JP2010040209A - 液晶パネル用バックライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】、高価な専用のインバータ制御ICの代わりに安価な汎用の制御ICを用いて液晶パネル用バックライト装置の駆動回路を構成する。
【解決手段】駆動回路3は、電源部4の駆動用直流電源Vinに接続され、オン及びオフを繰り返すことによって、電圧が周期的に変化する駆動パルスを発生する駆動パルス発生部32(スイッチング素子32a及び32b)と、1次側巻き線が駆動パルス発生部32に接続され、2次側巻き線が極蛍光ランプ2に接続されたインバータトランス33と、駆動用直流電源Vinと駆動パルス発生部32との間に流れる駆動電流の変化を検出する電流検出部35(抵抗R1)と、電流検出部35により検出された駆動電流の変化に基づいて、入力電力が一定となるようにフィードバック制御を行う制御部34(制御IC34a)を備える。
【選択図】図2
【解決手段】駆動回路3は、電源部4の駆動用直流電源Vinに接続され、オン及びオフを繰り返すことによって、電圧が周期的に変化する駆動パルスを発生する駆動パルス発生部32(スイッチング素子32a及び32b)と、1次側巻き線が駆動パルス発生部32に接続され、2次側巻き線が極蛍光ランプ2に接続されたインバータトランス33と、駆動用直流電源Vinと駆動パルス発生部32との間に流れる駆動電流の変化を検出する電流検出部35(抵抗R1)と、電流検出部35により検出された駆動電流の変化に基づいて、入力電力が一定となるようにフィードバック制御を行う制御部34(制御IC34a)を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶テレビなどに用いられる液晶パネル用バックライト装置に関する。
例えば特許文献1に記載されているように、液晶パネル用バックライト装置の光源として、寿命が長く消費電力が少ない冷陰極蛍光ランプ(以下、蛍光ランプ又はCCFL:Cold Cathode Fluorescent Lampと称する)が広く用いられている。
ところで、液晶テレビなどのように画面サイズが大きい場合、複数の蛍光ランプが用いられ、各蛍光ランプの明るさを均一にすると共に、時間経過による明るさの変動を小さくするために、各蛍光ランプに流れる管電流及び管電圧を検出してフィードバック制御を行う(特許文献2又は特許文献3参照)。
光源として蛍光ランプを用いた液晶パネル用バックライト装置では、駆動用直流電源をインバータ回路によって昇圧及び高周波化して各蛍光ランプの電極間に印加している。図7は、従来の液晶パネル用バックライト装置の駆動回路の構成を示す。
図7に示す従来の液晶パネル用バックライト装置の駆動回路100は、駆動用のICとして専用のインバータ制御IC101を用いており、インバータ制御IC101により直流の駆動用電源に接続されたスイッチング素子102を駆動して所定周波数の駆動パルスを生成し、インバータトランス103の1次側巻き線に流す。インバータトランス103の2次側巻き線は、管電流検出回路104及び管電圧検出回路105を介して蛍光ランプ106に接続されている。管電流検出回路104及び管電圧検出回路105により検出された管電流信号及び管電圧信号は、それぞれインバータ制御IC101に入力される。
蛍光ランプ106の起動時において、インバータ制御IC101は、起動開始から所定時間内に管電流信号のレベルが所定の第1設定レベル(第1電流閾値)に達したか否かを判断する。ここで、所定時間内に管電流信号のレベルが所定の第1設定レベルに達した場合は、蛍光ランプ106が正常に点灯したものと判断し、インバータ制御IC101は、管電流信号と上記駆動パルスを発生させるための発振波形(例えば、のこぎり波)を比較し、管電流信号のレベルが上記第1設定レベルよりも高い所定の第2設定レベル(第2電流閾値)と第3設定レベル(第3電流閾値)で定められる所定範囲内に維持されるように、上記駆動パルスのデューティ幅を制御する。一方、所定時間内に管電流信号のレベルが所定の第1設定レベルに達しなかった場合、インバータ制御IC101は、蛍光ランプ106の不点灯と判断し、駆動停止モードに移行する。また、管電圧信号のレベルが所定の設定レベル(第2電圧閾値)を超えた場合、インバータ制御IC101は、蛍光ランプ106の異常と判断し、駆動停止モードに移行する。さらに、駆動電流のデューティ幅を大きくしても管電流信号のレベルが上記第2設定レベル(第2電流閾値)に達しない場合、インバータ制御IC101は、蛍光ランプ106の異常と判断し、駆動停止モードに移行する。
