JP2009125751A - マグネシウム合金圧延材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を展開し、高速にかつ高精度に目標温度にまで加熱し、前記コイル材を加熱した直後に、連続的に圧延することによって、効率よくマグネシウム合金圧延材を製造する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を連続的に引き出して圧延する方法において、引き出された前記マグネシウム合金板材1に、高速加熱装置2に備えられた赤外線ランプ20a〜20eおよび21a〜21eを用いて近赤外線を照射することにより前記マグネシウム合金板材1を昇温加熱する昇温工程と、前記昇温加熱後の前記マグネシウム合金板材1を圧延する圧延工程とを連続的に行うことを特徴とするマグネシウム合金圧延材11の製造方法を用いることにより、上記課題を解決できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、マグネシウム合金圧延材を製造する方法に関するものである。特に、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を加熱した後に、連続的に圧延を行ってマグネシウム合金圧延材を製造する方法に関するものである。
マグネシウム合金は、常温での塑性加工性が劣っているのはすべり系が少ないことに起因している。マグネシウム合金の結晶構造は最密六方晶で、常温での塑性加工においては、主に底面すべりしか塑性変形に寄与しない。そのため、塑性加工の際の変形能が低く、加工割れが発生しやすい。
そのため、マグネシウム合金を圧延加工する際には、加熱して圧延を行う方法が採用されてきた。圧延には、材料を例えば300℃以上に加熱して行なう熱間圧延方法と、材料を200〜250℃程度に加熱して行なう温間圧延方法に区別され、圧延時の材料温度が高くなるにつれて、底面以外の非底面が活動をはじめ、その変形能は大きくなる。たとえば、特許文献1には、熱間圧延と温間圧延を繰り返し、マグネシウム合金を圧延加工する方法が開示されている。また、特許文献2には、プレス成形の際、問題となる粗大な結晶粒組織を除去するとともに、コストパーフォーマンスの優れたものとする方法として、均質化熱処理による前処理を行った後に、前記熱間圧延もしくは温間圧延を行う手法が開示されている。
前記熱間圧延方法もしくは温間圧延方法においては、密閉式の加熱装置の中にコイル状に巻かれたマグネシウム合金を導入して、加熱および圧延を行っている。密閉式の加熱装置として、たとえば、コイラーファーネスのように、コイラー部分を部屋で覆い、その中を熱風で加熱したり、その部屋自体を抵抗加熱式の電気炉などとしたものが、実際のマグネシウム合金の圧延に使用されている。このような密閉式の加熱装置は、温度制御が容易ではあるものの、圧延材料の他に巻き出し機自体も加熱される構成であるため、装置加熱による熱ロス分が大きく、加熱の効率は悪い。そのため、高速加熱性にも劣る。また、巻き出し機自体の熱膨張が原因で、圧延時に付加する張力が不安定になるといった問題も発生する。
更に、上記における加熱では、材料を長時間にわたり高温域に保持するために、繰り返し圧延を行なう中で、材料に蓄積されたひずみの影響により、加熱時の粒成長で結晶粒が粗大化し、そのことで材料の強度が低下し、目標とする強度が得られないなどの問題を生じるとともに、同一コイル内で、コイル外周部と内周部との結晶粒サイズのバラツキが大きくなるなどといった問題が発生する。そのため、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を加熱し圧延する方法として、上記のような密閉式の加熱装置を使用することは、実用上、問題点が多い。
特開平6−293944号公報
特開2006−144043号公報
従って、理想的には、コイルの圧延直前に部分的に随時材料を加熱するインラインによる加熱方法が好ましいと考えられるが、その場合、材料を高速で高温にまで加熱する必要がある。一般に、金属材料の高速加熱方法として、高周波誘導加熱が知られている。しかしながら、高周波誘導加熱法の場合には、材料の板幅方向で磁束密度の高い部分と低い部分ができ、高い部分では材料が加熱されやすい。その結果、磁束の密度に依存して材料温度に差を生じやすいため、材料を均一に高温まで加熱することは困難である。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を展開し、高速にかつ高精度に目標温度にまで加熱し、前記コイル材を加熱した直後に、連続的に圧延することによって、効率よくマグネシウム合金圧延材を製造する方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。すなわち、
本発明のマグネシウム合金圧延材の製造方法は、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を連続的に引き出して圧延する方法において、引き出された前記マグネシウム合金板材に、高速加熱装置に備えられた赤外線ランプを用いて近赤外線を照射することにより前記マグネシウム合金板材を昇温加熱する昇温工程と、前記昇温加熱後の前記マグネシウム合金板材を圧延する圧延工程とを連続的に行うことを特徴とする。
