JP2009275528A - Shaft coupling and pump device having the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、立軸ポンプにおける軸伝動部等のように、軸に引張力が作用しながらトルク伝達させるに好適な軸継手及びこれを備えるポンプ装置に関するものである。 The present invention relates to a shaft coupling suitable for transmitting torque while a tensile force acts on a shaft, such as a shaft transmission portion in a vertical shaft pump, and a pump apparatus including the shaft coupling.
立軸ポンプの主軸とポンプ軸とを連動連結させる軸継手(カップリング)としては、特許文献1における図1や図4において開示されたものが知られている。その従来の軸継手は、図7,8に示す構造のものとして採用されている。即ち、駆動軸である主軸31と従動軸であるポンプ軸32とが、それら両軸の軸方向での離れ移動を阻止する抜止め機構nとトルク伝達機構tとを備える軸継手Jを用いて連動連結されている。
As a shaft coupling (coupling) for interlockingly connecting a main shaft and a pump shaft of a vertical shaft pump, those disclosed in FIGS. 1 and 4 in
主軸31の軸端である軸下端部31A及びポンプ軸32の軸端である軸上端部32Aのそれぞれには、径の細いくびれ軸部31a,32aと、くびれ軸部よりも径が大きく各軸31,32よりは径が小さい軸最先端のフランジ軸部31b、32bとが形成されている。そして、くびれ軸部31a,32aに嵌合する係合筒部を両端に備え、外径が軸下端部31Aや軸上端部32Aと同径で断面形状がコ字状で、かつ、軸方向視形状がC字状を呈する一対の半割り鉤部材33,33が、互いに付き合わされて対向配置される軸下端部31A及び軸上端部32Aに嵌め合わされている。それによってポンプ軸32が主軸31からは下方に離れてしまうことを阻止する抜止め機構nが構成されている。
The shaft
そして、各軸端31A,32Aと、それらに跨って外嵌装備される円筒部材であるスリーブ34とがキー35を介して連動連結されるキー連結構造によって一体回転するトルク伝達機構tが設けられている。即ち、各軸端31A,32Aに形成されるキー溝31k、32kと、スリーブ34の内面側に形成されるキー溝34kに跨って一対のキー35,35が軸心P方向の2箇所に装備されるとともに、各キー35,35とスリーブ34とが小ネジ36を用いて相対係止固定されている。スリーブ34は、その中間肉抜き部34aの両側の内周部分により、一対の半割り鉤部材33,33の径方向の抜出しを阻止する機能も有している。
Further, a torque transmission mechanism t that rotates integrally by a key coupling structure in which the shaft ends 31A and 32A and a
上記従来の軸継手手段Jでは、図7,8に示すように、トルク伝達機構tを構成するキー連結構造を採るためにスリーブ34にキー溝34kが必要であり、そのキー溝34k部分の強度から必要なスリーブの肉厚が決められるので、スリーブの外径は大きなものとなってしまう傾向がある。そして、最小径部分となるくびれ軸部31a,32aを強度十分なものとしながら、抜止め機構nを構成する半割り鉤部材33の強度を確保するには、必然的に主軸31やポンプ軸32の軸径が太くなるものでもあった。
In the conventional shaft coupling means J, as shown in FIGS. 7 and 8, a key groove 34k is required in the
また、軸継手全体として部品点数が多く、組付け作業や部品管理並びにコストの各点でも不利なものであった。このような種々の不利は、特許文献2において開示される構造の軸継手においても同様である。
本発明の目的は、軸の抜け止め及びトルク伝達という必要な機能を備えながら、部品点数の削減によるコストダウンや小型化が図れて組付け上や管理上でも有利となるように改善された軸継手並びにそれを備えるポンプ装置を提供する点にある。 An object of the present invention is to provide an improved shaft that has the necessary functions of retaining the shaft and transmitting torque, and is advantageous in terms of assembly and management by reducing the number of parts and reducing the size. The object is to provide a joint and a pump device including the joint.