このような構成により、蛍光ランプ106に流れる管電流のレベルを所定範囲内に維持することが可能であるが、高圧側であるインバータトランス103の2次側に流れる管電流を検出してフィードバック制御を行っており、耐電圧が高く高価な専用のインバータ制御IC101が必要であり、コストアップの要因となる。特に、1つの駆動回路100で1つの蛍光ランプ106の点灯を制御する場合には、蛍光ランプ106の数だけインバータ制御IC101が必要であり、さらにコストアップを引き起こす。さらに、発振回路により発生された発振波形と検出された管電流の波形を比較しているため、フィードバック制御自体も複雑である。
特開平6−60988号公報
特開平8−55691号公報
特開2007−5005号公報
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、高価な専用のインバータ制御ICの代わりに安価な汎用の制御ICを用いて駆動回路を構成し、蛍光ランプに流れる管電流のレベルを所定範囲内に維持することが可能な液晶パネル用バックライト装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、少なくとも1つの冷陰極蛍光ランプと、前記冷陰極蛍光ランプの点灯を制御するための駆動回路を備えた液晶パネル用バックライト装置において、
前記駆動回路は、
駆動用直流電源に接続され、オン及びオフを繰り返すことによって、電圧が周期的に変化する駆動パルスを発生する駆動パルス発生部と、
1次側巻き線が前記駆動パルス発生部に接続され、2次側巻き線が前記冷陰極蛍光ランプに接続されたインバータトランスと、
前記駆動用直流電源と前記駆動パルス発生部との間に流れる駆動電流の変化を検出する電流検出部と、
前記電流検出部により検出された駆動電流の変化に基づいて、入力電力が一定となるようにフィードバック制御を行う制御部
をさらに備えたことを特徴とする。
前記駆動回路は、
駆動用直流電源に接続され、オン及びオフを繰り返すことによって、電圧が周期的に変化する駆動パルスを発生する駆動パルス発生部と、
1次側巻き線が前記駆動パルス発生部に接続され、2次側巻き線が前記冷陰極蛍光ランプに接続されたインバータトランスと、
前記駆動用直流電源と前記駆動パルス発生部との間に流れる駆動電流の変化を検出する電流検出部と、
前記電流検出部により検出された駆動電流の変化に基づいて、入力電力が一定となるようにフィードバック制御を行う制御部
をさらに備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の液晶パネル用バックライト装置において、前記制御部は、前記駆動パルス発生部がオン及びオフするタイミングを制御し、前記駆動パルスのデューティ幅を制御することによってフィードバック制御を行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の液晶パネル用バックライト装置において、前記電流検出部は、前記駆動用直流電源と前記駆動パルス発生部との間に接続された抵抗を含み、前記抵抗の端子間電圧を検出することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液晶パネル用バックライト装置において、
前記インバータトランスの2次巻き線と前記冷陰極蛍光ランプとの間に接続された管電流検出回路及び管電圧検出回路と、
前記管電流検出回路及び前記管電圧検出回路により検出された管電流及び管電圧をそれぞれ所定の閾値と比較する比較回路をさらに備え、
