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JP2009202879A - パウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチであって、パウチ開封時において、ノッチにより指先を傷つける恐れや、ノッチから自然に開封してしまうことを好適に防止するとともに、開封箇所を容易に認識可能な、パウチを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチであって、前記ヒートシールの一部に切欠き等からなる開封起点を設けたパウチにおいて、前記切欠きは、前記ヒートシールの外周より内部に位置し、かつ、前記切欠きの、前記ヒートシールの外周部分の形状が、開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状であることを特徴とする、パウチである。
【選択図】図1

Description

本発明は、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチであって、前記ヒートシールの一部に切欠き等からなる開封起点を設けたパウチに関する。
従来、主に飲料類やレトルト食品、詰め替え用の洗剤、あるいは無菌包装食品や医薬品等の内容物を密封包装した包装体(パウチ)が知られている。このようなパウチは、ヒートシール部分に形成された切欠き(ノッチ)を開封起点として、フィルムを水平方向へと引き裂き、パウチの開封を行なう構成である。(例えば、特許文献1)
通常、このようなパウチは、開封起点となる前記ノッチが、ヒートシールの外周部分に形成され、かつ前記ノッチは、フィルムを切り裂くための鋭利な凸状の切欠きであるため、誤ってパウチの外周に触れるだけで、鋭利な切欠き部分で指先を傷つけてしまう恐れがあった。(例えば、特許文献2)
また、比較的持ちやすい、パウチの上方端部をつまんだ状態で、パウチをぶら下げると、パウチの自重により、ヒートシールの外周に形成されている前記切り込みを起点に、パウチのフィルムが裂けてしまい、パウチが開封してしまうという問題があった。
このため、極力ノッチを小さく形成することにより、誤ってノッチで指先を傷つけてしまうことや、パウチが自然に開封してしまうことを防ぐことが考えられるが、小さなノッチとしてスリット等を形成した場合、パウチの開封箇所が認識しづらいという問題が生じてしまう。(例えば、特許文献3)
特開2006−096388号公報 特開2002−68212号公報 特開2003−54581号公報
このため、本発明のパウチは、主に、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチであって、前記ヒートシール部分に工夫を講じることにより、パウチ開封時において、ノッチにより指先を傷つける恐れや、ノッチから自然に開封してしまうことを好適に防止するとともに、開封箇所を容易に認識可能な、パウチを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、本発明の請求項1記載の発明は、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチであって、前記ヒートシールの一部に切欠き等からなる開封起点を設けたパウチにおいて、前記切欠きは、前記ヒートシールの外周より内部に位置し、かつ、前記切欠きの、前記ヒートシールの外周部分の形状が、開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状であることを特徴とする、パウチである。
また、請求項2記載の発明は、前記切欠きの、前記ヒートシールの外周部分の上下のタブ形状が、それぞれ、円弧状のタブ形状であることを特徴とする、パウチである。
また、請求項3記載の発明は、前記パウチは、該パウチの底部分が、自立可能な底一体型ワンピースパウチであって、前記底部分の左右のヒートシールに、ポイントシールを形成したことを特徴とする、パウチである。
本発明の請求項1記載の発明は、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチであって、前記ヒートシールの一部に切欠き等からなる開封起点を設けたパウチにおいて、前記切欠きは、前記ヒートシールの外周より内部に位置し、かつ、前記切欠きの、前記ヒートシールの外周部分の形状が、開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状であるから、ノッチにより指先を傷つける恐れや、ノッチから自然に開封してしまうことを好適に防止することが可能である。
