JP2010018248A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空調ケース内の第1の通風路を横切る案内通風路が当該第1の通風路を流れる空気に与える抵抗の低減を図る車両用空調装置を提供する。
【解決手段】空調ケース1に形成される複数個の吹出口のうちのフェイス吹出口12は、第1仕切り部20および第2仕切り部21によって仕切られて、さらに複数個の開口部であるセンター開口部12aとサイド開口部12bに分けられる。温風案内通路9は、エバポレータ3を通過してフェイス吹出口12に向かう空気流れの上流方向に第1仕切り部20および第2仕切り部21を投影した投影部分30,31が第1の温風案内通路9aおよび第2の温風案内通路9bの少なくとも一部に投影されるように、フェイス吹出口12の上流側に配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】空調ケース1に形成される複数個の吹出口のうちのフェイス吹出口12は、第1仕切り部20および第2仕切り部21によって仕切られて、さらに複数個の開口部であるセンター開口部12aとサイド開口部12bに分けられる。温風案内通路9は、エバポレータ3を通過してフェイス吹出口12に向かう空気流れの上流方向に第1仕切り部20および第2仕切り部21を投影した投影部分30,31が第1の温風案内通路9aおよび第2の温風案内通路9bの少なくとも一部に投影されるように、フェイス吹出口12の上流側に配置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、空調風を運転モードに応じて所定の吹出口に導く車両用空調装置に関する。
従来の車両用空調装置には、デフロスタ吹出口から吹き出される空調風の温度を容易に高めるために、加熱された温風をデフロスタ用空気通路に導く温風案内通路を備えたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この温風案内通路は、冷風通路を横切るように配置されている。
また、特許文献1と同様に温風案内通路を有する装置として特許文献2が提案されている。そして、特許文献2に開示の温風案内通路は、トンネル形状の1本の通路により構成されている(特許文献2の第2図参照)。
特開平10−236134号公報
米国特許出願公開第2003/0139132号明細書
上記従来の車両用空調装置は、その空調ケースの設置スペースが制限されることから小型化が望まれている。そして、空調ケース内には複数の通風路が設けられているため、複数の通風路は互いに交差するような位置関係で配置されることになる。このため、温風案内通路は可能な限り他の通風路を流れる空気の流通抵抗とならないようにすることが、空調性能確保の観点からも望まれる。
そこで、本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、空調ケース内の冷風通路を横切る温風案内通路が冷風通路を流れる空気に与える抵抗の低減を図る車両用空調装置を提供することにある。
上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。すなわち、車両用空調装置に係る第1の発明は、車室内に向かう空調風が流れる通路が内部に形成される空調ケース(1)と、空調風が車室内の所定の部位に向かって吹き出されるように空調ケースに形成される複数個の吹出口(10,12,15)と、空調ケース内に設けられ、空気が通過するときに冷却して下流側に冷風を供給するエバポレータ(3)と、空調ケース内に設けられ、冷風が流れる冷風通路(5)と、空調ケース内に設けられ、温風が流れる温風通路(8)と、冷風通路と温風通路のそれぞれを流れる風量の割合を調節するエアミックスドア(6)と、冷風通路を横断するように設けられ、複数個の吹出口のうちの第1の吹出口(10)に温風通路を流れる温風を導く温風案内通路(9)と、を備えている。
