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JP2010168154A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、群管理制御を行わずにエレベータシステム全体の省エネルギ化を図ることができるとともに、製造コストを低減させることができるエレベータの制御装置を提供する。
【解決手段】第1運転制御装置15Aは、第2エレベータ1Bが力行運転を開始したと判断すると、第1エレベータ1Aに呼び登録がされておらず、かつ第1エレベータ1Aが回生運転可能な場合に、第1エレベータ1Aの制御モードを電力供給対応制御モードとし、第1エレベータ1Aの回生運転を実行する。第1エレベータ1Aの回生運転に伴って生じた回生電力は、第1及び第2コンデンサ3A,3Bを介して、第2インバータ2Bへ供給される。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータシステムを構成する複数のエレベータに個別に設けられ、エレベータシステム全体として省エネルギ化を図るための機能を有するエレベータの制御装置に関する。
一般的に、交流電動機により駆動されるエレベータにおいて、その駆動回路は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換するコンバータと、コンバータによって変換された直流電力を可変電圧及び可変周波数の交流電力に変換するインバータとを有している。そして、このような駆動回路を用いたエレベータの制御装置は、インバータの出力電圧及び出力周波数を変化させて、交流モータ(交流電動機)の回転速度を調整することにより、かごの位置及び走行速度を制御する。
また、例えば、特許文献1に示すようなエレベータシステムでは、複数のエレベータが1つのコンバータを共有しており、複数のエレベータのそれぞれのインバータがコンバータからの直流電力を交流電力に変換する。そして、あるエレベータが回生運転を行った際に生じた回生電力は、そのエレベータのインバータから、他のエレベータのインバータへ送られ、他のエレベータの力行運転に利用される。
このようなエレベータシステムにおいて、複数のエレベータのそれぞれの回生運転の始動タイミングは、群管理制御装置の分散待機運転機能によって、エレベータの力行運転に伴う消費電力とエレベータの回生運転に伴う回生電力とがともに減少するように制御される。
特許第2829153号公報
上記のような従来のエレベータシステムでは、群管理制御装置は、エレベータシステム全体の消費電力を演算した結果に基づいて運行計画を算出する。そして、群管理制御装置は、複数のエレベータのそれぞれの運転を制御する下位のエレベータの制御装置(各台制御装置)に対して、算出した運転計画に基づく運転指令を送る。
従って、上記のような従来のエレベータシステムでは、エレベータの力行運転に伴う消費電力とエレベータの回生運転に伴う回生電力とをともに減少させるために、群管理制御装置(上位のエレベータの制御装置)による群管理制御が不可欠であった。このため、エレベータの設置台数が2台程度の小規模な施設においても、群管理制御装置が必要となることにより、製造コストが高くなるという問題があった。
また、例えば、それぞれの昇降路が比較的離れて配置されていたり、昇降路長(揚程)や昇降可能範囲の最上階・最下階が異なっていたりする設置環境下の複数のエレベータについては、一般的に、一群として運行管理されない。このため、このような設置環境下の複数のエレベータについては、回生電力を有効活用することができず、省エネルギ化を図ることができなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、群管理制御を行わずにエレベータシステム全体の省エネルギ化を図ることができるとともに、製造コストを低減させることができるエレベータの制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの制御装置は、共通直流電源をなすコンバータを共有しエレベータシステムを構成する複数のエレベータに個別に設けられるものであって、コンバータから直流電力を受けて、その受けた直流電力を、電動機の駆動用の交流電力に変換するインバータと、インバータを介して電動機の駆動を制御し、複数のエレベータのうち自身が属する自エレベータの運転を制御するエレベータ制御部とを備え、エレベータ制御部は、複数のエレベータのうち自エレベータ以外の他エレベータの運転状況を監視し、他エレベータが力行運転を開始したことを検出した場合に、自エレベータが回生運転可能か否かを確認し、自エレベータが回生運転可能であることを確認したときに、自エレベータの回生運転を実行し、その回生運転に伴って電動機から生じる回生電力を、インバータから他エレベータに供給するものである。
この発明に係るエレベータの制御装置によれば、エレベータ制御部が、他エレベータが力行運転を開始したことを検出し、自エレベータが回生運転可能であることを確認したときに、自エレベータの回生運転を実行し、その回生運転に伴って電動機から生じる回生電力を、インバータから他エレベータに供給するので、群管理制御を行わずにエレベータシステム全体の省エネルギ化を図ることができるとともに、従来のエレベータシステムのような群管理装置が不要となることにより製造コストを低減させることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータシステムを示す構成図である。 図1の第1運転制御装置を示すブロック図である。 図1の第1及び第2エレベータの運転状況に応じたコンバータ102の出力電圧の変化を説明するための説明図である。 図1の第1運転制御装置の回生運転実行制御に関する動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるエレベータシステムを示す構成図である。 図5の第1運転制御装置を示すブロック図である。 図5の第1運転制御装置の回生運転実行制御に関する動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータシステムを示す構成図である。 図8の第1運転制御装置の回生運転実行制御に関する動作を示すフローチャートである。 図8の第1運転制御装置の回生運転実行制御に関する動作の他の例を示すフローチャートである。
以下、この発明のエレベータの制御装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータシステムを示す構成図である。
図1において、エレベータシステム100は、第1及び第2エレベータ1A,1Bによって構成されている。また、エレベータシステム100は、三相交流電源101に電気的に接続されたコンバータ102を有している。即ち、第1及び第2エレベータ1A,1Bは、コンバータ102を共有している。