前記駆動回路は、その起動開始後所定時間を経過した時点における前記管電流の値が第1電流閾値未満であるとき又は前記管電圧の値が第1電圧閾値以上第2電圧閾値未満の範囲外であるときは、前記制御部に対する制御用電源を遮断することを特徴とする。
前記インバータトランスの2次巻き線と前記冷陰極蛍光ランプとの間に接続された管電流検出回路及び管電圧検出回路と、
前記管電流検出回路及び前記管電圧検出回路により検出された管電流及び管電圧をそれぞれ所定の閾値と比較する比較回路をさらに備え、
前記駆動回路は、その起動開始後所定時間を経過した時点における前記管電流の値が第1電流閾値未満であるとき又は前記管電圧の値が第1電圧閾値以上第2電圧閾値未満の範囲外であるときは、前記制御部に対する制御用電源を遮断することを特徴とする。
本発明によれば、駆動用直流電源と駆動パルス発生部との間に流れる電流、すなわち、インバータトランスの1次巻き線側に流れる駆動電流を検出し、検出した電流に関する信号を用いてフィードバック制御を行うので、駆動電流によるオーソドックスなフィードバック制御により入力電力が一定に制御されるため、駆動回路構成が簡単であり、かつフィードバック制御自体が容易である。また、低圧側であるインバータトランスの1次巻き線側に流れる駆動電流の変化を検出しているため、検出された信号の電圧が低く、耐電圧が低く、安価な汎用の制御ICを用いて液晶パネル用バックライト装置の駆動回路を実現することができる。その結果、液晶パネル用バックライト装置のコストダウンが可能となる。また、フィードバック制御の具体例として、例えば駆動パルス発生部がオン及びオフするタイミングを制御し、駆動パルスのデューティ幅を制御することにより、フィードバック制御が容易になる。さらに、駆動用直流電源と駆動パルス発生部との間に抵抗を接続し、抵抗の端子間電圧を検出することにより、駆動回路の構成を簡単にすることができる。さらに、インバータトランスの2次巻き線と冷陰極蛍光ランプとの間に管電流検出回路及び管電圧検出回路を設け、それらによって検出された管電流及び管電圧をそれぞれ所定の閾値と比較し、冷陰極蛍光ランプの異常と判断できる場合に制御部に対する制御用電源を遮断することにより、安全で信頼性に優れた液晶パネル用バックライト装置を提供することができる。その際、高圧側の管電流及び管電圧は制御ICに直接入力されないため、制御部として安価な汎用の制御ICを用いることができる。
本発明の一実施形態に係る液晶パネル用バックライト装置について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る液晶パネル用バックライト装置1のブロック構成を示す。
液晶パネル用バックライト装置1は、少なくとも1つの冷陰極蛍光ランプ(以下、蛍光ランプとする)2と、蛍光ランプ2の点灯を制御するための駆動回路3と、電源部4を備えており、1つの蛍光ランプ2に対して1つの駆動回路3が対応する。従って、複数の蛍光ランプ2を備える場合には、1つの電源部4に対して同数の駆動回路3が並列に設けられているものとする。
電源部4は、本制御回路部に直流電源を供給するための電源回路であり、IC制御用の定電圧の直流を出力する制御用電源と、蛍光ランプ2を点灯させるために用いられる直流電流を出力する駆動用直流電源を備えている。
駆動回路3は、例えば抵抗とコンデンサで構成されたCR時定回路などのタイマー回路31と、電源部4の駆動用直流電源に接続され、オン及びオフを繰り返すことによって、電圧が周期的に変化する駆動パルスを発生する駆動パルス発生部32と、1次側巻き線が駆動パルス発生部32に接続され、2次側巻き線が蛍光ランプ2に接続されたインバータトランス33と、発振回路38により発信されたクロック信号を用いて駆動パルス発生部32のオン・オフのタイミングを制御すると共に、後述する入力電力のフィードバック制御を行う制御部34と、電源部4の駆動用直流電源と駆動パルス発生部32との間に流れる駆動電流の変化を検出する電流検出部35と、インバータトランス33の2次巻き線と蛍光ランプ2との間に接続された管電流検出回路36及び管電圧検出回路37を備えている。
