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JP2009118555A - 配線ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】 ビスをビス挿入孔へ挿入し易く、かつ、ビス挿入孔から抜け難くすることができる、配線ボックスを提供する。
【解決手段】 配線ボックス4は、ボックス本体5と、ビス3を固定するためのビス固定具6とからなる。ボックス本体5は、器具取付部5aを備える。その器具取付部5aは、ビス3が挿入されるビス挿入孔5bと、そのビス挿入孔5bに連通してビス固定具6が収容される収容部5cとを有する。一方、ビス固定具6は、ビス3の挿入方向Pに沿うように設けられる一対の基板部6a、6aと、それら基板部6a、6aを連結する連結板部6dと、基板部6aからビス挿入孔5bに向かって延設される弾性片6bとを備える。そして、弾性片6bの先端部分が、ビス軸外周面3aに係合してビス3を抜け止め状態に係止する係止部6cとなる。そこで、基板部6aが外方へ変位可能となるよう、前記収容部5cには、許容空間5eが形成される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、器具がビスを用いて取り付け固定される配線ボックスに関するものである。
従来、配線ボックスとして、図8に示されるものがあった(例えば、特許文献1参照)。この配線ボックス14は、建物の壁11の裏側に配備されるものであって、配線ボックス14には、器具12がビス13を用いて取り付け固定された。ここで、配線ボックス14は、ボックス本体15の周壁15aから内側へ突出したボス部15bを備えており、そのボス部15bに、ビス13を固定するためのビス固定具16が収容されていた。そして、このビス固定具16は、基板部16aから延設された弾性片16bを備えており、その弾性片16bが、ボス部15bのビス挿入孔15cに挿入されたビス13の雄ねじに係合することで、そのビス13の抜けを阻止した。
特開2007−74808号
ところで、前記従来の配線ボックス14にあっては、ビス固定具16の弾性片16bが弾性変形することで、ビス13のビス挿入孔15cへの進入を許容したが、この弾性片16bを弾性変形し易くすると、ビス13の抜けに対する弾性片16bの突っ張り力が低下していまい好ましくなかった。また、弾性片16bの突っ張り力を優先するよう、例えば、弾性片16bの板厚を厚くすると、ビス13がビス挿入孔15cに進入する際に、弾性片16bが抵抗して、ビス13をビス挿入孔15cに挿入し難くなった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ビスをビス挿入孔へ挿入し易く、かつ、ビス挿入孔から抜け難くすることができる、配線ボックスを提供することにある。
この発明に係る配線ボックスは、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る配線ボックスは、器具がビスを用いて取り付け固定される配線ボックスであって、ボックス本体と、前記ビスを固定するためのビス固定具とからなる。ここにおいて、前記ボックス本体は、前記器具が取り付けられる器具取付部を備える。そして、前記器具取付部は、前記ビスが挿入されるビス挿入孔と、そのビス挿入孔に連通して前記ビス固定具が収容される収容部とを有する。一方、前記ビス固定具は、前記ビスの前記ビス挿入孔への挿入方向に沿うように設けられる、一つまたは複数の基板部と、前記基板部の少なくとも一つから前記ビス挿入孔に向かって延設される弾性片とを備える。そこで、前記弾性片の先端部分が、前記ビス挿入孔に挿入された前記ビスのビス軸外周面に係合してそのビスを抜け止め状態に係止する係止部となる。そして、前記弾性片は、前記ビスの前記ビス挿入孔への挿入を許容すべくそのビスに押されて、前記ビス挿入孔の中心から離れる方向である外方に弾性変形するとともに、元の位置に戻ろうとする復帰力を備える。また、前記弾性片が設けられた前記基板部は、前記ビスの前記ビス挿入孔への挿入による前記弾性片の前記外方への弾性変形量を少なくすべく、その基板部の弾性により前記外方へ変位可能、かつ、その基板部の元の位置に戻ろうとする復帰力により前記弾性片を前記ビス軸外周面へ向けて押圧するよう構成される。そして、前記収容部には、前記ビスの前記ビス挿入孔への挿入による前記基板部の前記外方への変位を許容する許容空間が、形成されている。