そして、複数個の吹出口のうちの第2の吹出口(12)は、仕切り部(20,21)によって仕切られてさらに複数個の開口部(12a,12b)に分けられており、温風案内通路は、エバポレータを通過し第2の吹出口(12)に向かう空気流れの上流方向に仕切り部を投影した投影部分(30,31,32)が温風案内通路の少なくとも一部に投影されるように、第2の吹出口の上流側に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、上記のように配置される温風案内通路によって第1の吹出口に導く温風風量を確保することができる。さらに、温風案内通路の少なくとも一部には、エバポレータを通過する空気流れの上流方向に仕切り部を投影した投影部分が投影されることにより、仕切り部は温風案内通路に対して空気流れ方向にオーバーラップするように配置される。これにより、エバポレータを通過した後、温風案内通路の周囲を流れる冷風は複数個の開口部に向かってその流れを妨げられることなくスムーズに流れるようになる。したがって、空調ケース内の冷風通路を横切る温風案内通路が冷風通路を流れる空気に与える抵抗を低減することができる。このため、第1の吹出口に導く温風風量の確保と、第2の吹出口への冷風の流通性向上とを実現する車両用空調装置が得られる。
また、第2の吹出口(12)に向かう上記空気流れ方向に沿う、仕切り部の中心軸線(25a,25b)と温風案内通路(9a,9b)の中心を横断する中心線(24a,24b)は、略一致することが好ましい。
この発明によれば、仕切り部と温風案内通路とが上記空気流れ方向に沿って略同軸上に配置されることになるため、温風案内通路をよけてその外側を流下する冷風は、さらに下流側で仕切り部によってその流れを曲げられることなく、スムーズに流下して複数個の開口部を通過するようになる。これにより、温風案内通路が冷風通路を流れる空気に与える抵抗をさらに低減することができる。
また、温風案内通路(9a,9b,9c)は、仕切り部のそれぞれに対応するように上流側に間隔を設けて並ぶ複数個の温風案内通路からなり、隣り合う当該温風案内通路の間に形成されるそれぞれの通路(51,52)は、当該対応する仕切り部の間に形成されている各開口部(12a,12b)に真っ直ぐに向かうように設けられていることが好ましい。
この発明によれば、温風案内通路が下流側の各仕切り部に対応するように設けられていることにより、エバポレータを通過した空気は温風案内通路によって大きくその流れを曲げられることなく、温風案内通路間の通路を経て各開口部に向かってスムーズに流れることになる。これにより、温風案内通路が冷風通路を流れる空気に与える抵抗をさらに低減することができる。
また、第1の吹出口はデフロスタ吹出口(10)であり、第2の吹出口はフェイス吹出口(12)であることが好ましい。この発明によれば、デフロスタ吹出口から吹き出される空調風の温度を高めることができるとともに、冷風通路に対する温風案内通路の抵抗を抑制しフェイス吹出口への冷風の流通性が良好になるため、フェイスモード時のフェイス吹出し風量の低下を防ぐことができる。したがって、冷暖房両面における快適性を確保することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1および図2を用いて説明する。図1は本実施形態の車両用空調装置に係る空調ケースの内部構成を示した断面図である。図2は、図1におけるII−II切断面を矢視したときの状態を示す部分断面図である。図1において、紙面の上方が車両上方、下方が車両下方、左方向が車両前方、右方向が車両後方をそれぞれ示している。図2において、紙面の上方がX1方向、下方がX2方向、左右方向が車両左右方向、紙面手前側がY方向をそれぞれ示している。なお、図2では、理解を容易にするためエアミックスドア6は省略している。
本発明の第1実施形態を図1および図2を用いて説明する。図1は本実施形態の車両用空調装置に係る空調ケースの内部構成を示した断面図である。図2は、図1におけるII−II切断面を矢視したときの状態を示す部分断面図である。図1において、紙面の上方が車両上方、下方が車両下方、左方向が車両前方、右方向が車両後方をそれぞれ示している。図2において、紙面の上方がX1方向、下方がX2方向、左右方向が車両左右方向、紙面手前側がY方向をそれぞれ示している。なお、図2では、理解を容易にするためエアミックスドア6は省略している。