図2は、インバータトランス33、管電流検出回路36及び管電圧検出回路37の具体的な回路構成を示す。これらインバータトランス33、管電流検出回路36及び管電圧検出回路37の具体的な回路構成は図7に示す従来例の構成と同様であり、インバータトランス33の2次側巻き線に発生する電流/電圧を検出するための管電流検出回路36及び管電圧検出回路37をインバータトランス33の2次側巻き線と蛍光ランプ2の間に設けている。
各管電流検出回路36は、それぞれダイオード及び抵抗などで構成され、管電流に関する情報として、インバータトランス33の2次側巻き線と蛍光ランプ2の間に直列に挿入された抵抗の端子間電圧として出力する。各管電圧検出回路37は、それぞれダイオード及びコンデンサなどで構成され、管電圧に関する情報として、インバータトランス33の2次側巻き線に発生する電圧をコンデンサで分圧して低電圧化し、さらに整流及び平滑化して出力する。なお、図2における符号A、B、c、d、e及びfで示す端子は、それぞれ図3における同じ符号で示す端子に接続されるものとする。
図3は、タイマー回路31、駆動パルス発生部32及び制御部34の具体的な回路構成を示す。駆動パルス発生部32は、互いに異なるタイミングでオン及びオフされる2組のスイッチング素子32a及び32bで構成されている。各スイッチング素子駆動パルス発生部32は、それぞれ電源部4の駆動用直流電源Vinに接続されている。また、電源部4の駆動用直流電源Vinとスイッチング素子32a及び32bの間には、これらの間に流れる電流、すなわちインバータトランス33の1次側巻き線に流れる電流を検出するための抵抗R1が直列に接続されている。抵抗R1の両端子は、それぞれOPアンプ35aに入力され、OPアンプ35aの出力、すなわち抵抗R1の端子間電圧は、インバータトランス33の1次側巻き線に流れる電流情報として、後述する制御IC34a入力端子EA1に入力される。なお、抵抗R1及びOPアンプ35aは、上記電流検出部35の一部を構成する。
制御部34は、汎用の制御IC34a及び比較回路34b〜34dなどで構成されている。図3中、OPアンプ34e及び34gは、それぞれ平行に設けられた2つのOPアンプを便宜上1つのOPアンプとして描いており、入力電圧は2つの閾値と比較される。詳細は後述する。タイマー回路31は、コンデンサ及び抵抗などで構成されたCR時定回路であり、スイッチングトランジスタなどを介して、制御IC34a及び比較回路34b〜34dに接続されている。また、制御IC34aの入力端子OSCには、タイマー回路31に接続されたスイッチングトランジスタ、抵抗及びコンデンサなどで構成された発振回路38が接続されており、スイッチングトランジスタのオン・オフに応じて発振周波数が切り替えられる。またOPアンプ34b〜34fは、電源部4の制御用電源Vcと制御Ic34aとの間に設けられたスイッチングトランジスタに接続されている。
図4は、駆動回路3の起動からの各部の電圧の変化を示すタイミングチャートである。駆動回路3が起動されると、制御IC34aに接続された発振回路38は所定の第1発振周波数で発振を開始し(OSC参照)、同時にタイマー回路31は、所定の起動タイマー時間の計時を開始する(TM参照)。制御IC34aは、第1発振周波数でスイッチング素子32a及び32bをオン・オフさせ、インバータトランス33の1次巻き線に所定周波数の駆動パルスが印加される(DR1/3参照)。それに伴って、インバータトランス33の2次巻き線に発生した高電圧で、かつ高周波数の交流電力が蛍光ランプ2の端子間に印加され、蛍光ランプ2の点灯が開始される。