請求項1に係る発明は、駆動軸1と従動軸2との軸方向の離れ移動を阻止する抜止め機構nとトルク伝達機構tとを有して前記駆動軸1と前記従動軸2とを連動連結する軸継手において、
前記トルク伝達機構tが、前記駆動軸1と前記従動軸2とのいずれか一方の軸端1Aに形成される凹部7と、いずれか他方の軸端2Aに形成される凸部8との咬合によって構成され、前記凹部7が、対向する少なくとも一対のテーパ面7A,7Aを有する先拡がり状の凹部であり、前記凸部8が、前記一対のテーパ面7A,7Aそれぞれに当接可能な当接面8A,8Aを有する先窄まり状凸部であるとともに、前記抜止め機構nが、前記一方の軸端1Aにおける前記凹部7の反軸端側に形成される第1雄ネジ4と、前記他方の軸端2Aにおける前記凸部8の反軸端側に形成される第2雄ネジ9とに跨って、一端に前記第1雄ネジ4に外嵌螺合する第1雌ネジ15が形成され、かつ、他端に前記第2雄ネジ9に外嵌螺合する第2雌ネジ16が形成される筒状体12を螺合外嵌させて成ることを特徴とするものである。
The invention according to
The torque transmission mechanism t is engaged with a
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の軸継手において、前記一対のテーパ面7A,7Aを有する先拡がり状の凹部7により前記一方の軸端1Aが二股状に形成され、前記先窄まり状凸部8が、前記一対のテーパ面7A,7Aそれぞれに当接する一対の当接面8A,8Aをなす傾斜面とそれぞれの当接面間に形成される傾斜面8a,8aとを有する四角錐状凸部であることを特徴とするものである。
According to a second aspect of the present invention, in the shaft coupling according to the first aspect, the one
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の軸継手において、前記第1雄ネジ4と前記第2雄ネジ9とが互いに正逆反対のネジであり、それらに螺合する前記第1雌ネジ15と前記第2雌ネジ16とが互いに正逆反対のネジであることを特徴とするものである。
According to a third aspect of the present invention, in the shaft joint according to the second aspect, the first
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の軸継手において、前記各軸端1A,2Aにおける前記各雄ネジ4,9の反軸端側のそれぞれに円柱部6,11が形成され、かつ、前記筒状体12の両端部のそれぞれに前記円柱部6,11に外嵌する嵌合筒端13,13が形成され、前記筒状体12が前記第1及び前記第2雄ネジ4,9のそれぞれに螺合されて前記凹部7と凸部8とが嵌合された組付状態においては、前記各円柱部6,11と対応する前記嵌合筒端13,13とのそれぞれが密嵌合されて前記駆動軸1と前記従動軸2との軸心どうしを一致させる心出し機能が発揮可能に構成されていることを特徴とするものである。
According to a fourth aspect of the present invention, in the shaft coupling according to any one of the first to third aspects, a cylindrical portion is provided on each of the opposite ends of the
請求項5に係る発明は、ポンプ装置において、前記駆動軸1が原動機側に連動連結される主軸であり、かつ、前記従動軸2が下部に羽根車を有するポンプ軸であってポンプの軸伝動手段として請求項1〜4に記載の軸継手を備えていることを特徴とするものである。
According to a fifth aspect of the present invention, in the pump device, the
請求項1の発明によれば、駆動軸と従動軸とのいずれか一方の軸端に形成される凹部、詳しくは、対向する少なくとも一対のテーパ面を有する先拡がり状の凹部と、いずれか他方の軸端に形成される凸部、詳しくは、前記一対のテーパ面それぞれに当接可能な当接面を有する先窄まり状凸部との咬合、即ち軸どうしの直接咬合によってトルク伝達させる構成であるから、従来の軸継手では必要であった一対のキー(図7の符号35が付された部品を参照)が不要になる。そして、各軸端の外周部に形成される正逆の雄ネジと、それら各雄ネジに螺合する一対の雌ネジを備える筒状体とで成る抜止め機構により、軸どうしの引張に抗する構成であるから、従来の軸継手では必要であった一対の半割り鉤部材(図7の符号33が付された部品を参照)も不要になる。また、抜止め用のくびれ軸部やキー溝が不要な分、軸並びに筒状対の小径化が可能になって水流抵抗減少にも寄与可能になる。
