則1.71(e)に従って、出願人は、本開示の一部が著作権の保護を受けるものを含むことを示す。著作権者は、米国特許商標庁の特許ファイルまたは記録に現れるので、特許書類または特許の開示の誰によるファクシミリでの複製に対しても拒絶を有さないが、他の点では、どんなことでも全ての著作権の権利を受ける。
DNAシャッフリングは、組換え核酸の生成、操作、および選択におけるパラダイムシフトを提供した。本発明者らおよびその共同研究者らは、改善された工業的、農業的、および治療的な遺伝子およびコードされるタンパク質を生成するための迅速な人工進化方法論を開発した。これらの方法、ならびにこれらの本発明の方法を実施するための関連の組成物および装置は、本発明者らおよびその共同研究者らによる開拓的な研究本体を示す。
本発明は、核酸のオリゴヌクレオチド補助シャッフリングを提供する。これらのオリゴヌクレオチド補助アプローチは、ファミリーシャッフリング手順を特に容易にして、実質的に単純化されたシャッフリングプロトコルを提供する。このプロトコルは、全長の相同核酸を単離またはクローニングすることなく、ファミリーシャッフリングされた核酸を生成するために用いられ得る。さらに、本明細書中のオリゴヌクレオチド補助アプローチは、さらに、非相同核酸のシャッフリングにまで拡張され得、それにより、得られる組換え分子における、より大きな配列スペースを増大し、従ってより大きな分子多様性を増大し得る。この技術はまた、古典的なDNAシャッフリングプロトコル(例えば、DNAse媒介方法)と、または他の多様性生成手順(例えば、古典的変異誘発)と合わされて、これらの方法の融通性および処理能力を増加させ得る。
(項目1) 相同核酸を組換える方法であって、該方法は、以下の工程、(i)ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットをハイブリダイズする工程;および、
(ii)該ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットを伸長することにより、組換えた核酸の集団を提供する工程、
を包含する、方法。
(項目2) 前記ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが重複している、項目1に記載の方法。
(項目3) 前記伸長工程が、ポリメラーゼまたはリガーゼを用いて行われる、項目1に記載の方法。
(項目4) 前記ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、進化的に中間体である核酸をコードする、項目1に記載の方法。
(項目5) 項目1に記載の方法であって、該方法がさらに、以下の工程:
(iii)組換え核酸の集団を変性させることにより、変性した組換え核酸を提供する工程;
(iv)該変性した組換え核酸を再アニーリングする工程;
(v)得られる該再アニーリングした組換え核酸を伸展または連結する工程;および、必要に応じて、
(vi)所望の特性について、1以上の得られる該組換え核酸を選択する工程、を包含する、方法。
(項目6) 前記再アニーリングした組換え核酸が、工程(vi)を行う前に組換えられる、項目5に記載の方法。
(項目7) 項目5に記載の方法であって、該方法がさらに、
(vii)得られる前記選択された組換え核酸を組み換える工程、
を包含する、方法。
(項目8) 項目7に記載の方法であって、該方法がさらに、
得られる前記複数回選択され複数回組換えられた核酸を、所望の形質または特性について選択する工程、
を包含する、方法。
(項目9) 項目1に記載の方法であって、該方法がさらに、以下の工程:
(iii)前記組換え核酸の集団を変性させることにより、変性した組換え核酸を提供する工程;
(iv)該変性した核酸を再アニーリングする工程;
(v)得られる該再アニーリングした組換え核酸を伸展する工程;および
工程iii〜vを少なくとも1回反復する工程、
を包含する、方法。
(項目10) 項目1に記載の方法であって、該方法がさらに、
1以上の得られる前記再アニーリングした組換え核酸を、所望の形質または特性について選択する工程、
を包含する、方法。
(項目11) 項目1に記載の方法であって、該方法がさらに、
1以上の前記組換え核酸の集団のメンバーを、所望の特性について選択する工程、
を包含する、方法。
(項目12) 項目11に記載の方法であって、ここで、前記組換え核酸の集団の複数のメンバーが、所望の特性についてスクリーニングされ、そして該所望の特性を有することが決定され、それにより、初回のスクリーニングした核酸を提供し、
該方法がさらに、以下の工程:
第2のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットをハイブリダイズする工程であって、該第2のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、該初回のスクリーニングした核酸から誘導される、工程;および
該第2のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットを伸長することにより、さらに組換えた核酸の集団を提供する、工程、
を包含する、方法。
(項目13) 前記第2のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが重複している、項目12に記載の方法。
(項目14) 項目12に記載の方法であって、該方法がさらに、以下の工程:
前記初回のスクリーニングした核酸を配列決定する工程であって、ここで、前記第2のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、該初回のスクリーニングした核酸における同一性領域および多様性領域を同定するように該初回のスクリーニングした核酸の配列を整列することによって、該初回のスクリーニングした核酸から誘導される、工程、および、
該第2のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットを、複数のオリゴヌクレオチドを含むように合成する工程であって、該複数のオリゴヌクレオチドの各々が、少なくとも1つの多様性領域に対応するサブ配列を含む、工程、
を包含する、方法。
(項目15) 前記初回のスクリーニングした核酸が、約50以下のアミノ酸ポリぺプチドをコードする、項目12に記載の方法。
(項目16) 前記第2のファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、複数の前記初回のスクリーニングした核酸に由来するコンセンサスな領域のサブ配列を含む、複数のオリゴヌクレオチドのメンバー型を含む、項目12に記載の方法。
(項目17) 前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、複数の相同標的核酸に由来するコンセンサス領域のサブ配列を含む、複数のオリゴヌクレオチドのメンバー型を含む、項目1に記載の方法。
(項目18) 前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、少なくとも1つのモジュールシャッフリングオリゴヌクレオチドを含む、項目1に記載の方法。
(項目19) 前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、複数のモジュールシャッフリングオリゴヌクレオチドを含み、該複数のモジュールシャッフリングオリゴヌクレオチドの各々が、少なくとも、第1の配列モジュールに由来する第1のサブ配列および第2の配列モジュールに由来する第2のサブ配列を含む、項目1に記載の方法。
(項目20) 前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、複数のモジュールシャッフリングオリゴヌクレオチドを含み、ここで、1以上の複数のオリゴヌクレオチドの各々が、少なくとも、第1の配列モジュールに由来する第1のサブ配列および第2の配列モジュールに由来する第2のサブ配列を含む、項目1に記載の方法。
