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JP2010073440A - 端子金具 - Google Patents

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JP2010073440A
JP2010073440A JP2008238472A JP2008238472A JP2010073440A JP 2010073440 A JP2010073440 A JP 2010073440A JP 2008238472 A JP2008238472 A JP 2008238472A JP 2008238472 A JP2008238472 A JP 2008238472A JP 2010073440 A JP2010073440 A JP 2010073440A
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Japan
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terminal
elastic piece
main elastic
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bottom plate
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JP2008238472A
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English (en)
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Tsuyoshi Hamai
強 濱井
Tomihiko Nagayoshi
富彦 長吉
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

【課題】相手側端子を挿入口の中心に差し込むことを可能にし、挿入力を抑制し、互換性を保つことによってコストの上昇を防止する。
【解決手段】底板9から折り曲げられた一対の側板と、一方の側板11から折り曲げられて底板9と対向する天板15と、他方の側板から折り曲げられて背面が天板15と接触可能に対向する片持ち主弾性片部17と、片持ち主弾性片部17の自由端側に設けられ相手側端子5と接触する傾斜部19と、相手側端子5が挿入される挿入部21とを有し、底板9には、相手側端子5と接触して挿入部21の中心23側に案内する傾斜案内部25を有する案内接触突部27が天板15側へ打ち出し加工され、天板15には、片持ち主弾性片部17の傾斜部19が侵入可能な切り欠き部29が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、オス端子を挿入して導体接続を行う端子金具に関する。
図5は特許文献1に記載された「低挿入力メス側導体端子」を示し、図6は特許文献2に記載された「雌端子金具」を示し、図7は特許文献3に記載された「接続端子」を示している。
図5と図6と図7の各端子301,303,305は、弾性片部307,309,311と打ち出し部313,315,317とを有し、相手側のオス端子(例えば、図6に示すオス端子319)は、弾性片部307,309,311と打ち出し部313,315,317とに接触して導体接続を行う。
特開2003−264023号公報 特開2005−142066号公報 特開2003−331962号公報
各端子301,303,305は、一側に弾性片部307,309,311を設けたことによって、相手側端子の挿入位置が挿入口321,323,325の中心線に対して他側に偏位しており、相手側端子の挿入角が中心線に対して傾斜し、無理な力が掛かるから、大きな挿入力が必要になり、コネクタの接続時に作業性が低下する。
しかし、打ち出し部313,315,317を高くして相手側端子の挿入位置を挿入口321,323,325の中心線に合わせようとすると、弾性片部307,309,311の変位可能空間がそれだけ狭くなり、これを広くする必要が生じるから、その結果、端子301,303,305の寸法がそれだけ大きくなり、それに伴って端子301,303,305を収容するコネクタや、相手側端子及びそのコネクタとの互換性が失われ、これらの寸法変更に伴って大きなコスト上昇を招く。
そこで、この発明は、相手側端子を挿入口の中心に差し込むことを可能にし、挿入力を抑制すると共に、互換性を保つことによってコストの上昇を防止した端子金具の提供を目的としている。
請求項1の端子金具は、導電性の板材を折り曲げて角筒状に形成し、相手側端子が挿入されて接続される接続部と、この接続部に一体形成されて電線の端末部を保持する電線保持部とからなり、コネクタの端子収容室に収容される端子金具であって、前記接続部は、底板と、この底板の両側部から互いに対向するように折り曲げられた一対の側板と、一方の側板から折り曲げられて前記底板と対向する天板と、他方の側板から折り曲げられ、背面が前記天板と接触可能に対向する片持ち主弾性片部と、前記片持ち主弾性片部の自由端側に設けられ、挿入された相手側端子と接触する傾斜部と、前記片持ち主弾性片部と底板との間に形成され相手側端子が挿入される挿入部とを有し、前記底板には、相手側端子と接触し前記挿入部の中心側に案内する傾斜案内部を有する案内接触突部が前記天板側へ打ち出し加工され、前記天板には、前記片持ち主弾性片部の傾斜部が侵入可能な切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された端子金具であって、前記切り欠き部の縁部に、前記傾斜部と当接して片持ち主弾性片部の過大な変位を規制する変位規制部が形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載された端子金具であって、前記天板には、相手側端子に押圧され変位した前記片持ち主弾性片部と接触して荷重を分担することにより、片持ち主弾性片部を補強する補助弾性部が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載された端子金具であって、前記切り欠き部の一側縁部に、前記コネクタの端子収容室に係止される係止部が形成されていることを特徴とする。
