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JP2010151851A - 表示装置 - Google Patents

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JP2010151851A
JP2010151851A JP2008306475A JP2008306475A JP2010151851A JP 2010151851 A JP2010151851 A JP 2010151851A JP 2008306475 A JP2008306475 A JP 2008306475A JP 2008306475 A JP2008306475 A JP 2008306475A JP 2010151851 A JP2010151851 A JP 2010151851A
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Application number
JP2008306475A
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English (en)
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Tsutomu Ishii
努 石井
Yoshinori Funayama
欣能 舩山
Daichi Usui
大地 碓井
Hajime Takeuchi
肇 竹内
Yasuhiro Shirakawa
康博 白川
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Toshiba Corp
Toshiba Materials Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Materials Co Ltd
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Abstract

【課題】薄型・軽量で輝度や色再現性のような表示特性に優れた表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光発生源と、青色、緑色、赤色の各蛍光体BGRが所定のパターンで配列された蛍光体スクリーンを備えており、青色蛍光体は、式:(Sr1−x−y−z,Ba,Ca,Eu(POCl(0≦x<0.3、0≦y<0.3、0.001<z<0.2)で表される組成を有する。また、緑色蛍光体は、式:(Ba1−x,Eu)(Mg1−y,Mn)Al1017(0.04<x<0.5、0.1<y<0.6)で表される組成を有する。さらに、赤色蛍光体は、式:(La1−x−y,Eu,SmS(0.01<x<0.2、0≦y≦0.2)で表される組成を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、近紫外レーザー光によって励起されて発光する蛍光体スクリーンを備えた表示装置に関する。
近年、画像あるいは映像の表示装置は、陰極線管(CRT)に代わり、液晶表示装置やプラズマディスプレイのような薄型表示装置に移行しつつある。しかし、このような薄型表示装置は、動画対応のような表示特性や寿命の点では未だ十分とはいえなかった。
また、表示装置としては、高輝度LEDや紫外線を発光するLED等により蛍光体を発光させ、蛍光体スクリーンに画像を表示させるように構成された投射型表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、微結晶からなる蛍光体を配置した蛍光面を紫外線で走査しながら励起して発光するように構成された表示装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、これらの表示装置はいずれも、輝度や色再現性すなわち色再現域の広さの点で十分でなく、薄型・軽量でより表示特性に優れた表示装置が求められている。
特開平10−187062号公報 特開2000−49380号公報
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたもので、薄型・軽量で輝度や色再現性のような表示特性に優れた表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る表示装置は、波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光を発生する近紫外レーザー光発生源と、青色蛍光体層と緑色蛍光体層と赤色蛍光体層とが所定のパターンで配列されて形成された蛍光体スクリーンを備えた表示装置において、
前記青色蛍光体は、
一般式:(Sr1−x−y−z,Ba,Ca,Eu(POCl(式中、x、yおよびzは0≦x<0.3、0≦y<0.3、0.001<z<0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルカリ土類クロロ燐酸塩蛍光体と、
一般式:(Ba1−x,Eu)MgAl1017(式中、xは0<x<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルミン酸塩蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であることを特徴としている。
本発明の第2の態様に係る表示装置は、波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光を発生する近紫外レーザー光発生源と、青色蛍光体層と緑色蛍光体層と赤色蛍光体層とが所定のパターンで配列されて形成された蛍光体スクリーンを備えた表示装置において、
前記緑色蛍光体は、
一般式:(Ba1−x,Eu)(Mg1−y,Mn)Al1017(式中、xおよびyは0.04<x<0.5、0.1<y<0.6を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルミン酸塩蛍光体と、
一般式:(Sr2−x−y−z−w,Bax,Mgy,Mn,Eu)SiO(式中、x、y、zおよびwは0.05<x<1、0≦y<0.2、0≦z<0.009、0.03<w<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルカリ土類マグネシウム珪酸塩蛍光体と、
一般式:ZnS:Au,Aly(式中、xおよびyは0.0002≦x≦0.015、0.0001≦y≦0.0012を満たす数である)で表される組成を有する金およびアルミニウム付活硫化亜鉛蛍光体と、
一般式:(Sr1−x−y,Ca,Eu)Ga(式中、xおよびyは0≦x<0.2、0.005<y<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活硫化ストロンチウムガリウム蛍光体と、
一般式:(Sr3−x,Eu)SiAl(式中、x、y、z,vおよびwは0≦x<0.2、12<y<14、2<z<4、1<v<3、20<w<22を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活酸窒化ストロンチウムシリコンアルミニウム蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であることを特徴としている。
本発明の第3の態様に係る表示装置は、波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光を発生する近紫外レーザー光発生源と、青色蛍光体層と緑色蛍光体層と赤色蛍光体層とが所定のパターンで配列されて形成された蛍光体スクリーンを備えた表示装置において、
前記赤色蛍光体は、
