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JP2009542768A - 殺菌性アゾロピリミジン、それらの製造方法及び有害菌の防除のためのそれらの使用、並びにそれらを含む物質 - Google Patents

殺菌性アゾロピリミジン、それらの製造方法及び有害菌の防除のためのそれらの使用、並びにそれらを含む物質 Download PDF

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JP2009542768A JP2009518852A JP2009518852A JP2009542768A JP 2009542768 A JP2009542768 A JP 2009542768A JP 2009518852 A JP2009518852 A JP 2009518852A JP 2009518852 A JP2009518852 A JP 2009518852A JP 2009542768 A JP2009542768 A JP 2009542768A
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Abstract

本発明は、式(I)のアゾロピリミジン
【化1】
Figure 2009542768

〔式中、置換基は明細書で定義されるとおりである〕
、これらの化合物を製造するための方法及び中間体、それらを含む物質、並びに植物病原性菌類を防除するためのそれらの使用に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、式Iのアゾロピリミジン
Figure 2009542768
〔式中、置換基は以下に定義されるとおりである:
G、E、Q
a)GはNであり;EはC−Wであり、そしてQはN又はC−Wであり;
b)GはC−Wであり;EはC−Wであり、そしてQはNであり;又は
c)GはC−Wであり;EはNであり、そしてQはC−Wであり;
、W、Wは、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル又はC−C−アルキルスルホニル、ホルミル、チオカルバモイル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)アミノカルボニル、C−C−アルコキシイミノカルボニル、ヒドロキシイミノアルキル、CR1011OR12、C(R13)=NR14であり;
10、R11、R12は、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、ベンジルであり;
11及びR12は、一緒になって、オキシ−C−C−アルキレンオキシであってよく、ここで、炭素鎖はメチル、エチル、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、エトキシメチルからなる群から選択される1〜3個の基で置換されていてよく;
13は、水素又はC−C−アルキルであり;
14は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル、フェニルアミノであり、ここで、フェニル基は1〜5個の基Rで置換されていてよく;
Rは、NR、又はC−C10−アルキル、C−C10−ハロアルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−ハロアルケニル、C−C10−アルキニル、C−C10−ハロアルキニル、C−C12−シクロアルケニル、C−C12−ハロシクロアルケニル、フェニル、ハロフェニル、ナフチル、ハロナフチル、又は5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環は炭素を介して結合しており、部分的又は完全にハロゲン化されていてよく、そして酸素、窒素及び硫黄からなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有しており;ここで、Rは、以下の群から互いに独立して選択される1、2、3又は4個の同一の又は異なる基Rを含有していてよく:
シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルコキシ、C−C−シクロアルケニルオキシ、C(O)RΠ、C(O)ORΠ、C(S)ORΠ、C(O)SRΠ、C(S)SRΠ、OC(O)ORΠ、C−C−アルキルチオ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、アミノカルボニル、C(O)NHRΠ、C(O)NRΠ 、C−C−アルキレン、オキシ−C−C−アルキレン、オキシ−C−C−アルキレンオキシ〔ここで、2価の基は同一の原子又は隣接する原子に結合していてよい〕、フェニル、ナフチル、O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環;
Πは、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、フェニル、ナフチル、O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環、C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルケニルであり、その基RΠは部分的又は完全にハロゲン化されていてよく;
ここで、上記のR及びRΠにおける脂肪族、脂環式又は芳香族の基は、それら自体として、1、2又は3個の基Rを有していてよく:
は、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル〔ここで、これらの基におけるアルキル基は1〜6個の炭素原子を含有し、そしてこれらの基における該アルケニル及びアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含有する〕;シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ〔ここで、環式系は3〜10個の環員を含有する〕;アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール−C−C−アルコキシ、アリール−C−C−アルキル、ヘタリール、ヘタリールオキシ、ヘタリールチオ〔ここで、アリール基は好ましくは6〜10個の環員を含有し、そしてヘタリール基は5又は6個の環員を含有する〕であり、ここで、環式系は部分的又は完全にハロゲン化されていてよく、そして/又はアルキル又はハロアルキル基で置換されていてよく;
、Rは、互いに独立して、水素、C−C12−アルキル、C−C12−アルケニル、C−C12−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルコキシ、NH、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5又は6員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環、又はZ−Y−(CR−(CR−CR−#〔式中、#は窒素原子との結合点である〕であり、そして:
、R、R、R、R、Rは、互いに独立して、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−ハロシクロアルケニル、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5又は6員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、その環式基は部分的又は完全にハロゲン化されていてよく、そして/又は1個以上の基RΠで置換されていてよく、
及びR又はRは、これらの基が結合している原子と一緒になって、5、6、7、8、9又は10員の飽和又は部分不飽和の環を形成してもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個のヘテロ原子を含有していてよく、そして/又は1個以上の置換基Rを有していてよく;
はRと組み合わさってよく、RはRと組み合わさってよく、RはRと組み合わさってよく、何れの場合にも、酸素を表し、こうしてカルボニル基を形成してよく、そしてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個のヘテロ原子で中断されていてよいC−C−アルキレン又はアルケニレン又はアルキニレン鎖を形成し、こうしてスピロ基を形成してよく;
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5、6、7、8、9又は10員の飽和又は部分不飽和のヘテロ環を形成してよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてよく;
、R、R、R、R、Rは、互いに独立して、部分的又は完全にハロゲン化されていてよく;
〜Rは、それぞれ独立して、1、2、3又は4個の同一の又は異なる基Rを有していてよく;
Yは、酸素又は硫黄であり;
Zは、水素、カルボキシル、ホルミル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C(O)RΠ、C(O)ORΠ、C(S)ORΠ、C(O)SRΠ、C(S)SRΠ、C(NR)SRΠ、C(S)RΠ、C(NRΠ)NR、C(NRΠ)R、C(NRΠ)OR、C(O)NR、C(S)NR、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルホニル、C(O)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、C(S)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、C(NRΠ)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、フェニル、ナフチル、5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環は、O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有し、そして直接に又はカルボニル、チオカルボニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルキルチオカルボニル基を介して結合しており;ここで、基Zにおける炭素鎖は、1個以上の置換基Rで置換されていてよく;
、Rは、互いに独立して、水素、C−アルケニル、C−アルキニル、又は基RΠにおいて挙げられる基の一つであり、ここで、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、又はR及びRΠは、炭素原子及びそれらがヘテロ原子を介して結合している該ヘテロ原子と一緒になって、3〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族の単環式又は二環式の環を形成してもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてよく、又は1個以上のオキソ基及び/又は1個以上の置換基Rを有していてよく;
又は
Z及びR又はRは、5又は6員の飽和又は部分不飽和の環を形成してもよく、この環は、炭素原子及びYに加えて、環員としてN及びSからなる群からの1又は2個の更なるヘテロ原子を含有していてよく、そして/又は以下に定義されるとおりの1個以上の置換基Rを有していてよく;
基Zは、部分的又は完全にハロゲン化されていてよく、そして/又は1、2又は3個の置換基Rを有していてよく;
及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族の単環式又は二環式のヘテロ環を形成してもよく、この環は、部分的又は完全にハロゲン化されていてよく、そして炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてよく、そしてR、Z−Y−#及びZ−Y−(CR−CR−#〔式中、#はヘテロ環との結合点である〕からなる群から選択される1、2又は3個の置換基を有していてよく;
pは、ゼロ、1、2、3、4又は5であり;
qは、ゼロ又は1であり;
Wは、フェニル、又は炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有する5又は6員ヘテロアリールであり、ここで、環式系は、基Lに加えて、少なくとも1個の置換基Pを有し、
は、Y−Y−Tであり;
は、CR、C(=T)O、C(=T)NR、O、OC(=T)、NR又はS(O)であり;
は、C−C−アルキレン、C−C−アルケニレン、C−C−アルキニレンであり、ここで、Yは、NR、O、S(O)からなる群からの1、2又は3個のヘテロ原子で中断されていてよく;
rは、0、1又は2であり;
Tは、YR、YR、NR、YNR、C(NOR)R、S(O)、N(R)−T−C(=T)−T、T−C(=T)−[(Y−C(=T)]−T、T−C(=T)−[Y−T−C(=T)]−T、T−C(=T)−[T−Y−C(=T)]−T又はT−C(=T)−[NR−(NR−C(=T)]−Tであり;
は、直接結合、O、S、NRであり;
は、O、S、NRであり;
は、R、R、RΠ、YR、NRであり;
ここで、基Pにおける炭素原子は、部分的又は完全にハロゲン化されていてよく、そして/又は1個以上の基Rで置換されていてよく;
Lは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアナト(OCN)、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−ハロアルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C10−アルケニルオキシ、C−C10−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−シクロアルケニルオキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C)−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C(O)−RΦ、C(S)−RΦ、S(O)−RΦ;C−C−アルコキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルケニルオキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルキニルオキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルキニルカルボニル、C−C−シクロアルキルカルボニル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり;
Φは、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノであり;基RΦは、1、2又は3個の同一の又は異なる上記で定義されるとおりの基Rで置換されていてよく;
mは、ゼロ、1、2、3、4又は5であり;
Xは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ又はジ−C−C−アルキルアミノである〕
及びその農業上許容される塩に関する。
更に、本発明は、これらの化合物を製造するための方法及び中間体、それらを含む組成物、並びに植物病原性有害菌を防除するためのそれらの使用に関する。
6−フェニル−7−アミノトリアゾロピリミジンは、一般的方法で特許文献1及び特許文献2から公知である。5及び7位で炭素を介して結合する基で置換されたトリアゾロピリミジンは、特許文献3から公知である。特許文献4は、一定の6−フェニルトリアゾロピリミジンが殺菌的及び薬学的に活性であると記載している。特許文献5 は、薬学的に活性な6−フェニル−7−ハロアルキルアミノトリアゾロピリミジンを記載している。6位においてヘテロ環で置換された5−ハロ−7−アミノピラゾロピリミジンは、一般的方法で特許文献6から公知である。
多くの場合に、公知の化合物の活性は不十分である。
EP-A 550 113 WO 99/48893 WO 03/004465 WO 02/002563 WO 2005/030775 WO 05/000851
これに基づいて、本発明の課題は、改善された活性及び/又はより広い活性スペクトルを有する化合物を提供することである。
従って、本発明者は、冒頭で定義される化合物を見出した。更に、本発明者は、それらを製造するための方法及び中間体、それらを含む組成物、並びに化合物Iを用いて有害菌を防除するための方法を見出した。
本発明に係る化合物は、引用刊行物に記載の化合物とは、基W上の置換基Pにより異なっている。
本発明に係る化合物は、種々の経路により得ることができる。式IにおけるRがNRであるならば、本化合物は、式IIのアミノアゾールを式IIIの適切に置換されたマロン酸フェニル〔式中、R”はアルキル、好ましくはC−C−アルキル、特にメチル又はエチルである〕と反応させることにより製造される。
Figure 2009542768
この反応は、通常80℃〜250℃、好ましくは120℃〜180℃の温度で、溶剤を用いないか又は不活性溶剤中で、塩基の存在下に〔EP-A 770 615〕、又は酢酸の存在下に、Adv. Het. Chem. Vol. 57, p. 81ff. (1993) から公知の条件下で行われる。
好適な溶剤は、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o−、m−及びp−キシレン、ハロゲン化炭化水素、エーテル、ニトリル、ケトン、アルコール、そしてまたN−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドである。特に好ましくは、この反応は溶剤を用いないか又はクロロベンゼン、キシレン、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドンの中で行われる。上記の溶剤の混合物を用いることも可能である。
好適な塩基は、一般に、無機化合物、例えばアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の酸化物、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の炭酸塩、そしてまたアルカリ金属の重炭酸塩、有機金属化合物、特にアルカリ金属アルキル、ハロゲン化アルキルマグネシウム、そしてまたアルカリ金属及びアルカリ土類金属のアルコキシド及びジメトキシマグネシウム、更に有機塩、例えば第三級アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン及びN−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン、ピリジン、置換ピリジン、例えばコリジン、ルチジン及び4−ジメチルアミノピリジン、そしてまた二環式アミンである。第三級アミン、例えばジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン及びN−メチルピペリジンの使用が好ましい。
塩基は一般に触媒量で用いられる;しかしながら、それらを等モル量で、過剰に、又は適切ならば溶剤として用いることもできる。
出発物質を一般に互いに等モル量で反応させる。収率に関して、トリアゾールに対して過剰の塩基及びマロネートIIIを用いることが有利な場合がある。
有利には、式IIIのマロネートは、適切に置換されたブロモ芳香族化合物をマロン酸ジアルキルと、Cu(I)触媒作用下に反応させることにより得られる〔Chemistry Letters, pp. 367-370, 1981; EP-A 10 02 788 参照〕。
別法として、式IIIのマロネートは、下記のスキームにより一般に公知の条件下で構築することができる〔March, Advanced Organic Chemistry, 3rd ed., p. 792ff, J. Wiley & Sons, New York (1985) 参照〕:
Figure 2009542768
これらの反応は、通常、−100℃〜+200℃、好ましくは+20℃〜+100℃の温度で、不活性溶剤中で塩基の存在下に行われる〔US 4,454,158; Bioorgan. & Med.Chem.Lett. Vol. 15, p. 2970 (2005); Organ. Proc. Res. & Develop., Vol. 8, p. 411 (2004); J. Am. Chem. Soc, Vol. 125, p. 13948 (2003); Ann. Pharm. Fr., Vol. 60, p. 314 (2004); Pharmazie, Vol. 44, p. 115 (1989) 参照〕。
