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JP2010092107A - 故障情報監視装置及び故障情報監視方法 - Google Patents

故障情報監視装置及び故障情報監視方法 Download PDF

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JP2010092107A JP2008258746A JP2008258746A JP2010092107A JP 2010092107 A JP2010092107 A JP 2010092107A JP 2008258746 A JP2008258746 A JP 2008258746A JP 2008258746 A JP2008258746 A JP 2008258746A JP 2010092107 A JP2010092107 A JP 2010092107A
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Abstract

【課題】メモリを構成する複数の格納領域毎に予め定められた故障情報を格納する場合に故障情報を確実に格納することができる故障情報監視装置を提供する。
【解決手段】領域制御部53は、故障分類部52が判断した故障情報の種類に基づいて領域管理テーブル3の使用情報を参照し、データ取出部51が取り出した故障情報を故障情報に対応する下位格納領域である対応格納領域へ格納できるか否かを判断し、対応格納領域へ格納できる場合、対応格納領域の中から故障情報の格納先を決定し、対応格納領域へ格納できない場合、領域管理テーブル3に基づいて、対応格納領域以外の上位格納領域の中から故障情報の格納先を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、故障情報監視装置及び故障情報監視方法に関する。
コンピュータやサーバ等の故障状態を解析するために、故障情報がメモリに格納され、適宜読み出されて解析される。種々の故障情報の発生が想定されるため、どのような故障情報にも対応できるようにするために、故障情報をメモリに格納する方法は、できるだけ単純化することが望まれる。
そこで、故障情報をメモリに格納する方法を単純化するため、メモリにおける故障情報を格納する格納領域は、各々が同一のサイズの複数の領域に区分けされる。この場合、ある格納領域が故障情報であふれた場合、新たな故障情報は、他の格納領域へ格納される。このため、他の格納領域に格納されていた重要度の高い故障情報が、重要度の低い新たな故障情報により上書きされて、失われる恐れがある。
このように、重要度の高い故障情報が上書きされた場合、重要度の高い故障について、故障部品の特定等、故障を解析することが困難となる。この結果、コンピュータの処理能力の大幅な低下やシステムダウンに繋がる危険性のある故障に関係する部品のメンテナンスを早急に行うことができない場合がある。
なお、ATMスイッチシステムの入力バッファ制御装置及び論理バッファサイズ決定方法において、ATMスイッチにおけるセルの損失改善のための入力バッファ制御装置及び、論理バッファのサイズを決定するアルゴリズムが知られている。
また、メモリ管理装置及びメモリ管理方法において、要求したメモリ領域のサイズにかかわらずメモリの確保や開放処理を高速で行うことができるメモリ管理装置及びメモリ管理方法が知られている。
更に、動的メモリ管理方法及び装置、並びにこれを用いた電子機器において、メモリの断片化を効果的に抑制することができる動的メモリ管理方法及び装置、並びにこれを用いた電子機器が知られている。
特開平11−17708号公報 特開2001−236249号公報 特開2007−34556号公報
従来技術によれば、情報処理装置を監視する故障情報監視装置において、故障情報の格納される格納領域は、単純な方法により同一のサイズの複数の区分で分けられており、故障情報はその種類に対応した格納領域毎に格納される。
しかし、本発明者の検討によれば、このような単純な方法により格納領域を区分しただけでは、一つの種類の故障情報の格納領域に空きの領域が無くなった場合、他の種類の重大な故障情報の格納領域に上書きすることがある。また、故障情報の種類に対応する格納領域に空きの領域が無くなった場合、その空きが無くなった故障情報の種類について書込みを行わないようにしただけでは、重大な故障原因を特定するための故障情報の記録が残らない場合がある。この場合、情報処理装置のメンテナンス時において、保守者が故障部品を特定することが困難となる。この結果、情報処理装置をメンテナンスできない恐れや、メンテナンスに多大な労力を費やさなければならなくなる恐れがある。
本発明は、メモリを構成する複数の格納領域毎に予め定められた故障情報を格納する場合に故障情報を確実に格納することができる故障情報監視装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様の故障情報監視装置は、メモリと、領域管理テーブルと、データ取出部と、故障分類部と、データ格納部とを備える。メモリは、予め定められた故障情報の種類と対応させられた複数の上位格納領域であって、予め定められた位置に予め定められたサイズを有する複数の下位格納領域を含む複数の上位格納領域を備える。領域管理テーブルは、下位格納領域毎に、サイズと、下位格納領域の使用状態を示す使用情報とを格納する。データ取出部は、情報処理装置から故障情報を取り出す。故障分類部は、データ取出部が取り出した故障情報について、故障情報の種類を判断する。領域制御部は、故障分類部が判断した故障情報の種類と、領域管理テーブルに基づいて、データ取出部が取り出した故障情報の下位格納領域を判断する。データ格納部は、領域制御部が判断した下位格納領域へデータ取出部が取り出した故障情報を格納する。領域制御部が、故障分類部が判断した故障情報の種類に基づいて領域管理テーブルの使用情報を参照し、データ取出部が取り出した故障情報を故障情報に対応する下位格納領域である対応格納領域へ格納できるか否かを判断し、対応格納領域へ格納できる場合、対応格納領域の中から故障情報の格納先を決定し、対応格納領域へ格納できない場合、領域管理テーブルに基づいて、対応格納領域以外の上位格納領域の中から故障情報の格納先を決定する。データ格納部が、データ取出部が取り出した故障情報を領域制御部が決定した格納先へ格納する。