一般式:(La1−x−y,Eu,SmS(式中、xおよびyは0.01<x<0.2、0≦y≦0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびサマリウム付活酸硫化ランタン蛍光体と、
一般式:(Ca1−x,Eu)AlSiN(式中、xは0.005<x<0.03を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活窒化カルシウムアルミニウムシリコン蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であることを特徴としている。
本発明の第4の態様に係る表示装置は、波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光を発生する近紫外レーザー光発生源と、青色蛍光体層と緑色蛍光体層と赤色蛍光体層とが所定のパターンで配列されて形成された蛍光体スクリーンとを備えた表示装置において、
前記青色蛍光体は、
一般式:(Sr1−x−y−z,Ba,Ca,Eu(POCl(式中、x、yおよびzは0≦x<0.3、0≦y<0.3、0.001<z<0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルカリ土類クロロ燐酸塩蛍光体と、
一般式:(Ba1−x,Eu)MgAl1017(式中、xは0<x<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルミン酸塩蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であり、
前記緑色蛍光体は、
一般式:(Ba1−x,Eu)(Mg1−y,Mn)Al1017(式中、xおよびyは0.04<x<0.5、0.1<y<0.6を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルミン酸塩蛍光体と、
一般式:(Sr2−x−y−z−w,Bax,Mgy,Mn,Eu)SiO(式中、x、y、zおよびwは0.05<x<1、0≦y<0.2、0≦z<0.009、0.03<w<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルカリ土類マグネシウム珪酸塩蛍光体と、
一般式:ZnS:Au,Aly(式中、xおよびyは0.0002≦x≦0.015、0.0001≦y≦0.0012を満たす数である)で表される組成を有する金およびアルミニウム付活硫化亜鉛蛍光体と、
一般式:(Sr1−x−y,Ca,Eu)Ga(式中、xおよびyは0≦x<0.2、0.005<y<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活硫化ストロンチウムガリウム蛍光体と、
一般式:(Sr3−x,Eu)SiAl(式中、x、y、z,vおよびwは0≦x<0.2、12<y<14、2<z<4、1<v<3、20<w<22を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活酸窒化ストロンチウムシリコンアルミニウム蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であり、
前記赤色蛍光体は、
一般式:(La1−x−y,Eu,SmS(式中、xおよびyは0.01<x<0.2、0≦y≦0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびサマリウム付活酸硫化ランタン蛍光体と、
一般式:(Ca1−x,Eu)AlSiN(式中、xは0.005<x<0.03を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活窒化カルシウムアルミニウムシリコン蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であることを特徴としている。
本発明の表示装置によれば、輝度が高く、色再現性のような表示特性に優れた画像を表示することができる。また、薄型化および軽量化を実現することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る表示装置の一実施形態の構成を示す図である。実施形態の表示装置は、波長365nm以上420nm以下の近紫外域のレーザー光1を発生する近紫外レーザー光発生源2と、この近紫外レーザー光1により励起され発光する青色、緑色、赤色の各蛍光体層3が所定のパターンで繰り返し配列されて形成された蛍光体スクリーン4を備えている。図1において、青色蛍光体層をB、緑色蛍光体層をG、赤色蛍光体層をRでそれぞれ示す。これらの蛍光体層3はストライプ状のパターンを有し、ガラス板のような透明基板5の上に形成されている。なお、ドット状に形成された青色、緑色、赤色の各蛍光体層3により蛍光体スクリーン4を構成してもよい。
蛍光体層3のストライプの幅は、10μm以上2000μm以下の範囲とすることが好ましい。ストライプ幅が2000μmを超えると、画像の精細度が低下し好ましくない。また、ストライプ幅が10μm未満では、近紫外レーザー光1のミスランディングによる発光色の純度低下が生じやすくなるばかりでなく、蛍光体スクリーン4の形成の際に蛍光体層3の剥がれが生じやすくなるなど、好ましくない。
近紫外レーザー光発生源2から発生された波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光1は、蛍光体スクリーン4の蛍光体層3を構成する青色、緑色、赤色の各蛍光体を励起し発光させる。発光は、蛍光体層3が形成された透明基板5を通して近紫外レーザー光発生源2と反対側から画像として認識される。
近紫外レーザー光発生源2としては、窒化ガリウム、窒化ガリウムインジウム、窒化ガリウムアルミニウム等の化合物半導体を用いた固体レーザー(LD)を用いることができる。近紫外レーザー光1は、蛍光体スクリーン4上を蛍光体層3のストライプに平行な方向および直交する方向に走査され、青色、緑色、赤色の各蛍光体層BGRを励起し発光させることで、画像が形成される。
蛍光体の励起・発光に用いられる近紫外レーザー光1の数は、1本には限定されない。すなわち、1本の近紫外レーザー光1を走査して、青色、緑色、赤色の各蛍光体層BGRを発光させる方法の他に、図2に示すように、青色、緑色、赤色の各蛍光体層BGRに対して1本づつ計3本の近紫外レーザー光1を走査する方法を採ることもできる。
近紫外レーザー光発生源2から発生される近紫外レーザー光1を走査するには、例えば、近紫外レーザー光発生源2(例えば、レーザーダイオード)が固定された基台を電気的または磁気的により動かすことにより、近紫外レーザー光1が放射される方向を制御する方法を採ることができる。また、図3に示すように、近紫外レーザー光発生源2から発生された近紫外レーザー光1を、ポリゴンミラーのような変位可能な反射ミラー6に当てて反射させることで、放射される方向を制御することもできる。なお、図3において、符号7は投射レンズ、8は固定反射ミラーをそれぞれ示している。
近紫外レーザー光1の位置ずれやビーム径のはみ出しによる悪影響を低減するために、図4に示すように、青色、緑色、赤色の各蛍光体層BGRの間に、黒色の非発光層9(ブラックマトリクス)を設けることができる。黒色非発光層9は、カーボンブラックのような黒色物質により形成することができる。このような黒色非発光層9の配設により、画像の表示品位およびコントラストを大幅に向上させることができる。