よって、パウチの初期開封を直感的かつ安全に行うことを可能とし、若年層から高齢層のみならず、健常者から障害者に至る多くの人が、安全に使用することが可能な、ユニバーサルデザイン性を有するパウチを提供することが可能である。
また、請求項2記載の発明は、前記切欠きの、前記ヒートシールの外周部分の上下のタブ形状が、それぞれ、円弧状のタブ形状であるから、パウチの開封時に、円弧状のタブをつまみやすく、直感的にパウチの開封箇所を認識することが可能である。
また、請求項3記載の発明は、前記パウチは、該パウチの底部分が、自立可能な底一体型ワンピースパウチであって、前記底部分の左右のヒートシールに、ポイントシールを形成したことを特徴とするから、内容物が粉体等であっても、底部分の隅に内容物が詰まってしまうようなことがなく、また、底面一杯まで内容物を充填しても、底面のフィルムがよじれることなくきれいに開き、パウチを安定して自立させることが可能である。
さらには、前記底部分の左右のヒートシールにポイントシールを形成することにより、底部分のヒートシールが強固に施されるため、パウチの内容物が、液体等の比較的重量の重い内容物であっても、パウチを安定して自立させることが可能である。
本発明のパウチ10(パウチ10)の一例としては、図1に示すように、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチ10であって、使用時において、ヒートシール6の一部分を切除することにより、パウチ10を開封する構成である。
前記パウチ10は、該パウチ10の底面部分のフィルム形状が、前面と背面と底面とが、一体のフィルム形状からなる、スタンドパウチ(底一体スタンドパウチ)10であって、内容物が粉体等であっても、底部分の隅に内容物が詰まってしまうようなことがなく、また、底面一杯まで内容物を充填しても、底面のフィルムがよじれることなくきれいに開くため、パウチ10をより安定して自立させることが可能である。
このようなパウチ10としては、スタンドパウチに限らず、後述する、ピロータイプのパウチや、ガゼットタイプのパウチなど、ヒートシール部分を有するパウチ10であれば、パウチの種類や形状は限定されるものではない。
特に、本発明のパウチ10は、パウチ10の開封起点となる、切欠き等からなるノッチ1(開封起点1)を、従来のヒートシールの外周部分に形成することなく、ヒートシール6の外周より内部に(つなぎ部分2を介して)形成することにより、ヒートシールの外周部分に形成されたノッチ1や切り込み等で指先を傷つける恐れや、パウチがノッチ1を起点に自然に開封してしまうことを好適に防止することが可能である。
さらには、前記ヒートシール6の外周部分の形状が、開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状3であるから、ノッチ1を探すことなく、直感的にパウチの開封箇所を認識することが可能であり、パウチを容易に開封することが可能である。また、前記開封箇所の上下のタブ形状4,5が、それぞれ円弧状のタブ形状4,5であるから、直感的にパウチの開封箇所を認識することが可能であるばかりでなく、円弧状のタブ4,5をつまみやすく、さらにパウチ10を容易に開封することが可能である。
以下に、本発明のパウチ10の構成について説明する。
まず、本発明のパウチ10は、図2(a)に示すように、底部分を除く、フィルムの周囲3方(上方、左方、右方)を、それぞれヒートシールしてなるパウチ10であって、内容物の充填に伴い、パウチ10の底部分が平面状の底部を形成してなる、自立可能なスタンドパウチ10である。
前記パウチ10は、パウチの開封箇所である、パウチ上方かつ左右のヒートシール6に、開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状3を有しており、直感的にパウチの開封箇所を認識することが可能である。
また、パウチの開封時に、パウチをつまむためのタブ形状が、それぞれ、円弧状のタブ形状4,5を有しており、パウチの開封時に、円弧状のタブ4,5をつまみやすく、さらに直感的にパウチの開封箇所を認識することが可能である。
特に、切欠き1からなる前記ノッチ1は、図2(b)に示すように、ヒートシール6の外周より内部に形成されている。すなわち、前記ノッチ1は、開封箇所の前記湾曲状の凸部3より、距離dのヒートシール部分からなるつなぎ部分2を介して、切欠きからなるノッチ1が形成されており、後述する、パウチの開封時において、上下のタブ4,5をつまんでねじることにより、まず、前記つなぎ部分2が破断し、その後、ノッチ1を起点にフィルムを切除する構成である。