本発明の一実施態様の故障情報監視方法は、前述の故障情報監視装置における故障情報監視の処理を実現する。
本発明の一実施態様の故障情報監視装置及び故障情報監視方法によれば、下位格納領域毎に、サイズと使用情報とを格納する領域管理テーブルを備える。従って、領域管理テーブルに基づいて、故障情報を下位格納領域へ格納できるか否かを判断することができる。即ち、故障情報を対応格納領域へ格納できない場合、領域管理テーブルに基づいて、対応格納領域の属する上位格納領域以外の上位格納領域の中から、当該故障情報の格納先を決定することができる。これにより、ある格納領域に空きが無くなった場合、他の上位格納領域の中から故障情報の格納先を決定することができる。この結果、新たな故障情報を格納することができると共に、他の故障情報を上書きすることを防止することができる。
図1は、本発明の一実施例である故障情報監視装置を備えるサーバシステムの構成を示す図である。
サーバシステムは、故障情報監視装置1と、サーバ6とを備える。これらの間は、例えばLAN等のネットワークにより接続される。サーバ6は、例えばコンピュータ等の情報処理装置であっても良い。図1の例では、故障情報監視装置1は、サーバ6とは独立のコンピュータであり、サーバ6を監視し、サーバ6の故障情報又はログ情報(以下、故障情報とログ情報とを合わせて「故障情報」という)を格納する。このために、故障情報監視装置1は、故障レベルテーブル2と、領域管理テーブル3と、メモリ4と、故障情報処理部5とを備える。故障情報処理部5は、故障レベルテーブル2と領域管理テーブル3とに記録された情報に基づいて、サーバ6の故障情報をメモリ4に格納する。なお、図1の例では、故障情報処理部5の外部に故障レベルテーブル2、領域管理テーブル3およびメモリ4が設けられているが、故障情報処理部5が故障レベルテーブル2と領域管理テーブル3とメモリ4とを備えると考えても良い。
メモリ4は、図5を参照して後述するように、複数の上位格納領域を備える。即ち、メモリ4は、複数の上位格納領域に論理的に分割される。上位格納領域は、各々、故障情報の種類と対応するようにメモリ4に割当てられる。上位格納領域は、各々、複数の下位格納領域を含む。下位格納領域は、各上記格納領域に対応した故障情報を格納する領域であり、各々、メモリ4の予め定められた位置に設けられ、予め定められたサイズを有する。
故障レベルテーブル2は、サーバ6において故障の監視の対象とされる部品(以下、対象部品という)毎に、故障の重要度(レベル)を示す故障レベルと、故障情報を格納するメモリの格納領域の割当ての変更の可否を示す情報とを格納する。故障レベルテーブル2については、図3を参照して後述する。対象部品については、図2を参照して後述する。
領域管理テーブル3は、上位格納領域毎に、言い換えれば故障情報毎に、当該上位格納領域に属する複数の下位格納領域についての情報を格納する。更に、領域管理テーブル3は、各々の上位格納領域において、下位格納領域毎に、下位格納領域のサイズと、下位格納領域の使用状態を示す使用情報とを格納する。領域管理テーブル3については、図4を参照して後述する。
故障情報処理部5は、データ取出部51と、故障分類部52と、領域制御部53と、データ格納部54とを備える。
データ取出部51は、サーバ6に故障が発生した場合、サーバ6から故障情報を収集する。データ取出部51は、図2を参照して後述するように、サーバ6の故障検知部69から送信された故障情報を受信する。データ取出部51は受信した故障情報を故障分類部52へ送る。
故障分類部52は、データ取出部51が取り出した故障情報について、故障情報の種類とサイズを判定する。この時、故障分類部52は、後述するように、故障情報の故障レベルについても判定する。故障分類部52は、判定した故障情報の種類、サイズ、故障レベルを領域制御部53へ通知する。
領域制御部53は、故障分類部52が判定した故障情報の故障レベルを用いて故障レベルテーブル2を参照する。故障レベルテーブル2の参照の結果に基づいて、領域制御部53は、故障情報をメモリ4に格納するか否かを決定する。
故障情報をメモリ4に格納する場合、領域制御部53は、故障分類部52が判定した故障情報の種類とサイズを用いて領域管理テーブル3を参照する。領域管理テーブル3の参照の結果に基づいて、領域制御部53は、データ取出部51が取り出した故障情報を、メモリ4のいずれの格納領域に格納するかを決定する。領域制御部53は、決定した格納先をデータ格納部54に通知する。
データ格納部54は、データ取出部51が取り出した故障情報を、領域制御部53が決定した格納先へ格納する。このために、データ取出部51が取り出した故障情報が、データ取出部51からデータ格納部54に送られる。
図2は、図1のサーバシステムにおけるサーバ6の構成の一例を示す図である。
