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JP2009100600A - インバータ制御装置とその制御方法 - Google Patents

インバータ制御装置とその制御方法 Download PDF

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JP2009100600A JP2007271829A JP2007271829A JP2009100600A JP 2009100600 A JP2009100600 A JP 2009100600A JP 2007271829 A JP2007271829 A JP 2007271829A JP 2007271829 A JP2007271829 A JP 2007271829A JP 2009100600 A JP2009100600 A JP 2009100600A
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Abstract

【課題】 電動機パラメータが変化しても位置推定誤差を抑制するとともに、トルク振動やトルク脈動のない安定的な駆動ができる位置センサレス制御によるインバータ制御装置を提供する。
【解決手段】 γ−δ軸に対しπ/4[rad]遅れたγ−δ軸を設定し、電動機(6)の誘起電圧モデルをγ−δ軸に設け、電圧指令値及び電流検出値を用いて、電動機(6)の電流値及び誘起電圧値を推定演算する誘起電圧推定器(10)と、誘起電圧値を用いてd−q軸とγ−δ軸の位相差Δθを算出する軸誤差演算器(11)を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、永久磁石を回転子とする永久磁石型同期電動機を速度・位置検出器を用いずに駆動するインバータ制御装置とその制御方法に関する。
従来の永久磁石型同期電動機を速度・位置検出器を用いずに駆動するインバータ制御装置は、同期電動機の誘起電圧を用いる方法として、電動機の指定磁軸であるγ軸とπ/2[rad]進んだδ軸からなる座標系において、回転子速度指令ωRREFの絶対値が大きくなる程小さくなる分配ゲインKと回転子速度指令ωRREFの絶対値が大きくなる程大きくなる分配ゲインKを用い、回転子速度指令ωRREFにKを、同期電動機の誘起電圧もしくは誘起電圧推定値より求めた回転子速度推定値ωRPにKをそれぞれ乗じたものを加算し、指定磁軸のγ−δ軸の回転子速度ωRγを決定している(例えば、特許文献1参照)。また、同期電動機の突極性を用いる方法として、推定磁束軸に高周波信号を重畳し、磁束位置の誤差信号を高周波信号と同じ周波数成分の電圧、電流検出信号から抽出して磁束の大きさと位置を推定し、ゼロ速度、ゼロ出力周波数領域を含む全ての駆動範囲で安定制御を行うものもある(例えば、特許文献2参照)。さらに、運転中に変化するq軸インダクタンスLを過渡同定モデルを用いて同定し、速度や位置を推定する位置推定器で用いて位置推定精度を向上させているものもある(例えば、非特許文献1参照)。
一般に、同期電動機の発生する誘起電圧を用いて速度・位置を推定する際に用いられる同期電動機の誘起電圧モデルは、γ−δ座標系に構築され、そのモデルは(1)、(2)式で示される。
ここで、
また、d−q軸とγ−δ軸の位相差Δθは(3)式で求められる。

ここで、d軸インダクタンスLは負荷に対してほとんど変化しないが、q軸インダクタンスLは大きく変化することが知られている。
図4において、101は分配ゲイン発生器、102は速度コントローラ、103はγ軸電流指令発生器、104はδ軸電流コントローラ、105はγ軸電流コントローラ、106はベクトル制御回路、107はインバータ回路、108は同期電動機、109は3相2相変換器、110はγ−δ軸電流・誘起電圧推定器、111は比例制御用速度演算器、112は磁軸演算器、113は積分、磁軸回転用速度演算器である。