例えば、パウチ10の開封時において、図3(a)に示すように、上下のタブ4,5をそれぞれ反対方向へとねじるようにして力F、F'を加えることによりパウチ10を開封するが、このとき、図3(b)に示すように、前記つなぎ部分2に、斜め方向の力f、f'が働くこととなる。よって、前記つなぎ部分2が、上下のタブ4,5をねじることで容易に切除され、さらに、前記ノッチ1を起点にフィルムを切り取ることが可能である。
特に、本発明のパウチ10の開封箇所3は、鋭利若しくは角状の凸部ではなく、大きな湾曲形状3であるから、誤って開封箇所3に指先が当接しても、指先を傷つけてしまう恐れがなく安全であり、かつ、大きな湾曲形状からなる開封箇所3を視覚的に訴える効果がある。また、前記上下のタブを円弧状のタブ4,5とすることにより、上方のタブ4から開封箇所3および下方のタブ5にかけて、連続的に波打つ形状のシールラインが形成されるため、意匠性のみならず、高い安全性、視認性を有する開封箇所3を形成することが可能である。
前記つなぎ部分2の前記距離d(幅d)は、後述する、各種フィルムの構成により、適宜選定することが望ましく、例えば、積層フィルムの構成が、PETフィルム(12μm)/ONフィルム(15μm)/接着剤/LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルム(50μm)の場合、前記つなぎ部分2の幅dは1mm以下とすることが望ましく、特に、0.5mmの幅dとすることが望ましい。
また、前記積層フィルムが、PETフィルム(12μm)/Alフィルム(7μm)/LLフィルム(50μm)の場合、前記つなぎ部分2の幅は、1mm乃至1.5mmであることが望ましく、さらには、前記積層フィルムの構成が、OPP(二軸延伸フィルム)/LLの場合、前記つなぎ部分2の幅は、2mmであることが望ましい。
このように、前記つなぎ部分の幅dは、フィルムの材質によって適宜調節することが望ましく、フィルムの材質によって、前記つなぎ部分の幅dは、0.2mm〜2.0mmとすることが望ましい。これにより、パウチの開封時において、前記つなぎ部分2を容易に切除することが可能である。また、前記ノッチ1は、前記切欠き1に限らず、スリットや貫通孔であってもよく、さらには、水平形状に限らず、開封方向によって、種々形状からなるノッチ1を形成することが可能である。
以下に、本発明のパウチ10を開封する構成について説明する。
まず、パウチ10を開封する際には、図4に示すように、上下のタブ4,5をそれぞれ左右の手の指先でつまみ、湾曲状の凸部方向へと、それぞれ反対方向へとねじるようにして力F、F'を加える構成である。特に、上下の円弧状のタブ4,5と、湾曲状の凸部3と、により、直感的にパウチの開封箇所および開封方向を認識することが可能である。
そして、上下のタブ4,5をねじることにより、図5に示すように、ヒートシール6の前記つなぎ部分2が切除されて、ヒートシール内部のノッチ1に達することとなる。特に、つなぎ部分2が切除されることにより、プチッという音(聴感)とともにフィルムを切除した感覚(触感)が伝わるため、パウチの開封を直感的に認識することが可能である。
そして、上方のタブ4をつまみ、開封方向へと引き裂くことにより、ノッチ1を起点にフィルムが切除され、以後、図6に示すように、切り取り線7に沿ってフィルムを容易に切除することが可能であり、パウチ上方のヒートシール部分を取り除いて、パウチ10を容易に開封することが可能である。
さらには、パウチ10の使用時において、図7に示すように、凹凸嵌合されてなるジッパ8を開封することにより、パウチ10に開口9を形成して、該開口9から内容物を取り出すことが可能である。また、再びジッパ8を閉封することで、パウチ10を密封することが可能である。
このように、本発明のパウチ10は、パウチ10の初期開封を、直感的かつ安全に行うことが可能であり、若年層から高齢層のみならず健常者から障害者に至る多くの人が安全に使用可能な、ユニバーサルデザイン性を有するパウチ10を提供することが可能である。
特に、開封起点となるノッチ1が、ヒートシールの外周部分に形成されることなく、ヒートシール部分の内部に形成されており、ノッチ1で指先を傷つけてしまう恐れがない。さらには、従来のノッチは、上方のタブをつまんだ状態で、パウチを持つと、ヒートシール外周のノッチを起点にフィルムが裂けてしまい、パウチが自然に開封してしまう恐れがあった。これに対して、本発明のパウチ10は、ヒートシール部分6からなるつなぎ部分2を介して、ノッチ1が形成されており、たとえ、上方のタブ4をつまんだ状態でパウチ10を持っても、パウチ10がノッチ1を起点に開封してしまうことがない。