According to the first aspect of the present invention, a concave portion formed at one of the shaft ends of the drive shaft and the driven shaft, specifically, a flared concave portion having at least a pair of tapered surfaces facing each other, and the other The torque is transmitted by occlusion with a convex portion formed at the shaft end of the shaft, specifically, with a tapered convex portion having a contact surface capable of contacting each of the pair of tapered surfaces, that is, by direct occlusion between the shafts. Therefore, a pair of keys (refer to the part to which the code |
その結果、軸の抜け止め及びトルク伝達という必要な機能を備えながら、部品点数の削減によるコストダウンや小型化が図れて組付け上や管理上でも有利となるように改善された軸継手を提供することができる。加えて、トルク伝達機構においては、先拡がり状の凹部と先窄まり状凸部との咬合によって形成されており、テーパ面どうしの当接によってトルク伝達させるものであるから、軸どうしの当り部分を比較的長くして面圧上で有利にできながらも、支持強度も十分取れる合理的な構成とすることができる。 As a result, while providing the necessary functions of preventing shaft disengagement and torque transmission, we offer improved shaft couplings that are advantageous in terms of assembly and management by reducing costs and reducing size by reducing the number of parts. can do. In addition, in the torque transmission mechanism, it is formed by the engagement of the flared concave portion and the tapered convex portion, and the torque is transmitted by the contact between the tapered surfaces. It is possible to obtain a rational configuration in which the support strength can be sufficiently obtained while the length can be made relatively long and advantageous in terms of surface pressure.
請求項2の発明によれば、詳しくは実施形態の項にて説明するが、テーパ面どうしの当接によるトルク伝達時における二股状凹部と先窄まり状凸部との接触状況を、点当りよりも接触面積の広い線当りとすることが可能になり、凹部と凸部との当接部に変形等の損傷が生じ難く、耐久性が改善される軸継手を提供することができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、抜止め機構においては、筒状体を正逆の何れか一方に回せば各軸端どうしが接近し、何れか他方に回せば各軸端どうしが遠ざかるように機能(ターンバックル的な機能)するものとなり、軸端どうしの連結操作や凹部と凸部とを咬合させる操作が簡単で便利に行えるものとなる。この場合、凹部と凸部の咬合常態は、各軸が互いに軸方向で近付く方向に押圧されればされるほどガタツキなく有効なトルク伝達ができるものとなるが、抜止め機構を機能させるべく筒状体の締込みによって凹部と凸部とも相対接近されるという好ましい作用が生じることとなり、抜止め機構を機能させることによってトルク伝達機構の有効化が促進されるという相乗効果が生じる利点もある。
According to the invention of
請求項4の発明によれば、筒状体と各軸端との螺合部の反軸端側に形成したインロー軸部とインロー内周面との嵌合、即ちインロー部により、一対の軸どうしの軸心をより正確に合致させることが可能になる。また、そのための別部品が不要であり、部品点数の増加を招くことなく芯出し機能が追加できる利点がある。
According to the invention of
請求項5の発明によれば、小型化が図れて組付けや管理上有利な軸継手を用いて、軸にスラスト力が作用しながらトルク伝達されるポンプ装置を提供することができる。 According to the fifth aspect of the present invention, it is possible to provide a pump device in which torque can be transmitted while a thrust force is applied to the shaft by using a shaft coupling that is compact and advantageous in terms of assembly and management.