WO-A 94/20501 から公知の条件下で、式IVのジヒドロキシアゾロピリミジンを式Vのジハロアゾロピリミジン〔式中、Yはハロゲン原子、好ましくは臭素又は塩素原子、特に塩素原子である〕に変換する。用いられるハロゲン化剤[HAL]は、適切ならば溶剤の存在下の塩素化剤又は臭素化剤、例えばオキシ臭化リン又はオキシ塩化リンであることが有利である。
Figure 2009542768
この反応は、通常、0℃〜150℃、好ましくは80℃〜125℃で行われる〔EP-A 770 615 参照〕。
式Vのジハロアゾロピリミジンは、式VIのアミン〔式中、可変部は式Iで定義されるとおりである〕を用いて製造される。
Figure 2009542768
この反応は、0℃〜70℃、好ましくは10℃〜35℃で、好ましくは不活性溶剤、例えばエーテル、例えばジオキサン、ジエチルエーテル又は特にテトラヒドロフラン、ハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタン、又は芳香族炭化水素、例えばトルエンの存在下に有利に行われる〔WO 05/000851 参照〕。
塩基、例えば第三級アミン、例えばトリエチルアミン又は無機アミン、例えば炭酸カリウムの使用が好ましい;過剰の式VIのアミンを塩基として役立てることも可能である。
従って、冒頭に挙げられる刊行物から公知の5,7−ジクロロアゾロピリミジンを用いて式Iの5−クロロアゾロピリミジンを得ることが可能である。それらは本発明の好ましい対象である。他の5,7−ジハロアゾロピリミジンは引用文献と同様にして得ることができる。
式VIのアミンは文献から公知であり、公知の方法により製造できるか、又は市販されている。
RがNRであり、そしてXがC−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである式Iの化合物は、有利な方法で下記の合成経路により得ることができる:
Figure 2009542768
ケトエステルIIIaから出発して、5−アルキル−7−ヒドロキシアゾロピリミジンIVaを得る。式IIIa及びIVaにおいて、XはC−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルである。出発物質IIIaは、EP-A 10 02 788 に記載の条件を用いて有利に製造される〔Chem. Pharm. Bull., 9, 801, (1961) 参照〕。
この方法で得られる5−アルキル−7−ヒドロキシアゾロピリミジンを、上記で更に説明される条件下でハロゲン化剤[HAL]と反応させて、Halがハロゲン原子である式Vaの7−ハロアゾロピリミジンを与える。塩素化剤又は臭素化剤、例えばオキシ臭化リン、オキシ塩化リン、塩化チオニル、臭化チオニル又は塩化スルフリルを使用することが好ましい。この反応は、ニートで又は溶剤の存在下で行うことができる。慣例の反応温度は0〜150℃、又は好ましくは80〜125℃である。
Figure 2009542768
VaとアミンVIとの反応は、上記で更に説明される条件下で行われる。
別法として、XがC−C−アルキルである式Iの化合物は、Xがハロゲン、特に塩素である式Iの化合物及び式IIIbのマロネートから製造することもできる。式IIIbにおいて、X”は水素又はC−C−アルキルであり、そしてRはC−C−アルキルである。それらを式VIIの化合物に変換し、そして脱炭酸して化合物Iを与える〔US 5,994,360 参照〕。式VIIの化合物は新規である。
Figure 2009542768
マロネートIIIbは文献〔J. Am. Chem. Soc., Vol. 64, 2714 (1942); J. Org. Chem., Vol. 39, 2172 (1974); Helv. Chim. Acta, Vol. 61, 1565 (1978)〕から公知であるか、又は引用文献に従って製造することができる。
エステルVIIのその後の加水分解は、一般に慣例の条件下で;種々の構造要素に応じて行われ、化合物VIIのアルカリ性及び酸性加水分解が有利な場合がある。エステル加水分解条件下で既に、脱炭酸が完全又は部分的に終了してIを生成することができる。
脱炭酸は、通常、20℃〜180℃、好ましくは50℃〜120℃の温度で、不活性溶剤中で、適切ならば酸の存在下に行われる。
好適な酸は、塩酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸である。好適な溶剤は、水、脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン及び石油エーテル、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o−、m−及びp−キシレン、ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼン、エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン、ニトリル、例えばアセトニトリル及びプロピオニトリル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン、アルコール、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール、そしてまたジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドである;特に好ましくは、この反応は、塩酸又は酢酸中で行われる。上記の溶剤の混合物を用いることも可能である。
式IにおけるRが炭素を介して結合する基(式IaにおけるR’)であるか、又はXがアルキル又はハロアルキルであるならば、これらの化合物は、式IIのアミノアゾールを式IIIcの適切に置換された1,3−ジケトン〔式中、Rは式Iにより炭素を介して結合する基であり、そしてX”はアルキル又はハロアルキル、好ましくはC−C−アルキル、特にメチル又はエチルである〕と反応させることにより製造される。
Figure 2009542768
この反応は、化合物IIとIIIとの反応のために上記で更に説明される条件下で有利に行われる。
別法として、式Iの化合物〔式中、式IにおけるRは炭素を介して結合する基であり、そしてXはハロゲン、特に塩素である〕は、式Vaのジハロ化合物
Figure 2009542768
〔式中、Halはハロゲン、特に塩素である〕から、WO 03/004465 から公知の条件下で製造することもできる。
Xがシアノ、アルコキシ又はハロアルコキシである式Iの化合物は、Xがハロゲン、好ましくは塩素である式Iの化合物を、化合物M−X’(式VIII)と反応させることにより、有利な方法で得ることができる。導入すべき基X’の意味に応じて、化合物IVは無機シアン化物、アルコキシド又ハロアルコキシドである。この反応は、不活性溶剤の存在下に有利に行われる。式VIIIにおける陽イオンMはあまり重要ではない;実際上の理由で、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウム、又はアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩が通常好ましい。
Figure 2009542768
反応温度は、通常、0〜120℃、好ましくは10〜40℃である〔J. Heterocycl. Chem., Vol. 12, pp. 861-863 (1975) 参照〕。
好適な溶剤は、エーテル、例えばジオキサン、ジエチルエーテル、好ましくはテトラヒドロフラン、ハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタン、及び芳香族炭化水素、例えばトルエンを包含する。
XがC−C−アルキルである式Iの化合物は、式Iの5−ハロアゾロピリミジンを式VIIIaの有機金属試薬とカップリングさせることにより得ることもできる。この方法の一つの実施形態において、この反応は遷移金属触媒作用下に、例えばNi又はPd触媒作用下に行われる
Figure 2009542768
式VIIIaにおいて、MはY価の金属イオン、例えばB、Zn又はSnなどであり、そしてX”はC−C−アルキルである。この反応は、例えば次の方法:J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1, 1187 (1994), ibid. 1, 2345 (1996); WO 99/41255; Aust. J. Chem., Vol. 43, 733 (1990); J. Org. Chem., Vol. 43, 358 (1978); J. Chem. Soc. Chem. Commun. 866 (1979); Tetrahedron Lett., Vol. 34, 8267 (1993); ibid., Vol. 33, 413 (1992) と同様に行うことができる。
RがNRであり、RがZ−Y−(CR−(CR−CR−#である式Iの化合物は、別法として、式I’のヒドロキシ−又はメルカプトアゾロピリミジンから製造することもできる。
Figure 2009542768
この目的のために、式I’の7−ヒドロキシ−又はメルカプトアミノアゾロピリミジンを、アルキル化又はアシル化剤Z−L〔Lは求核的に除去できる基である〕と反応させる。通常、ハロゲン化物、特に塩化物及び臭化物、カルボン酸無水物、例えば無水酢酸など、又は塩化カルボニル、カルボン酸が、カップリング剤、例えばジシクロヘキシルカルボジイミドなど、又は酸、例えばHClなどと組み合わせて用いられる。エーテル化又はエステル化に適する反応条件は、当業者に一般に知られている〔Organikum, VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften, Berlin (1981) 参照〕。式Iaの化合物の幾つかは冒頭で引用される文書から公知である。
更に、式Iの化合物は、基Pの代わりに、基W上に求核的に交換できる基を有する対応する前駆体から得ることができる。次いで基Pを求核置換により導入する〔WO 05/30775 参照〕。
別法として、Pが酸素を介して結合する基である式Iの化合物は、同様のヒドロキシル化合物(式IX)から製造することができ、後者の化合物それら自体は、公知の化合物からエーテル結合開裂により得ることができる〔WO 99/48893 参照〕。この場合、基Pは、塩基性条件下でヒドロキシル基を求核置換することにより導入される。
これらのヒドロキシル化合物は、Wが基Lに加えて、ヒドロキシル基で置換されている式Iの化合物(式IX)に対応する。それらは新規である。
が窒素を介して結合する基である式Iの化合物は、基Wがアミノ基を有する前駆体から有利な方法で製造することができ、該前駆体は、適切ならば、対応するニトロ置換化合物から還元により得ることができる。
反応混合物は慣例の方法で、例えば水との混合、相の分離、及び適切ならば粗生成物のクロマトグラフィー精製により仕上げ処理される。中間体及び目的生成物の幾つかは、無色の又は僅かに褐色を帯びた粘稠油状物の形態で得られ、これらは減圧下で及び適度に高められた温度で精製されるか又は揮発性化合物が除去される。中間体及び目的生成物が固体として得られるならば、精製を再結晶又は温浸により行うこともできる。
個々の化合物Iを上記の経路により得ることができないならば、それらは他の化合物Iの誘導体化により製造することができる。
合成が異性体の混合物を生じる場合には、分離は一般に必ずしも必要でない。なぜならば、場合によっては、個々の異性体は、施用のために調製する間又は施用する間に(例えば光、酸又は塩基の作用下に)相互に変換できるからである。このような変換は、施用後に、例えば植物の処理の場合には処理された植物内で又は病除すべき有害菌内で行われることもある。
上記の式に与えられる記号の定義において、下記の置換基を一般に代表する集合語が用いられた:
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素及びヨウ素;
アルキル:1〜4、6又は8個の炭素原子を有する飽和の直鎖状又は分枝状の炭化水素基、例えば、C−C−アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル及び1−エチル−2−メチルプロピル;
ハロアルキル:1〜2、4又は6個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基(上記のとおり)であって、これらの基における幾つかの又は全ての水素原子が上記のハロゲン原子で置き換えられていてもよいアルキル基:特にC−C−ハロアルキル、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル又は1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イル;
アルケニル:2〜4、6又は8個の炭素原子及び任意の位置に1又は2個の二重結合を有する不飽和の直鎖状又は分枝状の炭化水素基、例えば、C−C−アルケニル、例えばエテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニル及び1−エチル−2−メチル−2−プロペニル;
アルキニル:2〜4、6又は8個の炭素原子及び任意の位置に1又は2個の三重結合を有する直鎖状又は分枝状の炭化水素基、例えば、C−C−アルキニル、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチル−1−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、3,3−ジメチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル及び1−エチル−1−メチル−2−プロピニル;
シクロアルキル:3〜6又は8個の炭素環員を有する単環式又は二環式の飽和炭化水素基、例えばC−C−シクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチル;
O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5又は6員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環:
− 1〜3個の窒素原子及び/又は1個の酸素若しくは硫黄原子、又は1若しくは2個の酸素及び/又は硫黄原子を含有する非芳香族の飽和又は部分不飽和の5又は6員ヘテロ環、例え2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、2−ピロリジン−2−イル、2−ピロリジン−3−イル、3−ピロリジン−2−イル、3−ピロリジン−3−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3−ジオキサン−5−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−ヘキサヒドロピリダジニル、4−ヘキサヒドロピリダジニル、2−ヘキサヒドロピリミジニル、4−ヘキサヒドロピリミジニル、5−ヘキサヒドロピリミジニル及び2−ピペラジニル;
− 1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子及び1個の硫黄若しくは酸素原子を含有する5員のヘテロアリール:炭素原子に加えて、環員として1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子及び1個の硫黄若しくは酸素原子を含有していてよい5員ヘテロアリール、例えば2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル及び1,3,4−トリアゾール−2−イル;
− 1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含有する6員のヘテロアリール:炭素原子に加えて、環員として1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含有していてよい6員ヘテロアリール、例えば2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル及び2−ピラジニル;
アルキレン:2〜8個のCH基を有する2価の分枝状又は非分枝状の鎖、例えばCHCH、CHCHCH、CH(CH)CH2、CHCHCHCH、CHCHCH(CH)、CHCH(CH)CH、CHCHCHCHCH、CHCHCHCHCHCH、CHCHCHCHCHCHCH及びCHCHCHCHCHCHCHCH
オキシアルキレン:2〜4個のCH基を有する2価の分枝状又は非分枝状の鎖であって、一方の原子価が酸素を介して骨格に結合しているもの、例えばOCHCH、OCHCHCH及びOCHCHCHCH
オキシアルキレンオキシ:1〜3個のCH基を有す2価の非分枝状の鎖であって、両方の原子価が酸素を介して骨格に結合しているもの、例えばOCHO、OCHCHO及びOCHCHCHO。
本発明によれば、農業上許容される塩は、特に、陽イオンの塩又は酸の酸付加塩であって、その陽イオン及び陰イオンがそれぞれ本発明に係るピリミジンの殺虫作用に対して有害効果を持たないものを包含する。
従って、好適な陽イオンは、特に、アルカリ金属、好ましくはナトリウム及びカリウムのイオン、アルカリ土類金属、好ましくはカルシウム、マグネシウム及びバリウムのイオン、並びに遷移金属、好ましくはマンガン、銅、亜鉛及び鉄のイオン、そしてまた、所望により1〜4個C−C−アルキル置換基及び/又は1個のフェニル又はベンジル置換基を有していてよいアンモニウムイオン、好ましくはジイソプロピルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、トリメチルベンジルアンモニウム、そしてまたホスホニウムイオン、スルホニウムイオン、好ましくはトリ(C−C−アルキル)スルホニウム、及びスルホキソニウムイオン、好ましくはトリ(C−C−アルキル)スルホキソニウムである。
有用な酸付加塩の陰イオンは、例えば塩化物、臭化物、フッ化物、硫酸水素塩、硫酸塩、リン酸二水素塩、リン酸水素塩、リン酸塩、硝酸塩、重炭酸塩、炭酸塩、六フッ化ケイ酸塩、六フッ化リン酸塩、安息香酸塩のもの、そしてまた(C−C)−アルカン酸又はC−C−ハロアルカン酸の陰イオン、好ましくはギ酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩又はトリフルオロ酢酸塩のものである。それらは、本発明に係る化合物を対応する酸、好ましくは塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸又は硝酸と反応させることにより形成することができる。
本発明の範囲は、キラル中心を有する式Iの化合物の(R)−及び(S)−異性体並びにラセミ体を包含する。非対照的に置換された基の回転が障害される結果として、式Iの化合物のアトロプ異性体が存在し得る。それらもまた、本発明の対象を形成する。
可変部に関する中間体の実施形態は、式Iの可変部に対応する。
式Iのアゾロピリミジンの意図される使用を目的として、置換基の下記の意味が、何れの場合にもそれら自体として又は組み合わせて、好ましい:
一つの実施形態は、RがNRである化合物Iに関する。これらの化合物は式I.aに対応する。
Figure 2009542768
基NRの好ましい実施形態は、ジC−C−アルキルアミノである。
もう一つの実施形態は、RがC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−アルキニルである化合物I.aに関する。
もう一つの実施形態は、Rが、C−C−アルキルで置換されていてよいC−C−シクロアルキルである化合物I.aに関する。
又はRにキラル中心を有するハロゲン不含のアルキル又はアルケニル基の場合には、(R)−立体配置の異性体が好ましい。
もう一つの実施形態は、R及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホルニル又はチオモルホルニル環、特に任意により1〜3個のハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル、特にC−C−アルキル基で置換されたピペリジニル環を形成する化合物I.aに関する。R及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ピロリジン又は4−メチルピペリジンを形成する化合物が好ましい。
もう一つの実施形態は、R及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、任意により1又は2個のハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル基で、特に3,5−ジメチル又は3,5−ジ(トリフルオロメチル)で、好ましくは3,5−ジメチルで置換されていてよいピラゾール環を形成する化合物I.aに関する。
