JP2010157426A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池の出力制限要求がある燃料電池システムにおいて、燃料電池の劣化抑制と、システム効率の維持と、の双方を実現させる。
【解決手段】反応ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池2と、燃料電池2への反応ガスの供給流量を制御する流量制御手段6と、を備え、第1の運転モードと、この第1の運転モードよりも低効率の第2の運転モードと、の間で運転切替を行う燃料電池システム1である。流量制御手段6は、出力制限要求がない場合に、第1の運転モードにおいて燃料電池2の出力電圧を高電位回避電圧以下に抑制するように反応ガスの供給流量を制御する一方、出力制限要求がある場合にのみ、燃料電池2の出力電圧を高電位回避電圧以下に維持しながら第1の運転モードから第2の運転モードへの運転切替を行うように反応ガスの供給流量を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】反応ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池2と、燃料電池2への反応ガスの供給流量を制御する流量制御手段6と、を備え、第1の運転モードと、この第1の運転モードよりも低効率の第2の運転モードと、の間で運転切替を行う燃料電池システム1である。流量制御手段6は、出力制限要求がない場合に、第1の運転モードにおいて燃料電池2の出力電圧を高電位回避電圧以下に抑制するように反応ガスの供給流量を制御する一方、出力制限要求がある場合にのみ、燃料電池2の出力電圧を高電位回避電圧以下に維持しながら第1の運転モードから第2の運転モードへの運転切替を行うように反応ガスの供給流量を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池システムに関する。
従来より、反応ガス(燃料ガス及び酸化ガス)の供給を受けて発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムが提案され、実用化されている。燃料電池は、水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化ガスとの電気化学反応を利用して発電を行うものであり、燃料ガスの供給を受けるアノードと、酸化ガスの供給を受けるカソードと、を有する単電池が複数積層されたスタック構造を備えている。
このような燃料電池システムにおいては、燃料電池の出力電圧が開放端電圧に近い状態が続くと、燃料電池を構成する膜・電極接合体(Membrane-Electrode Assembly:以下、「MEA」という)が劣化して寿命が短くなる場合がある。このため、現在においては、開放端電圧時における反応ガスの供給量を制御することにより、MEAの劣化を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、近年においては、測定した開放端電圧に基づいて、燃料電池の劣化判定や反応ガス供給量の制御を行う技術も提案されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
特開2007−48517号公報
特開2004−179003号公報
特開2007−234347号公報
ところで、燃料電池システムにおいては、燃料電池で発電した電力を電動機等に供給することにより、このシステムが搭載された燃料電池車両等の動力装置に特定のパフォーマンスを発現させているが、一方で、燃料電池で発電した電力を充電系統(二次電池やコンバータ等)に供給して余剰電力を蓄積させる場合がある。このように余剰電力を蓄積させる従来の燃料電池システムにおいては、燃料電池から充填系統への電力供給に制限がかかる場合等に、燃料電池の正味出力(以下、「FCネットパワー」という)を制限するための制御を行っていた。FCネットパワーは、燃料電池の発電電力から各種補機で消費される電力を減じた値である。