本発明のマグネシウム合金圧延材の製造方法は、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を連続的に引き出して圧延する方法において、引き出された前記マグネシウム合金板材に、高速加熱装置に備えられた赤外線ランプを用いて近赤外線を照射することにより前記マグネシウム合金板材を昇温加熱する昇温工程と、前記昇温加熱後の前記マグネシウム合金板材を圧延する圧延工程とを連続的に行うことを特徴とする。
本発明のマグネシウム合金圧延材の製造方法は、前記昇温工程において、前記赤外線ランプが前記マグネシウム合金板材の表面側と裏面側に少なくとも1つずつ配置され、前記マグネシウム合金板材の両面に近赤外線が照射されて昇温加熱されることが好ましい。
本発明のマグネシウム合金圧延材の製造方法は、前記昇温工程において、前記高速加熱装置の下流側に隣接して温度計が設けられ、前記温度計によって計測された前記マグネシウム合金板材の材料温度から、前記赤外線ランプの出力を調整して材料温度を目標温度の±25℃以内とするフィードバック機構を備えることが好ましい。
本発明のマグネシウム合金圧延材の製造方法は、前記圧延工程において、圧延ロールの表面温度を室温から350℃の温度とすることが好ましい。
上記の構成によれば、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を展開し、高速にかつ高精度に目標温度にまで加熱し、前記コイル材を加熱した直後に、連続的に圧延することによって、効率よくマグネシウム合金圧延材を製造する方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法について説明する。
図1は、マグネシウム合金圧延材11の製造装置の一例を示す概略図であり、製造装置10は、同一ライン上に連続的に設置された巻き出し機4、高速加熱装置2、圧延機3、巻き取り機5とから構成されている。
図1は、マグネシウム合金圧延材11の製造装置の一例を示す概略図であり、製造装置10は、同一ライン上に連続的に設置された巻き出し機4、高速加熱装置2、圧延機3、巻き取り機5とから構成されている。
高速加熱装置2は、赤外線ランプ20a〜20eと赤外線ランプ21a〜21eを備えている。赤外線ランプ20a〜20eと赤外線ランプ21a〜21eとしては、たとえば、ハロゲンランプなどを用いることができる。
赤外線ランプ20a〜20eはマグネシウム合金板材1の引き出された部分1cの表面側1aに配置されており、赤外線ランプ21a〜21eは裏面側1bに配置されている。また、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eは略円柱状のランプであって、その軸方向が圧延方向に垂直となるように配置されており、かつ、マグネシウム合金板材1から一定の距離だけ離されて配置されている。
赤外線ランプ20a〜20eはマグネシウム合金板材1の引き出された部分1cの表面側1aに配置されており、赤外線ランプ21a〜21eは裏面側1bに配置されている。また、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eは略円柱状のランプであって、その軸方向が圧延方向に垂直となるように配置されており、かつ、マグネシウム合金板材1から一定の距離だけ離されて配置されている。
さらに、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eはコントローラー25に接続されており、コントローラー25は高速加熱装置2の下流側2bに隣接して設置された温度計18と接続されている。そのため、温度計18で測定されるマグネシウム合金板材1の表面温度に従って、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eの出力を調整できる構成となっている。
マグネシウム合金圧延材11を製造する際には、まず、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を、前記製造装置10の巻き出し機4にセットする。その後、圧延機3で設定した圧延速度でラインを動かすことにより、前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1から一端を引き出し、前記一端がライン上を水平に進むことにより、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1が展開されていく。引き出された部分1cは、高速加熱装置2による昇温工程、および圧延機3による圧延工程により連続的に処理され、最終的に、巻き取り機5においてコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材11として巻き取られる。
高速加熱装置2において、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eは近赤外線を照射して、マグネシウム合金板材1の材料温度を目標温度まで昇温加熱することが出来る。近赤外線加熱方式は、赤外線ランプからの近赤外線を利用して、その輻射熱により昇温加熱を行うものであり、高速に加熱を行うことができる。
目標温度は、圧延機3における圧延に最適なマグネシウム合金板材1の材料温度とすることが好ましい。そのような温度でマグネシウム合金板材1を圧延機3にかけることにより、マグネシウム合金板材1の圧延条件を最適にすることができるためである。そのため、この材料温度は、圧延機3の直前のマグネシウム合金板材1の材料温度とすることが好ましく、その温度は、高速加熱装置2の下流側2bに隣接して配置された温度計18により測定することができる。