速度指令ωRREFにより分配ゲイン発生器101が分配ゲインK、Kを作成し、γ軸指令iγREFは、iγREFL:低速時指令、iγREFH:高速時指令とK、Kをγ軸電流指令発生器103に入力して作成する。速度コントローラ102はδ軸電流iδREF(k+1)を出力し、δ軸電流コントローラ104及びγ軸電流コントローラ105よりδ、γ軸電圧指令vδREF、vγREFを出力し、ベクトル制御回路106に入力される。ベクトル制御回路106には、磁軸演算器112よりθest(k+1)を入力し、電圧の大きさ、位置角をインバータ回路107に入力する。インバータ回路107は同期電動機108に電流を供給する。3相2相変換器109にiu、iwを入力し、回転子座標系γ−δ軸電流を作成する。これをγ−δ軸電流・誘起電圧推定器110に入力し、あわせて電圧指令vδREF、vγREFを入力する。γ−δ軸電流・誘起電圧推定器110により誘起電圧推定値εδest(k+1)、εγest(k+1)を比例制御用速度演算器111に入力し、指令制御用速度ωRPestを出力する。一方、iγest(k+1)、iδest(k+1)はδ軸電流コントローラ104及びγ軸電流コントローラ105に入力され、電圧指令を作成する。ωRPestとωRREF、分配ゲインK、Kが積分、磁軸回転用速度演算器113に入力され、磁軸の回転速度ωRγestを出力する。
なお、誘起電圧推定器110は、誘起電圧値εγest、εδestを(4)式で、速度推定値ωRPestを(5)式で演算する。
但し、ωRφest:仮回転子速度推定値、K:比例ゲイン、T:演算周期、K〜K:オブザーバゲイン。
このように、従来のインバータ制御装置は、同期電動機の誘起電圧を推定演算し、γ―δ軸に構築された誘起電圧モデル式に基づき、同期電動機の回転子速度や磁極位置を推定演算するのである。
特開平10−174499号公報(第7頁、図2) 特開2003−299381号公報(第7頁、図1) 平成18年電気学会産業応用部門大会、No.1−106、p.533−536(2006−3)
従来の永久磁石型同期電動機を速度・位置検出器を用いずに駆動するインバータ制御装置は、誘起電圧モデル式に含まれる固定子抵抗R、d軸インダクタンスL、q軸インダクタンスL及び誘起電圧定数φといった電動機パラメータに誤差があると、推定された誘起電圧値に誤差が生じ、結果として回転子速度推定値に誤差が発生したり、電動機の回転が振動したりするという問題があった。また、高周波信号を重畳する場合は、重畳する信号によりトルク振動が発生し、低速時と高速時の適応調整器を速度に応じて切り替え装置を必要とするという問題があった。さらに、過渡同定モデルを用いる場合は、同定用信号として瞬時変化の伴うq軸電流を必要とするために、トルク脈動が発生するという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、電動機パラメータが変化しても位置推定誤差を抑制するとともに、トルク振動やトルク脈動のない安定的な駆動ができる位置センサレス制御によるインバータ制御装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、永久磁石を回転子とする永久磁石型同期電動機に電圧を供給するインバータ部と、前記電動機に流れる電動機電流を検出する電流検出器と、前記電動機の磁軸をd、d軸からπ/2[rad]進んだqからなるd−q軸と、電動機の指定磁軸をγ、γ軸からπ/2[rad]進んだδからなるγ−δ軸の位相差Δθをゼロとするようにして前記電動機の磁極位置及び回転子速度を推定演算する位置速度推定器を備えたインバータ制御装置において、γ−δ軸に対しπ/4[rad]遅れたγ−δ軸を設定し、前記電動機の誘起電圧モデルをγ−δ軸に設け、電圧指令値及び電流検出値を用いて、前記電動機の電流値及び誘起電圧値を推定演算する誘起電圧推定器と、前記誘起電圧値を用いて前記位相差Δθを算出する軸誤差演算器を備えるようにするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記誘起電圧モデルは、
但し、