ここで、FCネットパワーを例えばPAからPBまで低減させる際に、図2に示すような高効率のPV曲線C1に沿って動作点を移動させると、FCネットパワーの低減に伴って燃料電池の出力電圧が理論起電圧(開放端電圧)近くまで上昇してしまうため、燃料電池の劣化が懸念される。一方、FCネットパワーをPAからPBまで低減させる際に、図2に示すような低効率のPV曲線C2に沿って動作点を移動させることも考えられる。しかし、低効率のPV曲線C2上の動作点における運転モード(低効率運転モード)は発熱損失が大きいため、この低効率運転モードが長期間続くとシステム効率が低下するおそれがあった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、燃料電池の出力制限要求がある燃料電池システムにおいて、燃料電池の劣化抑制と、システム効率の維持と、の双方を実現させることを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る燃料電池システムは、反応ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池と、この燃料電池への反応ガスの供給流量を制御する流量制御手段と、を備え、第1の運転モードと、この第1の運転モードよりも低効率の第2の運転モードと、の間で運転切替を行う燃料電池システムであって、流量制御手段は、出力制限要求がない場合に、第1の運転モードにおいて燃料電池の出力電圧を高電位回避電圧以下に抑制するように、反応ガスの供給流量を制御する一方、出力制限要求がある場合にのみ、燃料電池の出力電圧を高電位回避電圧以下に維持しながら第1の運転モードから第2の運転モードへの運転切替を行うように、反応ガスの供給流量を制御するものである。
かかる構成を採用すると、出力制限要求がない場合には、第1の運転モードにおいて燃料電池の出力電圧を高電位回避電圧以下に抑制するように、反応ガスの供給流量を制御することができる。また、出力制限要求がある場合(例えば燃料電池から充電系統への電力供給に制限がかかる場合)には、運転切替の際に燃料電池の出力電圧を高電位回避電圧以下に維持するように、反応ガスの供給流量を制御することができる。従って、燃料電池の劣化を抑制することができる。さらに、出力制限要求がある場合にのみ、第1の運転モードから低効率の第2の運転モードへの運転切替を行うように、反応ガスの供給流量を制御することができるので、システム効率を維持することができる。すなわち、本発明によれば、燃料電池の出力制限要求がある燃料電池システムにおいて、反応ガスの供給流量の制御により、燃料電池の劣化抑制と、システム効率の維持と、の双方を実現させることが可能となる。
本発明によれば、燃料電池の出力制限要求がある燃料電池システムにおいて、燃料電池の劣化抑制と、システム効率の維持と、の双方を実現させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る燃料電池システム1について説明する。本実施形態においては、本発明を燃料電池車両の車載発電システムに適用した例について説明することとする。
まず、図1〜図4を用いて、本発明の実施形態に係る燃料電池システム1の構成について説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1は、図1に示すように、反応ガス(酸化ガス及び燃料ガス)の供給を受けて電力を発生する燃料電池2、酸化ガスとしての空気を燃料電池2に供給する酸化ガス配管系3、燃料ガスとしての水素ガスを燃料電池2に供給する燃料ガス配管系4、システムの電力を充放電する電力系5、システム全体を統括制御する制御装置6等を備えている。
燃料電池2は、例えば固体高分子電解質型で構成され、多数の単電池を積層したスタック構造を備えている。燃料電池2の単電池は、イオン交換膜からなる電解質の一方の面にカソード極(空気極)を有し、他方の面にアノード極(燃料極)を有し、さらにカソード極及びアノード極を両側から挟みこむように一対のセパレータを有している。一方のセパレータの燃料ガス流路に燃料ガスが供給され、他方のセパレータの酸化ガス流路に酸化ガスが供給され、このガス供給により燃料電池2は電力を発生する。なお、燃料電池2としては、固体高分子電解質型のほか、燐酸型や熔融炭酸塩型等種々のタイプのものを採用することができる。
酸化ガス配管系3は、エアコンプレッサ31、酸化ガス供給路32、加湿モジュール33、カソードオフガス流路34、希釈器35、エアコンプレッサ31を駆動するモータM1等を有している。