以下に、本発明による軸継手及びこれを備えるポンプ装置の実施の形態を、立軸ポンプに適用した場合について図面を参照しながら説明する。図1は軸継手の構造を示す一部切欠きの断面図、図2,3はそれぞれ凹部と凸部を示す底面図と平面図、図4は主軸及びポンプ軸の各軸端形状を示す分解斜視図、図5は主軸の軸下端部とポンプ軸の軸上端部の応力線図、図6は実施例2の軸継手における各軸端部のミーゼスの応力の線図、図7,8は従来の軸継手の構造を示す要部の断面図、及び要部の断面図である。 Hereinafter, embodiments of a shaft coupling according to the present invention and a pump device including the same will be described with reference to the drawings when applied to a vertical shaft pump. FIG. 1 is a partially cutaway sectional view showing the structure of a shaft coupling, FIGS. 2 and 3 are bottom and plan views showing recesses and projections, respectively, and FIG. 4 is an exploded view showing shaft end shapes of the main shaft and pump shaft. FIG. 5 is a stress diagram of the lower end of the main shaft and the upper end of the shaft of the pump shaft, FIG. 6 is a Mises stress diagram of each shaft end in the shaft coupling of Example 2, and FIGS. It is sectional drawing of the principal part which shows the structure of the conventional shaft coupling, and sectional drawing of the principal part.
〔実施例1〕
実施例1による軸継手Aは、図1に示すように、排水設備等に用いられる立軸ポンプ(ポンプ装置の一例)におけるモータ側の主軸(駆動軸の一例)1と、下端に羽根車を有するポンプ軸(従動軸の一例)2とを連動連結するものであり、各軸端1A,2A及びスリーブ12とにより、それら両軸1,2どうしの軸方向での離れ移動を阻止する抜止め機構nとトルク伝達機構tとを有して構成されている。
[Example 1]
As shown in FIG. 1, the shaft coupling A according to the first embodiment includes a motor-side main shaft (an example of a drive shaft) 1 and an impeller at a lower end in a vertical shaft pump (an example of a pump device) used in a drainage facility or the like. A pump shaft (an example of a driven shaft) 2 is interlockedly connected to each other, and a retaining mechanism that prevents the
主軸1の軸端である軸下端部1Aは、軸下端から上に向って、凹部7を有する軸端部3、右雄ネジ部4、くびれ軸部5、インロー軸部6がこの順で形成されることで構成されている。ポンプ軸2の軸上端部2Aは、軸上端から下に向って、凸部8、左雄ネジ部9、くびれ軸部10、インロー軸部11がこの順で形成されることで構成されている。スリーブ12は、両端のインロー内周面13,13、軸方向中央の逃がし大径部14、右雄ネジ部4に螺合する右雌ネジ部15、左雄ネジ部9に螺合する左雌ネジ部16を有する筒状体に形成されている。
A shaft
凹部7は、図1,2,4に示すように、右雄ネジ部4よりやや小径とされた軸端部3において、軸心Pと45度の角度を為し、90度の挟角を有する一対のテーパ面7A,7Aを備えた先拡がり状の凹部であり、軸端部3は二股状に形成されている。両テーパ面7A,7Aどうしは滑らかな凹曲面7aを介して連続されており、各テーパ面7A,7Aの先端は尖らないようにカットされた面取り面7b,7bに形成されている。
As shown in FIGS. 1, 2, and 4, the
凸部8は、図1,3,4に示すように、互いに同じ四つのテーパ面8A,8a,8A,8aを有する四角錐状の凸部に形成されている。これら傾斜面8A,8a,8A,8aのうち、互いに対向配置される一対の二組、即ち、8A,8A及び8a,8aは、それぞれテーパ面7A,7Aに面当接可能に構成されている。そしてこの実施例では、凸部8は、先窄まり状凸部であって、一対の当接面8A,8Aをなす傾斜面とそれぞれの傾斜面間に形成される傾斜面8aとを有する四角錐状凸部に形成されている。尚、軸端には尖らないようにカットされた頂面17が形成されている。