前記目標温度は、80〜380℃の温度範囲内とするのが好ましい。昇温可能な最高温度はライン速度に依存し、ライン速度が遅ければどこまでも昇温可能であるものの、マグネシウム合金板材1は高温にさらされると、溶融・発火の危険性があるため、安全面を考慮して最高加熱温度は380℃とすることが好ましい。
高速加熱装置2の下流側2bに設けられた温度計18により380℃を超える温度が測定された場合には、異常事態であるとみなし、すぐさま赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eの出力を停止することができる機能を設けることがよい。また、圧延機3の回転ロールが停止した場合にも、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eの出力が自動に停止されるシステムとなっていることがよい。
高速加熱装置2の下流側2bに設けられた温度計18により380℃を超える温度が測定された場合には、異常事態であるとみなし、すぐさま赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eの出力を停止することができる機能を設けることがよい。また、圧延機3の回転ロールが停止した場合にも、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eの出力が自動に停止されるシステムとなっていることがよい。
高速加熱装置2においては、マグネシウム合金板材1の引き出された部分1cの表面側1aに赤外線ランプ20a〜20eが配置され、裏面側1bに赤外線ランプ21a〜21eが配置されている。
マグネシウム合金板材1の両面側に赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eが配置されることにより、ライン搬送の際に、表面側1aあるいは裏面側1bのどちらかの側に偏って通板されたとしても、両面側から加熱されるので、片面がより熱せられても、もう片面がそれほど熱せられないので、全体として材料温度を目標温度に近づけることができる。
片面側のみに赤外線ランプ20a〜20eあるいは赤外線ランプ21a〜21eを配置した場合には、表面側1aあるいは裏面側1bのどちらかの側に偏って通板されると、片面側のみがより熱せられ、もう片面側がそれほど熱せられないので、全体として材料温度を目標温度に近づけることができず、好ましくない。特に、材料温度を目標温度の±25℃以内とすることが困難となる。
マグネシウム合金板材1の両面側に赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eが配置されることにより、ライン搬送の際に、表面側1aあるいは裏面側1bのどちらかの側に偏って通板されたとしても、両面側から加熱されるので、片面がより熱せられても、もう片面がそれほど熱せられないので、全体として材料温度を目標温度に近づけることができる。
片面側のみに赤外線ランプ20a〜20eあるいは赤外線ランプ21a〜21eを配置した場合には、表面側1aあるいは裏面側1bのどちらかの側に偏って通板されると、片面側のみがより熱せられ、もう片面側がそれほど熱せられないので、全体として材料温度を目標温度に近づけることができず、好ましくない。特に、材料温度を目標温度の±25℃以内とすることが困難となる。
赤外線ランプ20a〜20eあるいは赤外線ランプ21a〜21eがマグネシウム合金板材1の表面側1aと裏面側1bに少なくとも1つずつ配置されていることが好ましい。赤外線ランプ20a〜20eあるいは赤外線ランプ21a〜21eがマグネシウム合金板材1の表面側と裏面側に少なくとも1つずつ配置されていれば、両面側から加熱を行うことができるためである。図1において、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eは、マグネシウム合金板材1の引き出された部分1cの表面側1aと裏面側1bにそれぞれ5つずつ備えられているが、赤外線ランプの数はこれに限定されない。
このように、引き出されたマグネシウム合金板材1に、高速加熱装置2に備えられた赤外線ランプ20a〜20eおよび21a〜21eを用いて近赤外線を照射することによりマグネシウム合金板材1を昇温加熱する昇温工程と、昇温加熱後のマグネシウム合金板材1を圧延する圧延工程とを連続的に行う構成なので、最適な材料温度にして圧延工程を行うことができるので、マグネシウム合金圧延材11の製造効率を向上させることができる。
図2は、表面側1aの赤外線ランプの配置の組み合わせの一例を示す平面図であって、図2(a)は赤外線ランプの軸方向mを圧延方向fに垂直に配置した例であり、図2(b)は赤外線ランプの軸方向mを圧延方向fに平行に配置した例であり、図2(c)は赤外線ランプの軸方向m、nを圧延方向fに対し垂直および平行に配置した例である。
図2(a)に示すように、赤外線ランプ20a〜20eの軸方向mを圧延方向fに垂直に配置してもよい。
この場合、まず、マグネシウム合金板材1の引き出された部分1cが赤外線ランプ20aによりほぼ均一に昇温される。次に、この部分1cは、赤外線ランプ20b〜20eの順番に昇温されていく。赤外線ランプ20b〜20eの出力を調整することにより、高速加熱装置2の下流側2bで、マグネシウム合金板材1の材料温度をほぼ目標温度とすることができる。