これにより、この配線ボックスに器具を取り付けるには、ボックス本体の器具取付部に設けられたビス挿入孔に、ビスを押し込むようにして挿入する。ここにおいて、器具取付部の収容部に収容されたビス固定具の弾性片が、ビスに押されて、ビス挿入孔の中心から離れる方向である外方に弾性変形することで、ビスの挿入を許容する。この際、収容部には許容空間が形成されているため、弾性片が設けられた基板部は、その基板部の弾性により前記外方へ変位し、ビスの挿入による弾性片の前記外方への弾性変形量を少なくする。こうして、基板部が弾性変形することで、弾性片の弾性変形量を少なくすることができ、このため、ビスは、ビス挿入孔に容易に挿入される。そして、ビスがビス挿入孔に挿入されると、弾性片の先端部分の係止部が、ビス軸外周面に係合してビスを抜け止め状態にする。このようにして、ビスがボックス本体の器具取付部に固定され、器具は、配線ボックスに取り付け固定される。ここで、ビスには、基板部の復帰力が、弾性片を通して作用しているため、ビスに抜け方向の外力が作用しても、ビスはビス挿入孔から抜け難い。
また、請求項2に記載の発明に係る配線ボックスは、請求項1に記載の配線ボックスにおいて、前記ビス固定具は、少なくとも一対の前記基板部と、それら基板部の一側を連結する連結板部とを備える。そして、前記連結板部は、前記ビスが挿通される通孔を備えて、前記ビスの挿入方向に交差するように配置される。
また、請求項3に記載の発明に係る配線ボックスは、請求項2に記載の配線ボックスにおいて、前記基板部の全てに前記弾性片が設けられる。こうして、基板部の全てに弾性片が設けられることで、これら弾性片によって、ビスをバランスよく係止することができる。
また、請求項4に記載の発明に係る配線ボックスは、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配線ボックスにおいて、前記基板部には、前記弾性片が、前記ビスの挿入方向に沿って複数段設けられる。
また、請求項5に記載の発明に係る配線ボックスは、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配線ボックスにおいて、前記収容部には、前記許容空間へと入る前記基板部を所定以上前記外方へ変位しないように規制する規制部が設けられる。こうして規制部が設けられることで、ビスに抜け方向の外力が作用した際、規制部によって、基板部の前記外方への所定以上の変位が規制されるため、ビスを、ビス挿入孔から一層抜け難くすることができる。
また、請求項6に記載の発明に係る配線ボックスは、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の配線ボックスにおいて、前記ビス固定具は、金属製となっている。
この発明に係る配線ボックスによれば、ビス固定具の弾性片を、弾性を備えた基板部に設けることで、ビスの挿入に対しては、弾性片の弾性変形量を少なくすることができ、挿入されたビスへの抜け方向の外力に対しては、ビスに基板部の復帰力が作用するため、ビスをビス挿入孔へ挿入し易く、かつ、ビス挿入孔から抜け難くすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、建物の壁である。2は、器具であって、コンセントとかスイッチ等の配線器具2a(器具本体)が保持パネル2bに取り付けられてなる。3は、ビスである。4は、前記器具2がビス3を用いて取り付け固定される配線ボックスである。