もう一つの実施形態は、RがCH(CH)−CHCH、CH(CH)−CH(CH、CH(CH)−C(CH、CHC(CH)=CH、CHCH=CH、シクロペンチル又はシクロヘキシルであり;Rが水素、メチル又はエチルであり;又はR及びRが一緒になって、−(CHCH(CH)(CH−又は−(CHO(CH−である化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、それらの置換基を含む基R及びRがハロゲン不含である化合物I.aに関する。
一つの実施形態は、Rが水素である化合物I.aに関する。
一つの実施形態は、Rがメチル又はエチルである化合物I.aに関する。
もう一つの実施形態は、RがCH、CHCH、プロピル、ブチル、CHCN、CHCH=CH、CHC≡CH、CHCHOH、CHCHOCH又はCHCHOCHCHである化合物I.aに関する。
式I.aの化合物の一つの実施形態は、基RがZ−Y−(CR−(CR−CR−#である化合物に関する。それらは式I.a及びI.aの化合物
Figure 2009542768
〔式中、可変部は上記で定義されるとおりである〕
に対応する。
もう一つの実施形態は、基NRが、エチルグリシノール、ロイシノール、tert−ロイシノール、バリノール、ノルバリノール、メチオニノール、フェニルアラニノール、リジノール、アルギニノール、ヒスチジノール、アスパラギノール、グルタミノール、セリノール、イソセリノール、システイノール、ヒドロキシメチルピペリジン、シス−2−ヒドロキシメチル−4−メチルピペリジン、トランス−2−ヒドロキシメチル−4−メチルピペリジノール、シクロヘキシルグリシノール、シクロペンチルグリシノール、ブチルグリシノール、ペンチルグリシノール、シス−2−アミノシクロヘキサノール、トランス−2−アミノシクロヘキサノール、シス−2−アミノシクロペンタノール、トランス−2−アミノペンタノール、シス−1−アミノ−2−ヒドロキシインダン又はトランス−1−アミノ−2−ヒドロキシインダンを形成する化合物I.aに関する。
もう一つの実施形態は、Rが水素、又は直鎖状又は分枝状のC−C−アルキル、C−C−アルケニル又はC−C−シクロアルキル、特にC−C−アルキル又はC−C−シクロアルキル、例えば水素、CH、CHCH、プロピル、ブチル、好ましくはイソプロピル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ペンチル、シクロプロピル又はシクロペンチル、特に水素又はtert−ブチルである化合物I.aに関する。
一つの実施形態において、基Rはα−炭素原子において分枝している。
一つの実施形態において、基Rは、ヘテロ原子を介して結合する基、例えばハロゲン、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ又はホルミル、カルボキシル、アルコキシカルボニル、アルコキシチオカルボニル又はアルケニル、アルキニル基、又は両方の原子価が同じ炭素原子に結合しているC−C−アルキレンで置換されている。
もう一つの実施形態において、基RはC−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルケニルで置換されている。
もう一つの実施形態において、基RはC(O)R、C(O)OR、C(S)OR、C(O)NR、C(S)NR、C(NR)R、C(O)SRΠ又はC(S)SRΠで置換されている。
Πは、好ましくは、C−C−アルキル又はC−C−シクロアルキルであり、これらは部分的又は完全にハロゲン化されていてよい。
もう一つの実施形態において、基Rは、O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環で置換されている。
もう一つの実施形態は、Rが水素、直鎖状又は分枝状のC−C−アルキル又はC−C−シクロアルキル、特に水素、C−C−アルキル又はC−C−シクロアルキル、好ましくは水素、イソプロピル、tert−ブチルである化合物Iに関する。Rがアルキル基であるならば、Rは好ましくはRと同じ意味を有する。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、R及びRは一緒になって、C−C−アルキレン基、特にC−C−アルキレン基を形成し、ここで、炭素鎖は、ヘテロ原子を介して結合する基、例えばハロゲン、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ又はアルコキシカルボニルで置換されていてよい。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、R及びRは緒になって、C−C−アルキレン基、特にC−C−アルキレン基を形成し、ここで、炭素鎖は、O、N及びSからなる群からの1又は2個のヘテロ原子で中断されおり、そしてヘテロ原子を介して結合する基、例えばハロゲン、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ又はアルコキシカルボニルで置換されていてよい。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、R、R、R、R及びRは、それぞれ水素又はC−C−アルキル、好ましくは水素、メチル又はエチル、特に水素である。基R、R、R、R及びRは、基Rに対応して置換されていてよい。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、R及びRは一緒になって、C−C−アルキレン、C−C−オキシアルキレン又はC−C−オキシアルキレンオキシ基、特にC−C−アルキレン基を形成する。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、R及びR及び/又はR及びRは、何れの場合にも一緒になって、C−C−アルキレン、C−C−オキシアルキレン又はC−C−オキシアルキレンオキシ基、特にC−C−アルキレン基を形成する。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、添え字qはゼロの値を有する。
もう一つの実施形態は、添え字qが1である化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、添え字pがゼロ又は1、特にゼロである化合物Iに関する。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、添え字pがゼロの値を有するならば、R及びRは好ましくは水素である。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、添え字pがゼロの値を有するならば、Rは水素ではなく、そしてRは水素である。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、添え字pはゼロ又は1の値を有し、そして添え字qは1の値を有する。
式Iの化合物のもう一つの好ましい実施形態において、Yは水素である。
式Iの化合物のもう一つの実施形態において、Zは1価の基である。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−アルキルカルボニル、特にアセチル、n−プロパン−1−オン、2−メチルプロパン−1−オン又はブタン−1−オンである式Iの化合物に関する。
もう一つの実施形態は、Zがカルボキシル又はホルミルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Zが水素である化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Zがカルボキシルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Zがホルミルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−アルキルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−ハロアルキルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−アルケニルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−ハロアルケニルある化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−アルキニルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−ハロアルキニルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−シクロアルキルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−シクロアルケニルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(O)RΠである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(O)ORΠである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(S)ORΠである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(O)SRΠである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(S)SRΠである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(NR)SRΠである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(S)RΠである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(NRΠ)NRである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(NRΠ)Rである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(NRΠ)ORである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(O)NRである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(S)NRである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−アルキルスルフィニルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−アルキルチオである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC−C−アルキルスルホニルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(O)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NRである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(S)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NRである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、ZがC(NRΠ)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NRである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Zがフェニルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Zがナフチルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Zが5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環が、O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有し、そして直接に又はカルボニル、チオカルボニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルキルチオカルボニル基を介して結合している、化合物Iに関する。
上記の基Zは1個以上の基Rで置換されていてよい。
もう一つの実施形態において、Zは1、2、3又は4個の基R、例えばハロゲン、又は塩基性又は酸性の基、例えばNR、グアニル、アミジル、ヒドロキシル、カルボキシル又はスルファチルで置換されている。
もう一つの実施形態は、Rが炭素を介して結合している化合物Iに関する。これらの化合物は、R’が炭素を介して結合している基Rである式I.bの化合物に対応する。
Figure 2009542768
一つの実施形態は、R’がC−C10−アルキル、C−C10−ハロアルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−ハロアルケニル、C−C10−アルキニル、C−C10−ハロアルキニル、C−C12−シクロアルキル、C−C12−ハロシクロアルキル、ナフチル又はハロナフチル、又は5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環が炭素を介して結合しており、そして酸素、窒素及び硫黄からなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有している、式I.bの化合物に関する。
もう一つの実施形態は、R’がC−C10−アルキル、C−C10−ハロアルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−ハロアルケニル、C−C10−アルキニル、C−C10−ハロアルキニル、C−C12−シクロアルキル又はC−C12−ハロシクロアルキル、又は5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環が炭素を介して結合しており、そして酸素、窒素及び硫黄からなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有しており;ここで、R’が1、2、3又は4個の同一の又は異なる本明細書で定義されるとおりの基Rで置換されていてよい、式I.bの化合物に関する。
本発明のもう一つの実施形態によれば、R’はC−C10−アルキル、特にC−C−アルキルであり、これは部分的又は完全にハロゲン化されていてよく、そして/又は1、2又は3個の基Rで置換されていてよい。ここで、Rは、好ましくはシアノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノ、C−C−アルケニルオキシイミノ、C−C−アルキニルオキシイミノ、C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルケニルからなる群から選択され、ここで、脂肪族及び/又は脂環式の基は、それら自体として、1、2又は3個の基Rで置換されていてよい。ここで、基Rは、好ましくは、それぞれ独立して、シアノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ又はC−C−アルコキシカルボニルである。
本発明の一つの態様によれば、R’はC−C10−ハロアルキル、特にC−C−ハロアルキルである。
本発明のもう一つの実施形態によれば、R’はC−C10−アルケニル、特にC−C−アルケニルであり、これは任意により1、2又は3個の本明細書で定義されるとおりのRで置換されている。
本発明のもう一つの実施形態によればR’はC−C10−アルキニル、特にC−C−アルキニルであり、これは任意により1、2又は3個の本明細書で定義されるとおりのRで置換されている。
本発明のもう一つの実施形態によればR’はC−C12−シクロアルケニル、特にC−C10−シクロアルケニル、とりわけC−又はC−シクロアルケニルであり、これは任意により1、2又は3個の本明細書で定義されるとおりのRで置換されている。本発明に係るこの実施形態の一つの態様によれば、シクロアルケニル基は、C−C−アルキル、例えばメチル及び/又はエチルなどで1、2又は3置換されている。
本発明のもう一つの実施形態によればR’は5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環は、炭素を介してアゾロピリミジン骨格に結合しており、そして酸素、窒素及び硫黄からなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有し、ここで、ヘテロ環は非置換であるか、又は1、2、3又は4個の同一の又は異なる本明細書で定義されるとおりの置換基Rで置換されている。この実施形態の好ましい態様によれば、R’は、任意により置換された5又は6員の飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環は炭素を介してアゾロピリミジン骨格に結合している。
R’が1、2、3又は4個、好ましくは1、2又は3個の、同一の又は異なる基Rを有するならば、Rは、好ましくはシアノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルコキシイミノ、C−C−アルケニルオキシイミノ、C−C−アルキニルオキシイミノ、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニルからなる群から選択され、ここで、脂肪族又は脂環式の基はそれら自体として、部分的又は完全にハロゲン化されていてよく、又は1、2又は3個の基Rを有していてよい。
が少なくとも1個の基Rを有するならば、Rは、好ましくはシアノ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−アルキルカルボニル及びC−C−アルコキシからなる群から選択される。
もう一つの実施形態は、R’がC−C−アルキル、特に分枝状C−C−アルキル、C−C−アルケニル、特に分枝状C−C−アルケニル、又はC−C−アルキル基を有していてよいC−C−シクロアルケニルである式I.bの化合物に関する。
一つの実施形態は、WがP及びLで置換されたフェニルである化合物Iに関する。
のための好適な基は、特に次の基である:ハロゲン、例えばフッ素又は塩素;シアノ;ニトロ;アルコキシカルボニル;アミノカルボニル;C−C−アルキル、例えばメチル;C−C−ハロアルキル、例えばトリフルオロメチル;C−C−アルコキシ、例えばメトキシ。
Figure 2009542768
基Wの実施形態は、特に、基Pに加えて、下記の置換を有していてよいフェニル基に関する:
2位:フッ素、塩素、メチル;3位:水素、フッ素、メトキシ;4位:水素、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、シアノ、ニトロ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、ハロアルキル、特に好ましくはフッ素、塩素、メチル、メトキシ、シアノ;5位:水素、フッ素、塩素、メチル;特に好ましくは水素、フッ素;6位:水素、フッ素、塩素、メチル;特に好ましくは水素、フッ素。
基Pは、好ましくは3、4又は5位に位置する。
化合物Iの二つの実施形態において、基P及びLで置換されたフェニル基は、基A又はBである。
Figure 2009542768
化合物Iのもう一つの実施形態において、特に基A及びBにおいて、Lは、置換基の次の組み合わせの一つである:2−Cl;2−F;2,6−Cl;2,6−F;2−F、6−CH;2−F、6−Cl;2,4,6−F;2,6−F−4−OCH;2−Cl−4−OCH;2−Cl、6−CH;2−CH−4−F;2−CF;2−OCH、6−F;2,4−F;2−F−4−Cl;2−Cl、4−F;2−Cl、5−F;2,3−F;2,5−F;2,3,4−F;2−CH;2,4−(CH;2−CH−4−Cl;2−CH、5−F;2−F、4−CH;2,6−(CH;2,4,6−(CH;2,6−F、4−CH
化合物Iの好ましい実施形態において、特に基Aにおいて、Lは、置換基の次の組み合わせの一つである:2−F;2−Cl;2−CH;2,6−F;2−F、6−Cl; 2−F、6−CH
基A及びBを有する式Iの化合物は、それぞれ式I.A及びI.Bに対応する。
Figure 2009542768
一つの実施形態は、Wが、P及びLで置換されており、そして1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子及び1個の硫黄若しくは酸素原子を含有するヘテロアリールである、化合物Iに関する。
一つの実施形態において、基Wは、P及びLで置換されており、そして窒素原子を介して結合しているヘテロアリールである。
一つの実施形態において、基Wは、P及びLで置換されており、そして炭素原子を介して結合しているヘテロアリールである。
