JP2009239043A - 微細流路を備えた冷却装置、その製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発熱体が熱的に接続される受熱部と、放熱部と、冷媒が循環する密閉された流路とが設けられた冷却装置であって、前記流路は、少なくとも一部の横断面に、複数の溝部からなる微細流路部と該微細流路部を一体に接続する連通流路部を備える。
【効果】微細流路の流路抵抗を低減できるため、大型のポンプを使用しなくても冷媒の循環流量を増加させ、発熱体で発生した熱を効果的に放熱することができる。
【選択図】図1
Description
上述した方法によっても、発熱密度が高くなっている発熱素子が発生する熱を効果的に放熱することが難しくなってきている。
この発明は、上述した研究成果に基づいてなされたものである。
この発明の冷却装置の1つの態様は、発熱体が熱的に接続される受熱部と、放熱部と、冷媒が循環する密閉された流路とが設けられた基板であって、前記流路は、少なくとも一部の横断面に、複数の溝からなる微細流路部と該微細流路部を一体に接続する連通流路部を備えることを特徴とする微細流路を備えた冷却装置である。
ここで、微細流路とは、断面における横幅が0.5mm以下の流路のことをいう。流路の横幅が0.5mm以下であれば、微細流路として冷媒の流速を向上する効果が得られ、また熱交換面積を十分に確保することができるため、より好ましい。
本発明の冷却装置では、図示しない冷媒循環手段(例えば圧電ポンプ)等によって流路11内の純水等の冷媒を循環させることができる。冷媒は、受熱部13で発熱体の熱を受け取り、流路11内を放熱部15まで移動する。放熱部15では、冷媒から図示しない放熱部材(例えばヒートシンク)へ熱が移動する。冷却された冷媒は、再度、流路11内を受熱部13まで移動して、上述した熱の授受を繰り返し、発熱体の熱を外部へ放散する。
図3に示すように、溝部25が形成された第1の板材23と、概ね平らな主面を持つ第2の板材24を調製する。ここで溝部25は、例えば横幅0.3mm、高さ0.15mmの微細な溝が形成された微細溝部26と、該微細溝部26を接続する高さ0.15mmの連通溝部28とからなっている。
また,そのほかの方法としては,切削などの機械加工による溝形成,プレス,押し出し加工により、微細流路および連通流路を形成してもよい.
図7に示すように、本発明に係る微細流路を備えた冷却装置において、複合流路における連通流路部の高さの割合が0.3以上、0.7以下の場合に、放熱性能促進率が25%以上となり、放熱性能が顕著に向上していることが分かる。
3、23、33、43 第1の板材
4、24、34、44 第2の板材
5、35、45 複合流路
6、36、46 微細流路部
8、38、48 連通流路部
11 流路
13 受熱部
15 放熱部
17 発熱部材
19 放熱部材
25 溝部
26 微細溝部
28 連通溝部
60 マイクロチャネル
66 基材
Claims (10)
- 発熱体が熱的に接続され、冷媒が循環する流路が設けられた冷却装置であって、
前記流路は、少なくとも一部の横断面に、複数の溝からなる微細流路部と該複数の溝を一体に接続する連通流路部からなる複合流路を備えることを特徴とする微細流路を備えた冷却装置。 - 前記複合流路における前記連通流路部の高さの割合が、0.3以上0.7以下であることを特徴とする請求項1に記載の微細流路を備えた冷却装置。
- 前記微細流路は、幅が0.5mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細流路を備えた冷却装置。
- 前記流路は、
環状溝と前記環状溝の少なくとも一部の横断面に複数の溝からなる微細溝部および該微細溝部を一体に接続する連通部を有する複合溝部とを備えた第1の板材と、
前記第1の板材の前記環状溝を密閉する、概ね平坦な主面を有する第2の板材との間で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の微細流路を備えた冷却装置。 - 前記流路は、
環状溝と前記環状溝の少なくとも一部の横断面に複数の溝からなる微細溝部とを備えた第1の板材と、
前記微細溝部に対応した部分に前記微細溝部を連通するように形成された連通溝部を有し、前記第1の板材の前記環状溝を密閉する、概ね平坦な主面を有する第2の板材との間で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の微細流路を備えた冷却装置。 - 前記流路は、
環状溝と前記環状溝の少なくとも一部の横断面に複数の溝からなる微細溝部および該微細溝部を一体に接続する連通部を有する複合溝部とを備えた第1の板材と、
前記複合溝部に対応した部分に、複数の溝からなる微細溝部および該微細溝部を一体に接続する連通部を有する別の複合溝部を備えた第2の板材との間で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の微細流路を備えた冷却装置。 - 前記流路は、前記冷媒を循環させるための冷媒循環手段を更に備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の微細流路を備えた冷却装置。
- 一方の主面に環状溝と、該環状溝の少なくとも一部の横断面に複数の溝部からなる微細溝部と該微細溝部を接続する連通溝部とからなる複合溝部を備えた第1の板材と、
概ね平坦な主面を有する第2の板材とを調製し、
前記第1の板材および前記第2の板材を対向して気密に接合し、前記複合溝部によって複合流路を形成することを特徴とする微細流路を備えた冷却装置の製造方法。 - 一方の主面に環状溝と、該環状溝の少なくとも一部の横断面に複数の溝からなる微細溝部を備えた第1の板材と、
前記微細溝部に対応した部分に前記微細溝部を連通するように形成された連通溝部を備えた第2の板材とを調製し、
前記第1の板材および前記第2の板材を対向して気密に接合し、前記微細溝部および前記連通溝部によって複合流路を形成することを特徴とする微細流路を備えた冷却装置の製造方法。 - 一方の主面に環状溝と、該環状溝の少なくとも一部の横断面に複数の溝からなる微細溝部および該微細溝部を一体に接続する連通部を有する複合溝部とを備えた第1の板材と、前記複合溝部に対応した部分に、複数の溝からなる微細溝部および該微細溝部を一体に接続する連通部を有する別の複合溝部を備えた第1の板材とを調整し、
前記第1の板材および前記第2の板材を対向して気密に接合し、前記複合溝部および前記別の複合溝部の間で複合流路を形成することを特徴とする微細流路を備えた冷却装置の製造方法。
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