ここで、器具2においては、保持パネル2bが枠状に形成されており、その枠内に、配線器具2aが取り付けられる。そして、保持パネル2bには、その各側、例えば上下の各側に、ビス3が挿通される孔2cが形成されている。
配線ボックス4は、ボックス本体5と、前記ビス3を固定するためのビス固定具6とからなる。ここにおいて、ボックス本体5は、前記器具2が取り付けられる器具取付部5aを備える。この器具取付部5aは、前記ビス3が挿入されるビス挿入孔5bと、そのビス挿入孔5bに連通してビス固定具6が収容される収容部5cとを有する。一方、ビス固定具6は、ビス3の前記ビス挿入孔5bへの挿入方向Pに沿うように設けられる、一つまたは複数の基板部6aと、その基板部6aの少なくと一つからビス挿入孔5bに向かって延設される弾性片6bとを備える。そして、その弾性片6bの先端部分が、ビス挿入孔5bに挿入されたビス3のビス軸外周面3aに係合してそのビス3を抜け止め状態に係止する係止部6cとなり、かつ、弾性片6bは、ビス3のビス挿入孔5bへの挿入を許容すべくそのビス3に押されて、ビス挿入孔5bの中心5dから離れる方向である外方に弾性変形するとともに、元の位置に戻ろうとする復帰力を備える。また、弾性片6bが設けられた前記基板部6aは、ビス3のビス挿入孔5bへの挿入による弾性片6bの前記外方への弾性変形量を少なくすべく、その基板部6aの弾性により前記外方へ変位可能、かつ、その基板部6aの元の位置に戻ろうとする復帰力により弾性片6bをビス軸外周面3aへ向けて押圧するよう構成されている。そこで、ボックス本体5における器具取付部5aの収容部5cには、ビス3のビス挿入孔5bへの挿入による前記基板部6aの前記外方への変位を許容する許容空間5eが、形成されている。
具体的には、ボックス本体5は、例えば合成樹脂製であって、前側が開放された箱形形状、例えば直方体形状をしている。そこで、前記器具取付部5aは、ボックス本体5の周壁5fの前端部分から、内側に突出するようにして形成される。そして、この器具取付部5aに、ボックス本体5の前側から後方に向かって、前記ビス挿入孔5bが形成される。さらに、器具取付部5aには、前記収容部5cが、ビス挿入孔5bと交差する方向に延設されて、その交差する方向に開口するよう形成されている。詳細には、収容部5cは、ビス挿入孔5bと直交する方向に延設されて、その直交する方向に開口(図示実施の形態においては、ボックス本体5の周壁5f外面に開口)している。そして、この収容部5cは、図2に示すように、基板部6aの外側に前記許容空間5eを有しており、また、収容部5cには、許容空間5eへと入る基板部6aを所定以上前記外方へ変位しないように規制する規制部5gが設けられている。詳細には、この規制部5gは、収容部5c(詳しくは、許容空間5e)の外縁を形成する壁面からなっている。また、収容部5cは、ビス固定具6を、後述する基体6fの連結板部6d側で支持するように、幅狭に形成された支持凹部5xを有している。
ビス固定具6は、金属製であって、ばね性を有する板材、例えば、鋼板とか銅合金板等の金属板からなる。このビス固定具6は、少なくとも一対の前記基板部6a、6a(図示実施の形態においては、一対の基板部6a、6a)と、それら基板部6a、6aの一側を連結する連結板部6dとを備え、その連結板部6dは、ビス3が挿通される通孔6eを備えて、ビス3の挿入方向Pに交差するように配置される。そして、図示実施の形態においては、基板部6a、6aの全てに前記弾性片6bが設けられる。詳細には、ビス固定具6は、一対の基板部6a、6aとそれら基板部6a、6aの一側を連結する連結板部6dとで全体がほぼU字状もしくはほぼコ字状に形成された基体6fを備えている。そして、基板部6a、6aは、ビス挿入孔5bに挿入されたビス3の側方に、そのビス3を挟むように立設される。そして、弾性片6bは、この基板部6aからビス軸外周面3aへ向けて(つまり、内側へ向けて)延設される。ここにおいて、連結板部6dは、基板部6a、6aの、ビス3の挿入方向P側を連結している。また、弾性片6bは、ビス3のビス軸心3bに対する角度A3が45°以内にあるように、ビス3のビス挿入孔5bへの挿入方向Pへ向けて傾斜した状態で、ビス軸外周面3aに係合するよう構成されている。そして、弾性片6bの先端は、ビス挿入孔5bに挿入されたビス軸外周面3aに沿うように、弧状に形成されるとともに、弾性片6bの係止部6cは、弧状部分の両側においては、ビス軸心3bとの角度が大きくなるよう折れ曲がって形成されている(図2、図3参照)。