図2のサーバ6は、その構成部品として、CMU61と、IO(入出力)コントローラ66と、送受信装置(クロスバ又はXB)67と、クロック制御部(CLK)68と、故障検知部69とを備える。
CMU61には、MBC(Maintenance-Bus Controller)部品62、CPU(Central Processing Unit)部品63、MAC(Memory Access Controller)部品64、SC(System Controller)部品65が設けられる。これらの部品62〜65は、故障監視の対象部品である。
IOコントローラ66等も、CMU61と同様に複数の故障監視の対象部品を含む。従って、IOコントローラ66等の故障情報も、CMU61の故障情報と同様に監視され、処理される。しかし、説明の簡単化のために、IOコントローラ66等の故障情報についての説明は省略する。
故障検知部69は、CMU61、及びIOコントローラ66、XB67、CLK68におけるいずれかの対象部品が故障した場合、当該故障を検出する。故障検知部69は、対象部品の故障を検出した場合、当該故障についての故障情報を生成して、これをデータ取出部51へ通知する。故障情報には、故障の内容を示す情報に加えて、故障情報の種類とサイズ、故障レベルが含まれる。従って、データ取出部51は、サーバ6から必要なデータを与えられる。
図3は、故障レベルテーブル2の構成の一例を示す図である。
故障レベルテーブル2は、予め用意され、対象部品毎に、故障レベルと、故障情報の対応格納領域の割当ての変更の可否の情報との対応を格納する。以下、対応格納領域の割当ての変更の可否を示す情報を「変更情報」という。故障レベルは故障の重要度を示す情報であり、図3の例では重大レベル5〜重大レベル1、軽傷レベル3〜1を含み、この順に重大な故障であることを示す。変更情報は、対象部品の故障レベル毎に、対象部品に発生した故障情報に対応する格納領域の割当ての変更を許可するか否かを示す。換言すれば、変更情報は、故障情報の対応格納領域の割当てが変更モードであるか否かを示すモード情報である。
故障レベルテーブル2は、例えば、対象部品であるMBC部品62、CPU部品63、MAC部品64、SC部品65について、その故障レベルと変更情報との対応を格納する。変更情報において、「○」は、格納領域の割当ての変更が可であることを示し、「×」は、格納領域の割当ての変更が不可であることを示す。
これにより、領域制御部53は、故障レベルテーブル2に格納された情報に基づき、重大レベルの故障情報についての対応格納領域の割当ての変更(増加)は行うが、軽傷レベルの故障情報についての対応格納領域の割当ての変更は行わない。この結果、重大な故障情報については、すでにメモリに格納された故障情報が上書きされることなく、メモリに格納される。一方、重大でない故障情報については、すでにメモリに格納された故障情報が、新規に発生した故障情報により上書きされる場合がある。
なお、重大レベルと軽傷レベルとの間に、1又は複数の中間故障レベルを設け、中間故障レベル毎に、変更情報を定めるようにしても良い。
図4は、領域管理テーブルの実施例を示す図である。
領域管理テーブル3は、故障情報の種類毎に、各故障情報のサイズ(kbyte)の情報と、格納領域の残世代数の情報と、格納先(格納位置)情報を格納する。ここで、格納領域の残世代数の情報と格納先情報とを合わせて「使用情報」と言う。格納先情報は、故障情報が格納されるメモリの位置(アドレス)を示す情報である。なお、故障情報が格納される下位格納領域が定まると、これに応じて、その故障情報の種類と故障情報が格納されるメモリの位置も定まる。
図4の例では、故障情報の種類として、例えば、Major、Minor、Allscan、History、Config、Analyzeの種類があるものとする。これら各故障情報が、領域管理テーブル3の上位格納領域に対応付けられている。例えば、故障情報Majorつまり故障情報の種類Majorは、上位格納領域Majorに対応する。他についても同様である。
なお、故障情報Majorは、重大な故障情報又は重度故障の情報である。故障情報Minorは、軽症な故障情報又は軽度故障の情報である。故障情報Majorは、故障が発生した場合、当該故障に応じて変更され、サーバ1において当該故障が発生した場所を特定する情報を含む。故障情報Majorを参照することにより、当該故障が解析される。故障情報Minorも同様である。
また、故障情報Allscanは、サーバ1に含まれるハードウェア全体の情報である。故障情報Historyは、サーバ1に含まれるハードウェアの動作履歴情報である。故障情報Configは、サーバ1に含まれるハードウェアに設定されている情報である。故障情報Major又は故障情報Minorに基づいて故障を解析する場合、故障情報Major又は故障情報Minorのみでは故障解析のための情報が不足する場合がある。従って、故障情報Allscan、故障情報History及び故障情報Configが参照される。即ち、これらの3個の故障情報は、故障情報Major又は故障情報Minorの附帯情報である。故障情報History及び故障情報Configも同様である。故障情報Analyzeは、故障要因を解析するための附帯情報であり、前記3個の故障情報以外の情報である。
下位格納領域の欄には、それぞれの故障情報の故障情報サイズが設定される。ある故障情報が複数の故障情報サイズを取り得る場合には、それら複数の故障情報サイズが下位格納領域の欄に設定される。例えば、上位格納領域Majorの故障情報のサイズは、8k、4k、2k、1k、0.5k(byte)の5つの種類があるものとする。そのため、図4の領域管理テーブル3にて、故障情報Majorに対応する下位格納領域には「8」、「4」、「2」、「1」、「0.5」が設定される。他の故障情報についても同様である。また、領域管理テーブル3には、各「下位格納領域」に対応した「格納領域の数」の欄が設定されている。例えば、故障情報Majorのうち、8kバイトのサイズをもつ故障情報に対応する格納領域の残世代数は、N1個である。他についても、図3に示すように、予め定められる。