また、近紫外レーザー光1のミスランディングによる表示品位の低下を改善するために、図5に示すように、蛍光体スクリーン4に近接する位置に、近紫外レーザー光1を通過させる多数の開孔10aを有する黒色板(シャドウマスク)10を配置することができる。開孔10aの形状は、青色、緑色、赤色の各蛍光体層BGRのパターン形状(ストライプ、ドット等)に合わせて設定される。黒色板10としては、例えば、炭素板、カーボンブラックを混ぜ込んだ樹脂シート、カーボン繊維を加工した板等を用いることができる。黒色板10は薄い方が好ましいが、近紫外レーザー光1が通過する開孔10aの周囲だけ板厚が薄くなるように加工してもよい。このような黒色板10を配置することにより、近紫外レーザー光1のミスランディングが生じた場合、近紫外レーザー光1のビーム径の不要な部分をカットし、蛍光体スクリーン4の所定の位置にのみ近紫外レーザー光1が当たるようにすることができる。
さらに、このような黒色板10を配置する代わりに、近紫外レーザー光1の当射位置の制御をインデックス方式により行なってもよい。すなわち、図6に示すように、蛍光体スクリーン4を構成する青色、緑色、赤色の各蛍光体層BGRと規則的関連を持つ位置にインデックス素子(I)11を形成し、これらのインデックス素子11から放射される信号を用いて近紫外レーザー光の走査位置を制御するように構成することができる。インデックス素子11としては、例えば、インデックス信号発生用の蛍光体層を用いることができる。
青色、緑色、赤色の蛍光体層BGRを構成する蛍光体としては、以下に記載する組成を有する蛍光体を使用することができる。これらの蛍光体はいずれも、波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光により効率よく励起されるので、高輝度の発光を得ることができる。
[青色蛍光体]
一般式:(Sr1−x−y−z,Ba,Ca,Eu(POCl………(1)
(式中、x、yおよびzは0≦x<0.3、0≦y<0.3、0.001<z<0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルカリ土類クロロ燐酸塩蛍光体と、
一般式:(Ba1−x,Eu)MgAl1017………(2)
(式中、xは0<x<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルミン酸塩蛍光体と、から選ばれる少なくとも1種の蛍光体を使用することができる。
これらの蛍光体はいずれも公知の方法により製造することができる。例えば、一般式(1)で表されるユーロピウム付活アルカリ土類クロロ燐酸塩蛍光体は、SrおよびBa,Caのリン酸塩および炭酸塩、SrおよびBa,Caの塩化物、およびEuの酸化物を所定の比率で調合し、ボールミルで混合した後、還元雰囲気で焼成することにより製造することができる。また、一般式(2)で表されるユーロピウム付活アルミン酸塩蛍光体は、Ba,Mg,Al,Euの各酸化物あるいは炭酸塩を所定の比率で調合し、ボールミルで混合した後、還元雰囲気で焼成することにより製造することができる。
一般式(1)で表される組成を有するユーロピウム付活アルカリ土類クロロ燐酸塩蛍光体、および一般式(2)で表される組成を有するユーロピウム付活アルミン酸塩蛍光体は、いずれも波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光により効率よく励起されるので、高輝度の青色発光を得ることができる。
[緑色蛍光体]
一般式:(Ba1−x,Eu)(Mg1−y,Mn)Al1017………(3)
(式中、xおよびyは0.04<x<0.5、0.1<y<0.6を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルミン酸塩蛍光体と、
一般式:(Sr2−x−y−z−w,Bax,Mgy,Mn,Eu)SiO………(4)
(式中、x、y、zおよびwは0.05<x<1、0≦y<0.2、0≦z<0.009、0.03<w<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルカリ土類マグネシウム珪酸塩蛍光体と、
一般式:ZnS:Au,Aly………(5)
(式中、xおよびyは0.0002≦x≦0.015、0.0001≦y≦0.0012を満たす数である)で表される組成を有する金およびアルミニウム付活硫化亜鉛蛍光体と、
一般式:(Sr1−x−y,Ca,Eu)Ga………(6)
(式中、xおよびyは0≦x<0.2、0.005<y<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活硫化ストロンチウムガリウム蛍光体と、
一般式:(Sr3−x,Eu)SiAl………(7)
(式中、x、y、z,vおよびwは0≦x<0.2、12<y<14、2<z<4、1<v<3、20<w<22を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活酸窒化ストロンチウムシリコンアルミニウム蛍光体と、から選ばれる少なくとも1種の蛍光体を使用することができる。
これらの蛍光体はいずれも公知の方法により製造することができる。例えば、一般式(3)で表されるユーロピウムおよびマンガン付活アルミン酸塩蛍光体は、BaおよびMnの炭酸塩と、Mg,Al,Euの各酸化物を所定の比率で調合し、ボールミルで混合した後、還元雰囲気で焼成することにより製造することができる。
また、一般式(4)で表されるユーロピウムおよびマンガン付活アルカリ土類マグネシウム珪酸塩蛍光体は、Sr、BaおよびMnの各炭酸塩と、Eu酸化物と、Mg酸化物とシリカとを所定の比率で調合し、ボールミルで混合した後還元雰囲気で焼成することにより製造することができる。
一般式(5)で表される金およびアルミニウム付活硫化亜鉛蛍光体は、硫化亜鉛、塩化
金酸、硝酸アルミニウムを水中で混合し乾燥した後、還元雰囲気で焼成することにより製造することができる。
一般式(6)で表されるユーロピウム付活硫化ストロンチウムガリウム蛍光体は、硫化ストロンチウム、硫化ガリウム、酸化ユーロピウムを混合し硫化水素気流中で焼成することにより製造することができる。
一般式(7)で表されるユーロピウム付活酸窒化ストロンチウムシリコンアルミニウム蛍光体は、炭酸ストロンチウム、窒化ストロンチウム、窒化珪素、窒化アルミニウム、酸化ユーロピウムを混合し、窒素加圧下で1700℃以上の高温で焼成することにより製造することができる。
一般式(3)〜(7)で表される組成を有する蛍光体は、いずれも波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光により効率よく励起されるので、高輝度の緑色発光を得ることができる。
[赤色蛍光体]
一般式:(La1−x−y,Eu,SmS………(8)
(式中、xおよびyは0.01<x<0.2、0≦y≦0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびサマリウム付活酸硫化ランタン蛍光体と、
一般式:(Ca1−x,Eu)AlSiN………(9)
(式中、xは0.005<x<0.03を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活窒化カルシウムアルミニウムシリコン蛍光体と、から選ばれる少なくとも1種の蛍光体を使用することができる。
これらの蛍光体はいずれも公知の方法により製造することができる。例えば、一般式(8)で表されるユーロピウムおよびサマリウム付活酸硫化ランタン蛍光体は、所定量のLa酸化物、Eu酸化物およびSm酸化物に硫黄粉末さらに融剤を混合し、還元雰囲気で焼成することにより製造することができる。
一般式(9)で表されるユーロピウム付活窒化カルシウムアルミニウムシリコン蛍光体は、窒化カルシウム、窒化アルミニウム、窒化珪素、酸化ユーロピウムを混合し、窒素加圧下1800℃以上の高温にて焼成することにより製造することができる。