一つの実施形態は、Wが、P及びLで置換されており、そして1〜4個の窒素原子、又は1〜3個の窒素原子及び1個の硫黄若しくは酸素原子を含有する5員ヘテロアリールである、化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Wがピロール、フラン、チオフェン、ピラゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、1,2,3−トリアゾール又は1,2,4−トリアゾールである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Wがチオフェン、ピラゾール又はチアゾールである化合物Iに関する。
一つの実施形態は、Wが、P及びLで置換されており、そして1〜3個又は1〜4個の窒素原子を有する6員ヘテロアリールである、化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Wがピリジン、ピリミジン、ピリダジン又はピラジンである化合物Iに関する。
一つの実施形態は、Wが、2、3又は4位で結合しており、そして同一の又は異なるLで1〜4置換されていてよいピリジルである化合物Iに関し、ここで、Lは、好ましくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル及び/又はトリフルオロメチルである。式Iの化合物の一つの実施形態は、式I.C及びI.Dの化合物に関する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、Wが、2又は4位で結合しており、そして同一の又は異なるLで1又は2置換されていてよいピリミジルである化合物Iに関し、ここで、Lは、好ましくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル及び/又はトリフルオロメチルである。式Iの化合物の一つの実施形態は、式I.E及びI.Fの化合物に関する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、Wが、2又は3位で結合しており、そして同一の又は異なるLで1又は2置換されていてよいチエニルである化合物Iに関し、ここで、Lは、好ましくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル及び/又はトリフルオロメチルである。式Iの化合物の一つの実施形態は、式I.G及びI.Hの化合物に関する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、Wが、2、4又は5位で結合しており、そしてLで置換されていてよいチアゾリルである化合物Iに関し、ここで、Lは、好ましくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル又はトリフルオロメチルである。式Iの化合物の一つの実施形態は、式I.I及びI.Jの化合物に関する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、Wが、4又は5位で結合しており、そして同一の又は異なるLで1又は2置換されていてよいイミダゾリルである化合物Iに関し、ここで、Lは、好ましくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル及び/又はトリフルオロメチルである。式Iの化合物の一つの実施形態は、式I.K及びI.Lの化合物に関する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、Wが、1、3、4又は5位で結合しており、そして同一の又は異なるLで1〜3置換されていてよいピラゾリルである化合物Iに関し、ここで、Lは、好ましくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル及び/又はトリフルオロメチルである。式Iの化合物の一つの実施形態は、式I.M、I.N及びI.Oの化合物に関する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、Wが、2、3又は4位で結合しており、そして同一の又は異なるLで1又は2置換されていてよいオキサゾリルである化合物Iに関し、ここで、Lは、好ましくはフッ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、ヒドロキシイミノメチル、ヒドロキシイミノエチル、メトキシイミノメチル、メトキシイミノエチル及び/又はトリフルオロメチルである。
式Iの化合物の一つの実施形態は、式I.P及びI.Qの化合物に関する。
Figure 2009542768
化合物Iの好ましい実施形態において、特に式I.A〜I.Qにおいて、少なくとも1個の基Lは、アゾロピリミジン骨格との基Wの結合点に対してオルトに位置しており、特に塩素、臭素又はメチルである。
もう一つの実施形態において、へテロ芳香族基Wのヘテロ原子は、結合点に対してオルトに位置する。
添え字mは、構造的に可能ならば、好ましくは1〜4、特に1又は2であり、ここで、基Lは同一であってよく又は異なっていてよい。ヘテロ芳香族基Wが、基Pに加えて更なる置換基を有するならば、これらは、好ましくはフッ素、塩素、メチル、メトキシ、シアノ、ニトロ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル及びハロアルキルからなる群から選択される。もう一つの実施形態において、任意の置換基Lは、フッ素、塩素、メチル及びメトキシからなる群から選択される。もう一つの実施形態において、任意の置換基Lは、塩素、メチル及びメトキシからなる群から選択される。もう一つの実施形態は、基Pに加えて塩素で置換されているヘテロ芳香族基Wに関する。
基Pの一つの実施形態において、YはCRである。
基Pのもう一つの実施形態において、YはC(O)NRである。
基Pのもう一つの実施形態において、Yは酸素である。
基Pのもう一つの実施形態において、YはNRである。
基Pのもう一つの実施形態において、Yは硫黄である。
基Pの一つの実施形態において、YはC−C−アルキレンである。
基Pのもう一つの実施形態において、YはC−C−アルケニレンである。
基Pのもう一つの実施形態において、YはC−C−アルキニレンである。
基Pのもう一つの実施形態において、Yは、特にヘテロ原子で中断されていてよいC−C−アルキレンである。好適なヘテロ原子は特に酸素及びNRであり、これに関して、Rは好ましくは水素又はメチルである。
の好ましい実施形態は、直鎖状又は単分枝状のC−C−アルキレン、特にエチレン及びn−プロピレンに関する。
基Yのもう一つの実施形態は、C−C−アルケニレンに関する。
一つの実施形態は、TがOH又はC−C−アルコキシである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、TがOC(O)RΠであり、ここでRΠが好ましくはC−C−アルキル、例えばメチルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、TがNRであり、ここでR及びRが互いに独立して、好ましくは水素又はC−C−アルキル、例えばメチル又はエチルである化合物Iに関する。一つの実施形態において、その基はジメチルアミノである。
基Tの更なる実施形態は、NR及びONRに関し、ここで、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、飽和、部分不飽和又は芳香族の5又は6員ヘテロ環を形成し、この環は、ハロゲン、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキルで1〜多置換されていてよく、そして/又は1〜4個、特に1〜3個、特に好ましくは1又は2個のカルボニル基を有していてよい。これらの中でも特に好ましいものは、1−ピペラジン、1−ピペリジン、1−モルホリン、1−ピロリジン、1−ピラゾール、1−ピロリジン−2−オン、1−ピロリジンジオン、1,2,4−トリアゾール、1−ピロール及び1−ピロール−2,5−ジオンである。
基Tのもう一つの実施形態は、ORに関し、ここで、RはC−C−アルキル、又は5又は6員の、好ましくは芳香族のヘテロ環であり、この環は、冒頭で定義されるとおり炭素原子を介して結合しており、そしてハロゲン、C−C−アルキル及びC−C−ハロアルキルからなる群から選択される1、2又は3個の基で置換されていてよい。ここで、Rは好ましくは、メチル、エチル、n-プロピル、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、特に2−ピリジン、4−ピリミジン、3−ピリダジンであり、これらはハロゲン化されていてよい。
基Tの更なる実施形態は、OR、OR、OC(O)R、C(O)OR、OC(O)OR、C(NOR)R、N(R)C(O)R、N(R)C(O)OR、N(R)C(O)−Y−C(O)R、OC(O)−Y−C(O)R、N(R)C(O)−Y−C(O)OR、OC(O)−Y−C(O)OR、N(R)C(O)−T−C(O)R、OC(O)−T−C(O)R、N(R)C(O)−T−C(O)OR、OC(O)−T−C(O)ORに関する。
基TにおけるR及びRは、好ましくは水素、非置換の又は置換されたフェニル、C−C−アルキル又はC−C−ハロアルキル(その脂肪族基はハロゲン又はヒドロキシルで置換されていてよい)、特に水素、メチル、エチル、プロピル又はハロメチル、特に好ましくは水素、メチル又はエチルである。
もう一つの実施形態は、TがC(=NRΠ)Rであり、ここでRΠが好ましくはC−C−アルコキシ、例えばメトキシであり、そしてRが好ましくは水素又はC−C−アルキル、例えばメチルである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、TがT−C(=T)T、好ましくは−O−C(=O)ORである化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、TがS(O)である化合物Iに関する。
一つの実施形態は、Xが塩素又は臭素、特に塩素である化合物Iに関する。
もう一つの実施形態は、Xがシアノ、アルキル又はアルコキシ、特にシアノ、メチル又はメトキシである化合物Iに関する。
一つの実施形態は、GがNであり;EがC−Wであり、そしてQがNである化合物Iに関する。これらの化合物は、式I.1に対応する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、GがNであり;EがC−Wであり、そしてQがC−Wである化合物Iに関する。これらの化合物は、式I.2に対応する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、GがC−Wであり;EがC−Wであり、そしてQがNである化合物Iに関する。これらの化合物は、式I.3に対応する。
Figure 2009542768
もう一つの実施形態は、GがC−Wであり;EがNであり、そしてQがC−Wである化合物Iに関する。これらの化合物は、式I.4に対応する。
Figure 2009542768
化合物Iの一つの実施形態において、Wは水素、フッ素、塩素又は臭素、特に水素である。
化合物Iの一つの実施形態において、Wは水素、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ニトロ、ホルミル、1〜4個の炭素原子及び1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル、チオカルバモイル、アルコキシ部分に1〜4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル、アルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するアルキルカルボニル、アルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するヒドロキシイミノアルキル、又はアルコキシ部分に1〜4個の炭素原子及びアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するアルコキシイミノアルキル、特に水素、アミノ又はC−C−アルキル、好ましくは水素である。
化合物Iの一つの実施形態において、Wは水素、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ニトロ、ホルミル、1〜4個の炭素原子及び1〜9個のフッ素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルキル、3〜6の炭素原子を有するシクロアルキル、チオカルボニル、アルコキシ部分に1〜4個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル、アルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するアルキルカルボニル、アルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するヒドロキシイミノアルキル、又はアルコキシ部分に1〜4個の炭素原子及びアルキル部分に1〜4個の炭素原子を有するアルコキシイミノアルキルである。
化合物Iのもう一つの実施形態において、WはCR1011OR12である。
化合物Iのもう一つの実施形態において、WはC(R13)=NR14である。
化合物Iの更なる実施形態は、下記の式に対応する:
Figure 2009542768
Figure 2009542768
Figure 2009542768
Figure 2009542768
Figure 2009542768
〔式中、可変部の実施形態は式Iに対応する〕。
特にそれらの使用を目的として、下記の表に編集される化合物Iが好ましい。表中の置換基のために挙げられる基は更に、それら自体として、それらが挙げられている組み合わせから独立して、問題の置換基の特に好ましい実施形態である。
表1〜1254 − XがClであり、L及びPがそれぞれ与えられる意味を有し、そして化合物のためのRが何れの場合にも表Aの一つの行に対応する、式I.1Aの化合物。
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表1〜1254において個別化される化合物に加えて、Xがシアノである対応する誘導体も、本発明の対象の一部を形成する。
表1〜1254において個別化される化合物に加えて、Xがメチルである対応する誘導体も、本発明の対象の一部を形成する。
表1〜1254において個別化される化合物に加えて、Xがメトキシである対応する誘導体も、本発明の対象の一部を形成する。
化合物Iは殺菌剤として使用するために適している。それらは広範囲の植物病原菌、特に子嚢菌類(Ascomycetes)、不完全菌類(Deuteromycetes)、担子菌類(Basidiomycetes)及びペロノスポロマイセテス(Peronosporomycetes)(卵菌類と同義)及び不完全菌類(Fungi imperfecti) のクラスからの広範囲の植物病原菌に対して優れた活性を有する。それらの幾つかは浸透的に活性であり、そして作物の保護において葉面殺菌剤として、種子粉衣用殺菌剤として及び土壌殺菌剤として使用することができる。
それらは、種々の作物植物、例えばコムギ、ライムギ、オオムギ、ライコムギ、オートムギ、イネ、トウモロコシ、イネ科植物、バナナ、ワタ、ダイズ、コーヒー、サトウキビ、ブドウのつる、果実植物及び観賞植物、並びに野菜、例えばキュウリ、豆類、トマト、ジャガイモ及びウリ類、そしてまたこれらの植物の種子における多数の菌を防除するために特に重要である。それらは、遺伝子工学的方法を包含する品種改良により、昆虫又は菌による攻撃、又は除草剤の施用に対して耐性である作物に使用することもできる。更に、それらは、特に木材又はブドウの根を攻撃するボトリオスフェリア属(Botryosphaeria)の種、シリンドロカルポン属(Cylindrocarpon)の種、ユーチパ・ラタ(Eutypa lata)、ネオネクトリア・リリオデンドリ(Neonectria liriodendri) 及びステレウム・ヒルストゥム(Stereum hirsutum)を防除するために適している。
化合物Iは、野菜、ナタネ、テンサイ、果実、イネ、ダイズ及びジャガイモにおけるアルテルナリア属(Alternaria)の種(例えば A. ソラニ(A. Solani) 及び A. アルテルナタ(A. alternata))、及びトマトにおけるもの(例えば A. ソラニ及び A. アルテルナタ)、及びコムギにおけるアルテルナリア属の亜種(黒穂病(ear black))を防除するために適している。
化合物Iは、テンサイ及び野菜におけるアファノマイセス属(Aphanomyces)の種を防除するために適している。
化合物Iは、穀物及び野菜におけるアスコキタ属(Ascochyta)の種、例えばコムギにおけるアスコキタ・トリチシ(Ascochyta tritici)(斑点病)を防除するために適している。
化合物Iは、トウモロコシにおけるビポラリス属(Bipolaris) 及びドレクスレラ属(Drechslera)の種(例えば D. マイディス(D. maydis)、穀物、イネ及びシバフにおけるものを防除するために適している。
化合物Iは、穀物(例えばコムギ又はオオムギ)におけるブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis)(ウドンコ病)を防除するために適している。
化合物Iは、イチゴ、野菜、花、ブドウのつる及びコムギにおけるボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰色かび病)(コムギでは白かび病)を防除するために適している。
化合物Iは、レタスにおけるブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae) を防除するために適している。
化合物Iは、トウモロコシ、イネ、テンサイにおけるセルコスポラ属(Cercospora)の種、及び例えばダイズにおけるセルコスポラ・ソジナ(Cercospora sojina)(斑点病)又はセルコスポラ・キクチイ(Cercospora kikuchii) (斑点病)を防除するために適している。
化合物Iは、コムギにおけるクラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium herbarum)(黒穂病)を防除するために適している。
化合物Iは、トウモロコシ、穀物におけるコクリオボルス属(Cochliobolus)の種(例えばコクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus))、及びイネにおけるもの(例えばコクリオボルス・ミヤベアヌス(Cochliobolus miyabenus))を防除するために適している。
化合物Iは、ワタにおけるコレトトリクム属(Colletotricum)の種、及び例えばダイズにおけるコレトトリクム・トルンカトゥム(Colletotrichum truncatum)(空洞病(Antracnose))を防除するために適している。
化合物Iは、コリネスポラ・カッシイコラ(corynespora cassiicola)(斑点病)を防除するために適している。
化合物Iは、ダイズにおけるデマトフォラ・ネカトリクス(Dematophora necatrix)(根/軸腐れ病)を防除するために適している。
化合物Iは、ダイズにおけるジアポルテ・ファセオロルム(Diaporthe phaseolorum)(茎の病気)を防除するために適している。
化合物Iは、トウモロコシ、穀物、イネ及びシバフにおけるドレクスレラ属(Drechslera)の種、ピレノフォラ属(Pyrenophora)の種、オオムギにおけるもの(例えば D. テレス(D. teres))、及びコムギにおけるもの(例えば D. トリチキ−レペンティス (D. tritici-repentis))を防除するために適している。
化合物Iは、フェオアクレモニウム・クラミドスポリウム(Phaeoacremonium chlamydosporium)、Ph. アレオフィルム(Ph. Aleophilum) 及びフォルミチポラ・プンクタタ(Formitipora punctata)(フェリヌス・プンクタトゥス(Phellinus punctatus) と同義)に起因する、ブドウのつるにおけるエスカ(Esca) を防除するために適している。
化合物Iは、ブドウのつるにおけるエリシノエ・アムペリナ(Elisinoe ampelina) を防除するために適している。
化合物Iは、コムギにおけるエピコックム属(Epicoccus)の種(黒穂病)を防除するために適している。
化合物Iは、トウモロコシにおけるエクセロヒルム属(Exserohilum)の種を防除するために適している。
化合物Iは、キュウリにおけるエリシフェ・シコラセアルム(Erysiphe cichoracearum) 及びスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea) を防除するために適している。
