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JP2010009999A - 照明装置、表示装置及びテレビ受信装置 - Google Patents

照明装置、表示装置及びテレビ受信装置 Download PDF

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JP2010009999A JP2008169540A JP2008169540A JP2010009999A JP 2010009999 A JP2010009999 A JP 2010009999A JP 2008169540 A JP2008169540 A JP 2008169540A JP 2008169540 A JP2008169540 A JP 2008169540A JP 2010009999 A JP2010009999 A JP 2010009999A
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Abstract

【課題】孔部からの光漏れを抑制する。
【解決手段】バックライト装置12は、冷陰極管18と、冷陰極管18を保持するランプクリップ20と、ランプクリップ20が装着される底板14aを有し、その底板14aに取付孔21が開口して設けられるシャーシ14と、ランプクリップ20に設けられるとともに取付孔21内に進入可能とされ、且つランプクリップ20のうち冷陰極管18側に露出する露出部分(ランプ把持部25、支持ピン26及び本体部24の表側部分24a)よりも光の透過率が低い取付部27とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、照明装置、表示装置及びテレビ受信装置に関する。
従来、液晶テレビなどの液晶表示装置に用いる液晶パネルは、自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としている。このバックライト装置は、液晶パネルの裏側(表示面とは反対側)に設置されるようになっており、金属製や樹脂製で液晶パネル側の面が開口したシャーシと、シャーシ内に敷設された反射シートと、ランプとしてシャーシ内に収容される多数本の蛍光管(例えば冷陰極管)と、シャーシの開口部分に配されて冷陰極管が発する光を効率的に液晶パネル側へ放出させるための多数枚の光学部材(拡散シート等)と、細長い管状をなす冷陰極管の中間部分を支持するためのランプクリップとを備える。
このうち、ランプクリップの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、シャーシに対して取り付けられるランプクリップを透明な材料により形成することで、ランプクリップの陰による輝度ムラなどを防ぐようにしている。
特開2005−332831公報
ところで、シャーシにおけるランプクリップの被着面には、ランプクリップを取り付けるための取付孔が開口して形成されているが、上記したようにランプクリップが透明だとランプクリップを透過した光が取付孔を透過する可能性がある。取付孔を透過した光は、シャーシの外部へと漏れてしまい、表示品位を低下させるなどの不具合を生じさせるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、孔部からの光漏れを抑制することを目的とする。
本発明の照明装置は、ランプと、前記ランプを保持するランプ保持具と、前記ランプ保持具が装着される被着面を有し、その被着面に孔部が開口して設けられるシャーシと、前記ランプ保持具に設けられるとともに前記孔部内に進入可能とされ、且つ前記ランプ保持具のうち前記ランプ側に露出する露出部分よりも光の透過率が低い進入部とを備える。
このようにすれば、ランプ保持具のうちランプ側に露出する露出部分を光が透過したとしても、シャーシの孔部内に進入する進入部が露出部分よりも光の透過率が低くなっているから、光が孔部を透過し難くなる。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記露出部分は、前記進入部よりも光の反射率が高くなっている構成とする。このようにすれば、ランプに対して露出する露出部分の光の反射率を高くすることで、光の利用効率を向上させることができる。
(2)前記ランプ保持具は、前記被着面に取り付けられる略板状の本体部を備え、この本体部から前記進入部が突設されており、前記本体部のうち前記露出部分を除いた部分であって、前記進入部の根元部分は、光の透過率が前記露出部分よりも低くなっている構成とする。このようにすれば、光が孔部をより透過し難くなる。
(3)前記本体部のうち前記露出部分を除いた部分であって、前記孔部と重畳する部分は、光の透過率が前記露出部分よりも低くなっている構成とする。このようにすれば、光が孔部をさらに透過し難くなる。
(4)前記本体部のうち前記露出部分を除いた部分であって、前記孔部と重畳する部分よりも広い部分は、光の透過率が前記露出部分よりも低くなっている構成とする。このようにすれば、光が孔部をより一層透過し難くなる。
(5)前記本体部は、前記露出部分を含む第1部と、前記第1部に対して前記シャーシ側に積層される第2部とから構成され、前記第2部は、光の透過率が前記第1部よりも低くなっている構成とする。このようにすれば、本体部が光の透過率が互いに異なる第1部と第2部との積層構造となるから、本体部の全体を光が透過し難くなり、孔部からの光漏れをより確実に防ぐことができる。
(6)前記第2部は、光の透過率が前記進入部と同じになっている構成とする。このようにすれば、仮に第2部と進入部とで光の透過率を異ならせた場合と比べて、製造が容易なものとなる。
(7)前記進入部は、前記ランプと重畳する位置に配されている構成とする。このようにすれば、ランプと進入部が進入する孔部との距離が最短となり、孔部からの光漏れが懸念されるものの、進入部によって孔部への光の透過を規制できるから、特に有効である。
(8)前記進入部と前記露出部分とは、互いに光の透過率が異なる材料により形成されている構成とする。このように、進入部と露出部分とで材料自体を異ならせているから、例えばランプ保持具に塗料を塗布することで透過率を異ならせた場合、塗料の剥離などによって透過率が変化し得るが、そのような事態が生じることがない。
(9)前記ランプ保持具は、互いに光の透過率が異なる材料により二色成形されている構成とする。このようにすれば、仮に複数の部品を組み付けてランプ保持具を製造した場合と比べて、ランプ保持具の製造を容易に行うことができる。
(10)前記ランプ保持具は、前記被着面に取り付けられる略板状の本体部を備え、この本体部から前記進入部が突設されており、前記進入部は、前記本体部との間で前記孔部の縁部を挟持可能とされる構成とする。このようにすれば、進入部と本体部との間で孔部の縁部が挟持されることで、ランプ保持具がシャーシに対して装着状態に保持される。
(11)前記進入部は、前記本体部から前記シャーシ側へ突出する基部と、前記基部から前記本体部に沿う向きに突出する突部とから構成され、前記突部は、前記孔部に挿入されると前記本体部との間で前記孔部の縁部を挟持可能とされている構成とする。このようにすれば、ランプ保持具をシャーシに対して押し込むことで取り付けるタイプのものに好適となる。
(12)前記進入部は、前記本体部から前記シャーシ側へ突出する基部と、前記基部から前記本体部に沿う向きに突出する突部とから構成され、前記突部は、前記孔部に挿入された状態から前記本体部に沿う向きにスライドされることで、前記本体部との間で前記孔部の縁部を挟持可能とされている構成とする。このようにすれば、ランプ保持具をシャーシに対してスライドさせることで取り付けるタイプのものに好適となる。
(13)前記露出部分は、白色とされるのに対し、前記進入部は、黒色とされている構成とする。このようにすれば、ランプ側に露出する露出部分を白色とすることで光を効率的に反射させることができるとともに、孔部内に進入する進入部を黒色とすることで孔部への光の透過を良好に規制できる。
次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上記記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える。