ところで、ビス軸心3bに対する弾性片6bの角度A3は、弾性片6bがビス軸外周面3aに係合する前から、つまりビス固定具6が単独の状態で、45°以内にあるのが好ましい。こうすることで、ビス3をビス挿入孔5bに挿入する際、弾性片6bは、ビス3に押されて容易に変形し、この挿入がし易くなる。そして、角度A3は、弾性片6bがビス軸外周面3aに係合したときには、係合する前の角度以下となることから、角度A3が、弾性片6bがビス軸外周面3aに係合する前において45°以内にあれば、係合したときには、当然に45°以内にある。
また、ビス固定具6は、ビス3の挿入方向Pへ向けて傾斜した状態で、ビス軸外周面3aに係合するよう構成されているため、ビス3を挿入方向Pへ進める場合に比して、抜け方向Qへ後退させる場合の方が、基板部6aが外方へ変位する量が大となる。したがって、前記規制部5gは、ビス3を挿入方向Pへ進める場合には、基板部6aの外方への変位を規制することなく、ビス3を抜け方向Qへ後退させて、基板部6aが所定以上外方へ変位しようとした場合に、その基板部6aを規制するような位置に設けられるのが望ましい。
ビス3にあっては、通常のメートルねじではなく専用のねじが用いられる。このビス3は、図4に示すように、ねじ山が異形形状をしており、ビス軸外周面3aにおけるねじ山の、ビス軸基端側(つまり、ビス3の頭部側)となる第1面3cは、ビス軸先端側となる第2面3dより、ビス軸心3bに対する角度が大となっている。その一方で、ビス軸外周面3aに係合している弾性片6bの、ビス軸心3bに対する角度A3は、前記第2面3dの、ビス軸心3bに対する角度A2以上となっている。詳細には、前記第1面3cの、ビス軸心3bに対する角度A1は、例えば、90°であって、前記第2面3dの、ビス軸心3bに対する角度A2は、例えば、30°となっている。そこで、ビス軸外周面3aに係合している弾性片6bの、ビス軸心3bに対する角度A3は、30°〜45°の範囲内となる。
次に、以上の構成からなる配線ボックス4の作用効果について説明する。この配線ボックス4は、予め、壁1の裏側の柱等に、木ねじ等の固着具により取り付けられている。そこで、この配線ボックス4に器具2を取り付けるには、配線ボックス4に対応して壁1に明けられた壁孔1a部分における、壁1の表面に、器具2を宛がう。その後、ビス3を器具2(詳細には、保持パネル2b)に明けられた孔2cに通し、続いて、ボックス本体5の器具取付部5aに設けられたビス挿入孔5bに、ビス3を押し込むようにして挿入する。
ここにおいて、器具取付部5aの収容部5cに収容されたビス固定具6の弾性片6b、6bが、ビス3に押されて、ビス挿入孔5bの中心5dから離れる方向である外方に弾性変形することで、ビス3の挿入を許容する。この際、収容部5cには許容空間5eが形成されているため、弾性片6bが設けられた基板部6aは、その基板部6aの弾性により前記外方(許容空間5e側)へ変位し、ビス3の挿入による弾性片6bの前記外方への弾性変形量を少なくする。こうして、基板部6aが弾性変形することで、弾性片6bの弾性変形量を少なくすることができ、このため、ビス3は、ビス挿入孔5bに容易に挿入される。そして、ビス3がビス挿入孔5bに挿入されると、弾性片6bの先端部分の係止部6cが、ビス軸外周面3aに係合してビス3を抜け止め状態にする。このようにして、ビス3がボックス本体5の器具取付部5aに固定され、器具2は、配線ボックス4に取り付け固定される。ここで、ビス3には、基板部6aの復帰力が、弾性片6bを通して作用しているため、ビス3に抜け方向Qの外力が作用しても、ビス3はビス挿入孔5bから抜け難い。すなわち、ビス固定具6の弾性片6bを、弾性を備えた基板部6aに設けることで、ビス3の挿入に対しては、弾性片6bの弾性変形量を少なくすることができ、挿入されたビス3への抜け方向Qの外力に対しては、ビス3に基板部6aの復帰力が作用するため、ビス3をビス挿入孔5bへ挿入し易く、かつ、ビス挿入孔5bから抜け難くすることができる。