化合物Iは、種々の植物におけるフザリウム属(Fusarium) 及びバーチシリウム属(Verticillium)の種:例えば、穀物(例えばコムギ又はオオムギ)における F. グラミネアルム(F. graminearum) 若しくは F. クルモルム(F. culmorum) (根腐れ病)、又は例えダイズにおける F. オキシスポルム(F. oxysporum) 及びフザリウム・ソラニ(茎の病気)を防除するために適している。
化合物Iは、穀物(例えばコムギ又はオオムギ)におけるゲウマノマイセス・グラミニス(Gaeumanomyces graminis)(黒根病)を防除するために適している。
化合物Iは、穀物及びイネにおけるギベレラ属(Gibberella)の種(例えばギベレラ・フジクロイ(Gibberella fujikuroi))を防除するために適している。
化合物Iは、ブドウのつる及び他の植物におけるグロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata) を防除するために適している。
化合物Iは、イネにおける穀粒着色合併症(Grainstaining complex) を防除するために適している。
化合物Iは、ブドウのつるにおけるグイグナルディア・ブドウェリ(Guignardia budwelli) を防除するために適している。
化合物Iは、トウモロコシ及びイネにおけるヘルミントスポリウム属(Helminthosporium)の種を防除するために適している。
化合物Iは、ブドウのつるにおけるイサリオプシス・クラビスポラ(Isariopsis clavispora) を防除するために適している。
化合物Iは、ダイズにおけるマクロフォミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)(根/軸腐れ病)を防除するために適している。
化合物Iは、穀物(例えばコムギ又はオオムギ)におけるミクロドキウム・ニバレ(Michrodochium nivale) を防除するために適している。
化合物Iは、ダイズにおけるミクロスフェラ・ジフザ(Microsphaera diffusa)(ウドンコ病)を防除するために適している。
化合物Iは、穀物、バナナ及びラッカセイにおけるマイコスフェレラ属(Mycosphaerella)の種、例えばコムギにおける M. グラミニコラ(M. graminicola) 又はバナナにおける M. フィジエシス(M. fijiesis) などを防除するために適している。
化合物Iは、キャベツにおけるペロノスポラ属(Peronospora)の種(例えば P. ブラシケ(P. brassicae)) 、球根植物におけるもの(例えば P. デストラクター(P. destructor))、及び例えばダイズにおけるペロノスポラ・マンシュリカ(Peronospora manshurica)(ベト病)を防除するために適している。
化合物Iは、ダイズにおけるファコプサラ・パキリジ(Phakopsara pachyrhizi)(ダイズさび病)及びファコプサラ・メイボミエ(Phakopsara meibomiae)(ダイズさび病)を防除するために適している。
化合物Iは、ダイズにおけるフィアロフォラ・グレガタ(Phialophora gregata)(茎の病気)を防除するために適している。
化合物Iは、ヒマワリにおけるフォモプシス属(Phomopsis)の種、ブドウのつるにおけるもの(例えば P. ビチコラ(P. viticola))、及びダイズにおけるもの(例えばフォモプシス・ファセオリ(Phomopsis phaseoli))を防除するために適している。
化合物Iは、種々の植物におけるフィトフトラ属(Phytophthora)の種、例えばピーマンにおける P. カプシキ(P. capsici))、ダイズにおけるフィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma)(根/軸腐れ病)、ジャガイモ及びトマトにおけるフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans) を防除するために適している。
化合物Iは、ブドウのつるにおけるプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola) を防除するために適している。
化合物Iは、リンゴにおけるポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha) を防除するために適している。
化合物Iは、穀物(例えばコムギ又はオオムギ)におけるシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)(眼紋病)を防除するために適している。
化合物Iは、種々の植物におけるシュードペロノスポラ属(Pseudoperonospora)の種、例えばキュウリにおける P. クベンシス(P. cubensis) 又はホップにおける P. フミリ(P. humili) を防除するために適している。
化合物Iは、ブドウのつるにおけるシュードペジクラ・トラケイフィライ(Pseudopezicula tracheiphilai) を防除のために適している。
化合物Iは、種々の植物におけるプッチニア属(Puccinia)の種、例えば穀類(例えばコムギ又はオオムギ)における P. トリチシナ(P. triticina)、P. ストリホルミンス(P. striformins)、P. ホルデイ(P. hordei) 又は P. グラミニス(P. graminis)、又はアスパラガスにおけるもの(例えば P. アスパラギ(P. asparagi))を防除するために適している。
化合物Iは、コムギにおけるピリクラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)、コルチシウム・サカキイ(Corticium sasakii)、サロクラディウム・オリゼ(Sarocladium oryzae)、S. アテヌアトゥム(S. attenuatum)、ピレノフォラ・トリチシ−レペンチス(Pyrenophora tritici-repentis)(斑点病)、又はオオムギにおけるピレノフォラ・テレス(Pyrenophora teres)(網斑病)を防除するために適している。
化合物Iは、イネにおけるエンチロマ・オリゼ(Entyloma oryzae)を防除するために適している。
化合物Iは、シバフ及び穀物におけるピリクラリア・グリセア(Pyricularia grisea) を防除するために適している。
化合物Iは、シバフ、イネ、トウモロコシ、コムギ、ワタ、ナタネ、ヒマワリ、テンサイ、野菜及び他の植物におけるピチウム属(Pythium)の種(例えば P. ウルチムム(P. ultiumum) 又は P. アファニデルマトゥム(P. aphanidermatum) を防除するために適している。
化合物Iは、オオムギにおけるラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo-cygni)(ラムラリア/日焼け合併症/生理学的斑点病)を防除するために適している。
化合物Iは、ワタ、イネ、ジャガイモ、シバフ、トウモロコシ、ナタネ、ジャガイモ、テンサイ、野菜及び種々の植物におけるリゾクトニア属(Rhizoctonia)の種、例えばダイズにおけるリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)、又はコムギ又はオオムギにおけるリゾクトニア・セレアリス(Rhizoctonia serealis)(明確な眼紋病)を防除するために適している。
化合物Iは、オオムギにおけるフィンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis)(斑点病)、ライムギ及びライコムギにおけるものを防除するために適している。
化合物Iは、ナタネ及びヒマワリにおけるスクレロチニア属(Sclerotinia)の種、及び例えばダイズにおけるスクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)(茎の病気)又はスクレロチニア・ロルフシイ (Sclerotinia rolfsii)(茎の病気)を防除するために適している。
化合物Iは、ダイズにおけるセプトリア・グリシネス(Septoria glycines)(斑点病)を防除するために適している。
化合物Iは、コムギにおけるセプトリア・トリチシ(Septoria tritici)(葉のセプトリア病)及びスタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum) を防除するために適している。
化合物Iは、ブドウのつるにおけるエリシフェ(Erysiphe)(ウンシヌラ((Uncinula) と同義)・ネカトル(necator))を防除するために適している。
化合物Iは、トウモロコシ及びシバフにおけるセトスペリア属(Setospaeria)の種を防除するために適している。
化合物Iは、トウモロコシにおけるスファセロテカ・レイリニア(Sphacelotheca reilinia) を防除するために適している。
化合物Iは、コムギにおけるスタゴノスフォラ・ノドルム(Stagonospora nodorum) (穂のセプトリア病)を防除するために適している。
化合物Iは、ダイズ及びワタにおけるチエバリオプシス属(Thievaliopsis)の種を防除するために適している。
化合物Iは、穀物におけるチレチア属(Tilletia)の種を防除するために適している。
化合物Iは、コムギ又はオオムギにおけるチフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)(雪腐れ病)を防除するために適している。
化合物Iは、穀物におけるウスチラゴ属(Ustilago)の種、トウモロコシにおけるもの(例えば U. マイディス(U. maydis))及びトウモロコシ及びサトウキビにおけるものを防除するために適している。
化合物Iは、リンゴにおけるベントゥリア属(Venturia)の種(疥癬)(例えば V. イネクアリス(V. inaequalis))及びナシにおけるものを防除するために適している。
化合物Iはまた、物質(例えば材木、紙、ペイント分散液、繊維又は織物)の保護及び貯蔵製品の保護における有害菌の防除のために適している。木材の保護においては次の有害菌:子嚢菌類、例えばオフィオストマ属(Ophiostoma)の種、セラトシスチス属(Ceratocystis)の種、オーレオバシジウウム・プルランス (Aureobasidium pullulans)、スクレロフォマ属(Sclerophoma)の種、ケトミウム属(Chaetomium)の種、フミコラ属(Humicola)の種、ペトリエラ属(Petriella)の種、トリクルス属(Trichurus)の種;担子菌類、例えばコニフォラ属(Coniophora)の種、コリオルス属(Coriolus)の種、グロエフィルム属(Gloeophyllum)の種、レンチヌス属(Lentinus)の種、プリューロトゥス属(Pleurotus)の種、ポリア属(Poria)の種、セルプラ属(Serpula)の種及びチロマイセス属(Tyromyces)の種、不完全菌類、例えばアスペルギルス属(Aspergillus)の種、クラドスポリウム属(Cladosporium)の種、ペニシリウム属(Penicillium)の種、トリコデルマ属(Trichoderma)の種、アルテルナリア属(Alternaria)の種、ペシロマイセス属(Paecilomyces)の種、並びに接合菌類、例えばムコル属(Mucor)の種に、更に物質の保護においては次の酵母:カンジダ属(Candida)の種及びサッカロマイセス・セレビセ(Saccharomyces cerevisae)に特別の注意が払われる。
本発明に係る化合物及び/又はそれらの農業上許容される塩は、菌、又は菌の攻撃から保護すべき植物、種子若しくは物質又は土壌を、殺菌有効量の活性化合物で処理することにより用いられる。施用は、菌による物質、植物又は種子の感染の前及び後の両方で行うことができる。
従って、本発明は更に、植物病原菌の防除方法であって、菌、又は菌の攻撃に対して保護すべき物質、植物、土壌又は種子を、殺菌有効量の少なくとも1種の本発明に係る化合物I及び/又はその農業上許容される塩で処理することを含む方法を提供する。
本発明は更に、植物病原菌を防除するための組成物であって、該組成物が少なくとも1種の本発明に係る化合物及び/又はその農業上許容される塩、並びに少なくとも1種の固体又は液体担体を含む組成物を提供する。
殺菌組成物は、一般的に0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の活性化合物を含む。
作物保護に用いる場合には、施用量は、所望の効果の種類に応じて、1ヘクタール当たり0.01〜2.0kgの活性化合物である。
種子処理において、活性化合物の必要量は、一般に1〜1000g/種子100kg、好ましくは5〜100g/種子100kgである。
物質又は貯蔵製品の保護に用いる場合には、活性化合物の施用量は、施用分野の種類及び所望の効果に依存する。物質の保護に典型的に施用される量は、例えば、処理される物質1立方メートル当たり0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgの活性化合物である。
式Iの化合物は、それらの生物学的活性が異なることのある異なる結晶変態で存在することができる。それらは同様に本発明の対象である。
化合物Iは、慣例の製剤、例えば溶液、エマルジョン、懸濁液、ダスト、粉末、ペースト及び顆粒に変換することができる。使用形態は意図する特定の目的に依存する;何れの場合にも、それは本発明に係る化合物の微細かつ一様な分布を確保すべきである。
製剤は公知方法により、例えば、活性化合物を溶剤及び/又は担体で、所望により乳化剤及び分散剤を用いて増量することにより製造される。好適な溶剤/助剤は、本質的に下記のものである:
− 水、芳香族溶剤(例えば Solvesso 製品、キシレン)、パラフィン(例えば鉱油留分)、アルコール(例えばメタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン(例えばシクロヘキサノン、ガンマ−ブチロラクトン)、ピロリドン(NMP、NOP)、アセテート(例えばグリコールジアセテート)、グリコール、脂肪酸ジメチルアミド、脂肪酸及び脂肪酸エステル。原則として、溶剤混合物を使用することもできる、
− 担体、例えば粉砕天然鉱物(例えばカオリン、クレー、タルク、チョーク)及び粉砕合成鉱物(例えば微粉シリカ、シリケート);乳化剤、例えば非イオン及び陰イオン乳化剤(例えばポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホネート及びアリールスルホネート)、並びに分散剤、例えばリグノ亜硫酸塩廃液及びメチルセルロース。
界面活性剤として使用するために好適なものは、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート、脂肪アルコールスルフェート、脂肪酸及び硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテル、更にスルホン化ナフタレン及びナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレン又はナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステアリルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、アルコール及び脂肪アルコールのエチレンオキシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル、リグノ亜硫酸塩廃液、並びにメチルセルロースである。
直接噴霧可能な溶液、エマルジョン、ペースト又は油分散液の製造のために適するものは、中〜高沸点の鉱油留分、例えばケロシン又はジーゼル油、更にコールタール油及び植物又は動物起源の油、脂肪族、環式及び芳香族の炭化水素、例えばトルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン又はそれらの誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、イソホロン、強極性溶剤、例えばジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン及び水である。
粉末、散布用物質及び散粉可能な生成物は、活性物質と固体担体との混合又は同時粉砕によって製造することができる。
顆粒、例えば被覆顆粒、含浸顆粒及び均質顆粒は、活性成分を固体担体に結合させることによって製造することができる。固体担体の例は、鉱物土、例えばシリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、アタクレイ、石灰石、石灰、チョーク、ボール、黄土、クレー、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕合成物質、肥料、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、並びに植物起源の生成物、例えば穀類ミール、樹皮ミール、木材ミール及び堅果殻ミール、セルロース粉末及び他の固体担体である。
一般に、製剤は0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%の活性化合物を含む。活性化合物は90%〜100%、好ましくは95%〜100%の純度(NMRスペクトルによる)で用いられる。
以下は製剤の例である:
1.水で希釈するための生成物
A 水溶性濃縮物(SL、LS)
10重量部の活性化合物を90重量部の水又は水溶性溶剤に溶解する。別法として、湿潤剤又は他の助剤を加える。水で希釈すると活性化合物は溶解する。これにより10重量%の活性化合物含有量を有する製剤を与える。
B 分散性濃縮物(DC)
20重量部の活性化合物を70重量部シクロヘキサノンに、10重量部の分散剤、例えばポリビニルピロリドンを加えて溶解する。水で希釈すると分散液を与える。活性化合物含有量は20重量%である。
C 乳化性濃縮物(EC)
15重量部の活性化合物を75重量部のキシレンに、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシル化物(それぞれの場合5重量部)を加えて溶解する。水で希釈するとエマルジョンを与える。この製剤は15重量%の活性化合物含有量を有する。
D エマルジョン(EW、EO、ES)
25重量部の活性化合物を35重量部のキシレンに、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシル化物(それぞれの場合5重量部)を加えてに溶解する。この混合物を乳化機(例えば Ultraturax)により30重量部の水に加え、均質なエマルジョンにする。水で希釈するとエマルジョンを与える。この製剤は25重量%の活性化合物含有量を有する。
E 懸濁液(SC、OD、FC)
攪拌式ボールミル中で、20重量部の活性化合物を、10重量部の分散剤及び湿潤剤並びに70重量部の水又は有機溶剤を加えて粉砕して微細活性化合物懸濁液を与える。水で希釈すると活性化合物の安定な懸濁液を与える。この製剤の活性化合物含有量は20重量%である。
F 水分散性顆粒及び水溶性顆粒(WG、SG)
50重量部の活性化合物を、50重量部の分散剤及び湿潤剤を加えて微細に粉砕し、工業的装置(例えば押し出し機、噴霧塔、流動床)により水分散性又は水溶性顆粒として製造する。水で希釈すると活性化合物の安定な分散液又は溶液を与える。この製剤は50重量%の活性化合物含有量を有する。
G 水分散性粉末及び水溶性粉末(WP、SP、SS、WS)
75重量部の活性化合物を、ローター−ステーターミル中で、25重量部の分散剤、湿潤剤及びシリカゲルを加えて粉砕する。水で希釈すると活性化合物の安定な分散液又は溶液を与える。この製剤の活性化合物含有量は75重量%である。
H ゲル製剤(GF)
20重量部の活性化合物、10重量部の分散剤、1重量部のゲル化剤及び70重量部の水又は有機溶剤をボールミル中で粉砕して、微細懸濁液を与える。水で希釈すると20重量%の活性化合物含有量を有する安定な懸濁液を与える。
2.希釈せずに施用すべき生成物
I ダスト(DP、DS)
5重量部の活性化合物を微細に粉砕し、95重量部の微粉カオリンと緊密に混合する。これは5重量%の活性化合物含有量を有する散粉可能な生成物を与える。
J 顆粒(GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の活性化合物を微細に粉砕し、99.5重量部の担体と結合させる。現在の方法は押し出し、噴霧乾燥又は流動床である。これは0.5重量%の活性化合物含有量を有する希釈せずに施用すべき顆粒を与える。