請求項1の端子金具は、案内接触突部に設けた傾斜案内部が相手側端子を挿入部の中心側に導びくこと、及び、切り欠き部を天板に設けて片持ち主弾性片部の傾斜部(先端)が侵入できるようにしたことにより、相手側端子を中心線に沿って挿入することが可能になり、従って、挿入時の相手側端子に無理な力が掛かることが回避され、それだけ小さな挿入力で挿入可能になり、挿入時(コネクタ接続時)の作業性が大きく向上する。
また、片持ち主弾性片部の傾斜部が侵入する切り欠き部を設けたことによって、片持ち主弾性片部の変位可能空間を広く保つために側板を高くする必要がなくなり、コネクタや相手側端子との互換性が保たれるから、コネクタや相手側端子の寸法変更に伴う大きなコスト上昇を避けることができる。
また、片持ち主弾性片部は、傾斜部(先端)が切り欠き部に侵入することによって、天板の板厚だけ、変位量を大きく設定することが可能になるから、バネ特性の公差をそれだけ大きく設定することによって製造時のバラツキをさらに広い範囲で吸収できるようになり、コストが低減される。
また、片持ち主弾性片部の傾斜部を切り欠き部に侵入させることによって、その侵入分だけ、全体(側板)を低くすることが可能になる。
また、相手側端子を挿入部の中心側に案内する傾斜案内部を設けたことにより、上記の互換性がさらに向上する。
請求項2の端子金具は、請求項1の構成と同等の効果が得られる。
また、片持ち主弾性片部は、相手側端子の挿入時に変位が大きくなっても、切り欠き部の縁部に当接して過大な変位が規制されるから、変形が防止され、信頼性が向上し、正常な機能が保たれる。
請求項3の端子金具は、請求項1または請求項2の構成と同等の効果が得られる。
また、片持ち主弾性片部の変位が大きくなっても、背面に接触した補助弾性部が荷重を分担し、片持ち主弾性片部に掛かる応力を緩和するから、片持ち主弾性片部の変形が防止され、上記と同様に、信頼性が向上し、正常な機能が保たれる。
請求項4の端子金具は、請求項1〜請求項3の構成と同等の効果が得られる。
また、コネクタ側に係止するための係止部を切り欠き部の一側縁部に設けたことにより、相手側端子の挿入に伴って変位した片持ち主弾性片部がこの係止部を内側から押圧して補強するので、例えば、コネクタに外力が掛かっても、係止部の強度及び係止強度が高く保たれる。
<一実施形態>
図1〜図4によって端子金具1(本発明の一実施形態)の説明をする。図1は端子金具1の展開図、図2は端子金具1(接続部3)の縦断面図、図3は接続部3にオス端子5を挿入した状態の縦断面図、図4は図3のA部拡大図である。
端子金具1は、導電性の板材(銅系合金の板材料)を折り曲げて角筒状に形成し、オス端子5(図3)が挿入される接続部3と、接続部3と一体に形成されて電線の端末部を保持する電線保持部7とからなり、コネクタの端子収容室に収容されている。
接続部3は、底板9と、底板9の両側部から互いに対向するように折り曲げられた一対の側板11,13と、一方の側板11から折り曲げられて底板9と対向する天板15と、他方の側板13から折り曲げられ、背面が天板15と接触可能に対向する片持ち主弾性片部17と、片持ち主弾性片部17の自由端側に設けられ、挿入されたオス端子5と接触する傾斜部19と、片持ち主弾性片部17と底板9との間に形成されオス端子5が挿入される挿入部21とを有している。
底板9には、天板15側へ打ち出し加工され、オス端子5と接触して挿入部21の中心23側に案内する傾斜案内部25を有する案内接触突部27が設けられ、天板15には、片持ち主弾性片部17の傾斜部19が侵入可能な切り欠き部29が形成されている。
また、切り欠き部29の縁部には、傾斜部19と当接して片持ち主弾性片部17の過大な変位を規制する変位規制部31が形成されている。
また、天板15には、片持ち主弾性片部17がオス端子5に押圧されて変位すると、これと接触して荷重を分担することにより、片持ち主弾性片部17を補強する補助弾性部33が形成されている。
また、切り欠き部29の一側縁部には、コネクタの端子収容室に係止される係止部35が形成されている。
なお、案内接触突部27は導電性板材の板厚の4倍の高さに打ち出し加工されている。
端子金具1は、上記のように、導電性板材を折り曲げ加工して接続部3を角筒状に形成し、キャリヤ37(図1)の部分から切り離し、電線保持部7の凸部39,39を折り曲げて電線の絶縁被覆部分を保持し、電線の導体部を接続した後、コネクタの端子収容室に収容し、係止部35をコネクタに係止させる。
各オス端子5もコネクタの端子収容室に収容されており、オス端子5は、挿入部21から挿入されると、案内接触突部27の傾斜案内部25に当たって中心23側に案内され、次いで、傾斜部19に当たって片持ち主弾性片部17を撓め、図3のように、接続完了位置まで挿入されると各オス端子5と各端子金具1との導体接続が完了する。この状態では、図4のように、傾斜部19の先端は天板15の切り欠き部29に深さDだけ侵入し、変位規制部31と接触して過大な変位が規制されると共に、補助弾性部33が片持ち主弾性片部17の背面と接触して荷重を分担し、片持ち主弾性片部17を補強する。
