JP2009214455A - Recording apparatus, and its method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、リライタブルな感熱記録媒体に対して例えば2次元の画像情報等を記録する記録装置及びその方法に関する。 The present invention relates to a recording apparatus and method for recording, for example, two-dimensional image information on a rewritable thermosensitive recording medium.
レーザ光源から出力されるレーザビームを主走査方向に走査して記録を行う方式には、例えば次のような方式がある。第1の方式は、例えばレーザプリンタ等に使用されるもので、図16に示すように例えば半導体レーザ等のような単光源のレーザ光源1から出力されるレーザビームをポリゴンミラー2に照射し、このポリゴンミラー2の回転又は往復運動によってレーザビームを主走査方向Aに走査し、かつ例えば感熱記録を可能とするリライタブルな感熱記録媒体3を副走査方向Bに搬送し、この感熱記録媒体3上に2次元の画像情報等を記録する。
As a method for performing recording by scanning a laser beam output from a laser light source in the main scanning direction, for example, there are the following methods. The first method is used for a laser printer, for example, and irradiates a
第2の方式は、図17に示すように複数のレーザ光源をライン状に配列して成る半導体レーザアレイ4を使用し、この半導体レーザアレイ4を主走査方向に配置し、かつ感熱記録媒体3を副走査方向に搬送し、感熱記録媒体3上に2次元の画像情報等を記録する。
感熱記録媒体3は、特定温度の加熱制御により発色と消色とを繰り返し、感熱記録、感熱消去を可能とするリライタブルな可逆性の媒体である。感熱記録媒体3は、図18に示すように融点180℃以上をかけると印字層中に存在する染料と顕色剤とが溶け合った状態になり、この状態から急冷することにより染料と顕色剤とが混ざり合ったまま結晶化して発色する。一方、感熱記録媒体3は、ゆっくり冷却すると、染料と顕色剤とがそれぞれ結晶化する。これにより、感熱記録媒体3は、発色状態を保てず、消色状態になる。さらに、感熱記録媒体3は、染料と顕色剤との融点以下の温度である一定時間加熱すると、染料と顕色剤とが徐々に分離して結晶化し、消色状態となるものもある。消色領域の温度は、例えば約130℃〜180℃程度である。
The second method uses a
The heat-
感熱記録紙を用いた情報記録の技術としては、例えば特許文献1がある。特許文献1は、複数のマルチキャビティーレーザチップをそれぞれの活性層と平行な方向に発光点が1列に並ぶように配設し、集光光学系は、発光点の並び方向の開口径を当該並び方向に垂直な方向の開口径よりも小さく形成し、各マルチキャビティーレーザチップ毎に設けられた複数のコリメータレンズ及びこれらコリメータレンズにより平行化された複数のレーザビームをそれぞれ集光してマルチモード光ファイバーの端面で収束する集光レンズにより構成される合波レーザ装置を開示する。
以上のように記録媒体への記録方式には各種方式があるが、いずれの方式も記録媒体上に記録された画像等の情報の階調すなわち記録濃度を制御することを開示していない。特許文献1は、感熱記録紙に対して情報記録等を行うが、感熱記録紙に記録される画像等の情報の階調を制御する技術ではない。
As described above, there are various methods for recording on a recording medium, but none of these methods disclose controlling the gradation of the information such as an image recorded on the recording medium, that is, the recording density.
本発明の目的は、記録媒体への画像等の情報の階調に応じた記録が可能な記録装置及びその方法を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a recording apparatus and method capable of recording according to the gradation of information such as an image on a recording medium.
本発明の主要な局面に係る記録装置は、複数の記録素子をライン状に配置して成る記録ヘッドを有し、記録ヘッドにおける各記録素子をライン方向と同一の主走査方向に順次駆動すると共に、主走査方向に対して垂直な副走査方向に記録媒体を搬送することにより記録媒体上に画像を記録する記録装置において、記録媒体上に画像を記録する各ドット箇所の濃度情報に応じて各ドット箇所に対して記録動作を行う記録素子の個数を制御する記録素子数制御部を具備する。 A recording apparatus according to a main aspect of the present invention has a recording head in which a plurality of recording elements are arranged in a line, and sequentially drives each recording element in the recording head in the same main scanning direction as the line direction. In a recording apparatus that records an image on a recording medium by transporting the recording medium in a sub-scanning direction perpendicular to the main scanning direction, each of the dots is recorded according to density information of each dot location that records the image on the recording medium. A recording element number control unit is provided for controlling the number of recording elements that perform a recording operation on dot locations.
本発明の主要な局面に係る記録方法は、複数の記録素子をライン状に配置して成る記録ヘッドを有し、記録ヘッドにおける各記録素子をライン方向と同一の主走査方向に順次駆動すると共に、主走査方向に対して垂直な副走査方向に記録媒体を搬送することにより記録媒体上に画像を記録する記録方法において、記録媒体上に画像を記録する各ドット箇所の濃度情報に応じて各ドット箇所に対して記録動作を行う記録素子の個数を制御する。 A recording method according to a main aspect of the present invention includes a recording head having a plurality of recording elements arranged in a line, and sequentially drives each recording element in the recording head in the same main scanning direction as the line direction. In a recording method for recording an image on a recording medium by transporting the recording medium in a sub-scanning direction perpendicular to the main scanning direction, each of the dots is recorded in accordance with the density information of each dot location for recording the image on the recording medium. The number of recording elements that perform the recording operation on the dot locations is controlled.
本発明によれば、記録媒体への画像等の情報の階調に応じた記録が可能な記録装置及びその方法を提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the recording apparatus and method which can record according to the gradation of information, such as an image, on a recording medium can be provided.