この場合、まず、マグネシウム合金板材1の引き出された部分1cが赤外線ランプ20aによりほぼ均一に昇温される。次に、この部分1cは、赤外線ランプ20b〜20eの順番に昇温されていく。赤外線ランプ20b〜20eの出力を調整することにより、高速加熱装置2の下流側2bで、マグネシウム合金板材1の材料温度をほぼ目標温度とすることができる。
また、図2(b)に示すように、赤外線ランプ20a〜20eの軸方向mを圧延方向fに平行に配置してもよい。
図2(a)の場合と同様に、赤外線ランプ20a〜20eの出力をそれぞれ調整することにより、マグネシウム合金板材1の引き出された部分1cの加熱を均一に行うことができ、高速加熱装置2の下流側2bでは、マグネシウム合金板材1の材料温度をほぼ目標温度とすることができる。
図2(a)の場合と同様に、赤外線ランプ20a〜20eの出力をそれぞれ調整することにより、マグネシウム合金板材1の引き出された部分1cの加熱を均一に行うことができ、高速加熱装置2の下流側2bでは、マグネシウム合金板材1の材料温度をほぼ目標温度とすることができる。
さらにまた、図2(c)に示すように、赤外線ランプ20a〜20gの数を7つにして、軸方向m、nを圧延方向fに対し垂直および平行に配置してもよい。
図2(a)の場合と同様に、赤外線ランプ20a〜20gの出力をそれぞれ調整することにより、マグネシウム合金板材1の引き出された部分1cの加熱を均一に行うことができ、高速加熱装置2の下流側2bでは、マグネシウム合金板材1の材料温度をほぼ目標温度とすることができる。
図2(a)の場合と同様に、赤外線ランプ20a〜20gの出力をそれぞれ調整することにより、マグネシウム合金板材1の引き出された部分1cの加熱を均一に行うことができ、高速加熱装置2の下流側2bでは、マグネシウム合金板材1の材料温度をほぼ目標温度とすることができる。
温度計18は、高速加熱装置2の下流側2bに隣接して配置することが好ましい。
コントローラー25は、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eの出力を調整して、材料温度を目標温度の±25℃以内とすることができるフィードバック機構を有する。温度計18を下流側2bに隣接して配置することによって、圧延機3の直前の材料温度を測定することができ、圧延に最適な目標温度と実際に圧延される材料温度とのズレを小さくするように制御することができる。
温度計18としては、たとえば、接触式の熱電対あるいは赤外線感知による非接触式温度計などを用いることができる。
コントローラー25は、赤外線ランプ20a〜20eおよび赤外線ランプ21a〜21eの出力を調整して、材料温度を目標温度の±25℃以内とすることができるフィードバック機構を有する。温度計18を下流側2bに隣接して配置することによって、圧延機3の直前の材料温度を測定することができ、圧延に最適な目標温度と実際に圧延される材料温度とのズレを小さくするように制御することができる。
温度計18としては、たとえば、接触式の熱電対あるいは赤外線感知による非接触式温度計などを用いることができる。
圧延機3は、加熱タイプの2台のロール(双ロール)を有し、前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1から引き出された部分1cの両面を等しく圧延する。このとき、前記圧延機3の圧延ロールの表面温度は、室温〜350℃の条件とすることが好ましい。
圧延材料の肉厚1mm以上の場合、圧延ロールによる抜熱の影響は小さく、圧延ロールを特に加熱する必要はない。しかし、圧延材料の肉厚が1mm未満の場合には圧延時の圧延ロールによる抜熱の影響が大きく、材料がたやすく冷まされる。その結果、圧延材料は目標温度よりも低い温度で圧延されることとなり、材料の変形能が低下して割れが発生する可能性が高くなる。この抜熱の影響を低減するために、圧延ロールを加熱する必要がある。また、マグネシウム合金は難加工材で圧下を大きくとれない。圧下率を高くするには、材料温度は高い方が良く、そのために、圧延ロールを加熱する方法が有効となる。しかし、先に記載した安全性の問題を考慮して、その上限を350℃とした。このように、圧延ロールの表面温度を室温〜350℃とすることによって、板厚に応じて、安定した圧延を得ることができる。
圧延材料の肉厚1mm以上の場合、圧延ロールによる抜熱の影響は小さく、圧延ロールを特に加熱する必要はない。しかし、圧延材料の肉厚が1mm未満の場合には圧延時の圧延ロールによる抜熱の影響が大きく、材料がたやすく冷まされる。その結果、圧延材料は目標温度よりも低い温度で圧延されることとなり、材料の変形能が低下して割れが発生する可能性が高くなる。この抜熱の影響を低減するために、圧延ロールを加熱する必要がある。また、マグネシウム合金は難加工材で圧下を大きくとれない。圧下率を高くするには、材料温度は高い方が良く、そのために、圧延ロールを加熱する方法が有効となる。しかし、先に記載した安全性の問題を考慮して、その上限を350℃とした。このように、圧延ロールの表面温度を室温〜350℃とすることによって、板厚に応じて、安定した圧延を得ることができる。
マグネシウム合金圧延材11を構成するマグネシウム合金は、コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1に用いたマグネシウム合金と等しく、化学組成は特に限定されず、Mgを50質量%以上含有するものであれば良い。