図5は、管電流検出回路36からの出力と所定の閾値との関係を示す。タイマー回路31により所定の起動タイマー時間が計時されると、上記スイッチングトランジスタがオンし、管電流検出回路36からの出力、すなわちインバータトランス33の2次巻き線に流れる電流に相当する情報(電圧値)が、OPアンプ34e及びOPアンプ34fにより所定の第1電流閾値JPA及び第3電流閾値JPCと比較される。ここで、管電流検出回路36からの出力が第1電流閾値JPA未満である場合、蛍光ランプ2が不点灯であると考えられるので、OPアンプ34eから信号が出力され、電源部4の制御用電源Vcと制御Ic34aとの間に設けられたスイッチングトランジスタがオフになり、制御Ic34aの制御用電源Vcが遮断され、蛍光ランプ2の点灯が停止される。同様に、管電流検出回路36からの出力が第3電流閾値JPC以上である場合、蛍光ランプ2の異常と考えられるので、制御Ic34aの制御用電源Vcが遮断され、蛍光ランプ2の点灯が停止される。
図6は、管電圧検出回路37からの出力と所定の閾値との関係を示す。タイマー回路31により所定の起動タイマー時間が計時されると、管電圧検出回路37からの出力、すなわち蛍光ランプ2の端子間電圧が、OPアンプ34gにより所定の第1電圧閾値JPE及び第2電圧閾値JPFと比較される。ここで、管電圧検出回路37からの出力が第1電圧閾値JPE未満である場合、蛍光ランプ2の電極の消耗などが原因の異常であると考えられるので、OPアンプ34gから信号が出力され、電源部4の制御用電源Vcと制御Ic34aとの間に設けられたスイッチングトランジスタがオフになり、制御Ic34aの制御用電源Vcが遮断され、蛍光ランプ2の点灯が停止される。また、管電圧検出回路37からの出力が第2電圧閾値JPF以上である場合、蛍光ランプ2のガス抜けなどが原因の異常と考えられるので、制御Ic34aの制御用電源Vcが遮断され、蛍光ランプ2の点灯が停止される。
一方、管電流検出回路36からの出力が第1電流閾値JPA以上第3電流閾値JPC未満で、かつ管電圧検出回路37からの出力が第1電圧閾値JPE以上第2電圧閾値JPF未満の場合、蛍光ランプ2は正常に点灯しているので、発振回路38に接続されたスイッチングトランジスタがオンし、発振回路38は所定の第2発振周波数で発振を開始する(OSC参照)。また、制御IC34aは、電流検出部35により検出された駆動電流の変化に基づいて、入力電力が一定となるようにフィードバック制御を行う。具体的には、抵抗R1に流れる電流量が減少(電流値が低下)すると、抵抗R1の端子間電圧が低下するので、制御IC34aは、スイッチング素子32a及び32bのオン時間が長くなるように、オン・オフのタイミングを調節する。それによって、インバータトランス33の1次側巻き線に印加される駆動パルスのデューティ幅が拡大される。逆に、抵抗R1に流れる電流量が増加(電流値が上昇)すると、抵抗R1の端子間電圧が上昇するので、制御IC34aは、スイッチング素子32a及び32bのオン時間が短くなるように、オン・オフのタイミングを調節する。それによって、インバータトランス33の1次側巻き線に印加される駆動パルスのデューティ幅が縮小される。その結果、インバータトランス33の1次巻き線側の入力電力が一定となるようにフィードバック制御される。
以上説明したように、本実施形態に係る液晶パネル用バックライト装置1によれば、電源部4の駆動用直流電源Vinと駆動パルス発生部32(スイッチング素子32a及び32b)との間に流れる電流、すなわち、インバータトランス33の1次巻き線側に流れる駆動電流を抵抗R1で検出し、検出した電流に関する信号を用いて制御部34の制御IC34aがフィードバック制御を行うので、駆動電流によるオーソドックスなフィードバック制御により入力電力が一定に制御されるため、駆動回路3の構成が簡単であり、かつフィードバック制御自体を容易に行うことができる。また、低圧側であるインバータトランス33の1次巻き線に流れる駆動電流の変化を検出しているため、検出された信号の電圧が低く、耐電圧が低く、制御Ic34aとして安価な汎用の制御ICを用いることができる。その結果、液晶パネル用バックライト装置1のコストダウンが可能となる。