なお、例えば、上位格納領域であるMajor領域において、サイズが2kバイトである故障情報に対応した下位格納領域をMajor2kと表す。また、下位格納領域Major2kを、単にMajor2kと表す。他についても、同様である。
格納領域の数の欄において、N1〜N5は、故障情報Majorの故障情報サイズ「8」、「4」、「2」、「1」、「0.5」のそれぞれに対応する格納領域に故障情報を格納できる残世代数で、0以上の整数である。なお、N6〜N19についても同様である。ここで、残世代数とは、故障情報を格納できる、各故障情報に対応した下位格納領域の数を意味する。
例えば、Major2kの故障情報が格納されていないときの下位格納領域の残世代数はN3であり、この格納領域へ1世代分の故障情報が格納された場合、残世代数は(N3−1)となる。N3世代分の故障情報が全てMajor2kに対応する下位格納領域に格納された場合、Major2kに対応する下位格納領域の残世代数は(N3−N3)=0である。即ち、Major2kに対応する空きの格納領域は0となる。
格納先情報の数の欄において、A1〜A5は、故障情報Majorの故障情報サイズ「8」、「4」、「2」、「1」、「0.5」のそれぞれに対応する格納領域の格納先情報である。なお、A6〜A19についても同様である。換言すれば、例えばA3は、故障情報Majorの故障情報サイズ「8」の故障情報が格納されているアドレスである。
具体的には、前述したように、Major2kの故障情報が格納されていない場合、下位格納領域の残世代数はN3であるので、A3は空である。この格納領域へ1世代分の故障情報が格納された場合、A3は1個のアドレスを含む。N3世代分の故障情報が全てMajor2kに対応する下位格納領域に格納された場合、A3はN3個のアドレスを含む。
図5は、メモリ上の格納領域の割当てとその変更の例を示す図である。
各故障情報に対する上位格納領域40は、割当て初期設定時には、メモリ4内の予め定められた固定サイズの領域が割り当てられる。図5の例において、上位格納領域40は、Major領域40A、Minor領域40B、Allscan領域40C、History領域40D、Config領域40EおよびAnalyze領域40Fを含む。Major領域40Aは、複数の下位格納領域41Aと、下位格納領域41Bとを含む。下位格納領域41Aは、元々、Major領域40Aに割り当てられた領域である。下位格納領域41Bは、図5を参照して後述するように、他の上位格納領域、図5の例ではHistory領域40Dから、新たにMajor領域40Aに割当てられた領域である。
下位格納領域41Aは、使用フラグ、故障情報の種類及びサイズ、故障情報部を有する故障情報格納部である。使用フラグは、当該格納領域が使用状態か空き状態かを示すフラグである。故障情報の種類及びサイズは、故障情報の種類及び故障情報の格納サイズを示す情報である。故障情報部は、故障情報を格納する領域である。下位格納領域41Bも下位格納領域41Aと同様の構成を備える。
ここで、図5の例において、Major領域40Aの複数の下位格納領域41Aの数は、(p−1)であるものとする。従って、Major領域40Aの下位格納領域41Aの残世代数の初期値は、(p−1)である。複数の下位格納領域41Aの先頭には、1番目の故障情報#1が格納される。故障情報#1は、使用フラグ#1を備え、そのサイズがサイズ#1であり、故障情報部#1に格納される。複数の下位格納領域41Aの最後には、(p−1)番目の故障情報#(p−1)が格納される。故障情報#(p−1)は、故障情報#1と同様の構成を備える。
このように、図5において、Major領域40Aに格納された故障情報が(p−1)に達している。従って、Major領域40Aの下位格納領域41Aの残世代数が「0」である。この場合、以下の割当て変更処理により、Major領域40Aの新たな下位格納領域41Bが獲得され、これにp番目の故障情報#pが格納される。故障情報#pは、使用フラグ#pを備え、そのサイズがサイズ#pであり、故障情報部#pに格納される。新たな下位格納領域41Bは、元は他の上位格納領域、例えばHistory領域40Dの下位格納領域である。
領域制御部53は、前述したように、領域管理テーブル3に基づいて、データ取出部51が取り出した故障情報を格納すべきメモリ4の下位格納領域を特定する。例えば、故障情報の種類がMajorであり、そのサイズが8(キロバイト)である場合、Major8kが、当該故障情報を格納すべき下位格納領域である。このために、当該故障情報において、故障情報の種類及びサイズが与えられる。
更に、領域制御部53は、領域管理テーブル3に基づいて、故障情報を、特定した下位格納領域、即ち対応格納領域へ格納できるか否かを判断する。具体的には、領域制御部53は、特定した下位格納領域についての領域管理テーブル3における格納領域の数を参照する。格納領域の数は、前述したように、その時点における当該下位格納領域の残世代数を示す。従って、領域制御部53は、特定した下位格納領域についての残世代数が「0」であるか否かを調べる。領域制御部53は、0でない場合には故障情報を対応格納領域へ格納できると判断し、0である場合には故障情報を対応格納領域へ格納できないと判断する。図5の例では、Major領域40Aの下位格納領域41A(例えば、Major8k)の残世代数は「0」である。