このような表示装置によると、表示パネルに対して光を供給する照明装置が、不要な光漏れを生じさせ難いものであるから、表示品質の優れた表示を実現することが可能となる。
前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。
次に、上記課題を解決するために、本発明のテレビ受信装置は、上記記載の表示装置を備える。
このようなテレビ受信装置によると、表示パネルが表示品質に優れたものであるから、テレビ画像の表示品質を良好なものとすることができる。
さらには、前記テレビ受信装置には、前記表示装置のうち前記シャーシを覆うキャビネットが備えられ、このキャビネットには、放熱孔が開口して形成されている。
このようにすれば、シャーシを覆うキャビネットの放熱孔からの光漏れが懸念されるが、シャーシの孔部からの光漏れが抑制されているので、特に有効である。
本発明によれば、孔部からの光漏れを抑制することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図7によって説明する。本実施形態では、液晶パネル11を備える液晶表示装置10について例示する。なお、以下では、図2及び図3に示す上側を表側とし、同図下側を裏側として説明する。
液晶表示装置10は、全体として横長な矩形状をなし、図2に示すように、画像を表示可能な表示パネルである液晶パネル11の裏側(背面側)に、液晶パネル11に向けて光を照射可能な外部光源(照明装置)であるバックライト装置12を配置してなり、これらが枠状のベゼル13などによって一体的に保持される。この液晶表示装置10は、テレビ受信装置TVに適用することができる。テレビ受信装置TVは、図1に示すように、液晶表示装置10と、液晶表示装置10を挟むようにして収容する表裏両キャビネットCa,Cbと、電源Pと、テレビ放送などを受信するためのチューナーTと、スタンドSとを備えて構成される。このうち、裏側のキャビネットCbには、テレビ受信装置TVの内外の空気を流通させて液晶表示装置10などから発せられる熱を排出するための放熱孔Hが多数個並列した状態で内外に開口して形成されている。放熱孔Hは、縦長な長円形状をなしている。
液晶パネル11は、図2に示すように、横長な矩形状をなす一対の透明な(透光性を有する)ガラス製の基板と、両基板間に介在し、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶分子を含む液晶層(図示せず)とを備え、両基板が液晶層の厚さ分のギャップを維持した状態で図示しないシール剤によって貼り合わせられている。
両基板のうち表側(正面側)がCF基板とされ、裏側(背面側)がアレイ基板とされる。アレイ基板における内面側(液晶層側、CF基板との対向面側)には、スイッチング素子であるTFT(Thin Film Transistor)及び画素電極が多数個並んで設けられるとともに、これらTFT及び画素電極の周りには、格子状をなすゲート配線及びソース配線が取り囲むようにして配設されている。画素電極は、ITO(Indium Tin Oxide)或いはZnO(Zinc Oxide)といった透明電極からなる。
一方、CF基板には、各画素に対応した位置に多数個のカラーフィルタが並んで設けられている。カラーフィルタは、R,G,Bの三色が交互に並ぶ配置とされる。各カラーフィルタ間には、混色を防ぐための遮光層(ブラックマトリクス)が形成されている。カラーフィルタ及び遮光層の表面には、アレイ基板側の画素電極と対向する対向電極が設けられている。また、両基板の内面側には、液晶層に含まれる液晶分子を配向させるための配向膜がそれぞれ形成されている。また、両基板の外面側には、偏光板がそれぞれ貼り付けられている。
バックライト装置12は、図2に示すように、液晶パネル11の背面直下に光源が配置されてなる、いわゆる直下型のバックライトであり、表側(光出射側)に開口した略箱型をなすシャーシ14と、シャーシ14内に敷設される反射シート15と、シャーシ14の開口部分に取り付けられる光学部材16と、光学部材16を固定するためのフレーム17と、シャーシ14内に収容される複数本の冷陰極管18と、冷陰極管18における両端部を保持する一対のホルダ19と、冷陰極管18における中間部分を保持する複数のランプクリップ20とから構成されている。
シャーシ14は、金属製とされ、液晶パネル11と同様の横長な矩形状をなす底板14aと、底板14aの周縁から立ち上がる側板とから構成されている。このうち、底板14aは、図3に示すように、ランプクリップ20が装着される被着面を構成しており、ここにランプクリップ20を取付可能な取付孔21が複数設けられている。取付孔21は、図3及び図4に示すように、平面に視て円形状をなすとともに、1つのランプクリップ20に対応して一対用意され、底板14aにおいて各ランプクリップ20の取付予定位置に配置されている。シャーシ14の裏側には、図3に示すように、各冷陰極管18に駆動電力を供給するインバータ基板22が配され、このインバータ基板22がシャーシ14に対して図示しない固定手段によって固定されている。また、インバータ基板22のさらに裏側には、テレビ受信装置TVを構成する裏側のキャビネットCbが配されており、シャーシ14の全体がキャビネットCbによって裏側から覆われている。
反射シート15は、光の反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製とされており、シャーシ14の内面のほぼ全域を覆う形で敷設されている。この反射シート15により、各冷陰極管18から発せられる光の殆どをシャーシ14の開口側へと導くことができるものとされている。反射シート15には、シャーシ14に対するランプクリップ20の取付構造である取付部27を挿通可能な複数の挿通孔23が設けられている。各挿通孔23は、シャーシ14における各取付孔21に対応した位置に配されており、詳しくは反射シート15をシャーシ14に敷設した状態で各取付孔21に対して平面に視て重畳する配置とされている。また挿通孔23は、平面に視て円形状をなし、その径寸法が取付孔21よりも少し大きくなっている。冷陰極管18は、線状光源(管状光源)の一種であり、図2に示すように、その軸方向をシャーシ14の長辺方向と一致させた姿勢でシャーシ14内に取り付けられており、複数本が互いの軸を略平行にし、且つ互いの間に所定の間隔を空けた状態で並べられている。ホルダ19は、光の反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製とされ、冷陰極管18のうち電極が設置された端部(非発光部)を覆うとともに、シャーシ14の短辺方向に沿って延びる細長い略箱型をなしている。
光学部材16は、その短辺縁部がホルダ19とフレーム17との間で挟持されるのに対し、長辺縁部がシャーシ14とフレーム17との間で挟持されることで、固定がなされている。光学部材16は、図3に示すように、シャーシ14の開口部を覆うようにして配される拡散板16aと、拡散板16aと液晶パネル11との間に配される複数の光学シート16bとからなる。拡散板16aは、合成樹脂製の板状部材に光散乱粒子が分散配合されてなり、管状光源たる冷陰極管18から出射される線状の光を拡散する機能を有する。拡散板16a上に配される光学シート16bは、拡散板16a側から順に、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光板が積層されたものであり、冷陰極管18から出射され、拡散板16aを通過した光を面状の光とする機能を有する。
ここで、ランプクリップ20について詳細に説明する。ランプクリップ20は、合成樹脂製(例えばポリカーボネート製)とされており、シャーシ14(反射シート15)の底板14aに沿った略板状をなし平面視略矩形の本体部24(取付板、ベース部)を備える。ランプクリップ20は、図2に示すように、シャーシ14に対して、本体部24の長辺方向がシャーシ14の短辺方向とほぼ平行な姿勢、すなわち冷陰極管18の軸方向と直交する方向とほぼ平行な姿勢(向き、状態)で取り付けられる。このランプクリップ20は、シャーシ14の底板14aにおいて複数分散した位置に設置されている。