(項目21) 前記ファミリーシャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、複数の、コドン改変オリゴヌクレオチドを含む、項目1に記載の方法。
(項目22) 複数のオリゴヌクレオチドのメンバー型を含む前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、少なくとも3つのメンバー型を含む、項目1に記載の方法。
(項目23) 複数のオリゴヌクレオチドのメンバー型を含む前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、少なくとも5つのメンバー型を含む、項目1に記載の方法。
(項目24) 複数のオリゴヌクレオチドのメンバー型を含む前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、少なくとも10のメンバー型を含む、項目1に記載の方法。
(項目25) 前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、複数の相同オリゴヌクレオチドのメンバー型を含み、ここで、該相同オリゴヌクレオチドのメンバー型が約等モル量存在する、項目1に記載の方法。
(項目26) 前記ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、複数の相同オリゴヌクレオチドのメンバー型を含み、ここで、該相同オリゴヌクレオチドのメンバー型が非等モル量存在する、項目1に記載の方法。
(項目27) 核酸を組換える間に核酸ファミリー多様性を導入するための方法であって、該方法は、以下の工程:
少なくとも1つのフラグメント化核酸のセットおよびファミリー遺伝子シャッ該フリングオリゴヌクレオチドの集団を含む組成物を提供する工程;
少なくとも1つの前記ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドを、少なくとも1つのフラグメント化核酸のセットの少なくとも1つの該フラグメント化核酸を用いて組換える工程;ならびに
組換え核酸を再生し、それにより少なくとも1つの該ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドに対応する核酸サブ配列を含む再生された組換え核酸を提供する工程
を包含する、方法。
(項目28) 前記組み換え核酸が、1以上の所望の形質または特性について選択される、項目27に記載の方法。
(項目29) 項目28に記載の方法であって、ここで、組換え核酸の複数のメンバーが、所望の特性についてスクリーニングされ、そして所望の特性を有することが決定され、それにより、初回のスクリーニングした核酸を提供し、該方法がさらに、以下の工程:
第2の重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットをハイブリダイズする工程であって、該第2の重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、該初回のスクリーニングした核酸に由来する、工程;および
該第2の重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットを伸長することにより、さらに組み換えられた核酸の集団を提供する工程、
を包含する、方法。
(項目30) 項目29に記載の方法であって、該方法がさらに、以下の工程、
前記初回のスクリーニングした核酸を配列決定する工程であって、ここで、前記第2の重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、該初回のスクリーニングした核酸における同一性領域および多様性領域を同定するように該初回のスクリーニングした核酸の配列を整列することによって、該初回のスクリーニングした核酸から誘導される、工程、ならびに
該第2の重複ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットを、複数のオリゴヌクレオチドを含むように合成する工程であって、該複数のオリゴヌクレオチドの各々が、少なくとも1つの多様性領域に対応するサブ配列を含む、工程、
を包含する、方法。
(項目31) 前記第2の重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、複数の前記初回のスクリーニングした核酸に由来するコンセンサス領域のサブ配列を含む、複数のオリゴヌクレオチドのメンバー型を含む、項目29に記載の方法。
(項目32) 前記重複ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、少なくとも1つのモジュールシャッフリングオリゴヌクレオチドを含む、項目27に記載の方法。
(項目33) 前記重複ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、複数のモジュールシャッフリングオリゴヌクレオチドを含み、該複数のモジュールシャッフリングオリゴヌクレオチドの各々が、少なくとも、第1の配列モジュールに由来する第1のサブ配列および第2の配列モジュールに由来する第2のサブ配列を含む、項目27に記載の方法。
(項目34) 前記重複ファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットが、複数のモジュールシャッフリングオリゴヌクレオチドを含み、ここで、1以上の該複数のオリゴヌクレオチドの各々が、少なくとも、第1の配列モジュールに由来する第1のサブ配列および第2の配列モジュールに由来する第2のサブ配列を含む、項目27に記載の方法。
(項目35) 前記重複ファミリーシャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、複数の、コドン改変オリゴヌクレオチドを含む、項目27に記載の方法。
(項目36) 前記再生された組換え核酸が、全長タンパク質をコードする、項目27に記載の方法。
(項目37) 項目27に記載の方法であって、ここで、少なくとも1つのフラグメント化核酸およびファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドの集団を含む前記組成物が、以下の工程:
相同核酸配列を整列して、保存された配列同一性の領域および配列多様性の領域を選択する工程;
少なくとも1つの配列多様性の領域に対応する複数のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドを合成する工程;
少なくとも1つの相同核酸に同一、または相同である全長核酸を提供する工程;
該全長核酸をフラグメント化する工程;ならびに
得られる該核酸フラグメントのセットを該複数のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドと混合することにより、フラグメント化核酸およびファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドの集団を含む該組成物を提供する工程、
によって提供される、方法。
(項目38) 前記全長核酸が、DNase酵素での切断によってフラグメント化される、項目36に記載の方法。
(項目39) 前記全長核酸が、部分鎖伸長によってフラグメント化される、項目36に記載の方法。
(項目40) 項目36に記載の方法であって、該方法がさらに、以下の工程、
少なくとも第2の全長核酸を選択する工程、および
該選択された全長核酸を切断して、第2の核酸フラグメントのセットを提供する工程、
を包含し、ここで、
該第2の核酸フラグメントのセットがまた、前記遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドの集団と混合される、方法。
(項目41) 項目27に記載の方法であって、ここで、前記ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドが、以下の工程:
