JP2009214758A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】トレッド部に設けたラグ溝の排土性能を維持すること。
【解決手段】少なくともトレッド部2の踏面2aに、タイヤ周方向に交差して延在するラグ溝4を有する空気入りタイヤ1において、ラグ溝4の溝底4aから該ラグ溝4の開口4bに向けて突出する突起6を設ける。この突起6は、ラグ溝4の溝幅方向(溝壁4cの方向)でのゴム断面の寸法がラグ溝4の溝底4aから開口4bに向かって漸次小さく形成され、かつラグ溝4の溝幅方向に傾きつつ、該傾きがラグ溝4の延在方向で互い違いとなる態様で少なくとも2つ設けられている。
【選択図】 図2
【解決手段】少なくともトレッド部2の踏面2aに、タイヤ周方向に交差して延在するラグ溝4を有する空気入りタイヤ1において、ラグ溝4の溝底4aから該ラグ溝4の開口4bに向けて突出する突起6を設ける。この突起6は、ラグ溝4の溝幅方向(溝壁4cの方向)でのゴム断面の寸法がラグ溝4の溝底4aから開口4bに向かって漸次小さく形成され、かつラグ溝4の溝幅方向に傾きつつ、該傾きがラグ溝4の延在方向で互い違いとなる態様で少なくとも2つ設けられている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、泥濘地などを走行する場合に適用され、トレッド部に設けたラグ溝に排土性能を備える空気入りタイヤに関するものである。
トレッド部に、タイヤ周方向に延在する周方向溝、およびタイヤ周方向に交差して延在するラグ溝を設けてブロックを有する空気入りタイヤにおいて、泥濘地などを走行するためには、ラグ溝により効率よく泥土をグリップさせて蹴り出す必要がある。しかも、ラグ溝により泥土を蹴り出した後、タイヤの回転に伴って同ラグ溝により次に泥土を蹴り出すため、グリップした泥土が詰まらないようにラグ溝から排出する排土性能を備えることが重要とされている。
従来、この種の空気入りタイヤでは、ラグ溝の両壁面に、溝方向に延在し、かつ壁面からタイヤ表面方向に傾斜して突出するひだ状突起物が設けられている。そして、このひだ状突起物により、ラグ溝に目詰りした粘土が目詰りする段階から蹴り出しまでの動きの中で目詰りした泥土を排出させる排土性能を得ている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述した従来の空気入りタイヤは、泥濘地を含めオフロードを走行する機会が多いため、ラグ溝での石噛み等により、壁面に設けられたひだ状突起物が破損し易く、ひだ状突起物の破損により排土性能が低下してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、排土性能を常に維持することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる空気入りタイヤでは、少なくともトレッド部の踏面に、タイヤ周方向に交差して延在するラグ溝を有する空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝の溝底から該ラグ溝の開口に向けて突出する突起が設けられており、前記突起は、前記ラグ溝の溝幅方向でのゴム断面の寸法が前記ラグ溝の溝底から開口に向かって漸次小さく形成され、かつ前記ラグ溝の溝幅方向に傾きつつ、該傾きが前記ラグ溝の延在方向で互い違いとなる態様で少なくとも2つ設けられていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、突起は、ラグ溝の溝底からラグ溝の開口に向けて突出して設けられていること、ラグ溝の溝底から開口に向かって漸次小さく形成されていること、およびラグ溝の溝幅方向に傾いて設けられていることにより、所定の強度を有すると共に、ラグ溝の開口側への弾性力を有する。しかも、突起は、傾きがラグ溝の延在方向で互い違いに設けられていることにより、タイヤが回転してブロックが路面に対して当接および離隔する際のラグ溝の開閉に伴って傾きの異なる相互の間隔が変化する。
このため、泥濘地などを走行する場合、ラグ溝によりグリップされた泥土や石等は、タイヤの回転に伴い、その強度および弾性力により、傾きの異なる相互の突起で扱くようにして排出される。このため、良好な排土性能を備え、しかも、石噛み等も防止でき、石噛み等による突起の破損を低減できる。この結果、排土性能を常に維持できる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記突起は、前記ラグ溝の溝底から突出する高さhが、前記ラグ溝の溝深さGDに対し、0.30≦h/GD≦0.50の範囲に設定されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、突起の高さhが、ラグ溝の溝深さGDの30[%]未満の場合、有効な排土効果が得られない。一方、突起の高さhが、ラグ溝の溝深さGDの50[%]を超える場合、ラグ溝の体積が減少して泥濘地を走行する際の有効な駆動力が得られず、しかも石噛み等で突起の破損が生じやすくなる。