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図16と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図1は記録装置の構成図を示す。記録ヘッドとしてレーザアレイヘッド10が設けられている。このレーザアレイヘッド10は、図2に示すように複数の記録素子としてのレーザ光源である例えば8つの各半導体レーザ11a〜11hをライン状に配置して成る。これら半導体レーザ11a〜11hは、それぞれレーザビームを出力する。これら半導体レーザ11a〜11hから出力される各レーザビームの光路上には、例えばポリゴンミラー2が設けられている。このポリゴンミラー2は、モータ12の駆動によって矢印C方向に一定速度で回転し、各半導体レーザ11a〜11hから出力された各レーザビームをそれぞれ感熱記録媒体3面上の主走査方向Aに走査する。なお、モータ12は、モータ駆動部13によって回転駆動する。
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The same parts as those in FIG. 16 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
FIG. 1 shows a configuration diagram of a recording apparatus. A
搬送機構14上には、例えば上記図18に示す発色及び消去特性を有する感熱記録を可能とするリライタブルな感熱記録媒体3が載置される。この搬送機構14は、感熱記録媒体3を副走査方向Bに搬送する。副走査方向Bは、主走査方向Aに対して垂直方向である。搬送機構14の上流側には、記録媒体収納ボックス15が設けられている。この記録媒体収納ボックス15内には、複数の感熱記録媒体3が収納されている。この記録媒体収納ボックス15内に収納されている各感熱記録媒体3は、例えば1枚ずつピックアップされて搬送機構14上に載置される。
On the
記録制御部16は、コンピュータから成り、画像や文字等を含む画像データPを入力すると、先ず、感熱記録媒体3を上記図18に示す消色領域の温度、例えば約130℃〜180℃程度に加熱する消色モードMaの動作を行い、続いて画像データPに含むドット箇所(以下、印字ドットと称する)毎の濃度情報に従ってレーザアレイヘッド10におけるオン制御する半導体レーザ11a〜11hの個数、ここでは半導体レーザ11a〜11hの素子数を制御する階調モードMbの動作を行う。なお、これら消色モードMaと階調モードMbとの動作制御は、後述する記録素子数制御部17により行われる。これと共に記録制御部16は、ポリゴンミラー2を回転駆動するモータ駆動部13を動作制御し、搬送機構14の搬送動作を制御する。
The
先ず、消色モードMaの動作について説明する。各半導体レーザ11a〜11hから出力される各レーザビームは、図3に示すように主走査方向Aに対して主走査されると共に、感熱記録媒体3は、副走査方向Bに搬送される。この状態で、記録素子数制御部17は、各半導体レーザ11a〜11hのうち主走査方向Aに向かって先頭側となる4つの半導体レーザ11a〜11dを一定のタイミングで順次オン・オフ制御し、これら半導体レーザ11a〜11dから出力される各レーザビームを感熱記録媒体3上に順次照射する。
これにより、半導体レーザ11aは、主走査方向Aに移動しながら感熱記録媒体3上の領域d1に対応する位置に到達するとレーザビームを照射し、次に領域d2に対応する位置に到達するとレーザビームを照射する。以下、同様に、半導体レーザ11aは、主走査方向Aに移動しながら感熱記録媒体3上の領域d3、d4、…、に対応する位置に到達する毎にレーザビームを照射する。各半導体レーザ11b〜11dも半導体レーザ11aと同様に、主走査方向Aに移動しながら感熱記録媒体3上の領域d1に対応する位置に到達するとレーザビームを照射し、次に領域d2に対応する位置に到達するとレーザビームを照射し、以下同様に、主走査方向Aに移動しながら感熱記録媒体3上の領域d3、d4、…、に対応する位置に到達する毎にレーザビームを照射する。
First, the operation in the decoloring mode Ma will be described. As shown in FIG. 3, the laser beams output from the
As a result, the
この結果、感熱記録媒体3上の各領域d3、d4、…、には、それぞれ各半導体レーザ11a〜11dから出力された各レーザビームが計4回照射される。これにより、感熱記録媒体3上の各領域d3、d4、…、は、上記図18に示す消色領域の温度、例えば約130℃〜180℃程度に加熱される。なお、感熱記録媒体3上の各領域d3、d4、…、に既に印字があれば、これら領域d3、d4、…、の印字は、消去される。
As a result, each region d3, d4,... On the
次に、階調モードMbの動作について説明する。画像データPは、上記の通り感熱記録媒体3上に画像や文字等を記録する各印字ドットの濃度情報を含む。この濃度情報は、1つの印字ドットに対して例えば図4に示すように5段階の階調レベル「1」〜「5」のうちいずれか1つの階調レベルから成る。このうち階調レベル「1」が最も階調レベルが低く、各階調レベル「2」〜「4」毎に順次階調レベルが高くなり、階調レベル「5」が最も階調レベルが高い。例えば階調レベル「1」が「白色」の記録であり、階調レベル「5」が「黒色」の記録になる。これら階調レベル「1」〜「5」は、それぞれ例えば3bitの数値「000」「001」「010」「011」「100」により表される。
Next, the operation in the gradation mode Mb will be described. The image data P includes density information of each print dot that records an image, a character, or the like on the