によって示される近似誘起電圧モデルとするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記誘起電圧推定器は、γ−δ座標系の前記電圧指令値、前記電流検出値及び前記回転子速度を用いて、前記電動機電流及び前記誘起電圧を推定演算する状態オブザーバとするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記誤差演算器は、前記誘起電圧値を入力とし、
を用いて、前記位相差Δθを演算するものである。
上記問題を解決するため、本発明は、次のようにしたのである。
請求項5に記載の発明は、永久磁石を回転子とする永久磁石型同期電動機に電圧を供給するインバータ部と、前記電動機に流れる電動機電流を検出する電流検出器と、前記電動機の磁軸をd、d軸からπ/2[rad]進んだqからなるd−q軸と、電動機の指定磁軸をγ、γ軸からπ/2[rad]進んだδからなるγ−δ軸の位相差Δθをゼロとするようにして前記電動機の磁極位置及び回転子速度を推定演算する位置速度推定器を備えたインバータ制御装置の制御方法において、γ−δ軸に対しπ/4[rad]遅れたγ−δ軸を設定し、前記電動機の誘起電圧モデルをγ−δ軸に設け、前記電圧指令値及び前記電流検出値を用いて、前記電動機の電流値及び誘起電圧値を推定演算し、前記誘起電圧値を用いて前記位相差Δθを算出するという手順をとったのである。
請求項1、2及び5に記載の発明によると、位置推定誤差を抑制し、制御対象や運転状態を限定することなく安定的な電動機駆動を実現できる。
また、請求項3と4に記載の発明によると、簡潔な演算により電流検出値から位相差Δθを算出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の位置センサレスインバータ制御装置の制御ブロック図である。図において、速度制御器1は、回転子速度指令値ωと後述する回転子速度推定値ω^を入力し、その偏差を比例・積分(PI)制御により指令通りの回転数となるようにトルク電流指令iδ を作成する。γ軸及びδ軸電流制御器2、3は、各軸の電流指令値iγ 、iδ と後述の電流値iγ、iδを入力とし、指令通りの電流となるようにそれぞれ電圧指令vγ 、vδ を作成する。ベクトル制御回路4は、γ−δ座標系での電圧指令vγ 、vδ と、後述の磁極推定位置θ^を入力し、同期電動機6に印加する電圧振幅値と電圧位相を求める。インバータ部5は、電圧振幅値と電圧位相を入力とし、各相の電圧指令v 、v 、v に変換後、同期電動機6に印加する。同期電動機6は、制御対象としてインバータ部5に接続されている。電流検出器13は、相電流をi、i、iを検出する。
また、座標変換器7は、検出された相電流をi、i、iを同期電動機6の固定子の一つの相であるα軸と、α軸からπ/2[rad]進んだβ軸からなるα‐β座標系での電流値iα、iβに変換する。座標変換器8は、電流値iα、iβをγ−δ座標系での電流値iγ、iδに変換する。変換の際は後述の磁極位置の推定値θ^を用いる。座標変換器9は、−π/4[rad]回転させる変換器であり、γ−δ座標系の電流値iγ、iδをγ−δ座標系の電流値iγ 、iδ に、また電圧指令値vγ 、vδ をvγ 、vδ に変換する。誘起電圧推定器10は、γ−δ軸に対しπ/4[rad]遅れたγ−δ軸に構成された同期電動機6の誘起電圧モデルで構成され、電圧指令値vγ 、vδ 及び電流検出値iγ 、iδ を用いて、同期電動機6の電流値及び誘起電圧推定値を演算する。また、軸誤差演算器11は、誘起電圧推定器10が推定した誘起電圧推定値を用いて位相差Δθを算出する。さらに、位置速度推定器12は、位相差Δθを入力し、回転子速度推定値ω^及び磁極位置の推定値θ^を演算して出力する。
なお、誘起電圧推定器10、軸誤差演算器11、位置速度推定器12の動作については後で詳細に説明する。
本発明が従来技術と異なる部分は、座標変換器9を追加し、さらに変更された誘起電圧推定器10と軸誤差演算器11を備えた部分である。
次に、図1に示した制御ブロック図を説明する。
座標変換器9は、γ−δ座標系での電流値iγ、iδを座標系γ−δ座標系での電流値iγ 、iδ に変換する変換器であり、その変換行列T45は(6)式に示すものとなる。また、γ−δ座標系での電圧指令値vγ 、vδ に対しても、同様の変換行列T45を用いて、座標系γ−δ座標系での電圧指令値vγ 、vδ を求めている。