K ULV溶液(UL)
10重量部の活性化合物を90重量部の有機溶剤、例えばキシレンに溶解する。これは10重量%の活性化合物含有量を有する希釈せずに施用すべき生成物を与える。
水溶性濃縮物(LS)、懸濁液(FS)、ダスト(DS)、水分散性及び水溶性粉末(WS、SS)、エマルジョン(ES)、乳化性濃縮物(EC)並びにゲル製剤(GF)が、種子処理のために通常使用される。これらの製剤は希釈しない形態で、又は好ましくは希釈形態で、種子に施用することができる。施用は播種の前に行うことができる。
活性化合物は、そのままで、それらの製剤の形態で又はそれらから製造される使用形態で、例えば直接噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液若しくは分散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、散粉可能な生成物、散布用物質又は顆粒の形態で、噴霧、霧吹き、散粉、散布又は潅水によって使用することができる。使用形態は意図する目的に全面的に依存する;その意図は、何れの場合にも本発明に係る活性化合物の可能な限り微細な分布を確保することである。
水性使用形態は、エマルジョン濃縮物、ペースト又は水和剤(湿潤可能な粉末、油性分散液)から水の添加によって製造することができる。エマルジョン、ペースト又は油性分散液を製造するために、そのままの又は油若しくは溶剤に溶解した物質を、水中で、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤によりホモジナイズすることができる。別法として、活性物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤、及び適切ならば溶剤若しくは油から構成される濃縮物を製造することができ、そしてこのような濃縮物は水による希釈に適している。
すぐに使用できる調製物中の活性化合物濃度は、比較的広い範囲内で変動することができる。一般に、それらは0.0001〜10%、好ましくは0.01〜1%である。
活性化合物はまた、超低用量法(ULV)で成功裏に使用でき、これにより、95重量%を超える活性化合物を含む製剤の施用、又は添加剤を含まない活性化合物の施用さえも可能である。
様々な種類の油、湿潤剤、助剤、除草剤、殺菌剤、他の農薬、又は殺細菌剤を、適切ならば使用直前になってからでさえ、活性化合物に添加することができる(タンクミックス)。これらの組成物は、本発明に係る組成物と1:100〜100:1、好ましくは1:10〜10:1の重量比で混合することができる。
この文脈で、次のものは助剤として特に適している:有機改変ポリシロキサン、例えば Break Thru S 240(登録商標);アルコールアルコキシレート、例えば Atplus 245(登録商標)、Atplus MBA 1303(登録商標)、Plurafac LF 300(登録商標)及び Lutensol ON 30(登録商標);EO−POブロック共重合体、例えば Pluronic RPE 2035(登録商標)及び Genapol B(登録商標);アルコールエトキシキシレート、例えば Lutensol XP 80(登録商標);並びにジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、例えば Leophen RA(登録商標)。
殺菌剤としての使用形態にある本発明に係る化合物はまた、他の活性化合物、例えば除草剤、殺虫剤、成長調節剤、殺菌剤と、又はそのほかに肥料と一緒に存在することができる。本発明に係る化合物又はそれらを含む組成物を、一つ以上の他の活性化合物、特に殺菌剤と混合すると、多くの場合に、例えば活性スペクトルの拡大又は耐性発生の防止を引き起こすことができる。多くの場合に相乗効果が得られる。
本発明は更に、少なくとも一つの本発明に係る化合物及び/又はその農業上許容される塩、並びに少なくとも一つの他の殺菌剤、殺虫剤、除草剤及び/又は成長調節性化合物の組み合わせを提供する。
本発明に係る化合物と一緒に使用できる下記リストの殺菌剤は、可能な組み合わせを例示しようとするものであって、それらに限定するものではない:
ストロビルリン類
アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロストロブリン、フルオキサストロビン、クレゾキシム−メチル、メトミノストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、オリザストロビン、(2−クロロ−5−[1−(3−メチルベンジルオキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバミン酸メチル、(2−クロロ−5−[1−(6−メチルピリジン−2−イルメトキシイミノ)−エチル]ベンジル)カルバミン酸メチル、2−(オルト−(2,5−ジメチルフェニルオキシメチレン)フェニル)−3−メトキシアクリル酸メチル;
カルボキサミド類
− カルボキシアニリド類:ベナラキシル、ベノダニル、ボスカリド、カルボキシン、メプロニル、フェンフラム、フェンヘキサミド、フルトラニル、フラメトピル、メタラキシル、オフラーセ、オキサジキシル、オキシカルボキシン、ペンチオピラド、チフルザミド、チアジニル、N−(4’−ブロモビフェニル−2−イル)−4−ジフルオロメチル−2−メチルチアゾール−5−カルボキサミド、N−(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−イル)−4−ジフルオロメチル−2−メチルチアゾール−5−カルボキサミド、N−(4’−クロロ−3’−フルオロビフェニル−2−イル)−4−ジフルオロメチル−2−メチルチアゾール−5−カルボキサミド、 N−(3’,4’−ジクロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)−3−ジフルオロメチル−1−メチルピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2−シアノフェニル)−3,4−ジクロロイソチアゾール−5−カルボキサミド;
− カルボン酸モルホリド類:ジメトモルフ、フルモルフ;
− ベンズアミド類:フルメトベル、フルオピコリド(ピコベンズアミド)、ゾキサミド;
− 他のカルボキサミド類:カルプロパミド、ジクロシメト、マンジプロパミド、N−(2−(4−[3−(4−クロロフェニル)プロパ−2−インイルオキシ]−3−メトキシフェニル)エチル)−2−メタンスルホニルアミノ−3−メチルブチルアミド、N−(2−(4−[3−(4−クロロフェニル)プロパ −2−インイルオキシ]−3−メトキシフェニル)エチル)−2−エタンスルホニルアミノ−3−メチルブチルアミド;
アゾール類
− トリアゾール類:ビテルタノール、ブロムモコナゾール、シプロコナゾール、ジフェンコナゾール、ジニコナゾール、エニルコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルシラゾール、フルキノコナゾール、フルトリアフォル、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメノール、トリアジメフォン、トリチコナゾール;
− イミダゾール類:シアゾファミド、イマザリル、ペンフラゾエート、プロクロラズ、トリフルミゾール;
− ベンズイミダゾール類:ベノミル、カルベンダジンム、フベリダゾール、チアベンダゾール;
− その他:エタボキサム、エトリジアゾール、ヒメキサゾール;
含窒素ヘテロシクリル化合物
− ピリジン類:フルアジナム、ピリフェノクス、3−[5−(4−クロロフェニル)−2,3−ジメチルイソオキサゾリジン−3−イル]−ピリジン;
− ピリミジン類:ブピリメート、シプロジニル、フェリムゾン、フェナリモール、メパニピリム、ヌアリモール、ピリメタニル;
− ピペラジン類:トリフォリン;
− ピロール類:フルジオキソニル、フェンピクロニル;
− モルホリン類:アルジモルフ、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、トリデモルフ;
− ジカルボキシイミド類:イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン
− その他:アシベンゾラー−S−メチル、アニラジン、カプタン、カプタフォール、ダゾメト、ジクロメジン、フェンオキサニル、フォルペト、フェンプロピジン、ファモキサドン、フェナミドン、オクチリノン、プロベナゾール、プロキナジド、プロキロン、キノキシフェン、トリシクラゾール、5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン、6−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、6−(4−tert−ブチルフェニル)−5−メチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、5−メチル−6−(3,5,5−トリメチルヘキシル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、5−メチル−6−オクチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、5−エチル−6−オクチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−2,7−ジアミン、6−エチル−5−オクチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、5−エチル−6−オクチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、5−エチル−6−(3,5,5−トリメチルヘキシル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、6−オクチル−5−プロピル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、5−メトキシメチル−6−オクチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、6−オクチル−5−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、5−トリフルオロメチル−6−(3,5,5−トリメチルヘキシル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミン、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピルクロメン−4−オン、N,N−ジメチル−3−(3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルインドール−1−スルホニル)−[1,2,4]トリアゾール−1−スルホンアミド;
カルバメート類及びジチオカルバメート類
− ジチオカルバメート類:フェルバム、マンコゼブ、マネブ、メチラム、メタム、プロピネブ、チラム、ジネブ、ジラム;
− カルバメート類:ジエトフェンカルブ、フルベンチアバリカルブ、イプロバリカルブ、プロパモカルブ、3−(4−クロロフェニル)−3−(2−イソプロポキシカルボニルアミノ−3−メチルブチリルアミノ)プロピオン酸メチル、N−(1−(1−(4−シアノフェニル)エタンスルホニル)ブタ−2−イル)カルバミン酸4−フルオロフェニル;
他の殺菌剤
− グアニジン類:ドジン、イミノクタジン、グアザチン;
− 抗生物質:カスガマイシン、ポリオキシン類、ストレプトマイシン、バリダマイシンA;
− 有機金属化合物:フェンチン塩;
− 硫黄含有ヘテロシクリル化合物:イソプロチオラン、ジチアノン;
− 有機リン化合物:エジフェンホス、フォセチル、フォセチル−アルミニウム、イプロベンフォス、ピラゾホス、トルクロフォス−メチル、リン酸及びその塩;
− 有機塩素化合物:チオファネート−メチル、クロロタロニル、ジクロフルアニド、トリルフラニド、フルスルファミド、フタリド、ヘキサクロロベンゼン、ペンシクロン、キントゼン;
− ニトロフェニル誘導体:ビナパクリル、ジノカプ、ジノブトン;
− 無機活性化合物:ボルドー混合物、酢酸銅、水酸化銅、オキシ塩化銅、塩基性硫酸銅、硫黄;
− その他:スピロキサミン、シフルフェナミド、シモキサニル、メトラフェノン。
従って、本発明は更に、表Bに列挙される組成物に関し、ここで、表Bの一つの行は、何れの場合にも、式Iの化合物(成分1)(これは好ましくは本明細書に好ましいとして記載される化合物である)、及び問題の行に記載される個々の更なる活性化合物(成分2)を含む殺菌組成物に対応する。本発明の一つの実施形態によれば、表Bの各行における成分1は、何れの場合にも、表1〜1254で具体的に個別化される式Iの化合物の一つである。
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上記で成分2として挙げられる活性化合物II、それらの製造及び有害菌に対するそれらの作用は公知である (http://www.hclrss.demon.co.uk/index.html 参照);それらは市販されている。IUPACにより命名された化合物、それらの製造及びそれらの殺菌作用も同様に公知である〔EP-A 226 917; EP-A 10 28 125; EP-A 10 35 122; EP-A 12 01 648; WO 98/46608; WO 99/24413; WO 03/14103; WO 03/053145; WO 03/066609; WO 04/049804 及び WO 07/012598 参照〕。
本発明は更に、本発明に係る式Iのアゾロピリミジン、特に、上記の説明に好ましいとして記載される式Iのアゾロピリミジン、及び/又はそれらの医薬上許容される塩の医薬的使用、特に哺乳動物、例えばヒトなどにおける腫瘍を治療するためのそれらの使用に関する。
合成例
出発物質を適切に修飾して、下記の合成例に記載される手法を用いて、更なる化合物Iを得た。このようにして製造された化合物は、それらの物理的データと一緒に下記の表に列記されている。
実施例1 {5−クロロ−6−[2,6−ジフルオロ−4−(3−メトキシプロポキシ)フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル}−(R)−(1,2−ジメチルプロピル)アミン〔I−3〕の製造
20〜25℃で攪拌しながら、3−メトキシプロパノール0.72g (8 mmol) を、テトラヒドロフラン(THF)6ml中の水素化ナトリウム0.16g (6.7 mmol) の懸濁液に加えた。ガスの発生が止んだ後、テトラヒドロフラン3ml中の[5−クロロ−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル}−(R)−(1,2−ジメチルプロピル)アミン(EP-A 550 113 と同様に製造)0.92g (2.5 mmol) の溶液を加え、この溶液を60℃で約5時間攪拌した。次いで反応混合物を希塩酸で希釈し、水相をメチルt−ブチルエーテル(MTBE)で抽出した。一緒にした有機相を乾燥し、溶剤を除去した。残留物は、逆相シリカゲル(RP−18)上でアセトニトリル/水混合物を用いるプレパラティブMPCLの後に、表題の化合物0.5gを淡黄色油状物として与えた。
1H-NMR (CDCl3, δ ppm 単位): 8.35 (s, 1H); 6.6 (d, 2H); 6.3 (d, ブロード, 1H); 4.1 (t, 2H); 3.55 (t, 2H); 3.4 (s, 3H); 3.3 (m, 1H); 2.1 (m, 2H); 1.65 (m, 1H); 1.05 (d, 3H); 0.8 (2d, 6H)。
実施例2 3−{4−[5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル}−3,5−ジフルオロフェノキシ]プロパン−1−オール〔I−6〕の製造
段階a:4−[5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル}−3,5−ジフルオロフェノール
トルエン400ml中の5−クロロ−6−(2,6−ジフルオロ−4−メトキシフェニル)−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン〔WO 99/48893 参照〕22g (56 mmol) 及びAlCl 11g (80 mmol) の懸濁液を、還流下に2時間加熱した。次いで更にAlCl 11gを加え、この混合物を還流下に更に2時間加熱した。次いで反応混合物を酢酸エチル及び水の間に分配し、有機層を分離し、水で抽出した。次いで有機相をシリカゲルに通して濾過し、溶剤を蒸留除去した。残留物をジイソプロピルエーテルで温浸した。これにより、約50モル%のトルエンを含有する表題の化合物21.5gを僅かに着色した固体として与えた。
1H-NMR (CDCl3/DMSO-d6, δ ppm 単位): 10.2 (s, 1H); 8.4 (s, 1H); 6.6 (d, 2H); 3.75 (m, 2H); 2.85 (t, br, 2H); 1.65 (d, br, 2H); 1.55 (m, 1H); 1.3 (m, 2H)。
段階b:3−{4−[5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル}−3,5−ジフルオロフェノキシ]プロパン−1−オール〔I.6〕
N−メチルピロリドン10ml中の、段階aで製造された化合物1.5g (4 mmol)、3−ブロモプロパノール0.8g (5.7 mmol) 及び炭酸カリウム0.8g (5.7 mmol)の溶液を20〜25℃で約15時間、次いで50℃で8時間加熱した。次いで反応混合物を水で希釈し、希塩酸で酸性化し、水相をMTBEで抽出した。一緒にした有機相から溶剤を除去した。残留物は、逆相シリカゲル(RP−18)上でアセトニトリル/水混合物を用いるプレパラティブMPCLの後に、表題の化合物0.7gを淡黄色樹脂状物として与えた。
1H-NMR (CDCl3, δ ppm 単位): 8.4 (s, 1H); 6.6 (d, 2H); 4.2 (t, 2H); 3.9 (t, 2H); 2.8 (t, br, 2H); 2.2 (s, br, 1H); 2.1 (m, 2H); 1.65 (d, br, 2H); 1.55 (m, 1H); 1.0 (d, 3H)。
下記表中のHPLC保持時間(RT)は、RP−18カラム Chromolith Speed ROD (Merck KgaA, Germany)、50×4.6mmを用い、溶離剤としてアセトニトリル+0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)/水+0.1%TFAを、40℃で5分間に5:95から95:5の勾配で用いて決定した。質量分析は、4極エレクトロスプレーイオン化、80V(ポジティブモード)を用いて行った。
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有害菌に対する活性の実施例
式Iの化合物の殺菌活性を下記の試験により実証した:
活性化合物を、DMSO中に10000ppmの濃度を有するストック溶液として、別々に製剤した。
使用例1 マイクロタイター試験におけるセプトリア小斑点葉枯れ病原菌セプトリア・トリチシ対する活性
ストック溶液をマイクロタイタープレート(MTP)にピペットで加え、菌のための麦芽ベースの水性栄養培地を用いて所定の活性化合物濃度に希釈した。次いでセプトリア・トリチシの水性胞子懸濁液を加えた。プレートを18℃の温度の水蒸気飽和室に入れた。吸光光度計を用いて、MTPをインキュベーションの7日後に405nmで測定した。
測定したパラメーターを、活性化合物を含まない対照バリアントの成長(100%)、並びに菌及び活性化合物を含まないブランク値と比較して、個々の活性化合物における病原菌の相対的成長を%で決定した。
この試験において、125ppmの活性化合物I−1、I−2、I−3、I−4、I−8、I−26、I−45、I−49、I−61、I−63、I−64、I−65、I−72、I−73、I−75、I−76、I−84、I−90、I−94〜I−98、I−100、I−102、I−103、I−104、I−116、I−117、I−121又はI−143で処理された病原菌は、最大で25%の成長を示した。
使用例2 マイクロタイター試験における灰色かび病原菌ボトリチス・シネレアに対する活性
ストック溶液をマイクロタイタープレート(MTP)にピペットで加え、菌のための麦芽ベースの水性栄養培地を用いて所定の活性化合物濃度に希釈した。次いでボトリチス・シネレアの水性胞子懸濁液を加えた。プレートを18℃の温度の水蒸気飽和室に入れた。吸光光度計を用いて、MTPをインキュベーションの7日後に405nmで測定した。
使用例1と同様に評価を行った。