本体部24における表側の面(拡散板16aや冷陰極管18側を向いた面、シャーシ14側とは反対側の面)には、図3及び図5に示すように、冷陰極管18を所定高さ位置に支持するためのランプ把持部25と、拡散板16aを冷陰極管18よりも高い位置に支持するための支持ピン26とがそれぞれ設けられている。ランプ把持部25は、本体部24の長辺方向について離間した位置に一対並んで設置されており、それぞれが異なる冷陰極管18を把持する。支持ピン26は、本体部24における長辺方向及び短辺方向の中央位置で且つ両ランプ把持部25間のほぼ中間位置に配されている。言い換えると、各ランプ把持部25と支持ピン26との間の距離は、ほぼ等しくなっている。
一方、本体部24における裏側の面(シャーシ14や反射シート15側を向いた面、拡散板16aや冷陰極管18側とは反対側の面)には、ランプクリップ20をシャーシ14に対して取付状態に保持するための取付部27が一対設けられている。両取付部27は、本体部24における長辺方向に離間した位置で且つ上記した両ランプ把持部25と対応した位置に配されている。詳しくは、両取付部27は、両ランプ把持部25に対して本体部24の長辺方向及び短辺方向、つまり本体部24の板面方向についてほぼ同じ位置に配されており、平面に視て重畳する位置に配されている。言い換えると、両取付部27は、両ランプ把持部25に対して真裏位置(直下位置)に配されている。さらに別言すると、両取付部27は、両ランプ把持部25によってそれぞれ保持された冷陰極管18に対しても平面に見て重畳する位置に配されており、両取付部27間の間隔が冷陰極管18間のピッチとほぼ一致していることになる。この取付部27は、本体部24の板面方向についての大きさ(平面に視た大きさ)が本体部24よりも小さいものの、取付孔21よりは少し大きくなるよう形成されている。
続いて、ランプ把持部25の構造について詳しく説明する。ランプ把持部25は、図3に示すように、冷陰極管18のうち電極が設置された両端部間の中間部分、つまり発光部を、反射シート15から僅かに浮いた高さ位置に裏側から支持することができる。ランプ把持部25は、全体として表側へ開口した有端環状をなし、互いに対向する一対のアーム部28を備える。両アーム部28の先端部間には、図3に示す上下方向(シャーシ14の底板14aの板面と直交する方向)に沿って着脱される冷陰極管18の通過を許容する開口部29が確保されている。両アーム部28は、本体部24における表側の面において長辺方向について離間した位置からそれぞれ立ち上がる片持ち状をなしており、略円弧状に湾曲した形状となっている。この両アーム部28における曲率は、取り付けられる冷陰極管18の外周面の曲率と概ね一致しており、取付状態において冷陰極管18との間に生じる隙間が周方向についてほぼ一定幅となる。両アーム部28は、本体部24からの立ち上がり基端部を支点として本体部24の長辺方向に沿って弾性変形可能とされる。
両アーム部28の先端部の内面(冷陰極管18との対向周面)には、冷陰極管18を保持するための保持突起30がそれぞれ設けられており、それら両保持突起30間に上記した開口部29が確保されている。この開口部29における間口は、冷陰極管18の外径寸法よりも少し狭くなる設定とされる。従って、開口部29を通して冷陰極管18を着脱する際には、両アーム部28は冷陰極管18によって押されることで弾性的に拡開変形されるようになっている。保持突起30は、アーム部28の先端部の内面から内向きに(冷陰極管18における中心軸線側に向かって)張り出す形態とされるとともに、冷陰極管18を表側(光出射側)から覆うような位置、つまり冷陰極管18に対してその抜け方向側に位置している。取付状態では、冷陰極管18は、ランプ把持部25における底面のうち冷陰極管18の中心の直下に位置する中央の第1支持点と、両保持突起30の内端の第2支持点及び第3支持点とによって三点支持されるようになっており、各支持点間においては冷陰極管18の外周面とランプ把持部25の内周面との間に周方向に延びる僅かな隙間(クリアランス)が空けられるようになっている。
両アーム部28の先端部における外面には、冷陰極管18の取り付け動作をガイドするためのガイド部31がそれぞれ設けられている。両ガイド部31は、アーム部28から斜め外向きに立ち上がった先細り状に形成されている。両ガイド部31は、突出基端から突出先端にかけて互いに離間するような勾配を有しており、冷陰極管18と対向する内面も同様の勾配の傾斜面となっている。従って、両ガイド部31における対向面である内面間の間隔は、同図下側、つまり冷陰極管18の取付方向側に行くに連れて次第に狭く、逆に冷陰極管18の取り外し方向側に行くに連れて次第に広くなっている。これにより、両ガイド部31の内面によって冷陰極管18の取り付け動作を円滑に案内することができるようになっている。また、ガイド部31の内面は、そのまま保持突起30の内面へとなだらかに繋げられている。
次に、支持ピン26の構造について詳しく説明する。支持ピン26は、図3に示すように、拡散板16aのうちホルダ19などによって支持された外周縁部よりも画面中央側部分を裏側から支持することで、拡散板16aが冷陰極管18側へ撓んだり反ったりするのを規制することができる。支持ピン26は、水平方向に沿って切断した断面形状が円形とされ(図5)、根元側から先端側に行くに連れて次第に径寸法が小さくなる、先細り状に形成されている。つまり、支持ピン26は、略円錐状に形成されている。支持ピン26のうち拡散板16aに当接し得る先端部には、R面が形成され、丸められている。本体部24からの支持ピン26の突出高さは、ランプ把持部25よりも高く設定されており、支持ピン26は、ランプクリップ20において最も高い位置に突出する部位となっている。従って、ランプクリップ20をシャーシ14に対して着脱する作業を行う際には、作業者は支持ピン26を掴んで作業を行うことが可能となっており、支持ピン26は着脱時の操作部としても機能し得る。
続いて、取付部27の構造について詳しく説明する。取付部27は、図3に示すように、本体部24の裏側の面から突出する基部32と、基部32の先端から本体部24側に折り返されて基部32の側方に対向する一対の突部33とから構成されている。基部32は、本体部24の裏側の面からほぼ垂直に突出しており、その突出方向が本体部24の板面と直交する方向と一致している。基部32は、断面形状が矩形の略角柱状をなしており、その長辺方向が本体部24における短辺方向と一致している。
一対の突部33は、基部32の突出先端部における長辺側の両側面から突出する片持ち状にそれぞれ形成されており、本体部24における長辺方向について互いに逆向きに突出している。従って、両突部33は、基部32を挟んで本体部24における長辺方向に並んで配されていることになる。突部33は、基端部から自由端部にかけて次第に基部32から離間するよう斜め姿勢をなしており、基端部を支点として基部32に対して接離する方向(本体部24の長辺方向)に沿って弾性変形可能とされる。突部33の先端部は、比較的基部32に近い内側部分33aに対して外側部分33bの方が低い段付き状に形成されており、シャーシ14への取付状態ではこのうち内側部分33aがシャーシ14の取付孔21内に進入するのに対し、外側部分33bが取付孔21の外側に配される。この外側部分33bにおける本体部24に対して対向する面が、シャーシ14の孔縁に対して裏側から係止可能な係止面33cとなっている。本体部24と係止面33cとの間の間隔は、シャーシ14と反射シート15との厚さ寸法を足し合わせたものとほぼ同じ程度となっている。
さて、このランプクリップ20は、光の透過率及び反射率が共に異なる2種類の材料によって二色成形されている。そして、ランプクリップ20のうち、冷陰極管18側(光学部材16側)に露出する部分は、光の透過率及び反射率が比較的高い第1の材料からなるのに対し、取付部27を含み且つシャーシ14側を向いた部分は、光の透過率及び反射率が比較的低い第2の材料からなる。
第1の材料及び第2の材料としては、例えば同じポリカーボネート樹脂が用いられるものの、その色が第1の材料と第2の材料とで異なっており、それにより第1の材料と第2の材料とでは光の透過率及び反射率が相違している。第1の材料は、光の反射性に優れた白色とされるのに対し、第2の材料は、遮光性に優れた黒色とされる。具体的には、第1の材料となる白色樹脂としては、住友ダウ株式会社製の「LR8031V」(光反射率:98%〜99%、光透過率:0.5%〜1.2%)や三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の「EHR3100」(光反射率:97%、光透過率:1%)を用いることができる。また、第2の材料となる黒色樹脂としては、住友ダウ株式会社製の「876−20」(光反射率:10%、光透過率:0%)や三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製の「EFR3000」(光反射率:5.72%、光透過率:0%)を用いることができる。このように、第1の材料となる白色樹脂は、光の反射率が極めて高いものの、僅かながらも光を透過する材料であるのに対し、第2の材料となる黒色樹脂は、光の反射率は相対的に低いものの、光を全く透過しない材料となっている。