一般式(8)で表されるユーロピウムおよびサマリウム付活酸硫化ランタン蛍光体、および一般式(9)で表されるユーロピウム付活窒化カルシウムアルミニウムシリコン蛍光体は、いずれも波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光により効率よく励起されるので、高輝度の赤色発光を得ることができる。
上述した青色、緑色、赤色の各蛍光体は、それぞれ3μm以上15μm以下の平均粒径を有していることが好ましい。ここで、平均粒径は、ブレーン法と呼ばれる通気法で測定した値とする。平均粒径が3μm未満の蛍光体では、輝度が不十分となるばかりでなく、蛍光体自体を効率的に製造することができない。また、蛍光体の平均粒径が15μmを超えると、蛍光体膜の緻密度が低下したり、蛍光体ストライプのエッジ部がきれいに形成できなくなるおそれがある。
青色蛍光体層B、緑色蛍光体層G、赤色蛍光体層Rのうちの少なくとも一つを前記蛍光体で構成することにより、輝度向上等の効果を上げることができるが、青色、緑色、赤色の蛍光体層BGRをいずれも前記蛍光体で構成することにより、高輝度で色再現性に極めて優れた表示装置を実現することができる。
青色、緑色、赤色の蛍光体層BGRの形成は、スラリーを用いたスピンコート法、スクリーン印刷のような印刷法、スプレーコート法など、種々の公知の方法で行なうことができる。
さらに、本発明の実施形態においては、外光の反射による画像品位の低下を防止するために、蛍光体層BGRを構成する青色、緑色、赤色の蛍光体の表面に、それぞれの蛍光体の発光色と同色の体色を有する顔料を被覆することができる。顔料としては、青色蛍光体に対してはコバルトブルー顔料(アルミン酸コバルト)を、緑色蛍光体に対してはビリジアングリーン(水酸化クロム)を、赤色蛍光体に対してはベンガラ顔料(酸化鉄)をそれぞれ用いることができる。
さらに、実施形態の表示装置が高湿状態に曝されるおそれがある場合には、青色、緑色、赤色の各蛍光体の表面に、透明性の高い保護層を設けることが好ましい。保護層を構成する材料としては、緻密な組織を形成することができる無機材料の使用が好ましく、例えばシリカ、アルミナ、チタニアあるいはそれらの混合物を用いることができる。青色、緑色、赤色の各蛍光体の表面をこれらの材料からなる保護層により均一に被覆することで、水分の透過を抑え蛍光体の劣化を防止することができる。
次に、本発明の具体的な実施例およびその評価結果について述べる。
(実施例1)
青色蛍光体として、式:(Sr0.99Eu0.01(POClで表されるEu付活アルカリ土類クロロ燐酸塩蛍光体(平均粒径6.2μm)を、緑色蛍光体として、式:(Ba0.8Eu0.2)(Mg0.7Mn0.3)Al1017で表されるEuおよびMn付活アルミン酸塩蛍光体(平均粒径5.6μm)を、赤色蛍光体として、式:(La0.899Eu0.1Sm0.001Sで表されるEuおよびSm付活酸硫化ランタン蛍光体(平均粒径7.1μm)をそれぞれ用意した。なお、蛍光体の平均粒径は、ブレーン法(通気法)により測定した値である。
青色、緑色、赤色の各蛍光体をそれぞれ透明樹脂液(PVA水溶液)に加えて分散させ、さらに紫外線硬化型樹脂(ジアゾ樹脂)を加えて混合し、各色の蛍光体スラリーをそれぞれ調製した。次いで、A4サイズのガラス板の上に、青色蛍光体スラリーを約100μm幅のストライプ状にスクリーン印刷により塗布した後、塗布層とガラス板との間の接着強度を上げるために、紫外線により硬化処理を行った。緑色蛍光体スラリー、次いで赤色蛍光体スラリーを用いて同様のプロセスを行い、青色、緑色、赤色の各蛍光体ストライプが繰り返し形成された蛍光体スクリーンを作製した。この蛍光体スクリーンを近紫外レーザー光励起システムに組み込み、図1に示す表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例2)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ba0.19Eu0.01(POCl(平均粒径8.1μm)
緑色蛍光体;(Ba0.8Eu0.2)(Mg0.7Mn0.3)Al1017(平均粒径7.7μm)
赤色蛍光体;(La0.899Eu0.1Sm0.001S(平均粒径8.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例3)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径5.5μm)
緑色蛍光体;(Ba0.8Eu0.2)(Mg0.7Mn0.3)Al1017(平均粒径4.5μm)
赤色蛍光体;(La0.899Eu0.1Sm0.001S(平均粒径6.7μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例4)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径7.8μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径8.7μm)
赤色蛍光体;(La0.899Eu0.1Sm0.001S(平均粒径7.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例5)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径8.2μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径7.8μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径8.5μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例6)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.98Eu0.02(POCl(平均粒径6.2μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径5.5μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径7.0μm)
(実施例7)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径6.8μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径7.0μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径7.1μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例8)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.98Eu0.02(POCl(平均粒径6.8μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径6.8μm)
赤色蛍光体;(La0.899Eu0.1Sm0.001S(平均粒径7.5μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例9)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径7.5μm)
緑色蛍光体;(Sr1.13Ba0.72Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径9.5μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径9.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例10)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径8.5μm)