なお、前記マグネシウム合金は、一般にその比熱が他の材料に比べて小さく、熱しやすく冷めやすいといった特性を有する。このような特性は、本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法のように、短時間で加熱し、連続的に圧延する方法に好適である。たとえば、一般的な展伸材であるAZ31は、その比熱が180J/(cm3・K)である。
なお、前記マグネシウム合金は、一般にその比熱が他の材料に比べて小さく、熱しやすく冷めやすいといった特性を有する。このような特性は、本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法のように、短時間で加熱し、連続的に圧延する方法に好適である。たとえば、一般的な展伸材であるAZ31は、その比熱が180J/(cm3・K)である。
なお、一般的なマグネシウム合金からなる板材の製造工程は、連続鋳造圧延工程S1、均質化熱処理工程S2、熱間圧延工程S3、均質化熱処理工程S4、温間圧延工程S5などを有する。
本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法は、前記マグネシウム合金板材の製造工程のうち、たとえば、熱間圧延工程S3もしくは温間圧延工程S5において用いられる。
本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法は、前記マグネシウム合金板材の製造工程のうち、たとえば、熱間圧延工程S3もしくは温間圧延工程S5において用いられる。
[熱間圧延工程S3]
熱間圧延工程S3は、圧延処理温度を300℃以上で、所定の厚さのコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を目的の厚さのマグネシウム合金圧延材11に加工するための工程である。本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法を、この熱間圧延工程S3において用いる。
具体的には、均質化熱処理工程S2を終えた所定の厚さのコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を巻き出し機にセットする。前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1から、前記マグネシウム合金板材1の一端を引き出し、前記マグネシウム合金板材1のコイル部分を展開する。前記マグネシウムの合金板材1の引き出された部分(引き出し部1c)は、巻き取り機5側にライン上を移動される。
前記引き出し部1cは、まず、高速加熱装置2で、目標温度300〜350℃、温度ばらつき範囲が±25℃以内の条件で、昇温加熱される。次に、圧延機3で、圧延速度1〜20m/min、圧延ロールの表面温度を室温から350℃の条件で圧延し、最終的に、巻き取り機5で巻き取られ、板厚1.5〜4.5mmのコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材11とされる。
熱間圧延工程S3は、圧延処理温度を300℃以上で、所定の厚さのコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を目的の厚さのマグネシウム合金圧延材11に加工するための工程である。本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法を、この熱間圧延工程S3において用いる。
具体的には、均質化熱処理工程S2を終えた所定の厚さのコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を巻き出し機にセットする。前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1から、前記マグネシウム合金板材1の一端を引き出し、前記マグネシウム合金板材1のコイル部分を展開する。前記マグネシウムの合金板材1の引き出された部分(引き出し部1c)は、巻き取り機5側にライン上を移動される。
前記引き出し部1cは、まず、高速加熱装置2で、目標温度300〜350℃、温度ばらつき範囲が±25℃以内の条件で、昇温加熱される。次に、圧延機3で、圧延速度1〜20m/min、圧延ロールの表面温度を室温から350℃の条件で圧延し、最終的に、巻き取り機5で巻き取られ、板厚1.5〜4.5mmのコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材11とされる。
[温間圧延工程S5]
温間圧延工程S5は、圧延処理温度を250℃未満で、所定の厚さのコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を目的の厚さの所定の厚さのマグネシウム合金圧延材11に加工するための工程である。本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法を、この温間圧延工程S5においても用いる。
具体的には、前記熱間圧延工程を終えた所定の厚さのコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を巻き出し機4にセットする。前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1から、前記マグネシウム合金板材1の一端を引き出し、前記マグネシウム合金板材1のコイル部分を展開する。前記マグネシウムの合金板材1の引き出された部分(引き出し部1c)は、巻き取り機5側にライン上を移動される。