記録素子数制御部17は、例えば、上記先頭側の4つの半導体レーザ11a〜11dに続く後側の4つの半導体レーザ11e〜11hを用いて階調モードMbの動作制御を行う。すなわち、記録素子数制御部17は、感熱記録媒体3上に画像や文字等を記録する各印字ドットの各階調レベル「1」〜「5」から成る濃度情報に応じて当該各印字ドット上にそれぞれレーザビームを照射する半導体レーザ11e〜11hの素子数を制御する。
例えば、階調レベル「1」の印字ドットであれば、例えば素子数は「0」であり、当該印字ドットに対してレーザビームを照射する半導体レーザ11e〜11hは無い。階調レベル「2」の印字ドットであれば、例えば素子数は「1」であり、当該印字ドットに対してレーザビームを照射する半導体レーザ11e〜11hは、当該各半導体レーザ11e〜11hのうちいずれか1つである。階調レベル「3」の印字ドットであれば、例えば素子数は「2」であり、当該印字ドットに対してレーザビームを照射する半導体レーザ11e〜11hは、当該半導体レーザ11e〜11hのうちいずれか2つである。
For example, the recording element
For example, if the print dot has a gradation level “1”, the number of elements is “0”, for example, and there are no
以下同様に、階調レベル「4」の印字ドットであれば、当該印字ドットに対してレーザビームを照射する半導体レーザ11e〜11hは、当該半導体レーザ11e〜11hのうちいずれか3つである。階調レベル「5」の印字ドットであれば、当該印字ドットに対してレーザビームを照射する半導体レーザ11e〜11hは、当該4つの全ての半導体レーザ11e〜11hである。
Similarly, if the print dot has a gradation level of “4”, the number of
しかるに、記録素子数制御部17は、各半導体レーザ11e〜11hから出力される各レーザビームがそれぞれ主走査により感熱記録媒体3上の約130℃〜180℃程度の消色領域の温度に加熱された各領域d1〜d4に対応する位置に順次到達する毎に、各半導体レーザ11e〜11hを各階調レベル「1」〜「5」から成る濃度情報の素子数に応じてオン・オフ制御し、オン制御される半導体レーザ11e〜11hから出力されるレーザビームを感熱記録媒体3上の各領域d1〜d4に照射し、これら領域d1〜d4を発色温度180℃以上の濃度情報に応じた温度に加熱する。なお、各領域d1〜d4は、画像データPに応じて印字されるので、以下、印字ドットd1〜d4と称する。
However, the recording element
例えば、図3に示す印字ドットd1に注目すると、この印字ドットd1が階調レベル「1」であれば、当該印字ドットd1に対してレーザビームを照射する半導体レーザ11e〜11hは無い。印字ドットd1が階調レベル「2」であれば、当該印字ドットd1に対して例えば1つの半導体レーザ11eから出力されたレーザビームを照射する。印字ドットd1が階調レベル「3」であれば、当該印字ドットd1に対して例えば2つの半導体レーザ11e、11fから出力されたレーザビームを順次重ねて照射する。印字ドットd1が階調レベル「4」であれば、当該印字ドットd1に対して例えば3つの半導体レーザ11e、11f、11gから出力されたレーザビームを順次重ねて照射する。印字ドットd1が階調レベル「5」であれば、当該印字ドットd1に対して例えば4つの半導体レーザ11e、11f、11g、11hから出力されたレーザビームを順次重ねて照射する。
For example, paying attention to the print dot d1 shown in FIG. 3, if the print dot d1 has a gradation level “1”, there is no
具体的に記録素子数制御部17は、8つの半導体レーザ11a〜11hをオン・オフ制御するための数値「1」「0」から成る階調制御数値「110…0」を作成し、この階調制御数値「110…0」に従って各半導体レーザ11a〜11hをオン・オフする。例えば記録素子数制御部17は、数値「1」であれば、半導体レーザ11a〜11hをオンすることを示し、数値「0」であれば、半導体レーザ11a〜11hをオフすることを示す。
Specifically, the recording element
ここで、印字ドットd1に注目し、この印字ドットd1が例えば図5に示すように階調レベル「5」の場合、記録素子数制御部17は、図6に示すように一定のタイミングt毎の例えば各時刻t1、t2、…、t8の各半導体レーザ11a〜11hに対する各階調制御数値「10000000」「01000000」…「00000001」を順次作成する。このうち例えば階調制御数値「10000000」であれば、半導体レーザ11aは、オンであり、各半導体レーザ11b〜11hは、オフである。なお、これら階調制御数値のうち前半の4桁が消色モードMaの数値であり、後半の4桁が階調モードMbの数値である。
Here, paying attention to the print dot d1, when the print dot d1 is at a gradation level “5” as shown in FIG. 5, for example, the recording element
操作入力部18は、感熱記録媒体3に対する記録動作開始や記録枚数などを操作する。この操作入力部18は、感熱記録媒体3に記録すべき情報を入力してもよい。
The
次に、上記の如く構成された装置による記録動作について説明する。
記録媒体収納ボックス15内に収納されている各感熱記録媒体3は、例えば1枚ずつピックアップされて搬送機構14上に載置される。この搬送機構14は、感熱記録媒体3を載置し、感熱記録媒体3を副走査方向Bに搬送する。このとき搬送機構14上に載置される感熱記録媒体3は、画像や文字等の画像データの記録の全く無いもの、又は画像や文字等の画像データの記録が有るものでもよい。
感熱記録媒体3に対する記録動作の開始前、各半導体レーザ11a〜11hから出力される各レーザビームの走査位置は、図3に示すように感熱記録媒体3の面上の外側Dに位置する。
Next, a recording operation by the apparatus configured as described above will be described.