領域制御部53は、故障情報を対応格納領域へ格納できると判断した場合、対応格納領域の中から故障情報を実際に格納する格納先を決定する。これと共に、領域制御部53は、決定した下位格納領域についての領域管理テーブル3における格納領域の数即ち残世代数から「1」を差し引く。データ格納部54が故障情報を対応格納領域へ格納した場合、領域制御部53は、格納された故障情報の種類に対する対応格納領域の使用情報を領域管理テーブル3に反映する。
一方、領域制御部53は、故障情報を対応格納領域へ格納できないと判断した場合、領域管理テーブル3に基づいて、対応格納領域の属する上位格納領域以外の上位格納領域の中から、故障情報の格納先を決定する。一方、データ格納部54が故障情報を対応格納領域が属する上位格納領域以外の上位格納領域の中から決定した格納領域へ格納した場合、領域制御部53は、領域管理テーブル3へその格納領域の割当ての情報と使用情報を反映する。
具体的には、領域制御部53は、対応格納領域へ故障情報を格納できない場合、故障レベルテーブル2を参照して、データ取出部51が取り出した故障情報の対象部品に対応した故障レベルを読み取る。領域制御部53は、故障レベルが予め定めた故障レベル以上と判断した場合、故障情報の格納先の変更が必要であるか否かを判別する。例えば、故障情報の種類がSC部品CPUについての重大レベル1である(Majorである)場合、故障レベルが「○」であるので、故障情報の格納先の変更が必要であると判断する。
領域制御部53は、格納先の変更が必要である場合、領域管理テーブル3に基づいて、故障情報の対応格納領域が属する上位格納領域以外の上位格納領域の中から、故障情報の格納先を決定する。つまり、領域制御部53は、故障情報に対する対応格納領域の割当ての変更に先立って、故障レベルテーブル2の故障レベルに対応する対応格納領域の割当て変更の可否の情報を参照する。
下位格納領域の割当て変更が必要であると判断した場合、領域制御部53は、領域管理テーブル3を参照し、例えば、空き領域が最大である他の故障情報の種類に対応した下位格納領域を選択し、割当て変更する故障情報の下位格納領域を決定する。
図5の例において、History領域40Dの下位格納領域、例えばHistory340kの空き領域が最大であるものとする。この場合、領域制御部53は、割当てを変更する下位格納領域としてHistory領域40Dの下位格納領域を選択し、当該選択した下位格納領域を、故障情報#pの格納先42として決定する。
具体的には、領域制御部53は、History領域40Dの下位格納領域、例えばHistory340kの1世代の領域を、割当て先であるHistory領域40Dの下位格納領域、例えばMajor8kのサイズと等しいサイズのx個の下位格納領域に分割する。そして、領域制御部53は、領域管理テーブル3において、分割した後の数をMajor領域40Aの下位格納領域41A、例えばMajor8kの「格納領域の数」に値xを加算し、かつ、History領域40Dの下位格納領域、例えばHistory340kの「格納領域の数」から1を差し引く(残世代数を1世代分減算する)。また、領域制御部53は、領域管理テーブル3において、例えばHistory340kの1世代の格納先を、当該History340kの「格納先情報」から削除し、かつ、例えばMajor8kの「格納先情報」にx個の下位格納領域の格納先を記述する。なお、以上の処理の順序は特に制限されず、いずれの処理を先に行っても良い。
また、領域制御部53は、例えばMajor8kのx個の下位格納領域の先頭の領域を、格納先42として選択して、当該選択した下位格納領域の格納先を、データ格納部54に通知する。データ格納部54は、通知された格納先42へ、Majorの故障情報#pを格納する。格納先42は、元はHistory領域40Dの下位格納領域であるが、割当て変更により、Major領域40Aの下位格納領域とされたものである。データ格納部54は、使用フラグ#pに使用状態を設定し、「故障情報の種類、サイズ(#p)」にMajorの故障情報に対応する種類及びサイズ(例えば、「Major、2k」)を設定し、故障情報部#pに故障情報#pのデータを格納する。
この故障情報の格納の後、領域制御部53は、格納された故障情報の種類に対する対応格納領域の使用情報を、領域管理テーブル3に反映する。具体的には、領域制御部53は、当該格納領域の残世代数を変更する。例えば、History領域40Dの下位格納領域、例えばMajor8kの残世代数から1を差し引く。
以上により、領域制御部53の指示により、データ格納部54は、Majorの故障情報#pを、それまでのHistory領域40D内の格納先42に格納し、当該格納先42をMajor領域40Aへ割当てられた領域41Bへと割当て変更する。従って、結果として、Majorの故障情報#pが、Major領域40Aに対応する下位格納領域41Bに格納される。これにより、故障情報監視装置1は、Major領域40Aに対応する下位格納領域に格納できる故障情報を空き領域が無くなった場合においても、その故障情報を他の下位格納領域に格納することが可能となる。
図6及び図7は故障情報の格納時の処理を示す図である。図6及び図7を用いて、故障情報監視装置1が、例えば、SC部品65の故障情報を、Major領域、Allscan領域、History領域、Config領域に格納する場合の処理について説明する。
図6(A)は、下位格納領域であるMajor2kとAllscan2kに空きが無くなった状態を示す。