前記引き出し部1cは、まず、高速加熱装置2で、目標温度200〜250℃、温度ばらつき範囲が±25℃以内の条件で、昇温加熱される。次に、圧延機3で、圧延速度1〜10m/min、圧延ロールの表面温度を室温から350℃の条件で、圧延され、最終的に、巻き取り機5で巻き取られ、板厚0.3〜1.5mmのコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材11とされる。
以下、本発明の効果について説明する。
温間圧延工程S5は、圧延処理温度を250℃未満で、所定の厚さのコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を目的の厚さの所定の厚さのマグネシウム合金圧延材11に加工するための工程である。本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法を、この温間圧延工程S5においても用いる。
具体的には、前記熱間圧延工程を終えた所定の厚さのコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1を巻き出し機4にセットする。前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材1から、前記マグネシウム合金板材1の一端を引き出し、前記マグネシウム合金板材1のコイル部分を展開する。前記マグネシウムの合金板材1の引き出された部分(引き出し部1c)は、巻き取り機5側にライン上を移動される。
前記引き出し部1cは、まず、高速加熱装置2で、目標温度200〜250℃、温度ばらつき範囲が±25℃以内の条件で、昇温加熱される。次に、圧延機3で、圧延速度1〜10m/min、圧延ロールの表面温度を室温から350℃の条件で、圧延され、最終的に、巻き取り機5で巻き取られ、板厚0.3〜1.5mmのコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材11とされる。
以下、本発明の効果について説明する。
本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法は、引き出されたマグネシウム合金板材1に、高速加熱装置2に備えられた赤外線ランプ20a〜20eおよび21a〜21eを用いて近赤外線を照射することによりマグネシウム合金板材1を昇温加熱する昇温工程と、昇温加熱後のマグネシウム合金板材1を圧延する圧延工程とを連続的に行う構成なので、マグネシウム合金圧延材11の製造効率を向上させることができる。
本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法は、赤外線ランプ20a〜20eおよび21a〜21eがマグネシウム合金板材1の表面側1aと裏面側1bにそれぞれ5つずつ配置され、マグネシウム合金板材1の両面に近赤外線が照射されて昇温加熱される構成なので、高速に加熱を行うことができるとともに、均一に加熱を行うことができ、マグネシウム合金圧延材11の製造効率を向上させることができる。
本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法は、マグネシウム合金板材1が高さ方向の上下どちらかに偏った位置を通板したとしても、両面側に赤外線ランプ20a〜20eおよび21a〜21eが配置されているので、たとえば、赤外線ランプ20a〜20eに近づいた面が加熱されやすい反面、赤外線ランプ21a〜21eから遠のいた面は加熱されにくいこととなり、全体として均一に加熱することができるので、マグネシウム合金板材1の材料温度を容易に目標温度にすることができ、マグネシウム合金圧延板材11の品質を一定に保つことができる。
本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法は、高速加熱装置2の下流側2bに隣接して温度計18が設けられ、温度計18によって計測されたマグネシウム合金板材1の材料温度から、赤外線ランプ20a〜20eおよび21a〜21eの出力をそれぞれ調整して材料温度を目標温度の±25℃以内とする構成なので、ほぼ目標温度で圧延工程を行うことができ、マグネシウム合金圧延材11の品質を一定に保つことができる。
本発明の実施形態であるマグネシウム合金圧延材11の製造方法は、圧延機3の圧延ロールの表面温度を室温から350℃以下の温度とする構成なので、安定して圧延を行うことができ、マグネシウム合金圧延材11の品質特性を向上させるとともに、室温に近い温度でマグネシウム合金圧延材11を取り出すことができるので、マグネシウム合金圧延材11の製造効率を向上させることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
[連続鋳造圧延工程] 双ロール法により連続鋳造圧延を行い、板幅400mm、厚さ5.6mmのAZ31からなるコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を作製した。
[熱間圧延工程] 次に、前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を、本発明の製造装置の巻き出し部にセットし、熱間圧延を行った。具体的には、高速加熱装置での目標温度を320℃、温度ばらつき±25℃以内、圧延機の圧延ロールの表面温度を200℃とし、圧延速度5m/minという条件に設定して、加熱と圧延を連続的に行い、板厚2mmのコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を作製した。