コンバータ102は、三相交流電源101からの交流電力を直流電力に変換する。コンバータ102によって変換された直流電力は、第1及び第2エレベータ1A,1Bに供給される。即ち、コンバータ102は、エレベータシステム100における共通直流電源を構成している。なお、コンバータ102には、例えば、ダイオードコンバータ等が用いられる。
第1エレベータ1Aは、第1インバータ2A、第1コンデンサ3A、第1電圧検出器(充電電圧検出手段)4A、第1回生抵抗5A、第1回生スイッチ6A、第1電流検出器7A、第1モータ8A、第1速度検出器9A、第1シーブ10A、第1ロープ11A、第1かご12A、第1釣合錘13A、第1モータ制御装置14A及び第1運転制御装置15Aを有している。第1モータ制御装置14A及び第1運転制御装置15Aは、エレベータ制御部を構成している。
第1コンデンサ3Aは、コンバータ102と第1インバータ2Aとの間に並列に接続されている。また、第1コンデンサ3Aは、コンバータ102から受けた直流電力を平滑化する。第1電圧検出器4Aは、第1コンデンサ3Aの充電電圧に応じた電気信号を生成する。ここで、第1コンデンサ3Aの充電電圧は、コンバータ102の出力電圧と一致している。
第1回生抵抗5A及び第1回生スイッチ6Aは、互いに直列に接続されている。また、第1回生抵抗5A及び第1回生スイッチ6Aは、コンバータ102と第1インバータ2Aとの間に並列に接続されている。第1モータ8Aは、第1インバータ2Aから交流電力を受ける。第1電流検出器7Aは、第1インバータ2Aと第1モータ8Aとの間に配置されている。また、第1電流検出器7Aは、第1インバータ2Aの出力電流に応じた電気信号を生成する。
第1速度検出器9Aは、第1モータ8Aの回転軸に取り付けられており、第1モータ8Aの回転に応じた電気信号(パルス信号)を生成する。第1シーブ10Aは、第1モータ8Aの駆動力によって回転される。第1モータ8A及び第1シーブ10Aは、第1エレベータ1Aにおける巻上機を構成している。
第1ロープ11Aは、第1シーブ10Aの外周に巻き掛けられている。第1かご12A及び第1釣合錘13Aは、それぞれ第1エレベータ1Aにおける昇降路内(図示せず)に設けられている。第1かご12Aは、第1ロープ11Aの一端部に接続されている。第1釣合錘13Aは、第1ロープ11Aの他端部に接続されている。従って、第1かご12A及び第1釣合錘13Aは、第1モータ8Aの駆動力によって、第1エレベータ1Aにおける昇降路内をつるべ式に昇降される。
第1モータ8Aの駆動は、第1モータ制御装置14Aによって制御される。第1モータ制御装置14Aは、第1電流検出器7A及び第1速度検出器9Aから電気信号を受ける。即ち、第1モータ制御装置14Aは、第1速度検出器9Aを介して、第1モータ8Aの回転速度及び磁極位置を監視する。
また、第1モータ制御装置14Aは、第1運転制御装置15Aによって生成された速度指令を受ける。そして、第1モータ制御装置14Aは、第1速度検出器9Aからの電気信号に基づく第1モータ8Aの回転速度が第1運転制御装置15Aによって生成された速度指令値に追従するように、第1モータ8Aの回転速度を制御する。
なお、第1モータ制御装置14Aによる第1モータ8Aの駆動制御には、例えば、速度検出器9Aからの電気信号に基づく第1モータ8Aの回転速度及び磁極位置と、第1電流検出器7Aからの電気信号に基づく第1モータ8Aへの供給電流とに応じたベクトル制御が用いられる。
第1かご12Aの昇降を含めた第1エレベータ1Aの運転は、それぞれ第1運転制御装置15Aによって制御される。第1運転制御装置15Aは、第1電圧検出器4Aから電気信号を受ける。即ち、第1運転制御装置15Aは、第1電圧検出器4Aを介して、第1コンデンサ3Aの充電電圧を監視している。
また、第1運転制御装置15Aは、かご操作盤又は乗場操作盤(いずれも図示せず)からの呼び登録信号に応じて、第1かご12Aの行先階を決定し、その決定した行先階へ第1かご12Aを昇降させる。さらに、第1運転制御装置15Aは、第1かご12Aを決定した行先階へ移動させるためのかご速度(かごの昇降速度)を算出する。そして、第1運転制御装置15Aは、かご速度の算出値を速度指令値として、第1モータ制御装置14Aに送る。
第2エレベータ1Bは、第1エレベータ1Aと同様に、第2インバータ2B、第2コンデンサ3B、第2電圧検出器(充電電圧検出手段)4B、第2回生抵抗5B、第2回生スイッチ6B、第2電流検出器7B、第2モータ8B、第2速度検出器9B、第2シーブ10B、第2ロープ11B、第2かご12B、第2釣合錘13B、第2モータ制御装置14B、及び第2運転制御装置15Bを有している。これらの各機器2B〜15Bの構成及び機能は、第1エレベータ1Aにおける各機器2A〜15Aの構成及び機能と同様である。
次に、エレベータの運転方式について説明する。第1エレベータ1Aは、第1モータ8Aからの駆動トルクによる力行運転、及び第1かご12Aと釣合錘13Aとの重量差による運動エネルギを用いた回生運転のいずれか一方の運転方式によって、第1かご12Aを昇降する。また、第1エレベータ1Aの回生運転中には、第1かご12Aと釣合錘13Aとの重量差による運動エネルギによって、第1シーブ10Aが回転駆動される。
さらに、第1エレベータ1Aの回生運転中には、第1シーブ10Aとともに第1モータ8Aの回転軸も回転駆動される。そして、第1モータ8Aは、その回転軸の回転に伴って、回生電力を生成する。即ち、第1エレベータ1Aの回生運転中には、第1モータ8Aは、発電機として機能する。この回生運転及び力行運転の切替は、第1かご12Aの位置、行先階、荷重、及び第1釣合錘13Aとの重量差等に応じて、第1運転制御装置15Aによって制御される。
第1コンデンサ3Aの充電電圧は、第1エレベータ1Aの運転状況に応じて変動する。具体的には、第1エレベータ1Aが力行運転を行う場合に、第1コンデンサ3Aの充電電圧は、第1エレベータ1Aの運転待機中の充電電圧に比べて減少する。これに対して、第1エレベータ1Aの回生運転中には、回生電力により、第1コンデンサ3Aの電圧は、第1エレベータ1Aの運転待機中の充電電圧に比べて上昇する。この回生電力は、ON状態の第1回生スイッチ6Aを介して、第1回生抵抗5Aに伝わる。そして、回生電力は、第1回生抵抗5Aによって消費される。
ここで、第1インバータ2Aは、第1回生スイッチ6AのON状態及びOFF状態を切り替えるためのスイッチ切替制御回路(図示せず)を有している。このスイッチ切替制御回路は、第1モータ制御装置14A(第1運転制御装置15A)からの制御指令、又は第1モータ8Aからの回生電力の大きさ等に応じて、第1回生スイッチ6AのON状態及びOFF状態を切り替える。
具体的には、第1エレベータ1Aの通常運転(呼び登録信号に応じた運転)中において、第1コンデンサ3Aの電圧値が所定値よりも高い場合には、スイッチ切替制御回路によって回生スイッチ6AがON状態とされる。この結果、第1回生抵抗5Aに電流が流れ、回生電力が消費される。そして、第1コンデンサ3Aの電圧値が所定値よりも電圧値低下した際には、スイッチ切替制御回路によって回生スイッチ6AがOFF状態とされ、第1回生抵抗5Aへの回生電力が遮断される。