Each
Before the start of the recording operation on the
記録制御部16は、画像や文字等を含む画像データPを入力すると、図6乃至図10等に示すように感熱記録媒体3を例えば約130℃〜180℃程度の消色領域の温度に加熱する消色モードMaと、画像データPに含む印字ドット毎の濃度情報に従ってレーザアレイヘッド10におけるオン制御する各半導体レーザ11a〜11hの素子数を制御する階調モードMbとから成る階調制御数値を作成する。
これと共に記録制御部16は、ポリゴンミラー2を回転駆動するモータ駆動部13動作制御し、搬送機構14の搬送動作を制御する。これにより、各半導体レーザ11a〜11hから出力された各レーザビームは、それぞれポリゴンミラー2の矢印C方向への一定速度の回転によって感熱記録媒体3上で主走査方向Aに主走査される。
When the image data P including images, characters, and the like is input, the
At the same time, the
ここで、画像データPは、例えば図5に示すような感熱記録媒体3上に画像や文字等を記録する各印字ドットd1〜d4の濃度情報を含むものとする。これら印字ドットd1〜d4の濃度情報は、例えば印字ドットd1が階調レベル「5」であり、印字ドットd2が階調レベル「1」であり、印字ドットd3が階調レベル「3」であり、印字ドットd4が階調レベル「1」である。この画像データPは、図4に示す濃度情報を用いて表すと、印字ドットd1〜d4の順序で「100」「000」「010」「000」である。なお、図5は4つの印字ドットd1〜d4の濃度情報を示すが、これは説明を簡単化するためであり、実際には多数の印字ドットd1〜dnが形成される。
Here, the image data P includes, for example, density information of the print dots d1 to d4 for recording images, characters, and the like on the
記録素子数制御部17は、各印字ドットd1〜d4の濃度情報「100」「000」「010」「000」を入力すると、8つの各半導体レーザ11a〜11hに対する階調制御数値「100…0」等を作成する。ここで、図5に示す階調レベル「5」の印字ドットd1のみに注目すると、記録素子数制御部17は、消色モードMaの後の階調モードMbにおいて、印字ドットd1に対して例えば4つの半導体レーザ11e〜11hから出力された各レーザビームを順次重ねて照射するために、例えば図6に示すように一定のタイミングt毎の各時刻t1、t2、…、t8の各半導体レーザ11a〜11hに対する各階調制御数値「10000000」「01000000」…「00000001」を順次作成する。これら階調制御数値のうち前半の4桁が消色モードMaの数値であり、後半の4桁が階調モードMbの数値である。
同様に、図5に示す階調レベル「1」の印字ドットd2のみに注目すると、階調レベル「1」であれば、階調モードMbにおいて、印字ドットd2に対してレーザビームを照射する半導体レーザ11e〜11hは無い。これにより、記録素子数制御部17は、例えば図7に示すように一定のタイミングt毎の各時刻t1、t2、t3、…、t9の各半導体レーザ11a〜11hに対する各階調制御数値「00000000」「10000000」「01000000」…「00000000」を順次作成する。この階調制御数値もその前半の4桁が消色モードMaの数値であり、後半の4桁が階調モードMbの数値である。
When the density information “100”, “000”, “010”, and “000” of the printing dots d1 to d4 are input, the recording element
Similarly, focusing only on the print dot d2 having the gradation level “1” shown in FIG. 5, if the gradation level is “1”, the semiconductor that irradiates the print dot d2 with the laser beam in the gradation mode Mb. There are no
なお、時刻t1においては、半導体レーザ11aのみが印字ドットd1に到達して当該印字ドットd1のみレーザビームが照射され、印字ドットd2に対してレーザビームは照射されない。印字ドットd1にレーザビームが照射されてからタイミングt後に半導体レーザ11aが印字ドットd2に到達して当該印字ドットd2にレーザビームが照射される。従って、上記の如く時刻t1に階調制御数値は「00000000」となり、時刻t2に階調制御数値は「10000000」となる。
At time t1, only the
又、同様に、図5に示す階調レベル「3」の印字ドットd3のみに注目すると、記録素子数制御部17は、例えば図8に示すように一定のタイミングt毎の各時刻t1、t2、t3、…、t10の各半導体レーザ11a〜11hに対する各階調制御数値「00000000」「00000000」「10000000」「01000000」…「00000000」を順次作成する。この階調制御数値もその前半の4桁が消色モードMaの数値であり、後半の4桁が階調モードMbの数値である。
Similarly, when attention is paid only to the print dot d3 having the gradation level “3” shown in FIG. 5, the recording element
なお、時刻t1においては、半導体レーザ11aのみが印字ドットd1に到達して当該印字ドットd1のみレーザビームが照射され、印字ドットd3に対してレーザビームは照射されない。次に、印字ドットd1にレーザビームが照射されてからタイミングt後の時刻t2においても各半導体レーザ11a、11bがそれぞれ印字ドットd1、d2に到達して当該各印字ドットd1、d2にレーザビームが照射され、印字ドットd3に対してレーザビームは照射されない。そして、印字ドットd1にレーザビームが照射されてからタイミング2×t後の時刻t3に半導体レーザ11aが印字ドットd3に到達して当該印字ドットd3にレーザビームが照射される。従って、上記の如く時刻t1、t2に各階調制御数値は共に「00000000」となり、時刻t3に階調制御数値は「10000000」となる。
At time t1, only the
次に、記録素子数制御部17は、図6乃至図8に示す各印字ドットd1〜d3別に作成した各階調制御数値を各時刻t1、t2、t3、…、t8別にそれぞれ論理和(OR)を演算し、8つの各半導体レーザ11a〜11hを主走査方向Aに移動して例えば印字ドットd1を階調レベル「5」、印字ドットd2を階調レベル「1」、印字ドットd3を階調レベル「3」に記録するための例えば図9に示すような一定のタイミングt毎の各時刻t1、t2、t3、…、t8等の各階調制御数値「10000000」「11000000」「11100000」…「00000101」等を作成する。
Next, the recording element
例えば、時刻t1の印字ドットd1に対する階調制御数値は「10000000」であり、同時刻t1の印字ドットd2に対する階調制御数値は「00000000」であり、同時刻t1の印字ドットd3に対する階調制御数値は「00000000」であるので、これら階調制御数値の論理和演算後の記録用の階調制御数値は「10000000」になる。又、時刻t3の印字ドットd1に対する階調制御数値は「00100000」であり、同時刻t3の印字ドットd2に対する階調制御数値は「01000000」であり、同時刻t3の印字ドットd3に対する階調制御数値は「10000000」であるので、これら階調制御数値の論理和演算後の記録用の階調制御数値は「11100000」になる。なお、図9に示す記録用の階調制御数値は、各印字ドットd1〜d3のみに注目した場合であるので、実際の各印字ドットd1、d2、d3、d4、…、に対する記録用の階調制御数値は、例えば図10に示すような階調制御数値「10000000」「11000000」「11100000」…「11110101」となる。 For example, the gradation control value for the print dot d1 at time t1 is “10000000”, the gradation control value for the print dot d2 at time t1 is “00000000”, and the gradation control for the print dot d3 at time t1. Since the numerical value is “00000000”, the gradation control numerical value for recording after the logical sum operation of these gradation control numerical values is “10000000”. The gradation control value for the print dot d1 at time t3 is “00100000”, the gradation control value for the print dot d2 at time t3 is “01000000”, and the gradation control for the print dot d3 at time t3. Since the numerical value is “10000000”, the gradation control numerical value for recording after the logical sum operation of these gradation control numerical values is “11100000”. The recording gradation control numerical value shown in FIG. 9 is a case where attention is paid only to each of the printing dots d1 to d3, so that the recording levels for the actual printing dots d1, d2, d3, d4,. The tone control numerical values are, for example, gradation control numerical values “10000000”, “11000000”, “11100000”... “11110101” as shown in FIG.