誘起電圧推定器10は、時刻t=k・T(Ts:演算周期)におけるγ−δ座標系での電流値iγ 、iδ 及び電圧指令値vγ 、vδ を入力して、(7)式によりt=(k+1)・T時のγ−δ座標系での電流値iγ ^、iδ ^を、(8)式により誘起電圧εγ ^、εδ ^を推定演算している。
ここで、K11、K12、K21、K22、K31、K32、K41、K42:オブザーバゲインであり、
誘起電圧εγ 、εδ は、拡張された誘起電圧と呼ばれ、(10)式で表されるものである。
軸誤差演算器11は、推定された誘起電圧εγ ^、εδ ^を入力し、(11)式に示すεγ 、εδ を用いた逆正接関数演算を行い、d−q軸とγ−δ軸の位相差Δθを算出している。
図2は、位置速度推定器12の詳細図である。図において、21は比例・積分要素で構成された速度推定器で、上記(11)式で算出された位相差Δθが入力されると、位相差Δθが0になるように制御して、回転子速度推定値ω^を出力する。22は磁極位置演算器で、回転子速度推定値ω^に演算周期Tsを乗じて、演算周期Tsあたりの位相更新量を算出し、それを積分して磁極位置の推定値θ^として出力する。
このように、γ−δ軸からπ/4[rad]遅れたγ−δ軸に同期電動機の誘起電圧モデルを構成し、電圧指令値vγ 、vδ 及び電流検出値iγ 、iδ を用いて、誘起電圧推定値を演算して、位相差Δθ、回転子速度推定値ω^、磁極位置の推定値θ^を推定演算している。
次に、γ−δ座標上で位置推定すると、電動機パラメータが変化しても、いかにして位置推定誤差を抑制できるかについて説明する。
図3は、γ−δ座標系とγ‐δ座標系での軽負荷時および重負荷時のインピーダンス軌跡図である。図において、31は軽負荷時のインピーダンス軌跡、32は重負荷時のインピーダンス軌跡、33は永久磁石回転子、34はδ軸における負荷変動によるインピーダンスの変化を表しており、35はδ軸における負荷変動によるインピーダンスの変化を表している。
ここで、各座標系の相対関係についてまとめておく。α−β座標系は固定子巻線の一つの相を基準とした固定座標系、d−q座標系はα‐β座標系からθだけ進んだ位相にある座標系で回転子磁軸を基準としている。また、γ−δ座標系はd−q座標系に対しΔθだけ遅れ、γ−δ座標系はγ−δ座標系に対しπ/4[rad]だけ遅れている。
図3において、埋め込み型永久磁石電動機(IPM)のように突極性がある電動機のインピーダンス軌跡は、磁極方向に対し、直交する方向の径の大きな楕円形31となる。しかし、突極性がある電動機のインダクタンスは、電動機に流れる電流が大きい程小さくなり、d軸インダクタンスよりもq軸インダクタンスの方が小さくなる程度は大きい。このため、固定子抵抗(R)を一定とすると、軽負荷時には楕円形31であったインピーダンス軌跡は、円32に近づく。
このようなインピーダンス軌跡を有する電動機に対し、従来技術のようにγ−δ座標系に誘起電圧モデルを構築すると、位相差Δθを算出する際、q軸インダクタンスLのパラメータ誤差は分子と分母の変化が同じ比率でなく不均衡を生じる。このため、従来技術で説明した(3)式で位相差Δθを演算すると位相誤差を発生してしまう。
ところが、本発明のようにγ−δ座標系に誘起電圧モデルを構築すると、iγ 、iδ はほぼ等しくなるため、q軸インダクタンスLのパラメータ誤差は、推定する誘起電圧εγ 、εδ に同じ大きさの影響を与える。このため、q軸インダクタンスLのパラメータ誤差はεδ /εγ では影響を与えず、演算する位相差Δθの誤差を抑制することとなる。
換言すれば、γ−δ座標系に誘起電圧モデルを構築すると、負荷変動よるδ軸上のインダクタンスの変化分34に対してδ軸上のインダクタンスの変化分35を小さく抑えることが出来、誘起電圧モデル中のインダクタンスL、Lのパラメータ誤差を抑制することと同様の効果を得ている。