相同核酸配列を整列し、そして少なくとも1つの保存された配列同一性の領域および複数の配列多様性の領域を選択する工程であって、ここで、該複数の配列多様性の領域が、複数の配列多様性のドメインを提供する工程、ならびに、
該複数の配列多様性のドメインに対応する複数のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドを合成する工程、
によって前記組成物に提供される、方法。
(項目42) 前記複数の配列多様性のドメインに対応する前記複数のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドの、前記フラグメント化核酸との組換えが、前記相同核酸配列と比較して、前記再生された組換え核酸におけるドメイン交換を生じる、項目40に記載の方法。
(項目43) 前記複数の配列多様性のドメインに対応する前記複数のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドが、1以上の前記相同核酸配列に対応する1以上の配列多様性のドメインをコードするファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドを合成することにより合成される、項目40に記載の方法。
(項目44) 前記フラグメント化核酸が、以下の1以上の工程:
(i)クローン化核酸を切断する工程、および
(ii)核酸配列を選択し、そして該選択した核酸配列に対応するオリゴヌクレオチドフラグメントを合成する工程、
により提供される、項目27記載の方法。
(項目45) 低い配列類似性を有する相同核酸配列または非相同核酸配列を組換える方法であって、該方法は、以下の工程、
フラグメント化核酸の1以上のセットを、交差オリゴヌクレオチドの1つのセットと組換える工程であって、該交差オリゴヌクレオチドのそれぞれが、低い配列類似性を有する相同核酸または非相同核酸に由来する複数の配列多様性ドメインに対応する複数の配列多様性ドメインを含み、それにより組換え核酸を提供する、工程、
を包含する、方法。
(項目46) 項目44に記載の方法であって、該方法がさらに、
前記組換え核酸を、所望の形質または特性について選択する工程、
を包含する、方法。
(項目47) 項目44に記載の方法であって、該方法がさらに、
1以上の前記相同核酸または非相同核酸をフラグメント化することにより、前記フラグメント化核酸のセットを提供する工程、
を包含する、方法。
(項目48) 前記1以上の前記相同核酸または非相同核酸が、DNase酵素でフラグメント化される、項目46に記載の方法。
(項目49) 項目44に記載の方法であって、該方法がさらに、
1以上の相同核酸または非相同核酸に対応する複数のオリゴヌクレオチドフラグメントを合成し、それにより前記1以上のフラグメント化核酸を提供する工程、
を包含する、方法。
(項目50) 相同核酸の組換えのためのオリゴヌクレオチドセットを提供する方法であって、該方法が、以下の工程:
複数の相同核酸配列を整列して、1以上の配列不均質性の領域を同定する工程;および、
少なくとも1つの該1以上の不均質性の領域に対応する複数の異なるオリゴヌクレオチドメンバー型を合成し、それにより、少なくとも1つの該相同核酸に対応する少なくとも1つの配列不均質性の領域を含む少なくとも1つのメンバー型を含むオリゴヌクレオチドのセットを提供する工程、
を包含する、方法。
(項目51) 前記複数のオリゴヌクレオチドメンバー型が、連続してまたは平行して合成される、項目49に記載の方法。
(項目52) 前記相同核酸配列が、配列整列に関するソフトウエアを有するコンピューターを含むシステムにて整列されるか、または該相同配列が、手動整列により整列される、項目49に記載の方法。
(項目53) 前記オリゴヌクレオチドセットを組換える工程、をさらに包含する、項目49に記載の方法。
(項目54) 前記オリゴヌクレオチドセットを組み換えることにより生じた任意の組換えオリゴヌクレオチドを、所望の形質または特性について選択する工程をさらに包含する、項目52に記載の方法。
(項目55) 前記オリゴヌクレオチドセットの1以上のメンバーを、1以上の相同核酸配列に対応する1以上の相同核酸と組換える工程、
をさらに包含する、項目49に記載の方法。
(項目56) ファミリーシャッフリングPCRアンプリコンの方法であって、該方法は、以下の工程:
複数の不均質な相同テンプレート核酸を提供する工程;
複数のPCRプライマーを提供する工程であって、該PCRプライマーが、複数の該複数の非均質相同テンプレート核酸にハイブリダイズする、工程;
複数のPCRアンプリコンを、該複数のPCRプライマーを用いる該複数のテンプレート核酸のPCR増幅により生成する工程;および、
複数のPCRアンプリコンを組換えることにより、組換え核酸を提供する工程、
を包含する、方法。
(項目57) 前記組換え核酸を選択する工程をさらに包含する、項目55に記載の方法。
(項目58) 前記PCRプライマーについての配列が、前記複数の非均質な相同テンプレート核酸についての配列を整列し、そして配列類似性の領域に対応するPCRプライマーを選択することにより選択される、項目55に記載の方法。
(項目59) 複数の親核酸を組換える方法であって、該方法が、以下の工程:
複数のオリゴヌクレオチドのセットを連結または伸長する工程であって、該セットが、全長タンパク質をコードする組換え核酸を生成するように複数の該親核酸に由来する複数の核酸配列を含む、工程、
を包含する、方法。
(項目60) 前記セットが、配列多様性の第1の領域の少なくとも第1の前記親核酸に相補的な少なくとも第1のオリゴヌクレオチド、および多様性の第2の領域の少なくとも第2の前記親核酸に相補的な少なくとも第2のオリゴヌクレオチドを含む、項目59に記載の方法。
(項目61) 前記核酸がリガーゼを用いて連結される、項目59に記載の方法。
(項目62) 前記オリゴヌクレオチドが第1の親核酸にハイブリダイズされそしてリガーゼを用いて連結される、項目59に記載の方法。
(項目63) 前記親核酸が相同である、項目59に記載の方法。
(項目64) 前記オリゴヌクレオチドのセットが、ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットを含む、項目59に記載の方法。
(項目65) 項目59に記載の方法であって、該方法が、さらに、
前記オリゴヌクレオチドのセットを1以上の前記親核酸にハイブリダイズする工程、および該オリゴヌクレオチドを、実質的に全長のタンパク質をコードする核酸を生成するようにポリメラーゼを用いて伸長する工程、
を包含する、方法。
(項目66) 組換え核酸を生成する方法であって、該方法が、以下の工程:
(i)細胞の集団に、重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットを導入する工程;および
(ii)該重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットと、該細胞の集団の複数の細胞内に含まれた1以上の核酸との間で組換えが生じることを可能にし、それにより、得られる該組換え細胞の集団内に組換え核酸の集団を提供する工程、
を包含する、方法。
(項目67) 前記組換え細胞の集団を所望の形質または特性について選択する工程をさらに包含する、項目66に記載の方法。
(項目68) 前記組換え核酸の集団をPCR増幅する工程をさらに包含する、項目66に記載の方法。
(項目69) 前記PCR増幅した核酸を細胞、ベクター、またはウイルスに導入する工程をさらに包含する、項目68に記載の方法。
(項目70) 前記重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットがキメラプラストである、項目66に記載の方法。
(項目71) 前記キメラプラストがコドン改変オリゴヌクレオチドである、項目70に記載の方法。
(項目72) 前記重複ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットが、複数のコドン改変オリゴヌクレオチドを含む、項目64に記載の方法。