ランプクリップ20のうち冷陰極管18側に露出する部分(バックライト装置12における光出射側(光学部材16側)を向いた部分)、つまりランプ把持部25と支持ピン26と本体部24における表側部分24aとが上記した第1の材料からなるのに対し、ランプクリップ20のうちシャーシ14側を向いた部分、つまり取付部27と本体部24における裏側部分24bとが第2の材料からなる。特に本体部24については、第1の材料からなる表側部分24aである第1部34と、第2の材料からなる裏側部分24bである第2部35とに分けられ、これらを表裏に積層した二重の積層構造となっている。本体部24における第1部34と第2部35との境界位置は、厚さ方向のほぼ中央位置となっており、第1部34と第2部35との厚さ寸法は、互いにほぼ等しくなっている。ランプ把持部25及び支持ピン26は、本体部24のうち第1部34と一体成形されているのに対し、取付部27は、本体部24のうち第2部35と一体成形されている。
そして、ランプクリップ20をシャーシ14に取り付けた状態では、図3及び図6に示すように、第2の材料からなる各取付部27が各取付孔21内に進入されるとともに、裏側部分24bが第2の材料からなる第2部35とされた本体部24によって各取付孔21が表側から塞がれる。この本体部24は、平面に視た大きさが取付孔21よりも十分に大きくなっているので、シャーシ14のうち取付孔21及びその周縁部を含んだ所定の領域を表側から覆うことができる。これにより、本体部24の第1部34を僅かながらも光が透過したとしても、その光が取付孔21に到達するのを確実に防ぐことができる。この状態でランプクリップ20のうち冷陰極管18側に露出するランプ把持部25、支持ピン26及び本体部24の表側部分24aである第1部34は、全て第1の材料によって形成されているので、冷陰極管18から発せられた光を良好に光学部材16側へ反射させることができる。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。液晶パネル11及びバックライト装置12をそれぞれ別途に製造し、それらをベゼル13などを用いて互いに組み付けることで、図2に示す液晶表示装置10が製造される。続いて、バックライト装置12の組み付け作業、特にランプクリップ20をシャーシ14に取り付ける作業について詳しく説明する。
図7に示すように、シャーシ14の内側に反射シート15を敷設すると、各挿通孔23内に対応する各取付孔21が臨むよう位置合わせされるので、続いて各ランプクリップ20をシャーシ14に取り付ける作業を行う。ランプクリップ20のうち支持ピン26を掴んだら、各取付部27をシャーシ14の底板14aにおける取付予定位置の各取付孔21に位置合わせしつつ、本体部24を表側からシャーシ14の底板14aへ向けて押し込むようにする。すると、各取付部27が先端側から各取付孔21内に挿入されるとともに、突部33が取付孔21の表側の縁部に干渉することで、一旦基部32に接近するよう(窄むよう)弾性変形される。
本体部24における裏側の面がシャーシ14の底板14aに当接する深さまでランプクリップ20が押し込まれると、突部33の先端部における外側部分33bが底板14aの裏側に突出するとともに突部33が復元し、図3に示すように、外側部分33bの係止面33cが取付孔21の裏側の縁部に対して係止される。これにより、シャーシ14の底板14aのうち取付孔21の縁部と、反射シート15の挿通孔23の縁部とが、取付部27の突部33と本体部24との間で挟持され、もってランプクリップ20がシャーシ14に対して反射シート15を介在させた状態で取付状態に保持される。この取付状態では、取付部27のうち、基部32の突出基端部と、突部33の先端部における内側部分33aとが取付孔21内に進入している。
上記のようにしてランプクリップ20を取り付けた後、各ランプ把持部25に対して各冷陰極管18を取り付け、それからホルダ19を取り付ける。その後、拡散板16a及び各光学シート16bを積層設置し、バックライト装置12を組み付けたら、その表側からさらに液晶パネル11を載置した後、ベゼル13を組み付けることで、液晶表示装置10が組み付けられる。
以上のようにして組み付けた液晶表示装置10に画像を表示する場合は、バックライト装置12の各冷陰極管18を点灯させるとともに、液晶パネル11に対して画像信号を供給する。このとき、冷陰極管18から発せられた線状の光は、光学部材16に対して直接または反射シート15やランプクリップ20にて反射されてから照射されるとともに、光学部材16を透過する過程で面状の光に変換され、それから液晶パネル11へと照射される。このとき、ランプクリップ20のうち冷陰極管18側に露出する部分(ランプ把持部25、支持ピン26及び本体部24の表側部分24a)は、取付部27などを構成する第2の材料よりも光の反射率が高い第1の材料によって構成されているので、光を光学部材16側へ向けて良好に反射させることができ、光の利用効率に優れる。
ところで、ランプクリップ20のうち、冷陰極管18側に露出する部分は、光の反射性に優れた白色樹脂である第1の材料によって形成されているのであるが、この第1の材料は、光の反射性に優れる反面、僅かながらも透光性を有している。このため、冷陰極管18から発せられた光のうち、ランプクリップ20に当たった光は、その殆どが反射されるものの、一部については、第1の材料からなるランプ把持部25、支持ピン26及び本体部24の表側部分24a(第1部34)を透過し得る。仮に、ランプクリップ20を透過した光が取付孔21内に進入すると、そのままシャーシ14の裏側へ抜けてしまい、光が外部に漏れる事態が懸念される。
ところが、本実施形態では、ランプクリップ20のうち取付孔21内に進入した取付部27と、取付孔21を表側から閉塞する本体部24の裏側部分24b(第2部35)とが、遮光性に優れ透光性を有さない黒色樹脂である第2の材料によって形成されているから、ランプクリップ20のうち冷陰極管18側に露出した部分を光が透過しても、その光が取付孔21に到達する前の段階で遮光することができる。これにより、シャーシ14内の光が取付孔21を透過して裏側外部に漏れ出すのを確実に防止できる。もって、テレビ受信装置TVにおいて裏側のキャビネットCbに開口形成された放熱孔Hから光漏れが生じることがなく、テレビ受信装置TVを暗い室内などで使用した場合にも、優れた品位の表示をさせることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、バックライト装置12は、冷陰極管18と、冷陰極管18を保持するランプクリップ20と、ランプクリップ20が装着される底板14aを有し、その底板14aに取付孔21が開口して設けられるシャーシ14と、ランプクリップ20に設けられるとともに取付孔21内に進入可能とされ、且つランプクリップ20のうち冷陰極管18側に露出する露出部分(ランプ把持部25、支持ピン26及び本体部24の表側部分24a)よりも光の透過率が低い取付部27とを備える。
このようにすれば、ランプクリップ20のうち冷陰極管18側に露出する露出部分を光が透過したとしても、シャーシ14の取付孔21内に進入する取付部27が露出部分よりも光の透過率が低くなっているから、光が取付孔21を透過し難くなる。もって、取付孔21からの光漏れを抑制することができる。
また、露出部分は、取付部27よりも光の反射率が高くなっている。このようにすれば、冷陰極管18に対して露出する露出部分の光の反射率を高くすることで、光の利用効率を向上させることができる。
また、ランプクリップ20は、底板14aに取り付けられる略板状の本体部24を備え、この本体部24から取付部27が突設されており、本体部24のうち露出部分を除いた部分であって、取付部27の根元部分は、光の透過率が露出部分よりも低くなっている。このようにすれば、取付部27に加えて根元部分によっても取付孔21への光の透過を規制でき、光が取付孔21をより透過し難くなる。