次に、図1の第1運転制御装置15Aについてより具体的に説明する。第1運転制御装置15Aは、第1コンデンサ3Aの電圧の変動状況、即ちコンバータ102の出力電圧の変動状況に基づいて、自身の制御対象外のエレベータ(以下、「他エレベータ」とする)である第2エレベータ1Bの運転状況を監視する。そして、第1運転制御装置15Aは、監視している第2エレベータ1Bの運転状況に応じて、エレベータシステム100の全体の消費エネルギが小さくなるように、自身の制御対象のエレベータ(以下、「自エレベータ」とする)である第1エレベータ1Aの運転を制御する。
図2は、図1の第1運転制御装置15Aを示すブロック図である。図2において、運転制御装置15Aは、電子負荷演算手段20、起動判断手段21及び速度指令発生手段22を有している。電子負荷演算手段20は、第1電圧検出器4Aからの電気信号に基づいて、コンバータ102の出力電圧の変動状況を監視し、コンバータ102の出力電圧の変動状況によって、第2エレベータ1Bの運転状況を監視(推定)する。
また、電子負荷演算手段20は、3つの基準電圧(閾値)VM,VL,VHを予め記憶している。基準電圧VMは、第1及び第2エレベータ1A,1Bの運転待機中、即ち第1及び第2かご12A,12Bの昇降停止中のコンバータ102の出力電圧に対応する値である。つまり、基準電圧VMは、第1及び第2エレベータ1A,1Bにおける電力の変動が生じていない状態に対応した電圧値である。
基準電圧VLは、第1エレベータ1Aが運転停止中で、かつ第2エレベータ1Bが力行運転中のときのコンバータ102の出力電圧に対応する電圧値である。基準電圧VHは、第1エレベータ1Aが回生運転中で、かつ第2エレベータ1Bが力行運転中であり、その第2エレベータ1Bの第2かご12Bが減速を開始した時点のコンバータ102の出力電圧に対応する電圧値である。
ここで、一般的に力行運転中には、コンバータ102からの電力が第2インバータ2Bへ供給されるため、コンバータ102の出力電圧(第1及び第2コンデンサ3A、3Bの両端の電圧)が低下する。従って、電子負荷演算手段20は、このような電圧変動に基づいてコンバータ102の負荷状態を演算し、第2エレベータ1Bの運転状況を監視する。
具体的に、電子負荷演算手段20は、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VMと同等である場合に、第2エレベータ1Bが運転停止中(第2かご12Bの走行停止中)であると判断(推定)する。また、電子負荷演算手段20は、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VL以下となった場合には、第2エレベータ1Bが力行運転を開始したと判断する。そして、電子負荷演算手段20は、第2エレベータ1Bの運転状況についての判断内容を起動判断手段21に送る。
起動判断手段21は、第1エレベータ1Aの制御モードを、通常制御モードと電力供給対応制御モード(省エネルギ運転モード)との一方から他方に切替可能になっている。この通常制御モードとは、呼び登録に応答するための制御モードである。これに対して、電力供給対応制御モードとは、第1エレベータ1Aから、他エレベータである第2エレベータ1Bに電力を供給するための制御モードである。
また、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aについての呼び登録信号と、電子負荷演算手段20によって判断された第2エレベータ1Bの運転状況(コンバータ102の負荷状態)とに基づいて、第1エレベータ1Aの制御モードを切り替える。さらに、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aに呼び(かご呼び及び乗場呼び)が登録されている場合には、第1エレベータ1Aの制御モードを通常制御モードとする。また、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aの制御モードが通常制御モードであるときに、第1エレベータ1Aに呼びが登録されていない場合には、第1エレベータ1Aが運転待機中であると判断する。
なお、第1エレベータ1Aが通常制御モード中に回生運転を行う際には、起動判断手段21は、第1モータ制御装置14Aを介して第1インバータ2Aのスイッチ切替制御回路に信号を送り、第1回生スイッチ6AをON状態にさせる。これにより、第1エレベータ1Aの回生運転に伴って生じた回生電力は、第1回生抵抗5Aによって消費される。
これに対して、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aが運転待機中である場合に、電子負荷演算手段20によって第2エレベータ1Bが力行運転を開始したことが検出された場合には、第1エレベータ1Aが回生運転可能か否かを確認する。なお、第1エレベータ1Aに呼び登録されている場合には、現在の運転動作を優先するため、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aの制御モードを電力供給対応制御モードに移行させずに、通常制御モードを継続させる。
ここで、起動判断手段21における第1エレベータ1Aが回生運転可能か否かを確認する際の判断基準の一例としては、かご位置を基準とすることができる。一般的に、運転待機中であればかごが無積載状態であるため、起動判断手段21は、第1かご12Aの位置が上昇可能な位置であれば(第1かご12Aが最上階にいなければ)、第1エレベータ1Aが回生運転可能であると判断することができる。
また、起動判断手段21における第1エレベータ1Aが回生運転可能か否かについて確認する際の判断基準の他の例としては、秤装置等(図示せず)によって測定されたかご荷重(かご積載量)とかご位置との両方を基準とすることもできる。具体的に、第1かご12A及び第1釣合錘13Aのいずれか重い方が下降方向へ移動可能であれば、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aが回生運転可能であると判断することができる。
さらに、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aが回生運転不可であると判断した場合に、第1エレベータ1Aの運転待機状態を継続する。これに対して、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aが回生運転可能であると判断した場合に、第1エレベータ1Aの制御モードを電力供給対応制御モードとする。また、起動判断手段21は、電力供給対応制御モードのときに、力行運転中の第2エレベータ1Bによる消費電力に応じて、第1エレベータ1Aのかご速度を設定する。さらに、起動判断手段21は、その設定したかご速度に対応する運転指令を速度指令発生手段22に送る。