(項目73) 項目66に記載の方法により生成される、組換え核酸の集団。
(項目74) 項目66に記載の方法により生成される、前記組換え細胞の集団。
(項目75) 項目68に記載の方法により生成される、増幅された核酸。
(項目76) 項目69に記載の方法により生成される、細胞、ベクター、またはウイルス。
(項目77) 複数のオリゴヌクレオチドメンバー型を含むオリゴヌクレオチドのライブラリーを含む組成物であって、該オリゴヌクレオチドメンバー型が、選択された複数の相同標的配列のセットの複数のメンバーの複数のサブ配列領域に対応する、組成物。
(項目78) 前記ライブラリーが、少なくとも約10、20、30、40、50以上の異なるオリゴヌクレオチドメンバーを含む、項目77に記載の組成物。
(項目79) 前記オリゴヌクレオチドメンバー型が非等モル量で存在する、項目77に記載の組成物。
(項目80) 前記複数のサブ配列領域が、前記選択された相同標的配列のセットの複数の非重複配列領域を含む、項目77に記載の組成物。
(項目81) 前記オリゴヌクレオチドメンバー型の各々が、少なくとも1つの前記選択された相同標的配列のセットに由来する少なくとも1つのサブ配列に同一な配列を有する、項目77に記載の組成物。
(項目82) 前記オリゴヌクレオチドメンバー型が、前記複数の相同標的配列に由来する相同領域に対応する複数の相同オリゴヌクレオチドを含み、ここで、該複数の相同オリゴヌクレオチドの各々が、少なくとも1つの改変サブ配列を含む、項目77に記載の組成物。
(項目83) 項目77に記載の組成物であって、さらに、1以上の以下:
ポリメラーゼ、熱安定性DNAポリメラーゼ、核酸合成試薬、緩衝液、塩、マグネシウム、および前記選択された相同標的配列のセットの1以上の前記複数のメンバーを含む1以上の核酸
を含む、組成物。
(項目84) 項目77に記載の組成物であって、ここで、前記複数のオリゴヌクレオチドメンバー型が、前記複数の相同標的配列を整列し、少なくとも1つの同一性の領域および少なくとも1つの変化の領域を決定し、そして該オリゴヌクレオチドを、該少なくとも1つの同一性の領域の少なくとも一部分、または該少なくとも1つの変化の領域の少なくとも一部分、あるいは該少なくとも1つの同一性の領域および該少なくとも1つの変化の領域の両方の少なくとも一部分をコードするように合成することによって選択される、組成物。
(項目85) 項目77に記載の組成物であって、ここで、前記複数のオリゴヌクレオチドメンバー型が、少なくとも1つの配列多様性ドメインを含む少なくとも1つのメンバー型を含む、組成物。
(項目86) 項目77に記載の組成物であって、ここで、前記複数のオリゴヌクレオチドメンバー型が、複数の配列多様性ドメインを含む、組成物。
(項目87) 項目77に記載の組成物であって、ここで、前記ライブラリーが、交差ファミリー多様性オリゴヌクレオチドのセットを含み、該交差ファミリー多様性オリゴヌクレオチドのセットの各オリゴヌクレオチドのメンバーが、複数の相同核酸に対応する複数の配列多様性ドメインを含む、組成物。
(項目88) 項目86に記載の組成物であって、ここで、前記配列多様性ドメインが、前記相同核酸が整列される場合、複数の前記複数の相同配列核酸上の隣接配列領域に対応する、組成物。
(項目89) 2つ以上の配列を組換える方法であって、該方法が以下の工程:
(i)2つ以上の核酸を整列し、同一性の領域および多様性の領域を同定する工程;
(ii)少なくとも1つの多様性の領域の該2つ以上の核酸の少なくとも2つに配列において対応する複数のオリゴヌクレオチドを含む非等モル量のオリゴヌクレオチドのセットを提供する工程であって、該オリゴヌクレオチドが非等モル量で存在する、工程;および、
(iii)該オリゴヌクレオチドをポリメラーゼを用いて伸長することにより、複数の組換え核酸を提供する工程、
を包含する、方法。
(項目90) 前記2つ以上の核酸が相同である、項目89に記載の方法。
(項目91) 前記2つ以上の核酸が非相同である、項目89に記載の方法。
(項目92) 項目89に記載の方法がさらに、以下の工程:
(iv)前記複数の組換え核酸を、所望の形質または特性について選択する工程、
を包含する、方法。
(項目93) 項目92に記載の方法であって、さらに、
工程(i)〜(iv)のいずれかの工程を反復する工程、
を包含する、方法。
(項目94) 項目89に記載の方法であって、さらに、
前記組換え核酸をさらなる核酸と組み換える工程、
を包含する、方法。
(項目95) 項目94に記載の方法であって、さらに、
得られる該さらなる組換え核酸を、所望の形質または特性について選択する工程、
を包含する、方法。
(項目96) キメラプラストのライブラリーを作成する方法であって、該方法が、以下の工程:
複数の相同キメラプラストを提供する工程であって、該複数の相同キメラプラストの各々が、マーカーまたは他の類似する配列の領域、および少なくとも1つの異なる配列の領域を含み、それにより、キメラプラストのライブラリーを生成する、工程
を包含する、方法。
(項目97) 前記複数のキメラプラストが、コドン改変オリゴヌクレオチドである、項目96に記載の方法。
(項目98) 項目96に記載の方法により生成される、ライブラリー。
(項目99) 項目96に記載の方法であって、さらに、以下の工程:
細胞の集団を前記キメラプラストのライブラリーを用いて形質導入し、そして前記マーカーまたは他の類似する領域の、細胞内の1つ以上の核酸での組換えを検出し、そして該細胞内の1つ以上の核酸で組換えられた前記相同キメラプラストを同定することにより、活性な相同キメラプラストを同定する、工程、
を包含する、方法。
(項目100) 項目99に記載の方法であって、さらに、
複数の前記活性相同キメラプラストを組換えて、組換え活性相同キメラプラストのライブラリーを生成する工程、
を包含する、方法。
(項目101) 項目100に記載の方法により生成される、ライブラリー。
(項目102) 項目100に記載の方法であって、さらに、前記組換え活性相同キメラプラストのライブラリーを用いて第2の細胞の集団を形質導入し、そして該組換え活性相同キメラプラストを、該細胞内の前記1以上の核酸と組換えることにより、それにより、さらなる活性相同キメラプラストを同定する、工程
を包含する、方法。
(項目103) 項目102に記載の方法であって、さらに、
前記さらなる活性相同キメラプラストのライブラリーを提供する工程、
を包含する、方法。
(項目104) 項目103に記載の方法により生成される、ライブラリー。
他に示さない限り、以下の定義は、当該分野における定義を補う。
Molecular Biology−−Hybridization with Nucleic Acid Probes、第I部第2章、「Overview of principles of hybridization and the strategy of nucleic acid probe assays」,Elsevier,New York、ならびにAusubel、前出に見出される。
本発明は、核酸シャッフリングに関する改良された形式に関する。特に、選択されたオリゴヌクレオチドセットを組換えおよび/または遺伝子合成の基質として使用することにより、シャッフリングプロセスを劇的に加速することが可能である。さらに、オリゴヌクレオチド中間体を使用して、他の方法では組換えられ得ない核酸を間接的に組換えることが可能である。結合されるべき配列に対応する物理的核酸への直接の接近は必要ではない。なぜなら、その配列は、オリゴヌクレオチド中間体を介して間接的に組換えられ得るからである。
1つの局面において、本発明は、配列同一性領域または配列類似性領域、および多様性領域を決定するための、核酸配列の整列を提供する。重複するファミリーシャッフリング遺伝子オリゴヌクレオチドのセットは、複数の相同的標的核酸由来のコンセンサス領域サブ配列を含む、複数のオリゴヌクレオチドメンバータイプを含み得る。これらのコンセンサス領域のサブ配列を、相同核酸の整列、および同一性領域の同定または類似性領域の同定によって決定する。