また、本体部24のうち露出部分を除いた部分であって、取付孔21と重畳する部分は、光の透過率が露出部分よりも低くなっている。このようにすれば、取付部27及びその根元部分に加えて取付孔21と重畳する部分によっても取付孔21への光の透過を規制でき、光が取付孔21をさらに透過し難くなる。
また、本体部24のうち露出部分を除いた部分であって、取付孔21と重畳する部分よりも広い部分は、光の透過率が露出部分よりも低くなっている。このようにすれば、取付部27、その根元部分及び取付孔21と重畳する部分に加えてさらに広い範囲に及ぶ部分によっても取付孔21への光の透過を規制でき、光が取付孔21をより一層透過し難くなる。
また、本体部24は、露出部分を含む第1部34と、第1部34に対してシャーシ14側に積層される第2部35とから構成され、第2部35は、光の透過率が第1部34よりも低くなっている。このようにすれば、本体部24が光の透過率が互いに異なる第1部34と第2部35との積層構造となっており、第2部35が本体部24の板面方向について全域にわたる範囲に形成されているから、本体部24の全体を光が透過し難くなり、取付孔21からの光漏れをより確実に防ぐことができる。
また、第2部35は、光の透過率が取付部27と同じになっている。このようにすれば、仮に第2部35と取付部27とで光の透過率を異ならせた場合と比べて、製造が容易なものとなる。
また、取付部27は、冷陰極管18と重畳する位置に配されている。このようにすれば、冷陰極管18と取付部27が進入する取付孔21との距離が最短となり、取付孔21からの光漏れが懸念されるものの、取付部27によって取付孔21への光の透過を規制できるから、特に有効である。
また、取付部27と露出部分とは、互いに光の透過率が異なる材料により形成されている。このように、取付部27と露出部分とで材料自体を異ならせているから、例えばランプクリップ20に塗料を塗布することで透過率を異ならせた場合、塗料の剥離などによって透過率が変化し得るが、そのような事態が生じることがない。
また、ランプクリップ20は、互いに光の透過率が異なる材料により二色成形されている。このようにすれば、仮に複数の部品を組み付けてランプクリップ20を製造した場合と比べて、ランプクリップ20の製造を容易に行うことができる。
また、ランプクリップ20は、底板14aに取り付けられる略板状の本体部24を備え、この本体部24から取付部27が突設されており、取付部27は、本体部24との間で取付孔21の縁部を挟持可能とされる。このようにすれば、取付部27と本体部24との間で取付孔21の縁部が挟持されることで、ランプクリップ20がシャーシ14に対して装着状態に保持される。
また、取付部27は、本体部24からシャーシ14側へ突出する基部32と、基部32から本体部24に沿う向きに突出する突部33とから構成され、突部33は、取付孔21に挿入されると本体部24との間で取付孔21の縁部を挟持可能とされている。このようにすれば、ランプクリップ20をシャーシ14に対して押し込むことで取り付けるタイプのものに好適となる。
また、露出部分は、白色とされるのに対し、取付部27は、黒色とされている。このようにすれば、冷陰極管18側に露出する露出部分を白色とすることで光を効率的に反射させることができるとともに、取付孔21内に進入する取付部27を黒色とすることで取付孔21への光の透過を良好に規制できる。
また、上記した構成のバックライト装置12と、バックライト装置12からの光を利用して表示を行う液晶パネル11とを備える液晶表示装置10のうち、シャーシ14がテレビ受信装置TVの一部であるキャビネットCbによって覆われ、このキャビネットCbに放熱孔Hが開口して形成されている。このようにすれば、シャーシ14を覆うキャビネットCbの放熱孔Hからの光漏れが懸念されるが、シャーシ14の取付孔21からの光漏れが抑制されているので、特に有効である。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図8から図12によって説明する。この実施形態2では、シャーシ14‐Aに対するランプクリップ20‐Aの取付構造を変更したものを示す。なお、この実施形態2では、上記した実施形態1から変更した部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Aを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態では、ランプクリップ20‐Aの取付構造として、ランプクリップ20‐Aをシャーシ14‐Aに対してスライドさせることで取り付けるタイプのものを採用している。具体的には、本体部24‐Aの裏側の面に設けられた一対の取付部36,37は、図8に示すように、共に本体部24‐Aの裏面(板面)に沿ったフック状をなしている。なお、以下では両取付部36,37のうち、図8に示す左側のものを第1取付部36とし、同図右側のものを第2取付部37とする。
先に両取付部36,37の共通構造について説明する。第1取付部36と第2取付部37は、本体部24‐Aの裏面から突出する基部36a,37aと、基部36a,37aの先端からほぼ直角に屈曲されて本体部24‐Aの長辺方向に沿って突出(延出)する片持ち状の突部36b,37bとをそれぞれ備え、正面から見て略L字型をなしている。基部36a,37aは、断面形状が矩形の略角柱状をなしており、その長辺方向が本体部24‐Aにおける短辺方向と一致している。突部36b,37bは、本体部24‐Aの板面とほぼ平行をなしており、基部36a,37aに連なる基端部を支点として本体部24‐Aに対して接離する方向(図8に示す上下方向)に沿って弾性変形可能とされる。この基部36a,37aからの突部36b,37bの突出方向が、シャーシ14‐Aに対してランプクリップ20‐Aを取り付ける際のスライド方向と一致している。基部36a,37a及び突部36b,37bは、本体部24‐Aの短辺方向についての寸法がほぼ同一とされ、その大きさは本体部24‐Aの短辺寸法よりも小さくなっている。
次に、第1取付部36及び第2取付部37の相違構造について説明する。第1取付部36については、突部36bの先端から本体部24‐A側へ突出する係止突部39がそれぞれ設けられている。係止突部39のうち本体部24‐Aとの対向面には、テーパ面が形成されている。係止突部39のうち基部36aとの対向面は、基部36aの外面とほぼ平行で直立していて、シャーシ14‐Aに対するランプクリップ20‐Aのスライド方向と直交する方向に沿ってほぼ真っ直ぐな面となっており、ここがシャーシ14‐Aの係止孔42に対する係止面となっている。一方、第2取付部37については、突部37bの先端にシャーシ14‐Aへの取り付け動作をガイド可能なガイド部38が設けられている。ガイド部38は、先端側に行くに連れて本体部24‐Aから離れるような勾配をもって形成されている。さらには、本体部24‐Aの長辺方向についての配置に関して、第1取付部36における基部36aは、表側に対応するランプ把持部25‐Aに対して支持ピン26‐A寄りに偏心した位置に配されているのに対し、第2取付部37における基部37aは、表側に対応するランプ把持部25‐Aのほぼ中央位置に配されている。また、第2取付部37の突部37bは、その先端部が本体部24‐Aにおける長辺方向の端部から外側に突出することがなく、平面に視て本体部24‐Aの裏側に隠れるようになっている。
続いて、上記した両取付部36,37が取り付けられるシャーシ14‐A側の構造について説明する。シャーシ14‐Aの底板14a‐Aには、図8及び図9に示すように、両取付部36,37に対応した一対の取付孔40,41と、第1取付部36の係止突部39に対応した係止孔42とがそれぞれ開口して設けられている。なお、以下では両取付孔40,41のうち、図9に示す左側のものを第1取付孔40とし、同図右側のものを第2取付孔41とする。