しかるに、記録素子数制御部17は、図10に示すような記録用の各階調制御数値「10000000」「11000000」「11100000」…「11110101」に従ってレーザアレイヘッド10における各半導体レーザ11a〜11hのオン制御する素子数を制御する。各階調制御数値のうち前半の4桁が消色モードMaの数値であり、後半の4桁が階調モードMbの数値であるので、記録素子数制御部17は、記録用の各階調制御数値のうち前半の4桁で感熱記録媒体3を上記図18に示す例えば約130℃〜180℃程度の消色領域の温度に加熱する消色モードMaの動作を行い、かつ後半の4桁で画像データPに含む例えば図5に示す各印字ドットd1〜d4の各濃度情報「100」「000」「010」「000」に従った階調モードMbの動作を行う。
However, the recording element
しかるに、記録素子数制御部17は、感熱記録媒体3を上記図18に示す例えば約130℃〜180℃程度の消色領域の温度に加熱する消色モードMaの動作を行い、続いて画像データPに含む例えば図5に示す各印字ドットd1〜d4の濃度情報「100」「000」「010」「000」に従って階調モードMbの動作を行う。
However, the recording element
これにより、感熱記録媒体3に対する記録動作は、図10に示すような記録用の各階調制御数値「10000000」「11000000」「11100000」…「11110101」に従って行われる。
感熱記録媒体3に対する記録動作の開始後、一定のタイミングtとして例えば時間2μs経過した時刻t1において、半導体レーザ11aから出力されたレーザビームの走査位置は、例えば図11に示すように感熱記録媒体3のエッジに隣接しかつエッジの内側の位置に移動する。このとき、記録素子数制御部17は、図10に示す時刻t1の記録用の各階調制御数値「10000000」に従って半導体レーザ11aのみをオンし、他の各半導体レーザ11b〜11hをオフする。これにより、半導体レーザ11aから出力されたレーザビームは、ポリゴンミラー2で反射して領域d1に照射される。
Thus, the recording operation on the
For example, as shown in FIG. 11, the scanning position of the laser beam output from the
次に、感熱記録媒体3に対する記録動作の開始後4μs経過した時刻t2になると、例えば図12に示すように各半導体レーザ11a、11bから出力される各レーザビームの走査位置が感熱記録媒体3の印字面上に位置する。このとき、記録素子数制御部17は、図10に示す時刻t2の記録用の各階調制御数値「11000000」に従って各半導体レーザ11a、11bをオンし、他の各半導体レーザ11c〜11hをオフする。これにより、各半導体レーザ11a、11bから出力された各レーザビームは、それぞれポリゴンミラー2で反射して各領域d1、d2に照射される。これにより、領域d1には、半導体レーザ11aからのレーザビームの照射に続いて半導体レーザ11bからのレーザビームが重ねて照射される。又、領域d2には、半導体レーザ11bからのレーザビームが照射される。
Next, at time t2 when 4 μs has elapsed after the start of the recording operation on the
次に、感熱記録媒体3に対する記録動作の開始後6μs経過した時刻t3になると、図13に示すように各半導体レーザ11a〜11cから出力される各レーザビームの走査位置が感熱記録媒体3の印字面上に位置する。このとき、記録素子数制御部17は、図10に示す時刻t3の記録用の各階調制御数値「11100000」に従って各半導体レーザ11a〜11cをオンし、他の各半導体レーザ11d〜11hをオフする。これにより、各半導体レーザ11a〜11cから出力された各レーザビームは、それぞれポリゴンミラー2で反射して各領域d1〜d3に照射される。これにより、領域d1には、各半導体レーザ11a〜11cからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。又、領域d2には、各半導体レーザ11a、11bからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。領域d3には、半導体レーザ11cからのレーザビームが照射される。
Next, at time t3 when 6 μs has elapsed after the start of the recording operation on the
以下、同様に、感熱記録媒体3に対する記録動作の開始後8μs経過した時刻t4になると、記録素子数制御部17は、図10に示す時刻t4の記録用の各階調制御数値「11110000」に従って各半導体レーザ11a〜11dをオンし、他の各半導体レーザ11e〜11hをオフする。これにより、領域d1には、各半導体レーザ11a〜11dからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。領域d2には、各半導体レーザ11a〜11cからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。領域d3には、各半導体レーザ11a、11bからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。領域d4には、半導体レーザ11dからのレーザビームが照射される。
Hereinafter, similarly, at time t4 when 8 μs has elapsed after the start of the recording operation on the
ここで、領域d1に着目すると、当該領域d1には、各半導体レーザ11a〜11dから順次出力された各レーザビームがトータルで4回連続的に順次重ねられて照射される。これにより、領域d1は、熱が集中して加熱され、上記図18に示す消色領域の温度、例えば約130℃〜180℃程度に加熱される。しかるに、領域d1に既存の印字があれば、当該印字は消去される。
Here, paying attention to the region d1, the laser beam sequentially output from each of the
このように各領域d2〜d4に対しても一定のタイミングt、例えば時間2μs経過毎に、各半導体レーザ11a〜11dから順次出力される各レーザビームがトータルで4回連続的に順次重ねられて照射されるので、各領域d2〜d4は、熱が集中して加熱され、上記図18に示す消色領域の温度、例えば約130℃〜180℃程度に加熱される。しかるに、各領域d2〜d4に既存の印字があれば、当該印字は消去される。
As described above, the laser beams sequentially output from the
続いて、感熱記録媒体3に対する記録動作の開始後10μs経過した時刻t5になると、図14に示すように各半導体レーザ11a〜11eから出力される各レーザビームの走査位置が感熱記録媒体3の印字面上に位置する。このとき、記録素子数制御部17は、図10に示す時刻t5の記録用の各階調制御数値「11111000」に従って各半導体レーザ11a〜11dをオンするに加えて半導体レーザ11eをオンし、他の各半導体レーザ11f〜11hをオフする。これにより、各半導体レーザ11a〜11eから出力された各レーザビームは、それぞれポリゴンミラー2で反射して各領域(以下、印字ドットと称する)d1〜d4に照射される。
Subsequently, at time t5 when 10 μs has elapsed from the start of the recording operation on the