端子金具1は次のような効果が得られる。
案内接触突部27の傾斜案内部25がオス端子5を挿入部21の中心23側に導びくこと、及び、切り欠き部29を設けて片持ち主弾性片部17の傾斜部19が侵入できるようにしたことにより、オス端子5を中心線23に沿って挿入することが可能になり、従って、挿入時のオス端子5に無理な力が掛かることが回避され、それだけ小さな挿入力で挿入可能になり、挿入時(コネクタ接続時)の作業性が大きく向上する。
また、片持ち主弾性片部17の傾斜部19が侵入する切り欠き部29を設けたので、片持ち主弾性片部17の変位可能空間を広く保つために側板11,13を高くする必要がなくなり、コネクタやオス端子5との互換性が保たれるから、これらの寸法変更に伴う大きなコスト上昇を避けることができる。
また、片持ち主弾性片部17は、傾斜部19が侵入する切り欠き部29を設けたので、天板15の板厚だけ、変位量を大きく設定することが可能になり、バネ特性の公差をそれだけ大きく設定することによって製造時のバラツキをさらに広い範囲で吸収できるようになり、コストが低減される。
また、片持ち主弾性片部17の傾斜部19を切り欠き部19に侵入させることにより、その侵入分(例えば、深さD)だけ、全体(側板11,13)を低くすることが可能になる。
また、オス端子5を挿入部21の中心23側に案内する傾斜案内部25を設けたことにより、上記の互換性がさらに向上する。
また、片持ち主弾性片部17は変位量が大きくなっても、傾斜部19が変位規制部31に当接して過大な変位が規制されるから、変形が防止されて信頼性が向上し、正常な機能が保たれる。
また、補助弾性部33が片持ち主弾性片部17と接触して荷重を分担し、応力を緩和するから、片持ち主弾性片部17の変形が防止され、上記のように、信頼性が向上し、正常な機能が保たれる。
また、コネクタ側に係止するための係止部35を切り欠き部29の一側縁部に設けたことにより、オス端子5の挿入に伴って変位した片持ち主弾性片部17(傾斜部19)が係止部35を内側から押圧して補強するので、コネクタに外力が掛かっても、係止部35の強度及び係止強度が高く保たれる。
また、端子金具1では片持ち主弾性片部17が側板13に形成されているが、主弾性片部を底板の左端側(オス端子の挿入側)に形成し底板側に折り曲げ加工する従来の端子金具があり、端子金具1の場合、キャリヤ37から底板9までの寸法が19.50mmであるのに対して、例えば、主弾性片部が底板の左端側に延設されている従来品ではキャリヤから主弾性片部端部までの寸法が26.50mmである。このように、端子金具1では投入材料寸法が従来の端子金具より7mm少なくなっており、例えば、1ピッチの幅が8mmであれば、1個の端子金具1で、7×8=56mm2の面積の材料が削減され、それだけ低コスト化されている。
[本発明の範囲に含まれる他の態様]
本発明は上述した実施形態のみに限定解釈されるものではなく、本発明の技術的な範囲内で様々な変更が可能である。
端子金具1の展開図である。 端子金具1(接続部3)の縦断面である。 接続部3にオス端子5を挿入した状態の縦断面図である。 図3のA部拡大図である。 特許文献1に記載の従来例の縦断面である。 特許文献2に記載の従来例の縦断面である。 特許文献3に記載の従来例の縦断面である。
符号の説明
1 端子金具
3 接続部
5 オス端子(相手側端子)
7 電線保持部
9 底板
11,13 側板
15 天板
17 片持ち主弾性片部
19 片持ち主弾性片部17の傾斜部
21 挿入部
23 挿入部の中心
25 案内接触突部27の傾斜案内部
27 案内接触突部
29 切り欠き部
31 変位規制部
33 補助弾性部
35 係止部

Claims (4)

  1. 導電性の板材を折り曲げて角筒状に形成し、相手側端子が挿入されて接続される接続部と、この接続部に一体形成されて電線の端末部を保持する電線保持部とからなり、コネクタの端子収容室に収容される端子金具であって、
    前記接続部は、底板と、この底板の両側部から互いに対向するように折り曲げられた一対の側板と、一方の側板から折り曲げられて前記底板と対向する天板と、他方の側板から折り曲げられ、背面が前記天板と接触可能に対向する片持ち主弾性片部と、前記片持ち主弾性片部の自由端側に設けられ、挿入された相手側端子と接触する傾斜部と、前記片持ち主弾性片部と底板との間に形成され、相手側端子が挿入される挿入部とを有し、
    前記底板には、相手側端子と接触し前記挿入部の中心側に案内する傾斜案内部を有する案内接触突部が前記天板側へ打ち出し加工され、
    前記天板には、前記片持ち主弾性片部の傾斜部が侵入可能な切り欠き部が形成されていることを特徴とする端子金具。
  2. 請求項1に記載された端子金具であって、
    前記切り欠き部の縁部に、前記傾斜部と当接して片持ち主弾性片部の過大な変位を規制する変位規制部が形成されていることを特徴とする端子金具。
  3. 請求項1または請求項2に記載された端子金具であって、
    前記天板には、相手側端子に押圧され変位した前記片持ち主弾性片部と接触して荷重を分担することにより、片持ち主弾性片部を補強する補助弾性部が形成されていることを特徴とする端子金具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載された端子金具であって、
    前記切り欠き部の一側縁部に、前記コネクタの端子収容室に係止される係止部が形成されていることを特徴とする端子金具。
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