代表的には、本発明は、第1に、例えば、公に利用可能な核酸データベースまたは独自の核酸データベースのいずれかから利用可能な配列に対して、同一の核酸、あるいは核酸類似性の領域を整列する工程を包含する。公のデータベース/検索サービスは、Genbank(登録商標)、Entrez(登録商標)、EMBL、DDBJ、およびNCBIに提供されるデータベース/検索サービスを含む。多くのさらなる配列データベースが、インターネット上で、またはゲノム情報の作成および/もしくは貯蔵を専門とする種々の企業からの契約ベースで、利用可能である。
Dr.、Madison、WIのTFASTA)によって、または目視検査(一般的には、Ausubelら、下記を参照のこと)によって行い得る。
Center for Biotechnology Information(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/)を通じて公に利用可能である。このアルゴリズムは、最初に、問い合わせ配列中の長さWの短いワードを同定することにより、高スコア配列対(HSP)を同定する工程を包含する。このワードは、データベース配列中で同じ長さのワードを用いて整列した場合に、ある正の値の閾値スコアTと一致するか、またはTを満たすかのいずれかである。Tは、隣接ワードスコア閾値と呼ばれる(Altschulら、前出)。これらの最初の隣接ワードヒットは、それらを含むより長いHSPを発見するための検索を開始するためのシード(seed)として働く。次いで、ワードヒットは、各配列に沿って両方向に、累積整列スコアが増加し得る限りの間伸長される。累積スコアは、ヌクレオチド配列については、パラメーターM(一致する残基の対に関する褒賞スコア;常に>0)およびN(ミスマッチする残基に関する罰則スコア;常に<0)を使用して算出される。アミノ酸配列については、スコアリングマトリックスを使用して累積スコアを算出する。各方向でのワードヒットの伸長は、以下の場合に停止される:累積整列スコアが、その最大到達値から量Xだけ減少する;1つ以上の負のスコアの残基整列の蓄積に起因して、累積スコアがゼロ以下になる;またはいずれかの配列の末端に到達する。BLASTアルゴリズムパラメーターW、T、およびXは、整列の感度および速度を決定する。BLASTプログラム(核酸配列に関する)は、デフォルトとして、ワード長(W) 11、期待値(E) 10、カットオフ 100、M=5、N=−4、および両方の鎖の比較を使用する。アミノ酸配列に関して、BLASTPプログラムは、デフォルトとして、ワード長(W) 3、期待値(E) 10、およびBLOSUM62スコアリングマトリックスを使用する(HenikoffおよびHenikoff(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:10915を参照のこと)。
1つの局面において、本発明は、例えば、少なくとも1つの配列多様性領域に対応する、複数のファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドを合成する工程を包含する。代表的には、ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのセットは、例えば、連続的オリゴヌクレオチド合成プロトコルまたは並行オリゴヌクレオチド合成プロトコルにより、作製される。
Company(http://www.genco.com)、ExpressGen Inc.(www.expressgen.com)、Operon Technologies Inc.(Alameda、CA)およびその他多数)のいずれかから、特別注文され得る。
ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドのライブラリーを提供する。例えば、目的の相同遺伝子を、上記のようにBLASTのような配列整列プログラムを使用して整列する。相同体間のアミノ酸変化に対応するヌクレオチドに注意する。合成遺伝子シャッフリングのためのオリゴを設計する。このオリゴは、整列された相同的配列のいずれに対しても1つ(以上)のヌクレオチドの差異を含む。すなわち、第1の核酸と同一であるが、第1の核酸と相同であるが同一ではない核酸の残基に対応する位置に、残基を組み込むオリゴを設計する。
MAKING CHARACTER STRINGS、POLYNUCLEOTIDES AND POLYPEPTIDES HAVING DESIRED CHARACTERISTICS」に見出され得る。
ファミリーオリゴヌクレオチドをまた使用して、代表的なシャッフリング混合物(例えば、遺伝子の相同なセット由来の1つ以上の遺伝子のDNaseフラグメントの混合物)中に存在する核酸を変化し得る。1つの局面において、シャッフルされる全ての核酸を、上記のように整列する。アミノ酸変化に注意および/または注目する(例えば、適切な配列整列ソフトウェアを実行するコンピューターを含む統合されたシステム中で、または、例えば、配列のプリントアウトもしくは配列整列のプリントアウト上で手動で)。また、本明細書とともに提出された(代理人整理番号02−289−3US)、Selifonovら、による「METHODS FOR MAKING CHARACTER STRINGS、POLYNUCLEOTIDES AND POLYPEPTIDES HAVING DESIRED CHARACTERISTICS」を参照のこと。上記のように、整列された核酸についての天然の配列多様性によってコードされる、いくつかまたは全てのアミノ酸変異を組み込むように、ファミリーシャッフリングオリゴを設計する。整列された核酸の相同的なセットに対応する1つ以上の核酸を切断する(例えば、DNaseを使用して、または化学的切断により)。ファミリーシャッフリングオリゴを、切断された核酸の混合物中にスパイクし、次いで、標準的技術を使用して、組換え、全長配列へと再アセンブリする。
97/20078、WO 98/42832およびWO 98/01581もまた参照のこと)。
1つの局面において、本発明は、反復オリゴヌクレオチド媒介組換え形式を提供する。これらの形式を、標準的組換え方法と、また必要ならば反復形式で、組合せ得る。
1つの局面において、本発明は、遠縁の配列(または非相同性配列でさえ)のシャッフリングを提供する。この実施態様において、PCR交差オリゴヌクレオチドを、第1の核酸由来の第1の領域、および第2の核酸に対応する第2の領域を用いて設計する。第1の核酸または第2の核酸のいずれかに対応するさらなるオリゴ、および交差オリゴに相補的(または同一)の配列を有するさらなるオリゴを設計する。これらのオリゴを組換える(すなわち、連続するポリメラーゼ媒介伸長反応中で、これらのオリゴをハイブリダイズさせ、次いで、そのハイブリダイズされたオリゴヌクレオチドを伸長する)ことにより、第1の核酸または第2の核酸のいずれかと組換え得る、そして他の核酸由来の配列を同時に組み込む基質を提供する。
キメラプラスト(chimeraplast)は、「遺伝的手術」のために使用されている合成RNA−DNAハイブリッド分子であり、ここで、キメラ分子での組換えによってゲノムDNA中において1つまたはいくつかの塩基が変化される。キメラプラストは、分子の末端上に二重のヘアピンキャップを有する二重鎖の立体配座におけるRNAおよびDNA残基の隣接ストレッチからなるキメラ核酸である(Yoonら、(1996)PNAS 93:2071−2076)。RNA−DNA配列は、キメラプラストでの組換えによって改変されるべき遺伝子座の配列を用いて、その遺伝子座についての塩基配列において所望の変化を有するキメラプラストと整列するように設計される。宿主細胞の修復機構は、宿主細胞の配列をキメラプラストの配列に変換する。この技術の簡潔な総説として、Bartlett(1998)Nature Biotechnology 16:1312;Strauss(1998)Nature Medicine
4:274−275を参照のこと。