As shown in FIGS. 1, 3 and 4, the
つまり、トルク伝達機構tは、主軸1の軸端である軸下端部1Aに形成される凹部7と、ポンプ軸2の軸端である軸上端部2Aに形成される凸部8との咬合によって構成されている。そして、抜止め機構nは、軸下端部1Aにおける凹部7の反軸端側に形成される右雄ネジ部(第1雄ネジの一例)4と、軸上端部2Aにおける凸部8の反軸端側に形成される左雄ネジ部(第2雄ネジの一例)9とに跨って、一端に右雄ネジ部4に外嵌螺合する右雌ネジ部(第1雌ネジの一例)15が形成され、かつ、他端に左雄ネジ部9に外嵌螺合する左雌ネジ部(第2雌ネジの一例)16が形成されるスリーブ12を螺合外嵌させるように構成されている。
That is, the torque transmission mechanism t is formed by occlusion between the
軸継手Aを組付けるには、主軸1の軸下端部1Aと、ポンプ軸2の軸上端部2Aとを、軸心P回りで凹部7と凸部8とが丁度嵌合する位置関係に相対回動し、かつ、スリーブ12が介装される程度に離間させて状態に配置する。それから、各軸端1A,2A間にスリーブ12を順次螺合させてからスリーブ12を回し操作して締込めば良い。また、各軸端1A,2Aのそれぞれに、凹部7と凸部8とが咬合する相対位置を示すマーキング(ポンチマークやペイント塗布等)を施しておけば、スリーブ12による両軸端1A,2Aの締込み操作途中において、主軸1とポンプ軸2との相対角度姿勢を凹部7と凸部8とが咬合する回動位置関係に合せることが可能であり、前述の組付け手段には限られない。
In order to assemble the shaft coupling A, the shaft
図1に示すように、スリーブ12を回して主軸1とポンプ軸2とを両軸の間に隙間が無いように締込んだ組付状態では、トルク伝達されるように凹部7と凸部8とが密着嵌合するとともに、主軸1とポンプ軸2との双方に螺合するスリーブ12によってそれら両軸1,2が互いに軸心P方向に遠ざかろうとすることが阻止されている。加えて、各インロー軸部6,11と対応するインロー内周面13,13とが精密に嵌合されることにより、主軸1の軸心とポンプ軸2の軸心とを一致させて単一の軸心Pとする芯出し作用が発揮されるようにもなっている。
As shown in FIG. 1, in the assembled state in which the
尚、図示は省略するが、主軸1のインロー軸部6の上側や、ポンプ軸2のインロー軸部11の下側にロックナットを螺装できるようにネジ部を形成しておき、ロックナットをスリーブ12の端に締付けることにより、スリーブ12による両軸1,2の組付け状態をより各自に維持可能なロックナット付の軸継手Aに構成しても良い。
Although illustration is omitted, a screw portion is formed on the upper side of the
凹部7と凸部8とが咬合してのトルク伝達状態は、図5に示すように、一方の当接面8Aにおける回転方向で下手側の傾斜面8aとの境の稜線18と一方のテーパ面7Aとが接触し、かつ、他方の当接面8Aにおける回転方向で下手側の傾斜面8aとの境の稜線18と他方のテーパ面7Aとが接触する、という一対の線接触状態になっている。この線当りとなる状況は、図5に示すように、コンピュータ解析によるミーゼスの応力の線図からも裏付けされている。
As shown in FIG. 5, the torque transmission state when the
解析線図の比較例として、実施例2による形状の凹部7と凸部8とによるものを図6に示す。傾斜面8a,8aを持たず、一対の当接面8A,8Aのみ有する側面視で三角形を呈する形状(マイナスドライバーの先端のような形状)の凸部8と、図5等に示す前記凹部7との咬合による場合には、実施例1よりも凸部の加工工数が少なくて済むという利点がある。しかし、図6に示すように、コンピュータ解析では点接触に近いような接触状況になっていることが理解できる。つまり、一見トルク伝達がされ難いように見える四角錐状の凸部8(実施例1)を用いる方が線接触によって有効にトルク伝達でき、より有利となる手段であることが分る。
As a comparative example of the analysis diagram, FIG. 6 shows a result of the
実施例1による軸継手Aによれば、周方向の溝が必要となる従来技術に比べて、軸径を細くすることができるとともに、キー連結構造を正逆のネジ連結構造としたのでスリーブの径も細くすることができる。凸部8においては、一対の当接面8Aと一対の傾斜面8aとが軸心Pに45度傾斜する互いに同一面に形成されており、加工し易い。従来のキー連結構造のものに比べて加工精度を要する箇所が減り、コストダウンや品質向上が図れる利点もある。