また、誘起電圧定数φについても、γ−δ座標系に誘起電圧モデルを構築すると誘起電圧定数φのパラメータ誤差はεδにのみに影響を与えるが、γ−δ座標系に構築するとπ/4[rad]のsinとcosの値は等しいので、通常の制御状態である位相差Δθが0付近では、誘起電圧定数φのパラメータ誤差はεγ 、εδ に等しく影響してキャンセルされ、演算する位相差Δθには誤差は発生しない。
このように、q軸インダクタンスLや誘起電圧定数φの変化に対して、位相差Δθの推定性能の劣化を抑制した位置推定が行え、さらには高周波信号の重畳や同定用信号を入力していないので、安定的でトルク振動のない電動機駆動を実現できる。
本発明の第1実施例を示すインバータ制御装置の制御ブロック図 本発明の位置速度推定器12の詳細図 本発明の動作を説明するγ−δ座標系とγ−δ座標系における軽負荷時および重負荷時のインピーダンス軌跡図 従来のインバータ制御装置の制御ブロック図
符号の説明
1 速度制御器
2 d軸電流制御器
3 q軸電流制御器
4 ベクトル制御回路
5 インバータ部
6 同期電動機
7、8、9 座標変換器
10 誘起電圧推定器
11 軸誤差演算器
12 位置速度推定器
13 電流検出器
21 速度推定器
22 磁極位置演算器
31 軽負荷時インピーダンス軌跡
32 重負荷時インピーダンス軌跡
33 永久磁石
34 負荷によるδ軸インピーダンス変化分
35 負荷によるδ軸インピーダンス変化分
101 分配ゲイン発生器
102 速度コントローラ
103 γ軸電流指令発生器
104 δ軸電流コントローラ
105 γ軸電流コントローラ
106 ベクトル制御回路
107 インバータ回路
108 同期電動機
109 3相2相変換器
110 γ−δ軸電流・誘起電圧推定器
111 比例制御用速度演算器
112 磁軸演算器
113 積分、磁軸回転用速度演算器

Claims (5)

  1. 永久磁石を回転子とする永久磁石型同期電動機に電圧を供給するインバータ部と、前記電動機に流れる電動機電流を検出する電流検出器と、前記電動機の磁軸をd、d軸からπ/2[rad]進んだqからなるd−q軸と、電動機の指定磁軸をγ、γ軸からπ/2[rad]進んだδからなるγ−δ軸の位相差Δθをゼロとするようにして前記電動機の磁極位置及び回転子速度を推定演算する位置速度推定器を備えたインバータ制御装置において、
    γ−δ軸に対しπ/4[rad]遅れたγ−δ軸を設定し、前記電動機の誘起電圧モデルをγ−δに設け、電圧指令値及び電流検出値を用いて前記電動機の電流値及び誘起電圧値を推定演算する誘起電圧推定器と、
    前記誘起電圧値を用いて前記位相差Δθを算出する軸誤差演算器を備えたことを特徴とするインバータ制御装置。
  2. 前記誘起電圧モデルは、
    によって示される近似誘起電圧モデルであることを特徴とする請求項1記載のインバータ制御装置。
  3. 前記誘起電圧推定器は、γ−δ座標系の前記電圧指令値、前記電流検出値及び前記回転子速度を用いて、前記電動機電流及び前記誘起電圧を推定演算する状態オブザーバであることを特徴とする請求項1記載のインバータ制御装置。
  4. 前記誤差演算器は、前記誘起電圧値を入力とし、
    を用いて、前記位相差Δθを演算することを特徴とする請求項1記載のインバータ制御装置。
  5. 永久磁石を回転子とする永久磁石型同期電動機に電圧を供給するインバータ部と、前記電動機に流れる電動機電流を検出する電流検出器と、前記電動機の磁軸をd、d軸からπ/2[rad]進んだqからなるd−q軸と、電動機の指定磁軸をγ、γ軸からπ/2[rad]進んだδからなるγ−δ軸の位相差Δθをゼロとするようにして前記電動機の磁極位置及び回転子速度を推定演算する位置速度推定器を備えたインバータ制御装置の制御方法において、
    γ−δ軸に対しπ/4[rad]遅れたγ−δ軸を設定し、前記電動機の誘起電圧モデルをγ−δ軸に設け、前記電圧指令値及び前記電流検出値を用いて、前記電動機の電流値及び誘起電圧値を推定演算し、
    前記誘起電圧値を用いて前記位相差Δθを算出するという手順で処理することを特徴とするインバータ制御装置の制御方法。
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