上記のように、キメラプラストは、インビボでの標的遺伝子におけるヌクレオチド配列の改変のために、一般的に有用な構造である。従って、キメラプラストの活性を最適化する構造が所望される。従って、上述のようなインビトロまたはインビボでの組換え形式におけるキメラプラストの使用に加えて、本発明はまた、インビトロおよびインビボでのキメラプラスト活性の最適化、ならびに多くの関連ライブラリーおよび他の組成物を提供する。
コドン改変オリゴヌクレオチドは、配列は類似であるが1つ以上の塩基の改変を有するオリゴヌクレオチドであり、ここでこの改変は少なくとも1つのコードアミノ酸の差異に対応する。これはトリヌクレオチド(すなわち、コドンに基づくホスホラミダイト連結化学)を利用して合成され得る。ここで20個のアミノ酸の全てについてのコドンを示す、トリヌクレオチドホスホラミダイトを使用して、この固相技術によって合成されるオリゴヌクレオチド配列中に完全なコドンを導入する。好ましくは、選択される核酸配列を組み込んだ、選択される全ての長さのオリゴヌクレオチド(例えば、約20、30、40、50、60、70、80、90、もしくは100か、またはそれ以上のヌクレオチド)を合成する。本発明において、コドン改変オリゴヌクレオチド配列は、選択される相同性核酸のセット由来の配列に基づき得る。
CODONS」、Lyttleら、米国特許第5,717,085号「PROCESS FOR PREPARING CODON AMIDITES」、Shortleら、米国特許第5,869,644号、「SYNTHESIS OF DIVERSE AND USEFUL COLLECTIONS OF OLIGONUCLEOTIDES」;Greyson、米国特許第5,789,577号「METHOD FOR THE CONTROLLED SYNTHESIS OF POLYNUCLEOTIDE MIXTURES WHICH ENCODE DESIRED MIXTURES OF PEPTIDES」;およびHuse、WO92/06176「SURFACE EXPRESSION LIBRARIES OF RANDOMIZED PEPTIDES」。
VARIED OLIGONUCLEOTIDE SYNTHESIS FOR SYNTHETIC SHUFFLING」Welchら、USSN 09/408,393(1999年9月28日出願)に見出される。
1つの局面において、等モルでない比のファミリーシャッフリングオリゴヌクレオチドを使用して、本明細書中に記載の手順の間に組換えの偏りを生じさせる。このアプローチにおいて、1セットのファミリーシャッフリングオリゴヌクレオチドにおける等モル比のファミリーシャッフリングを使用せずに、本明細書中の特定の他の方法の場合のように、組換え核酸のライブラリーを作製する。代わりに、ファミリーシャッフリングオリゴヌクレオチドが由来する核酸のファミリーの選択されるメンバーまたは選択されるメンバーのセットの配列に対応する、特定のオリゴヌクレオチドの比率は、実施者によって選択される。
本質的に任意の核酸が、本明細書中のオリゴヌクレオチド媒介方法によってシャッフリングされ得る。数十万の既知の核酸を同定する試みは、全くなされていない。上記のように、既知のタンパク質についての一般的な配列の寄託所としては、GenBank、EMBL、DDBJ、およびNCBIが挙げられる。他の寄託所は、インターネットを検索することによって容易に同定され得る。
本発明の1つの局面は、ファミリーシャッフリングオリゴヌクレオチドを使用する能力、および種々のDNAシャッフリング方法において組換えテンプレート/中間体としてオリゴヌクレオチドを交差する能力である。さらに、本明細書中の新しい合成技術によって作製される核酸は、他の利用可能なシャッフリング方法論によって再びシャッフリングされ得る。
FOR IN VITRO RECOMBINATION」;Stemmerらに対する米国特許第5,811,238号(1998年9月22日)、「METHODS FOR GENERATING POLYNUCLEOTIDES HAVING DESIRED CHARACTERISTICS BY ITERATIVE SELECTION AND RECOMBINATION」;Stemmerらに対する米国特許第5,830,721号(1998年11月3日)、「DNA MUTAGENESIS BY RANDOM FRAGMENTATION AND REASSEMBLY」;Stemmerらに対する米国特許第5,834,252号(1998年11月10日)、「END−COMPLEMENTARY POLYMERASE REACTION」、およびMinshullらに対する米国特許第5,837,458号(1998年11月17日)、「METHODS AND COMPOSITIONS FOR CELLULAR AND METABOLIC ENGINEERING」。
Biology中の「The efficiency of oligonucleotide directed mutagenesis」、EcksteinおよびLilley編、Springer Verlag、Berlin(1987)を参照のこと)。これらの方法の中に含まれる方法としては、以下が挙げられる:オリゴヌクレオチド特異的変異誘発(ZollerおよびSmith、Nucl.Acids Res.10:6487〜6500(1982)、Methods in Enzymol.100:468〜500(1983)、およびMethods in Enzymol.154:329〜350(1987))、ホスホチオエート改変DNA変異誘発(Taylorら、Nucl.Acids Res.13:8749〜8764(1985);Taylorら、Nucl.Acids Res.13:8765〜8787(1985);NakamayeおよびEckstein、Nucl.Acids Res.14:9679〜9698(1986);Sayersら、Nucl.Acids Res.16:791〜802(1988);Sayersら、Nucl.Acids Res.16:803〜814(1988))、ウラシル含有テンプレートを使用する変異誘発(Kunkel、Proc.Nat’l.Acad.Sci.USA 82:488〜492(1985)、およびKunkelら、Methods in Enzymol.154:367〜382);ギャップを入れた(gapped)二重鎖DNAを使用する変異誘発(Kramerら、Nucl.Acids.Res.12:9441〜9456(1984);KramerおよびFritz、Methods in Enzymol.154:350〜367(1987);Kramerら、Nucl.Acids Res.16:7207(1988));ならびにFritzら、Nucl.Acids Res.16:6987〜6999(1988))。さらなる方法としては、以下が挙げられる:点ミスマッチ修復(Kramerら、Cell 38:879〜887(1984))、修復欠損宿主株を使用する変異誘発(Carterら、Nucl.Acids Res.13:4431〜4443(1985);Carter、Methods in Enzymol.154:382〜403(1987))、欠失変異誘発(EghtedarzadehおよびHenikoff、Nucl.Acids Res.14:5115(1986))、制限−選択および制限−精製(Wellsら、Phil.Trans.R.Soc.Lond.A 317:415〜423(1986))、全遺伝子合成による変異誘発(Nambiarら、Science 223:1299〜1301(1984);SakamarおよびKhorana、Nucl.Acids.Res.14:6361〜6372(1988);Wellsら、Gene 34:315〜323(1985);ならびにGrundstroemら、Nucl.Acids Res.13:3305〜3316(1985)。変異誘発のためのキットは、市販されている(例えば、Bio−Rad、Amersham International、Anglian Biotechnology)。