緑色蛍光体;(Sr0.995Ba0.8Mg0.1Mn0.005Eu0.1)SiO(平均粒径9.1μm)
赤色蛍光体;(La0.899Eu0.1Sm0.001S(平均粒径9.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例11)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径9.0μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径11.0μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径9.7μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例12)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ba0.19Eu0.01(POCl(平均粒径8.5μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径9.0μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径9.4μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例13)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.99Eu0.01(POCl(平均粒径12.0μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径10.5μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径11.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例14)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ba0.19Eu0.01(POCl(平均粒径9.5μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径12.0μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径11.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例15)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径8.5μm)
緑色蛍光体;(Sr0.97Eu0.03)Ga(平均粒径11.0μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径8.5μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例16)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径8.6μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径8.2μm)
赤色蛍光体;(Ca0.99Eu0.01)AlSiN(平均粒径13.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例17)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Ba0.99Eu0.01)MgAl1017(平均粒径7.2μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径8.5μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径9.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例18)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Ba0.97Eu0.03)MgAl1017(平均粒径5.6μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径7.6μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径7.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例19)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Ba0.99Eu0.01)MgAl1017(平均粒径7.0μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径10.4μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径11.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例20)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.01(POCl(平均粒径9.6μm)
緑色蛍光体;(Sr1.15Ba0.7Mg0.048Mn0.002Eu0.1)SiO(平均粒径9.5μm)
赤色蛍光体;(La0.898Eu0.1Sm0.002S(平均粒径8.8μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例21)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.99Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径8.5μm)
緑色蛍光体;BaMgAl1017:Eu0.2,Mn0.2(平均粒径8.2μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.099,Sm0.001(平均粒径6.7μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例22)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ba0.19(POCl:Eu0.01(平均粒径7.8μm)
緑色蛍光体;BaMgAl1017:Eu0.2,Mn0.2(平均粒径10.1μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.098,Sm0.001,Bi0.001(平均粒径14.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例23)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径10.2μm)
緑色蛍光体;BaMgAl1017:Eu0.2,Mn0.2(平均粒径12.0μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.098,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径14.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例24)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径10.3μm)