エアコンプレッサ31は、制御装置6の制御指令で作動するモータM1の駆動力により駆動されて、図示していないエアフィルタを介して外気から取り込んだ酸素(酸化ガス)を燃料電池2のカソード極に供給する。酸化ガス供給路32は、エアコンプレッサ31から供給される酸素を燃料電池2のカソード極に導くためのガス流路である。燃料電池2のカソード極からはカソードオフガスが排出される。カソードオフガスには、燃料電池2の電池反応に供した後の酸素オフガスのほか、カソード極側で生成されるポンピング水素等が含まれる。このカソードオフガスは、燃料電池2の電池反応により生成された水分を含むため高湿潤状態となっている。
加湿モジュール33は、酸化ガス供給路32を流れる低湿潤状態の酸化ガスと、カソードオフガス流路34を流れる高湿潤状態のカソードオフガスと、の間で水分交換を行い、燃料電池2に供給される酸化ガスを適度に加湿する。カソードオフガス流路34は、カソードオフガスをシステム外に排気するためのガス流路であり、そのガス流路のカソード極出口付近にはエア調圧弁A1が配設されている。燃料電池2に供給される酸化ガスの背圧は、エア調圧弁A1によって調圧される。希釈器35は、水素ガスの排出濃度を予め設定された濃度範囲(環境基準に基づいて定められた範囲等)に収まるように希釈する。希釈器35には、カソードオフガス流路34の下流及び後述するアノードオフガス流路44の下流が連通しており、水素オフガス及び酸素オフガスは混合希釈されてシステム外に排気されることとなる。
燃料ガス配管系4は、燃料ガス供給源41、燃料ガス供給路42、燃料ガス循環路43、アノードオフガス流路44、水素循環ポンプ45、逆止弁46、水素循環ポンプ45を駆動するためのモータM2等を有している。
燃料ガス供給源41は、燃料電池2へ水素ガス等の燃料ガスを供給する手段であり、例えば高圧水素タンクや水素貯蔵タンク等によって構成される。燃料ガス供給路42は、燃料ガス供給源41から放出される燃料ガスを燃料電池2のアノード極に導くためのガス流路であり、そのガス流路には上流から下流にかけてタンクバルブH1、水素供給バルブH2、FC入口バルブH3等の弁が配設されている。タンクバルブH1、水素供給バルブH2及びFC入口バルブH3は、燃料電池2へと燃料ガスを供給(又は遮断)するためのシャットバルブであり、例えば電磁弁によって構成されている。
燃料ガス循環路43は、未反応燃料ガスを燃料電池2へ還流させるための帰還ガス流路であり、そのガス流路には上流から下流にかけてFC出口バルブH4、水素循環ポンプ45、逆止弁46が各々配設されている。燃料電池2から排出された低圧の未反応燃料ガスは、制御装置6の制御指令で作動するモータM2の駆動力により駆動される水素循環ポンプ45によって適度に加圧され、燃料ガス供給路42へ導かれる。燃料ガス供給路42から燃料ガス循環路43への燃料ガスの逆流は、逆止弁46によって抑制される。アノードオフガス流路44は、燃料電池2から排出された水素オフガスを含むアノードオフガスをシステム外に排気するためのガス流路であり、そのガス流路にはパージバルブH5が配設されている。
電力系5は、高圧DC/DCコンバータ51、バッテリ52、トラクションインバータ53、補機インバータ54、トラクションモータM3、補機モータM4等を備えている。
高圧DC/DCコンバータ51は、直流の電圧変換器であり、バッテリ52から入力された直流電圧を調整してトラクションインバータ53側に出力する機能と、燃料電池2又はトラクションモータM3から入力された直流電圧を調整してバッテリ52に出力する機能と、を有する。高圧DC/DCコンバータ51のこれらの機能により、バッテリ52の充放電が実現される。また、高圧DC/DCコンバータ51により、燃料電池2の出力電圧が制御される。
バッテリ52は、充放電可能な二次電池であり、種々のタイプの二次電池(例えばニッケル水素バッテリ等)により構成されている。バッテリ52は、図示していないバッテリコンピュータの制御によって余剰電力を充電したり補助的に電力を供給したりすることが可能になっている。燃料電池2で発電された直流電力の一部は、高圧DC/DCコンバータ51によって昇降圧され、バッテリ52に充電される。バッテリ52には、バッテリ52の充電状態(SOC:State Of Charge)を検出するSOCセンサ5aが取付けられている。なお、バッテリ52に代えて二次電池以外の充放電可能な蓄電器(例えばキャパシタ)を採用することもできる。