また、ビス固定具6が収容される収容部5cには、許容空間5eへと入る基板部6aを所定以上前記外方へ変位しないように規制する規制部5gが設けられており、これによって、ビス3に抜け方向Qの外力が作用した際、規制部5gによって、基板部6aの前記外方への所定以上の変位が規制される。このため、ビス3を、ビス挿入孔5bから一層抜け難くすることができる。
また、ビス挿入孔5bに挿入されたビス3への抜け方向Qの外力に対して、ビス軸外周面3aに係合した弾性片6bが、ビス3の抜け方向Qへ撓もうとするが、ビス軸心3bに対する角度A3が45°以内にある弾性片6bは、この撓みに対する突っ張り力が大きく、撓みに対して、つまりビス3の抜けに対して強く抵抗することができる。
また、ビス固定具6は、少なくとも一対の基板部6a、6a(図示実施の形態においては、一対の基板部6a、6a)の全てに弾性片6bが設けられており、これら弾性片6b、6bによって、ビス3をバランスよく係止することができる。
また、ビス固定具6は、金属製であることから、弾性片6bにおける弾性力を高めることができるとともに、その弾性力を長期に渡って保つことができる。
また、ビス3にあっては、ねじ山における、ビス軸基端側となる第1面3cを、ビス軸先端側となる第2面3dより、ビス軸心3bに対する角度を大となるよう設定することで、つまりA1>A2とすることで、ビス軸外周面3aにおけるねじ山の前記第1面3cに係合する弾性片6bによってビス3を的確に係止することができる。そして、ビス軸外周面3aに係合している弾性片6bの、ビス軸心3bに対する角度A3を、第2面3dの、ビス軸心3bに対する角度A2以上となるよう設定することで、弾性片6bを、ねじ山の第1面3cに深く係合させることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、ボックス本体5は、一体に形成されたものでなくとも、例えば、箱形のボックス部材と、そのボックス部材の前面に取り付けられる枠部材とからなる等、複数部材が組み合わされて形成されてもよい。
また、配線ボックス4に器具2を取り付けるにあたって、ビス3を器具取付部5aのビス挿入孔5bに挿入した後に、ビス3を締め込むように回動してもよい。こうすることで、器具取付部5aに対してビス3ががたつくことなく、器具2を配線ボックス4にしっかりと固定することができる。
また、ビス固定具6において、連結板部6dは、基板部6a、6aの、ビス3の挿入方向P側を連結しているが、図5に示すように、基板部6a、6aの、ビス3の抜け方向Q側を連結してもよい。
また、弾性片6bは、各基板部6aに一つ設けられているが、基板部6aには、弾性片6bが、ビス3の挿入方向Pに沿って複数段設けられてもよい。ここで、図6に示す例では、各基板部6aに、弾性片6bが、ビス3の挿入方向Pに沿って二段設けられているが、勿論三段以上設けられてもよい。また、弾性片6bは、それぞれの基板部6a、6aで、設けられる数が同じでなくともよく、特に、弾性片6bが設けられない基板部6aがあってもよい。
また、ビス固定具6は、基板部6aを複数備えていなくとも、図7に示すように、一つのみ備え、その基板部6aから弾性片6bが延設されてもよい。そして、この実施態様においては、収容部5cには、ビス固定具6を、基板部6aの一側で支持するように、その一側が差し込まれる支持溝5yが設けられている。なお、この図において、弾性片6bは、基板部6aに一つ設けられているが、ビス3の挿入方向Pに沿って複数段設けられてもよい。