これにより、印字ドットd1には、各半導体レーザ11a〜11eからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。印字ドットd2には、各半導体レーザ11a〜11dからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。印字ドットd3には、各半導体レーザ11a〜11cからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。印字ドットd4には、各半導体レーザ11a、11bからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。
As a result, the laser beam from each of the
次に、感熱記録媒体3に対する記録動作の開始後12μs経過した時刻t6になると、図15に示すように各半導体レーザ11a〜11fから出力される各レーザビームの走査位置が感熱記録媒体3の印字面上に位置する。このとき、記録素子数制御部17は、図10に示す時刻t6の記録用の各階調制御数値「11110100」に従って各半導体レーザ11a〜11dをオンするに加えて半導体レーザ11fをオンし、他の各半導体レーザ11e、11g、11hをオフする。これにより、各半導体レーザ11a〜11d、11fから出力された各レーザビームは、それぞれポリゴンミラー2で反射して各印字ドットd1、d3、d4に照射される。
Next, at time t6 when 12 μs elapses after the start of the recording operation on the
これにより、印字ドットd1には、各半導体レーザ11a〜11fからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。印字ドットd2には、今回、レーザビームが照射されない。印字ドットd3には、各半導体レーザ11a〜11dからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。印字ドットd4には、各半導体レーザ11a〜11cからの各レーザビームが連続的に重ねられて照射される。
As a result, the laser beam from each of the
ここで、印字ドットd1に注目すると、この印字ドットd1は、図5に示すように階調レベル「5」で印字するものとなっている。従って、記録素子数制御部17は、図10に示すように一定のタイミングt、例えば時間2μs経過毎に、各半導体レーザ11a〜11dから順次各レーザビームを出力し、さらに続けて各半導体レーザ11e〜11hから順次各レーザビームを出力し、これらレーザビームを印字ドットd1上に連続的に順次重ねられて照射する。これにより、印字ドットd1は、上記図18に示す消色領域の温度に加熱された後、続けて4回連続的に各レーザビームが順次重ねられて照射されるので、発色温度180℃以上の階調レベル「5」に応じた温度に加熱される。
Here, paying attention to the print dot d1, the print dot d1 is printed at the gradation level “5” as shown in FIG. Therefore, as shown in FIG. 10, the recording element
印字ドットd2に注目すると、この印字ドットd2は、図5に示すように階調レベル「1」で印字するものとなっている。従って、記録素子数制御部17は、一定のタイミングt、例えば時間2μs経過毎に、各半導体レーザ11a〜11dから順次各レーザビームを出力した後、各半導体レーザ11e〜11hからは各レーザビームを出力しないものとなる。
Focusing on the print dot d2, the print dot d2 is printed at a gradation level "1" as shown in FIG. Accordingly, the recording element
印字ドットd3に注目すると、この印字ドットd3は、図5に示すように階調レベル「3」で印字するものとなっている。従って、記録素子数制御部17は、図10に示すように一定のタイミングt、例えば時間2μs経過毎に、各半導体レーザ11a〜11dから順次各レーザビームを出力し、この後、各半導体レーザ11e、11fから順次各レーザビームを出力し、これらレーザビームを印字ドットd3上に連続的に順次重ねられて照射する。これにより、印字ドットd3は、上記図18に示す消色領域の温度に加熱された後、続けて2回連続的に各レーザビームが順次重ねられて照射されるので、発色温度180℃以上の階調レベル「3」に応じた温度に加熱される。
Focusing on the print dot d3, the print dot d3 is printed at a gradation level "3" as shown in FIG. Accordingly, as shown in FIG. 10, the recording element
印字ドットd4に注目すると、この印字ドットd4は、図5に示すように階調レベル「1」で印字するものとなっている。従って、記録素子数制御部17は、印字ドットd1と同様に、一定のタイミングt、例えば時間2μs経過毎に、各半導体レーザ11a〜11dから順次各レーザビームを出力した後、各半導体レーザ11e〜11hからは各レーザビームを出力しないものとなる。
When attention is paid to the print dot d4, the print dot d4 is printed at the gradation level "1" as shown in FIG. Accordingly, the recording element
なお、印字ドットが階調レベル「2」であれば、記録素子数制御部17は、一定のタイミングt、例えば時間2μs経過毎に、各半導体レーザ11eからレーザビームを出力し、このレーザビームを印字ドット上に連続的に順次重ねられて照射する。これにより、印字ドットは、上記図16に示す消色領域の温度に加熱された後、続けてレーザビームが順次重ねられて照射されるので、発色温度180℃以上の階調レベル「2」に応じた温度に加熱される。
If the print dot has a gradation level of “2”, the recording element
又、印字ドットが階調レベル「4」であれば、記録素子数制御部17は、一定のタイミングt、例えば時間2μs経過毎に、各半導体レーザ11e〜11gから順次各レーザビームを出力し、これらレーザビームを印字ドット上に連続的に順次重ねられて照射する。これにより、印字ドットは、上記図16に示す消色領域の温度に加熱された後、続けて3回連続的に各レーザビームが順次重ねられて照射されるので、発色温度180℃以上の階調レベル「4」に応じた温度に加熱される。
この結果、印字ドットd1は階調レベル「5」に印字され、印字ドットd2は階調レベル「1」に印字され、印字ドットd3は階調レベル「3」に印字され、印字ドットd4は階調レベル「1」に印字される。
If the print dot is the gradation level “4”, the recording element
As a result, the printing dot d1 is printed at the gradation level “5”, the printing dot d2 is printed at the gradation level “1”, the printing dot d3 is printed at the gradation level “3”, and the printing dot d4 is The key is printed at key level "1".