本実施形態の車両用空調装置を構成する空調ユニットは、その外殻を空調ケース1で構成されており、大別して送風部と空調部を備えている。空調ケース1は車室内前方のインストルメントパネルの裏側に配置されている。空調ケース1は、複数のケース部材からなり、例えばポリプロピレンなどの樹脂成形品である。複数のケース部材は、金属ばね、ねじ等の締結手段によって一体的に結合されて空調ケース1を構成している。
送風部は、車室内または車室外の空気を空調部に送風するための送風機(図示せず)を備え、送風機の吹出口は空調部の入口に至る送風通路2と接続されている。送風機は、遠心多翼ファンとこれを駆動するモータとからなり、遠心多翼ファンの周囲はスクロールケーシングで囲まれ、遠心多翼ファンの遠心方向に伸びるダクトによって送風通路と連通している。
空調部は、送風通路2全体を横断的に塞いで設けられたエバポレータ3と、エバポレータ3を通過してきた空気を加熱するヒータコア7と、冷風通路5と、エアミックスドア6と、温風通路8と、温風案内通路9と、デフロスタ用ドア16と、フェイス用ドア17と、フット用ドア18と、を空調ケース1の内部に備えている。さらに空調ケース1には、冷風通路5および温風通路8の下流側に複数個の吹出口が形成されており、ここでは、第1の吹出口の一例であるデフロスタ吹出口10、第2の吹出口の一例であるフェイス吹出口12および第3の吹出口の一例であるフット吹出口15が設けられている。
デフロスタ吹出口10は、例えば、空調ケース1の車両前方側の上部に位置し、フロントウィンドウガラス等の車室内側面に沿うように空調風を吹き出してフロントウィンドウガラス等の曇り度合いが低減するための開口部である。この開口部によって形成されるデフロスタ用通路11の断面積はデフロスタ用ドア16によって制御される。フェイス吹出口12は、例えば、空調ケース1上部のデフロスタ吹出口10よりも車両後方側に位置し、乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すための開口部であり、主に冷房時に使用される。この開口部によって形成されるフェイス用通路13の断面積はフェイス用ドア17によって制御される。フット吹出口15は、例えば、空調ケース1の車両後方側で、デフロスタ吹出口10およびフェイス吹出口12よりも下方に位置し、乗員の足元へ空調風を吹き出すための開口であり、主に暖房時に使用される。この開口部に通じるフット用通路14の断面積はフット用ドア18によって制御される。
各吹出口は、空調ケース1の内部を車両左右方向に二分する通路仕切り壁23を中心として左右対称であり、車両の運転席側および助手席側の左右両方側に空調風を供給可能なように配置されている。また、各吹出口から吹き出される空調風は、接続されたダクト(図示しない)内を通って車室内の所定の部位に供給されることになる。また、デフロスタ用ドア16、フェイス用ドア17およびフット用ドア18のそれぞれは、回転軸と回転軸の他方側に延びる平板状のドア本体とを有する片側枢支式の板状ドアである。送風機、エアミックスドア6、デフロスタ用ドア16、フェイス用ドア17およびフット用ドア18の作動は、図示しない制御装置によって制御される。
エバポレータ3は、例えば、空調ケース1の車両前方側に位置し、冷凍サイクル内の膨張弁で減圧された低温低圧の冷媒を送風機の送風を受けて内部で蒸発させる冷却用熱交換器である。そして、冷媒が流れるチューブの周囲を通過する送風空気を冷却して下流の冷風通路5に冷風を供給する。
ヒータコア7は、ヒータコア7よりも車両後方側の下部に位置し、走行用エンジンの高温の冷却水を熱源として送風空気と熱交換させ、周囲を流れる空気を加熱する加熱用熱交換器であり、エバポレータ3よりも空気流れ方向の下流側の通路を部分的に塞ぐように配置されている。
エアミックスドア6は、エバポレータ3よりも車両後方側に位置し、エバポレータ3を通過する空気が流下する下流側の通路である冷風通路5および温風通路8を開閉できるドアであり、モータ等の駆動手段によってスライドさせられて冷風通路5側および温風通路8側に移動するスライド方式のドアである。エアミックスドア6は、ドア本体、ドア本体の端部に設けられるラック6a(ドアスライドギア)、駆動手段により回転されるピニオン6b(シャフトギア)、ドアガイドピン等から構成されている。ラック6aは、ドア本体の移動方向全体において伸長するように形成され、シャフトに設けられたピニオン6bと噛み合うように構成されている。ピニオン6bはさらに軸方向外方に設けられたギアに伝えられるサーボモータ等の回転駆動力によってギアとともに回転し、この回転駆動力がラック6aをシャフトの軸方向と直交する方向に移動させる力として伝達され、ドア本体が移動することになる。