enzymes independent of DNA homology」Nature Biotech 17:1205;米国特許第5,783,431号;米国特許第5,824,485号;米国特許第5,958,672号;Jirholtら(1998)「Exploiting sequence space:shuffling in vivo formed complementarity determining regions into a
master framework」Gene 215:471;米国特許第5,939,250号;WO99/10539;WO98/58085;WO99/10539など。これらの多様性を生成する方法は、使用者によって選択される任意の組合せにおいて互いに、またはシャッフリング反応もしくはオリゴシャッフリング方法と組み合わせられて、任意の利用可能なスクリーニング方法を使用してスクリーニングされ得る核酸の多様性を産生し得る。
遺伝子の再アセンブリのための1つの好ましい形式はPCRを使用するが、他の形式もまた有用である。例えば、部位特異型またはオリゴヌクレオチド特異型変異誘発方法を使用して、2つ以上の親遺伝子間(相同性であろうと、または非相同性であろうと)でキメラを生成し得る。このことについては、本発明の1つの局面は、組換えられるべき核酸に対応するオリゴヌクレオチドのライブラリーの連結による核酸間の組換えを実行する新しい方法に関する。
using M13 vectors.」 Methods in Enzymol.154:382〜403;Wells(1986)「Importance of hydrogen bond formation in stabilizing the transition state of subtilisin.」Trans.R.Soc.Lond.A317、415〜423を参照のこと)。
1つの局面において、本明細書中の方法において利用されるオリゴヌクレオチドは、親の配列(このオリゴヌクレオチドの起源)と比較してコドンの使用を変えている。特に、例えば、コドンの優先を改変し、オリゴヌクレオチドシャフリング手順の組換え産物が評価されるかまたは他の点で選択される細胞において、発現を最適化することは有用である。組換え核酸を、選択されるべき特定の細胞のコドンバイアスと一致させることは、代表的には組換え核酸の発現の最大化を引き起こす。本明細書中の種々のストラテジーにおいて使用されるオリゴヌクレオチドは、代表的には合成的に作製されるので、最適なコドンの優先を選択することは、周知のコドンバイアス表を参照することによって単純になされる。コドンベースの合成方法(前出に記載される)は、合成プロトコルにおいてコドンを改変するために、必要に応じて使用される。
遺伝子および遺伝子エレメントについての多くの機能的配列ドメインは、機能的サブ配列ドメインから構成される。例えば、プロモーター配列は、転写因子を結合する多くの機能的配列エレメントから作製され、そして遺伝子発現を調節する。エンハンサーエレメントは、プロモーターエレメントと結合し、所定の遺伝子の発現を増強し得る。同様に、少なくともいくつかのエキソンはコードされるタンパク質のモジュラードメインを示し、そしてエキソンは野生型遺伝子に関連して多量体化または欠失され得、そして生じた核酸は、組換えられて、変化させた遺伝子(またはコードされたタンパク質)モジュールのライブラリー(すなわち、核酸を挿入もしくは欠失したモジュールのライブラリー)を提供する。モジュラー配列の数および配置、ならびにそれらの配列組成は、プロモーター、エキソン、または他の遺伝子モジュールの全体活性に影響を及ぼし得る。
本発明は、「進化的中間体」のシャッフリングを提供する。本発明の文脈において、進化的中間体は、2つ以上の相同な配列の間の特徴において中間である(例えば、配列が進化樹状図において分類される場合)人工構築物である。
CHARACTERISTICS」Attorney整理番号02−289−30USおよび同時に出願されたPCT出願(米国で称される)Selifonovらによる、「METHODS FOR MAKING CHARACTER
STRINGS、POLYNUCLEOTIDES AND POLYPEPTIDES HAVING DESIRED CHARACTERISTICS」Attorney整理番号02−289−30PCに示される。
遺伝子のファミリーシャッフリングは、コードされたタンパク質の機能的多様性を評価するのに良好な方法である。しかし、目的の活性を提供するコードされたタンパク質の一部分のみをシャッフルすること、特に、タンパク質が多機能的であり、かつ1つ以上の活性がタンパク質全体のサブ配列(ドメイン)にマッピングされ得る場合は、有利であり得る。
ファミリーに基づくオリゴシャッフリングは、遺伝子合成において組換えられるファミリーシャッフリングオリゴヌクレオチドのセットを作製することによる相同な核酸の組換え、および前出で議論されたような組換えプロトコルを含む。記載されるように、相同な核酸は、天然の相同体または非天然(例えば、人工の)の相同体であり得る。
Design of Surface Positions of Protein Helices」Prot.Sci.、6:1333−1337;DahiyatおよびMayo(1996)「Protein Design Automation」Proc.Sci.,5:895−903。PDAに関するさらなる詳細は、例えばhttp://www.xencor.com/で入手可能である。PDAを使用して、活性を保持するようである改変体の配列を同定し得、オリゴヌクレオチド媒介組換えについての基礎として使用され得る相同な核酸のセットを提供する。
本明細書中の種々のシャッフリング手順において使用される正確なスクリーニング方法は、本発明の重要な局面ではない。一般に、当業者は、選択される活性を参考として、適切なスクリーニング(すなわち、選択)方法を実施し得る。
Microscopy Using Genetically Engineered GFP Derivatives on Nickel Chelating Beads」www.kairos−scientific.comに掲示される。これらの技術によるスクリーニング後、目的の配列が代表的には単離され、必要に応じて配列決定され、そしてこの配列は、本明細書中に示されるように使用され、新規のオリゴヌクレオチドシャッフリング方法を設計する。
本発明の方法によって生成される核酸は、必要に応じて、活性のスクリーニングのために細胞中にクローニングされる(または、インビトロ転写反応において使用されて、スクリーニングされる産物を作製する)。さらに、この核酸は、配列決定され得、発現され得、インビトロで増殖され得、または他の任意の一般的な組換え方法において処置され得る。
York,1989(「Sambrook」)およびCurrent Protocols in Molecular Biology,F.M.Ausubelら編、Current Protocols,Greene Publishing Associates,Inc.とJohn Wiley&Sons,Inc.との間の合弁事業,(1998年までの補遺)(「Ausubel」))。細胞(植物細胞および動物細胞を含む)を核酸を用いて形質導入する方法は、そのような核酸によってコードされるタンパク質を発現する方法と同様に一般的に利用可能である。Berger、AusubelおよびSambrookに加えて、動物細胞の培養についての有用な一般的な参考文献としては、Freshney(Culture of Animal Cells,a Manual of Basic Technique、第三版 Wiley−Liss,New York(1994))およびそこで引用されている参考文献、Humanson(Animal Tissue Techniques,第四版
W.H.Freeman and Company(1979))およびRicciardelliら、In Vitro Cell Dev.Biol.25:1016−1024(1989)が挙げられる。植物細胞クローニング、培養および再生についての参考文献としては、Payneら(1992)Plant Cell and Tissue Culture in Liquid Systems、John Wiley & Sons,Inc.New York,NY(Payne);ならびにGamborgおよびPhillips(編)(1995)Plant Cell,Tissue and Organ Culture;Fundamental Methods Springer