トラクションインバータ53及び補機インバータ54は、パルス幅変調方式のPWMインバータであり、与えられる制御指令に応じて燃料電池2又はバッテリ52から出力される直流電力を三相交流電力に変換してトラクションモータM3及び補機モータM4へ供給する。トラクションモータM3は、車輪7L、7Rを駆動するためのモータ(車両駆動用モータ)である。補機モータM4は、各種補機類を駆動するためのモータであり、エアコンプレッサ31を駆動するモータM1や水素循環ポンプ45を駆動するモータM2等を総称したものである。
制御装置6は、CPU、ROM、RAM等により構成され、入力される各センサ信号に基づき、当該システムの各部を統合的に制御する。具体的には、制御装置6は、アクセルペダル開度を検出するアクセルペダルセンサ6aやSOCセンサ5a等から送出される各センサ信号に基づいて、燃料電池2の出力要求電力を算出する。そして、制御装置6は、この出力要求電力に対応する出力電力を発生させるように燃料電池2の出力電圧及び出力電流を制御する。また、制御装置6は、トラクションインバータ53及び補機インバータ54の出力パルス幅等を制御して、トラクションモータM3及び補機モータM4を制御する。
本実施形態における制御装置6は、通常の(出力制限要求がない)条件下において、最高効率運転モードで燃料電池システム1の運転を行う。最高効率運転モードとは、システム効率(燃料電池システム1の系外に取り出された正味のエネルギを、燃料電池システム1に投入した水素エネルギで除した値)が最大となる運転モードを意味し、本発明における第1の運転モードの一実施形態に相当するものである。具体的には、制御装置6は、出力制限要求がない場合に、図2に示した最高効率PV曲線C1及び図3に示した最高効率IV曲線D1に沿って、燃料電池システム1の運転動作点を移動させる。
ここで、PV曲線とは、FCネットパワー(燃料電池2の発電電力から各種補機で消費される電力を減じた値)と燃料電池2の出力電圧との関係を表す曲線を意味し、IV曲線とは、燃料電池2の出力電流と出力電圧との関係を表す曲線を意味する。また、出力制限要求とは、FCネットパワーを制限するための指令に係る情報を意味する。出力制限要求は、例えば、燃料電池車両の停車中にバッテリ52のSOCが所定の制御中心よりも低下して充電が必要になった場合(図4の矢印E)や、何らかの理由により高圧DC/DCコンバータ51に通過制限がかかった場合等に出力される。
本実施形態における制御装置6は、このような最高効率運転モードで運転を行う際に、燃料電池2の出力電圧を、高電位回避電圧V1以下に抑制するように、反応ガスの供給流量を制御する。すなわち、制御装置6は、最高効率運転モードで運転を行う際に、エアコンプレッサ31及びエア調圧弁A1を制御してエアストイキ比を調整することにより、最高効率PV曲線C1及び最高効率IV曲線D1における高電位回避電圧V1以下の領域で動作点を移動させる。ここで、エアストイキ比とは、燃料電池2に投入したエア量を、燃料電池2の反応に必要な酸素量を含むエア量で除した値を意味する。
また、本実施形態における制御装置6は、出力制限要求がある場合に、燃料電池2の出力電圧を高電位回避電圧V1以下に維持しながら、最高効率運転モードから低効率運転モードへの運転切替を行うように、反応ガスの供給流量を制御する。低効率運転モードとは、システム効率が低い運転モードを意味し、本発明における第2の運転モードの一実施形態に相当するものである。具体的には、制御装置6は、出力制限要求がある場合に、エアコンプレッサ31及びエア調圧弁A1を制御してエアストイキ比を調整することにより、動作点Aから、図2に示した低効率PV曲線C2上及び図3に示した低効率IV曲線D2上の動作点Bへと、運転動作点を移動させる。
仮に、FCネットパワーを図2に示したPAからPBまで低減させる際に、最高効率PV曲線C1及び最高効率IV曲線D1に沿って運転動作点を移動させると、図3に示すように、FCネットパワーの低減に伴って燃料電池2の出力電圧が理論起電圧(開放端電圧)近くまで上昇してしまう(動作点C)ため、燃料電池2の劣化が懸念される。これに対し、本実施形態においては、出力制限要求を受けてFCネットパワーをPAからPBまで低減させる際に、図2の動作点Aから動作点Bにいたる直線に沿って運転動作点を移動させるため、燃料電池2の出力電圧を高電位回避電圧V1以下に抑制することができる。制御装置6は、本発明における流量制御手段の一実施形態に相当するものである。