図6(A)において、下位格納領域Major2k、Allscan2kは、各々、N3、N13世代まで使用済みである。使用済みの下位格納領域を網掛けにより表す(他についても同じ)。従って、故障情報Major2kと故障情報Allscan2kに対応する下位格納領域が空いていない。即ち、領域管理テーブル3において、Major2kの格納領域の残世代の情報が(N3−N3)=0であり、Allscan2kの格納領域の残世代の情報が(N13−N13)=0である。領域制御部53は、この領域管理テーブル3を参照することにより、Major2k、Allscan2kの双方の故障情報の格納領域に空きがないことを知る。また、下位格納領域History340kとConfig4.4kは、それぞれ1世代のみが使用済みである。即ち、領域管理テーブル3のHistory340k、Config4.4kの格納領域の残世代の情報は、それぞれ(N16−1)、(N17−1)の情報を格納する。
この状態で、領域制御部53は、新たに発生した故障情報の格納制御を行う場合、前述したように、領域管理テーブル3を参照する。これにより、発生した故障情報を対応する下位格納領域に格納できるか否かを判断することができる。
図6(B)は、下位格納領域History340kの空き領域の一部を、Major2kとAllscan2kの故障情報を格納する下位格納領域に割当てた状態を示す。
図6(A)において、領域制御部53は、SC部品65の故障情報として、Major2k、Allscan2k、の各故障情報を受け取る。この場合、前述したように、領域制御部53は、故障情報の格納制御を行う。即ち、領域制御部53は、領域管理テーブル3を参照することによって、History340k、Config4.4kの各下位格納領域に故障情報を格納する残領域があると判断し、またMajor2k、Allscan2kの各下位格納領域に故障情報を格納する残領域がないと判断する。
そこで、領域制御部53は、故障分類部52が判断したSC部品65の重大故障レベルに対応する情報により、故障レベルテーブル2を参照して発生した故障方法に対応する格納領域の割当て変更が可であると判断する。即ち、History340k、Config4.4kの各下位格納領域の残領域が、Major2k、Allscan2kの下位格納領域に変更が可能であると判断する。
以上の処理に基づいて、領域制御部53は、Major2kとAllscan2kの格納領域の割当て変更を制御する。この場合、領域制御部53は、MajorあるいはAllscan以外の上位格納領域に対応する下位格納領域の中から、空き領域サイズが最大である下位格納領域を選択し、その選択した下位格納領域へ故障情報格納できるように割当てを変更する。図6(B)では、領域制御部53は、上位格納領域のHistory領域の中の下位格納領域History340kを選択する。
領域制御部53は、下位格納領域のHistory340kの空きの1世代分#N16を2kバイト単位に分割して、170世代分の格納領域を生成する。そして、領域制御部53は、Major2kに、#(N3+1)〜#(N3+85)の格納領域を割当てる。これが下位格納領域41Bである。即ち、下位格納領域41Bの割当てが、History340kからMajor2kに変更(割当て変更)される。また、領域制御部53は、Allscan2kに、#(N13+1)〜#(N13+85)の格納領域を割当てる。これが下位格納領域41Cである。即ち、下位格納領域41Cの割当てが、History340kからAllscan2k に変更される。これにより、Major2kとAllscan2kの残世代数が、各々、85世代になる。更に、領域制御部53は、History340kの残世代数を、(N16−1)から1を差し引いて、(N16−2)とする。これを、図6(B)において、点線で示す。
なお、この例は、上位格納領域History領域の下位格納領域History340kの空きを割当てた例であるが、History領域以外のAllscan(8k、4k)、Config(4.4k)などの下位格納領域の空き領域が十分にある場合、その空き領域を割当てても良い。
図7は、領域制御部53による図6(B)の領域割当ての後、データ格納部54が、Major2k、Allscan2k、History340k、Config4.4kに対応する故障情報を、各々、第1世代ずつ下位格納領域に格納した状態を示す。
データ格納部54は、領域制御部53による割当て変更の後、Major2kの故障情報を#(N3+1)の格納先へ格納し、Allscan2kの故障情報を#(N13+1)の格納先へ格納する。また、データ格納部54は、History340kの故障情報をHistory340kの下位格納領域の#2の格納先へ格納し、Config4.4kの故障情報をConfig4.4kの下位格納領域の#2の格納先へ格納する。
次に、領域制御部53は、故障情報の格納結果を、領域管理テーブル3に対応する各格納領域の残世代数の情報に反映する。即ち、領域制御部53は、領域管理テーブル3のMajor2kの残世代数を84(=85−1)とし、Allscan2kの残世代数を84(=85−1)とし、各々の格納先の情報と使用情報を領域管理テーブル3に格納する。また、領域制御部53は、History340kの残世代数を(N16−3)とし、Config4.4kの残世代数を(N17−2)とし、各々の使用情報を領域管理テーブル3に反映する。
図8は、故障情報の格納処理において領域制御部53が実行する領域制御の処理フローを示す。
領域制御部53は、故障分類部52から故障情報の種類、サイズ、故障レベルを受取ると、故障レベルテーブル2を参照し、受け取った対象部品の故障レベルが予め定められた故障レベル以下か否か、例えば重大レベルか否かを判断する(ステップS1)。