速度指令発生手段22は、起動判断手段21からの運転指令に基づいて、第1かご12Aの目標速度を算出する。そして、速度指令発生手段22は、その算出した目標速度の速度指令を第1モータ制御装置14Aに送る。この結果、第1モータ制御装置14Aによって、第1モータ8Aから第1インバータ2Aに流れる電流が、目標速度に応じた大きさの電流となる。
ここで、起動判断手段21は、第1エレベータ1Aの制御モードを電力供給対応制御モードとしているときに、第1モータ制御装置14Aを介して第1インバータ2Aのスイッチ切替制御回路に信号を送り、第1回生スイッチ6AをOFF状態にさせる。これにより、第1エレベータ1Aの回生運転に伴って生じた回生電力は、第1及び第2コンデンサ3A,3Bを介して、第2インバータ2Bへ供給される。そして、この回生電力は、第2エレベータ1Bの力行運転に用いられる。従って、エレベータの制御モードが電力供給対応制御モードとなっている場合には、一方のエレベータにおけるかご及び釣合錘の重量差に起因する運動エネルギが、他方のエレベータの力行運転で利用される。
なお、第2エレベータ1Bにおける第2運転制御装置15Bは、第1エレベータ1Aの第1運転制御装置15Aと同様に、速度指令発生手段、起動判断手段及び電子負荷演算手段を有している(いずれも図示せず)。これらの各手段の機能は、第1運転制御装置15Aの各手段20〜22の機能と同様である。
ここで、第1運転制御装置15Aは、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM、RAM及びハードディスク等)及び信号入出力部を持ったコンピュータ(図示せず)により構成することができる。第1運転制御装置15Aのコンピュータの記憶部は、電子負荷演算手段20、起動判断手段21及び速度指令発生手段22の機能を実現するためのプログラムを予め記憶している。
また、第1及び第2モータ制御装置14A,14B並びに第2運転制御装置15Bも、第1運転制御装置15Aと同様に、コンピュータ(図示せず)により構成することができる。これらの機器14A,14B,15Bのコンピュータの記憶部は、各機器14A,14B,15Bの機能を実現するためのプログラムを予め記憶している
次に、第1運転制御装置15Aによる第1エレベータ1Aの制御モードの切替制御について具体的に説明する。図3は、図1の第1及び第2エレベータ1A,1Bの運転状況に応じたコンバータ102の出力電圧の変化を説明するための説明図である。なお、図3(a)は、力行運転中の第2エレベータ1Bのかご速度を示し、図3(b)は、コンバータ102の出力電圧の変化を示し、図3(c)は、回生運転中の第1エレベータ1Aのかご速度を示す。
図3において、第2エレベータ1Bが力行運転を開始すると(時刻t1)、コンバータ102の出力電圧が低下していく。そして、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VL以下となったことを確認すると(時刻t2)、第2エレベータ1Bが力行運転を開始したと判断する。
このときに、第1運転制御装置15Aは、第1エレベータ1Aに呼び登録がされておらず、かつ第1エレベータ1Aが回生運転可能な場合には、第1エレベータ1Aの制御モードを電力供給対応制御モードとする。そして、第1運転制御装置15Aは、第1かご12Aを加速させる。このときの第1運転制御装置15Aからの速度指令値は、加加速指令(ジャーク)から一定加速に繋がるような過渡状態に対応した速度指令値である。
この後、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VMを超えるまで、第1かご12Aを加速させる。なお、第1運転制御装置15Aは、第1かご12Aの加速中にコンバータ102の出力電圧が基準電圧VMまで上昇しない場合においても、第1エレベータ1Aのかご速度を予め定められた上限速度(例えば、調速器の作動速度未満の速度)に制限する。
そして、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VMを超えたことを確認すると(時刻t3)、第1かご12Aを一定速度で走行させる。かご速度が一定速度のときには、第1エレベータ1Aから生じる回生電力が増加するため、コンバータ102の出力電圧が上昇する。
また、第1及び第2かご12A,12Bがいずれも一定速度で走行している場合には、コンバータ102の出力電圧が一時的に一定となる。ここで、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VMを超えた後(時刻t3以降)は、第1エレベータ1Aからの回生電力によって、力行運転中の第2エレベータ1Bの消費電力が補われる。
この後、第2かご12Bの減速が開始されると(時刻t4)、第2エレベータ1Bの消費電力が減少することにより、コンバータ102の出力電圧が上昇する。そして、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VH以上になったことを確認すると(時刻t5)、第2エレベータ1Bが第2かご12Bの減速を開始したと判断する。
このときに、第1運転制御装置15Aは、第1かご12Aの減速を開始して、第1かご12Aを最寄階へ停止させる。そして、第1運転制御装置15Aは、第1エレベータ1Aの制御モードを電力供給対応制御モードから通常制御モードに切り替える。従って、第1運転制御装置15Aは、第2エレベータ1Bの力行運転の終了に伴って、電力供給対応制御モードでの制御を終了する。
図4は、図1の第1運転制御装置15Aの回生運転実行制御に関する動作を示すフローチャートである。なお、図4では、コンバータ102の出力電圧を、単に「出力電圧」と示す。図4において、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VL以下であるか否かを確認する(ステップS1)。
このときに、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VL以下であることを確認した場合に、第1エレベータ1Aが運転待機中であるか否か、即ち通常運転中を行っていないかどうかを確認する(ステップS2)。そして、第1運転制御装置15Aは、第1エレベータ1Aが運転待機中であることを確認した場合に、第1エレベータ1Aが回生運転可能か否かを確認する(ステップS3)。
ここで、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VL以下でない、第1エレベータ1Aが運転待機中でない、又は第1エレベータ1Aが回生運転不可であることを確認した場合に(ステップS1〜S3のNO方向)、第1エレベータ1Aの通常運転又は運転待機を継続させる(ステップS4)。そして、第1運転制御装置15Aは、同様の動作を繰り返す。