すなわち、0.30≦h/GD≦0.50の範囲に設定することで、有効な排土効果が得られ、かつ石噛み等での突起の破損を防げる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記突起は、前記ラグ溝の溝幅方向でのゴム断面の形状が三角形状をなし、前記ラグ溝の中央でのトレッド部の接線に対し、傾く側の辺の角度αが、40[度]≦α≦70[度]の範囲に設定されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、角度αが40[度]未満の場合、あるいは70[度]を超える場合、有効な排土効果が得られない。すなわち、40[度]≦α≦70[度]の範囲に設定することで、有効な排土効果が得られる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記突起は、前記ラグ溝の溝底と溝壁との交点から、傾きと反対側で前記ラグ溝の溝底から突出する部位まで距離Wを隔てて設けられ、かつ距離Wが前記ラグ溝の溝幅Wrに対し、0.20≦W/Wrの範囲に設定されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、距離Wが、ラグ溝の溝幅Wrの20[%]未満の場合、突起とラグ溝の溝壁との間に有効な空間が確保できず、排土効果が低下して泥詰まりを誘発することになる。すなわち、0.20≦W/Wrの範囲に設定することで、有効な排土効果が得られる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記突起は、前記ラグ溝の延在方向での先端部の総長さLが、該突起が設けられた前記ラグ溝の延在方向の長さLrに対し、0.30≦L/Lrの範囲に設定されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、突起の総長さLが、ラグ溝の長さLrの30[%]未満の場合、有効な排土効果が得られない。すなわち、0.30≦L/Lrの範囲に設定することにより、有効な排土効果が得られる。
本発明にかかる空気入りタイヤは、トレッド部に設けたラグ溝の排土性能を常に維持できる。
以下に、本発明にかかる空気入りタイヤの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤの回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、前記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から離れる側をいう。
図1は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤのトレッド部の一部を示す平面図、図2は、ラグ溝を示す断面図、図3は、ラグ溝の突起の他の実施の形態を示す断面図、図4は、ラグ溝を示す概略平面図、図5は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
空気入りタイヤ1は、タイヤ径方向の最も外側に、弾力性を有するゴム部材からなり空気入りタイヤ1の外郭をなすトレッド部2が形成されている。また、トレッド部2の表面、すなわち空気入りタイヤ1を装着する車両(図示せず)が走行した場合に路面と接触する踏面2aには、タイヤ周方向に延在する複数の周方向溝3と、タイヤ周方向に交差して延在する複数のラグ溝4とにより、複数のブロック5が形成されている。なお、ブロック5の表面(踏面)には、細溝状のサイプ5aが形成されている。
この空気入りタイヤ1において、ラグ溝4の溝底には、突起6が設けられている。突起6は、ラグ溝4の溝底4aからラグ溝4の開口4bに向けて突出して設けられている。この突起6は、ラグ溝4の溝幅方向(溝壁4cの方向)でのゴム断面の寸法(厚さ)が、ラグ溝4の溝底4aから開口4bに向かって漸次小さく形成されている。さらに、突起6は、ラグ溝4の溝幅方向に傾きつつ、該傾きがラグ溝4の延在方向で互い違い(千鳥状)となる態様で複数(少なくとも2つ)設けられている(図2参照)。
かかる構成の突起6は、ラグ溝4の溝底4aからラグ溝4の開口4bに向けて突出して設けられていること、ラグ溝4の溝底4aから開口4bに向かって漸次小さく形成されていること、およびラグ溝4の溝幅方向に傾いて設けられていることにより、所定の強度を有すると共に、ラグ溝4の開口4b側への弾性力を有する。しかも、突起6は、傾きがラグ溝4の延在方向で互い違いに設けられていることにより、タイヤが回転してブロック5が路面に対して当接および離隔する際のラグ溝4の開閉に伴って傾きの異なる相互の間隔が変化する。
このため、泥濘地などを走行する場合、ラグ溝4によりグリップされた泥土や石等は、タイヤの回転に伴い、その強度および弾性力により、傾きの異なる相互の突起6で扱くようにして排出される。このように、本実施の形態における空気入りタイヤ1は、良好な排土性能を備え、しかも、石噛み等も防止でき、石噛み等による突起6の破損を低減できる。この結果、排土性能を常に維持することが可能になる。
また、本実施の形態にかかる空気入りタイヤ1では、突起6は、ラグ溝4の溝底4aから突出する高さhが、ラグ溝4の溝深さGDに対し、0.30≦h/GD≦0.50の範囲、すなわち30[%]≦h/GD≦50[%]の範囲に設定されていることが好ましい。
突起6の高さhが、ラグ溝4の溝深さGDの30[%]未満の場合、有効な排土効果が得られない。一方、突起6の高さhが、ラグ溝4の溝深さGDの50[%]を超える場合、ラグ溝4の体積が減少して泥濘地を走行する際の有効な駆動力が得られず、しかも石噛み等で突起6の破損が生じやすくなる。なお、ラグ溝4の溝深さGDは、ラグ溝4の溝底4aの最深位置からトレッド部2の表面(開口4b)までであって、ラグ溝4の溝幅中央でのトレッド部2の法線Rに平行な距離をいう。