第1取付孔40と第2取付孔41は、第1取付部36及び第2取付部37に合わせて平面に見て矩形状に形成されるとともに、その長辺寸法及び短辺寸法は本体部24‐Aよりも小さくなっている。従って、ランプクリップ20‐Aを取り付けた状態では、第1取付孔40と第2取付孔41が本体部24‐Aによって閉塞されるようになっている(図10)。係止孔42は、シャーシ14‐Aの底板14a‐Aのうち、両取付孔40,41の間で且つ第1取付孔40寄りの位置に配設されている。係止孔42には、第1取付部36の係止突部39が進入してその縁部に係止可能とされている。なお、係止孔42についても第1取付孔40と第2取付孔41と同様に本体部24‐Aよりも平面に見た大きさが小さく形成され、取付状態では本体部24‐Aによって閉塞される。また、反射シート15‐Aには、両取付孔40,41に対応して一対の挿通孔43,44が開口して設けられている。第1取付孔40に対応した第1挿通孔43は、第1取付孔40及び係止孔42を一括して取り囲むことができる大きさに形成されている。第2挿通孔44は、第2取付孔41よりもさらに大きくなる設定とされる。
さて、本実施形態に係るランプクリップ20‐Aは、実施形態1と同様に、冷陰極管18側に露出する部分(ランプ把持部25‐A、支持ピン26‐A及び本体部24‐Aの表側部分24a‐A)については、光の反射性に優れた白色樹脂である第1の材料により形成されているのに対し、両取付部36,37を含めたシャーシ14‐A側を向いた部分については、遮光性に優れた黒色樹脂である第2の材料によって形成されている。つまり、取付状態において両取付孔40,41及び係止孔42内に進入する両取付部36,37は、両取付孔40,41及び係止孔42を閉塞する本体部24‐Aの裏側部分24b‐Aと共に、ランプクリップ20‐Aのうち冷陰極管18側に露出する部分よりも光の透過率及び反射率が低くなっている。
続いて、シャーシ14‐Aに対するランプクリップ20‐Aの取付作業について説明する。図11に示すように、シャーシ14‐A内に反射シート15‐Aを敷設し、各挿通孔43,44内に対応する各取付孔40,41及び係止孔42が臨むよう位置合わせしたら、ランプクリップ20‐Aをシャーシ14‐Aの底板14a‐Aに取り付ける作業を行う。各取付部36,37を対応する各取付孔40,41に対して位置合わせしつつ、ランプクリップ20‐Aをシャーシ14‐Aの底板14a‐Aへ向けて押し込む。すると、各取付部36,37が対応する各取付孔40,41内に挿入される。そして、本体部24‐Aの裏側の面が反射シート15‐Aに当接すると、図12に示すように、各取付部36,37のうち突部36b,37bがシャーシ14‐Aの底板14a‐Aの裏側に突出した状態となる。
この状態から、ランプクリップ20‐Aを本体部24‐Aの長辺方向に沿って図12に示す矢線方向へスライドさせる。すると、係止突部39が第1取付孔40の縁部に対して裏側へ乗り上げることで、一旦第1取付部36の突部36bが弾性変形される。また、この過程では、第2取付部37の先端部に形成されたガイド部38が第2取付孔41の縁部に摺接されることで、円滑なスライド動作が図られる。そして、ランプクリップ20‐Aが所定距離スライドしたところで、図8に示すように、係止突部39が係止孔42内に進入するとともに第1取付部36の突部36bが復元する。この状態では、係止突部39の係止面が係止孔42の縁部に係止することで、ランプクリップ20‐Aが取り付け時のスライド方向と逆方向、つまり抜け方向へ変位するのが規制される。そして、この取付状態では、シャーシ14‐Aの底板14a‐Aのうち両取付孔40,41の縁部が、両取付部36,37の突部36b,37bと本体部24‐Aとの間で挟持されることで、ランプクリップ20‐Aが取付状態に保持される。
ところで、ランプクリップ20‐Aをシャーシ14‐Aに取り付けた状態では、図8及び図10に示すように、各取付部36,37が対応する各取付孔40,41及び係止孔42内に進入するとともに、各取付孔40,41が本体部24‐Aによって表側から閉塞される。そして、これら各取付部36,37及び本体部24‐Aの裏側部分24b‐Aは、ランプクリップ20‐Aのうち冷陰極管18側に露出する部分よりも光の透光率が低くなっているから、冷陰極管18側に露出する部分を光が透過したとしても、その光が各取付孔40,41及び係止孔42内に進入するのを確実に防ぐことができる。これにより、各取付孔40,41及び係止孔42から光漏れが生じるのを防止することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、取付部36,37は、本体部24‐Aからシャーシ14‐A側へ突出する基部36a,37aと、基部36a,37aから本体部24‐Aに沿う向きに突出する突部36b,37bとから構成され、突部36b,37bは、取付孔40,41に挿入された状態から本体部24‐Aに沿う向きにスライドされることで、本体部24‐Aとの間で取付孔40,41の縁部を挟持可能とされている。このようにすれば、ランプクリップ20‐Aをシャーシ14‐Aに対してスライドさせることで取り付けるタイプのものに好適となる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図13によって説明する。この実施形態3は、上記した実施形態1の変形例とも言うべきものであって、本体部24‐Bにおける裏側部分24b‐Bを部分的に第2の材料により形成したものを示す。なお、この実施形態3では、上記した実施形態1から変更した部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Bを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本実施形態では、本体部24‐Bにおける裏側部分24b‐Bのうち取付孔21‐Bに対応した部分のみが第2の材料により構成されている。詳しくは、本体部24‐Bにおける裏側部分24b‐B(冷陰極管側に露出する表側部分24a‐Bを除いた部分)のうち、平面に視て取付孔21‐Bよりも広い部分については、図13に示すように、遮光性に優れた第2の材料からなる第2部35‐Bとされている。第2部35‐Bは、本体部24‐Bの裏側部分24b‐Bのうち取付部27‐Bの根元部分と、取付孔21‐Bに重畳する部分とを含むとともに、平面に視て取付孔21‐Bよりも広く且つ反射シート15‐Bの挿通孔23‐Bよりもさらに広い範囲に及んでいる。また、第2部35は、平面に視てランプ把持部25‐Bと重畳する範囲にわたって形成されている。一方、本体部24‐Bの表側部分24a‐Bと、裏側部分24b‐Bのうち上記した第2部35‐Bを除いた部分とは、光の反射性に優れた第1の材料からなる第1部34‐Bとなっている。本体部24‐Bのうち、図13に示す上下方向に沿った外周面の全域が第1部34‐Bによって構成されており、このことは本体部24‐Bにおける冷陰極管側に露出する面の全域が第1部34‐Bによって構成されていることを意味する。従って、実施形態1と比べて、冷陰極管からの光をより効率的に光学部材側へ反射させることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、本体部24‐Bの裏側部分24b‐Bの全域を第2部35‐Bとしなくても、取付孔21‐Bに対する遮光効果として上記した実施形態1と同等の性能を発揮することができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図14によって説明する。この実施形態4は、上記した実施形態2の変形例とも言うべきものであって、本体部24‐Cにおける裏側部分24b‐Cを部分的に第2の材料により形成し、上記した実施形態3と同様にしたものを示す。なお、この実施形態4では、上記した実施形態2から変更した部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Cを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本体部24‐Cにおける裏側部分24b‐C(冷陰極管側に露出する表側部分24a‐Cを除いた部分)のうち、平面に視て第1取付孔40‐C及び係止孔42‐Cよりも広い部分については、図14に示すように、遮光性に優れた第2の材料からなる第2部35‐Cとされている。第2部35‐Cは、本体部24‐Cの裏側部分24b‐Cのうち第1取付部36‐Cの根元部分と、第1取付孔40‐C及び係止孔42‐Cに重畳する部分とを含むとともに、平面に視て第1取付孔40‐C及び係止孔42‐Cよりも広く且つ反射シート15‐Cの第1挿通孔43‐Cよりもさらに広い範囲に及んでいる。また、第2部35‐Cは、平面に視てランプ把持部25‐Cと重畳する範囲よりも広い範囲にわたって形成されている。一方、本体部24‐Cの表側部分24a‐Cと、裏側部分24b‐Cのうち上記した第2部35‐Cを除いた部分とは、光の反射性に優れた第1の材料からなる第1部34‐Cとなっている。