エアミックスドア6は、そのスライド位置により、ヒータコア7を通る温風の風量とヒータコア7を通過しない冷風の風量との比率を調節する。そして、エアミックスドア6が図1に示す一端側(温風通路8側)の位置にあるときは最大冷房時であり、温風通路8を閉めてヒータコア7への空気の流れを完全に遮断し、車室内に冷房風を提供する。逆に、エアミックスドア6が他端側(冷風通路5側)の位置にあるときは最大暖房時であり、冷風通路5を閉めてエバポレータ3を通過した空気をすべてヒータコア7へ流して加熱し、車室内に暖房風を提供する。
また、エアミックスドア6が中間の位置にあるときは、冷風通路5と温風通路8の両方が部分的に開放されて冷風と温風の両方が流下するようになり、各吹出口の上流側に設けられるエアミックスチャンバで混合し、温調されてから開放されている吹出口を通過して車室内に送られる。エアミックスドア6は、そのスライド位置に応じて冷風と温風の風量割合を調節し、空調風の温度調節を行う。エアミックスドア6のスライド位置は、オートエアコンの設定温度に応じて、各ドア16,17,18による吹出しモードとともに制御装置で決定され、マニュアルエアコンの場合には設定された温度および吹出しモードに応じて、制御装置で決定される。また、エアミックスチャンバは、エバポレータ3から流れてきた冷風空気とヒータコア7で加熱された温風空気とが混ざり合う空間である。この空間で温度調節された空調風は、各ドア16,17,18を制御することによって適正な風量割合で車室内へ供給することができる。
ヒータコア7の下流側には温風通路8が設けられている。温風通路8は、車両前方側に傾いた形態で、空調ケース1の下部から上方に向けて延びるように形成されている。温風通路8は、空調ケース1の車両左右方向全体に亘る幅寸法を有し、その幅寸法は車両前後方向の寸法よりも大きくなっている。つまり、温風通路8は、前後方向に薄く、横長で上下方向に長い扁平状の通路を呈している。温風通路8はヒータコア7の上端部付近で温風案内通路9に接続されており、温風案内通路9はさらに上方の第1の吹出口に向けて立設するように延びている。
温風案内通路9は、冷風通路5を横断する筒状体の内部に形成された通路であり、複数個の吹出口のうちの第1の吹出口に温風通路8を流れてきた温風を導く通路である。これにより、温風案内通路9によって第1の吹出口に導く温風風量を効率的に確保することができる。温風案内通路9の横断面形状は、少なくとも上流側が丸みを帯びている円形状であり、例えば、冷風の通路抵抗を抑制する流線形状(細長くて先端が丸く、後端がとがっている形状)であってもよい。
ここでは第1の吹出口の一例としてデフロスタ吹出口10を採用する。温風案内通路9の下流側端部は、第1の吹出口(例えばデフロスタ吹出口10)に対向しており、温風を第1の吹出口から流出させやすいようになっている。温風案内通路9の下流側端部は、第1の吹出口と所定の間隔を設けて配置されているため、第1の吹出口が閉じられている場合は、他の開口されている吹出口に向かって流れるようになる。そして、他の吹出口に向かう途中で冷風通路5を流れてきた冷風と混ざり合うことで温調されることになる。
冷風通路5および第2の吹出口(例えばフェイス吹出口12)は、エバポレータ3の空気が通過する通過面部3aに対して略直交する仮想線24を含むように配置されている(図1参照)。冷風通路5は、第2の吹出口に向かって仮想線24に沿うように図1のX1方向に延びている。温風案内通路9は、エバポレータ3と第2の吹出口との間で仮想線24と交差するように第1の吹出口(例えば、デフロスタ吹出口10)に向かって図1のY方向に延びている。
複数個の吹出口のうち、少なくとも第2の吹出口は、車両左右方向に並ぶ複数個の開口部から構成されている。ここでは第2の吹出口の一例としてフェイス吹出口12を採用する。フェイス吹出口12は、複数個の仕切り部によって仕切られることにより、複数個の開口部を備えている。具体的には、図2に示すように、複数個の開口部は、空調ケース1の左右対称に配置されるセンター開口部12aおよびサイド開口部12bである。