この試験において、125ppmの活性化合物I−1、I−2、I−3、I−4、I−5、I−8、I−26、I−39、I−45、I−49、I−52、I−63、I−64、I−65、I−72、I−73、I−75、I−76、I−88、I−90、I−94、I−96、I−97、I−98、I−101、I−102、I−104、I−116、I−117、I−121、I−124、I−143、I−144、I−147、I−151又はI−153で処理された病原菌は、最大で9%の成長を示した。
使用例3 マイクロタイター試験における葉枯れ病原菌フィトフトラ・インフェスタンス対する活性
ストック溶液をマイクロタイタープレート(MTP)にピペットで加え、菌のための豆汁(pea juice)ベースの水性栄養培地を用いて所定の活性化合物濃度に希釈した。次いでフィトフトラ・インフェスタンスの水性遊走子懸濁液を加えた。プレートを18℃の温度の水蒸気飽和室に入れた。吸光光度計を用いて、MTPをインキュベーションの7日後に405nmで測定した。
使用例1と同様に評価を行った。
この試験において、125ppmの活性化合物I−8、I−26、I−45、I−63、I−64、I−65、I−69、I−76、I−116、I−117、I−121、I−124、I−126、I−143、I−144又はI−151で処理された病原菌は、最大で10%の成長を示した。
使用例4 マイクロタイター試験におけるイネイモチ病原菌ピリクラリア・オリゼに対する活性
ストック溶液をマイクロタイタープレート(MTP)にピペットで加え、菌のための麦芽ベースの水性栄養培地を用いて所定の活性化合物濃度に希釈した。次いでピリクラリア・オリゼの水性胞子懸濁液を加えた。プレートを18℃の温度の水蒸気飽和室に入れた。吸光光度計を用いて、MTPをインキュベーションの7日後に405nmで測定した。
使用例1と同様に評価を行った。
この試験において、125ppmの活性化合物I−26、I−39、I−44、I−45、I−49、I−61、I−63、I−64、I−65、I−69、I−72、I−73、I−75、I−76、I−82、I−84、I−88、I−94、I−95、I−97、I−98、I−100、I−101、I−102、I−103、I−104、I−116、I−117、I−121、I−124、I−126、I−143、I−144、I−147、I−151又はI−153で処理された病原菌は、最大で10%の成長を示した。
温室試験
活性化合物を別個に、活性化合物25mgを含むストック溶液として調製し、これをアセトン及び/又はジメチルスルホキシド(DMSO)と乳化剤 Wettoll EM 31(エトキシル化アルキルフェノールベースの乳化及び分散作用を有する湿潤剤)との溶剤/乳化剤の容量比99/1の混合物を用いて全量10mlにした。次いでこの混合物を水で全量100mlにした。このストック溶液を上記の溶剤/乳化剤/水混合物で希釈し、下記の活性化合物濃度にした。
使用例5 コムギにおけるプッチニア・レコンジタ(コムギの褐色さび病)に対する保護活性
鉢植えしたコムギ苗の葉に、下記の活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日に、処理した植物にコムギの褐色さび病菌 (プッチニア・レコンジタ)の胞子懸濁液を接種した。次いで植物を20〜22℃の高大気湿度(90〜95%)の部屋に24時間入れた。この時間中に胞子が発芽し、芽管が葉の組織に貫入した。翌日に、試験植物を温室に戻し、20〜22℃の温度及び60〜70%相対大気湿度で更に7日間栽培した。次いで葉におけるさび病菌発生の程度を肉眼で決定した。
この試験において、250ppmの化合物I−7、I−9〜I−21、I−23、I−25、I−28〜I−32、I−35〜I−38、I−41、I−42、I−43、I−46、I−48、I−50、I−51、I−53〜I−58、I−74、I−77、I−78、I−79、I−85、I−86、I−89、I−91、I−93、I−107、I−108、I−109、I−113、I−115、I−119、I−120、I−122、I−123、I−125、I−127、I−128、I−129、I−131、I−132、I−139、I−141、I−142、I−145、I−146、I−148、I−149、I−150、I−152、I−154、I−156、I−157、I−159、I−160、I−161又はI−162で処理された植物は最大で20%の感染を示したが、未処理植物は90%が感染した。
使用例6 ピレノフォラ・テレスに起因するオオムギの網斑病に対する活性、1日の保護的施用
鉢植えしたオオムギ苗の葉に、下記の活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。噴霧被膜が乾燥してから24時間後に、試験植物に網斑病原菌ピレノフォラ〔ドレシュレラと同義〕・テレスの水性胞子懸濁液を接種した。次いで試験植物を温度20〜24℃及び相対大気湿度95〜100%の温室に入れた。6日後に、病気発生の程度を、感染した葉の全面積の%として肉眼で決定した。
この試験において、250ppmの化合物I−7、I−9〜I−18、I−21、I−24〜I−29、I−31〜I−38、I−40、I−42、I−43、I−51、I−54〜I−57、I−59、I−60、I−62、I−68、I−70、I−71、I−74、I−77、I−78、I−79、I−81、I−83、I−85、I−86、I−87、I−89、I−91、I−93、I−99、I−105、I−107〜I−115、I−118、I−119、I−120、I−122、I−123、I−125、I−129〜I−134、I−138〜I−142、I−146、I−148、I−149、I−152、I−154〜I−157、I−159、I−161又はI−162で処理された植物は最大で20%の感染を示したが、未処理植物は90%が感染した。
使用例7 ボトリチス・シネレアに起因するピーマンの葉における灰色かび病に対する活性、1日の保護的施用
2〜3葉が十分に発育した後のピーマンの苗に、下記の活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日に、処理した植物に、2%バイオモルト水溶液中のボトリチス・シネレアの胞子懸濁液を接種した。次いで試験植物を22〜24℃及び高大気湿度の気候条件の暗室に入れた。5日後に、葉面上の菌感染の程度を肉眼で%として決定することができた。
この試験において、250ppmの化合物I−9、I−11〜I−18、I−27、I−28、I−31、I−33〜I−38、I−41、I−42、I−43、I−46、I−48、I−50、I−53、I−55〜I−60、I−62、I−66、I−68、I−70、I−71、I−74、I−77〜I−81、I−83、I−86、I−87、I−99、I−105、I−106、I−111〜I−115、I−118、I−123、I−125、I−128、I−130〜I−142、I−146、I−148、I−149、I−150、I−154、I−155、I−159、I−160又はI−172で処理された植物は最大で20%の感染を示したが、未処理植物は90%が感染した。
使用例8 アルテルナリア・ソラニに起因するトマトの夏疫病に対する活性
鉢植えしたトマト植物の葉に、下記の活性化合物濃度を有する水性懸濁液を流出点まで噴霧した。翌日に、葉に2%バイオモルト溶液中のアルテルナリア・ソラニの水性胞子懸濁液を接種した。次いで植物を20〜22℃の水蒸気飽和室に入れた。5日後に、未処理であるが感染させた対照植物上の病気は、感染を肉眼で%として決定できる程度に進行していた。
この試験において、250ppmの化合物I−9、I−11〜I−15、I−17〜I−25、I−27、I−28、I−30〜I−38、I−40、I−41、I−55、I−56、I−59、I−60、I−62、I−68、I−70、I−71、I−74、I−77〜I−81、I−83、I−85、I−86、I−87、I−89、I−93、I−106、I−107、I−108、I−110〜I−115、I−118、I−119、I−122、I−123、I−125、I−127、I−129〜I−142、I−145、I−146、I−148、I−152、I−154〜I−163、I−170又はI−172で処理された植物は最大で20%の感染を示したが、未処理植物は90%が感染した。

Claims (20)

  1. 式Iのアゾロピリミジン
    Figure 2009542768
    〔式中、置換基は以下に定義されるとおりである:
    G、E、Q
    a)GはNであり;EはC−Wであり、そしてQはN又はC−Wであり;
    b)GはC−Wであり;EはC−Wであり、そしてQはNであり;又は
    c)GはC−Wであり;EはNであり、そしてQはC−Wであり;
    、W、Wは、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキル、ヒドロキシ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−ハロアルケニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル又はC−C−アルキルスルホニル、ホルミル、チオカルバモイル、C−C−アルキルカルボニル、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニル、ジ−(C−C−アルキル)アミノカルボニル、C−C−アルコキシイミノカルボニル、ヒドロキシイミノアルキル、CR1011OR12、C(R13)=NR14であり;
    10、R11、R12は、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、ベンジルであり;
    11及びR12は、一緒になって、オキシ−C−C−アルキレンオキシであってよく、ここで、炭素鎖はメチル、エチル、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、ヒドロキシメチル、メトキシメチル、エトキシメチルからなる群から選択される1〜3個の基で置換されていてもよく;
    13は、水素又はC−C−アルキルであり;
    14は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、フェニル、フェニルアミノであり、ここで、フェニル基は1〜5個の基Rで置換されていてもよく;
    Rは、NR、又はC−C10−アルキル、C−C10−ハロアルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−ハロアルケニル、C−C10−アルキニル、C−C10−ハロアルキニル、C−C12−シクロアルケニル、C−C12−ハロシクロアルケニル、フェニル、ハロフェニル、ナフチル、ハロナフチル、又は5、6、7、8、9若しくは10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環であり、この環は炭素を介して結合しており、部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、そして酸素、窒素及び硫黄からなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有しており;ここで、Rは、以下の群から互いに独立して選択される1、2、3又は4個の同一の又は異なる基Rを含有していてもよく:
    シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルコキシ、C−C−シクロアルケニルオキシ、C(O)RΠ、C(O)ORΠ、C(S)ORΠ、C(O)SRΠ、C(S)SRΠ、OC(O)ORΠ、C−C−アルキルチオ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、アミノカルボニル、C(O)NHRΠ、C(O)NRΠ 、C−C−アルキレン、オキシ−C−C−アルキレン、オキシ−C−C−アルキレンオキシ〔ここで、2価の基は同一の原子又は隣接する原子に結合していてもよい〕、フェニル、ナフチル、O、N及びSからなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9若しくは10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環;
    Πは、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、フェニル、ナフチル、O、N及びSからなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9若しくは10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環、C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルケニルであり、その基RΠは部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく;
    ここで、上記のR及びRΠにおける脂肪族、脂環式又は芳香族の基は、それら自体として、1、2又は3個の基Rを有していてもよく:
    は、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル〔ここで、これらの基におけるアルキル基は1〜6個の炭素原子を含有し、そしてこれらの基におけるアルケニル及びアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含有する〕;シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ〔ここで、環式系は3〜10個の環員を含有する〕;アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール−C−C−アルコキシ、アリール−C−C−アルキル、ヘタリール、ヘタリールオキシ、ヘタリールチオ〔ここで、アリール基は好ましくは6〜10個の環員を含有し、そしてヘタリール基は5又は6個の環員を含有する〕、ここで、環式系は部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく、そして/又はアルキル若しくはハロアルキル基で置換されていてもよく;
    、Rは、互いに独立して、水素、C−C12−アルキル、C−C12−アルケニル、C−C12−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルコキシ、NH、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有する5若しくは6員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環、又はZ−Y−(CR−(CR−CR−#〔式中、#は窒素原子との結合点である〕であり、そして:
    、R、R、R、R、Rは、互いに独立して、水素、ハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−ハロシクロアルケニル、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有する5若しくは6員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環であり、その環式基は部分的若しくは完全にハロゲン化されていてもよく、そして/又は1個以上の基RΠで置換されていてもよく、
    及びR又はRは、これらの基が結合している原子と一緒になって、5、6、7、8、9若しくは10員の飽和若しくは部分不飽和の環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2若しくは3個のヘテロ原子を含有していてもよく、そして/又は1個以上の置換基Rを有していてもよく;
    はRと組み合わさっていてもよく、RはRと組み合わさっていてもよく、RはRと組み合わさっていてもよく、何れの場合にも、酸素を表してカルボニル基を形成していてもよく、そしてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個のヘテロ原子で中断されていてもよいC−C−アルキレン又はアルケニレン又はアルキニレン鎖を形成してスピロ基を形成していてもよく;
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5、6、7、8、9又は10員の飽和又は部分不飽和のヘテロ環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてもよく;
    、R、R、R、R、Rは、互いに独立して、部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく;
    〜Rは、それぞれ独立して、1、2、3又は4個の同一の又は異なる基Rを有していてもよく;
    Yは、酸素又は硫黄であり;
    Zは、水素、カルボキシル、ホルミル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C(O)RΠ、C(O)ORΠ、C(S)ORΠ、C(O)SRΠ、C(S)SRΠ、C(NR)SRΠ、C(S)RΠ、C(NRΠ)NR、C(NRΠ)R、C(NRΠ)OR、C(O)NR、C(S)NR、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルホニル、C(O)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、C(S)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、C(NRΠ)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、フェニル、ナフチル、5、6、7、8、9若しくは10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環であり、この環は、O、N及びSからなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有し、そして直接に又はカルボニル、チオカルボニル、C−C−アルキルカルボニル又はC−C−アルキルチオカルボニル基を介して結合しており;ここで、基Zにおける炭素鎖は、1個以上の基Rで置換されていてもよく;
    、Rは、互いに独立して、水素、C−アルケニル、C−アルキニル、又は基RΠにおいて挙げられる基の一つであり、ここで、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、又はR及びRΠは、炭素原子及びそれらがヘテロ原子を介して結合している該ヘテロ原子と一緒になって、3〜10員の飽和、部分不飽和又は芳香族の単環式又は二環式の環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてもよく、又は1個以上のオキソ基及び/又は1個以上の置換基Rを有していてもよく;
    又は
    Z及びR又はRは、5又は6員の飽和又は部分不飽和の環を形成していてもよく、この環は、炭素原子及びYに加えて、環員としてN及びSからなる群からの1又は2個の更なるヘテロ原子を含有していてもよく、そして/又は以下に定義されるとおりの1個以上の置換基Rを有していてもよく;
    基Zは、部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく、そして/又は1、2又は3個の置換基Rを有していてもよく;
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族の単環式又は二環式のヘテロ環を形成していてもよく、この環は、部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく、そして炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてもよく、そしてR、Z−Y−#及びZ−Y−(CR−CR−#〔式中、#はヘテロ環との結合点である〕からなる群から選択される1、2又は3個の置換基を有していてもよく;
    pは、ゼロ、1、2、3、4又は5であり;
    qは、ゼロ又は1であり;
    Wは、フェニル、又は炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2若しくは3個の更なるヘテロ原子を含有する5若しくは6員ヘテロアリールであり、ここで、環式系は、基Lに加えて、少なくとも1個の置換基Pを有し、
    は、Y−Y−Tであり;
    は、CR、C(=T)O、C(=T)NR、O、OC(=T)、NR又はS(O)であり;
    は、C−C−アルキレン、C−C−アルケニレン、C−C−アルキニレンであり、ここで、Yは、NR、O、S(O)からなる群からの1、2又は3個のヘテロ原子で中断されていてもよく;
    rは、0、1又は2であり;
    Tは、YR、YR、NR、YNR、C(NOR)R、S(O)、N(R)−T−C(=T)−T、T−C(=T)−[(Y−C(=T)]−T、T−C(=T)−[Y−T−C(=T)]−T、T−C(=T)−[T−Y−C(=T)]−T又はT−C(=T)−[NR−(NR−C(=T)]−Tであり;