このように上記第1の実施の形態によれば、例えば印字ドットd1〜d4毎の濃度情報に従ってレーザアレイヘッド10におけるオン制御する半導体レーザ11a〜11hの素子数を制御するので、レーザアレイヘッド10における各半導体レーザ11a〜11hの個々のレーザパワーを画像や文字等の情報の階調に応じて微妙に制御することなく、感熱記録媒体3上の各印字ドットd1〜d4の各階調レベル「1」〜「5」に応じた記録濃度に印字できる。
As described above, according to the first embodiment, the number of elements of the
又、印字ドットd1〜d4毎の濃度情報に従ってレーザアレイヘッド10におけるオン制御する半導体レーザ11a〜11hの素子数を制御する階調モードの前に、感熱記録媒体3を上記図18に示す例えば約130℃〜180℃程度の消色領域の温度に加熱する消色モードMaを行うので、感熱記録媒体3上に画像や文字等の情報の記録が既に在っても、この情報を消去して新たな画像や文字等の情報の書き換えができる。
Further, before the gradation mode for controlling the number of elements of the
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態は、各半導体レーザ11a〜11hのうち主走査方向Aに向かって先頭側となる4つの半導体レーザ11a〜11dを用いて消色モードMaの動作を行い、かつ先頭側の4つの半導体レーザ11a〜11dに続く後側の4つの半導体レーザ11e〜11hを用いて階調モードMbの動作を行うのに対し、本第2の実施の形態では、消色モードMaの動作を無くし、各半導体レーザ11a〜11hを用いて階調モードMbの動作を行う。この場合、各半導体レーザ11a〜11hの個々は、それぞれ感熱記録媒体3上の温度を発色温度180℃以上に加熱するレーザパワーを有するものとなる。各半導体レーザ11a〜11hの個数は、8つに限ることなく、少なくとも2つあればよい。
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
In the first embodiment, among the
このような構成であれば、感熱記録媒体3上の各印字ドットd1〜d4の各階調レベル「1」〜「5」に応じて当該印字ドットd1〜d4に照射するレーザビームの本数すなわち各半導体レーザ11a〜11hの素子数を増減する。
With such a configuration, the number of laser beams applied to the print dots d1 to d4 according to the gradation levels “1” to “5” of the print dots d1 to d4 on the
例えば、印字ドットd1が階調レベル「1」であれば、当該印字ドットd1に対して1つの半導体レーザ11aから出力されるレーザビームを照射する。印字ドットd1が階調レベル「2」であれば、当該印字ドットd1に対して2つの半導体レーザ11a、11bから出力される各レーザビームを順次重ねて照射する。印字ドットd1が階調レベル「3」であれば、当該印字ドットd1に対して3つの半導体レーザ11a、11b、11cから出力される各レーザビームを順次重ねて照射する。
For example, if the printing dot d1 has a gradation level “1”, the laser beam output from one
以下、同様に、印字ドットd1が階調レベル「4」であれば、当該印字ドットd1に対して4つの半導体レーザ11a〜11dから出力される各レーザビームを順次重ねて照射する。印字ドットd1が階調レベル「5」であれば、当該印字ドットd1に対して5つの半導体レーザ11a〜11eから出力される各レーザビームを順次重ねて照射する。
この結果、印字ドットd1は階調レベル「5」に印字され、印字ドットd2は階調レベル「1」に印字され、印字ドットd3は階調レベル「3」に印字され、印字ドットd4は階調レベル「1」に印字される。
Similarly, if the print dot d1 has a gradation level “4”, the laser beams output from the four
As a result, the printing dot d1 is printed at the gradation level “5”, the printing dot d2 is printed at the gradation level “1”, the printing dot d3 is printed at the gradation level “3”, and the printing dot d4 is The key is printed at key level "1".
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
上記第1及び第2の実施の形態は、レーザアレイヘッド10における各半導体レーザ11a〜11hを8つとして説明しているが、これに限らず、各半導体レーザ11a〜11hを8つ以上又は8つ以下としてもよい。
各印字ドットd1〜d4の各階調レベルは、「1」〜「5」の5階調に限らず、任意の多階調にすることが可能である。
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment as it is, and can be embodied by modifying the constituent elements without departing from the scope of the invention in the implementation stage. In addition, various inventions can be formed by appropriately combining a plurality of components disclosed in the embodiment. For example, some components may be deleted from all the components shown in the embodiment. Furthermore, constituent elements over different embodiments may be appropriately combined.
The first and second embodiments have been described assuming that the
The gradation levels of the print dots d1 to d4 are not limited to the five gradations “1” to “5”, but can be any multi-gradation.
2:ポリゴンミラー、3:感熱記録媒体、10:レーザアレイヘッド、11a〜11h:半導体レーザ、12:モータ、13:モータ駆動部、14:搬送機構、15:記録媒体収納ボックス、16:記録制御部、17:記録素子数制御部、18:操作入力部、d1〜d4:印字ドット(領域)、P:画像データ。 2: polygon mirror, 3: thermal recording medium, 10: laser array head, 11a to 11h: semiconductor laser, 12: motor, 13: motor drive unit, 14: transport mechanism, 15: recording medium storage box, 16: recording control Part, 17: recording element number control part, 18: operation input part, d1 to d4: printing dot (area), P: image data.
Claims (7)
前記記録媒体上に前記画像を記録する各ドット箇所の濃度情報に応じて前記各ドット箇所に対して記録動作を行う前記記録素子の個数を制御する記録素子数制御部、
を具備することを特徴とする記録装置。 A recording head having a plurality of recording elements arranged in a line; each recording element in the recording head is sequentially driven in the same main scanning direction as the line direction and perpendicular to the main scanning direction; In a recording apparatus for recording an image on the recording medium by conveying the recording medium in a sub-scanning direction,
A recording element number control unit that controls the number of the recording elements that perform a recording operation on each dot location according to density information of each dot location that records the image on the recording medium;
A recording apparatus comprising:
前記記録素子数制御部は、前記濃度情報に応じて前記各ドット箇所に前記レーザビームを照射する前記レーザ光源の前記個数を制御する、
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 Each of the plurality of recording elements is a laser light source that outputs a laser beam,
The recording element number control unit controls the number of the laser light sources that irradiate the laser beam to the dot locations according to the density information.