センター開口部12aは、空調ケース1の左右方向中央部に左右対称に1個ずつ合計2個形成される開口部であり、第1仕切り部20と第2仕切り部21によって区画、形成されている。センター開口部12aは、例えば車室内の中央部前方に配置される吹出口に接続されており、この吹出口から吹き出される空調風は主に運転席および助手席の乗員に提供される。サイド開口部12bは、空調ケース1の左右方向両端側に左右対称に1個ずつ合計2個形成される開口部であり、第2仕切り部21と第3仕切り部22によって区画、形成されている。サイド開口部12bは、例えば車室内の前方両端部に配置される吹出口に接続されており、この吹出口から吹き出される空調風は主に運転席側および助手席側のドアの内面に沿って流れるようになる。
第1仕切り部20、第2仕切り部21および第3仕切り部22は、横長状のフェイス吹出口12を横幅方向に複数の開口部に区画する短幅方向に橋渡しされた壁部で構成される。第1仕切り部20はフェイス吹出口12の中央部を縦断するように設けられる。第2仕切り部21は第1仕切り部20からセンター開口部12aの横幅分の間隔を設けた両側の位置で縦断するように設けられる。第3仕切り部22は第2仕切り部21からサイド開口部12bの横幅分の間隔を設けた位置であってフェイス吹出口12の両端部を縦断するように設けられる。
温風案内通路9は、エバポレータ3を通過して第2の吹出口(フェイス吹出口12)に向かう空気流れの上流方向(図1および図2のX2方向)に仕切り部を投影した投影部分が温風案内通路9の少なくとも一部に投影されるように、第2の吹出口の上流側に配置されている。換言すれば、仕切り部は、エバポレータ3の空気が通過する通過面部3aに略直交する方向(X1方向、X2方向)に温風案内通路9に対して重なるように配置されている。
さらに、図2に示す例にしたがって説明すると、温風案内通路9は車両左右方向に並ぶ複数個の通路により構成されており、そのうちの第1の温風案内通路9aは、その一部に第1仕切り部20をX2方向に投影した投影部分30が投影されるように配置されている。同様に、第2の温風案内通路9bは、その一部に第2仕切り部21をX2方向に投影した投影部分31が投影されるように配置されており、第3の温風案内通路9cは、その一部に第3仕切り部22をX2方向に投影した投影部分32が投影されるように配置されている。このような各温風案内通路9a,9b,9cと各仕切り部20,21,22の構成により、隣り合う温風案内通路間を流れる冷風は、その流れが下流側で仕切り部に衝突することなく、流れ方向を変えずにスムーズに各開口部を通過するようになる。
さらに、エバポレータ3を通過して第2の吹出口(フェイス吹出口12)に向かう空気の流れ方向(X1方向)に沿う、各仕切り部の中心軸線25a,25bと各温風案内通路9a,9bの中心を横断する中心線24a,24bは、略一致するようになっている。換言すれば、各仕切り部20,21と各温風案内通路9a,9bは、エバポレータ3の空気が通過する通過面部3aに略直交する方向(X1方向、X2方向)の軸線が一致するように、当該略直交方向に整列している。
各仕切り部20,21と各温風案内通路9a,9bがこのような関係を保って配置されていることにより、各温風案内通路間に形成される冷風通路51,52を流下する冷風は、さらに下流側で各仕切り部20,21によってその流れを曲げられることなく、スムーズに流下し、センター開口部12aやサイド開口部12bから流出するようになる。つまり、各仕切り部20,21と各温風案内通路9a,9bが抵抗とならない流路を構成でき、冷風風量の低下を抑制することができる。
また、各温風案内通路9a,9b,9cは、各仕切り部20,21,22に対応するように上流側に所定の間隔を設けて並んで配置されている。さらに、隣り合う温風案内通路の間に形成される各冷風通路51,52は、対応する仕切り部の間に形成されている各開口部12a,12bに向かって真っ直ぐに延びるように形成されている。換言すれば、各冷風通路51,52は、センター開口部12aやサイド開口部12bに向けて真っ直ぐに延びるように設けられており、開口部に至るまでの間には流れの向きに影響する障害物が存在していない。各仕切り部20,21,22は、各冷風通路51,52を開口部に向けて延長した領域内に存在しないように配置されており、冷風の流れに対して障害物にならないようになっている。