また、本実施の形態にかかる空気入りタイヤ1では、突起6は、ラグ溝4の溝幅方向でのゴム断面の形状が三角形状をなし、ラグ溝4の溝幅中央でのトレッド部2の接線に対し、傾く側の辺の角度αが、40[度]≦α≦70[度]の範囲に設定されていることが好ましい。
角度αが40[度]未満の場合、あるいは70[度]を超える場合、有効な排土効果が得られない。また、突起6は、三角形状の長辺がラグ溝4の開口4bに向けて設けられていることが有効な排土効果を得る上で好ましい。なお、図2においては、ラグ溝4の溝幅中央でのトレッド部2の接線を、該接線に平行な基準線Sとして示している。また、図3に示すように、突起6の辺が円弧で形成されている場合、角度αは、突起6の高さhの50[%](半分)の位置での接線Aと、ラグ溝4の溝幅中央でのトレッド部2の接線(基準線S)とがなす角度にて規定する。
また、本実施の形態にかかる空気入りタイヤ1では、突起6は、ラグ溝4の溝底4aと溝壁4cとの交点Bから、傾きと反対側でラグ溝4の溝底4aから突出する部位まで距離Wを隔てて設けられ、かつ距離Wがラグ溝4の溝幅Wrに対し、0.20≦W/Wrの範囲、すなわち20[%]≦W/Wrの範囲に設定されていることが好ましい。また、0.20≦W/Wr≦0.40の範囲に設定されていることがより好ましい。
距離Wが、ラグ溝4の溝幅Wrの20[%]未満の場合、突起6とラグ溝4の溝壁4cとの間に有効な空間が確保できず、排土効果が低下して泥詰まりを誘発することになる。なお、溝幅Wrは、溝深さGDの50[%](半分)の位置において、ラグ溝4の溝幅中央でのトレッド部2の接線に平行な幅基準線Tと、溝壁4cとの交点C間の最短距離とする。また、通常、溝幅Wrは、10[mm]≦Wr≦30[mm]の範囲に設定されている。なお、ラグ溝4の溝底4aと溝壁4cとが円弧で繋がって形成されている場合、溝底4aおよび溝壁4cの延長線の交点を交点Bとする。また、ラグ溝4の溝底4aと突起6の溝底4aから突出する部位とが円弧で繋がって形成されている場合、溝底4aおよび突起6の延長線の交点を、突起6の溝底4aから突出する部位とする。
また、本実施の形態にかかる空気入りタイヤ1では、図4に示すように、突起6は、ラグ溝4の延在方向での先端部の総長さL(L1+L2+L3+L4)が、該突起6が設けられたラグ溝4の延在方向の長さLrに対し、0.30≦L/Lrの範囲、すなわち30[%]≦L/Lrの範囲に設定されていることが好ましい。
突起6の総長さLが、ラグ溝4の長さLrの30[%]未満の場合、有効な排土効果が得られない。なお、図1に示すラグ溝4は、その延在方向で直線状に形成されていない、この場合、延在方向の長さLrは、延在方向での最短長さとする。なお、突起6は、傾きが互い違いに配置されていれば、各々の長さは均一である必要はなく、ラグ溝4の溝幅や溝形状などにより、長さを適宜変更してもよい。また、十分な排土性能を確保する上では、傾きが互い違いの突起6の組を2組以上設けることが好ましい。
なお、上述した実施の形態において、傾きの異なる各突起6は、対称形状である必要はなく、ラグ溝4の溝幅や、溝深さに応じて適宜変更してもよい。また、傾きの異なる各突起6は、図4に示すように、ラグ溝4の延在方向に断続して設けられていてもよいが、ラグ溝4の延在方向に連続して一体に設けられていてもよい。また、突起6は、タイヤ幅方向最外側(ショルダー域)のブロック5をなすラグ溝4に設けられた形態を図1で示しているが、その他のラグ溝4に設けられていてもよい。
本実施の形態では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、ラグ溝4の目詰まり状況、および突起6の耐外傷性に関する性能試験が行われた(図5参照)。
この性能試験では、タイヤサイズ285/65R17の空気入りタイヤが用いられる。そして、この空気入りタイヤを、17×8JJのリムに組み付け、四輪駆動車に装着し、フロントおよびリアで230[kPa]の空気圧を付与した。評価方法は、ラグ溝の目詰まり状況(泥濘地走行性)では、泥濘地を速度50[km/h]で200[m]走行した際のラグ溝の目詰まりを調査した。そして、この調査結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は、数値が大きいほど好ましい。また、突起の耐外傷性では、岩石路等のラフロードを速度50[km/h]で1[km]走行した際の突起の損傷状態(損傷個数)を測定し評価した。この評価は、数値(損傷個数)が小さいほど好ましい。
従来例の空気入りタイヤでは、ラグ溝の溝壁に突起を有し、この突起の突出長さは2[mm]〜5[mm]である。実施例1〜実施例7の空気入りタイヤは、ラグ溝の溝底に突起を有し、この突起の高さh[%]、突起の角度α[度]、溝底での距離W[%]、および突起の総長さL[%]が適正化されているタイヤである。
図5の試験結果に示すように、実施例1〜7の空気入りタイヤでは、それぞれラグ溝の目詰まり状況、および突起の耐外傷性が向上していることが分かる。