他方、第1運転制御装置15Aは、第1エレベータ1Aが回生運転可能であることを確認した場合(ステップS3のYES方向)に、第1エレベータ1Aの制御モードを電力供給対応制御モードとするとともに、第1かご12Aの加速を開始する(ステップS5)。この後、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VM以上であるか否かを確認し(ステップS6)、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VM以上となるまで、第1かご12Aの加速を続ける。
そして、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VM以上となったことを確認した場合に、第1かご12Aの走行を一定速走行へ移行させる(ステップS7)。この後、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VH以上であるか否かを確認し(ステップS8)、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VH以上となるまで、第1かご12Aの一定速走行を続ける。
そして、第1運転制御装置15Aは、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VH以上となったことを確認した場合に、第1かご12Aの減速を開始するとともに、第1かご12Aをその最寄り階に停止させる(ステップS9)。この後、第1運転制御装置15Aは、同様の動作を繰り返す。なお、第2運転制御装置15Bの動作は、第1運転制御装置15Aの動作と同様であり、図4に示す動作において、第1エレベータ1Aと第2エレベータ1Bとを入れ替えた動作である。
上記のようなエレベータの制御装置によれば、第1及び第2運転制御装置15A,15Bは、それぞれ他エレベータが力行運転を開始したことを検出し、自エレベータが回生運転可能であることを確認したときに、自エレベータの回生運転を実行する。そして、第1及び第2運転制御装置15A,15Bは、その回生運転に伴って第1又は第2モータ8A,8Bから生じる回生電力を、第1又は第2インバータ2A,2Bを介して他エレベータに供給する。この構成により、群管理制御を行わずにエレベータシステム全体の省エネルギ化を図ることができるとともに、従来のエレベータシステムのような群管理装置が不要となることにより製造コストを低減させることができる。
また、群管理制御を行わずにエレベータシステム全体の省エネルギ化が図られるので、昇降路が比較的離れて配置された複数のエレベータや、建物が異なる複数のエレベータ等(即ち、一般的に群管理制御の対象とはならない複数のエレベータ)をエレベータシステムとした場合にも、省エネルギ化を図ることができる。即ち、省エネルギ化の適用範囲を従来のものよりも広げることができる。
さらに、第1及び第2運転制御装置15A,15Bは、それぞれ第1及び第2電圧検出器4A,4Bを介して、第1及び第2コンデンサ3A,3Bの充電電圧を監視し、その監視している第1及び第2コンデンサ3A,3Bの充電電圧の変動状況に基づいて他エレベータの運転状況を判断する。この構成により、第1及び第2コンデンサ3A,3Bの充電電圧と等価なコンバータ102の出力電圧の変動状況によって、第1及び第2運転制御装置15A,15B間で通信を行わなくても、第1及び第2運転制御装置15A,15Bが間接的に他エレベータの運転状況を監視可能となる。この結果、比較的簡素な構成とすることができ、製造コストを抑えることができる。
また、第1及び第2運転制御装置15A,15Bは、第1及び第2コンデンサ3A,3Bの充電電圧に基づいて、他エレベータの力行運転に要する消費電力を算出する。そして、第1及び第2運転制御装置15A,15Bは、他エレベータの力行運転に要する消費電力と自エレベータの回生運転によって生じる回生電力とが等しくなるように、自エレベータの回生運転におけるかごの走行速度を決定する。この構成により、他エレベータの運転状況の監視と、自エレベータの回生運転におけるかごの走行速度の決定とのそれぞれについて、第1及び第2運転制御装置15A,15Bが単一の判断基準で演算処理することができる。
さらに、第1及び第2運転制御装置15A,15Bは、他エレベータの力行運転が終了したことを確認した際に、自エレベータのかごを最寄り階に停止させる。この構成により、他エレベータの力行運転に利用されない余分な回生電力の発生を抑えることができ、より効率的に省エネルギ化を図ることができる。
なお、実施の形態1では、エレベータシステム100が第1及び第2エレベータ1A,1Bの2台のエレベータによって構成されていた。しかしながら、この例に限定するものではなく、エレベータシステムが3台以上のエレベータによって構成されていてもよい。この場合、運転制御装置が、全ての他エレベータの消費電力の総和を算出し、その算出した消費電力の総和と自エレベータの回生運転によって生じる回生電力とが等しくなるように、自エレベータの回生運転におけるかご速度を決定すればよい。
また、実施の形態1では、図4のステップS6,S7に示すように、コンバータ102の出力電圧に応じて回生運転中のかごの走行速度を動的に変化させた。しかしながら、この例に限定するものではなく、図4のステップS6を省略して、回生運転中のかごを予め設定された速度で走行させることもできる。この場合、予め設定する速度は、他エレベータの利用状況から求めた平均的な積載量でかごが走行したときの他エレベータの消費電力と、自エレベータから発生する回生電力とが同等となるような速度としてもよい。これによって、運転制御装置の演算処理を簡略化することができる。
さらに、実施の形態1では、図4のステップS8,S9に示すように、コンバータ102の出力電圧に応じて回生運転中におけるかごの走行距離を動的に変化させた。しかしながら、この例に限定するものではなく、図4のステップS8,S9を省略して、かごの走行距離を所定距離とし、その所定距離走行後のかご位置の最寄り階にかごを停止させてもよい。この場合、所定距離走は、他エレベータの利用状況から求めた平均的な移動距離としてもよい。これによっても、運転制御装置の演算処理を簡略化することができる。
また、実施の形態1では、図4のステップS8,S9に示すように、コンバータ102の出力電圧に応じて回生運転中におけるかごの走行距離を動的に変化させた。しかしながら、この例に限定するものではなく、図4のステップS8,S9を省略して、予め設定された時間だけ自エレベータの回生運転を実行してもよい。この場合、予め設定する時間は、他エレベータの利用状況から求めた平均的な移動時間としてもよい。これによっても、運転制御装置の演算処理を簡略化することができる。