The recording apparatus according to claim 1.
前記記録素子数制御部は、前記濃度情報に応じた前記個数の前記レーザ光源が前記感熱記録媒体上の前記ドット箇所に対応する位置に順次到達する毎に、前記レーザ光源から前記レーザビームを出力させて前記ドット箇所に照射して前記発色温度以上の前記濃度情報に応じた温度に加熱する、
ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。 The recording medium is a heat-sensitive recording medium that develops color when heated to a coloring temperature higher than room temperature, and decolors when heated to a decoloring temperature lower than the coloring temperature while maintaining a colored state at room temperature,
The recording element number control unit outputs the laser beam from the laser light source each time the number of the laser light sources according to the density information sequentially reaches a position corresponding to the dot location on the thermal recording medium. And irradiating the dot locations and heating to a temperature according to the density information above the color development temperature,
The recording apparatus according to claim 2.
前記記録素子数制御部は、予め設定された個数の前記各レーザ光源が前記感熱記録媒体上の前記ドット箇所に対応する位置に順次到達する毎に、前記各レーザ光源から前記レーザビームを出力させて前記ドット箇所に照射して前記消色温度に加熱し、続いて前記濃度情報に応じた前記個数の前記レーザ光源が前記感熱記録媒体上の前記ドット箇所に対応する位置に順次到達する毎に、前記レーザ光源から前記レーザビームを出力させて前記ドット箇所に照射して前記発色温度以上の前記濃度情報に応じた温度に加熱することを特徴とする請求項2記載の記録装置。 The recording medium is a heat-sensitive recording medium that develops color when heated to a coloring temperature higher than room temperature, and decolors when heated to a decoloring temperature lower than the coloring temperature while maintaining a colored state at room temperature,
The recording element number control unit causes the laser beams to be output from the laser light sources each time a preset number of the laser light sources sequentially reach positions corresponding to the dot locations on the thermal recording medium. The dot spot is irradiated to heat to the decoloring temperature, and then each time the number of the laser light sources according to the density information sequentially reaches a position corresponding to the dot spot on the thermal recording medium. 3. The recording apparatus according to claim 2, wherein the laser beam is output from the laser light source, irradiated to the dot portion, and heated to a temperature corresponding to the density information equal to or higher than the color development temperature.
前記記録媒体上に前記画像を記録する各ドット箇所の濃度情報に応じて前記各ドット箇所に対して記録動作を行う前記記録素子の個数を制御することを特徴とする記録方法。 A recording head having a plurality of recording elements arranged in a line; each recording element in the recording head is sequentially driven in the same main scanning direction as the line direction and perpendicular to the main scanning direction; In a recording method for recording an image on the recording medium by conveying the recording medium in a sub-scanning direction,
A recording method comprising: controlling the number of recording elements that perform a recording operation for each dot location according to density information of each dot location for recording the image on the recording medium.
前記記録媒体は、常温より高い発色温度に加熱すると発色し、常温で発色状態を維持しながら前記発色温度よりも低い消色温度に加熱すると消色する感熱記録媒体であり、
前記濃度情報に応じた前記個数の前記レーザ光源が前記感熱記録媒体上の前記ドット箇所に対応する位置に順次到達する毎に、前記レーザ光源から前記レーザビームを出力させて前記ドット箇所に照射して前記発色温度以上の前記濃度情報に応じた温度に加熱する、
ことを特徴とする請求項5記載の記録方法。 Each of the plurality of recording elements is a laser light source that outputs a laser beam,
The recording medium is a heat-sensitive recording medium that develops color when heated to a coloring temperature higher than room temperature, and decolors when heated to a decoloring temperature lower than the coloring temperature while maintaining a colored state at room temperature,
Each time the number of the laser light sources according to the density information sequentially reaches a position corresponding to the dot spot on the thermal recording medium, the laser beam is output from the laser light source to irradiate the dot spot. Heating to a temperature according to the density information above the color development temperature,
6. A recording method according to claim 5, wherein:
前記記録媒体は、常温より高い発色温度に加熱すると発色し、常温で発色状態を維持しながら前記発色温度よりも低い消色温度に加熱すると消色する感熱記録媒体であり、
予め設定された個数の前記各レーザ光源が前記感熱記録媒体上の前記ドット箇所に対応する位置に順次到達する毎に、前記各レーザ光源から前記レーザビームを出力させて前記ドット箇所に照射して前記消色温度に加熱し、
続いて前記濃度情報に応じた前記個数の前記レーザ光源が前記感熱記録媒体上の前記ドット箇所に対応する位置に順次到達する毎に、前記レーザ光源から前記レーザビームを出力させて前記ドット箇所に照射して前記発色温度以上の前記濃度情報に応じた温度に加熱する、
ことを特徴とする請求項5記載の記録方法。 Each of the plurality of recording elements is a laser light source that outputs a laser beam,
The recording medium is a heat-sensitive recording medium that develops color when heated to a coloring temperature higher than room temperature, and decolors when heated to a decoloring temperature lower than the coloring temperature while maintaining a colored state at room temperature,
Each time a predetermined number of the laser light sources sequentially reach positions corresponding to the dot locations on the thermal recording medium, the laser beam is output from the laser light sources to irradiate the dot locations. Heating to the decoloring temperature,
Subsequently, each time the number of the laser light sources according to the density information sequentially reaches a position corresponding to the dot location on the thermal recording medium, the laser beam is output from the laser light source to the dot location. Irradiating and heating to a temperature according to the density information above the color development temperature,
6. A recording method according to claim 5, wherein:
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