JP2010145460A - 精密パターンの印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被印刷基材上にあらかじめ設けられた隔壁パターンによって仕切られた領域に、インクを選択的に配設する精密パターンの印刷方法であって、インク剥離性フィルム基材上に、該隔壁パターンによって仕切られた領域よりも小さな面積のインク液膜パターンを形成し、該隔壁パターンに対して位置合わせを行った後加圧転写し、該隔壁パターンによって仕切られた領域内に選択的にインクを押し広げて配設する。
【選択図】図3
Description
フセット印刷を用いて印刷した後、印刷に用いたブランケット胴でそのまま画素表面を加圧し、開口部全面にインクを延ばす方法が開示されている。この方法では、確かにBMパターンと画素パターンのオーバーラップを設定せずに、インクを画素全面に広げることが可能であるが、インクの流動性が高い段階で加圧を行うため、混色を防ぐ目的で隔壁の高さを確保すると、インクへの加圧を均一にすることが困難になる不具合や、通常のオフセット印刷を用いる為に高精細化が困難であった。
また、前記隔壁パターンによって仕切られた領域よりも小さな面積のインク液膜パターンとして、隔壁パターンによって仕切られた領域の形状を縮小したパターンを用い、インク液膜パターンの膜厚により転写するインク量を調節する事で、隔壁パターンとの位置合わせのマージンを広げ、隔壁中にムラなくインク液膜を設ける事が可能となった。
ンク液膜103を形成する際にハジキが生じて、均一な液膜を形成する事が困難になる。
モルフォリノプロパン−1−オン等のアセトフェノン誘導体、チオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のチオキサントン誘導体、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、クロロアントラキノン等のアントラキノン誘導体、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル誘導体、フェニルビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フォスフィンオキシド等のアシルフォスフィン誘導体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ビス(4’−メチルフェニル)イミダゾリル二量体等のロフィン量体、N−フェニルグリシン等のN−アリールグリシン類、4,4’−ジアジドカルコン等の有機アジド類、3,3’,4,4’−テトラ(tert−ブチルペルオキシカルボキシ)ベンゾフェノン、キノンジアジド基含有化合物等を挙げる事ができる。これらの光重合開始剤は単独で用いても、2種類以上混合してもよい。
CFは、300mm×300mmのガラス基板上に作製し、基板中央部150mm×150mmの部分に、BM幅20μmによって仕切られた80μm×300μmの開口部を連続して有するパターンとした。
ポリイミド前駆体(東レ(株)製「セミコファインSP−510」)10質量部、カーボンブラック7.5質量部、溶剤(N-メチルピロリドン)130質量部、分散剤(銅フタロシアニン誘導体)5質量部、光開始剤5質量部をビーズミル分散機で冷却しながら3時間分散し隔壁用インクを調製した。
調整されたブラックマトリックス用の着色組成物を300mm×300mmの無アルカリガラス(品番1737:コーニング(株)製)上にスピンコート法により塗布した後、オーブンで90℃20分プリベークを行った。次いで、露光、現像処理を行った後に、オーブンで230℃1時間のポストベークを行い、隔壁パターンを形成した。隔壁の膜厚は1.5μmであった。
まず、メタクリル酸20質量部、メチルメタクリレート10質量部、ブチルメタクリレート55質量部、ヒドロキシエチルメタクリレート15質量部を乳酸ブチル300質量部に溶解し、窒素雰囲気下でアゾビスイソブチルニトリル0.75質量部を加え70℃にて5時間の反応によりアクリル共重合樹脂を得た。得られたアクリル共重合樹脂を、樹脂濃度が20質量%になるようにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートにて希釈し、アクリル樹脂ワニスとした。
インク剥離性フィルム基材としては、基材厚120μmのシリコーン系離形ポリエステルフィルム:K1504(東洋紡績社製)を300mm幅、500m長のロール状で用意した。
0μmの長方形の連続パターンとした。
[隔壁用インクの調整]
ポリイミド前駆体(東レ社製「セミコファインSP−510」)10質量部、カーボンブラック7.5質量部、溶剤(N−メチルピロリドン)130質量部、分散剤(銅フタロシアニン誘導体)5質量部、開始剤5質量部、及びレベリング剤((DIC社製「メガファックF−483SF」)1質量部、をビーズミル分散機で冷却しながら3時間分散し隔壁用インクを調製した。