    は、直接結合、O、S、NRであり;
    は、O、S、NRであり;
    は、R、R、RΠ、YR、NRであり;
    ここで、基Pにおける炭素原子は、部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく、そして/又は1個以上の基Rで置換されていてもよく;
    Lは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアナト(OCN)、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−ハロアルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C10−アルケニルオキシ、C−C10−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−シクロアルケニルオキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C)−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C(O)−RΦ、C(S)−RΦ、S(O)−RΦ;C−C−アルコキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルケニルオキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルキニルオキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルキニルカルボニル、C−C−シクロアルキルカルボニル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9若しくは10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環であり;
    Φは、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノであり;基RΦは、1、2又は3個の同一の又は異なる上記で定義されるとおりの基Rで置換されていてもよく;
    nは、ゼロ、1又は2であり;
    mは、ゼロ、1、2、3、4又は5であり;
    Xは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシである〕
    又はその農業上許容される塩。
  2. 置換基が下記の意味を有する、請求項1に記載の式Iのアゾロピリミジン:
    Rは、NR、又はC−C10−アルキル、C−C10−ハロアルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−ハロアルケニル、C−C10−アルキニル、C−C10−ハロアルキニル、C−C12−シクロアルケニル、C−C12−ハロシクロアルケニル、フェニル、ハロフェニル、ナフチル、ハロナフチル、又は5、6、7、8、9若しくは10員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環であり、この環は炭素を介して結合しており、そして酸素、窒素及び硫黄からなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有しており;ここで、Rは、以下の群から互いに独立して選択される1、2、3又は4個の同一の又は異なる基Rを含有していてもよく:
    シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、C−C−アルキル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルコキシ、C−C−シクロアルケニルオキシ、C(O)RΠ、C(O)ORΠ、C(S)ORΠ、C(O)SRΠ、C(S)SRΠ、OC(O)ORΠ、C−C−アルキルチオ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、アミノカルボニル、C(O)NHRΠ、C(O)NRΠ 、C−C−アルキレン、オキシ−C−C−アルキレン、オキシ−C−C−アルキレンオキシ〔ここで、2価の基は同一の原子又は隣接する原子に結合していてもよい〕、フェニル、ナフチル、O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環;
    Πは、C−C−アルキル、C−C−アルケニル、C−C−アルキニル、C−C−シクロアルキル又はC−C−シクロアルケニルであり;
    ここで、上記の基R及びRΠにおける脂肪族、脂環式又は芳香族の基は、それら自体として、部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく、そして/又は1、2若しくは3個の基Rを有していてもよく:
    は、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ホルミル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホキシル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルコキシカルボニルオキシ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、ジアルキルアミノチオカルボニル〔ここで、これらの基におけるアルキル基は1〜6個の炭素原子を含有し、そしてこれらの基におけるアルケニル及びアルキニル基は2〜8個の炭素原子を含有する〕;シクロアルキル、シクロアルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ〔ここで、環式系は3〜10個の環員を含有する〕;アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール−C−C−アルコキシ、アリール−C−C−アルキル、ヘタリール、ヘタリールオキシ、ヘタリールチオ〔ここで、アリール基は好ましくは6〜10個の環員を含有し、そしてヘタリール基は5又は6個の環員を含有する〕であり、ここで、環式系は部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく、そして/又はアルキル若しくはハロアルキル基で置換されていてもよく;
    、Rは、互いに独立して、水素、C−C12−アルキル、C−C12−アルケニル、C−C12−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−ハロシクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルコキシ、NH、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノ、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3若しくは4個のヘテロ原子を含有する5若しくは6員の飽和、部分不飽和若しくは芳香族のヘテロ環、又はZ−Y−(CR−(CR−CR−#〔式中、#は窒素原子との結合点である〕であり、そして:
    、R、R、R、R、Rは、互いに独立して、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−ハロシクロアルケニル、フェニル、ナフチル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5又は6員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、
    及びR又はRは、これらの基が結合している原子と一緒になって、5、6、7、8、9又は10員の飽和又は部分不飽和の環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個のヘテロ原子を含有していてもよく、そして/又は1個以上の置換基Rを有していてもよく;
    はRと組み合わさっていてもよく、RはRと組み合わさっていてもよく、RはRと組み合わさっていてもよく、何れの場合にも、酸素を表してカルボニル基を形成していてもよく、そしてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個のヘテロ原子で中断されていてもよいC−C−アルキレン又はアルケニレン又はアルキニレン鎖を形成してスピロ基を形成していてもよく;
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5、6、7、8、9又は10員の飽和又は部分不飽和のヘテロ環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてもよく;
    〜Rは、それぞれ独立して、1、2、3又は4個の同一の又は異なる基Rを有していてもよく;
    Yは、酸素又は硫黄であり;
    Zは、水素、カルボキシル、ホルミル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C(O)RΠ、C(O)ORΠ、C(S)ORΠ、C(O)SRΠ、C(S)SRΠ、C(NR)SRΠ、C(S)RΠ、C(NRΠ)NR、C(NRΠ)R、C(NRΠ)OR、C(O)NR、C(S)NR、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルホニル、C(O)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、C(S)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、C(NRΠ)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、フェニル、ナフチル、5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環は、O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有し、そして直接に又はカルボニル、チオカルボニル、C−C−アルキルカルボニル若しくはC−C−アルキルチオカルボニル基を介して結合しており;ここで、基Zにおける炭素鎖は、1個以上の基Rで置換されていてもよく;
    、Rは、互いに独立して、水素、C−アルケニル、C−アルキニル、又は基RΠにおいて挙げられている基の一つであり;
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、又はR及びRΠは、炭素原子及びそれらがヘテロ原子を介して結合している該ヘテロ原子と一緒になって、5又は6員の飽和、部分不飽和又は芳香族の環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてもよく、そして/又は1個以上の置換基Rを有していてもよく;
    又は
    Z及びR又はRは、5又は6員の飽和又は部分不飽和の環を形成していてもよく、この環は、炭素原子及びYに加えて、環員としてN及びSからなる群からの1又は2個の更なるヘテロ原子を含有していてもよく、そして/又は以下に定義されるとおりの1個以上の置換基Rを有していてもよく;
    基Zは、部分的又は完全にハロゲン化されていてもよく、そして/又は1、2又は3個の基Rを有していてもよく;
    及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、5、6、7、8、9又は10員の飽和、又は部分不飽和のヘテロ環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有していてもよく、そしてU−O−#、U−S−#及びU−Y−(CR−CR−#〔式中、#はヘテロ環との結合点である〕からなる群から選択される少なくとも1個の置換基を含有し、そしてヘテロ環は、1、2又は3個の基Rを更に有していてもよく;
    Uは、水素、カルボキシル、ホルミル、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルケニル、C−C−ハロアルケニル、C−C−アルキニル、C−C−ハロアルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C(O)RΠ、C(O)ORΠ、C(S)ORΠ、C(O)SRΠ、C(S)SRΠ、C(NR)SRΠ、C(S)RΠ、C(NRΠ)NR、C(NRΠ)R、C(NRΠ)OR、C(O)NR、C(S)NR、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルホニル、C(O)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、C(S)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、C(NRΠ)−C−C−アルキレン−NRC(NRΠ)NR、フェニル、ナフチル、5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり、この環は、O、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有し、そして直接に又はカルボニル、チオカルボニル、C−C−アルキルカルボニル若しくはC−C−アルキルチオカルボニル基を介して結合しており;ここで、基Zにおける炭素鎖は、1、2又は3個の基Rを有していてもよく;
    pは、ゼロ、1、2、3、4又は5であり;
    qは、ゼロ又は1であり;
    Wは、フェニル、又は炭素原子に加えて、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2又は3個の更なるヘテロ原子を含有する5又は6員ヘテロアリールであり、ここで、環式系は、基Lに加えて、少なくとも1個の置換基Pを有し、
    は、Y−Y−Tであり;
    は、CR、C(O)O、C(O)NR、O、NR又はS(O)であり;
    は、C−C−アルキレン、C−C−アルケニレン、C−C−アルキニレンであり、ここで、Yは、NR、O、S(O)からなる群からの1、2又は3個のヘテロ原子で中断されていてもよく;
    rは、0、1又は2であり;
    Tは、OR、OC(O)R、NR、C(O)OR、C(O)NR、C(NOR)R又はT−C(=T)−Tであり;
    は、O、NRであり;
    は、O、S、NRであり;
    は、R、OR、SR、NRであり;
    Lは、ハロゲン、ヒドロキシル、シアナト(OCN)、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C10−アルケニル、C−C10−ハロアルケニル、C−C10−アルキニル、C−C−シクロアルキル、C−C−ハロシクロアルキル、C−C−シクロアルケニル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C10−アルケニルオキシ、C−C10−アルキニルオキシ、C−C−シクロアルキルオキシ、C−C−シクロアルケニルオキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−(C−C)−アルキルアミノ、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C(O)−RΦ、C(S)−RΦ、S(O)−RΦ;C−C−アルコキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルケニルオキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルキニルオキシイミノ−(C−C)−アルキル、C−C10−アルキニルカルボニル、C−C−シクロアルキルカルボニル、又はO、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族のヘテロ環であり;
    Φは、水素、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルケニルオキシ、C−C−アルキニルオキシ、アミノ、C−C−アルキルアミノ、ジ−C−C−アルキルアミノであり;ここで、基RΦは、1、2又は3個の同一の又は異なる上記で定義されるとおりの基Rで置換されていてもよく;
    nは、ゼロ、1又は2であり;
    mは、ゼロ、1、2、3、4又は5であり;
    Xは、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ又はC−C−ハロアルコキシである;
    又はその農業上許容される塩。
  3. Xがハロゲンである、請求項1又は2に記載の式Iの化合物。
  4. Xがメチルである、請求項1又は2に記載の式Iの化合物。
  5. Xがメトキシ又はシアノである、請求項1又は2に記載の式Iの化合物。
  6. 式I.a
    Figure 2009542768
    に対応する、請求項1〜5の何れかに記載の式Iの化合物。
  7. 式I.b
    Figure 2009542768
    〔式中、R’は、炭素を介して結合している請求項1又は2に記載の基Rである〕
    に対応する、請求項1〜5の何れかに記載の式Iの化合物。
  8. WがP及びLで置換されているフェニルである、請求項1〜7の何れかに記載の式Iの化合物。
  9. が請求項2に従って定義される、請求項1及び3〜8の何れかに記載の式Iの化合物。
  10. が酸素を介して結合している基である、請求項1〜9の何れかに記載の式Iの化合物。
  11. 式I.1
    Figure 2009542768
    に対応する、請求項1〜10の何れかに記載の式Iの化合物。
  12. 請求項6に記載の式I.aに対応する請求項3に記載の式Iの化合物の製造方法であって、式IIのアミノアゾール
    Figure 2009542768
    を式IIIのマロネート
    Figure 2009542768
    〔式中、R”はアルキルである〕
    と反応させて式IVの7−ヒドロキシアゾロピリミジン
    Figure 2009542768
    を与え、これをハロゲン化して式Vの化合物
    Figure 2009542768
    〔式中、Yは塩素又は臭素である〕
    を与え、そしてVを式VIのアミン
    Figure 2009542768
    〔式中、R及びRは請求項1で定義されるとおりである〕
    と反応させて式I.aの化合物を与える上記方法。
  13. Xがアルキル又はハロアルキルである請求項6に記載の式Iの化合物の製造方法であって、請求項12に記載の式IIのアミノアゾールを式IIIaのケトエステル
    Figure 2009542768
    〔式中、R’は請求項6で定義されるとおりであり、RはC−C−アルキルであり、そしてXはアルキル又はハロアルキルである〕
    と反応させて式IVaの7−ヒドロキシアゾロピリミジン
    Figure 2009542768
    を与え、そしてIVaをハロゲン化剤で式Vaの7−ハロアゾロピリミジン
    Figure 2009542768
    に変換し、これを請求項7に記載の式VIのアミンと反応させて式Iの化合物を与える上記方法。
  14. 式Iの5−ハロアゾロピリミジンを式IIIbのマロネート
    Figure 2009542768
    〔式中、X”は水素、又はC−C−アルキル、アルケニル又はアルキニルであり、RはC−C−アルキルである〕
    を用いて式VIのエステル
    Figure 2009542768
    に変換し、これを脱炭酸して式Iの化合物を与えることによる、請求項4に記載の式Iの化合物の製造方法。
  15. 式IXのヒドロキシル化合物
    Figure 2009542768
    〔式中、置換基は式Iで定義されるとおりであり、そしてPはヒドロキシル基である〕
    の置換によって、請求項11に記載の式Iの化合物を製造する方法。
  16. 請求項12、13,14及び15の何れかに記載の式IV,IVa、V、Va、VII又はIXの化合物。
  17. 固体又は液体担体、及び請求項1〜11の何れかに記載の式Iの化合物を含む組成物。
  18. 更なる活性化合物を含む、請求項17に記載の組成物。
  19. 請求項1〜11の何れかに記載の式Iの化合物を、100kg当たり1〜1000gの量で含む種子。
  20. 植物病原性有害菌の防除方法であって、菌、又は菌の攻撃に対して保護すべき物質、植物、土壌若しくは種子を、有効量の請求項1〜11の何れかに記載の式Iの化合物で処理する上記方法。
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