Lab Manual,Springer−Verlag(Berlin Heidelberg New York)(Gamborg)が挙げられる。種々の細胞培養培地がAtlasおよびParks(編)The Handbook of Microbiological Media(1993)CRC Press,Boca Raton,FL(Atlas)に記載されている。植物細胞培養についてのさらなる情報は、Sigma−Aldrich,Inc.(St Louis,MO)からのLife Science Research Cell Culture Catalogue(1998)(Sigma−LSRCCC)、および例えば、またSigma−Aldrich,Inc.(St Louis,MO)からのPlant Culture Catalogueおよび補遺(1997)(Sigma−PCCS)のような市販の文献に見出される。
Applications(Innisら編)、Academic Press Inc.San Diego、CA(1990)(Innis);Arnheim&Levinson(1990年10月1日)C&EN 36−47;The Journal Of NIH Research(1991)3、81−94;Kwohら、(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86,1173;Guatelliら(1990)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87,1874;Lomellら(1989)J.Clin.Chem 35,1826;Landegrenら、(1988)Science 241,1077−1080;Van Brunt(1990)Biotechnology 8、291−294;WuおよびWallace(1989)Gene 4、560;Barringerら(1990)Gene 89,117,ならびにSooknananおよびMalek(1995)Biotechnology 13:563−564に見出される。インビトロで増幅された核酸をクローニングする改善された方法は、Wallaceら、米国特許第5,426,039号に記載される。大きな核酸をPCRによって増幅する改善された方法は、Chengら(1994)Nature 369:684−685およびその中の参考文献にまとめられる。そこでは、40kbまでのPCRアンプリコンが生成される。当業者は、本質的に任意のRNAが、制限消化、PCR拡張、ならびに逆転写酵素およびポリメラーゼを用いた配列決定について適切な、二本鎖DNAに変換され得ることを理解する。Ausubel、SambrookおよびBerger(すべて前出)を参照のこと。1つの好ましい方法において、再アセンブルされた配列を、ファミリー遺伝子シャッフリングオリゴヌクレオチドの取り込みについてチェックする。これは、その核酸をクローニングおよび配列決定することならびに/または制限消化によって(例えば、Sambrook、BergerおよびAusubel(上記)に本質的に教示されるように)なされ得る。さらに、配列は、PCR増幅され得、そして直接配列決定され得る。従って、例えば、Sambrook、Berger、AusubelおよびInnis(前出および上記)に加えて,さらなるPCR配列決定PCR配列決定方法論もまた、特に有用である。例えば、ホウ素化ヌクレアーゼ抵抗性ヌクレオチドをPCRの間にそのアンプリコンに選択的に取り込むこと、およびそのアンプリコンをヌクレアーゼで消化して、大きさ順のテンプレートフラグメントを生成することによって、PCR生成したアンプリコンの直接の配列決定がなされた(Porterら、(1997)Nucleic Acids Research 25(8):1611−1617)。この方法において、1つのテンプレートに対して4回のPCR反応を行った。その各々の反応において、そのPCR反応混合物におけるヌクレオチド三リン酸の1つを、部分的に、2’デオキシヌクレオシド5’−[P−ボラノ]−三リン酸に置換する。このホウ素化ヌクレオチドを、そのテンプレートのPCRフラグメントのネスティドセットにおいて、そのPCRアンプリコンにそって種々の位置で、化学量論的に、PCR産物へ取り込ませる。取り込まれたホウ素化ヌクレオチドによってブロックされるエキソヌクレアーゼを使用して、そのPCRアンプリコンを切断する。次いで、この切断されたアンプリコンを、ポリアクリルアミドゲル電気泳動を用いて大きさによって分離する。これは、そのアンプリコンの配列を提供する。この方法の1つの利点は、それがPCRアンプリコンのサンガー式の標準的な配列決定を実施するより少ない生化学的操作を使用することである。
「インシリコ」シャッフリングは、コンピュータアルゴリズムを利用して、コンピュータにおいて遺伝的演算子を用いて「仮想」シャッフリングを行う。本発明に適用する場合、遺伝子配列ストリングを、コンピュータシステムにおいて組換えし、そして例えば、本明細書において記載されるような合成オリゴヌクレオチドのPCRの再アセンブリによって、所望の産物が作製される。インシリコシャッフリングは、詳細には、Selifonovらによる「METHODS FOR MAKING CHARACTER STRINGS,POLYNUCLEOTIDES AND POLYPEPTIDES HAVING DESIRED CHARACTERISTICS」(代理人整理番号02−289−3US、本願に同封する)に記載されている。
いたるところで記載するように、本発明の1つの好ましい局面は、コンピュータおよび配列整列ソフトウェアを用いた核酸の整列である。同様に、適切なソフトウェアを有するコンピュータを使用して、物理的オリゴヌクレオチド合成の前に、「インシリコ」シャッフリングを実施し得る。さらに、他の重要な一体化されたシステム成分は、高処理スクリーニングアッセイ、ならびにそのようなアッセイを、オリゴヌクレオチド選択、合成および組換えと結びつけることを提供し得る。
Technologies(Mountain View,CA)によって開発されている。
本実施例において、2つのβラクタマーゼ遺伝子(CFAMPCおよびFOX)を、3つの架橋オリゴヌクレオチドを用いてシャッフルした。そのオリゴンは、以下の通りであった:
使用される遺伝子は、cry2Aa、cry2Abおよびcry2Acである。DNA整列を、editseq.およびmegalig.を使用するDNA starを用いて行った。オリゴは、50マイクロモル合成(BRL、Lifech)である。アミノ酸260〜630の間の領域についてのオリゴを、cry2Aについて、この領域の多様性に鑑み設計した。オリゴを200μlのH2O中に再懸濁した。これらオリゴは以下のとおりである:
rev TTAATAAAGTGGTGGAAGATTを用いたPCR反応を、Taq/Pfu(9:1)混合物(QiagenからのTaq,StratageneからのPfu)、PCRプログラム(96℃(30秒)、50℃(30秒)、72℃(1分)を25サイクル)を用いて、行う。この反応物を、10倍希釈し、そしてさらなるサイクルを行う。この遺伝子を、ベクターに連結し、そしてTGIコンピテント細胞へと形質転換し、そしてLB+Amp100プレートにプレートする。単一のコロニーをコロニーPCRのために拾い、次いで限界希釈によって分析する。
オリゴヌクレオチド媒介シャッフリング方法の利点は、目的の遺伝子における多数の異なる部位について生成されたオリゴのライブラリーの間の核酸の組換えを行う能力である。1つの標的遺伝子の異なる領域におけるランダム化の複雑な組合せを有するライブラリーを生成することは、オリゴヌクレオチド媒介シャッフリングアプローチによって容易になる。
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