さらに、実施の形態1では、第1及び第2エレベータ1A,1Bのそれぞれがコンデンサ3A、3B、回生抵抗5A、4B、回生スイッチ6A、5Bを有していた。しかしながら、第2エレベータ1Bの回生電力は、第1回生抵抗5A及び第1回生スイッチ6Aを用いて消費することができるため、第2回生抵抗5B及び第2回生スイッチ6Bを省略することができる。これと同様に、第1コンデンサ3Aによってコンバータ102の出力電圧が平滑化されるので、第2コンデンサ3Bも省略することができる。よって、複数のエレベータで、共通の回生抵抗、回生スイッチ及びコンデンサを用いてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1の第1及び第2運転制御装置15A,15Bは、コンバータ102の出力電圧の変動状況に基づいて、回生運転における自エレベータのかごの走行開始・走行停止を制御した。これに対して、実施の形態2の第1及び第2運転制御装置215A,215Bは、実施の形態1と同様のコンバータ102の出力電圧の変動状況と、外部から受けた他エレベータの運転情報とに基づいて、回生運転における自エレベータのかごの走行開始・走行停止を制御する。
図5は、この発明の実施の形態2によるエレベータシステムを示す構成図である。図5において、実施の形態2では、実施の形態1における第1及び第2運転制御装置15A,15Bに代えて、それぞれ第1及び第2運転制御装置215A,215Bが用いられる。第1及び第2運転制御装置215A,215Bは、互いに通信可能になっている。
図6は、図5の第1運転制御装置215Aを示すブロック図である。図6において、実施の形態2では、起動判断手段21に代えて、起動判断手段221が用いられる。起動判断手段221は、第1エレベータ1Aの運転情報を第2運転制御装置215Bの起動判断手段(図示せず)に送る。これとともに、起動判断手段221は、第2エレベータ1Bの運転情報を第2運転制御装置215Bの起動判断手段から受ける。即ち、第1及び第2運転制御装置215A,215Bは、互いに自エレベータの運転情報を送受信する。
ここで、第1及び第2運転制御装置215A,215Bの起動判断手段221は、自エレベータのかごの走行開始から一定速走行までの状態と、自エレベータの走行中のかごの減速開始から停止までの状態とを表す接点信号(ON/OFFの信号)を、運転情報として送受信する。例えば、接点がON状態の場合には、自エレベータのかごの走行開始から一定速走行までの状態を表し、接点がOFF状態の場合には、自エレベータの走行中のかごが減速開始から停止中までの動作を表す。即ち、1つの接点信号で1つのかごの走行状態を表している。なお、エレベータの運転情報の送受信に関して、シリアル通信等を用いてもよい。ただし、製造コストを低減させるためには、かごの走行開始・走行停止を表す接点信号のみを送受信する構成が好ましい。
なお、第2運転制御装置215Bの機能は、第1運転制御装置215Aの機能と同様である。また、第1及び第2運転制御装置215A,215Bの他の機能は、それぞれ実施の形態1の第1及び第2運転制御装置15A,15Bの機能と同様である。さらに、起動判断手段221の他の機能は、実施の形態1の起動判断手段21の機能と同様である。また、第1及び第2運転制御装置215A,215B以外のエレベータシステム100の構成は、実施の形態1のエレベータシステム100の構成と同様である。
次に、第1運転制御装置215Aの動作について説明する。図7は、図5の第1運転制御装置215Aの回生運転実行制御に関する動作を示すフローチャートである。第1運転制御装置215Aは、図7における図4と同一の符号を付したステップについては、実施の形態1の第1運転制御装置15Aと同様の動作を行う。また、図7では、実施の形態1におけるステップS1の前にステップS201が追加され、実施の形態1におけるステップS8がステップS208に変更されている。ここでは、実施の形態1との違いについてのみ説明する。
図7において、第1運転制御装置215Aは、第2運転制御装置215Bからの第2エレベータ1Bの運転情報に基づいて、第2かご12B(他エレベータのかご)が走行を開始したか否かを確認する(ステップS201)。このときに、第1運転制御装置215Aは、第2かご12Bが走行を開始していないことを確認した場合には、通常運転又は運転待機を継続する(ステップS4)。これに対して、第1運転制御装置215Aは、第2かご12Bが走行を開始したことを確認した場合には、コンバータ102の出力電圧が基準電圧VL以下であるか否かを確認する(ステップS1)。
また、第1運転制御装置215Aは、第1かご12Aの走行を一定速走行へ移行させた後(ステップS7の後)に、第2運転制御装置215Bからの第2エレベータ1Bの運転情報に基づいて、第2かご12Bが減速を開始したか否かを確認し(ステップS208)、第2かご12Bが減速を開始するまで、第1かご12Aの一定速走行を続ける。そして、第1運転制御装置15Aは、第2かご12Bが減速を開始したことを確認した場合に、第1かご12Aの減速を開始するとともに、第1かご12Aをその最寄り階に停止させる(ステップS9)。他の動作は、実施の形態1と同様である。また、第2運転制御装置215Bの動作は、第1運転制御装置215Aの動作と同様である。
上記のようなエレベータの制御装置によれば、第1及び第2運転制御装置215A,215Bは、他エレベータの運転情報を用いて、他エレベータのかごの走行開始・走行停止を判断する。この構成により、実施の形態1とは異なり、第1及び第2運転制御装置215A,215Bがコンバータ102を介さずに他エレベータのかごの走行開始・走行停止を直接的に判断可能となることから、第2エレベータ1Bの運転状況についての判断の精度を向上させることができる。
また、第1及び第2運転制御装置215A,215Bは、他エレベータの運転情報に基づいて、他エレベータのかごの走行開始時刻を認識する。このため、基準電圧VLの値を基準電圧VMよりもやや小さい値(即ち、実施の形態1の基準電圧VLの値よりも大きな値)に設定することにより、第1及び第2運転制御装置215A,215Bが、他エレベータの力行運転の開始を実施の形態1よりも早期に検出可能となる。この結果、先の図3における時刻t1から時刻t2までの時間を短縮可能となり、実施の形態1よりも効率的に省エネルギ化を図ることができる。
ここで、実施の形態1では、第1及び第2運転制御装置15A,15Bが他エレベータについての動作を確認する際に、電源電圧変動や外乱の影響等を受けて誤動作しないように、ある程度マージンを確保して基準電圧VL,VHを設定する必要がある。これに対して、実施の形態2では、第1及び第2運転制御装置215A,215Bがコンバータ102を介さずに他エレベータのかごの走行開始・走行停止を直接的に判断可能となることから、実施の形態1のようなマージンを不要とすることができる。これとともに、他エレベータのかごの減速開始を確認するための基準電圧VHに関する設定を不要とすることができる。
なお、実施の形態2では、エレベータシステム100が第1及び第2エレベータ1A,1Bの2台のエレベータによって構成されていた。しかしながら、この例に限定するものではなく、エレベータシステムが3台以上のエレベータによって構成されていてもよい。この場合、それぞれの運転制御装置が、全ての他エレベータの運転制御装置に、自エレベータの運転情報を送ればよい。