緑色蛍光体;(Sr0.575Ba0.35Mg0.024SiO:Mn0.002,Eu0.1(平均粒径9.5μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.097,Sm0.001,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径10.2μm)
(実施例25)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径8.8μm)
緑色蛍光体;(Sr0.575Ba0.374SiO:Mn0.002,Eu0.1(平均粒径7.8μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.097,Sm0.002,Bi0.001(平均粒径12.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例26)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ba0.1910(POCl:Eu(平均粒径9.0μm)
緑色蛍光体;(Sr0.55Ba0.35)SiO:Eu0.1(平均粒径8.9μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.097,Sm0.001,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径11.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例27)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19(POCl:Eu0.05(平均粒径8.5μm)
緑色蛍光体;(Sr0.55Ba0.35)SiO:Eu0.1(平均粒径9.5μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.1,Sm0.002(平均粒径12.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例28)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ba0.19(POCl:Eu0.05(平均粒径8.6μm)
緑色蛍光体;(Sr0.575Ba0.35Zn0.024SiO:Mn0.002,Eu0.1(平均粒径7.5μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.1,Sm0.002,Bi0.001(平均粒径9.6μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例29)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径8.8μm)
緑色蛍光体;
(Sr0.575Ba0.35Mg0.023SiO:Mn0.002,Eu0.1,Ti0.002(平均粒径9.0μm)
赤色蛍光体;CaAlSiN:Eu0.01(平均粒径13.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(実施例30)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Ba,Mg)Al1017:Eu0.03,Mn0.01(平均粒径6.8μm)
緑色蛍光体;(Sr0.575Ba0.35Mg0.024SiO:Mn0.002,Eu0.1(平均粒径10.2μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.097,Sm0.002,Ce0.001(平均粒径11.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例1)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;
(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径8.8μm)
緑色蛍光体;
(Sr0.575Ba0.35Mg0.023SiO:Mn0.002,Eu0.1,Ti0.002(平均粒径9.5μm)
赤色蛍光体;
LaOS:Eu0.096,Sm0.002,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径8.6μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例2)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;
(Sr0.98Eu0.0210(POCl・0.24(B)(平均粒径9.6μm)
緑色蛍光体;
(Sr0.575Ba0.35Mg0.023SiO:Mn0.002,Eu0.1,Pr0.002(平均粒径7.2μm)
赤色蛍光体;
LaOS:Eu0.096,Sm0.002,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径11.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例3)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;
(Sr0.8Ca0.12Mg0.023(POCl:Eu(平均粒径9.2μm)
緑色蛍光体;
(Sr0.575Ba0.35Mg0.01SiO:Mn0.002,Eu0.1,Pb0.002(平均粒径10.3μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.096,Sm0.002,Bi0.002(平均粒径9.5μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例4)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;
(Sr0.98Eu0.0210(POCl・0.24(B)(平均粒径7.8μm)
緑色蛍光体;
(Sr0.575Ba0.35Mg0.023SiO:Mn0.002,Eu0.1,Li0.002(平均粒径8.3μm)
赤色蛍光体;
LaOS:Eu0.097,Sm0.001,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径9.1μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例5)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;
(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径9.3μm)
緑色蛍光体;
(Sr0.575Ba0.35Mg0.023SiO:Mn0.002,Eu0.1,Ce0.002(平均粒径11.4μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.097,Sm0.001,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径11.0μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例6)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;
(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径6.8μm)