以上のように、本発明のパウチ10は、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチ10であって、前記ヒートシール6の一部に切欠き等からなる開封起点1を設けたパウチにおいて、前記切欠き1は、前記ヒートシール6の外周より内部に位置し、かつ、前記切欠き1の、前記ヒートシール6の外周部分の形状が、開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状3であるから、ノッチにより指先を傷つける恐れや、ノッチから自然に開封してしまうことを好適に防止することが可能である。
特に、前記ヒートシール6の外周部分の形状が、開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状3であるから、ノッチ1を探すことなく、直感的にパウチの開封箇所を認識することが可能であり、パウチ10を容易に開封することが可能である。
よって、パウチ10の初期開封を直感的かつ安全に行うことを可能とし、若年層から高齢層のみならず、健常者から障害者に至る多くの人が、安全に使用することが可能な、ユニバーサルデザイン性を有するパウチ10を提供することが可能である。
さらには、前記切欠き1の、前記ヒートシールの外周部分の上下のタブ形状4,5が、それぞれ、円弧状のタブ形状4,5であるから、パウチの開封時に、円弧状のタブ4,5をつまみやすく、また、直感的にパウチの開封箇所を認識することが可能である。
本発明のパウチ10の好適な用途の一例としては、例えば、詰め替え用のシャンプーや洗剤、レトルト食品や飲料用の容器、さらには、紙にアルミを蒸着したシップ用の包装材など、パウチの「開封性」および「安全性」を向上することが可能な容器形態であれば、パウチ10の用途は、特に限定されるものではない。
また、前記パウチ10としては、図8に示すように、底一体スタンドパウチ(ワンピースパウチ)の底部分の左右のヒートシール6に、ポイントシール11を形成してもよく、これにより、パウチ10の自立安定性を向上することが可能である。
すなわち、前記ワンピースパウチ10は、底部分のフィルムが、断面視でW形状に折り込まれており(図中、底部点線部分)、内側のフィルムが開放することで、図9に示すように、パウチの底部分を形成する構成である。しかしながら、底部分の左右のヒートシール6は、4枚のフィルムをヒートシールする必要がある。
そこで、内側の2枚のフィルムに切欠き11を形成してヒートシール(ポイントシール11)を施すことで、外側の2枚のフィルムを直接貼り合わせることが可能であり、特に、底部分が開く際の基端部分が、強固にヒートシールされることとなり、パウチ10の自立安定性を向上することが可能である。よって、パウチの内容物が、液体等の比較的重量の重い内容物であっても、パウチを安定して自立させることが可能である。
さらに、前記パウチ10としては、上記スタンドパウチパウチの底面が、前面と背面と一体のフィルムからなる底一体スタンドパウチに限らず、図10(a)に示すように、ピロータイプのパウチであってもよく、背貼り部分を有するパウチであってもよい。
また、図10(b)に示すように、スタンドパウチの底面は、従来より用いられる底形状50であってもよく、左右に折り込み部分を有するガゼットタイプのスタンドパウチであってもよい。何れにせよ、フィルムの外周をシールしてなるパウチ10であればよく、パウチの形態や、開封箇所の形成箇所は、特に限定されるものではない。さらには、前記開封箇所としての円弧状のタブ4,5は、左右何れか一方にのみ形成してもよく、前記切り取り線7や前記ジッパ8は、使用形態に合わせて適宜形成すればよい。
また、前記湾曲状の凸部形状3は、上記例に限らず、印刷により湾曲形状の模様を施してもよく、さらには、矢印の形状など、直感的にパウチの開封方向を認識可能な形状であれば、適宜形状を用いることが可能である。何れにせよ、つなぎ部分2を介してヒートシールの内部にノッチ1を有する構成であればよく、ノッチ1により指先を傷つける恐れや、ノッチ1から自然に開封してしまうことを好適に防止することが可能であり、さらには、従来同様に、開封箇所のヒートシール部分をつまんで、パウチ10を開封することが可能であればよい。
本発明のパウチ10に用いるフィルムは、主にプラスチックフィルムを主体とする積層フィルムが用いられ、例えば、液体を含む各種食品用パウチに用いられる、従来公知の積層フィルムを用いることが可能である。
前記積層フィルムの構成としては、充填される流動食の種類や充填後の加圧加熱殺菌時に加えられる加熱条件などによって適宜選定することができ、好適に用いられる前記積層フィルムの一例として、以下に示す構成の積層フィルムが挙げられる。