以上のように、本発明にかかる空気入りタイヤは、泥濘地などを走行する場合に適用され、トレッド部に設けたラグ溝の排土性能を維持することに適している。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
2a 踏面
3 周方向溝
4 ラグ溝
4a 溝底
4b 開口
4c 溝壁
5 ブロック
5a サイプ
6 突起
h 突起の高さ
α 突起の角度
B 溝底と溝壁との交点
W 突起の交点Bからの距離
Wr 溝幅
L 突起の総長さ
Lr ラグ溝の延在長さ
R ラグ溝の溝幅中央でのトレッド部の法線
S ラグ溝の溝幅中央でのトレッド部の接線に平行な基準線
2 トレッド部
2a 踏面
3 周方向溝
4 ラグ溝
4a 溝底
4b 開口
4c 溝壁
5 ブロック
5a サイプ
6 突起
h 突起の高さ
α 突起の角度
B 溝底と溝壁との交点
W 突起の交点Bからの距離
Wr 溝幅
L 突起の総長さ
Lr ラグ溝の延在長さ
R ラグ溝の溝幅中央でのトレッド部の法線
S ラグ溝の溝幅中央でのトレッド部の接線に平行な基準線
Claims (5)
- 少なくともトレッド部の踏面に、タイヤ周方向に交差して延在するラグ溝を有する空気入りタイヤにおいて、
前記ラグ溝の溝底から該ラグ溝の開口に向けて突出する突起が設けられており、
前記突起は、前記ラグ溝の溝幅方向でのゴム断面の寸法が前記ラグ溝の溝底から開口に向かって漸次小さく形成され、かつ前記ラグ溝の溝幅方向に傾きつつ、該傾きが前記ラグ溝の延在方向で互い違いとなる態様で少なくとも2つ設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記突起は、前記ラグ溝の溝底から突出する高さhが、前記ラグ溝の溝深さGDに対し、0.30≦h/GD≦0.50の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記突起は、前記ラグ溝の溝幅方向でのゴム断面の形状が三角形状をなし、前記ラグ溝の中央でのトレッド部の接線に対し、傾く側の辺の角度αが、40[度]≦α≦70[度]の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記突起は、前記ラグ溝の溝底と溝壁との交点から、傾きと反対側で前記ラグ溝の溝底から突出する部位まで距離Wを隔てて設けられ、かつ距離Wが前記ラグ溝の溝幅Wrに対し、0.20≦W/Wrの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
- 前記突起は、前記ラグ溝の延在方向での先端部の総長さLが、該突起が設けられた前記ラグ溝の延在方向の長さLrに対し、0.30≦L/Lrの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008061628A JP2009214758A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008061628A JP2009214758A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009214758A true JP2009214758A (ja) | 2009-09-24 |
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Family Applications (1)
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JP2008061628A Pending JP2009214758A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012180006A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Bridgestone Corp | タイヤ |
US8314778B2 (en) | 2009-02-27 | 2012-11-20 | Denso Corporation | Apparatus with selectable functions |
KR101768912B1 (ko) * | 2016-01-25 | 2017-08-17 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 |
-
2008
- 2008-03-11 JP JP2008061628A patent/JP2009214758A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8314778B2 (en) | 2009-02-27 | 2012-11-20 | Denso Corporation | Apparatus with selectable functions |
JP2012180006A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Bridgestone Corp | タイヤ |
KR101768912B1 (ko) * | 2016-01-25 | 2017-08-17 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 |
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