緑色蛍光体;
(Sr0.575Ba0.35Mg0.023SiO:Mn0.002,Eu0.1,Sn0.002(平均粒径8.5μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.099,Sm0.001(平均粒径7.8μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例7)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;
(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径7.8μm)
緑色蛍光体;SrGa:Eu0.03,Mn0.002(平均粒径8.9μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.097,Sm0.002,Bi0.001(平均粒径10.2μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例8)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Ba,Mg)Al1017:Eu0.01,Mn0.01(平均粒径10.2μm)
緑色蛍光体;
(Sr0.575Ba0.35Mg0.023SiO:Mn0.002,Eu0.1,Ce0.002(平均粒径12.2μm)
赤色蛍光体;
LaOS:Eu0.096,Sm0.002,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径9.5μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例9)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;BaMgAl1627:Eu0.01(平均粒径5.6μm)
緑色蛍光体;(Sr0.55Ba0.35)SiO:Eu0.1(平均粒径8.5μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.096,Sm0.002,Ce0.001,Bi0.001(平均粒径7.8μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例10)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;
(Sr0.8Ca0.19Eu0.0110(POCl・0.24(B)(平均粒径7.8μm)
緑色蛍光体;(Sr0.55Ba0.349)SiO:Eu0.1,Ce0.01(平均粒径10.3μm)
赤色蛍光体;LaOS:Eu0.097,Sm0.002,Bi0.001(平均粒径9.5μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
(比較例11)
青色、緑色、赤色の各蛍光体として、以下に示す式で表される組成を有する蛍光体をそれぞれ用意した。
青色蛍光体;(Sr0.99Eu0.01(POCl(平均粒径2.5μm)
緑色蛍光体;(Ba0.8Eu0.2)(Mg0.7Mn0.3)Al1017(平均粒径3.0μm)
赤色蛍光体;(La0.899Eu0.1Sm0.001S(平均粒径1.8μm)
次いで、これらの蛍光体を使用し、実施例1と同様にして表示装置を作製した。得られた表示装置を後述する特性評価に供した。
上述した実施例1〜30および比較例1〜11の各表示装置をそれぞれ同一の条件で作動させ、表示性能を調べた。レーザーの波長は400nm、出力は120mWであり、このレーザー光により蛍光体を励起した。表示装置の性能としては、白色を表示したときの明るさと、どれくらい多くの色を表現できるかを示す色再現域が重要であるので、蛍光面(蛍光体スクリーン)中心部の輝度、および色再現域の広さを測定した。色再現域の広さは、理想的な色再現域を示す国際標準(NTSC)を100としたときの相対値(対NTSC比;%)で示した。実施例1〜30についての測定結果を表1に、比較例1〜10についての測定結果を表2にそれぞれ示す。
Figure 2010151851
Figure 2010151851
表1から、実施例1〜30で得られた表示装置は良好な表示性能を有することがわかった。特に、青色、緑色、赤色の蛍光体層BGRのいずれもが本発明に記載された蛍光体で構成された実施例1〜20の表示装置は、比較例1〜11の表示装置に比べて輝度および色再現性(対NTSC比)が大幅に高くなっており、極めて優れた表示性能を有していることがわかった。
本発明に係る表示装置の実施形態の構成を示す図である。 本発明に係る表示装置の別の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態の表示装置において、近紫外レーザー光の放射方向を制御する方法を示す図である。 本発明の実施形態の表示装置において、蛍光体スクリーンの別の構成例を示す図である。 本発明の実施形態の表示装置において、近紫外レーザー光の走査位置の制御をシャドウマスク方式により行なう方法を示す図である。 本発明の実施形態の表示装置において、近紫外レーザー光の走査位置の制御をインデックス方式により行なう方法を説明するための断面図である。
符号の説明
1…近紫外レーザー光、2…近紫外レーザー光発生源、3…蛍光体層、4…蛍光体スクリーン、6…変位可能な反射ミラー、9…黒色非発光層、10…黒色板(シャドウマスク)、11…インデックス素子。

Claims (12)

  1. 波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光を発生する近紫外レーザー光発生源と、青色蛍光体層と緑色蛍光体層と赤色蛍光体層とが所定のパターンで配列されて形成された蛍光体スクリーンを備えた表示装置において、
    前記青色蛍光体は、
    一般式:(Sr1−x−y−z,Ba,Ca,Eu(POCl
    (式中、x、yおよびzは0≦x<0.3、0≦y<0.3、0.001<z<0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルカリ土類クロロ燐酸塩蛍光体と、
    一般式:(Ba1−x,Eu)MgAl1017
    (式中、xは0<x<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルミン酸塩蛍光体
    とから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする表示装置。
  2. 波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光を発生する近紫外レーザー光発生源と、青色蛍光体層と緑色蛍光体層と赤色蛍光体層とが所定のパターンで配列されて形成された蛍光体スクリーンを備えた表示装置において、
    前記緑色蛍光体は、
    一般式:(Ba1−x,Eu)(Mg1−y,Mn)Al1017
    (式中、xおよびyは0.04<x<0.5、0.1<y<0.6を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルミン酸塩蛍光体と、
    一般式:(Sr2−x−y−z−w,Bax,Mgy,Mn,Eu)SiO
    (式中、x、y、zおよびwは0.05<x<1、0≦y<0.2、0≦z<0.009、0.03<w<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルカリ土類マグネシウム珪酸塩蛍光体と、
    一般式:ZnS:Au,Aly
    (式中、xおよびyは0.0002≦x≦0.015、0.0001≦y≦0.0012を満たす数である)で表される組成を有する金およびアルミニウム付活硫化亜鉛蛍光体と、