(1) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(2)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(3)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(4)PETフィルム/接着剤/一軸延伸PPフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(5)PETフィルム/接着剤/(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
上記構成において、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ONフィルムは2軸延伸ナイロンフィルム、PPフィルムはポリプロピレンフィルム、CPPフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルムはシリカまたはアルミナを蒸着した2軸延伸ナイロンフィルムを指すものである。
前記PETフィルムやONフィルムは、基材フィルムとして作用し、パウチに機械的強度のほか耐熱性、印刷適性などを付与する。また、中間層のアルミニウム箔、EVOHフィルム、(シリカまたはアルミナ蒸着層)ONフィルムは、パウチにガスバリヤー性を付与することが可能である。一軸延伸PPフィルムは、本発明のパウチ10では、その延伸方向がパウチ10を開封するための前記切り取り線7の方向と一致するように積層することにより、フィルムを切除する際、切り取り線7に沿って容易に引き裂いて開封できるようになる。
そして、最内層のCPPフィルムは、ヒートシール用のシーラント層として作用すると共に、耐熱性、低臭性に優れるので、パウチごと加圧加熱殺菌される流動食用のパウチには好ましく用いられる。尚、上述した各フィルム材と同様な作用効果を有するものであれば、前記の積層構成に限定されるものではなく、適宜変更して使用することができる。
以上のように、本発明のパウチ10は、前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチ10であって、前記ヒートシール6の一部に切欠き等からなる開封起点1を設けたパウチにおいて、前記切欠き1は、前記ヒートシール6の外周より内部に位置し、かつ、前記切欠き1の、前記ヒートシール6の外周部分の形状が、開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状3であるから、ノッチにより指先を傷つける恐れや、ノッチから自然に開封してしまうことを好適に防止することが可能である。よって、パウチ10の初期開封を直感的かつ安全に行うことを可能とし、若年層から高齢層のみならず、健常者から障害者に至る多くの人が、安全に使用することが可能な、ユニバーサルデザイン性を有するパウチ10を提供することが可能である。
本発明のパウチの一例を示す説明図である。 本発明のパウチの一例を示す説明図である。 (a)パウチの正面図である。 (b)パウチの開封箇所を示す一部拡大図である。 本発明のパウチの一例を示す説明図である。 (a)パウチを示す説明図である。 (b)パウチの開封箇所を示す一部拡大説明図である。 パウチの初期開封時を示す説明図である。 パウチの初期開封時を示す説明図である。 パウチの初期開封時を示す説明図である。 開封後のパウチを示す説明図である。 本発明のパウチの一例を示す説明図である。 本発明のパウチの一例を示す説明図である。 本発明のパウチの一例を示す説明図である。 (a)ピローパウチの一例を示す図である。 (b)スタンドパウチの一例を示す図である。
符号の説明
1 切欠き(ノッチ)
2 つなぎ部分(ヒートシール部分)
3 湾曲状の凸部(開封箇所)
4 タブ(上方のタブ)
5 タブ(下方のタブ)
6 ヒートシール
7 切り取り線
8 ジッパ
9 開口
10 パウチ(包装体)
11 ポイントシール

Claims (3)

  1. 前後フィルムの周囲をヒートシールしてなるパウチであって、
    前記ヒートシールの一部に切欠き等からなる開封起点を設けたパウチにおいて、
    前記切欠きは、前記ヒートシールの外周より内部に位置し、かつ、
    前記切欠きの、前記ヒートシールの外周部分の形状が、
    開封方向へと湾曲状の凸部からなる、開封箇所を容易に認識可能な形状であることを特徴とする、パウチ。
  2. 前記切欠きの、前記ヒートシールの外周部分の上下のタブ形状が、
    それぞれ、円弧状のタブ形状であることを特徴とする、請求項1記載のパウチ。
  3. 前記パウチは、該パウチの底部分が、自立可能な底一体型ワンピースパウチであって、前記底部分の左右のヒートシールに、ポイントシールを形成したことを特徴とする、請求項1乃至2記載のパウチ。
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