なお、図14では、本体部24‐Cのうち第1取付孔40‐C及び係止孔42‐Cを閉塞する部分についてのみ図示しているが、本体部24‐Cの裏側部分24b‐Cのうち第2取付孔を閉塞する部分についても、同様に第2の材料からなる第2部とすることができる。
<実施形態5>
本発明の実施形態5を図15によって説明する。この実施形態5は、上記した実施形態1のさらなる変形例とも言うべきものであって、本体部24‐Dにおける第2部35‐Dの形成範囲を実施形態3からさらに変更したものを示す。なお、この実施形態5では、上記した実施形態1から変更した部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Dを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
第2の材料からなる第2部35‐Dは、図15に示すように、本体部24‐Dの裏側部分24b‐Dのうち挿通孔23‐Dと重畳する部分にのみ形成されている。第2部35‐Dは、本体部24‐Dの裏側部分24b‐Dにおいて、取付部27‐Dの根元部分を含みつつ平面に視て挿通孔23‐Dと同じ範囲に形成され、その範囲はシャーシ14‐Dの取付孔21‐Dよりはやや広くなっている。一方、本体部24‐Dの表側部分24a‐Dと、裏側部分24b‐Dのうち上記した第2部35‐Dを除いた部分とは、第1の材料からなる第1部34‐Dとなっている。
上記のような構成によっても、取付孔21‐Dよりも大きな挿通孔23‐Dが第2部35‐Dによって全域にわたって覆われているから、取付孔21‐Dに対する遮光効果を十分に得ることができる。
<実施形態6>
本発明の実施形態6を図16によって説明する。この実施形態6は、上記した実施形態2のさらなる変形例とも言うべきものであって、本体部24‐Eにおける第2部35‐Eの形成範囲を実施形態4からさらに変更し、実施形態5と同様にしたものを示す。なお、この実施形態6では、上記した実施形態2から変更した部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Eを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
第2の材料からなる第2部35‐Eは、図16に示すように、本体部24‐Eの裏側部分24b‐Eのうち第1挿通孔43‐Eと重畳する部分にのみ形成されている。第2部35‐Eは、本体部24‐Eの裏側部分24b‐Eにおいて、第1取付部36‐Eの根元部分を含みつつ平面に視て第1挿通孔43‐Eと同じ範囲に形成され、その範囲はシャーシ14‐Eの第1取付孔40‐Eから係止孔42‐Eにわたる範囲よりはやや広くなっている。一方、本体部24‐Eの表側部分24a‐Eと、裏側部分24b‐Eのうち上記した第2部35‐Eを除いた部分とは、第1の材料からなる第1部34‐Eとなっている。なお、図示は省略するが、本体部24‐Eの裏側部分24b‐Eのうち第2取付孔及び第2挿通孔に対応した部分についても、上記と同様の範囲の第2部とすることができる。
上記のような構成によっても、第1取付孔40‐E及び係止孔42‐E(第2取付孔)よりも大きな第1挿通孔43‐E(第2取付孔)が第2部35‐Eによって全域にわたって覆われているから、第1取付孔40‐E及び係止孔42‐E(第2取付孔)に対する遮光効果を十分に得ることができる。
<実施形態7>
本発明の実施形態7を図17によって説明する。この実施形態7は、上記した実施形態1のさらなる変形例とも言うべきものであって、本体部24‐Fにおける第2部35‐Fの形成範囲を実施形態5からさらに変更したものを示す。なお、この実施形態7では、上記した実施形態1から変更した部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Fを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
第2の材料からなる第2部35‐Fは、図17に示すように、本体部24‐Fの裏側部分24b‐Fのうち取付部27‐Fの根元部分にのみ形成されている。第2部35‐Fは、本体部24‐Fの裏側部分24b‐Fにおいて、平面に視て取付部27‐Fのうち基部32‐Fと同じ範囲に形成され、その範囲は取付孔21‐Fよりは狭くなっている。一方、本体部24‐Fの表側部分24a‐Fと、裏側部分24b‐Fのうち上記した第2部35‐Fを除いた部分とは、第1の材料からなる第1部34‐Fとなっている。
<実施形態8>
本発明の実施形態8を図18によって説明する。この実施形態8は、上記した実施形態1のさらなる変形例とも言うべきものであって、取付部27‐Gのみを第2の材料により形成したものを示す。なお、この実施形態8では、上記した実施形態1から変更した部位には、同一の符号を用いるとともにその末尾に添え字‐Gを付すものとし、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
このランプクリップ20‐Gは、図18に示すように、本体部24‐Gの全域が第1の材料により形成されているのに対し、取付孔21‐G内に挿入される取付部27‐Gについてのみが第2の材料により形成されている。取付状態において、第1の材料からなる本体部24‐Gを光が僅かながらも透過したとしても、取付孔21‐G内に進入した取付部27‐Gが遮光性に優れた第2の材料によって形成されているから、光が取付孔21‐Gを透過するのを抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態では、ランプクリップを二色成形により形成した場合を示したが、第1の材料により樹脂成形した部品と、第2の材料により樹脂成形した部品とを組み付けることで、ランプクリップを形成したものも本発明に含まれる。
(2)上記した各実施形態では、第1の材料と第2の材料とを色(光の透過率など)が異なる同一素材(ポリカーボネート樹脂)としたものを示したが、第1の材料と第2の材料とで素材をも異ならせるようにしてもよい。
(3)上記した各実施形態では、ランプクリップを光の透過率などが異なる2種類の材料により形成した場合を示したが、ランプクリップを1種類の材料により形成し、その表面を着色することで、光の透過率などを部分的に異ならせるようにしてもよい。具体的には、ランプクリップの全体を白色樹脂により樹脂成形し、その後、取付部の表面や本体部の裏側の面に黒色の塗料を塗布して着色すればよい。逆に、ランプクリップの全体を黒色樹脂により樹脂成形し、その後、ランプ把持部や支持ピンや本体部の表側の面に白色の塗料を塗布して着色してもよい。
(4)上記した各実施形態では、ランプクリップのうち冷陰極管側に露出する部分を白色にしたものを例示したが、白色以外にも乳白色など他の色に変更することもできる。また、露出部分を透明にすることも可能である。
(5)上記した各実施形態では、ランプクリップのうち取付部やシャーシ側を向いた部分を黒色にしたものを例示したが、黒色以外にもグレーなど他の色に変更することもできる。
(6)上記した各実施形態では、ランプクリップのうち取付部やシャーシ側を向いた部分が、冷陰極管側に露出する部分よりも、光の透過率及び反射率が共に低くなるものを例示したが、光の透過率のみが低くなるようにしてもよい。
(7)上記した各実施形態以外にも、本体部における第2部(第2の材料からなる部分)の形成範囲については適宜に変更可能である。具体的には、実施形態5の変形例として、第2部が本体部の裏側部分のうち取付孔と重畳する範囲で、挿通孔より狭い範囲に形成されるようにしてもよい。それ以外にも、実施形態6の変形例として、第2部が本体部の裏側部分のうち第1取付孔及び係止孔と重畳し且つこれらに跨る範囲で、第1挿通孔より狭い範囲に形成されるようにしてもよい。なお、この構造は、第2取付孔及び第2挿通孔に対応した部分についても同様に適用できる。上記以外にも、第2部が平面に視て取付孔(第1取付孔、第2取付孔)よりも狭い範囲に形成されるものも本発明に含まれる。
(8)上記した各実施形態では、取付部の全域を第2の材料により形成した場合を示したが、取付部の一部のみを第2の材料により形成したものも本発明に含まれる。
(9)上記した各実施形態では、ランプ把持部に対して取付部が重畳配置されるものを示したが、ランプ把持部と取付部とが平面に視て重畳しない配置とされるものも本発明に含まれる。