また、実施の形態2では、自エレベータ及び他エレベータのかごの走行開始・走行停止に関する情報を、エレベータの運転情報とする例について説明した。しかしながら、この例に限定するものではなく、かご速度及びかご負荷(かご積載量)の情報を、かごの走行開始・走行停止に関する情報に加えて、又はかごの走行開始・走行停止に関する情報に代えて、エレベータの運転情報としてもよい。
この場合、運転制御装置が、他エレベータのかご速度及びかご負荷を取得し、その取得したかご速度及びかご負荷に基づいて、他エレベータの力行運転開始を検出可能となる。即ち、コンバータ102の出力電圧の変動状況(第1及び第2コンデンサ3A,3Bの充電電圧の変動状況)に代えて、他エレベータの運転情報に基づいて、運転制御装置が、他エレベータの運転状況を判別(監視)することができる。
これとともに、運転制御装置が、その取得したかご速度及びかご負荷に基づいて、他エレベータの消費電力を算出可能となる。そして、運転制御装置が、自エレベータのかご速度の決定に関する動作を、算出した他エレベータの消費電力に基づいて実行してもよい。即ち、運転制御装置は、算出した他エレベータについての消費電力と、自エレベータの回生電力との差が小さくなるように自エレベータのかご速度を決定する。
また、実施の形態1,2では、自エレベータが呼びに対して応答中の場合には、力行運転中の他エレベータに対して、電力供給を行わなかった。しかしながら、この例に限定するものではなく、自エレベータが呼びに対して応答中の場合に、区間的に回生運転が可能であれば、その区間だけ、力行運転中の他エレベータに電力供給してもよい。この場合には、力行運転中の他エレベータの消費電力を部分的に補うことができ、より効率的に省エネルギ化を図ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、例えば自エレベータが呼び登録に応答中である場合等には、通常制御モードが優先されているため、自エレベータの制御モードを電力供給対応制御モードに切替不可となり、力行運転中の他エレベータへ自エレベータからの回生電力を供給できなかった。これに対して、実施の形態3では、自エレベータの制御モードを電力供給対応制御モードに切替不可な場合には、蓄電装置300に蓄えられた電力が第2インバータ2Bに供給される。
図8は、この発明の実施の形態3によるエレベータシステムを示す構成図である。図8において、実施の形態3の第1エレベータ1Aは、蓄電装置300をさらに有している。蓄電装置300は、第1又は第2エレベータ1A,1Bが回生運転を行った際に、その回生運転に伴って生じた回生電力を蓄電する。蓄電装置300には、例えば、リチウムイオン蓄電池若しくはニッケル水素電池等の蓄電池、又は電気二重層コンデンサ若しくはスーパーキャパシタ等のコンデンサが用いられる。
また、実施の形態3では、実施の形態1の第1運転制御装置15Aに代えて、第1運転制御装置315Aが用いられる。第1運転制御装置315Aは、蓄電装置300の蓄電電圧(蓄電量)を監視するとともに、蓄電装置300の蓄電・放電(充放電)を制御する。第1運転制御装置315Aの他の機能については、実施の形態1の第1運転制御装置15Aと同様である。
次に、第1運転制御装置315Aによる蓄電装置300の蓄電・放電の制御について、具体的に説明する。第1運転制御装置315Aは、第1又は第2エレベータ1A,1Bの回生運転に伴って生じた回生電力を蓄電装置300に蓄電させる。また、第1運転制御装置315Aは、蓄電電力が蓄電装置300の蓄電容量を超えたときには、蓄電装置300の蓄電動作を停止し、第1又は第2エレベータ1A,1Bの回生電力を第1回生抵抗5Aに消費させる。
さらに、第1運転制御装置315Aは、第2エレベータ1Bの力行運転を検出した場合で、かつ第1エレベータ1Aが電力供給対応制御モードでの回生運転が不可能なことを確認した場合には、蓄電装置300の蓄電電圧(蓄電量)を確認する。このときに、第1運転制御装置315Aは、蓄電装置300の蓄電電圧が所定値よりも小さいことを確認した場合には、蓄電装置300の放電を行わずに待機する。
これに対して、第1運転制御装置315Aは、蓄電装置300の蓄電電圧が所定値以上であることを確認した場合には、蓄電装置300を放電させて、蓄電装置300の蓄電電力を第2エレベータ1Bに供給する。また、第1運転制御装置315Aは、蓄電装置300を放電させた後に、コンバータ102の出力電圧が予め設定された放電停止電圧以上となったか否かを確認する。
そして、第1運転制御装置315Aは、コンバータ102の出力電圧が予め設定された放電停止電圧以上となったことを確認した場合に、蓄電装置300の放電を停止する。ここで、放電停止電圧の値は、第2エレベータ1Bの力行運転の終了時点のコンバータ102の出力電圧に対応する値である。なお、放電停止電圧の値は、第1エレベータ1Aの運転状況に応じて変動する値であってもよい。
次に、第1運転制御装置315Aの動作について説明する。図9は、図8の第1運転制御装置315Aの回生運転実行制御に関する動作を示すフローチャートである。第1運転制御装置315Aは、図9における図4と同一の符号を付したステップについては、実施の形態1の第1運転制御装置15Aと同様の動作を行う。また、図9では、実施の形態1におけるステップS2,S3のそれぞれのNO方向の動作の後に、ステップS301〜S304が追加されている。ここでは、実施の形態1との違いについてのみ説明する。
図9において、第1運転制御装置315Aは、第2エレベータ1Bが力行運転を開始したことを検出した後に、第1エレベータ1Aが運転待機中でないこと、又は第1エレベータ1Aが回生運転不可であることを確認した場合(ステップS2,3のNO方向)に、蓄電装置300の蓄電電圧が所定値以上であるか否かを確認する(ステップS301)。
このときに、第1運転制御装置315Aは、蓄電装置300の蓄電電圧が所定値未満であることを確認した場合には、第1エレベータ1Aの通常運転又は運転待機を継続させ(ステップS4)、同様の動作を繰り返す。一方、第1運転制御装置315Aは、蓄電装置300の蓄電電圧が所定値以上であることを確認した場合には、蓄電装置300の放電を開始し、蓄電装置300の蓄電電力を第2エレベータ1Bに供給する(ステップS302)。
そして、第1運転制御装置315Aは、蓄電装置300の放電を開始した後に、コンバータ102の出力電圧が放電停止電圧以上であるか否かを確認する(ステップS303)。このときに、第1運転制御装置315Aは、コンバータ102の出力電圧が放電停止電圧以上となったことを確認するまで蓄電装置300の放電を継続する。そして、第1運転制御装置315Aは、コンバータ102の出力電圧が放電停止電圧以上となったことを確認した場合に、蓄電装置300の放電を終了し(ステップS304)、同様の動作を繰り返す。