[均質化熱処理工程] 次に、前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を熱処理炉にいれて、420℃の温度条件で24時間保持し、均質化熱処理工程を行った。
[温間圧延工程] さらに、前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を、本発明の製造装置の巻き出し部にセットし、温間圧延を行った。具体的には、高速加熱装置での目標温度を220℃、温度ばらつき±23℃以内、圧延機の圧延ロールの表面温度を100℃とし、圧延速度10m/minという条件に設定して、加熱と圧延を連続的に行い、板厚0.55mmのコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を作製した。
以上のように、高速に、かつ連続的にコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を製造できることを確認した。
[連続鋳造圧延工程] 双ロール法により連続鋳造圧延を行い、板幅400mm、厚さ5.6mmのAZ31からなるコイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を作製した。
[熱間圧延工程] 次に、前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を、本発明の製造装置の巻き出し部にセットし、熱間圧延を行った。具体的には、高速加熱装置での目標温度を320℃、温度ばらつき±25℃以内、圧延機の圧延ロールの表面温度を200℃とし、圧延速度5m/minという条件に設定して、加熱と圧延を連続的に行い、板厚2mmのコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を作製した。
[均質化熱処理工程] 次に、前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を熱処理炉にいれて、420℃の温度条件で24時間保持し、均質化熱処理工程を行った。
[温間圧延工程] さらに、前記コイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を、本発明の製造装置の巻き出し部にセットし、温間圧延を行った。具体的には、高速加熱装置での目標温度を220℃、温度ばらつき±23℃以内、圧延機の圧延ロールの表面温度を100℃とし、圧延速度10m/minという条件に設定して、加熱と圧延を連続的に行い、板厚0.55mmのコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を作製した。
以上のように、高速に、かつ連続的にコイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材を製造できることを確認した。
本発明のマグネシウム合金圧延材の製造方法は、高品質のマグネシウム合金圧延材を製造効率よく製造する産業において利用可能性がある。
1…コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材、1c…引き出された部分、1a…表面側、1b…裏面側、2…高速加熱装置、3…圧延機、4…巻き出し機、5…巻き取り機、10…マグネシウム合金圧延材の製造装置、11…コイル状に巻かれたマグネシウム合金圧延材、18…温度計、20a、22b、20c、20d、20e、20f、20g、21a、21b、21c、21d、21e…赤外線ランプ、25…コントローラー。
Claims (4)
- コイル状に巻かれたマグネシウム合金板材を連続的に引き出して圧延する方法において、引き出された前記マグネシウム合金板材に、高速加熱装置に備えられた赤外線ランプを用いて近赤外線を照射することにより前記マグネシウム合金板材を昇温加熱する昇温工程と、前記昇温加熱後の前記マグネシウム合金板材を圧延する圧延工程とを連続的に行うことを特徴とするマグネシウム合金圧延材の製造方法。
- 前記昇温工程において、前記赤外線ランプが前記マグネシウム合金板材の表面側と裏面側に少なくとも1つずつ配置され、前記マグネシウム合金板材の両面に近赤外線が照射されて昇温加熱されることを特徴とする請求項1に記載のマグネシウム合金圧延材の製造方法。
- 前記昇温工程において、前記高速加熱装置の下流側に隣接して温度計が設けられ、前記温度計によって計測された前記マグネシウム合金板材の材料温度から、前記赤外線ランプの出力を調整して材料温度を目標温度の±25℃以内とするフィードバック機構を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のマグネシウム合金圧延材の製造方法。
- 前記圧延工程において、圧延ロールの表面温度を室温から350℃の温度とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマグネシウム合金圧延材の製造方法。
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- 2007-11-19 JP JP2007299603A patent/JP2009125751A/ja active Pending
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