各仕切り部20,21がこのように配置されていることにより、エバポレータ3を通過した空気は各温風案内通路9a,9b,9cによって大きくその流れを曲げられることなく、各温風案内通路間の冷風通路51,52を経てセンター開口部12aやサイド開口部12bに向かって流れることになる。このため、温風案内通路9が冷風通路5を流れる空気に与える抵抗をさらに低減して、空調性能を向上させることができる。
また、第3の温風案内通路9cは、空調ケース1内の通路において、車両方向中央部に比べて空気流速が遅い車両左右方向の端部に設けられているため、冷風通路5を流れてくる空気流れに対して抵抗となりにくい。すなわち、冷風通路5の抵抗になりにくい部位に温風案内通路を設けることにより、さらに、冷風通路5を流れる風量の確保と、第1の吹出口(デフロスタ吹出口10)への温風導入性能との両方を図ることができる。
上記構成において、各吹出しモード(フェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フットデフモード、デフロスタモード)における各ドア16,17,18の作動および空調風の流れについて説明する。
フェイスモードでは、フェイス用ドア17によってフェイス用通路13を全開し、デフロスタ用ドア16によってデフロスタ用通路11を閉塞し、フット用ドア18によってフット用通路14を閉塞する。これにより、エアミックスドア6によって温調された空調風は、フェイス用通路13のみを流れ、各仕切り部20〜22や温風案内通路9によって流れが乱されることなく、スムーズにセンター開口部12aおよびサイド開口部12bから流出し、車室内に向けて送風される。
バイレベルモードは、春秋等の中間期において乗員の足元に温風を吹き出すとともに、乗員の上半身に冷風を吹き出すことにより、乗員に対して頭寒足熱の空調を提供するモードである。バイレベルモードでは、フェイス用ドア17およびフット用ドア18を制御してフェイス用通路13とフット用通路14の両方を開放するようにする。さらに、デフロスタ用ドア16によってデフロスタ用通路11を閉塞する。これにより、エアミックスドア6によって温調された空調風は、約半分ずつフェイス用通路13とフット用通路14とに送風され、フェイス用通路13には冷風が流通し、フット用通路14には温風が流通し、車室内には上下温度差のある空調風が提供されるようになる。この場合も、フェイス用通路13を流通する冷風は、各仕切り部20〜22や温風案内通路9によって流れが乱されることなく、スムーズにセンター開口部12aおよびサイド開口部12bから流出し、車室内に向けて送風される。
フットモードでは、フット用ドア18によってフット用通路14を全開し、フェイス用ドア17によってフェイス用通路13を閉塞し、デフロスタ用ドア16によってデフロスタ用通路11を閉塞する。これにより、エアミックスドア6にて温調された空調風は、温風通路8から温風案内通路9を経てフット用通路14に流れこみ、乗員の足元に向けて送風される。
フットデフモードでは、フェイス用ドア17によってフェイス用通路13を閉塞し、フット用ドア18によってフット用通路14を全開するとともに、デフロスタ用ドア16によってデフロスタ用通路11を開放する。これにより、エアミックスドア6にて温調された空調風は、デフロスタ用通路11とフット用通路14との双方に送風されるようになり、フロントウィンドウの窓曇り防止と、乗員の足元への温感とを提供する。このフットデフモードでは、エアミックスドア6にて温調された空調風のうち約半分をフット用通路14に送風し、残りの半分をデフロスタ用通路11に送風する。温風は温風案内通路9によってデフロスタ吹出口10に指向されているため、デフロスタ用ドア16によるデフロスタ用通路11の開度は、全開よりも絞るようにして、風量バランスを図っている。
デフロスタモードでは、デフロスタ用ドア16によってデフロスタ用通路11を全開し、フット用ドア18によってフット用通路14を閉塞するとともに、フェイス用ドア17によってフェイス用通路13を閉塞する。これにより、エアミックスドア6にて温調された空調風は、温風案内通路9によって温風通路8からスムーズにデフロスタ用通路11に導かれ、フロントウィンドウの窓曇り防止を提供する。