    一般式:(Sr1−x−y,Ca,Eu)Ga
    (式中、xおよびyは0≦x<0.2、0.005<y<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活硫化ストロンチウムガリウム蛍光体と、
    一般式:(Sr3−x,Eu)SiAl
    (式中、x、y、z,vおよびwは0≦x<0.2、12<y<14、2<z<4、1<v<3、20<w<22を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活酸窒化ストロンチウムシリコンアルミニウム蛍光体
    とから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする表示装置。
  3. 波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光を発生する近紫外レーザー光発生源と、青色蛍光体層と緑色蛍光体層と赤色蛍光体層とが所定のパターンで配列されて形成された蛍光体スクリーンを備えた表示装置において、
    前記赤色蛍光体は、
    一般式:(La1−x−y,Eu,Sm
    (式中、xおよびyは0.01<x<0.2、0≦y≦0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびサマリウム付活酸硫化ランタン蛍光体と、
    一般式:(Ca1−x,Eu)AlSiN
    (式中、xは0.005<x<0.03を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活窒化カルシウムアルミニウムシリコン蛍光体
    とから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする表示装置。
  4. 波長365nm以上420nm以下の近紫外レーザー光を発生する近紫外レーザー光発生源と、青色蛍光体層と緑色蛍光体層と赤色蛍光体層とが所定のパターンで配列されて形成された蛍光体スクリーンとを備えた表示装置において、
    前記青色蛍光体は、
    一般式:(Sr1−x−y−z,Ba,Ca,Eu(POCl
    (式中、x、yおよびzは0≦x<0.3、0≦y<0.3、0.001<z<0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルカリ土類クロロ燐酸塩蛍光体と、
    一般式:(Ba1−x,Eu)MgAl1017
    (式中、xは0<x<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活アルミン酸塩蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であり、
    前記緑色蛍光体は、
    一般式:(Ba1−x,Eu)(Mg1−y,Mn)Al1017
    (式中、xおよびyは0.04<x<0.5、0.1<y<0.6を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルミン酸塩蛍光体と、
    一般式:(Sr2−x−y−z−w,Bax,Mgy,Mn,Eu)SiO
    (式中、x、y、zおよびwは0.05<x<1、0≦y<0.2、0≦z<0.009、0.03<w<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびマンガン付活アルカリ土類マグネシウム珪酸塩蛍光体と、
    一般式:ZnS:Au,Aly
    (式中、xおよびyは0.0002≦x≦0.015、0.0001≦y≦0.0012を満たす数である)で表される組成を有する金およびアルミニウム付活硫化亜鉛蛍光体と、
    一般式:(Sr1−x−y,Ca,Eu)Ga
    (式中、xおよびyは0≦x<0.2、0.005<y<0.3を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活硫化ストロンチウムガリウム蛍光体と、
    一般式:(Sr3−x,Eu)SiAl
    (式中、x、y、z,vおよびwは0≦x<0.2、12<y<14、2<z<4、1<v<3、20<w<22を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活酸窒化ストロンチウムシリコンアルミニウム蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であり、
    前記赤色蛍光体は、
    一般式:(La1−x−y,Eu,Sm
    (式中、xおよびyは0.01<x<0.2、0≦y≦0.2を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウムおよびサマリウム付活酸硫化ランタン蛍光体と、
    一般式:(Ca1−x,Eu)AlSiN
    (式中、xは0.005<x<0.03を満たす数である)で表される組成を有するユーロピウム付活窒化カルシウムアルミニウムシリコン蛍光体とから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の表示装置において、
    前記蛍光体スクリーンは、ストライプ状に形成された青色、緑色、赤色の各蛍光体層が所定の順に配列されて形成されてなることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項5記載の表示装置において、
    前記青色、緑色、赤色の各蛍光体層の間に、黒色の非発光層を有することを特徴とする表示装置。
  7. 請求項5または6記載の表示装置において、
    前記青色、緑色、赤色の各蛍光体層のストライプの幅は、10μm以上2000μm以下であることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の表示装置において、
    前記蛍光体スクリーンは、ドット状に形成された青色、緑色、赤色の各蛍光体層が所定の順に配列されて形成されてなることを特徴とする表示装置。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の表示装置において、
    前記蛍光体層を構成する青色、緑色、赤色の各蛍光体は、それぞれの蛍光体の発光色と同色の体色を有する顔料が表面に被覆されていることを特徴とする表示装置。
  10. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の表示装置において、
    前記蛍光体層を構成する青色、緑色、赤色の各蛍光体は、シリカ、チタニア、アルミナから選ばれる少なくとも一つの酸化物からなる被覆層を有することを特徴とする表示装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項記載の表示装置において、
    前記近紫外レーザー光発生源に対向して前記蛍光体スクリーンに近接する位置に、前記近紫外レーザー光発生源から発生された近紫外レーザー光を通過させる所定の形状の多数の開孔を有する黒色板を備えることを特徴とする表示装置。
  12. 請求項1ないし10のいずれか1項記載の表示装置において、
    前記蛍光体スクリーンは、前記青色、緑色、赤色の各蛍光体層と規則的関連を持って形成されたインデックス素子を有し、かつ該インデックス素子から放射される信号を用いて前記近紫外レーザー光の走査位置を制御する手段を備えることを特徴とする表示装置。
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