上記のようなエレベータの制御装置によれば、第1運転制御装置315Aは、蓄電装置300の蓄電・放電を制御する。そして、第1運転制御装置315Aは、第2エレベータ1Bの力行運転時の消費電力を第1エレベータ1Aの回生運転による電力供給で補えない場合には、蓄電装置300に事前に蓄えられた電力を第2エレベータ1Bに供給し、第2エレベータ1Bの力行運転時の消費電力を補う。この構成により、第1エレベータ1Aの回生運転を実行不可な場合であっても、第2エレベータ1Bの力行運転時の消費電力が減少することにより、実施の形態1,2に比べて、より効率的に省エネルギ運転を実現することができる。
なお、実施の形態3では、実施の形態1の第1エレベータ1Aが蓄電装置300を有していたが、実施の形態2の第1エレベータ1Aが蓄電装置300を有していてもよい。この場合、第1運転制御装置315Aは、図10に示す動作を実行すればよい。なお、図10は、図7に示す実施の形態2の第1運転制御装置215Aの動作に、図9に示すステップS301〜S304を追加したものである。
また、図9,10に示した例では蓄電装置による電力供給よりも、エレベータの回生運転による電力供給を優先する例について示したが、蓄電装置による電力供給を優先するようにしてもよい。この場合、例えば、図9におけるステップS1のYES方向の後にステップS301を先に実行し、蓄電装置300の蓄電電圧が所定値未満である場合に、ステップS2,3を実行すればよい。
さらに、実施の形態3では、蓄電装置300を第1エレベータ1Aにのみ設けた構成について説明した。しかしながら、蓄電装置300は、第2エレベータ1Bにも設けてもよい。また、第1及び第2エレベータ1A,1Bで共通の蓄電装置を用いてもよい。
また、実施の形態1〜3では、第1モータ制御装置14A及び第1運転制御装置15Aが別々のコンピュータによって構成されていたが、同一のコンピュータによって構成されていてもよい。これと同様に、第2モータ制御装置14B及び第2運転制御装置15Bについても同一のコンピュータによって構成されていてもよい。つまり、第1モータ制御装置14A及び第1運転制御装置15Aの機能を統合し、第2モータ制御装置14B及び第2運転制御装置15Bの機能を統合してもよい。
1A 第1エレベータ(自エレベータ)、1B 第2エレベータ(他エレベータ)、2A 第1インバータ、2B 第2インバータ、3A 第1コンデンサ、3B 第2コンデンサ、4A 第1電圧検出器(充電電圧検出手段)、4B 第2電圧検出器(充電電圧検出手段)、8A 第1モータ(電動機)、8B 第2モータ(電動機)、12A 第1かご、12B 第2かご、13A 第1釣合錘、13B 第2釣合錘、15A,215A,315A 第1運転制御装置、15B,215B 第2運転制御装置、100 エレベータシステム、102 コンバータ、300 蓄電装置。

Claims (7)

  1. 共通直流電源をなすコンバータを共有しエレベータシステムを構成する複数のエレベータに個別に設けられるエレベータの制御装置であって、
    前記コンバータから直流電力を受けて、その受けた直流電力を、電動機の駆動用の交流電力に変換するインバータと、
    前記インバータを介して前記電動機の駆動を制御し、前記複数のエレベータのうち自身が属する自エレベータの運転を制御するエレベータ制御部と
    を備え、
    前記エレベータ制御部は、前記複数のエレベータのうち前記自エレベータ以外の他エレベータの運転状況を監視し、前記他エレベータが力行運転を開始したことを検出した場合に、前記自エレベータが回生運転可能か否かを確認し、前記自エレベータが回生運転可能であることを確認したときに、前記自エレベータの回生運転を実行し、その回生運転に伴って前記電動機から生じる回生電力を、前記インバータから前記他エレベータに供給する
    ことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 前記コンバータと前記自エレベータに属するインバータとの間に並列に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサの充電電圧を検出するための充電電圧検出手段と
    をさらに備え、
    前記エレベータ制御部は、前記充電電圧検出手段を介して前記コンデンサの充電電圧を監視し、監視している前記コンデンサの充電電圧の変動状況に基づいて前記他エレベータの運転状況を監視する
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記エレベータ制御部は、
    前記他エレベータのかごの走行開始・走行停止に関する情報を前記他エレベータに属するエレベータ制御部から受け、
    前記他エレベータのかごの走行開始・走行停止に関する情報を用いて、回生運転における前記自エレベータのかごの走行開始・走行停止を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記エレベータ制御部は、監視している前記コンデンサの充電電圧に基づいて、前記他エレベータの力行運転に要する消費電力を算出し、前記自エレベータの回生運転によって生じる回生電力が、算出した前記消費電力と等しくなるように、回生運転における前記自エレベータのかごの走行速度を決定する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のエレベータの制御装置。
  5. 前記エレベータ制御部は、
    前記他エレベータのかごの負荷及び走行速度に関する情報を前記他エレベータに属するエレベータ制御部から受け、
    前記他エレベータのかごの負荷及び走行速度に関する情報に基づいて、全ての前記他エレベータについて力行運転に要する消費電力を算出し、その算出した全ての前記他エレベータの消費電力の総和を算出し、
    前記自エレベータの回生運転を実行する際に、算出した全ての前記他エレベータ消費電力の総和と前記自エレベータの回生電力とが等しくなるように、回生運転における前記自エレベータのかごの走行速度を決定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  6. 前記エレベータ制御部は、前記他エレベータの力行運転の終了を確認した際に、回生運転における前記自エレベータのかごを最寄り階に停止させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  7. 前記コンバータと前記インバータとの間に並列に接続され前記自エレベータ及び前記他エレベータの回生運転によって生じる回生電力を蓄電する蓄電装置
    をさらに備え、
    前記エレベータ制御部は、前記蓄電装置の充放電を制御し、前記他エレベータが力行運転を開始したことを検出した場合に、前記自エレベータが回生運転実行不可であることを確認したときに、前記蓄電装置に蓄えられた電力を、前記蓄電装置から前記他エレベータに供給する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
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