以上説明した実施形態に係る燃料電池システム1においては、出力制限要求がない場合に、最高効率運転モードにおいて燃料電池2の出力電圧を高電位回避電圧V1以下に抑制するように、反応ガスの供給流量を制御することができる。また、出力制限要求がある場合には、運転切替の際に燃料電池2の出力電圧を高電位回避電圧V1以下に維持するように、反応ガスの供給流量を制御することができる。従って、燃料電池2の劣化を抑制することができる。さらに、出力制限要求がある場合にのみ、最高効率運転モードから低効率運転モードへの運転切替を行うように、反応ガスの供給流量を制御することができるので、システム効率を維持することができる。すなわち、本実施形態に係る燃料電池システム1においては、反応ガスの供給流量の制御により、燃料電池2の劣化抑制と、システム効率の維持と、の双方を実現させることが可能となる。
なお、以上の実施形態においては、エアコンプレッサ31及びエア調圧弁A1を制御してエアストイキ比を調整することにより、運転モード切替や運転動作点の移動を実現させた例を示したが、水素供給バルブH2やFC入口バルブH3を制御して水素ストイキ比を調整することにより、運転モード切替や運転動作点の移動を実現させることもできる。
また、以上の実施形態においては、本発明に係る燃料電池システムを燃料電池車両に搭載した例を示したが、燃料電池車両以外の各種移動体(ロボット、船舶、航空機等)に本発明に係る燃料電池システムを搭載することもできる。また、本発明に係る燃料電池システムを、建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用発電システムに適用してもよい。
1…燃料電池システム、2…燃料電池、6…制御装置(流量制御手段)、C1…最高効率PV曲線、C2…低効率PV曲線。
Claims (1)
- 反応ガスの供給を受けて発電を行う燃料電池と、前記燃料電池への前記反応ガスの供給流量を制御する流量制御手段と、を備え、第1の運転モードと、前記第1の運転モードよりも低効率の第2の運転モードと、の間で運転切替を行う燃料電池システムであって、
前記流量制御手段は、出力制限要求がない場合に、前記第1の運転モードにおいて前記燃料電池の出力電圧を高電位回避電圧以下に抑制するように、前記反応ガスの供給流量を制御する一方、出力制限要求がある場合にのみ、前記燃料電池の出力電圧を前記高電位回避電圧以下に維持しながら前記第1の運転モードから前記第2の運転モードへの運転切替を行うように、前記反応ガスの供給流量を制御するものである、
燃料電池システム。
Priority Applications (1)
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JP2008334933A JP2010157426A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 燃料電池システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012253023A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Belenos Clean Power Holding Ag | ハイブリッドシステムの動作を管理する方法 |
JP2013004387A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池システム及び該システム搭載車両 |
JP2015095306A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システムおよび燃料電池車両、燃料電池システムの制御方法 |
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2008
- 2008-12-26 JP JP2008334933A patent/JP2010157426A/ja active Pending
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JP2012253023A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Belenos Clean Power Holding Ag | ハイブリッドシステムの動作を管理する方法 |
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