また、ビス固定具6における弾性片6bの、ビス軸心3bに対する角度A3は、30°〜45°の範囲内となっていなくとも、30°未満であったり、45°を越えてもよい。
また、ビス軸外周面3aにおけるねじ山の、第1面3cの角度A1および第2面3dの角度A2は、前述の値に限定されるものではないのは勿論である。また、ビス3は、ねじ山が異形形状をしていなくとも、通常のメートルねじ等であっても構わない。
この発明に係る配線ボックスの一実施の形態の、縦断面図である。 同じく、図1におけるA−A線による拡大断面図である。 同じく、図2におけるB−B線による断面図である。 同じく、図2におけるC部拡大図である。 この発明の第1変形態様を示す、図2相当図である。 この発明の第2変形態様を示す、図2相当図である。 この発明の第3変形態様を示す、図2相当図である。 従来の配線ボックスを示す縦断面図である。
符号の説明
2 器具
3 ビス
3a ビス軸外周面
4 配線ボックス
5 ボックス本体
5a 器具取付部
5b ビス挿入孔
5c 収容部
5d ビス挿入孔の中心
5e 許容空間
5g 規制部
6 ビス固定具
6a 基板部
6b 弾性片
6c 係止部
6d 連結板部
6e 通孔
P 挿入方向
Q 抜け方向

Claims (6)

  1. 器具がビスを用いて取り付け固定される配線ボックスであって、
    ボックス本体と、前記ビスを固定するためのビス固定具とからなり、
    前記ボックス本体は、前記器具が取り付けられる器具取付部を備え、
    前記器具取付部は、前記ビスが挿入されるビス挿入孔と、そのビス挿入孔に連通して前記ビス固定具が収容される収容部とを有し、
    前記ビス固定具は、前記ビスの前記ビス挿入孔への挿入方向に沿うように設けられる、一つまたは複数の基板部と、前記基板部の少なくとも一つから前記ビス挿入孔に向かって延設される弾性片とを備え、
    前記弾性片の先端部分が、前記ビス挿入孔に挿入された前記ビスのビス軸外周面に係合してそのビスを抜け止め状態に係止する係止部となり、かつ、前記弾性片は、前記ビスの前記ビス挿入孔への挿入を許容すべくそのビスに押されて、前記ビス挿入孔の中心から離れる方向である外方に弾性変形するとともに、元の位置に戻ろうとする復帰力を備え、
    前記弾性片が設けられた前記基板部は、前記ビスの前記ビス挿入孔への挿入による前記弾性片の前記外方への弾性変形量を少なくすべく、その基板部の弾性により前記外方へ変位可能、かつ、その基板部の元の位置に戻ろうとする復帰力により前記弾性片を前記ビス軸外周面へ向けて押圧するよう構成され、
    前記収容部には、前記ビスの前記ビス挿入孔への挿入による前記基板部の前記外方への変位を許容する許容空間が、形成されていることを特徴とする、配線ボックス。
  2. 前記ビス固定具は、少なくとも一対の前記基板部と、それら基板部の一側を連結する連結板部とを備え、
    前記連結板部は、前記ビスが挿通される通孔を備えて、前記ビスの挿入方向に交差するように配置されることを特徴とする、請求項1に記載の配線ボックス。
  3. 前記基板部の全てに前記弾性片が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の配線ボックス。
  4. 前記基板部には、前記弾性片が、前記ビスの挿入方向に沿って複数段設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の配線ボックス。
  5. 前記収容部には、前記許容空間へと入る前記基板部を所定以上前記外方へ変位しないように規制する規制部が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配線ボックス。
  6. 前記ビス固定具は、金属製であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の配線ボックス。
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