本実施形態の車両用空調装置がもたらす作用効果について以下に述べる。本車両用空調装置においては、空調ケース1に形成される複数個の吹出口のうちのフェイス吹出口12は、第1仕切り部20および第2仕切り部21によって仕切られて、さらに複数個の開口部であるセンター開口部12aとサイド開口部12bに分けられる。さらに温風案内通路9は、エバポレータ3を通過してフェイス吹出口12に向かう空気流れの上流方向に第1仕切り部20および第2仕切り部21を投影した投影部分30,31が第1の温風案内通路9aおよび第2の温風案内通路9bの少なくとも一部に投影されるように、フェイス吹出口12の上流側に配置されている。
この構成によれば、各仕切り部20,21は各温風案内通路9a,9bに対して空気流れ方向にオーバーラップするように配置される。これにより、エバポレータ3を通過した後、各温風案内通路9a,9bの周囲を流れる冷風はセンター開口部12aおよびサイド開口部12bに向かってその流れを曲げられることなく乱されずに流れる。したがって、空調ケース1内の冷風通路5を横切る温風案内通路9が冷風通路5を流れる空気に与える抵抗を低減することができる。このため、温風案内通路9による第1の吹出口に導く温風風量の確保とともに、第2の吹出口への冷風の風量確保を実現することができる。
また、上記第1の吹出口はデフロスタ吹出口10であり、上記第2の吹出口はフェイス吹出口12であることにより、デフロスタ吹出口10から吹き出される空調風の温度を高めることができるとともに、冷風通路に対する温風案内通路9の抵抗を抑制しフェイス吹出口12への冷風の流通性が良好になるため、温風案内通路9を備えているにもかかわらず、フェイスモード時のフェイス吹出し風量の低下を防ぐことができる車両用空調装置が提供できる。
(第2実施形態)
本発明に係る温風案内通路9としては様々な形態のものが考えられるが、本実施形態は温風案内通路9の他の形態の一例を示すものである。本実施形態の温風案内通路9Aに係るバッフル90を除く他の構成については、上記実施形態と同様であり、同様の作用効果を有する。図3は本実施形態に係る温風案内通路9Aの形態を示す空調ケース内の部分断面図である。図4は温風案内通路9Aの形態を示すバッフル90の部分斜視図である。
本発明に係る温風案内通路9としては様々な形態のものが考えられるが、本実施形態は温風案内通路9の他の形態の一例を示すものである。本実施形態の温風案内通路9Aに係るバッフル90を除く他の構成については、上記実施形態と同様であり、同様の作用効果を有する。図3は本実施形態に係る温風案内通路9Aの形態を示す空調ケース内の部分断面図である。図4は温風案内通路9Aの形態を示すバッフル90の部分斜視図である。
図3に示すように、フェイス吹出口12よりも上流側の通路において、紙面上方(X1方向)に向かう矢印は冷風通路5の冷風の流れ方向であり、紙面奥側から手前側に向く方向(Y方向)は温風案内通路9Aを流れる温風の流れ方向である。温風通路8に接続したバッフル90によって温風案内通路9Aを形成した場合も、温風案内通路と冷風通路は車両左右方向に交互に配されることになり、各温風案内通路9a,9b,9cと各仕切り部20,21,22の関係は、第1実施形態と同様の関係を有し、同様の作用効果を奏する。
図4に示すように、バッフル90は、冷温風流れの幅方向で空間を複数に分割する複数の分割板91と、一空間のエバポレータ3側(車両前方側)であって、温風通路8の上端部からデフロスタ吹出口10に向かって立設され、温風流れがエバポレータ3側に流れるのを妨げる温風遮蔽板92と、一空間の車両後方側であって、フェイス吹出口12に向かって延設され、冷風流れをフェイス吹出口12に指向させる冷風指向板93と、を有している。バッフル90は、分割板91、温風遮蔽板92および冷風指向板93をこの順に繰り返し連結して連続的に構成された部材であり、各板91,92,93は温風通路8の上端部からデフロスタ吹出口10に向かって延び、冷風通路5を横断するように配置されている。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態において温風案内通路9は、空調ケース1の車両左右方向に複数個並んで配置されているが、これに限定するものではなく、車両左右方向に1個配置された通路によって構成してもよい。また、温風案内通路9は、その横断面形状が円形状であるが、この形状に限定されるものではなく、例えば、トラック形状、長円状、矩形状であってもよい。