故障レベルが重大レベルではない場合(S1 No)、領域制御部53は、処理を終了する。これにより、格納領域に空きが有るか否かに拘らず、格納領域の変更は行われない。従って、先に格納領域に格納された故障情報は、上書きされて失われる可能性があるが、上書きされる故障情報は重大なものではないので、故障解析には影響は無い。
一方、故障レベルが重大レベルである場合(S1 Yes)、領域制御部53は、当該故障情報の対応格納領域である下位格納領域(以下、自格納領域と言う)に空きがあるか否かを判断する(ステップS2)。
故障情報に対応した自格納領域に空きがある場合(S2 Yes)、領域制御部53は、処理を終了する。これにより、故障情報に対応した下位格納領域に空きが有るので、先に下位格納領域に格納された故障情報を上書きすることなく、故障情報をメモリに格納することができる。
故障情報に対応する自格納領域に空きがない場合(S2 No)、領域制御部53は、故障レベルテーブル2に記録された自格納領域の割当て変更可否を示す変更情報を参照し、格納領域の割当て変更が可能か否かを判断する(ステップS3)。格納領域の割当て変更が不可である、つまり変更モードでない場合(S3 No)、領域制御部53は、処理を終了する。
格納領域の割当ての変更が可である、言い換えれば変更モードである場合(S3 Yes)、領域制御部53は、故障情報に対応する自格納領域の属する上位格納領域以外の上位格納領域(以下、他の上位格納領域)に空きがあるか否かを、領域管理テーブル3を参照して判断する(ステップS4)。他の上位格納領域に空きがない場合(S4 No)、領域制御部53は、処理を終了する。
他の上位格納領域に空きがある場合(S4 Yes)、領域制御部53は、いずれかの上位格納領域から空いている下位格納領域のいずれかを選択して、これを自格納領域に割当て、選択した下位格納領域の使用情報を使用済みに設定する(ステップS5)。
なお、この時、複数の上位格納領域に空きがある、つまり空いている下位格納領域が複数存在する場合、例えば、最もサイズの大きな上位格納領域から、空いている下位格納領域が選択される。また、選択された上位格納領域に複数の空いている下位格納領域が存在する場合、例えば、下位格納領域のアドレスの順に割り当てる下位格納領域が選択される。例えば、History340kの1世代分(340kバイト)をMajor2kの格納領域に変更して、170世代分のMajor2kを生成したとする。この場合、1世代分のHistory340kの使用情報は使用済みに設定され、一方、170世代分のMajor2kの使用情報は空きに設定される。
領域制御部53は、領域管理テーブル3へ下位格納領域の割当て内容、つまり割り当てられた下位格納領域の故障情報の種類、サイズ、位置などを反映する。即ち、領域制御部53は、領域管理テーブル3において、その内容を反映するため、故障情報の種類、サイズ、位置を更新する(ステップS6)。
これにより、領域制御部53は、領域管理テーブル3を参照することにより、故障情報に割当てた格納領域を、自格納領域として判断する。従って、この後、領域制御部53は、更新された領域管理テーブル3に従って、故障情報の格納領域の格納先を決定して、これをデータ格納部54へ通知する。
図9は、故障情報監視装置1における、メモリ4に格納された故障情報の読出し処理の一例の処理フローを示す。
故障情報監視装置1において、例えば、領域制御部53は、メモリ4における故障情報を読出すべき格納領域、言い換えれば読出し処理の対象である格納領域を設定し、読出し処理を開始する格納領域を設定する(ステップS10)。これらの設定のための情報は、例えば故障情報監視装置1の外部から図示しない入出力装置により入力される。次に、領域制御部53は、領域管理テーブル3を参照し、設定された格納領域についての使用情報に基づいて、当該格納領域が使用済みであるか否かを判断する(ステップS11)。
設定された格納領域が使用済みである場合(S11 Yes)、領域制御部53は、当該格納領域をデータ格納部54へ通知する。この通知に応じて、データ格納部54が、通知された格納領域位置に格納されているデータ、つまり故障情報を読み出して、故障情報監視装置1に接続された外部媒体に出力する。これにより、故障情報が外部媒体(例えば、CD−ROM等)にコピーされる(ステップS12)。次に、領域制御部53は、領域管理テーブル3における当該格納領域の使用情報を「空き」に設定し、データ格納部54が、当該格納領域の使用フラグを「空き」に設定する(ステップS13)。
ステップS11において、当該格納領域が使用済みでない、即ち「空き」である場合(S11 No)、ステップS12及びS13の処理は省略される。
この後、領域制御部53は、読出し処理の対象である格納領域の終了位置まで、故障情報の読出しが終了したか否かを判断する(ステップS14)。読出しが終了していない場合、領域制御部53は、その時点で処理している格納領域の次に位置する格納領域を、読出し処理の対象として設定し(ステップS15)、ステップS11以下を繰り返す。一方、読出しが終了した場合、領域制御部53は処理を終了する。
以上により、メモリ4上の故障情報が、故障情報監視装置1から外部媒体にコピーされる。この後、例えば、領域制御部53は、変更された格納領域の割当ての増減を解除する。即ち、格納領域の割当てが、割当変更前の状態に戻される。これにより、例えば、図6(B)に示すように変更された格納領域の割当てが、図6(A)に示す変更前の状態に復旧される。
