JP2009213253A - 円筒型リニアモータのコア付ステータ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明による円筒型リニアモータのコア付ステータ構造は、複数のステータコア片(2)を多角形の輪状に配設してなる輪状ステータ体(1)と、前記各ステータコア片(2)の段部(11)を介して設けられステータコイル(3)を有する輪状巻線ボビン(14)と、を備え、前記輪状巻線ボビン(14)を有する複数の輪状ステータ体(1)を軸方向(A)に積層させてなる構成である。
【選択図】図1
Description
すなわち、図5において符号1で示されるものは、図示しないケーシングの外周にステータコア片2とU,V,W相からなるステータコイル3とが交互に軸方向に沿って配設された輪状ステータ体であり、この輪状ステータ体1の内部には、N極とS極が軸方向に沿って交互に着磁された直線移動体4が移動自在に設けられている。
従って、前述の構成において、前記ステータコイル3に励磁信号を供給すると、この励磁信号による各ステータコイル3と直線移動体4との周知の磁気作用により、直線移動体4が連続的又は間欠的な直線移動を行うことができる。
すなわち、板状のステータコア片を各ステータコイル間に配設しなければならず、製作にかかるコストを下げることが難しく、かつ、直線移動体に対する磁力を大きくして大きいトルクを得ることが困難であった。
すなわち、全体形状がL字型をなす各ステータコア片を多角形状に配設して輪状に構成しているため、各ステータコア片の形状を従来よりも大型としているため、従来よりも大きい推力を得ることができ、自動組立てにより製作コストを抑えることができる。
また、各ステータコア片に形成した段部に、ステータコイルを有する輪状巻線ボビンを係合させ、1個もしくは一対の舌片で保持しているため、輪状ステータ体に対する輪状巻線ボビンの固定が容易かつ確実に行われ、生産性を向上させることができる。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
図1において、符号1で示されるものは、輪状ステータ体であり、この輪状ステータ体1は、複数のステータコア片2が輪状に接続されて構成されており、各ステータコア片2は、図2で示されるように、全体形状がL字型に構成されている。
前記第1舌片12は前記段部11側へ位置し、第2舌片13は隣接する相手方のステータコア片2の段部11側へ位置している。
次に、図4で示される構成は、前述のように多段状に積層されたコア付ステータ20を、円筒状の筒状ケース30内に収納した場合を示している。
尚、前述の輪状ステータ体1の多角形状は、8角形の場合について述べたが、8角形以外も可能であることは述べるまでもないことである。
2 ステータコア片
2a 当接部
2b 蝶番部
3 ステータコイル
10 内面
11 段部
12 第1舌片
13 第2舌片
14 輪状巻線ボビン
14a 背部
15 外面
16 突部
20 コア付ステータ
Claims (8)
- 複数のステータコア片(2)を多角形の輪状に配設してなる輪状ステータ体(1)と、前記各ステータコア片(2)の内面(10)に形成された段部(11)と、前記各段部(11)を介して前記各ステータコア片(2)の内側に設けられた輪状巻線ボビン(14)と、前記輪状巻線ボビン(14)に設けられたステータコイル(3)と、前記各ステータコア片(2)の外面(15)の軸方向(A)に沿う両端に形成された突部(16)及び外周段部(17)と、を備え、前記輪状巻線ボビン(14)を有する輪状ステータ体(1)を軸方向(A)に複数個積層させ、前記各ステータコア片(2)の前記各突部(16)と外周段部(17)が係合することを特徴とする円筒型リニアモータのコア付ステータ構造。
- 前記各ステータコア片(2)の内面(10)の軸方向(A)に沿う両端には一対の第1、第2舌片(12,13)が形成され、前記第1舌片(12)は前記段部(11)側へ位置し、前記第2舌片(13)は相手方のステータコア片(2)の段部(11)側へ位置していることを特徴とする請求項1記載の円筒型リニアモータのコア付ステータ構造。
- 前記輪状巻線ボビン(14)は、断面形状がコ字型をなし、前記輪状巻線ボビン(14)の背部(14a)には、前記各舌片(12,13)が接触していることを特徴とする請求項1又は2記載の円筒型リニアモータのコア付ステータ構造。
- 前記輪状ステータ体(1)における各ステータコア片(2)は、互いに独立し、かつ、当接していることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の円筒型リニアモータのコア付ステータ構造。
- 前記輪状ステータ体(1)における各ステータコア片(2)は、曲折自在な蝶番部(2b)を介して互いに接続されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の円筒型リニアモータのコア付ステータ構造。
- 前記輪状ステータ体(1)は、八角形よりなることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の円筒型リニアモータのコア付ステータ構造。
- 前記輪状ステータ体(1)は、筒状ケース(30)内に挿入して積層されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の円筒型リニアモータのコア付ステータ構造。
- 前記各ステータコア片(2)は、全体形状がL字型をなしていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の円筒型リニアモータのコア付ステータ構造。
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