また、上記実施形態では第1の吹出口をデフロスタ吹出口10とし、第2の吹出口をフェイス吹出口12としているが、この組み合わせに限定するものではない。第1の吹出口および第2の吹出口は、空調装置の機能、空調対象空間等によってその他の吹出し口にも設定されうる。
1…空調ケース
3…エバポレータ
5…冷風通路
6…エアミックスドア
8…温風通路
9…温風案内通路
9a…第1の温風案内通路(温風案内通路)
9b…第2の温風案内通路(温風案内通路)
9c…第3の温風案内通路(温風案内通路)
10…デフロスタ吹出口(複数個の吹出口、第1の吹出口)
12…フェイス吹出口(複数個の吹出口、第2の吹出口)
12a…センター開口部(複数個の開口部)
12b…サイド開口部(複数個の開口部)
15…フット吹出口(複数個の吹出口)
20…第1仕切り部(仕切り部)
21…第2仕切り部(仕切り部)
24…仮想線
30,31,32…投影部分
3…エバポレータ
5…冷風通路
6…エアミックスドア
8…温風通路
9…温風案内通路
9a…第1の温風案内通路(温風案内通路)
9b…第2の温風案内通路(温風案内通路)
9c…第3の温風案内通路(温風案内通路)
10…デフロスタ吹出口(複数個の吹出口、第1の吹出口)
12…フェイス吹出口(複数個の吹出口、第2の吹出口)
12a…センター開口部(複数個の開口部)
12b…サイド開口部(複数個の開口部)
15…フット吹出口(複数個の吹出口)
20…第1仕切り部(仕切り部)
21…第2仕切り部(仕切り部)
24…仮想線
30,31,32…投影部分
Claims (4)
- 車室内に向かう空調風が流れる通路が内部に形成される空調ケース(1)と、
前記空調風が前記車室内の所定の部位に向かって吹き出されるように前記空調ケースに形成される複数個の吹出口(10,12,15)と、
前記空調ケース内に設けられ、空気が通過するときに冷却して下流側に冷風を供給するエバポレータ(3)と、
前記空調ケース内に設けられ、前記冷風が流れる冷風通路(5)と、
前記空調ケース内に設けられ、温風が流れる温風通路(8)と、
前記冷風通路と前記温風通路のそれぞれを流れる風量の割合を調節するエアミックスドア(6)と、
前記冷風通路を横断するように設けられ、前記複数個の吹出口のうちの第1の吹出口(10)に前記温風通路を流れる温風を導く温風案内通路(9)と、を備え、
前記複数個の吹出口のうちの第2の吹出口(12)は、仕切り部(20,21)によって仕切られてさらに複数個の開口部(12a,12b)に分けられており、
前記温風案内通路は、前記エバポレータを通過して前記第2の吹出口(12)に向かう空気流れの上流方向に前記仕切り部を投影した投影部分(30,31,32)が前記温風案内通路の少なくとも一部に投影されるように、前記第2の吹出口の上流側に配置されていることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記第2の吹出口(12)に向かう前記空気流れ方向に沿う、前記仕切り部の中心軸線(25a,25b)と前記温風案内通路(9a,9b)の中心を横断する中心線(24a,24b)は、略一致することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記温風案内通路(9a,9b,9c)は、前記仕切り部のそれぞれに対応するように上流側に間隔を設けて並ぶ複数個の温風案内通路からなり、隣り合う前記温風案内通路の間に形成されるそれぞれの通路(51,52)は、前記対応する仕切り部の間に形成されている前記各開口部(12a,12b)に真っ直ぐに向かうように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
- 前記第1の吹出口はデフロスタ吹出口(10)であり、前記第2の吹出口はフェイス吹出口(12)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
Priority Applications (1)
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