本発明の一実施例による故障情報監視装置の構成図である。 本実施例の故障情報監視装置の構成を示す図である。 故障レベルテーブルの構成を示す図である。 領域管理テーブルの実施例を示す図である。 格納領域の割当て変更の例を示す図である。 故障情報の格納時の第1及び第2の処理を示す図である。 故障情報の格納時の第3の処理を示す図である。 領域制御部の故障情報格納時の領域制御の処理フローを示す図である。 故障情報監視装置における故障情報の読出しの処理フローを示す。
符号の説明
1 故障情報監視装置
2 故障レベルテーブル
3 領域管理テーブル
4 メモリ
5 故障情報処理部
6 情報処理装置(サーバ)
51 データ取出部
52 故障分類部
53 領域制御部
54 データ格納部

Claims (5)

  1. 予め定められた故障情報の種類と対応させられた複数の上位格納領域であって、予め定められた位置に予め定められたサイズを有する複数の下位格納領域を含む複数の上位格納領域を備えるメモリと、
    前記下位格納領域毎に、サイズと、前記下位格納領域の使用状態を示す使用情報とを格納する領域管理テーブルと、
    情報処理装置から前記故障情報を取り出すデータ取出部と、
    前記データ取出部が取り出した前記故障情報について、前記故障情報の種類を判断する故障分類部と、
    前記故障分類部が判断した前記故障情報の種類と、前記領域管理テーブルに基づいて、前記データ取出部が取り出した前記故障情報の前記下位格納領域を判断する領域制御部と、
    前記領域制御部が判断した前記下位格納領域へ前記データ取出部が取り出した前記故障情報を前記メモリに格納するデータ格納部とを備え、
    前記領域制御部が、前記故障分類部が判断した前記故障情報の種類に基づいて前記領域管理テーブルの前記使用情報を参照し、前記データ取出部が取り出した前記故障情報を前記故障情報に対応する前記下位格納領域である対応格納領域へ格納できるか否かを判断し、前記対応格納領域へ格納できる場合、前記対応格納領域の中から前記故障情報の格納先を決定し、前記対応格納領域へ格納できない場合、前記領域管理テーブルに基づいて、前記対応格納領域以外の前記上位格納領域の中から前記故障情報の格納先を決定し、
    前記データ格納部が、前記データ取出部が取り出した前記故障情報を前記領域制御部が決定した格納先へ格納する
    ことを特徴とする故障情報監視装置。
  2. 前記領域制御部が、前記データ格納部が前記故障情報を前記対応格納領域へ格納できる場合、前記領域管理テーブルへ前記故障情報の対応格納領域の前記使用情報を反映し、前記対応格納領域へ格納できない場合、前記領域管理テーブルへ前記領域制御部が前記対応格納領域以外の前記上位格納領域の中から決定した下位格納領域の前記故障情報の種類、当該格納される位置、サイズと前記使用情報を反映する
    ことを特徴とする請求項1記載の故障情報監視装置。
  3. 当該故障情報監視装置が、更に、前記情報処理装置の対象部品毎に、故障の重要度を示す故障レベルを格納する故障レベルテーブルを備え、
    前記領域制御部が、前記対応格納領域へ格納できない場合、前記故障レベルテーブルから前記データ取出部が取り出した前記故障情報の前記対象部品に対応した前記故障レベルを参照し、前記故障レベルが予め定めた故障レベル以上の場合、前記領域管理テーブルに基づいて、前記故障情報の前記対応格納領域以外の前記上位格納領域の中から前記故障情報の格納先を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の故障情報監視装置。
  4. 前記故障レベルテーブルが、前記情報処理装置の前記対象部品毎に、更に、前記故障情報の前記対応格納領域の前記割当ての変更の可否の情報を格納しており、
    前記領域制御部は、前記対応格納領域へ格納できない場合、前記対応格納領域の前記割当ての変更に先立って、前記対応格納領域の前記割当て変更の可否の情報を参照する
    ことを特徴とする請求項3記載の故障情報監視装置。
  5. 予め定められた種類の故障情報と対応させられ、かつ、予め定められた位置に予め定められたサイズを有する複数の下位格納領域を含む複数の上位格納領域を備えるメモリと、
    前記下位格納領域毎に、故障情報の種類、当該格納される位置、サイズと、前記下位格納領域の使用状態を示す使用情報とを格納する領域管理テーブルとを備える故障情報監視装置における故障情報監視方法であって、
    情報処理装置から前記故障情報を取り出すデータ取出ステップと、
    取り出した前記故障情報について、前記故障情報の種類を判断する故障分類ステップと、
    前記故障分類ステップにおいて判断した前記故障情報の種類と、前記領域管理テーブルに基づいて、取り出した前記故障情報の前記下位格納領域を判断する領域制御ステップと、
    前記領域制御ステップにおいて判断した前記下位格納領域へ取り出した前記故障情報を格納するデータ格納ステップとを備え、
    前記領域制御ステップにおいて、前記故障分類ステップにおいて判断した前記故障情報の種類に基づいて前記領域管理テーブルの前記使用情報を参照し、取り出した前記故障情報を前記故障情報に対応する前記下位格納領域である対応格納領域へ格納できるか否かを判断し、前記対応格納領域へ格納できる場合、前記対応格納領域の中から前記故障情報の格納先を決定し、前記対応格納領域へ格納できない場合、前記領域管理テーブルに基づいて、前記対応格納領域以外の前記上位格納領域の中から前記故障情報の格納先を決定し、
    前記データ格納ステップにおいて、取り出した前記故障情報を前記領域制御ステップで決定した格納先へ格納する
    ことを特徴とする故障情報監視方法。
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