(10)上記した各実施形態では、特許請求の範囲に記載した「進入部」として、シャーシに対するランプクリップの取付構造をなす取付部を例示したが、取付構造以外の部位を「進入部」とすることもできる。具体的には、ランプクリップがシャーシに開口形成された位置決め孔に対して進入することで、シャーシに対してランプクリップを本体部の板面方向について位置決め可能な位置決め部を有する場合、その位置決め部を「進入部」としてもよい。その場合、位置決め孔が特許請求の範囲に記載の「孔部」となる。
(11)上記した各実施形態以外にも、取付部の数や形状について適宜に変更可能である。また、ランプ把持部及び支持ピンの数や形状についても適宜に変更可能である。さらには、本体部の形状についても適宜に変更可能である。
(12)上記した実施形態1,2では、本体部を構成する第1部の厚さと第2部の厚さとがほぼ同じ場合を示したが、その厚さの比率については適宜に変更可能である。
(13)上記した各実施形態では、光源として冷陰極管を使用した場合を示したが、例えば熱陰極管など他の種類の光源を用いたものも本発明に含まれる。
(14)上記した各実施形態では、シャーシを金属製の板金よりなるものとしたが、樹脂成形よりなるものとしても良い。
(15)上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてTFTを用いたが、TFT以外のスイッチング素子(例えば薄膜ダイオード(TFD))を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。
(16)上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。
(17)上記した各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えない表示装置にも本発明は適用可能である。
本発明の実施形態1に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図 液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図 液晶表示装置におけるランプクリップを示す断面図 シャーシにおける取付孔を示す平面図 ランプクリップの平面図 ランプクリップをシャーシに取り付けた状態を示す平面図 ランプクリップをシャーシに取り付ける前の状態を示す断面図 本発明の実施形態2に係る液晶表示装置におけるランプクリップを示す断面図 シャーシにおける取付孔及び係止孔を示す平面図 ランプクリップをシャーシに取り付けた状態を示す平面図 ランプクリップをシャーシに取り付ける前の状態を示す断面図 ランプクリップをスライドさせる前の状態を示す断面図 本発明の実施形態3に係るランプクリップを示す断面図 本発明の実施形態4に係るランプクリップを示す断面図 本発明の実施形態5に係るランプクリップを示す断面図 本発明の実施形態6に係るランプクリップを示す断面図 本発明の実施形態7に係るランプクリップを示す断面図 本発明の実施形態8に係るランプクリップを示す断面図
符号の説明
10…液晶表示装置(表示装置)
11…液晶パネル(表示パネル)
12…バックライト装置(照明装置)
14…シャーシ
14a…底板(被着面)
18…冷陰極管(ランプ)
20…ランプクリップ(ランプ保持具)
21…取付孔(孔部)
24…本体部
24a…表側部分(露出部分)
24b…裏側部分(本体部のうち露出部分を除いた部分)
25…ランプ把持部(露出部分)
26…支持ピン(露出部分)
27…取付部(進入部)
32…基部
33…突部
34…第1部
35…第2部
36…第1取付部(進入部)
36a…基部
36b…突部
37…第2取付部(進入部)
37a…基部
37b…突部
40…第1取付孔(孔部)
41…第2取付孔(孔部)
42…係止孔(孔部)
Cb…キャビネット
H…放熱孔
TV…テレビ受信装置

Claims (18)

  1. ランプと、
    前記ランプを保持するランプ保持具と、
    前記ランプ保持具が装着される被着面を有し、その被着面に孔部が開口して設けられるシャーシと、
    前記ランプ保持具に設けられるとともに前記孔部内に進入可能とされ、且つ前記ランプ保持具のうち前記ランプ側に露出する露出部分よりも光の透過率が低い進入部とを備える照明装置。
  2. 前記露出部分は、前記進入部よりも光の反射率が高くなっている請求項1記載の照明装置。
  3. 前記ランプ保持具は、前記被着面に取り付けられる略板状の本体部を備え、この本体部から前記進入部が突設されており、
    前記本体部のうち前記露出部分を除いた部分であって、前記進入部の根元部分は、光の透過率が前記露出部分よりも低くなっている請求項1または請求項2記載の照明装置。
  4. 前記本体部のうち前記露出部分を除いた部分であって、前記孔部と重畳する部分は、光の透過率が前記露出部分よりも低くなっている請求項3記載の照明装置。
  5. 前記本体部のうち前記露出部分を除いた部分であって、前記孔部と重畳する部分よりも広い部分は、光の透過率が前記露出部分よりも低くなっている請求項4記載の照明装置。
  6. 前記本体部は、前記露出部分を含む第1部と、前記第1部に対して前記シャーシ側に積層される第2部とから構成され、前記第2部は、光の透過率が前記第1部よりも低くなっている請求項5記載の照明装置。
  7. 前記第2部は、光の透過率が前記進入部と同じになっている請求項6記載の照明装置。
  8. 前記進入部は、前記ランプと重畳する位置に配されている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 前記進入部と前記露出部分とは、互いに光の透過率が異なる材料により形成されている請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 前記ランプ保持具は、互いに光の透過率が異なる材料により二色成形されている請求項9記載の照明装置。
  11. 前記ランプ保持具は、前記被着面に取り付けられる略板状の本体部を備え、この本体部から前記進入部が突設されており、
    前記進入部は、前記本体部との間で前記孔部の縁部を挟持可能とされる請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の照明装置。
  12. 前記進入部は、前記本体部から前記シャーシ側へ突出する基部と、前記基部から前記本体部に沿う向きに突出する突部とから構成され、前記突部は、前記孔部に挿入されると前記本体部との間で前記孔部の縁部を挟持可能とされている請求項11記載の照明装置。
  13. 前記進入部は、前記本体部から前記シャーシ側へ突出する基部と、前記基部から前記本体部に沿う向きに突出する突部とから構成され、前記突部は、前記孔部に挿入された状態から前記本体部に沿う向きにスライドされることで、前記本体部との間で前記孔部の縁部を挟持可能とされている請求項11記載の照明装置。
  14. 前記露出部分は、白色とされるのに対し、前記進入部は、黒色とされている請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の照明装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える表示装置。
  16. 前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされる請求項15記載の表示装置。
  17. 請求項15または請求項16に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。
  18. 前記表示装置のうち前記シャーシを覆うキャビネットが備えられ、このキャビネットには、放熱孔が開口して形成されている請求項17記載のテレビ受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012048168A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Sharp Corp 画像表示装置
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