実施例1で用いたのと同様のインク剥離性フィルム基材をロールから搬送し、吸着テーブル上に固定した後、ダイコートを用いて、乾燥膜厚1.5μmになるように200mm×200mmに隔壁用インクを塗工した。
102・・・シリコーン層 103・・・インク液膜 104・・・除去用凸版
105・・・インク液膜パターン 200・・・被転写基材
201・・・隔壁パターン 202・・・位置合わせパターン
Claims (9)
- 被印刷基材上にあらかじめ設けられた隔壁パターンによって仕切られた領域に、インクを選択的に配設する精密パターンの印刷方法であって、
インク剥離性フィルム基材上に、該隔壁パターンによって仕切られた領域よりも小さな面積のインク液膜パターンを形成し、該隔壁パターンに対して位置合わせを行った後加圧転写し、該隔壁パターンによって仕切られた領域内に選択的にインクを押し広げて配設することを特徴とする精密パターンの印刷方法。 - 前記インク液膜パターンは、前記インク剥離性フィルム基材上にインク液膜を塗工して設け、該インク液膜を予備乾燥した後、該インク液膜パターンに対応した画像パターンを凹部とした凸版を該インク液膜に押し当て、余分なパターンのインク液膜を前記凸版の凸部に転移させ、前記インク剥離性フィルム基材上に前記インク液膜パターンを残存形成させたものである事を特徴とする請求項1に記載する精密パターンの印刷方法。
- 前記隔壁パターンと、前記インク液膜パターンの位置合わせが、前記被印刷基材と前記インク剥離性フィルム基材を、20μmから500μmの距離を保って平行に配置し、両基材の位置合わせ用パターンをカメラ等の光学機器を用いて観察した画像を基に行われる事を特徴とする請求項1または2に記載する精密パターンの印刷方法。
- 前記インク液膜パターンとして、前記隔壁パターンによって仕切られた領域の形状を少なくとも一方向に5%から10%縮小したパターンを用いる事を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載する精密パターンの印刷方法。
- 前記インク液膜パターンとして、複数からなるドットパターンを用い、ドットパターンの膜厚、面積と個数からなるパターン密度により、転写するインク量を調節する事を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載する精密パターンの印刷方法。
- 前記インク剥離性のフィルム基材が、透明なフィルム基材上にシリコーン樹脂層を積層して設けたものである事を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載する精密パターンの印刷方法。
- 前記凸版が、ガラス版もしくは樹脂版を使用する事を特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載する精密パターンの印刷方法。
- 前記隔壁パターンは、前記被印刷基材上に、あらかじめフォトリソグラフィー法を用いて設けられた隔壁パターンである事を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載する精密パターンの印刷方法。
- 前記隔壁パターンは、インク剥離性フィルム基材上にインク液膜を塗工して設け、該インク液膜を予備乾燥した後、前記隔壁パターンに対応した画像パターンを凹部とした凸版を該インク液膜に押し当て、余分なパターンを版凸部に転移した後、インク剥離性フィルム基材上に残存した前記隔壁パターンを前記被印刷基材上に転写して設けられたものである事を特徴とする請求項1〜7に記載のいずれか1項に記載する精密パターンの印刷方法。
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JPH10319224A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-04 | Mitsumura Insatsu Kk | カラーフィルターの製造法 |
JPH1191230A (ja) * | 1997-09-24 | 1999-04-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 凹版オフセット印刷法を用いた微小パターン形成方法と該方法による微小パターン形成物及び液晶パネル用カラーフィルタ |
JP2001056405A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Mitsumura Printing Co Ltd | カラーフィルター作製法 |
JP2008105400A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-05-08 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷方法 |
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