また、フィードバック制御の具体例として、例えば駆動パルス発生部がオン及びオフするタイミングを制御し、駆動パルスのデューティ幅を制御(PWM制御)することにより、フィードバック制御が容易になる。さらに、電流検出部35として、電源部4の駆動用直流電源Vinと駆動パルス発生部32との間に抵抗R1を接続し、抵抗R1の端子間電圧を検出することにより、駆動回路3及び電流検出部35の構成を簡単にすることができる。さらに、インバータトランス33の2次巻き線と蛍光ランプ2との間に管電流検出回路36及び管電圧検出回路37を設け、それらによって検出された管電流及び管電圧をそれぞれOPアンプ34e〜34gにより所定の閾値と比較し、蛍光ランプ2の異常と判断できる場合に制御部34に対する制御用電源Vcを遮断するので、安全で信頼性に優れた液晶パネル用バックライト装置1を提供することができる。その際、高圧側の管電流及び管電圧は制御IC34aに直接入力されないため、制御IC34aとして安価な汎用の制御ICを用いることができる。
1 液晶パネル用バックライト装置
2 冷陰極蛍光ランプ(蛍光ランプ)
3 駆動回路
4 電源部
31 タイマー回路
32 駆動パルス発生部
32a、32b スイッチング素子
33 インバータトランス
34 制御部
34a 制御IC
34b〜34d 比較回路
34e〜34g OPアンプ
35 電流検出部
36 管電流検出回路
37 管電圧検出回路
38 発信回路
R1 抵抗
JPA 第1電流閾値
JPB 第2電流閾値
JPC 第3電流閾値
JPE 第1電圧閾値
JPF 第2電圧閾値
Vin 駆動用直流電源
Vc 制御用電源
2 冷陰極蛍光ランプ(蛍光ランプ)
3 駆動回路
4 電源部
31 タイマー回路
32 駆動パルス発生部
32a、32b スイッチング素子
33 インバータトランス
34 制御部
34a 制御IC
34b〜34d 比較回路
34e〜34g OPアンプ
35 電流検出部
36 管電流検出回路
37 管電圧検出回路
38 発信回路
R1 抵抗
JPA 第1電流閾値
JPB 第2電流閾値
JPC 第3電流閾値
JPE 第1電圧閾値
JPF 第2電圧閾値
Vin 駆動用直流電源
Vc 制御用電源
Claims (4)
- 少なくとも1つの冷陰極蛍光ランプと、前記冷陰極蛍光ランプの点灯を制御するための駆動回路を備えた液晶パネル用バックライト装置において、
前記駆動回路は、
駆動用直流電源に接続され、オン及びオフを繰り返すことによって、電圧が周期的に変化する駆動パルスを発生する駆動パルス発生部と、
1次側巻き線が前記駆動パルス発生部に接続され、2次側巻き線が前記冷陰極蛍光ランプに接続されたインバータトランスと、
前記駆動用直流電源と前記駆動パルス発生部との間に流れる駆動電流の変化を検出する電流検出部と、
前記電流検出部により検出された駆動電流の変化に基づいて、入力電力が一定となるようにフィードバック制御を行う制御部
をさらに備えたことを特徴とする液晶パネル用バックライト装置。 - 前記制御部は、前記駆動パルス発生部がオン及びオフするタイミングを制御し、前記駆動パルスのデューティ幅を制御することによってフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の液晶パネル用バックライト装置。
- 前記電流検出部は、前記駆動用直流電源と前記駆動パルス発生部との間に接続された抵抗を含み、前記抵抗の端子間電圧を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶パネル用バックライト装置。
- 前記インバータトランスの2次巻き線と前記冷陰極蛍光ランプとの間に接続された管電流検出回路及び管電圧検出回路と、
前記管電流検出回路及び前記管電圧検出回路により検出された管電流及び管電圧をそれぞれ所定の閾値と比較する比較回路をさらに備え、
前記駆動回路は、その起動開始後所定時間を経過した時点における前記管電流の値が第1電流閾値未満であるとき又は前記管電圧の値が第1電圧閾値以上第2電圧閾値未満の範囲外であるときは、前記制御部に対する制御用電源を遮断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液晶パネル用バックライト装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20111004 |