According to the shaft coupling A according to the first embodiment, the shaft diameter can be reduced compared to the prior art that requires a circumferential groove, and the key coupling structure is a forward / reverse screw coupling structure. The diameter can also be reduced. In the
〔別実施例〕
トルク伝達機構tを構成する凹部7と凸部8は、図6に示すように、先拡がり状の凹部7と三角凸部7とが咬合する構成でも良い。そして、傾斜面と軸心Pとが為す角度は45度に限定されるものではなく、その角度が傾斜面ごとに異なるように形成してもよい。また、図示は省略するが、軸方向に凹む断面四角形状の凹部と、軸方向に延びる四角錐形状の凸部との咬合によるトルク伝達機構でも良く、種々の変更が可能である。また、スリーブ12の外周部に、スパナ等の締込み工具の適用を可能とする二面幅部や六角部を形成しておいても良い。
[Another Example]
As shown in FIG. 6, the
1 駆動軸
1A 一方の軸端
2 従動軸
2A 他方の軸端
6 円柱部
7 凹部
7A テーパ面
8 凸部
8A 当接面
8a 傾斜面
9 第2雄ネジ
11 円柱部
12 筒状体
13 嵌合筒端
15 第1雌ネジ
16 第2雌ネジ
n 抜止め機構
t トルク伝達機構
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記トルク伝達機構が、前記駆動軸と前記従動軸とのいずれか一方の軸端に形成される凹部と、いずれか他方の軸端に形成される凸部との咬合によって構成され、前記凹部が、対向する少なくとも一対のテーパ面を有する先拡がり状の凹部であり、前記凸部が、前記一対のテーパ面それぞれに当接可能な当接面を有する先窄まり状凸部であるとともに、前記抜止め機構が、前記一方の軸端における前記凹部の反軸端側に形成される第1雄ネジと、前記他方の軸端における前記凸部の反軸端側に形成される第2雄ネジとに跨って、一端に前記第1雄ネジに外嵌螺合する第1雌ネジが形成され、かつ、他端に前記第2雄ネジに外嵌螺合する第2雌ネジが形成される筒状体を螺合外嵌させて成る軸継手。 A shaft coupling that interlocks the drive shaft and the driven shaft with a retaining mechanism and a torque transmission mechanism that prevent the drive shaft and the driven shaft from moving apart in the axial direction;
The torque transmission mechanism is configured by occlusion of a concave portion formed at one of the shaft ends of the drive shaft and the driven shaft and a convex portion formed at the other shaft end, and the concave portion A concavity that has at least a pair of tapered surfaces facing each other, and the convex portion is a tapered convex portion having a contact surface that can contact each of the pair of tapered surfaces, and A retaining mechanism includes a first male screw formed on the opposite shaft end side of the concave portion at the one shaft end and a second male screw formed on the opposite shaft end side of the convex portion at the other shaft end. A first female screw that is externally screwed to the first male screw is formed at one end, and a second female screw that is externally screwed to the second male screw is formed at the other end. A shaft coupling formed by screwing a cylindrical body.
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